ヘッドライン

P「高山紗代子VS灼熱少女」【ミリマス】

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:02:42.55 ID:b+Xn0+jdo
ミリマスSSです。
百合っぽい要素がわずかにあるかもしれません。

2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:03:09.30 ID:b+Xn0+jdo
ガチャッ

紗代子「おはようございます! 今日はよろしくお願いしま――」



紗代子「あれ?」


P「どうした、紗代子?」

紗代子「いえ、向こうの方々の姿が見当たらないんですけど……何かあったんでしょうか」

P「そりゃそうだ、元々撮影なんて無いしな」

紗代子「あ、そうなんですか」


紗代子「……」





紗代子「ええええええ!!?」

3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:04:07.49 ID:b+Xn0+jdo
紗代子「ど、どういうことですか!?」

P「紗代子、PSLの次のシーズンが近いことは知ってるな?」

紗代子「は、はあ……」

P「最後のシーズンを成功させる……そのためには、どういうユニットを組むかが重要になる」

紗代子「はい」

P「だが……その案がまだまとまっていないんだ」

P「誰にリーダーをやらせるべきか……誰と組ませるべきか……」

紗代子「私の出番も次、でしたよね」

P「ああ。そして紗代子」



P「紗代子と灼熱少女の戦いを、その判断材料にさせてほしい」

4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:05:18.06 ID:b+Xn0+jdo
紗代子「……」

P「……」

紗代子「…………えっ?」

P「うん?」

紗代子「あの、PSLのユニットの選考に悩んでるって話でしたよね」

P「ああ」

紗代子「さっきの、もう一回言ってください」


P「紗代子と灼熱少女の戦いを、その判断材料にさせてほしい」


紗代子「どうしてそうなるんですか!?」

5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:06:07.93 ID:b+Xn0+jdo
P「いいか、紗代子。非常時に人がどう動くのかは、非常時にしか分からないんだ」

紗代子「非常時……ですか?」

P「これまでのPSLを見るに、普段は無いゴタゴタが起こりやすいからな」

紗代子「それで、そういうときの対応力を見ようと……」

P「そうだ」

紗代子「……なるほど。なら、どうして私と灼熱少女の対決を?」

P「『紗代子VS灼熱少女』の字面が面白かった」

紗代子「そんな理由で!?」

6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:07:16.78 ID:b+Xn0+jdo
紗代子「……でも、なんとなく分かりました」

P「おお」

紗代子「灼熱少女はいいユニットです。ですが……私だって、秘めた情熱では負けません!」

P「おお!」

紗代子「私、勝ちます! 勝って、PSLも成功させてみせます!!」

P「おおお!! それでこそ紗代子だ!」

紗代子「……それで、対決とは具体的に何を?」

P「それなんだけどな」



P「もう『始まっている』んだよ……第一の対決は……!!」



紗代子「!?」

7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:08:11.88 ID:b+Xn0+jdo
紗代子「えっ……それって、どういう」

P「俺から言えるのは、それだけだ」

紗代子「……」


紗代子(始まっている……いつ? 私がここに来たときから?)

紗代子(でも、何の対決なの? 相手の姿も見えない……し……)

紗代子(……相手が、見えない?)


紗代子「……ッ!」バッ

P「……」

P(紗代子、順応するの早いなぁ)

8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:09:14.36 ID:b+Xn0+jdo
紗代子(やっぱり、どこかの物陰……すみっこに!)バッ

紗代子(居ない……セットの裏は!)ババッ

紗代子(ここもダメか……)


紗代子「……」


紗代子(…………いや)

紗代子(これは罠! 二重構造ッ!)バッ

紗代子「……ふふっ。みーつけた」



大神環「わっ!? もう見つかっちゃった!?」




○紗代子―環●
『かくれんぼ』

9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:10:07.58 ID:b+Xn0+jdo
紗代子「環ちゃん、そこにずっと隠れてたの?」

環「うん! たまき、頑張ったぞ!」

P「地味に辛い役回りだったな、ありがとう環」

環「くふふ……でも、ドキドキして楽しかったぞ! もう一回やろっ、今度はたまきがオニやる!」

P「ごめん、また今度な」

環「えー、おやぶんのケチー」

紗代子「……この対決、どうやったら環ちゃんの勝ちだったんですか?」

P「……よし、次に行こう」

10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:11:15.70 ID:b+Xn0+jdo
ガチャッ


