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やよい「かに…かに…」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 15:53:36.46 ID:oPWM4tn+0
亜美「ふぅ…今日の収録は大変だったYO…」

伊織「そうね…まぁ、一番大変だったのは律子だろうけど」

あずさ「律子さん、大丈夫かしら…」

伊織「まぁ、大丈夫でしょ。あれくらいで簡単に折れてちゃ、私達のプロデューサーなんて勤まらないんだから」

亜美「んっふっふ~、いおりんは律っちゃんのこと信頼してますな~」

伊織「な、何よ。プロデューサーなんだからそれくらい言ってもいいでしょ」プイ

あずさ「あらあら~」

伊織「それで、私は一旦事務所に帰るけど…あんた達はどうするの?」

亜美「んー、亜美は帰ろっかなー。今日は真美はオフみたいだし」

あずさ「私はそうね…律子さんが戻ってくるまでその辺を散歩でもしようかしら~」

伊織「そ、そう。気をつけなさいよね」

3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 15:55:53.05 ID:oPWM4tn+0
~事務所~

伊織「ただいま…」ガチャ

伊織「って、誰もいないわね。鍵くらいかけときなさいよ…」

やよい「………」

伊織「ってあら、やよい。いたのね。他のみんなは?」

やよい「…かに…」ボソッ

伊織「は?」

やよい「かに…!!」グルリ

伊織「や、やよい…? ちょっと、どうしたのよ…」

やよい「かにー!!」ダダダダダ

伊織「ひっ…!?」

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 15:58:15.41 ID:oPWM4tn+0
やよい「かにーっ!」ババッ

伊織「わっ!?」サッ

ポロッ

伊織「あっ、シャルル!」

やよい「かにぃーっ!」パクッ

伊織「ああっ!?」

やよい「かにっ、かにっ!」ハグハグ

伊織「や、やめなさいやよい! シャルルは蟹じゃないわ!」

やよい「かにっ」ペッ

伊織「ああ、シャルル…やよいの唾液まみれになって…」

伊織「………」ゴクリ

伊織「いや、そんな場合じゃないわ。やよいは一体どうしたっていうの…?」

やよい「かに…」グルルル

8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 16:02:04.52 ID:oPWM4tn+0
伊織「やよい、どうしちゃったのよ!?」

やよい「かにかに…」キョロキョロ

伊織(駄目だわ、話が通じる気がしない!)

?『伊織ちゃーん…』

伊織「…? なんか、今声が…」キョロキョロ

雪歩「こっちこっち」ヒョコッ

伊織「雪歩!? あんた、また事務所に穴を…」

雪歩「そんなことより早く来て、やよいちゃんに気づかれちゃうよ」

伊織「わ、わかったわ…」チラ…

やよい「かに…」ウロウロ

伊織(今よ!)バッ

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 16:06:18.87 ID:oPWM4tn+0
~穴の中~

雪歩「伊織ちゃんが来て安心したよ…」

雪歩(欲を言えば真ちゃんか四条s)

伊織「雪歩、やよいはどうしちゃったの?」

雪歩「わからないの、私が来た時にはもうあんな感じで」

伊織「そう…」

雪歩「蟹と何か関係あるのかなぁ…」

伊織「そういえば、うわごとのように呟いてたわね。かに、かにって」

伊織「もしかしたら、蟹を食べさせれば元に戻るんじゃないかしら」

雪歩「私もそう思ったんだけど…」

雪歩「でも、怖くてここから出られなくて…」

伊織「雪歩なら仕方ないわね」

雪歩「うぅ…ごめんなさい…」

13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 16:09:11.53 ID:oPWM4tn+0
やよい『かに、かにーっ!!』ガタンガタン

伊織「! やよいが暴れだしたわ!」

雪歩「で、でもこの中にいれば大丈…」

やよい『かに…?』ジー…

雪歩「ああっ! こっちに気づいた、逃げなきゃ!」

伊織「逃げる…」

伊織「…ねぇ雪歩…ちょっと思ったんだけど」

雪歩「え? どうしたの、伊織ちゃん」

伊織「この穴、入り口に来られたら逃げられないじゃない!」

雪歩「ああーっ!?」

やよい『かに、かに、かに』トコトコ

16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 16:13:10.79 ID:oPWM4tn+0
伊織「雪歩! やよいがこっちまで来る前に早く出るわよ!」グイッ

雪歩「う、うん…」

タタタタ

やよい「かにぃーっ!」ブンブン

雪歩「ひぃぃぃっ!?」

伊織(事務所のドアは…やよいの反対側ね…!)

