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片桐早苗「Pくんこの写真何？」

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2 ： ◆aH90oA1BN6 2015/04/13(月) 22:10:56.59 ID:K0yv6gDrO

片桐P「あぁ、学生の時の写真ですよ　ほら、この端っこの俺」

片桐早苗「うわっ目つき悪っ　ってPくん柔道やってたんだ」

P「高校までですけどね」

早苗「へーそうなのね」

P「もともと強い高校じゃなかったですし、部員も少なかったですけど」

早苗「あはは…」

3 ： ◆aH90oA1BN6 2015/04/13(月) 22:11:24.59 ID:K0yv6gDrO

早苗「なんで柔道始めたの？」

P「親父が昔やってて、それで小学生から　あと…」

早苗「あと？」

P「漫画の影響もあって」

早苗「それってもしかして…」

4 ： ◆aH90oA1BN6 2015/04/13(月) 22:12:06.61 ID:K0yv6gDrO

「「柔道部物語！」」

P「あ、早苗さんもわかります？」

早苗「そりゃもう、柔道やってる人間にはバイブルみたいなもんよ」

P「全巻揃えてますよ？」

早苗「ほんと！？じゃあ今度読みに行くわ！」

5 ： ◆aH90oA1BN6 2015/04/13(月) 22:12:32.98 ID:K0yv6gDrO

早苗「ちなみに、一番好きなのは？」

P「自分は樋口ですね　袖釣り込みとか真似してました」

早苗「あぁ、あれはかっこいいわよね」

P「早苗さんは？」

早苗「私？星くんよ」

P「おぉなるほど」

6 ： ◆aH90oA1BN6 2015/04/13(月) 22:13:03.93 ID:K0yv6gDrO

早苗「ねぇ、Pくん　一緒に稽古しない？」

P「え？」

早苗「実は、亜季ちゃんと稽古してるの　教えてって頼まれて」

P「そうなんですか」

早苗「ってわけでどう？」

P「久々ですけどいいですか？」

早苗「もちろん！」

7 ： ◆aH90oA1BN6 2015/04/13(月) 22:14:36.20 ID:K0yv6gDrO

:||-………

CGプロスタジオ

P「って、うちの事務所に畳なんてあったんですね」

早苗「私が無理言ってね、敷くやつだけど買ってもらったの」

P「へぇそうなんですか」

早苗「マストレちゃんなんかもたまにやってくのよ」

P「あの人ほんと万能なんだな……」

8 ： ◆aH90oA1BN6 2015/04/13(月) 22:15:02.91 ID:K0yv6gDrO

大和亜季「P殿、早苗殿おはようございます！」

P「おう、おはよう」

亜季「P殿にも武術の心得があるとは」

P「って言っても昔の話だよ？」

早苗「ほら、準備体操始めるわよ」

10 ： ◆aH90oA1BN6 2015/04/13(月) 22:20:43.40 ID:K0yv6gDrO

ﾊﾞｯ!ﾊﾞｯ!

早苗「結構やるじゃない」

P「そうですか？　10本目投げますよっと」

ﾊﾞﾝｯ!

早苗「それじゃあ交代ね」

P「お願いします」

11 ： ◆aH90oA1BN6 2015/04/13(月) 22:25:18.48 ID:K0yv6gDrO

ｼｭｯｼｭｯ

P「7っ…8っ…9っ…」

早苗「投げるわよ」

P「10っと！」

早苗「いやぁ！」ﾊﾞｰﾝｯ

P「やっぱり低い背負いは効きますね」

早苗「そう？ありがと」

12 ： ◆aH90oA1BN6 2015/04/13(月) 22:26:16.27 ID:K0yv6gDrO

亜季「8!…9!」

P「投げるぞ」

亜季「はいっ！」

P「おりゃ！」ﾊﾞｰﾝｯ!

早苗「おぉ綺麗に決まったわね　袖釣り」

P「打ち込みだとうまく行くんですけどね」

早苗「休憩したら乱取り行くわよ」

13 ： ◆aH90oA1BN6 2015/04/13(月) 22:32:20.05 ID:K0yv6gDrO

亜季「1本目行きます！」ﾋﾞｰ

P「はいっ！」ｻﾞｯ

早苗「さぁ！」ﾊﾞﾊﾞｯ

P「小さいとやりづらいなぁ」

早苗「そうかしらっ…と」

14 ： ◆aH90oA1BN6 2015/04/13(月) 22:38:05.26 ID:K0yv6gDrO

早苗（私は小さいから潜り込んでく技でっ！）ｼｭﾊﾞｯ

P（お、小内からの…）

早苗「いゃぁあああ！！」ｸﾞｯ!

P「おりゃ！」ｶﾞｯ

早苗（もっと潜り込んでいかないと）

15 ： ◆aH90oA1BN6 2015/04/13(月) 22:38:32.88 ID:K0yv6gDrO

P「……」ﾊﾞｯﾊﾞｯ!

早苗（Pくんはどんな技で来るのかしら）

P「うぉりゃぁ！」ｸﾙｯ

早苗（きたっ！背負いっ）ｸﾞｯ!

P「あぁあいっ！！」ﾊﾞｯ!

早苗（えっ！？ちがう！切換してきて）

P「さぁああ！！」ﾊﾞｰﾝｯ!

