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モバP「終電が無くなった…」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1373283879/

1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 20:44:39.39 ID:A5P34QJa0
ケース1・古澤頼子の場合

茨城県・某駅

モバP「終電が無くなってしまった…」

モバP「打ち合わせが長引いて…くそ」

モバP「あー給料日、来週だからなぁ…どうしたら」

モバP「…夏だから、風邪は引かないよな、ハハ」

頼子「…Pさん?」


2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 20:45:41.00 ID:A5P34QJa0
モバP「えっ…頼子か?どうしてこんな所に?」

頼子「Pさんが大声で話してたから…それに私の実家…この近くだから…」

モバP「ああ、そうか…いや、こんな時間に女の子の一人歩きは良くないぞ」

頼子「うん…、そうですね、気をつけます」

頼子「ところで、…Pさん、もう終電ないんじゃ?」

モバP「ああ、そうなんだ…仕事が長引いてな」

頼子「Pさん…泊まる所あるの?」

3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 20:46:16.89 ID:A5P34QJa0
モバP「いやー、それがな、ああ、近くにビジネスホテルないか?」

頼子「この季節の週末は…安い所はどこも満員ですね」

モバP「だよな…」

頼子「Pさん、う、うちに…泊まりませんか…?」カァァ

モバP「何言ってるんだ、担当アイドルの家に泊まるなんて」

モバP「それにほら、タクシーで帰るよ」

頼子「さっき、給料日前で厳しいって…言ってたの」

4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 20:46:43.86 ID:A5P34QJa0
モバP「うっ…」

頼子「…女の子の一人歩きは良くない…でしょ?」

モバP「じゃあ、家まで送っていくよ」

頼子「それに、私は実家暮らしだから…、部屋はいくつもあるよ」

モバP「うう…」

頼子「スカウトしてくれた後、両親に挨拶してくれたから…」

5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 20:47:20.85 ID:A5P34QJa0
頼子「父も…、母も…、Pさんのことは信頼してくれてるの…」

モバP「ううう…よ、よろしくお願いします」

モバP「ご両親に連絡しておいてくれよ」

頼子「はい………ふふ」

6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 20:47:48.52 ID:A5P34QJa0
・・・

頼子の実家

頼子「つきましたよ、Pさん」

モバP「ああ、久しぶりだな、あの時以来か…」

頼子「うん…父はすごく反対したけど…、Pさんが説得してくれて」

モバP「娘の将来を心配する気持ちは当然だよな」

頼子「あの時のPさん、カッコ…良かったよ……」

7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 20:48:44.52 ID:A5P34QJa0
モバP「大人をからかうんじゃない」

頼子「…はい、じゃあ、上がってPさん」

モバP「ああ、何だか静かだな…」

頼子「それは…父も母も仕事で今日は帰れませんから」

モバP「ッッッ、な、なんだってッ」

頼子「Pさん、近所迷惑だから、お静かに…」

8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 20:49:09.93 ID:A5P34QJa0
モバP「いや、頼子、話が違うぞ」

頼子「両親がいたら問題なくて、いないと問題ないの?」

モバP「それは…」

頼子「私もPさんのこと…信じてるの」

モバP「わ、わかった」

9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 20:49:43.94 ID:A5P34QJa0
頼子「うん…、あ…お風呂使って、汗落としてください」

モバP「何だか、悪いな…」

頼子「私は…もう入ったから、上がったら…抜いてね」

モバP「ああ、わかった」

10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 20:50:22.77 ID:A5P34QJa0
・・・

浴室

モバP「つい、言葉に甘えてしまったが…ああ、疲れがどこかに飛んでいくな」

モバP「頼子はもう入ったって言ってたな…」

モバP「この湯に頼子が……イカンイカン」

頼子「何がいけないの…、Pさん…?」

モバP「い、いや、ただの一人言だ」

11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 20:51:21.41 ID:A5P34QJa0
頼子「おかしい、Pさん。湯加減は…どうですか?」

モバP「ああ、最高だよ、それで何しに来たんだ」

頼子「うん…、着替え持ってきたの、父の予備だけど…」

モバP「ああ、何から何まですまないな」

頼子「じゃあ、ここに置いておきます…」

頼子「ねぇ…Pさん……」

モバP「どうした、頼子?」

12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 20:52:08.49 ID:A5P34QJa0
頼子「ううん、何でもないの。のぼせないでね」

モバP「ありがとう、頼子」

頼子「うん、ごゆっくり…」

モバP「(…ちょっと色々期待してしまった)」

モバP「(イカンイカン、頼子はあくまでも担当アイドルだ)」

頼子「(背中流してあげたかったな…でも、まだ…)」

13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 20:52:36.10 ID:A5P34QJa0
・・・

リビング

モバP「ああ、いいお湯だった」

頼子「あ、Pさん…、待ってたの…」

モバP「頼子、まだ寝てなかったのか?」

頼子「お客様をおいて寝たりしません」

モバP「いくら若いからって…」

頼子「少しだけ、お話したいの」

14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 20:53:03.75 ID:A5P34QJa0
モバP「少しだけ、だからな」

頼子「うん…」

頼子「ねぇ、Pさん、私、春から一人暮らししようと思うの」

モバP「え、どうしたんだ、急に…」

頼子「実は前から考えていたんだけど、春から大学生だし、ちょうどいいかなって」

頼子「せっかく、大学にも行くんだし、自分が勉強したいことしっかり勉強したいの」

頼子「ここからだと遠いけど…、大学の近くに住めば…、通いやすいし」

15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 20:53:35.09 ID:A5P34QJa0
モバP「頼子はすごいな…俺の学生時代は…まぁ、ハハハ」

頼子「ううん、こんな風に思えるのはPさんのおかげ…」

モバP「いや、実際に頑張ったのは頼子だよ、それに変わったよな」

頼子「うん、Pさんが私を信じてくれたから…私も自分を信じられるようになったの…」

モバP「ハハ、何だか照れるな…、一人暮らしって不安じゃないのか?」

頼子「うん、少し…でもそれ以上に新しいことが始まりそうで、ドキドキしてるの」

16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 20:55:22.81 ID:A5P34QJa0
モバP「ハメを外すのと、いかがわしいサークル活動は禁止な」

頼子「うん、わかってる…私はアイドルだから、それに…ふふ」

モバP「うん、どうした?」

頼子「いいえ、何でもありません」

頼子「今度一人暮らしの事、色々教えて下さいね」

17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 20:56:33.16 ID:A5P34QJa0
モバP「ああ、俺で教えられることならな」

モバP「そうだ、女子寮に入るか?」

頼子「うーん、それはゆっくり考えますね」

頼子「あ、そろそろお休みになりますか?」

モバP「ああ、そうだな…」

頼子「じゃあ、書斎が空いてるので使ってください、案内しますね…」

18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 20:57:12.93 ID:A5P34QJa0
・・・

書斎

頼子「どうぞ、こちらです…」

モバP「へぇ、すごいな…さすが頼子のお父さんだ」

頼子「うん、ねぇ、見て…Pさん」

モバP「月、よく見えるんだな…」

頼子「父がこだわったんです…私も好きでよくここで月を…見てます」

19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 20:59:03.91 ID:A5P34QJa0
モバP「……」

頼子「Pさん?」

モバP「いや…、なんでもない(月明かりに照らされた頼子…綺麗だな)」

頼子「今日は月が…それで散歩してたんです」

モバP「夜は気をつけろよ」

20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 20:59:40.24 ID:A5P34QJa0
頼子「はい、気をつけます…」

モバP「じゃあ、そろそろ休めよ…今日はありがとうな」

頼子「いえ、お休みなさい、Pさん」

モバP「ああ、お休み、頼子」

21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 21:00:32.65 ID:A5P34QJa0
・・・

モバP「頼子…、俺の担当アイドル…、俺の…」

モバP「俺は何を考えているんだ…」

モバP「何だか、眠れないな…」

モバP「いや…そうも行かないな…早く寝ないと…」

22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 21:01:36.49 ID:A5P34QJa0
・・・

