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モバP「……は? 姫川始め?」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 08:47:11.24 ID:V+cezl5Lo
P「ん……? あれは……おーい、比奈」

荒木比奈「えっ!? ……あ、もしかしてプロデューサーっスか!?」


P「え、なんでそんなに自信ないの?」

比奈「私服のプロデューサーなんてSレアものっスからねぇ」

P「たまのオフくらい、私服で出かけさせろよ……」

比奈「そりゃまぁ、構わないっスけど……」

2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 08:48:13.54 ID:V+cezl5Lo
P「んで、何してんのお前、こんなところで」

比奈「いやぁ、ちょっと野暮用でス」

P「ふぅん……」ジー

比奈「な、なんスか。そんな、ジッと見て」

P「いや……比奈もそんなオシャレなロングコートなんて着るんだなーと」

比奈「え、変っスか?」

P「いや? そんなこと無いよ」

3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 08:48:54.62 ID:V+cezl5Lo
比奈「そ、そうっスか……?」

比奈「ちょっと背伸びしちゃったかなーなんて思ったんスけど……」

比奈「プロデューサーにそう言ってもらえて良かったっス……」ボソ

P「ん?」

比奈「なんでもないっス!」

P「そうか?」

P「あ、でもお前、その下――」

比奈「へ?」

P「ジャージなんて事ないよな?」

比奈「」カチンッ

4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 08:49:26.91 ID:V+cezl5Lo
比奈「――プロデューサー」

P「ん?」

比奈「いつから、この下に服を着てると錯覚していた?」

P「なっ……はぁ!?」

比奈「……」プチ

P「え!? お、おい!!」

 プチ…… プチ……

比奈「自分の目で確認すると良いっス……」バッ

P「おまっ――!?」

P「結局ジャージじゃねーか!!」

比奈「なーんでバレたんスかねー」

P「日頃のジャージ率の高さを省みろよ……」

5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 08:50:05.67 ID:V+cezl5Lo
P「んで、そんな格好してどこに行くんだよ」

比奈「いやー、冬の祭典が終わって死んでたんスけどねぇ」

P「もう三が日終わるっつーのに、いつまで死んでたんだ、お前は」

比奈「まぁまぁ。そしたらLINEで友紀ちゃんに呼び出されまして」

P「はぁ? 友紀に?」

比奈「ええ」

6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 08:50:32.54 ID:V+cezl5Lo
比奈「――あっ」

P「ん? 何?」

比奈「もし暇だったら、プロデューサーも来まス?」

P「暇って訳でもないが……まぁ、行ってみるか」

P(なんか嫌な予感がするしな……)

比奈「良かったっス……」

P「あん? なんでだ?」

比奈「あー……そこはかとなくイヤな予感が……」

P「……だよなー」

比奈「……っス」

7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 08:51:21.16 ID:V+cezl5Lo
――――――

 ピンポーン

 『はーい?』

比奈「荒木っスー。友紀ちゃん、来たっスよー」

 『おー、開いてるから入ってきてー』

P・比奈「」

比奈「りょ、了解っス……」

P「戸締まりくらいしろよ、あのバカ……」

比奈「あ、あはは……」

8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 08:51:54.82 ID:V+cezl5Lo
比奈「こんばんわっスー」ガチャ

姫川友紀「おっそいよー、比奈ちゃーん!」ケラケラ


日下部若葉「うわあぁ~~~ん、比奈ちゃ~~~~ん!!」トテトテトテ ポスンッ


比奈「おっとっと、若葉ちゃん?」

若葉「うぁあぁぁぁぁ~~~~~~ん!!」ギューッ

比奈「ちょっ、えっ、何事っスか、これ!?」

P「――どういうことだ、友紀?」ヌッ

友紀「へ……?」ジー

友紀「……プ、プププ、プロデューサー!?」

友紀「なんでプロデューサーがあたしんちに居るの!?」

9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 08:52:37.97 ID:V+cezl5Lo
P「んな事はどうでも良い。なんで若葉は泣いてるんだ!?」

友紀「あー……それはプロデューサーのせいだよ?」

P「え? 俺? なんかしたっけ?」


若葉「比奈ちゃん~~! 私、悔しいんです~~~~!!」

比奈「わ、若葉ちゃん、落ち着くっス! ね!?」


友紀「L.M.B.G」

P「えっ」

P「だって、あれは最終的にはお姉さん役として、本人も納得したはずじゃ……」


友紀「いやー、なんか飲んでるうちに、また悔しくなって来ちゃったみたいでさー?」

友紀「特に、ほら、あの中にいると、スタッフさんからの扱いが他の子供達と一緒らしくて」

P「あぁ……」

10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 08:53:39.00 ID:V+cezl5Lo
比奈「よしよし、大丈夫っスから。若葉ちゃんはちゃんとお姉さんっスから」サスサス