高坂海美「……」


紗代子「今度は海美ね……」

海美「私は四天王のうみみ!」

紗代子「へ?」

海美「私たちは…………えーっと、なんだっけ」

紗代子「……」

海美「……とりあえず、かかってこいっ! ウー! ハーッ!」

環「おー! かっこいいぞうみみ!」

P「台詞、最初と最後しか言えてなかったけどな……」

11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:12:12.12 ID:b+Xn0+jdo
紗代子「……で、何の勝負なの?」

海美「ふっふっふ。あの壁を見よ!」

紗代子「あれは……まさか!」

海美「そのまさか! ボルダリング&ポージング勝負だよっ!」

紗代子「やっぱりボルダ……えっ?」

海美「一番上まで往復してポージング! プロデューサーが先に満点を出した方が勝ち! ダメなら登り直し!」

紗代子「えっ、ちょっ、え!?」

海美「それじゃ、よーーい……ドンッ!」

紗代子「待っ、説明不足! あー環ちゃん、眼鏡持ってて!」

環「うんっ!」

12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:13:06.46 ID:b+Xn0+jdo
P「対決だからって焦らず行けよ、危ないからな」

海美「分かってるって!」

紗代子「プロデューサー、装備とかありますか!?」

P「靴と滑り止めが足元にあるぞ。……紗代子、眼鏡外して大丈夫か?」

紗代子「何がですか?」

P「いや、その状態で登れるのか? ほら、遠近感とか……」

紗代子「……」


紗代子「根性です!!」


P「よし頑張れ」

13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:14:11.78 ID:b+Xn0+jdo
紗代子「……」ペタペタ


海美「よし、一往復終わりっ! いくよプロデューサー!」

P「ああ」

海美「どうだっ! 私の特技・常人ならざるポージング!」

P「……」スッ [7]

海美「満点じゃない!?」

P「いやまぁ、正直見慣れてるしな」

海美「そんな……」


紗代子(ルールは大体分かった……後は登るだけ……)ペタペタ

環「2人ともがんばれー!」

14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:15:10.99 ID:b+Xn0+jdo
紗代子(でも、その『登るだけ』が結構ハードだなぁ……ほとんど手探りだし)

海美「ビールマンスピン!」

P「さっきと同じだろそれ!」スッ [6]

紗代子(下にマットはあるけど、落ちたらと思うと……)

海美「ビール頼むときの莉緒ねぇ!」

P「モノマネじゃねーか!」スッ [6]

紗代子(……いや! 失敗は考えない!)

海美「ビール飲んだ後の莉緒ねぇ!」

P「あ、意外と似てる」スッ [8]

紗代子(前だけを見て進め、高山紗代子! 今は下りだけど!)

15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:16:13.59 ID:b+Xn0+jdo
海美「うわーん! 何回登ればいいの!?」ダッ

P「はは、頑張れ頑張れ……おっ」

紗代子「ふっ、とっ…………しょっ、とぉっ!」

環「おーっ、さよこ!」

紗代子「ハァ……ハァ……ふぅ、終わっ……た」

P「終わってないぞ、ポージングしないと」

紗代子「あ……そう、でした……はぁっ」

紗代子「ちょっ、と、待って……下さ……ハァ、息が……」

P「……」

P(そういえば紗代子、私服のままだったな……汗だくで、息も上がって……)


P「素晴らしい」スッ [10]

海美「えええ!?」



○紗代子―海美●
『ボルダリング&ポージング』

16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:17:19.50 ID:b+Xn0+jdo
海美「そんなのズルい! プロデューサーのヒイキだよ、ヒイキ!」

P「いや、確かに紗代子は満点だった……海美のモノマネも、あと一押しあればな」

海美「ぐむむ……」

環「おつかれ、さよこ! はいっメガネ」

紗代子「あ、ありがとう環ちゃ――」

P「待て、眼鏡はまだダメだ」

紗代子「えっ?」

P「悪いけど、裸眼のままで次のところへ行ってくれ」

環「あれ、おやぶん帰っちゃうの?」

P「いや、次の対決の準備があるんだ」

17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:18:18.53 ID:b+Xn0+jdo
海美「負けちゃったけど……楽しかったよ、さよりん! また今度じっくりやろっ!」