頼子の部屋

頼子「Pさん…もう寝たかな…」

頼子「Pさん…Pさんは気づいてる?私の…本当の気持ち…」

頼子「それに…Pさんのたった一つの大切な…」

頼子「今宵は月が…綺麗ですね、Pさん」

頼子「眠れないよ……」

24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 21:02:36.16 ID:A5P34QJa0
・・・

翌日、Pは頼子の両親が帰ってくる前に始発で帰宅し、着替えて出社した

事務所で頼子と会ったPは昨日の夜の事を思い出して挙動不審になる

それを見た凛やまゆに詰め寄られるのはまた別の話

おしまい

73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/09(火) 07:21:31.01 ID:t60fthgX0
ケース2・片桐早苗の場合

都内某所

モバP「終電が無くなってしまった…」

モバP「今日の打ち合わせは長くなりそうだったけど…やっぱりか」

モバP「まあ、幸い事務所とそんなに離れてないし」

モバP「今日は事務所で寝るか…」

74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/09(火) 07:21:58.39 ID:t60fthgX0
モバP「替えのネクタイやスーツあるかな」

モバP「皆の担当P何だから、しっかりないとな…」

早苗「あらー、P君じゃない、いいとこで会ったわ」

モバP「早苗さん…、ウッ、酒臭い…」

早苗「なんだー、P君は今までお仕事だったの?」

モバP「ええ、そうですよ(ここは早く逃げないと明日が…)」

75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/09(火) 07:22:27.06 ID:t60fthgX0
早苗「P君はお姉さんがタイホしたわ、さあ、あたしのマンションで飲むわよ」

モバP「いえ、俺は明日の朝も早いので…」

早苗「ふーん、あたしの酒が飲めないっていうの」ゴキッ

モバP「痛いッ、痛いです、早苗さん、わかりました、行きますから」

早苗「そうよぉ、最初から、しゅなおになりなさい」

モバP「この酔っぱらい、早く何とかしないと」

76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/09(火) 07:22:58.38 ID:t60fthgX0
早苗「あん、何か言った?うるさい口は物理的に塞ぐぞ」

モバP「いえ、何も…」

早苗「さあ、まずコンビニで買い出しよ、荷物持ちよろしく」

モバP「はい…」

77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/09(火) 07:23:25.99 ID:t60fthgX0
・・・

早苗のマンション

モバP「早苗さん…すごいとこに住んでますね」

早苗「それには秘密があってね」

モバP「いい不動産屋に知り合いでもいるんですか、教えてくださいよ」

早苗「うーん、ちょっと違うなぁ」

モバP「もったいぶらないで教えて下さいよ」

78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/09(火) 07:23:54.22 ID:t60fthgX0
早苗「…実はここで首吊りがあったのよ」

モバP「ッッッ、俺やっぱり帰りますッ」

早苗「待ちなさいッ、男が情けないこと言うんじゃないのッ」ガシッ

モバP「嫌です、離してくださいッ、ウグッ」

早苗「こんな事、気にしてたら、警察官なんて勤まんないのよ」ゴキッ

モバP「ぐえッ」

早苗「あ…やりすぎた」

おしまい

80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/09(火) 07:25:05.26 ID:t60fthgX0
・・・

モバP「うーん」

早苗「お、P君、目醒めたね」

モバP「うう、早苗さん、ヒドイですよ、イテテ」

早苗「ゴメンゴメン、さ、一本いっとこ、風呂あがりはこれが一番ッ」グビッ

モバP「早苗さん、いつの間にシャワー浴びたんだ」

81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/09(火) 07:25:36.44 ID:t60fthgX0
モバP「(普段はガサツだけど…風呂あがりは色っぽいんだな)」

モバP「(それに幼い顔立ちに似合わず体は…)」ゴクリ

早苗「何見てるのかなぁー、お姉さんの魅力にやられたかな」

モバP「そ、そんなことありません」グビグビ

早苗「お、P君、イイ飲みっぷりじゃん」グビグビ

モバP「もうやけだ、お化けでも何でも来いッ」グビグビ

早苗「これは期待出来そうかなぁ」グビグビ

82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/09(火) 07:26:35.39 ID:t60fthgX0
・・・

早苗「うー、Pきゅんもなかなか、にょめるじゃない」グビ

モバP「早苗しゃんこそ、しゃすがですね」グビ

早苗「そういえばさー、P君ってぇ、どうしてPになったのぉ」グビ

モバP「ああ、それは…、しゃちょうに声かけられたんれす」グビ

モバP「何でも、俺の顔にティンときらとかれ」グビ

早苗「ふーん、うちしゃりょう、変わってるからねぇぇ」グビグビ

83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/09(火) 07:27:15.09 ID:t60fthgX0
モバP「しゃなえさんはどうして何ですかぁ?」グビ

早苗「ッッ、それはキミに口説かれたからじゃない」

モバP「警官になった時の話れすよぉ」グビ

早苗「…もう、この子は」バン

モバP「痛いれすよ、早苗さん、で、どうして何ですか?」

早苗「うーん、昔から警察にお世話になること多くてね」グビ

84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/09(火) 07:27:43.12 ID:t60fthgX0
モバP「…やっぱり」グビ

早苗「ああん?もちろん、ヤバイことはしてないわよ」グビ

早苗「武道の心得はあったし、なし崩し的にね、ぷはー」

モバP「へぇ、両津勘吉みたいですね、ぶへッ」

早苗「こら、あんなのと一緒にすんじゃない」

早苗「まあ、トラブルが多かったのは事実だけどね」グビビ

モバP「ほら…」グビ

85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/09(火) 07:28:13.69 ID:t60fthgX0
早苗「…、でも仕事は楽しかったよ」プシュ

モバP「未練…ありますか?」

早苗「ないない、アイドルも楽しんでるから」グビビ

モバP「それは…よかったです」グビ

早苗「キミがスカウトしたんでしょうが、自信もちなしゃい」バン

モバP「は、はい、痛いですよ」グビ

早苗「今日は朝まで飲むぞーーー」グビビビ

86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/09(火) 07:28:42.61 ID:t60fthgX0
・・・

モバP「うーん、頭痛い…今何時だ…」

モバP「5時か…、一度帰って着替えないと…オエ」

早苗「うーーん」

モバP「早苗さん、こんな所で寝ると風邪ひきますよ」

早苗「…」

モバP「しょうがない人だな…確か寝室は…」

87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/09(火) 07:29:12.03 ID:t60fthgX0
モバP「…軽いな…こんな体で頑張ってるんだ…」

モバP「早苗さん…」

モバP「それに…いい体…だよな、ゴクリ」

早苗「P君」

モバP「いッ、ごめんなさい、ごめんなさい」

88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/09(火) 07:29:42.31 ID:t60fthgX0
早苗「うーん、P君、ペースが落ちてるぞぉ」ムニャムニャ

モバP「こんな時までお酒ですか…」

モバP「ゆっくり、休んでください…」

モバP「今日は楽しかったです、また一緒に飲みましょう」

早苗「うーん、P君…」

89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/09(火) 07:30:33.76 ID:t60fthgX0
・・・

その後、Pは着替えはしたが思いっきり二日酔いで出社し

ちひろさんに張り付いたような笑顔でお説教され

頼子や凛を初め数名のアイドルから色々と詮索されるのでした

おしまい

103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/10(水) 06:52:51.86 ID:FC/O/QrW0
ケース3・神谷奈緒の場合

千葉県・某所

モバP「終電が無くなってしまった…」

モバP「…はぁ、最近まともな時間に帰れないな」

モバP「いや、これも皆をトップアイドルにするためだ」

モバP「俺が頑張らないとな…、コンビニで腹ごしらえでもするか」

104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/10(水) 06:53:19.42 ID:FC/O/QrW0
モバP「この光はなんだか、引き寄せられるよな…ってあれ、奈緒?」

奈緒「おう、Pさんじゃないか、どうしたんだよ、こんなとこで」

モバP「奈緒こそ、こんな時間に出歩いて、危ないだろ」

奈緒「アタシん家、このコンビニの上だっての」

モバP「ああ、そうだったか…でもな…」

モバP「仮にもアイドルがそんな格好で出歩くのはどうかと思うぞ、ほら」

105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/10(水) 06:53:53.63 ID:FC/O/QrW0
奈緒「お、おい、何すんだよッ」