若葉「うぅぅ~~~~」グスグス


P(どうしよう、親子にしか見えない)

友紀(完璧にお母さんポジションだよ、比奈ちゃん)


比奈(なんか、生暖かい視線を感じるっス……)

比奈「プロデューサー、なんとかするっス」

P「うぇっ!? 俺!?」

比奈「ちゃんと、泣かせた責任取るっスよ!」

P「いや、責任ったって……」

11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 08:54:25.93 ID:V+cezl5Lo
比奈(早くするっス!)クイックイッ

P「……えっと、若葉?」

若葉「……」プイッ

P「」

P(ぐっ……心が折れそうだ……)

P「あのな? L.M.B.Gは確かに子供達のユニットだ」

P「なんだかんだで7人にまで増えたが、ここまで行くと、まとめる人間が必要になる」

P「あー、本来であればプロデューサーである俺か、リーダーである千枝がその役目を担うのが当然だが――」

P「俺は常に一緒にいられる訳じゃない」

P「千枝にしたってまだ小学生だ。千枝の手に負えない事態も有るだろう」

P「だからこそ、メンバーの中にしっかりした大人が必要なんだ」

若葉「……」ピクッ

P「この役割を任せられるのは、若葉しか居ないんだ」

若葉「……」チラッ


佐々木千枝

12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 08:55:08.72 ID:V+cezl5Lo
P「だからさ、機嫌、直してくれないか?」ナデナデ

比奈「……」サスサス

若葉「うぅ……」


友紀(家族だよコレ!? 夫婦と娘だよ!!)

友紀(……なんであたしんちなのに、こんなアウェーなんだろー)


比奈「落ち着いたっスか、若葉ちゃん?」ポンポン

若葉「っ……」コクコク

P「良かった……」グッタリ

13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 08:55:35.41 ID:V+cezl5Lo
友紀「よーしじゃあ、飲みなおそー!!」

P「はぁ?」

友紀「ほら! プロデューサーも比奈ちゃんも若葉ちゃんも!」

友紀「姫川始めだよ!!」

P・比奈「」

P「……は? 姫川始め?」

友紀「そうそう!」

若葉「何ですか、それ~?」

友紀「姫始めって言うのがあるんでしょ?」

友紀「だったら、あたしがやったら姫川始めじゃん?」

14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 08:56:14.62 ID:V+cezl5Lo
P「比奈……どう思うよ」ヒソヒソ

比奈「友紀ちゃんっスからねぇ……深い事は考えてないっスよ、多分」ヒソヒソ

比奈「って言うか、きっと意味とか考えてないだろうし、本来の意味も知らないと思うっス」

P「……ま、そうだろうなぁ」


友紀「お2人さーん、なにコソコソ話してるのー?」

友紀「乾杯するから、早く飲み物準備!」

15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 08:57:34.50 ID:V+cezl5Lo
P「なあ、友紀」

友紀「なに?」

P「姫始めの事、誰から聞いた?」

友紀「んー? えっとね……あれ、誰だっけ?」

P「お前……」

比奈「友紀ちゃん……」

友紀「ちょっと待って! そんな可哀想な人を見るような目で見ないで!!」

比奈「可哀想な人を見てまスから」

友紀「ストレートに辛辣!?」

16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 08:58:01.65 ID:V+cezl5Lo
若葉「あんまり苛めちゃダメですよー?」

P「いや、苛めって言うか、なぁ?」

比奈「そうっスねぇ……」

友紀「えっと、あれは元旦の仕事の後の新年会だから……あ!」

P「お、思い出したか?」

友紀「うん! 楓さんだよ!」

P「あの人は……中途半端な知識を与えるなよ……」

友紀「え?」

比奈「あのっスね、姫始めってのは……――」


高垣楓

17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 08:58:43.59 ID:V+cezl5Lo
比奈「――……って事っス」

