4 :
◆yfWmR9mD4k 2013/06/02(日) 12:02:15.56 ID:
m01GgzB1o
奈緒「よかった。かなりまともだ」
加蓮「まともって……まともじゃないものとかあるの?」
奈緒「気にしなくていい。ゲッターの悪夢が蘇っただけだから」
加蓮「?? それで、このアニメはどんな感じなの?」
奈緒「かなりいいアニメだよ。初見ではインパクトが強いから敬遠されがちだけど」
加蓮「そうなの?」
奈緒「空を飛ぶ表現や疾走感がよくて、空戦バトルの演出は最高だよ」
加蓮「ふーん、奈緒がそこまで褒めるならいいんだろうね」
奈緒「他には誰か決まってるのか?」
加蓮「あとは、拓海さんと涼さんかな?」
奈緒「oh...」
5 :
◆yfWmR9mD4k 2013/06/02(日) 12:03:19.82 ID:
m01GgzB1o
奈緒「それって……ゲッターじゃ?」
加蓮「アタシ知らないもん。そこで練習してるみたいだから見てみる?」
奈緒(こいつはヤバいな)
6 :
◆yfWmR9mD4k 2013/06/02(日) 12:05:30.91 ID:
m01GgzB1o
――――――――――――ダンスルーム
加蓮「いたいた」
拓海「衝撃の………ファーストブリッドおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
涼「ふんっ」
拓海「なにィッ!!」
涼「拓海、アンタに足りない物、それは!情熱思想理念頭脳気品優雅さ勤勉さ!そして何よりもー!」
ばきっ
拓海「うおっ!」
涼「速さが足りない!!」
拓海「意地があんだよっ!おっとこのこにはなああ!」
涼「元々アイドル同志がつるんでいただけだろ!オレが選んだオレの道だ!それを最速で突っ走ってなにが悪い!」
拓海「この野郎…説教するか蹴るか謝るかどれかにしろってんだ!!」
加蓮「すごいねー。アツいね」
奈緒「……Pの野郎、とうとうやりやがった」
7 :
◆yfWmR9mD4k 2013/06/02(日) 12:07:55.11 ID:
m01GgzB1o
拓海「お?ちょっと待て涼。奈緒師匠だ」
涼「本当だ、師匠」
奈緒「師匠とかやめて」
拓海「見てくれたか?アタシのアルター能力?」
奈緒「これって……Pから言われたの?」
涼「そうだよ。あたしら二人でスクライド歌うんだからな」
http://www.youtube.com/watch?v=uSVU7VGVimY
奈緒「やっぱそうなるよね」
拓海「行くぜ、涼。最終形態まで練習だ!」
涼「即決即納即効即急即時即座即答!残りの時間を有意義に使うよッ!」
奈緒「なりきりすぎだろ……」
8 :
◆yfWmR9mD4k 2013/06/02(日) 12:09:03.52 ID:
m01GgzB1o
奈緒「それにしても、キャラになってどうすんだろ?歌の練習しろよ」
加蓮「あれ?言ってなかった?」
奈緒「なにを?」
加蓮「そのステージではキャラのコスプレでやるんだって。アタシ、どんなカッコなんだろうね?」
奈緒「」
11 :
◆yfWmR9mD4k 2013/06/02(日) 12:46:41.87 ID:
m01GgzB1o
奈緒「加蓮、今日は何曜日だっけ?」
加蓮「ん?火曜日だよ?」
奈緒「夕方か……ちょっとPのところに行ってくる」
加蓮「行ってくるって……P、どこにいるかわかるの?」
奈緒「大体わかる。多分、あそこだ」
12 :
◆yfWmR9mD4k 2013/06/02(日) 12:47:26.36 ID:
m01GgzB1o
――――――――――――Pの家
P「れっつごーれっつごー♪」
P「れっつごーれっつごー♪」
ばあん!