やよい「かに、かに…」ジリジリ

雪歩「や、やよいちゃんが来たけど、どうするの!?」

伊織「…雪歩、私がやよいを引きつけておくから…その間に外に逃げてちょうだい」

雪歩「え、でもそれじゃ伊織ちゃんは…」

伊織「この伊織ちゃんに心配なんていらないわよ。にひひっ」

伊織「とにかく、あんたは外に行って助けを呼んできなさい、わかったわね?」

雪歩「わ、わかった!」

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 16:16:06.03 ID:oPWM4tn+0
雪歩「でも、どうやってやよいちゃんを…」

伊織「ごめんなさいやよい…はっ!」ピョン

やよい「かに?」

雪歩「飛んだ!?」

伊織「伊織ちゃんフライングクロスチョップ!!」ビシッ!!

やよい「かにっ!?」グラ…

雪歩「やったか!?」

やよい「かにっ!!」ブンッ

伊織「きゃっ!?」

伊織(く、あんまり効いてないわね…でも)

伊織「雪歩、今のうちに!」

雪歩「は、はいっ!」タタタ

19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 16:22:00.52 ID:oPWM4tn+0
やよい「かに…」ジロ…

雪歩「ひっ…」ビクッ

伊織「雪歩! 何やってるのよ、早く!」

雪歩「で、でも…」

やよい「かにかにかにかにかにかにかにかに」カタカタカタカタ

雪歩「や…やっぱり無理ですぅー!!」ズボッ

伊織「ちょ、雪歩! 穴にいたら逃げられないって…」

雪歩『穴掘ってぇー…』

やよい「かにー…かにー…」フラフラ

伊織「雪歩! やよいがそっち行ったわよ! 早くそこから出て逃げなさい!」

雪歩『埋まってますぅー…』

伊織「くぅ…あーもう、なんでこの伊織ちゃんがこんな目に…!」バッ

やよい「かに?」

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 16:29:42.44 ID:oPWM4tn+0
伊織「ちょっと手荒な真似するけど、我慢しなさいよやよい…!」

やよい「かにかに」

伊織「伊織ちゃんコークスクリュー!」ヒュッ!

やよい「かに…」スッ

伊織「え?」

やよい「かにっ!」グオン!

伊織「きゃっ!?」バッ

伊織(は、速い…!? そして強い…!)

やよい「かにかに…」ジリ…

伊織「く…やよいの日頃のダンスレッスンの成果がこんなところに出てるというの…?」

ガチャ

響「遊びにきたぞー…って何やってるんだ伊織?」

伊織「響!」

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 16:35:15.53 ID:oPWM4tn+0
やよい「かにーかにー」

響「なんだやよいー、蟹が食べたいのか? 自分も食べたいぞ」

伊織「響! やよいの様子がおかしいのよ、なんとかして!」

響「なんとか? なんとかってどうするんだ?」

やよい「かにかにかにー」フラフラ

響「よし、とりあえず…ごめんなやよい、大人しくしててもらうぞ!」シュッ

やよい「かに」パシッ

響「…あれ?」

やよい「かに、かに」ギュンギュンギュン

響「あぎっ!?」ピッ

伊織「響の琉球空手()が通用しない…!?」

響「こ、これはちょっと予想外だな…」タラ…

25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 16:40:16.31 ID:oPWM4tn+0
響「伊織、これ以上は無理だぞ。やよいに怪我させたくないし…」