モバP「店内、冷房で結構寒いぞ…」

奈緒「体調管理も仕事の内…だろ……バカ」カァァ

モバP「そうだ、奈緒もしっかりしてきたな、偉いぞ」

奈緒「こ、子供扱いすんじゃ…ない…」

モバP「ああ、ごめんな」

106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/10(水) 06:54:22.78 ID:FC/O/QrW0
奈緒「で、Pさんは何でこんなとこにいんだよ」

モバP「実は終電無くなってな…夜食買おうと思って…」

奈緒「何やってんだよ、仕事熱心も、ほ、ぼどほどにな」

モバP「そう言う奈緒はどうしたんだ」

奈緒「アニメ見てたら…小腹空いてさ…それで」

107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/10(水) 06:54:49.52 ID:FC/O/QrW0
モバP「こんな時間だから、軽いものにしろよ」

奈緒「わ、分かってるよ、そんなこと」

奈緒「…Pさん、エロ本買うなよ」

モバP「買わないよ…」

108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/10(水) 06:55:16.80 ID:FC/O/QrW0
・・・

奈緒「よし、これでバッチリだな」

モバP「奈緒の分、俺が出すよ」

奈緒「いや、いいって、何か悪いしさ」

モバP「まあ、これくらいだから気にするな」

奈緒「わ、わかったよ、じゃあ一緒に頼む」

109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/10(水) 06:55:46.94 ID:FC/O/QrW0
奈緒「(こ、これってプレゼントだよな!?)」カァ

モバP「もうちょっと、買ってもいいぞ」

奈緒「あ、じゃあチキン追加で」

モバP「(本当に頼むか…)」

110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/10(水) 06:56:13.28 ID:FC/O/QrW0
・・・

奈緒「人にほどほどにって言うわりには、Pさんはしっかり買ってるじゃねえか」

モバP「晩飯まだだったんだよ」グー

奈緒「な、なあ、あたしん家、あ、上がっていけよ」

奈緒「普段世話になってるし、立って飯食う気か?」

モバP「でもなぁ…」

111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/10(水) 06:56:47.48 ID:FC/O/QrW0
奈緒「それに両親いるし、Pさんに会いたがってるしさ」

モバP「いや、こんな時間に上がり込むのはまずいだろ」

奈緒「内の親はそんなの気にしねぇって」

モバP「わかったよ、じゃあ、ご挨拶と食事だけさせてもらうな」

奈緒「オ、オウ(あ、挨拶って何言ってやがんだ)」カァァ

112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/10(水) 06:57:19.42 ID:FC/O/QrW0
・・・

奈緒「ただいまー、ってあれ?暗い?」

モバP「おい、奈緒、どうしたんだ?」

奈緒「ああ、今電気つけるよ…」パチ

奈緒「ウン?手紙と…これは」カァァァ

モバP「奈緒…何が書いてあるんだ」

113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/10(水) 06:58:06.49 ID:FC/O/QrW0
奈緒「み、見んじゃねぇッ!」

モバP「ああ、すまん」

奈緒「(最近パパとご無沙汰してるから、二人でしてくるわ)」

奈緒「(P君が一緒なんでしょ、頑張りなさいよ)」

奈緒「(追伸、する時はちゃんとこれ使いなさいね)」

奈緒「………」プシュー

114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/10(水) 06:58:42.31 ID:FC/O/QrW0
モバP「な、奈緒、どうしたんだ…」

奈緒「あ、ああ、な、なななッ、何でもねえよ」

モバP「そ、そうか…?」

奈緒「ほ、ほら、早く飯食おう、それにアニメ見ないと」

奈緒「(あのバカ親ーーー、アタシとPはそんなんじゃ無いっての)」

モバP「奈緒…?」

奈緒「ッッ…顔近…いよ」

115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/10(水) 06:59:10.45 ID:FC/O/QrW0
・・・

モバP「ご、ご両親…出かけたのか…」

奈緒「ああ…」

モバP「……(それって…あれだよな)」

奈緒「……(あれのため、何て言える訳…ないよな)」

奈緒「……(これ、どうすんだよ)」

116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/10(水) 06:59:46.40 ID:FC/O/QrW0
モバP「奈緒」

奈緒「ひ、ひゃい」

モバP「あ、アニメでも見ようか」

奈緒「そ、そうだな、うん、アニメ見よう、アニメ」

奈緒「(そうだよ、あたしとPはそんなじゃねえし、そんなんじゃ…)」ズキッ

117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/10(水) 07:00:17.37 ID:FC/O/QrW0
・・・

モバP「あ、このアニメ懐かしいな、高校の時に見てたよ」

奈緒「へぇー、Pさんもアニメ見てたんだ」

モバP「ああ、今ほど数は多くなかったけどな」

モバP「それに当時はこういうのに市民権なかったから」

モバP「見てるってあんまり人に言えなかったな」

奈緒「そっか、何か残念だな」

118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/10(水) 07:00:44.09 ID:FC/O/QrW0
モバP「奈緒さ、学校で結構モテないか?」

奈緒「ハ、ハァ?急に何言いやがるんだッ」

奈緒「(そ、それって遠回しに…)」

モバP「い、嫌、男ってアニメの話出来る女の子って嬉しいからさ…」

奈緒「あ…そ」

奈緒「…うん?ああ、そうだな、今日はアニメの話しようぜ、ハハ」

119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/10(水) 07:01:13.91 ID:FC/O/QrW0
モバP「ああ…、急にどうしたんだ」

奈緒「な、何でも無いって」

奈緒「(アニメの話が出来る女の子が好きか、そうか)」

奈緒「な、Pさん、次これ見ようぜッ、最近ハマってるんだ」

モバP「へぇ、それは楽しみだな」

120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/10(水) 07:01:48.14 ID:FC/O/QrW0
・・・

奈緒「う、うん、やっぱり、おもしろ…ふぁ」カクン

モバP「奈緒、眠いなら無理するなよ

奈緒「…いや、寝てなんか無い…」グラ

モバP「おい、奈緒…寝たか」

モバP「奈緒…結構いい匂いだな…」

奈緒「うん…」

121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/10(水) 07:02:24.10 ID:FC/O/QrW0
モバP「おいおい、担当アイドルに何考えているんだ…」

モバP「学生の時、こんな風に話せる女子いて欲しかったな」

奈緒「Pさん…あたし、寝てないからぁなぁ」

モバP「毛布、取ってきてやるか…」

122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/10(水) 07:02:52.27 ID:FC/O/QrW0
・・・

結局、奈緒の両親は気を利かせて昼過ぎに帰って来た

その手には赤飯が持たれており、奈緒と大げんかになる

目が真っ赤なPはやっぱりちひろさんに笑顔でお説教されるのでした

おしまい

140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/11(木) 23:16:21.09 ID:3ULtd8iJ0
ケース4・鷺沢文香の場合

都内某所

モバP「終電が無くなってしまった…」

モバP「…はぁ、最近疲れが溜まってるな」

モバP「いやいや、せっかく事務所が軌道に乗ってきたんだ」

モバP「アイドルの皆も大変なんだ…俺が弱音をはけるか」

141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/11(木) 23:16:47.13 ID:3ULtd8iJ0
モバP「それにしても…けっこう酔っ払ってる人が多いな」

モバP「あの女の人なんて…両手に荷物で大変そうだ」

モバP「………どこかで見たことがあるような…文香ッ?」

モバP「まさか、文香が飲酒…?」

142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/11(木) 23:17:19.51 ID:3ULtd8iJ0
・・・

モバP「なあ、文香?おい」

文香「あ、Pさん…え、どうしてこんなと…キャァ」

モバP「大丈夫かッ」ガシッ

文香「Pさん…ありがとう…ございます。ああッ本がッ」

モバP「これ、全部本か?ああ、手伝うよ」

文香「すみません…よろしく…お願いします」

143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/11(木) 23:17:48.44 ID:3ULtd8iJ0
モバP「もしかして、ふらふら歩いてたのは本が重くてか?」