奈緒「かっとばしてええええええええ」
P「うおっ!びっくりした!…なんだ、奈緒か」
奈緒「やっぱりジャイロゼッター見に帰ってたな」
P「いいだろ別に?このため仕事早めに終わらせたんだ」
奈緒「ったく……邪魔するよ」
P「別にいいけど……どうした?」
奈緒「あんたに聞きたいことがある」
P「なんだ?プリティーリズムなら土曜の朝10時だぞ?」
奈緒「そんなこと聞いてねえよ!!」
15 :
◆yfWmR9mD4k 2013/06/02(日) 13:05:23.75 ID:
m01GgzB1o
奈緒「アニソンライブやるってマジなのか?」
P「さっそく聞いたのか。情報が早いな」
奈緒「ライブは100歩譲っていいとしてもコスプレはやめろ」
P「どうして?」
奈緒「加蓮にあのカッコさせる気か?」
P「大丈夫だ。ぱんつじゃないから恥ずかしくない」
奈緒「そういう問題じゃねー!」
16 :
◆yfWmR9mD4k 2013/06/02(日) 13:10:54.51 ID:
m01GgzB1o
P「じゃあ、何ならいいんだよ?」
奈緒「あたしと一緒に歌わせろ」
P「ストパンを?」
奈緒「違う!もっと別のアニメで」
P「例えば?」
奈緒「そうだな……ClariSとかどう?あれならまどかでも俺妹でもいける」
P「クラリスなら神戸に帰省中だ。カレー作ったら帰ってくるんじゃないか?」
奈緒「シスタークラリスじゃねーよ!どんな鼻してるんだ!あの人は!」
22 :
◆yfWmR9mD4k 2013/06/02(日) 16:04:56.39 ID:
m01GgzB1o
奈緒「少しはまともな仕事しろよ。765プロのPを見習え」
P「765プロの?ああ、あの人は異動になったぞ」
奈緒「うそ?マジで?」
P「なんでもイスカンダルの汚染浄化装置を取りに行くんだと」
奈緒「ヤマトじゃねーか!」
http://yamato2199.net/character_nanbu.html
23 :
◆yfWmR9mD4k 2013/06/02(日) 16:05:45.03 ID:
m01GgzB1o
奈緒「とにかくもう一度考えなおせ。加蓮が知ったら卒倒するぞ」
P「えー」
奈緒「えーじゃねよ」
P「はいはいわかりましたー反省しまーす」
奈緒「うわ、すげームカつく」
P「じゃあ、お前に坂本さんやらせてやるよ」
奈緒「話聞いてたのかよ!」
25 :
◆yfWmR9mD4k 2013/06/02(日) 22:29:49.95 ID:
m01GgzB1o
奈緒「とにかく事務所に戻るぞ。アンタのせいで感染が拡大してる」
P「えーやだー。今日は累先生回なんだよ」
奈緒「この巨乳好きが……事務所に行けば姉御も涼さんもいるから我慢しろ」
P「虹と惨事を比べるとは愚かな奴。そもそも、俺はりえりえの声が聞きたいんだ」
奈緒「うるさい。HDに録ってるだろ?別にいいじゃないか」
P「実況しながらリアルタイムに見るのが俺のジャスティス。お?『夕方からぐっすま』っと……」
奈緒「はいはい、行くよ」
26 :
◆yfWmR9mD4k 2013/06/02(日) 22:31:16.73 ID:
m01GgzB1o
――――――――――――事務所
奈緒「姉御達以外に決まってるメンバーいないのか?」
P「えーっとな……」
茜「おはようございまーーーーっす!奈緒さああーーーーん!!」
奈緒「声がでかいよ、茜。耳がキンキンする」
茜「あははは!元気が一番ですっ!!おっ?プロデューサーさんっ!!」
P「よう、茜。そういやお前もだったな」
奈緒「まさか……すまp」
31 :
◆yfWmR9mD4k 2013/06/04(火) 01:53:37.61 ID:
iqzRYl1qo
茜「臓物をブチ撒けろっ!!!!」
奈緒「うおっ!!……びっくりした」
P「ははは、はらぶち、はらぶち」
奈緒「なに『やみのま』みたいな感覚で言ってんだよ!」
茜「Pさん、あの曲いいですね!!すごく大声出せてスッキリしますよ!!」
奈緒「まさか……」
P「おう、『真っ赤な誓い』だ。茜にピッタリだろ?」
http://www.youtube.com/watch?v=Chwdpd27CwQ
茜「一度、学ランって着てみたかったんです!!」
P「どうだ?奈緒もやってみるか?」
奈緒「あたしも武装錬金は好きだけど……ミニスカのセーラーか……」
P「違う違う。特注のパピヨン衣装だ。なかなかブラボーだ」
奈緒「それ以上しゃべるな。しゃべれば即殺す」
32 :
◆yfWmR9mD4k 2013/06/04(火) 01:55:56.59 ID:
iqzRYl1qo
奈緒「なんでアンタのチョイスは毎回偏ってるんだよ」