響「いや、本気出しても今のやよいには敵わないかもなー…」

やよい「かにーかにー」ガタン

伊織「でも、やよいをこのままにしておくわけにはいかないわ…正気に戻さないと…」

響「どうすればやよいは元に戻るんだ?」

伊織「そんなの、わからないわよ。でも、かにかに言ってるから蟹を食べさせればもしかしたら…」

響「なるほど、カニか…よし、自分に任せろ!」

伊織「え? あんたどうするつもりよ?」

響「やよいのためだ、すぐにカニを持ってくるぞ!」ダッ

伊織「え、ちょっと響!」

やよい「かに…」ジリ…

伊織「く…やっぱり私がやるしかないようね」

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 16:44:27.89 ID:oPWM4tn+0
~スーパー~

響「えーと、カニ…カニ…あった!」

響「え? た、高いぞ! カニってこんなにするのか!?」

響「でも…やよいのためだ、ここは自分の生活費から…」

響「うぎゃー! 財布を事務所に忘れてきたぞ!」

響「うう、伊織にあんなこと言った手前帰れないぞ…」

響「それに、今から戻って取りに行ってたら、その間に伊織が食べられちゃうぞ…」

響「うらやま…じゃないぞ、伊織が大変だ、なんとかしないと…」

響「そうだ、カニは海にもいるはずだ! 沖縄にいた頃時々見かけたぞ!」

響「待ってろカニ、やよい、伊織ー!!」ダッ

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 16:49:35.99 ID:oPWM4tn+0
~海~

響「海に来てみたものの…」

響「都会の海ってなんだか濁ってるぞ…」

響「こんなところにカニがいるのか…?」

カニ「カニカニ」

響「あっ! いたぞ! 捕まえた!」ガシッ

カニ「カニカニ」ガシッ

響「うぎゃー! こいつ、挟むな! この!」

響「ふぅ…へへ、これでやよいを助けられるさ。やっぱ自分完璧だな」

響「お前、殻とか結構傷だらけだな。まぁ、食べるんだし関係ないか。悪く思わないでほしいぞ」

カニ「カニカニ」

響「ん? なんだ、話は事務所に向かいながら聞くぞ!」ダッ

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 16:54:49.37 ID:oPWM4tn+0
~事務所~

やよい「かに…かに…」ジリ…

伊織「そのまま…そのままよやよい…」ジリジリ

響「うぅ…今帰ったぞー…」エグッ、エグッ

伊織「来たわね! って、あんた何泣いてんのよ…」

カニ「カニカニ」

伊織「あ、ちゃんと取ってきてるじゃない! でかしたわ響!」

響「だ、駄目だ!」サッ

伊織「は、はぁ?」

響「こいつ…今まで、色々と酷い目にあってきたんだ…このまま食べられるなんてあんまりだぞ…」

伊織「何言ってんのよあんたは…? やよいがどうなってもいいの!?」

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 17:01:24.57 ID:oPWM4tn+0
響「いくらやよいでも、カニ助は食べさせないぞ!」

伊織「名前つけてるんじゃないわよ! 愛着がわくでしょ!」

響「カニ助は…もう自分の家族だ!」

伊織「くぅ…」

伊織「…わかったわよ、何か別の方法を探しましょ」

響「いおり~…ありがとな~…」ウルウル

伊織「別に感謝なんていいから、それより…」

やよい「かに…?」ギラリ

カニ助「カ、カニ…」

伊織「…! やよいに気づかれたわ!」

やよい「かにーっ!!」シュバッ

伊織「響! そいつ連れて逃げなさい! 食われるわよ!」

響「あ…ああ!」ダッ

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 17:05:39.48 ID:oPWM4tn+0
伊織(今のやよいでも、流石に響の足には追いつけない。響は逃げ切れるでしょうけど…)

やよい「か…に…」クルッ

伊織(そうなると、やよいの標準がまたこっちになるのよね…!)ジリ…

伊織(にひひっ…絶望的すぎて笑えてくるわ…)

やよい「かにーっ!!」ダダダダ

伊織(…来た!)ビクッ

貴音「そこまでです!」バン!