文香「はい…、お給料がいただけたのでつい…」

モバP「そうか…ごめん文香」

文香「はい?」

モバP「俺、文香がお酒飲んで千鳥足なのかと想った」

モバP「本当にごめん」

144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/11(木) 23:18:25.47 ID:3ULtd8iJ0

文香「(…まっすぐな人、それに…)」

モバP「そうか…でも文香もこんな時間にどうしたんだ?」

文香「はい…この近くの書店に言ったら…つい夢中になってしまいまして…」

モバP「文香は本が好きなんだな」

文香「書の世界に入り込むと時が止まったような感覚になって…」

145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/11(木) 23:18:59.09 ID:3ULtd8iJ0
モバP「それでこんな時間まで…」

文香「家はこの近くなので…歩いて帰れます」

モバP「手伝うよ…さっきのお詫びもしたいし」

文香「え、でも…、じ、じゃあお願い…します」

モバP「ああ、片方持つよ…って重ッ」

146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/11(木) 23:19:34.84 ID:3ULtd8iJ0
文香「大丈夫ですか、Pさん」

モバP「ああ(文香って結構力あるんだ」

文香「どう…しました?」

モバP「いや、何でも無い…」

文香「あ、そこを曲がってください」

147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/11(木) 23:20:09.46 ID:3ULtd8iJ0
・・・

文香のマンション

文香「つきました…」

モバP「へぇ、結構いい所に住んでるな」

モバP「…事件は起きてないよな」

文香「いえ、そんな事はありませんよ」


148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/11(木) 23:20:43.82 ID:3ULtd8iJ0
文香「本を置くスペースが欲しかったのと…」

文香「一人暮らしの事で、両親や叔父に相談したら、こんなことに…」

モバP「まあ、俺もこの方が安心出来るよ」

文香「そうですか…あ、大変でしたよね、お茶くらい出しますよ…」

モバP「ああ、悪いな、お言葉に甘えるよ」

文香「じゃあ、上がってください…」

149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/11(木) 23:21:30.47 ID:3ULtd8iJ0
モバP「失礼します…って、うわっ」

モバP「玄関まで本が溢れて…洗面所もか…」

モバP「(お宅訪問企画は出来ないなこれは…)」

文香「どうしましたか?」

モバP「文香…もっと整理した方が…んッ」

モバP「歯ブラシが二つ…、文香…これはまさか…」

150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/11(木) 23:22:08.44 ID:3ULtd8iJ0
文香「一つは…、頼子さんのです…」

モバP「えっ、頼子?どうして…」

文香「はい…頼子さんが仕事で遅くなった時、泊まってもらってます」

モバP「ああ、ここだと頼子の乗り換え楽か…」

モバP「(文香も結構面倒見がいいんだな)」

文香「あああ……」ガサガサガサ

151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/11(木) 23:22:57.48 ID:3ULtd8iJ0
モバP「本の雪崩…」

文香「ああ、せっかく頼子さんに掃除してもらった所まで…」

モバP「(逆に面倒見られてるのか…)」

モバP「文香、大丈夫か…」

文香「はい…、あ、お茶です」

モバP「ありがとう…おいしいな」

152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/11(木) 23:23:40.74 ID:3ULtd8iJ0
モバP「文香は本当に本が好きなんだな」

文香「ええ…アイドルになってもこれは大切にしたい…から」

文香「あ、本好きの友達も増えたんです…」

文香「頼子さんはよく来てくれますし…むつみさんと千夏さんも…」

モバP「へぇ、みんな本好きだもんな」

文香「アイドルになる前はずっと一人で本を読んでばかりで…」

文香「友達もいなかった…けど、別にそれでもいいって…」

153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/11(木) 23:24:13.23 ID:3ULtd8iJ0
モバP「…」

文香「でも、Pさんにスカウトされて…、アイドルになって…」

文香「私も何かが変わったのでしょうか」

モバP「そうだな…、もちろんだよ」

文香「………そうですか…ありがとうございます、んん」

モバP「文香、だいぶ疲れているんじゃないか…って俺もか」

154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/11(木) 23:25:50.93 ID:3ULtd8iJ0
文香「頼子さんが泊まる時のために…布団あります…よ」

モバP「ああ、いや、でもアイドルの部屋に泊まるわけには」

文香「ええ…でも、こんな時間から…かえ………」

モバP「文香…?」

文香「うん……」

モバP「文香…寝た…のか、ふあ…」

155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/11(木) 23:26:43.96 ID:3ULtd8iJ0
モバP「こんな所で寝ると風邪引くぞ…」

モバP「布団は…これ、か…」

文香「すーすー」

モバP「文香…白髪無くなったんだな」

モバP「それに少しいい香りがするな…」

モバP「アイドルらしく…なった…よな、それに、綺麗…だな」

モバP「俺も…うう……」

156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/11(木) 23:27:31.86 ID:3ULtd8iJ0
・・・

文香「…ううん。朝…」

文香「そういえば、Pさん……は…ッッッ」

文香「え…え…これは…」カァァ

モバP「あ…、文香、おはよ…」

文香「いやーーーーー」ダッ

モバP「え、文香…、ああッッ」

157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/11(木) 23:28:03.44 ID:3ULtd8iJ0
・・・

その後、この日の昼ごろには誤解はとけたが

文香へのPの態度があまりにも必死であったため

また余計な誤解が生じたのは言うまでもありません

おしまい

165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/13(土) 03:52:20.06 ID:KNNCMz9B0
ケース5・姫川友紀の場合

某ドーム球場

友紀「いやーー今日は仕事も早く終わったし、野球観戦日和だね」

友紀「さすが、我がキャッツ、今日も絶好調だね」

友紀「よしッ、中押し、これで勝てる」

友紀「さあ、盤石の勝ちパターン継投…あえッ」

166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/13(土) 03:52:56.96 ID:KNNCMz9B0
友紀「でもまだ、抑えの切り札のニシ………ッッ」

友紀「え、延長なら、層の厚いキャッツ有利だから…」

友紀「か、勝ち越された……」

友紀「…………ッッッ」

167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/13(土) 03:53:27.51 ID:KNNCMz9B0
・・・

都内・某ドームの最寄り駅近く

モバP「終電が無くなってしまった…」

モバP「ふぅ、まあ、この辺りな同じような人もいるから、いいか」

モバP「お、今頃、球場から人が、延長になったんだ…」

モバP「ここまで長くなって負けたら悲惨だな」

モバP「友紀がいたら、どんな顔するだろうな…って友紀…なのか?」

168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/13(土) 03:53:54.61 ID:KNNCMz9B0
友紀「…………」フラ

モバP「…仕事あがる時はおかしいくらい元気だったよな」

友紀「………ううう」フラフラ

モバP「ああ、今日野球観戦するから、あんなテンションだったのか…」

友紀「………ああ…ああ」フラフラ

モバP「しかし、これはさすがにそのままにしておけないな」


169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/13(土) 03:54:30.86 ID:KNNCMz9B0
モバP「おーい、友紀」

友紀「…ん、サインならお断りだよ……ああ、Pか…」ユラ

モバP「ああ…重症だな、これは…」

友紀「どうしたのP、何か用かな?」

モバP「うーん(そんなにヒドイ試合だったのか…)」

モバP「その、なんだ、今日は残念だったな…」

友紀「ぷ、ぷろりゅーしゃー」

170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/13(土) 03:55:12.07 ID:KNNCMz9B0
モバP「うわ、急に泣き出した」

友紀「わ、私のしゃかもとが、しゃかもとがーー」

モバP「い、いいいから落ち着け、友紀」

友紀「うわーーーん」

モバP「とりあえず、ここを離れよう」

171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/13(土) 03:55:46.86 ID:KNNCMz9B0
・・・

ほど近いコンビニ

モバP「ほら、好きなもの買っていいから、何か飲んで落ち着け」

友紀「…ビール」

モバP「はぁ?」

友紀「ビールがいい…」

172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/13(土) 03:56:15.37 ID:KNNCMz9B0
モバP「わ、わかったよ…ホラ…あ、俺の分も買うか」