P「大丈夫。次はこれから依頼に行くところだ。今度はお前もよく知ってる曲だから当ててみろ」
奈緒「マジで?それなら許す……んで、誰のところに行くんだ?」
P「次はな……」
――――――――――――控室
光「おおっ!P、どうしたんだ?」
奈緒「読めた」
36 :
◆yfWmR9mD4k 2013/06/04(火) 03:38:18.02 ID:
iqzRYl1qo
P「言っておくが、特撮は今回省くぞ。あくまでアニソンだからな」
奈緒「わかってるって。これはいい選曲だ」
光「何を言ってるんだ?二人とも?」
P「光は特殊な力持ったりすることに憧れないか?」
奈緒「うんうん」
光「おおお!!いいなそれ!!改造人間か何かか?」
奈緒「近いといえば近いね」
P「お前にこれを歌って欲しくてな」
奈緒「そうそう、超電磁…」
P「これを見てくれ」
http://www.youtube.com/watch?v=QgeA3t29qnE
奈緒「」
38 :
◆yfWmR9mD4k 2013/06/04(火) 03:40:04.47 ID:
iqzRYl1qo
光「おおおおお!!いいじゃないか!!」
P「だろ?」
光「変身するのか?」
P「変身というより変形に近いかもな」
光「改造人間とか?!」
P「正解だ」
光「気に入ったぞっ!!しっかり覚えてくるからな!!」ダダダ
P「奈緒、残念だったな」
奈緒「中の人繋がりはダメだったか……」
P「いや、惜しかった。実は候補に入れていた」
奈緒「そうなの?」
P「コンバトラーVもいい曲なんだがな。苦悩の末ガオガイガーを優先した」
奈緒「そっちの超電磁じゃねえ!」
39 :
◆yfWmR9mD4k 2013/06/04(火) 03:41:49.33 ID:
iqzRYl1qo
奈緒「さっきから、やたらアツいものばっかりだな。もう少し落ち着いたものはないのか?」
P「あるぞ。桃華でALI PROJECTとかな」
https://www.youtube.com/watch?v=KzyvfKIFEpo
奈緒「それだああああああ!!」
40 :
◆yfWmR9mD4k 2013/06/04(火) 03:51:06.48 ID:
iqzRYl1qo
奈緒「なんだろう、P。すごい楽しくなってきたぞ!」
P「だろ?分かってくれたか」
奈緒「他に、他にはないの!?」
P「とっておきがあるぞ。これだ。ミュージックカモン!」
♪デデッ デレッ デレデレーン
奈緒「このイントロは……まさか」
ばあん!
礼子「♪ゴメンね素直じゃなくて」
志乃「♪夢の中なら云える」
留美「♪思考回路はショート寸前」
美優「い、今すぐ……会いたい……よぉ」
https://www.youtube.com/watch?v=c5CAtyKTE4o
奈緒「またこのパターンか……」
41 :
◆yfWmR9mD4k 2013/06/04(火) 03:52:00.54 ID:
iqzRYl1qo
P「ブラボーだ、礼子さん。よく三船さんを口説き落とした」
美優「む、無理やりさせられたんですっ!!」
P「しかし、セーラー戦士は7人だ。まだ足りないぞ」
礼子「後は、早苗と麻里菜が参加予定よ。すでに二つ返事でOKをもらってるわ」
奈緒「なんで、そんなにノリノリなの!?」
P「それでももう一人足りないな……」
礼子「心配無用。最後の大物がいるわ」
42 :
◆yfWmR9mD4k 2013/06/04(火) 03:56:26.67 ID:
iqzRYl1qo
菜々「こんにちわーっ!あれ?みなさん揃って何してるんです?」
礼子「泣きたくなるような moonlight」
菜々「電話も出来ない midnight」
礼子「だって純情 どうしよう」
菜々「ハートは万華鏡」
P「完璧だ」
志乃「さすがリアルタイム世代」
留美「隠し切れないものね」
菜々「え?…えっ?……ええーっ?!」
奈緒「もうやだ、この人たち……」
おわり
45 :
◆yfWmR9mD4k 2013/06/04(火) 04:02:00.20 ID:
iqzRYl1qo
これで終わりです。
途中訂正が入ってごめんなさい
セーラーウラヌスは木場さんが良かったのではと今ちょっと思った
46 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 04:07:54.26 ID:Tam6BxY80
乙
朝まで乙カレー。
47 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 04:44:11.99 ID:m2hHQ7M80
無理やりやらされてる美優さん可愛い。
レナさん礼さんならノリノリでやってくれそうなのに。