やよい「かに!?」ピタッ

伊織「あんたは…貴音!? どうしてここに!?」

貴音「仲間の危機…一人立ち向かう少女…見過ごすわけにはいきません」

貴音「それが765プロの信条…団結ではありませんか」

伊織「だ、団結ってそんなんだったかしら…?」

雪歩『四条さんの声がしますぅー…』

伊織「あんたは早くそこから出てきなさいよ! 危ないわよ!」

33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 17:12:06.98 ID:oPWM4tn+0
貴音「伊織、よくがんばりましたね。後は私に任せなさい」

やよい「か…かに…」タラ…

伊織(なんだかよくわからないけど、凄く頼もしいわ…! あのやよいも圧されてる!)

貴音「さぁやよい、かかってきなさ…」グー

貴音「………」

伊織「………」

貴音「…小腹が空いてしまいました」

伊織「ぶちこわしじゃない!」

貴音「そうと言われましても、空腹は人の手ではどうしようもありませぬ」

貴音「何か…美味なるものを口にすれば…例えば…そう…」

やよい「かにぃ…」

貴音「蟹…」

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 17:18:10.83 ID:oPWM4tn+0
やよい「かにかにかに…」

貴音「か、蟹…」

伊織「た、貴音…?」

やよい「かにー…」

貴音「蟹ーっ!!」クワッ

伊織「あんたが洗脳されてどうするのよ!」バシッ!

貴音「はっ…! 私は一体…!?」

伊織「しっかりしなさい! あんたまでやよいみたいになっちゃもう収拾つかないのよ!」

貴音「かたじけのうございます。伊織殿のつっこみ、マジ最高でした」

伊織「そ、そんなのいいから早くやよいを…」

貴音「すみません…今の空腹の私では力にはなれぬようです。出直して参りますね」

伊織「え、ちょっと」

バタン

伊織「何しに来たのよあんた…」

36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 17:24:52.36 ID:oPWM4tn+0
やよい「かにかにかに…」ガシッ

伊織(く、逃げられない…後ろには雪歩もいるし…)

伊織「…いいわよ」

やよい「かに?」

伊織「とことん暴れて、それでやよいが元に戻るのなら…」

やよい「かにーっ!」ガシッ

伊織「付き合ってあげるわ…!」ガシッ

やよい「かにかにかにかに」ググググ

伊織(く…この小さい体のどこにこんな力が…)ググググ

小鳥「ハッ、事務所に来てみればこれはシャッターチャンス!?」

伊織「小鳥!?」ググググ

小鳥「ああっ、伊織ちゃん! 私のことは気にしなくていいから! どうぞ続けて!」

伊織「馬鹿なこと言ってないで助けなさいよ!」グググ

小鳥「へ、助ける?」

38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 17:31:34.85 ID:oPWM4tn+0
やよい「かにかにかにかにーっ!!」ググググ

小鳥「や、やよいちゃん…なんだか普通じゃないわね…」

伊織「そんなの、少し見ればわかるでしょ!」ググッ

やよい「かにっ!」グググググ

小鳥「よくわからないけどわかったわ、そういうことなら…」スッ

小鳥「絶対領域フラッシュ!!」キラッ☆

伊織「小鳥のSSF(スリスリしたい太もも)が…光った!?」ピカッ

やよい「かにっ!?」バッ

やよい「かに~っ、かに~っ!」オロオロ

小鳥「伊織ちゃんフラッシュで効果二倍…さぁ、やよいちゃんの目が見えない今のうちに!」

伊織「こ、小鳥…あんた凄い技持ってるのね…」

小鳥「事務員の嗜みだからね。プロデューサーさんのハートもこの太ももで掴んだのよ」

伊織「えっ? ちょっと小鳥、今なんて…」

小鳥「話は後よ、まずは逃げましょう!」

39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 17:38:54.74 ID:oPWM4tn+0
~事務所の外~