友紀「え゛っ」カァッ

若葉「わ、わぁ……」プシュー

P「だから、姫川始めなんて言ったら、友紀と――」

友紀「わーー!! わーーーっ!!!」

P「……まぁ、さっき比奈が説明したのは諸説ある意味の内の1つなんだけどな」

比奈「え、そうなんスか?」

P「比奈も大概、同人脳だよなぁ……」

比奈「う゛……そう言う生態なんスよ……」

P「生態なのかよ!?」

P「……ま、なんだかんだ言っても、最早そう言う方面の意味の方が一般的だしな」

比奈「だったら良いじゃないっスかー」

P「漫画に限らず、話を作るなら色んな雑学知ってた方が良いだろ」

比奈「そりゃまぁ、そうっスけど」

18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 08:59:56.00 ID:V+cezl5Lo
P「よっし、じゃあ始めっか、姫川始め!」

友紀「えっ? えっ!?」

若葉「は、始めちゃうんですか~?」

比奈「ふ~ん、結局手を出しちゃうんスね~」ジトー

P「いや、友紀が最初に言ってた方のな?」

P「どうせ、ただ皆と飲むだけのつもりだったんだろ?」

友紀「そ、そうそう! そうだよ!!」

友紀「お酒もおつまみも用意してあるんだから!」

19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 09:00:22.54 ID:V+cezl5Lo
友紀「――って、そう言えばなんでプロデューサーが居るの!?」

若葉「もしかして~、元々一緒にいたんですか~?」

比奈「へ?」

友紀「えーっ!? まさかの同棲!?」

比奈「してないっスよ!?」

友紀「だってプロデューサー私服だし! プライベートっぽいし!」

友紀「だからプロデューサーだって分かるのに、時間かかったんだよ!?」

P「そこは俺のせいじゃないだろ!?」

20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 09:01:06.88 ID:V+cezl5Lo
P「ちょっと出かけてたら、ここに向かってる比奈に会ってな」

比奈「どうせだから、誘ってみたっス」

友紀「もー、連れてくるなら連絡入れてよー」

比奈「連絡があったらどうなってたんスか?」

友紀「えっと……片付けとか?」

若葉「もう1時間くらい前から飲んでたし、無理ですよね~」

友紀「」

P「そんな前から飲んでんのかよ」

若葉「私が来た時には、缶ビールが開いてましたから~」

21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 09:01:40.14 ID:V+cezl5Lo
P「それで、玄関の鍵も閉めずに飲んでたのか?」

友紀「え、鍵?」

友紀「家の中に人が居るんだし、鍵なんて閉めなくても良くない?」

P「」

―――
――――――

比奈「ただいまプロデューサーによる説教中っス」

若葉「しばらくお待ちくださ~い」

――――――
―――

友紀「うぅ、怒られた……」

P「俺だって新年早々、説教しなきゃならんとは思わなかったわ」

比奈「まぁしょうがないっスねぇ」

若葉「危ないですからね~」

22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 09:03:10.98 ID:V+cezl5Lo
友紀「んじゃっ! 気を取り直して、飲むよっ!」

若葉「わ~、立ち直りが早いです!」

比奈「じゃあ、プロデューサーに気の利いた一言でも言ってもらうっスかね」

P「は? そんなの必要か?」

比奈「ほらほら、とっとと言うっス。練習みたいなもんっスよ」

P「扱いがひでぇ……」

P「えー、明けましておめでとう!」

友紀「あ、短めでね!」

P「っ――わかってるよ!」

P「今年も皆の成長に期待するとともに、プロダクションの更なる躍進を願って!」

P「乾杯!」

友紀・比奈・若葉「かんぱ~い!」

23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 09:03:48.04 ID:V+cezl5Lo
比奈「んっんっ、ぷはぁ。ところで、なんで呼ばれたのが私と若葉ちゃんなんスか?」

友紀「ん? 他の人にも声かけたよ?」

友紀「でもさー、みんな用事があったり、反応すらなかったりでねー」

比奈「あー、私も放置すれば良かったっス」

友紀「ひどくない!?」

比奈「私だってグッタリしてたんスよ! 実家で!!」

若葉「さすが、ハマっこですね~」

若葉「私が実家に居たら、もっと時間がかかっちゃいますよ~。新幹線使っても~」

友紀「あたしが実家だったら……」

P「ほぼ誰も行けないだろ」

友紀「だねー」

24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 09:08:57.16 ID:V+cezl5Lo
比奈「友紀ちゃんと同郷って誰が居るんスか?」

