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ちひろ「1日遅れのホワイトデー」

1 ：以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします 2014/03/15(土) 01:05:48.19 ID:D+dfPTQq0

3月14日　事務所

P「おーい杏、仕事いくぞ！」

杏「えー……事務所来るのにスタミナ使い切ったから今日はお休みで……」

P「ほれ、これをやるからさっさと働け！」

杏「こ、これは……ゴージャスセレブプリン飴！！　並んでも手に入らないという杏には一生縁がないものだと思っていたこれをなぜ！」

P「先月、珍しく杏がチョコ飴くれたからな。きちんとお返ししようと思っただけだ」

杏「し、仕方ないなぁ。本当はお休みをくれるほうがよかったんだけど、こんなものを貰ったからには働いてやってもいいかな！」　ｲｿｲｿ

ちひろ「……」　ｿﾜｿﾜ

2 ：以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします 2014/03/15(土) 01:09:57.90 ID:D+dfPTQq0

P「ライラー、アイス買ってきたぞ。有名店のやつな！」

ライラ「おぉー。アイスを我慢したらもっと素晴らしいアイスを貰えたです」

P「輝子ー、ほーれ。待望の白いやつだぞー」　ﾎﾞﾛﾝ

輝子「フヒヒ……ホワイトトリュフ……チョコ。さすが親友、分かってるな」

P「幸子ー、おーい幸子ー」

幸子「フフーン、ボクを呼びつけるとは何事です？　大したことじゃなかったら承知しませんよ！」　ﾌﾌﾝ

P「ホワイトデーのお返しを持ってきたんだが」

幸子「それを先に言ってください！　事前にすごいのを用意してくださいと言ったのは覚えてますよね、いったい何を用意したんでしょうねぇ？」

P「知りたいか？　知りたかったらちゃんとオネダリしてみるんだな」　ﾆﾔﾆﾔ

幸子「うっ、ぐぬぬ……」

P「うはははは。冗談だ冗談、ほれ」　ﾎﾟｽｰ

ちひろ「……こほんこほん」　ｿﾜｿﾜ

3 ：以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします 2014/03/15(土) 01:12:02.41 ID:D+dfPTQq0

P「小梅ー、お返し用意してきたぞー」

小梅「あ……う、うれしい。え、えへへ……でも、ふ、二つある、よ……？」

P「食べれるかどうかは別として、あの子の分もな。小梅の応援してくれたみたいだし」

小梅「ん、うん……あの子も、すっごい、よ、喜んでるよ……あ、ありがとう、Pさん……」

P「それから愛海ー、バレンタインで言ってたよな、お返しに待望のお山関係の仕事を取ってきたぞ！」

愛海「えっ！？　プロデューサーそれホント！？」

P「おう！　富士山登頂ロケだ！」

愛海「」

P「冬は富士山に登れないから、開山するまで近くの山で登山の訓練だぞー」　ﾊｯﾊｯﾊ

ちひろ「……お弁当おいしかったなー。デザート食べたい気分かなー」　ﾁﾗｯ

4 ：以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします 2014/03/15(土) 01:14:56.72 ID:D+dfPTQq0

早苗「おっ、P君。何かな、その不審物は！　検閲よ、お姉さんに渡しなさい！」

P「そんなことしなくても最初から早苗さんに渡すものですよ。はい、バレンタインのお返しです」

早苗「あらほんと？　ありがと～♪　ふふっ、ちゃーんと悩んで決めてくれたのかしら？」

P「ええ、もちろん。喜んでいただけるといいんですけど」

早苗「P君がくれたものだもん、嬉しいに決まってるじゃない。ふふ～ん♪」　ﾙﾝﾀﾙﾝﾀ

P「さて次は……仕事だぞ出てこい森久保ォ！！」

乃々「ひぃぃ……バレンタインにイベントやったじゃないですか……」

P「喜べ、今日は夕方からお返し会だぞ！　会場でフレデリカと清美と夕美とファンが待ってるぞ！」

乃々「うう……むーりぃー……お返しなんていらないんですけど、平穏さえあれば……」

P「ほう……じゃあ俺からのお返しもいらないのか。そうかそうか」

乃々「……あぅ。す、少しなら頑張ってもいいんですけど……」　ﾁﾗｯ

ちひろ「……そろそろ3時のお茶を入れましょうか。あっ、いけない、お茶菓子切らしてるんでしたね」　ﾁﾗｯﾁﾗｯ

6 ：以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします 2014/03/15(土) 01:18:08.17 ID:D+dfPTQq0