伊織「ま、まぁとにかく…助かったわ」

小鳥「ええ。伊織ちゃんに怪我がなくてよかったわ」

小鳥「とりあえず、事務所には誰も近づかないようにしておきましょう」

小鳥「やよいちゃん、放っといたら治るかしら…」

伊織(放置か…まぁ、今の状況だとそれが最善かしら…)

伊織「…はっ!」

雪歩『穴掘って埋まってますぅ~…』

伊織「雪歩が危ないわ!」

小鳥「いおゆき…? アリだわ!」

伊織「馬鹿なこと言ってないで! あの中にまだ雪歩が残ってるのよ!」

小鳥「へ…?」

小鳥「そう言えば、事務所に穴が空いてたけど…いるの?」

伊織「いるのよ…」

40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 17:43:33.13 ID:oPWM4tn+0
小鳥「でも、またあの中に行くことになるのね…絶対領域フラッシュもまた通用するとは限らないし…」

伊織「…小鳥はここで待ってて。万が一のことがあるかもしれないから」

小鳥「伊織ちゃん!? 危ないわよ!」

伊織「大丈夫よ、私を誰だと思ってるわけ? 私一人でも…やよいを助けてみせるわ」

「一人じゃないわよ、水瀬さん」

千早「私もいるわ」

伊織「千早!?」

響「伊織だけに、いいカッコさせないぞ」

伊織「響…」

小鳥「765プロは、伊織ちゃんだけじゃないのよ」

伊織「みんな…」

悪魔超人「こ、これが団結パワーか」

45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 17:50:18.39 ID:oPWM4tn+0
伊織「あんた達、いつの間に…」

響「カニ助は家に置いてきた。とてもじゃないが、この戦いに着いて行けそうもないからな…」

千早「高槻さんの危機とあっては行かないわけにはいかないでしょう」

伊織「全然答えになってないんだけど…」

響「とにかくだ、伊織一人じゃ大変だからな! 自分も戻ってきたぞ!」

千早「事情は我那覇さんから聞いてるわ。」

伊織「あ、ああ…」

小鳥(ああ…いつもはやよいちゃんを巡って争っている三人が手を取りあって…)

小鳥「やよいちゃんはもう助かったも同然ね!」

千早「油断は出来ません。ですが、必ず高槻さんを助けてみせます」

響「やよいー、待ってろよー。今自分が正気に戻してみせるさー」

伊織「行くわよ、雪歩が危ないわ…」

47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 17:55:53.89 ID:oPWM4tn+0
~事務所~

やよい「かにー…」ツンツン

雪歩『な、中に誰もいませんよ。だからどこか行ってほしいですぅ…』

やよい「かにかにー」ズカズカ

雪歩『ひぃぃっ、来ないでくださいぃぃぃ!』

伊織「やよい、やめなさい!」

やよい「かに?」

響「やよいー! もうこんなことはやめるんだー!」

やよい「かに…かに…」

千早「…わかったわ」

響「千早、何かわかったのか!?」

千早「高槻さんは…蟹を食べたがっている!」

伊織「そんなこと、言われなくてもわかってるわよ!」

やよい「かにー…」

48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 18:01:19.75 ID:oPWM4tn+0
やよい「かにかに」

千早「ああ、それにしても…本当にかにかに言ってる…かわいい…」

伊織「そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!」

響「そうだ! 雪歩が危ないらしいしな!」

響「今は雪歩を助けて、やよいが元に戻るまで待つのが一番いいと思うぞ」

伊織「やよいには悪いけど…今はそれしかないわね」

千早「待って」

響「なんだ千早!?」

伊織「一刻を争うのよ!」

千早「ここで萩原さんを救出して、高槻さんを放置しても根本的な解決にならない。高槻さんを元に戻すには…」

千早「蟹を食べさせるしかないわ」

49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 18:05:11.42 ID:oPWM4tn+0
千早「と言うわけで水瀬さん、なんとかして蟹を用意してきて」