友紀「今日はヤケ酒付き合ってよ…」

モバP「い、いやそれは…何本買うんだよ」

友紀「いいじゃん、どうせもう電車ないんでしょ」

モバP「いや…そうだけど…なんでわかった」

友紀「そりゃ、試合長引くと電車無くなる人は帰るからさ」

友紀「この時間、この辺りにいる人は大体そうだよ」

173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/13(土) 03:56:47.12 ID:KNNCMz9B0
モバP「…友紀のくせに鋭い」

友紀「まあ、だから飲もう、私はキャッツ、Pは仕事の愚痴話してさ」

モバP「う…、まあ、たまにはいいか…」

友紀「ねえP、そこは、担当アイドルとそんなことー」

友紀「みたいな事言って、照れたりするのが礼儀でしょ」

モバP「いやー、友紀だからな」

友紀「…うう、今に見ててよ」

174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/13(土) 03:57:17.53 ID:KNNCMz9B0
・・・

友紀のマンション

モバP「それでどうして、友紀のマンションに来るんだ」

友紀「そりゃ、私の意外な一面を知ってもらうためでしょ」

モバP「へぇ…じゃあ、失礼します…」

友紀「いらっしゃーい」

モバP「いや、変なモノマネはいらないぞ友紀」

友紀「…さ、入って入って」

175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/13(土) 03:57:46.61 ID:KNNCMz9B0
モバP「ふーん…意外な…一面…ねぇ……」

友紀「どう、P」

モバP「(キャッツグッズしかないじゃないか…)」

友紀「どう?」

モバP「(どうして、そんなに得意満面なんだ…)」

モバP「…お疲れ様、友紀」

176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/13(土) 03:58:24.72 ID:KNNCMz9B0
友紀「い、いや、待ってよP」ガシ

モバP「…当たってるぞ、友紀」

友紀「あ、あああ、当ててんのよ」カァァ

モバP「声震えてるぞ(けっこう柔らかかったな…)」

友紀「と、とにかくビール飲もうよ」

モバP「ああ、そうだな、せっかくだし」

177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/13(土) 04:02:59.28 ID:KNNCMz9B0
・・・

友紀「でさ、ガッツがねぇ…」

モバP「何度目だよ、その話…」チビ

友紀「ぷろでゅーしゃー、聞いてるの?」ドン

モバP「ああ、聞いてるよー」チビ

友紀「だからしゃー、それでねぇー」

178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/13(土) 04:03:35.89 ID:KNNCMz9B0
モバP「(黙ってればけっこうかわいいだけどな…)」

モバP「(でも、このキャラのおかげで仕事もあるのか…)」

モバP「(かわいいって…何を考えてるんだ俺は…)」

友紀「ねぇ、ぷろりゅーさぁー」

モバP「うっ…(胸見えてるって…)」

友紀「話、聞く気がないなら、こうだー」ガバッ

180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/13(土) 04:04:01.72 ID:KNNCMz9B0
モバP「お、おい…友紀」

友紀「うーん、しゃかもとー、ガッツーー」

モバP「はぁ…まったく、友紀は…」

モバP「う…さっきより、しっかり当たってるな…」

モバP「顔も性格も幼いけど…体は…イカンイカン」

友紀「ううーーん、うちゅみ…」

181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/13(土) 04:04:30.90 ID:KNNCMz9B0
モバP「寝てるんだから…仕方ないよな…うん」

モバP「へぇ、意外といい匂いがするな…」ギュ

友紀「うん、こんな…所にバット…?うーん」

モバP「ああッ、ま、まずい、いくら友紀でもこれはまずい…」

モバP「ベッドに寝かしてやるか…」

友紀「うん…ぷろ…でゅーさー…」

183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/13(土) 04:05:46.36 ID:KNNCMz9B0
モバP「よし……、寝顔はかわいいんだけどな…」

モバP「それにしても…いいや、よそう」

モバP「少し…いたずらしていくか…」

モバP「片栗粉は…お、あったな…これを」

モバP「これを…、ふふ」

184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/13(土) 04:06:13.89 ID:KNNCMz9B0
・・・

友紀「うーん、昨日は…あれ、Pは…ンンッ」

友紀「これ…、え、え、ええええッ」

友紀「ど、どどどういうこと…もしかして昨日はホームラン?」

友紀「Pさん…、まだ私たち早いよ…」

友紀「でも、そういうことだよね」ポッ

185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/13(土) 04:06:45.00 ID:KNNCMz9B0
・・・

結局、友紀に冗談は通じず…翌日Pと顔を合わせた友紀はすっかりしおらしくなっていた

さすがにPも焦り、事情を説明したが友紀の家に泊まったことは事務所に知れ渡り

やはり、一部アイドルとちひろから責められるPなのでした

おしまい

192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/13(土) 23:22:28.39 ID:KNNCMz9B0
ケース6・浜口あやめの場合

都内・某繁華街

モバP「終電が無くなってしまった…」

モバP「…接待もキツイな」

モバP「まあ、気が気でなかったから、あんまり酔ってないのが幸いか…」

モバP「はぁ…漫画喫茶で夜明かしか…んん」

193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/13(土) 23:23:07.78 ID:KNNCMz9B0
??「わたくし…き、きょうは暇でご…です」

??「そ、その…遊ばないで…ござ…ですか」

男「キミ、女子高生?かわいいねー、あれ、どこかで見たような…」

モバP「あーごめんなッ、待たせちゃったなー」

モバP「さあ、今日はカラオケ行くんだったな、さぁいくぞ」グイ

あやめ「…あ、P殿、何をあああーー」

194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/13(土) 23:23:34.81 ID:KNNCMz9B0
・・・

モバP「おい、あやめ、これはどういうことだッ」

モバP「あれはなんだ、自分がアイドルだってわかってるのかッ」

あやめ「これは…その…あ、あやめは、あやめはくノ一にならないと…グス」

モバP「あやめ…、一体どうしたんだ…ちゃんと事情話してくれよ」

モバP「ああ、人が集まって来たな…そこのカラオケボックスでいいか」

あやめ「はい…グス」

195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/13(土) 23:24:04.78 ID:KNNCMz9B0
・・・

カラオケボックス

モバP「さあ、ここならゆっくり話せるだろ」

モバP「なあ、あやめ、俺は…プロダクションはプライベートまで縛ることはしない」

あやめ「……」

モバP「でもな、未成年の子を預かる以上、立派な大人になってもらいたい」

モバP「あやめはどうしてあんな事してたんだ」

196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/13(土) 23:24:47.11 ID:KNNCMz9B0
あやめ「…それは…」

モバP「…お金……か?」

あやめ「いえ…そうではない…です」

モバP「じゃあ、それを教えてくれよ…」

モバP「さっき言ってたくノ一が…っていうのが理由か?」

あやめ「はい…あやめは本当のくノ一を知りませんでした…」

197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/13(土) 23:25:28.32 ID:KNNCMz9B0
モバP「あやめはくノ一忍ドルだろ、それなのにどうしたんだ」

あやめ「その…今後の仕事に役立てようと、頼子殿と文香殿に相談しまして」

モバP「おい…あの二人がけしかけたのかっ」

あやめ「ち、違います、あれはわたくしが勝手にやったことで」

モバP「そ、そうか…、そうだよな」

あやめ「くノ一の参考文献を色々と貸していただきまして…」

198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/13(土) 23:26:12.85 ID:KNNCMz9B0
・・・

シンデレラプロ事務所

あやめ「頼子殿、文香殿、折り入ってお二人にお願いがあります」

頼子「どうしました?」

文香「……はい」

あやめ「わたくしはもっとくノ一について深く知りたいです」

あやめ「そこでお二人に、良い本を貸していただいて、勉強したいと思います」

199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/13(土) 23:27:00.51 ID:KNNCMz9B0
文香「……はぁ」

頼子「時代小説はいかがですか…」

あやめ「いえ、そういうものではなく、くノ一の真実の姿を知りたいのです」

頼子「(…文香さん、そもそも忍者って…)」ヒソヒソ

文香「(ええ…、幻滅すると思います…)」ヒソヒソ

あやめ「お二人ともどうされたのですか?」

200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/13(土) 23:27:47.16 ID:KNNCMz9B0
頼子「い、いえ…(何か、貸してあげては…)」ヒソヒソ