紗代子「うん! ……でも、筋肉痛が……」

海美「大丈夫大丈夫、その内慣れるよっ」

紗代子「そう? あ、見えないのもどうにかしないと……」ガチャッ


宮尾美也「むにゃ……あ、紗代子ちゃんもお昼寝ですか~?」



環「あ、みや!」

海美「ここは……花畑?」

紗代子「凝ってるなぁ……美也ちゃん、ここの対決は何を?」

美也「対決、ですか~?」

紗代子「うん」

美也「……」

紗代子「……」

美也「………………そういえば、プロデューサーさんが何か言っていたような……」

海美「寝起きだね」

18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:19:08.05 ID:b+Xn0+jdo
美也「これを渡されました~。私と、紗代子ちゃんで使うそうです~」

紗代子「……虫取り網?」

環「あー! 見て見てうみみ、あそこ! 蝶がいる!」

海美「ホントだ! ……でも、一匹しかいないよ?」

紗代子「え、どこ?」

美也「うーん……確か、他にも~……」


ピカッ


紗代子(ひ、光!?)

19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:20:18.22 ID:b+Xn0+jdo
環「わぁ……! すごい、蝶がいっぱい!」

美也「わあ、綺麗ですね~」

海美「なんて言うんだっけ、こういうの……プロ、プロ、プロポリスじゃなくて」

紗代子「プロジェクションマッピング?」

海美「そう、それ!」

紗代子(すごいのかもしれないけど、よく見えない……)

美也「……あ、思い出しました~」

紗代子「え?」

美也「この部屋で飛んでいる1羽の蝶を、先に捕まえた方が勝ち……だそうです~」

20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:21:10.00 ID:b+Xn0+jdo
紗代子「……」

紗代子(眼鏡無しで蝶って……私、絶対無理なんじゃ)

美也「それじゃあ海美ちゃん、よーいドンをお願いします~」

海美「オッケー!」

紗代子(……いや、絶対なんて無い! 無理なんて無い!)

環「うー……たまきも虫取りやりたいぞ……」

美也「それなら、私と一緒にやりますか~?」

環「ほんとに!?」

海美「ちょっとちょっと! ダメだよ不正は!」

21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:22:13.58 ID:b+Xn0+jdo
紗代子(プロジェクションマッピングで、蝶らしきものが沢山見えるけど……それなら、全部捕ればいい)

紗代子(やればできる! やるのよ紗代子!)


海美「位置について……よーい、ドンッ!」

紗代子「やぁああああああああああああああああああああああああっ!!!!」

環「さ、さよこ!?」

海美「ムチャクチャ振ってる……そっか、見えないのをカバーする気なんだ!」

美也「む、むむむ……どこでしょうか~……」

22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:23:10.07 ID:b+Xn0+jdo
紗代子「ハァ…………ハァ……」


美也「…………えいっ!」

環「おしいぞ、みやー!」

美也「そうですか~、よかったです~」

海美「いやいや、ちゃんと捕まえてよ!」

紗代子(ダメだ、キリがない……この戦法は諦めて……いや、諦めちゃ……)

美也「今度は捕まえますよ~。私、視力には自信があるんです~」

環「さよこも頑張れー!」

海美「さよりん、大丈夫? バテてない?」



紗代子「………………」

23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:24:09.46 ID:b+Xn0+jdo
美也「いきますよ~……せーー、のっ」

紗代子「たぁッ!!!」ブォン

美也「きゃっ!」

海美「ちょっ、さよりん!? ……って」


紗代子「…………ふぅ」


海美「捕ってる! 蝶、捕ってるよ!!」

環「わぁ……! すごいぞさよこ!!」

美也「あら、負けちゃいましたか~」



○紗代子―美也●
『虫取り』

24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:25:14.04 ID:b+Xn0+jdo
環「ねぇ、今のどうやったの?」

紗代子「大したことじゃないよ、美也ちゃんから横取りしただけ」

美也「横取り、ですか~?」

紗代子「美也ちゃんが蝶を狙うのは、蝶が花に止まってるときだろうと思って」

海美「なるほど、読みでカバーしたワケだ……やるね、さよりん!」

P「振り回し始めたときはどうなるかと思ったけどな……」

紗代子「プロデューサー!」

P「感想戦は、次の恵美のところでやろう。待ちくたびれてるぞ、きっと」

紗代子「あ、もうネタバレしちゃうんですね」

25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:26:13.51 ID:b+Xn0+jdo
ガチャッ