伊織「わ、わかったわ。でも千早、あんたはどうするのよ?」

千早「私は…高槻さんがこれ以上暴れないようにしておくわ」

響「ずるいぞ! 自分がやよいを止める役目がいい!」

伊織「そんなこと言ってる場合じゃないわよ! それで…どうやってやよいを抑える気!?」

千早「この前、あずささんが酔って暴れた音無さんをその胸で静めていた」

伊織「は?」

千早「その時のように、私のこのDカップで…高槻さんを落ち着かせる…!!」

響「それは…無理だろー」

伊織「寝言は寝て言いなさいよ。響、あんたがやりなさい。そっちの方が適任よ」

千早「やってみなければわからないわ」

51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 18:07:03.69 ID:v4BYFHVs0
Dカップ?

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 18:11:29.17 ID:oPWM4tn+0
千早「とにかく…ここは私が引き受けるわ。水瀬さんは早く蟹を!」

伊織「え、ええ…」バタン

やよい「かに…」

千早「さぁ、来て…やよ…高槻さん!」バッ

響「千早、何で胸はだけてるんだ!?」

千早「素肌の方が効果があるかと思って」ハァハァ

やよい「かにーっ!」バッ

千早「ああっ…///」

ゴンッ!!

やよい「か…に…」バタッ

千早「くっ」

響「お…おお…」

響「と、とにかくやよいの動きを止めることに成功したぞ! やったな千早!」

やよい「か…かに…」キュゥ…

千早「………」ペタペタ

56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 18:17:36.27 ID:oPWM4tn+0
響「よし、念のためやよいを縛っておくぞ」

千早「たたたた高槻さんを緊縛!? 我那覇さんの変態、そんなことは許されないわ!」

響「自分、別に変な意味で言ったわけじゃないさー…」

小鳥「話は聞かせてもらったわ!」

響「ピヨ子、外で待ってたんじゃないのか?」

小鳥「待ってなんていられないわよ。さぁ、ここにちょうどよく縄があるから、これでやよいちゃんを縛っちゃって!」

響「わ、わかったぞ…」

千早「待って。我那覇さんじゃ力任せにやって高槻さんの身体を傷つけるかもしれないわ。私がやります」

響「じ、自分そんなことしないぞ! …たぶん」

小鳥「うーん…それじゃ千早ちゃんにお願いするわね」

千早「はいっ!」キラキラ

響「うー…千早ばっかりずるいぞー…」

57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 18:23:14.26 ID:oPWM4tn+0
千早「た、高槻さん…お体に触りますよ…」ハァハァ

やよい「かにー…」

千早「うわぁ、高槻さんの腕…細くてやわらかくて…」プニプニ

小鳥「さてと…写真写真…」カチカチ

千早「えーと…この前見た本に書いてあったけど、こんな感じでいいのかしら?」シュルッ

千早「なんだか妙に緊張してきたわ…」ドキドキ

やよい「かに…」

千早「ああ、食い込んでる…高槻さんの控えめな胸に縄が食い込んでるわ…!」

千早「ごめんなさい、ごめんなさいね高槻さん…」

千早「でも、高槻さんが暴れたりしたら大変だもの。しょうがないですね!」ニコッ

小鳥「あらやだ、容量が少なくなってきたわね。カード入れ替えないと…」カチカチ

響「伊織ー! はやくきてくれーっ!」

58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 18:28:47.94 ID:oPWM4tn+0
ガチャッ

真「ただいまー…ってうわぁ、何この状況!?」

小鳥「真ちゃん、春香ちゃん、美希ちゃん。お帰りなさーい」パシャッ、パシャッ

春香「ヴァイ! 千早ちゃんがやよいを縛ってる!」

美希「千早さん、ヘンタイなの。ハニーみたいなの」

千早「は、春香…いえ、これはその…!」

春香「私も縛ってよ! それか、千早ちゃんのことを縛らせてよ!」

真「何言ってんの春香!?」

美希「あー、いいなー! ミキもハニーのこと縛りたいのー☆」

響「なんだかさっきよりも変な状況になってる気がするぞ…」

やよい「かにー…」クラクラ

真「…何があったのさ?」

59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 18:33:43.47 ID:oPWM4tn+0
千早「…というわけよ」