P「えーと、確か……千佳と礼さんだな」

比奈「さすがに千佳ちゃんを巻き込むなんてことは……ないっスよね……?」

友紀「そんなことしないよ!?」

P「それくらいの常識はあったか」

友紀「さっきからひどいよ!!」

若葉「礼さんなら、帰省してたら付き合ってくれそうですね~」

友紀「どの辺りに住んでるかにもよるけどねー」

P「ま、同じ県って言っても結構広いしな。その辺りはどこでも変わらないだろ」


横山千佳


篠原礼

25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 09:10:17.41 ID:V+cezl5Lo
 数時間後

比奈「……」カリカリカリカリ

友紀「あー、ひなちゃーん、なにかいてるのー?」

比奈「今なら、スゴいナニかが描ける気がするっス……!」カリカリカリカリ

P「いや無理だろー」

比奈「無理!? 今無理って言ったっスか!?」

P「だってお前、絵になってねーぞそれ?」

比奈「……これがなんだか、わっかんないんスか!」ビシッ

友紀「んー? なんだろー、これー?」

P「スピリチュアルな何かと言われたら、納得できるかもしれないけどなー」

若葉「すぅ……んぐ……ふぅ……」zzZ

26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 09:10:51.18 ID:V+cezl5Lo
比奈「……ぐすっ」

P「ん?」

比奈「プロデューサーにバカにされたっスーーーー!!」

比奈「うわぁあーーーーーん!!!」

P「えぇー……」

 <ドンッ ウルセーゾ!

比奈「」ビクッ

友紀「ありゃ、おとなりさん、おこらせちゃったー?」

27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 09:11:17.99 ID:V+cezl5Lo
比奈「い……」

P「?」

比奈「今の聞いたっスか!? 壁ドンっスよ、壁ドン!」

P「お、おう……」

比奈「女子憧れの!!」

P「いやいやいや、そうじゃないだろ!?」

友紀「へー、こんなのにあこがれるんだー、へんなのー!」ケタケタケタ

友紀「あたし、なつばによくやられてるよー?」

P「よく壁ドンされてんのかよ!? よくまぁ追い出されないもんだなぁ……」

比奈「良いっスねー、友紀ちゃん」

P「良くねーから! ってか、お前がそっちの壁ドン知らないわけないよな、比奈!?」

P「実はものすごく酔っ払ってるだろお前ー!!?」

<ドンッ

P「」ビクッ

28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 09:12:38.02 ID:V+cezl5Lo
 更に数時間後

若葉「すぅ……すぅ……」

比奈「むにゃ……」

友紀「ことしー、こ、そ……ぐぅ」

P「ぐご……がぁ……」

29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 09:13:06.46 ID:V+cezl5Lo
 深夜

 ムクッ

若葉「……といれ~…………」トテトテ

 スー パタン

30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 09:13:40.07 ID:V+cezl5Lo
友紀「……んん、さむ……なにか……」

 ペタペタ

友紀「ぁ……これ、あったか……」キュッ

友紀「……すぅ……」

31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 09:14:06.62 ID:V+cezl5Lo
比奈「……んー……?」

 ゴソゴソ

比奈「……」ギューッ

比奈「えへへ……すぅ……」

32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 09:14:40.92 ID:V+cezl5Lo
 スー パタン

 トテトテ

若葉「……お布団……入らなくちゃ~……」クシクシ

 モゾモゾモゾモゾ

若葉「……すぅ……すぅ……」

33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 09:15:10.66 ID:V+cezl5Lo
 朝

P「ん……」パチッ

比奈「くぅ……」

P「」ビクッ

P(え、なんで目の前に比奈の顔が……)

P「ってか、なんでこいつ俺の右腕に抱き付いてるんだ……」

P「おい比n――」グイッ

P「え?」

友紀「んん……」

P「左手は友紀だと……?」

P「こっちはこっちで俺の手を包み込むように、胸に抱いて……」

P「って、あれ? この感触、友紀の――!?」

34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 09:15:38.17 ID:V+cezl5Lo
 モゾッ

P「ひぃ!?」

P「な、なんだ!? 服の中に何か――!?」

P「って、手が使えねぇ……」

P「お、お前ら、起きてくれ!!」

比奈「ん……んん~、なんスか~……人が気持ちよく寝てるのに……」モゾ

比奈「……」ギューッ

比奈「!?」

比奈「なっ、んなっ――」

P「落ち着け比奈! お前が俺の腕に抱き付いてるんだ! 頼むから放してくれ!」

比奈「は、はい……」スッ

P「ふぅ……」

35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 09:16:13.26 ID:V+cezl5Lo
P「んで、服の中に居るのはなんd――」グイッ