所恵美「おっ、やーっと来たね」


環「あれ? ここって……」

海美「ファミレスじゃん! なんでスタジオにあるの?」

紗代子「……プロデューサー、この予算はどこから?」

P「……実はこの対決、今度テレビで流すんだ」

紗代子「そんなことだろうと思いましたよ……」

美也「ひい、ふう……5人です~」

恵美「はいはい、こちらへどうぞ~♪」

26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:27:13.71 ID:b+Xn0+jdo
恵美「今度の勝負は~、オリジナルドリンク対決! だよん!」

紗代子「オリジナル……なるほど、ドリンクバーね」

恵美「って言っても、ただ混ぜるだけじゃダメだよ? 条件があるんだからさ」

紗代子「条件?」

恵美「その1、最低でも3種類以上のドリンクを混ぜること!」

海美「……なんか、不安になってきた」

恵美「その2、試飲は1回まで!」

美也「あの、注文はこのボタンでしょうか~」

恵美「どっちが美味しかったかを判定するのが、そっちの4人! どう、楽しそうっしょ?」

紗代子「……」

27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:28:16.78 ID:b+Xn0+jdo
紗代子(相手が恵美だし、ゲテモノで自滅してくれるんじゃ……と思ったけど)

恵美「ちなみに、ドリンクバーはサ○ゼのやつだからね」

環「おやぶん! たまき、このハンバーグがいい!」

P「うん、後で食べに行こうな」

紗代子(本気を出したら、意外と美味しいのかも。慣れてるだろうし、手強い相手ね)

恵美「お、本気だね~紗代子。それでこそやりがいがあるってもんだ♪」

紗代子(でも、負けるわけにはいかない! 経験に差があっても、柔軟な発想で上回れるはず!)


恵美「それじゃ……よーい、スタートっ!」

28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:29:09.31 ID:b+Xn0+jdo
紗代子(柔軟な発想……って言っても、ただ闇雲に混ぜてもマズくなるだけ)

紗代子(確か、恵美が前に言ってたような……『オレンジ+カルピスは基本』って)

紗代子(そこから調整するなら……炭酸水?)

紗代子「……うん、おいしい」


紗代子(オレンジ+白ぶどう+炭酸水! これで)

紗代子「……」

紗代子(これで……勝てるの?)

紗代子(恵美はドリンクバーに精通してる……もっと、恵美を上回る『何か』を……)


紗代子「…………」

29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:30:15.65 ID:b+Xn0+jdo
恵美「ハイハイ皆さん、お待たせしました~♪」

P「お、先攻は恵美……か……」

海美「……なんか、濁ってる?」

恵美「まぁまぁ、そう言わずに飲んでみなって。飲まず嫌いはよくないよ?」

美也「それじゃあ、いただきます~」

環「……あ! おいしい!」

P「本当だな……何を混ぜたんだ?」

恵美「んー、コーラ+メロンソーダ+ジンジャー?」

海美「ええ、ゲテモノっぽいのに!」

恵美「にゃははっ、比率が大事なんだよ、比率がね♪」

31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:31:06.19 ID:b+Xn0+jdo
紗代子「……できました」

海美「おっ、さよりん!」

紗代子「鯛焼きに合うドリンクをイメージしてみました、飲んで下さい!」

P「鯛焼きか……先週、紗代子と食べたのも美味しかったな」

紗代子「そうですね、あんな感じで……って」

恵美「なになに? 紗代子、いつの間にプロデューサーとデートしてたワケ?」

紗代子「ちがっ、ロケだから! プロデューサーも何言ってるんですか!」

P「はは、冗談だよ……それじゃ、いただきます」


P「……」



P「」ドサッ


紗代子「プロデューサー!?」

32 :>>30 ありがとうございます 2015/01/24(土) 22:32:16.15 ID:b+Xn0+jdo
海美「うえ……なんか、ハズレのプロテインみたい……」

環「さよこ、何入れたの……?」

紗代子「え? えっと……オレンジ、白ぶどうと……コーヒー」

恵美「あちゃー、それは地雷だよ紗代子……」

紗代子「そ、そうなの?」

美也「私は好きですよ~、なんだか温かいですし」

P「生ぬるいとも言える……これ、ホットのコーヒーだろ」

紗代子「はい、思い切ってみたんです……けど……」

P「……思い切りすぎだ」



●紗代子―恵美○
『オリジナルドリンク』

33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:33:10.93 ID:b+Xn0+jdo
恵美「あれっ!? こっちのは美味しいじゃん!」