文香「…ええ(でも…あまり、ご意向に沿いそうなものは…)」ヒソヒソ

あやめ「い、いかがですか…」キラキラ

文香「で、では…私の蔵書をいくつか…」

あやめ「ほ、本当ですか?かたじけない」

あやめ「では早速、今日伺います」

文香「え、今日ですか…」

頼子「私もご一緒しますね…」

201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/13(土) 23:28:14.61 ID:KNNCMz9B0
・・・

あやめ「ということがありまして…」

モバP「それでどうして、ああいうことになるんだ」

あやめ「お二人から渡された本以外に…文香さんの部屋で見つけた本が…」カァ

あやめ「これ…なのですが、薄いので最初に読み始めまして」

モバP「ああ…ッッ、おいこれは…、ええッ?」

202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/13(土) 23:28:44.68 ID:KNNCMz9B0
あやめ「そこの描かれているくノ一は…その女性の…武器を……男性の心を…と」

あやめ「わたくしには出来ません…こんな事は……」グス

モバP「……(いくら何でも影響受け安過ぎだろ、どうしたものか)」

あやめ「さっきもすごく怖くて…P殿が来てくださらなければ…」グス

あやめ「わたくしはくノ一失格です…わあああ」

モバP「あやめは立派なくノ一だよ」

203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/13(土) 23:29:12.34 ID:KNNCMz9B0
あやめ「えっ?」

モバP「男性を虜にするのがくノ一なんだろ?」

モバP「アイドルの活動、まさにそのものじゃないか」

あやめ「P殿…」パアア

モバP「だから、もうあんなことをしたらダメだぞ」

あやめ「はいっ…」ギュッ

204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/13(土) 23:29:48.39 ID:KNNCMz9B0
モバP「…おい、あやめ」

あやめ「少し…こうさせてください、こ、怖くなって…」ギュゥ

モバP「あやめ…(温かいな…それに柔らかい…)」

あやめ「P…殿、あやめは、あやめは…」ギュ

モバP「(落ち着け俺、落ち着け、落ち着け…)」

205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/13(土) 23:30:27.33 ID:KNNCMz9B0
・・・

モバP「落ち着いたか…あやめ」

あやめ「はい…」

モバP「ほら、涙ふいておけよ」

あやめ「……はい」ポッ

モバP「ん、どうした、あやめ?」

206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/13(土) 23:31:05.63 ID:KNNCMz9B0
あやめ「その…P殿、わたくしの術の手ほどきはP殿が…」シュル

モバP「(いや、これは美味し…ダメだ、アヤメは担当アイドルだ、俺)」

あやめ「お願い…いたします」ウル

モバP「(涙をためた目も綺麗だな…っておい、俺)」

あやめ「P殿…、わたくしではいけませんか」

モバP「あやめ、こういうことは勢いでするものじゃない」

207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/13(土) 23:31:43.88 ID:KNNCMz9B0
モバP「それに俺はあやめってアイドルを皆知って欲しいんだ」

モバP「独り占めは…出来ないな」

あやめ「…そ、そうですね、私はアイドルですね」

あやめ「せっかくカラオケに来てますから、何か歌いましょう」

208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/13(土) 23:32:16.77 ID:KNNCMz9B0
モバP「お、おう…」

あやめ「あ、凛殿の新曲入っていますね」

あやめ「(P殿、忍びは主にだけ尽くすもの…)」

あやめ「(いつかP殿の心をわたくしのものにするでござる、ニン)」

209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/13(土) 23:32:52.85 ID:KNNCMz9B0
・・・

この後、Pはあやめに付き合って朝までカラオケをし

またまた真っ赤に充血した目で出社したため

当然のようにちひろに笑顔でお説教され

頼子は呆れつつも目薬をPに差し入れるのでした

おしまい

216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 00:28:42.13 ID:y2AcX/Iv0
ケース7・黒川千秋の場合

都内某所

モバP「終電が無くなってしまった…」

モバP「ああ、そういえばこの辺りは有名なランニングスポットか」

モバP「ちょっと歩くかな…」

モバP「へぇー今日は月が綺麗だな、そういえばあの日も…」ドン

217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 00:29:12.99 ID:y2AcX/Iv0
??「キャアッ、あ、すみません…って貴方は」

モバP「こちらこそすみません、よそ見してて…千秋?」

千秋「もう、Pさんだったの…気をつけなさい」

モバP「ああ、すまない…」

千秋「ふふ、お仕事の帰りに電車を逃したのかしら?」

モバP「そうなんだよ、千秋はこんな時間に何してるんだ」

218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 00:29:41.13 ID:y2AcX/Iv0
千秋「トレーニングよ、この格好見てわからない?」

モバP「あ、すまん、今気がついたよ(汗…綺麗だな)」

モバP「熱心なのは嬉しいけど、ほどほどにな」

千秋「ええ、貴方に教えられたものね…無理はしないわ」

モバP「帰り遅くなるだろ、危なくないか?」

千秋「すぐそこだから、大丈夫よ…でも気をつけるわ、ありがとう」

219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 00:30:14.43 ID:y2AcX/Iv0
モバP「ああ、頼むよ、千秋なら大丈夫だろうけどさ、…ウッ」

千秋「Pさん、どうしたの?まさか、さっきぶつかった時に?」

モバP「そう…みたいだ、ッッ」

千秋「もう…どうして貴方が怪我するのよ」

モバP「あはは、俺ってドジだな」

千秋「(とっさに私をかばったをからでしょうに…この人は本当に…)」

220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 00:30:43.21 ID:y2AcX/Iv0
千秋「ねぇ…私の家すぐそこだから、来ない?」

モバP「いや、それはマズイだろう、アイドルの家になんて…」

千秋「違うわよ、違わないけど、足…簡単な手当なら出来るわ」

モバP「ああ…ッッ、そうだな、お言葉に甘えるよ」

千秋「そうよ、素直になりなさい、ほら肩を貸すわ」

モバP「いや、さすがにそれは…」

221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 00:31:13.90 ID:y2AcX/Iv0
千秋「……」ツン

モバP「痛ッ」

千秋「ほら…、大事な体何だから…」

モバP「何だか照れるな…(千秋の髪…汗で濡れて綺麗だな)」

千秋「何?…じろじろ見て……汗臭かったかしら?」

222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 00:31:45.90 ID:y2AcX/Iv0
モバP「いや、すごくいい匂いだよ」

千秋「な、何言ってるのよッ」カァァ

モバP「すまん…それと急に離さないでくれ…」

千秋「ごめんなさい、…貴方が急に変なこと言うからよ…」

223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 00:32:14.21 ID:y2AcX/Iv0
・・・

千秋のマンション

モバP「はー、近いって聞いた時からすごいとは想ってたけど…予想以上だ」

千秋「そう?でも、Pさんもすぐ住めるようになるわよ」

モバP「え、さすがにルームシェアは…」

224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 00:32:48.02 ID:y2AcX/Iv0
千秋「こ、この私のPなのよ、それぐらい稼げるようになるわよ」

モバP「そ、そういう意味だよな、ハハハ」

千秋「当たり前でしょう、今に見ていなさい………もう」

モバP「ハハハ…」

225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 00:33:15.29 ID:y2AcX/Iv0
・・・

千秋「さ、上がって?ちょっと待っててね」

モバP「千秋の部屋…片付いてて綺麗だな」

モバP「しかし…良い物が揃ってるな…、こんな部屋には住めないだろ」

千秋「お持たせPさん、さ、足出してもらえる?」

モバP「ああ」

226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 00:33:45.26 ID:y2AcX/Iv0
千秋「ふふ、そんなに上手じゃないわよ」

モバP「…ッ」

千秋「ご、ごめんなさい…はい、これで終わりよ」

モバP「ありがとう、千秋…楽になったよ」

千秋「そう?じゃあ、私は体ほぐしてくるから…Pさんは汗流して来て」

千秋「足に袋まけば濡れないわよ」

227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 00:34:12.92 ID:y2AcX/Iv0
モバP「ああ、千秋もしたことあるのか?」