若葉「すぅ……すぅ……」

P「どういうことだってばよ!?」

比奈「プロデューサーのトレーナーの中から若葉ちゃんが生まれた!?」

P「生まれるか!!」

友紀「ふぁ~、プロデューサーとトレーナーさん付き合ってんの~?」

P「寝起きに何言ってんだお前は!?」

比奈「トレーナーさんと付き合ってるって、どどどどういうことっスか、プロデューサー!?」

P「俺が聞きたいわ! どこからツッコめば良いのかをな!!」

比奈「なに卑猥なこと言ってるんスか!!」

P「言ってねーよ!?」

P「あーもー! 収拾が付かねー!!」

36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 09:17:14.03 ID:V+cezl5Lo
P「って言うか、なんで俺、友紀んちに泊まってんの!?」

友紀「プロデューサー、急に寝ちゃったよ?」

P「うげ、マジで?」

友紀「なんか病気なんじゃないのー?」

P「そんなことないと思いたいなー……」

比奈「一番あり得そうなのは、疲労、寝不足ってとこっスかね?」

比奈「そこにアルコールが入っちゃって、とか」

P「あぁ、あり得るなぁ……」

友紀「で、いつまで若葉ちゃんをお腹に乗っけてんの?」ツンツン

若葉「むぅ~ぅ~……」

P「……あ、あぁ、そうだな」

37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 09:17:49.76 ID:V+cezl5Lo
比奈「……あ、ちょっと待つっス」

P「ん?」

比奈「ちょっと資料用に写真を――」

P「何の資料だよ!? ってか、撮らせるわけねーだろ!?」

比奈「ケチ」

P「こんな状態、まかり間違って流出したらスキャンダルじゃねーか!!」

比奈「あ」

38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 09:18:55.93 ID:V+cezl5Lo
P「まったく、何考えてんだ……」

比奈「寝起きで頭が働いてないんスよ……たぶん」

比奈「じゃ! じゃあ、簡単にスケッチだけさせて欲しいっス!」

比奈「誰なのかが解るようには書かないっスから!」

P「……5分だけやる」

比奈「っ、あざっス!」ガサガサッ

友紀「5分で描けるの?」

比奈「デッサンレベルなら、なんとか……!」シャシャシャシャシャ

友紀「はやっ!?」

39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 09:22:46.61 ID:V+cezl5Lo
P「はい、しゅーりょー」

比奈「ぜぇはぁ」

友紀「そんな棒読みな『ぜぇはぁ』、初めて聞いたよ」

比奈「やー、結構集中したんで疲れたのはホントっスよ」

P「それにしても、この短時間で3カット描くとはな……」

比奈「だいぶ雑っスけどね。あとでもうちょっと、ちゃんと描かないと……」

比奈「……って、寝起きに何やってんスかね」

比奈「あ、ところで、夜に誰かコレに落書きしました?」

友紀「どれ?」

比奈「私のスケブに、良く分からない物が書いてあるんスけど」

友紀「……それ、比奈ちゃんが書いたんだよ?」

比奈「……記憶にないっス」

40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 09:23:55.32 ID:V+cezl5Lo
P「起きてくれ、若葉ー」ポンポン

若葉「くぅくぅ」ギューッ

P「あっれー?」

友紀「……!」ティンッ

 コショコショ

若葉「ひゃっ!? や、ひゃはははっ!」

P「起きてた!?」

 コーショコショコショ

若葉「ダ、ダメで、す、ゆき、ちゃ、だめぇあはははははははははっ!!」ジタバタ

P「ちょっ、暴れっげほっ!?」

41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 09:24:33.33 ID:V+cezl5Lo
若葉「も~っ、ひどいです、友紀ちゃん!」

友紀「寝たふりしてるから、ついね!」

P「ごほっ……ぜぇ……」

比奈「大丈夫っスか、プロデューサー?」

P「あ、あぁ……ふぅ、鳩尾はシャレにならねーなぁ……」

友紀「そう言えばプロデューサー、仕事は?」

P「ん? 今日はまだ休みだよ。久々の連休だ」

42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 09:25:18.04 ID:V+cezl5Lo
若葉「えっと、明日は……?」

P「明日は仕事だな」

比奈「正月に2連休しかないんスか……」

友紀「黒いね……」

P「まぁ、もう少し後にまた休み入れる予定ではあるけど」

P「流石に松の内――いや、今月は無理かなぁ」

比奈(絶対休まないっスね)