紗代子「そこから、もう一段階変えようかと思って……」

恵美「そっか、試飲は1回だもんね~。でも、そしたら炭酸水抜かなくてもよかったのに」

海美「それでもコーヒーには負けると思うよ……」

恵美「そだね」

紗代子「うぅ、工夫が裏目に……あれ? プロデューサー、この場合はどうなるんですか?」

P「え?」

紗代子「私、恵美に負けちゃったんですけど……ここで終わり、ですか?」

P「いやいや、別にそんなルールは無い。最後の戦いに行ってくれ」

紗代子「最後の……戦い……」

34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:34:06.59 ID:b+Xn0+jdo
環「みや、みや! たまきも混ぜてみたぞ! 飲んでみて!」

美也「それでは……うふふ、美味しいです~」

環「ほんと!?」

紗代子「あれ、皆は来ないんですか?」

恵美「アタシたちは、ここで休んでるからさ~。頑張ってね、紗代子♪」

海美「さよりんなら、きっと勝てるよ! ドリンク以外は!」

P「……そういうことだ。頑張れよ、紗代子」

紗代子「……はいっ!!」

35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:35:18.98 ID:b+Xn0+jdo
紗代子(琴葉さんとの対決、何をするんだろう。やっぱりフェンシング?)

紗代子(だとしたら、厳しい戦いになる……気合いを入れないと!)

紗代子「……ふうっ」

紗代子「たのもー!!」ガチャッ


田中琴葉「あ、紗代子。いらっしゃい」



紗代子「…………へ?」

紗代子(部屋、狭……というか)

紗代子「畳に……コタツ……?」

琴葉「寒いし、気にせず入って? ミカンもあるわよ」

36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:36:11.15 ID:b+Xn0+jdo
琴葉「……」

紗代子「……」

琴葉「……紗代子、ミカンの剥き方おかしくない?」

紗代子「えっ? 私はいつもこんな風に…………って!」

琴葉「?」

紗代子「勝負! 最後の勝負はどうなったんですか琴葉さん!!」

琴葉「……あぁ、そうだったわね。すっかり忘れてた」

紗代子「もう……」

琴葉「それじゃ、紗代子は何がやりたい? ポーカー? 大富豪? 2人だったらスピードかしら」

紗代子「……え、えええ…………?」

37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:37:07.07 ID:b+Xn0+jdo
琴葉「んー……こっち!」

紗代子「……」

紗代子(…………何かが、おかしい)

琴葉「……はぁ、また負けた。やっぱり、2人でババ抜きは無理があるのかな」

紗代子(絶対おかしい……ここにきて琴葉さんとほのぼのトランプは絶対おかしいよ……)

琴葉「ねぇ、紗代子」

紗代子「はい」


琴葉「隣……座っても、いい?」


紗代子「はい!?」

38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:38:08.00 ID:b+Xn0+jdo
琴葉「よいしょっと……どうする、紗代子? 今度は他のやつやる?」

紗代子「……えっと、もう一回、ババ抜きで」

琴葉「ふふっ、またババ抜き? いいけど」

紗代子「……」

紗代子(ち、近い……)


琴葉「……紗代子、私ね」

紗代子「は、はいっ」

琴葉「出番を待つ間、ずっと見てたの。紗代子と皆の対決を」

紗代子「そういえば、撮ってたんでしたっけ」

琴葉「カメラが何台もあって、面白かったわよ…………色んな話も聞けたし」

紗代子「色んな話、ですか?」

琴葉「紗代子」




琴葉「プロデューサーとデートに行った、っていうのは……本当?」

39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:39:11.18 ID:b+Xn0+jdo
紗代子「え、あ、いや、あれはそのっ」

琴葉「……」

紗代子(一番マズいところ聞かれてた!?)

琴葉「ふーーーん……」

紗代子(琴葉さん、雰囲気が変わった……? こ、これ、やばいんじゃ)

琴葉「……」グイッ

紗代子「きゃっ!」

琴葉「なんだか……妬けちゃうな……」

紗代子(あ、あれ?)

琴葉「紗代子って……プロデューサーみたいな人が好きなんだ……?」

紗代子(これは……いわゆる、床ドン……?)