千秋「ええ、お風呂に入れないなんて嫌だわ、これくらいはするわ」

モバP「さすが、千秋だな」

千秋「褒めているのかしら…」

モバP「それだけ、しっかり手入れしているってことだろ?」

千秋「そ、そうよ、言われなくてもわかっているわ」

千秋「じゃあ、すぐに戻るわね」

228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 00:34:44.83 ID:y2AcX/Iv0
・・・

モバP「バスルームも…すごいな」

モバP「何か…いい匂いがするな…」

モバP「いつも千秋が使っているシャワーか」

モバP「う…元気になって来たな…」

モバP「いかんだろ、担当アイドルで何を考えているんだ…」

229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 00:35:12.60 ID:y2AcX/Iv0
・・・

千秋「あら、Pさん、本当にすぐ出てきたのね」

モバP「ああ…(やばかった、元気なままならやばかった)」

千秋「じゃあ、私もシャワー浴びてくるわ、少し待ってて」

モバP「いや、俺はこれで失礼するよ」

千秋「足は応急処置しただけよ…それに何のもてなしもさせないつもり?」

モバP「でもなぁ…」

230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 00:35:42.84 ID:y2AcX/Iv0
千秋「Pさんの事、信頼してるわ。それに来客用の布団くらいあるから」

モバP「用意がいいな、友達でも来るのか?」

千秋「事務所の…子がたまにくるくらいよ」

千秋「最近、頼子が来たわね、話し込んだら、遅くなって泊まっていったわ」

モバP「へぇ、頼子が…どんな話するんだ?」

千秋「一人暮らしや大学の話だったかしら…色々アドバイスしたわね」

231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 00:36:12.75 ID:y2AcX/Iv0
モバP「ああ…、本当にするつもりなんだな」

千秋「あら、Pさんも知っているの」

モバP「ああ、少しな」

千秋「それに翠も来たわね、ほら翠もあの仕事するんでしょ?」

モバP「ああ、千秋も先輩だな」

千秋「ふふ、私はこの事務所じゃ古株だから当然でしょ」

232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 00:36:44.93 ID:y2AcX/Iv0
モバP「あの仕事な翠も評判よくて、今度二人でもう一度やることになったぞ」

千秋「本当?嬉しいわ…」

モバP「今日、打ち合わせててな、それで、終電逃したんだよ」

千秋「そう…私達のために悪いわね」

モバP「俺の仕事だからな…俺も嬉しいよ」

千秋「…ふふ、そうね、私シャワー浴びてくるわ」

モバP「ああ…待たせてもらうな」

233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 00:37:11.32 ID:y2AcX/Iv0
・・・

千秋「…Pさんにああは言ったけれど…」

千秋「布団を用意しているのは、貴方に来てもらった時のために」

千秋「…いっそ、布団が一つしかない方が…」

千秋「私は何を考えているの…」

千秋「私とあの人はアイドルとプロデューサー…それ以上では…」

234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 00:37:43.51 ID:y2AcX/Iv0
・・・

千秋「お待たせ、Pさん」

モバP「ああ、…(湯上りの千秋って…色っぽいな)」

千秋「ふふっ、見とれているのかしら?」

モバP「あ、いや、そんなわけでは」

235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 00:38:14.43 ID:y2AcX/Iv0
千秋「…そう(もう…少しは私の気持ちも…)」

モバP「布団どこにあるんだ、取ってくるよ」

千秋「いいわ、お客様なんだから、休んでて」

モバP「ああ…」

236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 00:38:56.18 ID:y2AcX/Iv0
・・・

千秋「Pさん、もう寝た?」

モバP「いや、まだ起きてるよ」

千秋「ねぇ、Pさん…私…」

モバP「どうした…千秋」

237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 00:39:23.72 ID:y2AcX/Iv0
千秋「うん…、私…Pさんの事、ううん、Pさんにとても感謝してるわ」

千秋「私一人では、ここまで来られなかったわ」

千秋「貴方と一緒なら、誰よりも輝ける…だから」

モバP「ああ、これからもよろしく頼む」

千秋「ええ、トップアイドルまでエスコートしてね」

238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 00:39:58.53 ID:y2AcX/Iv0
千秋「そして、その先もずっと…」

モバP「千秋…?」

千秋「何でもないわ…お休みなさい」

モバP「ああ、お休み」

239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 00:40:36.39 ID:y2AcX/Iv0
・・・

翌日Pは熟睡してしまい、着替えに帰る時間はとれなかった

ちひろに怒られることは覚悟しつつ、事務所に行くと

何故か、自分のデスクに替えのシャツとネクタイが置かれていた

不審がるが背に腹は替えられず、トイレで着替えるとサイズはぴったりだった

Pは不審がるが、考えてもわからないので、考えるのを辞めた

おしまい

248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 09:21:03.35 ID:y2AcX/Iv0
番外編

モバP「机にサイズぴったりのシャツとネクタイが置かれてた…」

ケース1・古澤頼子の場合

モバP「…おかげでちひろさんに怒られずに済んだけど」

モバP「何だか、気味悪いな…一体誰が」

??「……」ダッ

モバP「今のは…頼子……?」

モバP「まさか…追いかけないと」

249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 09:21:36.68 ID:y2AcX/Iv0
・・・

頼子「そう…だよね、気味悪いよね…」

モバP「頼子…だったんだな」

頼子「……はい」

モバP「そのさっきはゴメンな……」

頼子「…はい、Pさん、最近…お仕事遅いから」

250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 09:22:06.56 ID:y2AcX/Iv0
頼子「ちひろさんに…怒られてるのも…私達のために頑張ってくれてるから…」

頼子「着替えに戻れる時間が…無い時に…って思って……」

モバP「そうか、ありがとうな、でも直接渡してくれれば…」

頼子「…だって…そ、そんな事……私には……」

モバP「……(だいぶ、前向きになったけど、こういうとこはそのままか)」

モバP「(頼子もしっかりしてるようで、…手が掛かるとこもあるか、ふふ)」

251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 09:22:37.04 ID:y2AcX/Iv0
頼子「Pさん………えっ」

モバP「ありがとう、頼子……」ナデナデ

頼子「うん……」ポッ

モバP「嬉しいよ、でもアイドルとしてやりたい事はちゃんと出来ないとダメだぞ」

頼子「はい(でも…もうちょっと大人…扱いして欲しいな…)」

ちひろ「お疲れ様です…あれ、Pさん、そのネクタイいいですね」

252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 09:23:04.65 ID:y2AcX/Iv0
ちひろ「あ、頼子ちゃんのカチューシャとお揃いの色じゃないですか」

ちひろ「もしかして、二人で買いに行ったんですか?なーんて」

モバP「あはは、ええ、ありがとうございます」

頼子「たまたま…ですよ……ねぇ」

モバP「ははは(前言撤回…けっこう大胆だな)」

頼子「……ふふ」

253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 09:23:35.15 ID:y2AcX/Iv0
モバP「はは(お揃いか…何だか……ははは)」

モバP「貰いっぱなしはダメだな…今度お礼するよ」

頼子「じ、じゃあ、Pさん、今度のお休みは、美術館に…その、デ、デート…」

モバP「ああ、すぐには出来ないかもしれないけど、近くな」

頼子「うん…(Pさん、少しずつ…ね…)」

モバP「(そういえば、サイズはどうしてわかったんだ…うーん)」

おしまい

254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 09:24:04.21 ID:y2AcX/Iv0
ケース2・佐久間まゆの場合

モバP「…おかげでちひろさんに怒られずに済んだけど」

モバP「何だか、気味悪いな…一体誰が」

まゆ「まゆですよぉ」

モバP「うわぁっ…ま、まゆか…ど、どうしたんだ」

まゆ「Pさんがネクタイ、誰からって言ってから…」

255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 09:24:36.09 ID:y2AcX/Iv0
モバP「もしかして、これまゆが置いてくれたのか?」

まゆ「はい、そうですよぉ」

モバP「そ、そうか、ありがとな…でも言ってくれれば」

まゆ「…Pさんなら私って気づいてくれると思ってましたぁ」

モバP「ああ、すまないな…」



256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 09:25:08.45 ID:y2AcX/Iv0
まゆ「いいですよ、それにお揃いなんですよ…」