春香「ごめん、よくわからなかった…」

真「え、えーと…とりあえず、やよいにカニを食べさせれば治るんだよね?」

小鳥「ええ、多分ね」

美希「でも、肝心の蟹がないの」

響「大丈夫だぞ。きっともうすぐ…」

ガチャ

伊織「待たせたわね!」

亜美「待たせたな諸君!」

真美「ジャーン、ジャーン!」

響「伊織! 待ってたぞー!」

春香「あれ、真美って今日はオフじゃなかったっけ?」

真美「仕事終わった亜美と街でぶらぶらしてたらいおりんを見つけたのだー」

亜美「面白そうだから亜美達も着いてきたのだー」

60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 18:38:35.57 ID:oPWM4tn+0
貴音「皆の者! 四条貴音、食事を終え帰って参りました!」バタン

伊織「…遅いわよ貴音。伊織ちゃん達の活躍で、もう終わったところ」

貴音「はて…そうでございますか…」

雪歩「四条さんはマイペースですぅ」

真「あ、雪歩。どこにいたのさ?」

雪歩「穴の中にいたけど、そろそろ出てきてもいいと思ったから」

律子「貴音から話は聞いたわ。やよいが暴走してたんですって?」

あずさ「みんな、怪我はない?」

亜美「律っちゃーん、大変だったねー。おつかれさまー」

律子「別にあれくらい、なんてことないわよ。それより、事務所…ひどいことになってるわね…」

貴音「あずさと律子嬢とはそこでお会いしまして…」

千早「くっ」

61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 18:44:09.86 ID:oPWM4tn+0
小鳥「ところでこの蟹、どうやって食べるの?」

春香「鍋がいいんじゃないかな?」

真美「確カニー。カニって言ったら鍋だよねー」

美希「あ、ミキもさんせー。蟹鍋美味しそーなの」

真「うん、鍋ならみんなで食べられるよね」

千早「まあ、なんでも、いいですけれど」

貴音「鍋ですか…まこと良きものです」

響「たかねー、今食べてきたって言ってなかったかー?」

伊織「ちょっと待ちなさいよ。鍋って言っても土鍋とか色々用意するものが…」

あずさ「あら、土鍋なら…私、貰ってきました~」

亜美「うぉ、あずさお姉ちゃんすっげぇ」

律子「何か持ってると思ったら…どこで貰ったんですかそれ」

あずさ「えーと、どこだったかしら…」

63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 18:50:46.07 ID:oPWM4tn+0
小鳥「ちょっと待ってて、どこかにコンロがあったはず…」

雪歩「あっ、私も探しますぅ」

美希「なんだか、わくわくしてきたの!」

貴音「ええ…じゅるり」タラー

伊織「これでやよいも満足してくれるはずよね!」

千早「そうね」

響「だな!」

春香「あ、じゃあ私野菜買ってきますね!」

真「ボクも行くよ。みんなの分となると、結構多くなりそうだしね」

亜美「じゃあ亜美も行くー!」

律子「ちょっとちょっと、何買うのかちゃんとわかってるの? 私も行くわよ」

あずさ「あらー、それなら私も一緒に行こうかしらー」

真美「いや、あずさお姉ちゃんはちょっと…」

64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 18:55:28.19 ID:oPWM4tn+0
やよい「うー…かにー…」