40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:39:26.01 ID:XN9IDIn5o
ひえっ

41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:40:09.42 ID:b+Xn0+jdo
琴葉「……」

紗代子「……ち、近い、です」

琴葉「…………」

紗代子(い、息がかかる……)

琴葉「………………げる」

紗代子「えっ?」

琴葉「他の人のこと……考えられなくしてあげる」

紗代子「……こ、ことは、さ」

琴葉「…………」

紗代子「……」


琴葉「………………」



琴葉「……………………」プルプル



紗代子「……琴葉さん?」

琴葉「ごめんやっぱ無理っ!!」ドン

紗代子「!?」

42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:41:09.43 ID:b+Xn0+jdo
ガチャッ

恵美「ちょっとちょっとちょっとーー!!」

紗代子「恵美!?」

恵美「何やってんのもー琴葉ー! そこはこう、ガッとやってチュッと吸ってさー!」

琴葉「な、なな何言ってるの!?」

紗代子「こ、琴葉さん……これは……」

琴葉「……ごめん紗代子、こっち見ないで」

紗代子「ええ!?」

恵美「にゃははっ、照れてる照れてる♪ カワイイなーもう、琴葉はー」

琴葉「……もうっ、恵美!」

43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:42:09.01 ID:b+Xn0+jdo
P「……まぁ、なんだ。お疲れ、紗代子」

紗代子「プロデューサー……これ、何の勝負だったんですか?」

恵美「アドリブ対決だよ、アドリブ♪」

P「2人に自由に演技させたらどうなるのか、って感じだった……んだけど」

恵美「……どうする? プロデューサー」

P「……」

紗代子「……」

琴葉「……」

P「……引き分けだな」

恵美「だね」



△紗代子―琴葉△
『アドリブ』

44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:43:09.45 ID:b+Xn0+jdo
琴葉「あれ? そういえば他の皆は?」

恵美「外のファミレスに行ったよ。ハンバーグだってさ♪」

P「……割と、刺激が強くなるんじゃないかと思ってな」

恵美「いやー、あれはナイス判断だったね」

P「思ってたのとは違う方向に行ったけどな」

紗代子「や、やめましょう! 終わったことを振り返るのは!」

琴葉「ほ、ほら、早く皆と合流して打ち上げしよう、恵美?」

恵美「……ん~、そだね♪」

45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:44:06.21 ID:b+Xn0+jdo
紗代子「そういえば……この結果は、PSLのユニットにどう影響するんですか?」

P「あー……とりあえず、持ち帰って上と相談かな」

恵美「でも、紗代子の対応力はアヤシイね~。すごいテンパってたし」

紗代子「だ、だってあれは!」

P「……まぁ、組み合わせ次第だろうな。他のアイドルも見てみないと」

琴葉「他の……って! この企画、またやるんですか!?」

恵美「にゃははっ、頑張ってね、琴葉♪」

琴葉「はぁ……」

紗代子「ふふっ。ファイトですよ、琴葉さん!」

琴葉「紗代子まで!?」



――――

――

46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:45:10.55 ID:b+Xn0+jdo
ガチャッ

島原エレナ「おはようございますっ! 今日はよろし――」



エレナ「アレ?」


P「どうした、エレナ?」

エレナ「プロデューサー、スタッフさんがいないヨ? なんかあったノ?」

P「そりゃそうだ、元々撮影なんて無いしな」

エレナ「あ、そうなの? ビックリしたヨ~」


エレナ「……」




エレナ「アイエエエエ!!?」


おわり

47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 22:45:54.31 ID:b+Xn0+jdo
以上です。読んで下さって、ありがとうございました。

紗代子がリーダーだったらいいなぁ

49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 23:04:00.49 ID:XN9IDIn5o
おつー
紗代子マジ熱血



元スレ: http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1422104562/


THE IDOLM@STER LIVE THE@TER HARMONY 06 アイドルマスター ミリオンライブ!
灼熱少女(バーニングガール) 田中琴葉(種田梨沙) 高坂海美(上田麗奈) 大神環(稲川英里) 宮尾美也(桐谷蝶々) 所恵美(藤井ゆきよ)
ランティス (2014-11-26)
売り上げランキング: 1,415

コメント
2027: 2015/01/25(日) 21:22
恥ずかしい演技の後に真っ赤になる琴葉とかおいしいです
コメントの投稿





ページランキング
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://ssbiyori.blog.fc2.com/tb.php/7212-64355cbc