早苗「背負いから大外が来るとはね」

P「はぁはぁ…流石に早苗さん相手に投げ技はキツイですって」

早苗「さぁ！次行くわよ！」

P「はぁあいぃ！！」

16 ： ◆aH90oA1BN6 2015/04/13(月) 22:41:29.99 ID:K0yv6gDrO

ﾋﾞｰ

亜季「そこまで！2本目行きまーす！」

P「あーしんど……」

亜季「お願いします！」

P「しゃあ！お願いします！！」

17 ： ◆aH90oA1BN6 2015/04/13(月) 22:41:56.37 ID:K0yv6gDrO

P（む…そうか、大和は左組か……）

亜季「さぁさぁさぁ！！」ﾊﾞﾊﾞｯ

亜季（喧嘩四つだから組みづらいっ…ならっ！）ﾊﾞｼｯ

P「うおっと！」ｸﾞﾗｯ

亜季「そりゃあああ！」ｸﾞﾙｯ

P（あっやべっ…）

早苗「よいしょおぉ！」

ﾊﾞｰﾝｯ

P「右の一本背負いかよ…」

亜季「よしっ！」

P「でも、投げた後気を抜いちゃだめだぞ」ﾊﾞﾊﾞｯ

亜季「えっ！？」

18 ： ◆aH90oA1BN6 2015/04/13(月) 22:45:07.61 ID:K0yv6gDrO

P「投げて一本も、抑えて一本も同じなんだからな」ｸﾞｩｩ

亜季「むぅぅ！流石にP殿相手に寝技はっ！」

P「よし、一本　さぁ次行くぞ！」

亜季「はいっ！」

19 ： ◆aH90oA1BN6 2015/04/13(月) 22:45:34.06 ID:K0yv6gDrO

ﾋﾞｰ

早苗「終了ー」

P「あーつかれた……」

早苗「Pくんなかなかやるじゃない」

P「いやぁ、最初だけですって　後半バンバン投げられてたじゃないですか」

早苗「そこはなんとかなるわよ」

20 ： ◆aH90oA1BN6 2015/04/13(月) 22:46:00.91 ID:K0yv6gDrO

亜季「P殿は寝技得意ですね」

P「どうしても体格で行こうとするとな」

早苗「おねーさん女の子に寝技はどうかと思うけどな」

P「ﾚﾝｼｭｳﾃﾞｽｶﾗｰ」

ｱﾊﾊﾊﾊ

22 ： ◆aH90oA1BN6 2015/04/13(月) 22:50:04.37 ID:K0yv6gDrO

早苗「ねぇ、Pくん？」

P「はい？」

早苗「最後に一本勝負してかない？」

P「え？いいですけど？」

早苗「じゃあ勝ったほうがこの後の呑み奢りね」

P「まったくもう…わかりましたよ」

23 ： ◆aH90oA1BN6 2015/04/13(月) 22:50:58.60 ID:K0yv6gDrO

亜季「それでは始めます！始めっ！」

早苗「さぁ！」

P「はいっ！」

早苗（さっきやった通りに低い背負いで行けばっ）ﾊﾞﾊﾞｯ

P「むっ！」

早苗「はぁぁぁいぃい！！」ﾊﾞﾝｯ

亜季「技ありぃ！」

24 ： ◆aH90oA1BN6 2015/04/13(月) 22:51:25.32 ID:K0yv6gDrO

早苗「仕留めそこなったわね」

P（手強いな…それなら）

亜季「始めっ！」

早苗「さぁあ！」

P「しゃあ！」ｶﾞﾊﾞｯ

25 ： ◆aH90oA1BN6 2015/04/13(月) 22:51:51.26 ID:K0yv6gDrO

P「さぁさぁさぁ！！！」ﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ

早苗（まずは足技で崩してから）ﾊﾞｼｯ

P「んっ！」ｸﾞｯ!

早苗（ぐっ…左に回り込まれたっ）ﾊﾞｯ!

26 ： ◆aH90oA1BN6 2015/04/13(月) 22:52:17.83 ID:K0yv6gDrO

P「うぉおおりゃあぁ！！」

早苗（腰を落としてっ）

P（くっ！投げ技はキツイかっ）ﾄﾞｻｯ

亜季「待てっ！」

27 ： ◆aH90oA1BN6 2015/04/13(月) 22:52:44.60 ID:K0yv6gDrO

P「はぁ…はぁ…」

早苗「あら……Pくんバテてるの？…」

P「早苗さんこそ……人のこと言えませんよ……」

亜季「始めぇ！」

P「うぉりゃ！」

早苗「さぁ！！」

28 ： ◆aH90oA1BN6 2015/04/13(月) 22:53:18.05 ID:K0yv6gDrO

P（早苗さんもバテてきてるな……そろそろ一発決めるか）

早苗（何狙ってるのかしら…背負いか内股か大外か……）

早苗（内股が来る！ってことにしとこ）

P「うぉりゃあ！！」ﾊﾞｯ!

早苗（来たっ！内股っ！）ｶﾞｼｯ

P「んあっ？！」

早苗「せいやぁぁあ！！」ｸﾞﾙｯ

P「背負いっ！」

ﾊﾞｰﾝｯ!

亜季「一本！それまで！」