あずさ「やよいちゃんは可愛いわねぇ」フニフニ

千早「ええ、とっても」

響「自分もやよいに膝枕したいぞー」

雪歩「あっ、鍋ありました!」

貴音「ほぅ…これが蟹鍋となるのですね…じゅるり」

美希「貴音は気が早いの」

小鳥「昆布で出汁を取って…先に蟹を煮込んでおきましょう」

伊織「ええ。よっと」

グツグツ…

真美「んっふっふ~、なんだかいいにおいがしてきましたなー」

美希「美味しそうなの!」

伊織「私が持ってきたんだから、感謝しなさいよね。にひひっ」

67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 19:01:05.33 ID:oPWM4tn+0
あずさ「あら?」

やよい「…かに!?」ガバッ

美希「あっ、やよいが起きたの」

やよい「………」クンクン

やよい「うっうー!」

真美「やよいっちが…」

響「うっうーって言ったぞ!」

やよい「なんだか、美味しそうな匂いがします!」

伊織「やよい…!」

貴音「元に戻ったのですね…」

千早「よかった…」

雪歩「もう安心ですぅ」

やよい「はわっ!? なんで私縛られてるんですかー?」バタバタ

68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 19:06:53.67 ID:oPWM4tn+0
春香「野菜買ってきましたー!」ガチャ

真「ふぅ、食事前のいい運動にはなったかな」

亜美「わ、いいにおーい! 早く食べた~い!!」

律子「亜美、野菜も煮込んでからの方が美味しいわよ」

小鳥「ご飯も炊いてあるから、後で蟹雑炊にしましょう」

貴音「蟹雑炊…なんと甘美な響き…私、興奮が収まりませぬ」

美希「春香春香、早く野菜切ってほしいの!」

春香「はいはい、わかったから落ち着いて」

あずさ「それじゃ、私も一緒に切ろうかしら」

やよい「あ、私も手伝います!」

響「やよいは何もしなくていいぞー。そこで待っててくれればいいさー」

やよい「え? あ…」

やよい「す、すみません…私、みんなの鍋パーティーにいきなり入ってきて図々しいですよね…」

伊織「は? 何言ってんのよやよい。みんなの鍋パーティーなんだから、やよいも食べていいに決まってるじゃない」

やよい「えっ?」

70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 19:10:54.15 ID:oPWM4tn+0

やよい「わ、私…いいんですか?」

響「いいに決まってるぞー! むしろ、なんで遠慮するんだー?」

やよい「でも…なんだか私、みんなに迷惑かけたような気もするし…」

伊織「もう、そもそもこれはやよいのために用意したのよ?」

やよい「私のために…?」

伊織「そうよ。やよいのためなんだから、やよいは待ってるだけでいいの」

伊織「だから…やよいに食べてもらわないと意味ないのよ」

やよい「伊織ちゃん…」

やよい「うー、ありがとー!」ダキッ

伊織「わ、わ、ちょっとやよい、こんなところで///」

千早「汚いわ、流石水瀬さんきたない。私と替わりなさい! 今すぐ!」

伊織「なんでよ!」

やよい「みなさんも、ありがとーございます!」ガルウィーン

71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 19:14:03.34 ID:oPWM4tn+0
春香「んーっ! おいひー!!」

貴音「ふむ…蟹の風味が鍋の隅々まで広がっておりますね…ずばり、美味!」ビシッ

雪歩「お野菜も味がしみ込んでておいしいですぅ」

亜美「はっはーっ、ここの足は亜美がもらっちゃうのだー!」

真美「なんのーっ、それなら真美はかにみそだーっ! オトナだからね!」

美希「あふぅ…幸せなの…」

あずさ「あらあら、どうしましょ~。箸が進んじゃって困るわ~」ヒョイヒョイ

小鳥「あずささん、鍋と言えば…やっぱこいつでしょ」カラン

律子「小鳥さん、昼間からビールなんて勧めないでください!」

響「ほら、カニ助も食べろー」

真「それ共食いだよ響…」

千早「た、高槻さん、私が取り分けておいたからこれを…」

伊織「もう、いいからあんたも食べなさい。なくなるわよ」

やよい「うっうー!! 美味しいですー!!」

終わり

72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/25(日) 19:15:53.83 ID:HRGalTL/0



元スレ: やよい「かに…かに…」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1332658416/

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