P「卯月ー、凛ー、未央ー。おつかれー」

卯月「お疲れ様ですっ、プロデューサーさん。ニュージェネレーション、今日もがんばりました！」

P「調子いいなー、最近。じゃ、お前らにもお返しなー。3人お揃いだぞ」

未央「おっ、さっすがプロデューサー！　あたしたちのこと、よーくわかってますなー」

凛「お礼はいいって言ったのに……ふふっ。でもありがと、やっと私の気持ちも分かっ」

P「おっと、そろそろ日が落ちるから早めに帰るんだぞ。俺はまだ仕事があるから送れないけど、気を付けて帰るようにな！」

凛「……」

卯月「り、凛ちゃん」

未央「ど、ドンマイだよ、しぶりん！」

卯月「今日はお泊り会なんだし、ね、楽しくいこう？」

ちひろ「……私も誰かさんとお泊り会したいかなーって」　ﾁﾗﾁﾗ

7 ：以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします 2014/03/15(土) 01:21:26.80 ID:D+dfPTQq0

志乃「なぁに、Pさん。みんな集めたりなんかして」

礼子「ま、大体想像はついてるんだけどね。うふふ」

P「大人組の一部については奮発しすぎたのでまとめてという形で申し訳ないんですけど……」

レナ「ビンテージワインね。あら、これ本当にかなり凄い名品じゃない。本当に奮発したのね、Pさん」

志乃「ありがたくいただくわね……でも、なるほどね。この場に早苗や友紀がいない理由がわかったわ」

瑞樹「わかるわ。あの二人ビール派だし、そもそも酔って大騒ぎするような雰囲気の代物でもないものね」

菜々「あのう……なんでナチュラルにこの場にナナが呼ばれてるんでしょうか……」

P「えっ。菜々さんはいらなかったですか？」

菜々「だって、ナナは17歳で……」

礼子「……菜々」

菜々「………ハイ」

ちひろ「……お泊りじゃなくても今日は花金フライデーですし、仕事終わりに飲みにでも行きたい気分ですねぇ」　ｺﾞﾎﾝｺﾞﾎﾝ

8 ：以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします 2014/03/15(土) 01:24:35.29 ID:D+dfPTQq0

P「はー……もうすぐテッペン超えますけど、そっちはどうです？」　ｶﾀｶﾀｶﾀ

ちひろ「……はい。もうすぐ終わりますよ。ええ、終わっちゃいますとも」　ｽﾈｯ

P「そりゃよかった。泊まり込みにはならなくて済みそうですね」　ｶﾀｶﾀﾀｰﾝ

ちひろ「そーですねー、さっさと仕事終わらせてさっさと帰ってさっさと寝ましょう」　ｲｼﾞｲｼﾞ

P「なんか不機嫌ですね、疲れてます？」

ちひろ「いーえー、そんなことないですよ？　今日1日大忙しだったプロデューサーさんと違って、ごくごく平凡な1日でしたから」　ﾌﾞｽｰ

P「なんかトゲがありますねぇ……」

9 ：以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします 2014/03/15(土) 01:26:42.87 ID:D+dfPTQq0