若葉(すぐ忘れちゃいそうですね~)

友紀(また、ちひろさんに怒られるんだろうなー)


千川ちひろ

43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 09:26:17.39 ID:V+cezl5Lo
若葉「それじゃ~、プロデューサーさんがお休みのうちに、一緒にお出かけしましょう~」

P「え、流石に帰りたいんだけど」

友紀「じゃあ、御飯でも食べに行こうよ!」

比奈「お、良いっスね。プロデューサーの奢りっスか?」

P「なんでだよ!?」

若葉「何にしましょうか~♪」

友紀「肉?」

比奈「シンプルっスね……」

若葉「お寿司とか~」

友紀「お~、お寿司も良いね~」

44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 09:27:05.68 ID:V+cezl5Lo
P「いや、ちょっと待って」

比奈「あ、ウナギなんてどうっスかね」

P「」

友紀「へー、そんなに元気をつけてどうするのかなー?」

若葉「わ~、比奈ちゃん大胆ですね~」

比奈「えぇ!? なんでそうなるんスか!?」

比奈「どうせ奢ってもらうならと思って、単純に普段食べない物を提案しただけっスよ!?」

P「ああもう、ウナギでもなんでも奢ってやるよチクショー!」

友紀・若葉「やった~!」

比奈「この流れだと、なんとなく嬉しくないっス……」

45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 09:29:02.46 ID:V+cezl5Lo
P「だが、どうせなら、まず初詣行こう!」

友紀「初詣?」

P「大晦日から一昨日まで仕事だったから行けてないんだよ」

P「本当は昨日行くつもりだったんだけどな」

比奈「ああ、その途中で会ったんスか」

P「おみくじで大凶引いた奴には特上奢ってやるぞ!!」

比奈「……セコイっスね」

若葉「なんでですか~?」

比奈「大凶が入ってる確率って、めちゃくちゃ低いんスよ」

比奈「ガチャでSR引くより低いっス」

比奈「そもそも、入れてない神社もあるくらいっスからね」

友紀「出来レースじゃん!?」

P「うっせー、大凶引いた奴にだけ奢るってルールに変えてもいいんだぞ」

46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 09:29:55.84 ID:V+cezl5Lo
比奈「じゃあ、鶴岡八幡宮に行きまスか」

P「え? 今から鎌倉まで行くのか?」

比奈「やっぱり有名どころ行きたいじゃないっスか」

P「東京にも有名な神社はいっぱいあるだろ?」

若葉「鎌倉ですか~、良いですね~」

友紀「そう言えば、あたし行ったことないかも?」

比奈「2人は乗り気っスよ?」

P「しょうがねーなぁ……」

47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 09:30:59.52 ID:V+cezl5Lo
友紀「で、実際のところ、なんで鶴岡八幡宮なの?」

比奈「割と大凶が出やすいって言う噂があるんスよね」ニヤリ

友紀「oh……比奈ちゃんもワルよのー」

比奈「セコイこと考える方が悪いんスよ」

比奈「出やすいって言うのは、あくまで噂っスけど、大凶が入ってるのは確実っスから」

友紀「ま、プロデューサー必勝の出来レースよりは、可能性がある方が面白いよね!」


若葉「2人とも~、行きますよ~?」

比奈「はーい、今行くっスー」

48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 09:31:59.44 ID:V+cezl5Lo
P「お前らは初詣で何を願う?」

友紀「あたしはー、今年こそキャッツ日本一っ!!」

若葉「そうですね~……うーん、秘密です~」

友紀「えっ」

比奈「……私も秘密っス」

友紀「ええっ」

P「ふむ。ま、人に話しちゃった願い事は叶わない、なんて話もあるしな」

友紀「!?」

友紀「ちょっ、プロデューサー!? 嘘だよね!? ね!?」

P「さて、どうだろうな~?」


 おわり

49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 09:36:37.66 ID:V+cezl5Lo
正直、姫川始めって単語を使いたかっただけ
1月3日から書き溜め始めたのに、なんだかんだ1週間もかかっちゃった

52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 10:25:04.55 ID:gDVussjAO
乙!!!
この20歳児どもめ……

56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/10(土) 12:11:35.57 ID:7mdtRgWro
おつ!
荒木先生可愛い



元スレ: http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1420847230/


THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 032姫川友紀
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