P「っと、0時過ぎちゃいましたね。じゃあちひろさん」

ちひろ「はいはい、終わりですか？　お疲れ様ですお疲れ様です」

P「違いますよ。はい、これをどうぞ。受け取ってください」　ｽｯ

ちひろ「これは……」

P「バレンタインのお返しですよ。ちひろさんへ」

ちひろ「えっ……だ、だって今までそんなそぶり……てっきり、私へのお返しなんてどうでもいいと……」

P「そんなわけないじゃないですか。ちひろさん、バレンタイン1日遅れでチョコくれましたよね。なので、お返しも1日遅らせてやろうと思っただけですよ」

ちひろ「え、えええー……じゃあ……」

P「……デザート食べたい気分かなー。お茶菓子切らしてるんでしたねー（裏声）」　ﾆﾔﾆﾔ

ちひろ「っ！　も、もー！　もー！！」　ﾊﾞｼﾊﾞｼﾊﾞｼ

10 ：以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします 2014/03/15(土) 01:28:53.24 ID:D+dfPTQq0

ちひろ「せ、性格悪いです、プロデューサーさん……もうっ、ぐすっ……」

P「あ、あれ、すみません、まさか泣いちゃうとは……」

ちひろ「私のこと、もう飽きちゃったのかなって。やっぱりアイドルにモテたほうが嬉しいのかな、って……」

P「そんなことあるわけないじゃないですか！　俺はちひろさんが一番に決まってます！！」　ﾀﾞｷｯ

ちひろ「本当ですか？　こうやってイチャイチャする定番のパターンに飽きちゃったとか……」　ｷﾞｭｳ…

P「まさか、俺がこのパターンに飽きることなんて絶対ありえません！」　ﾊｸﾞﾊｸﾞﾁｭｰ

ちひろ「嬉しいです……んっ」　ﾁｭｰ

11 ：以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします 2014/03/15(土) 01:30:58.46 ID:D+dfPTQq0

P「それよりちひろさん、それ、開けてみてください」

ちひろ「あ、はい………っ、こ、これ……」　

P「ええ……月末ガチャ3ヵ月分なんて、古臭いでしょうか」

ちひろ「そんなことありませんよ、プロデューサーさん。本当に、嬉しいですっ」　ｷﾞｭｯ

P「今日、いえ、昨日1日やきもきさせてすみませんでした。こんな俺ですけど、もしよかったら……」

ちひろ「プロデューサーさん……っ」

ｲﾁｬｺﾗｲﾁｬｺﾗ

-お泊り会-

凛「なんだこれ！！」　ｶﾞﾀｯ

未央「ど、どったの、しぶりん？」　ﾋﾞｸｯ

凛「……いや、なんか気配が」

卯月「凛ちゃん、未央ちゃん。みてみてお揃いのネックレスだよー、ステキー♪」

未央「……しまむーは平和だねぇ」

おわり

12 ：以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします 2014/03/15(土) 01:32:07.08 ID:D+dfPTQq0

おまけ

-事務所-

ちひろ「ところでプロデューサーさん」

P「なんです？」

ちひろ「この世界線だと、私、朝まで二人で妄想してからログボで真っ先にチョコ渡しませんでしたっけ？」

P「メタい！！　いやだってまさか次の日に本当にチョコくれるだなんて書いてるときは思ってなかったですもん！」

ちひろ「プロデューサーさんも十分メタいですねぇ。まぁ、どっちでもいいんですけどね♪」　ｷﾞｭｯ

今度こそおわり

13 ：以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします 2014/03/15(土) 01:33:18.92 ID:D+dfPTQq0

パターン化をどうにかしようと思ったけどどうにもならなかった。
月末ガチャ3ヵ月分の何だったかはご想像にお任せします。
お返しのお返しをくれるだなんて、やっぱりちひろさんは天使だったんだね！！
シンデレラ1stライブはちひろ装備で応援に行きます！！

過去作

モバP「ちひろさんが鬼とか悪魔だという風潮」

ちひろ「ポッキーゲーム！！」　モバP「イェェェーーーーイ！！」

ちひろ「プロデューサーさん。私たち、2周年を迎えましたっ」

モバP「ゆくとし」　ちひろ「くるとし」

モバP「あれは誰だ、誰だ、誰だ♪」

ちひろ「お弁当作ってきたんですか？」

モバP「バレンタインですね」