まゆ「ほら、今日のまゆのリボンの色と…」

モバP「ああ、ホントだ、さすが、まゆだな

モバP「さりげなくて、センスいいよ、うん」

モバP「(でも、何か引っかかるんだよな…そう、何でぴったりなんだ)」

まゆ「…うふふ、まゆはPさんの事なら何でも知ってるんですよぉ」

257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 09:25:39.23 ID:y2AcX/Iv0
モバP「そ、そうか、今度、お礼するよ」

まゆ「いえ、いいんです、でも、時々そのネクタイ締めてくれると…」

モバP「ああ、そうだな、せっかく、まゆから貰ったんだから大切にするよ」

まゆ「そうですよぉ、私だと思ってくださいね」

モバP「そうか、はは」

258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 09:26:07.50 ID:y2AcX/Iv0
まゆ「これで、皆さん、少しは…」

モバP「うん?どうしたんだ、まゆ」

まゆ「いえ、何でもないですよ」

モバP「さ、そろそろ、仕事だから行かないとな」

まゆ「はい、まゆの準備もばっちりです」

259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 09:26:36.85 ID:y2AcX/Iv0
モバP「よし、今日もよろしくな、まゆ」

まゆ「はい…(Pさん…私の運命の人…)」

まゆ「(他の事務所の子を相手にするのは仕方がないけれど…)」

まゆ「(今日だけは、今だけは、私だけを見て…)」

おしまい

260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 09:27:05.91 ID:y2AcX/Iv0
ケース3・千川ちひろの場合

モバP「…おかげでちひろさんに怒られずに済んだけど」

モバP「何だか、気味悪いな…一体誰が」

ちひろ「私ですよ、Pさん」

モバP「え、ちひろさんだったんですか?」

ちひろ「そうですよ、最近Pさん夜遅いみたいだから…」

261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 09:27:36.48 ID:y2AcX/Iv0
ちひろ「着替える時間無い日もあるだろうって置いておいたんです」

モバP「あ、ありがとうございます…あ、今日もバレてました…」

ちひろ「バレてます…もう…、でもアイドルの子たちのためなんですよね」

モバP「え、ええ、それはもちろん」

ちひろ「じゃあ、いいです…、私だってPさんを責めたいわけじゃないんですから」

ちひろ「でも、事務所の事を思って」

262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 09:28:05.40 ID:y2AcX/Iv0
ちひろ「鬼、悪魔、ちひろって呼ばれるような事もしてるんです」

モバP「すみません、俺が不甲斐ないばかりに…(知ってたんだ…)」

ちひろ「うふふ、私はPさんが頑張ってるの、よくわかってますから」

モバP「ありがとうございます、ちひろさん」

ちひろ「もう少し、くだけてくれても良いかなーって」

263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 09:28:36.10 ID:y2AcX/Iv0
ちひろ「それとネクタイの柄…何か気づきません」

モバP「え、素敵なネクタイだと思いますけど…」

ちひろ「もうっ…いいです(私のシュシュとお揃いにしてみたんだけどなぁ)」

モバP「な、何かお礼しますから、それで許してください」

ちひろ「じゃあ、皆をトップアイドルにして、事務所も大きくして」

ちひろ「それから、私もずっとそばにいさせてくださいね」

264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 09:30:03.00 ID:y2AcX/Iv0
モバP「はい、もちろんです」

ちひろ「ええ、じゃあよろしくお願いしますね」

ちひろ「(トップアイドルって言葉に反応したんでしょうけど…)」

ちひろ「(責任はとってもらいますよ、Pさん)

ちひろ「それまで、アイドルとのスキャンダルはだめですよ」

モバP「え、はは…ははは」

おしまい

273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 23:06:20.03 ID:y2AcX/Iv0
ケース8・池袋晶葉の場合

都内某所

モバP「終電が無くなってしまった…」

モバP「事務所もそんなに遠くないから…今日は事務所まで歩くか」

モバP「住宅街抜けるのが早いのか…よし」

??「そこの人、そいつを止めてくれー」

274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 23:07:07.94 ID:y2AcX/Iv0
モバP「え、この声は…晶葉……ぐえッ」ドンガラガッシャーン

晶葉「す、すまない、怪我はないか……Pではないか」

モバP「う、うーーん、これは…どういう…ッ」

晶葉「大丈夫かP、助手に死なれると私は困るぞ」

モバP「晶葉…か?ああ、全身が痛むが何とか大丈夫だ」

晶葉「そうか、良かった、ほっとしたぞ」

275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 23:07:43.48 ID:y2AcX/Iv0
モバP「うう、晶葉こんな時間に何してるんだ」

晶葉「ああ、新しいロボを開発してな…名付けて怪盗ロボだ」

晶葉「頼子を並の知能を持たせるようと設計したが、急に暴走したんだ」

モバP「それで追いかけて来たってことか…、う」

晶葉「どうやら失敗のようだな、それに故障してしまった」

モバP「晶葉に怪我はないよな」

晶葉「あ、ああ、私は大丈夫だ」カァ

276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 23:08:12.29 ID:y2AcX/Iv0
晶葉「な、なあP、助手なら怪盗ロボを運ぶのを手伝ってくれないか」

晶葉「それに、少し私の家で休むといい」

モバP「ああ、こんなのを運ぶ所をあんまり見せられないしな」

晶葉「こんなのとは何だ、私の苦心作だぞ」

モバP「ああ、すまない、そういう意味じゃないんだ」

晶葉「さ、行こう、そんない遠くないからな」ガシ

モバP「頼子がモデルか…うーん」ガシ

277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 23:08:40.88 ID:y2AcX/Iv0
・・・

晶葉の自宅

晶葉「さ、ついたぞ、P、ご苦労だったな」

モバP「ああ、これ家の中にいれればいいのか」

晶葉「悪いな、こちらの部屋に頼む…」

モバP「う、オイルの臭いか…え、何だこれは窓ガラスが粉々じゃないか」

晶葉「ああ、怪盗ロボが窓ガラスを突き破って出て行ったんだ」

278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 23:09:13.31 ID:y2AcX/Iv0
モバP「これじゃ…危ないな。ご両親はいるんだよな」

晶葉「…両親はいない…仕事が長引いて帰れないんだ」

モバP「お、おい、まさか、この状態で晶葉一人なのか」

晶葉「ああ、そのP…今日、泊まってくれないか」

晶葉「私…こ、怖いんだ…警備ロボはいるが…い、一緒にいて…?」

モバP「あ、ああ、こういう事情じゃ仕方がないな」

279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 23:09:46.51 ID:y2AcX/Iv0
晶葉「あ、ありがとう、P…」

モバP「いいよ、気にするな…じゃあ、まずはガラス片付けるか…」

晶葉「それなら良い発明品があるぞ!」

モバP「それ…大丈夫だろうな」

晶葉「何を言うか、私が信用出来ないのか」

モバP「すまん、すまん、じゃあ早速…」

280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 23:10:17.77 ID:y2AcX/Iv0
・・・

モバP「ふう、これで大丈夫かな」

晶葉「Pは手際いいんだな、流石、私の助手だ」

モバP「ありがと、まあ、俺も色んな経験してるからな」

晶葉「そうか…怪盗ロボの次はPロボを作るか」

モバP「それは遠慮させてもらうよ…」

晶葉「そうか、それは残念だ」

281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 23:11:29.76 ID:y2AcX/Iv0
モバP「晶葉は頼子と仲良いんだな」

晶葉「ああ、頼子は一番の友達だ、天才は孤独だと思っていたが…」

晶葉「頼子は私に無いものを持っている、それにすごく優しいんだ」

モバP「そうか、いいコンビって感じだな」

晶葉「ふふ、そうだ、お月見イベントからだな」

晶葉「あの時、頼子に声をかけて本当に良かった」

282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 23:12:05.17 ID:y2AcX/Iv0
モバP「晶葉……あのイベント企画して俺も良かったよ」

晶葉「もちろん、頼子だけじゃないぞ、夕美だろ、菜々だろ、葵に泰葉に千佳に…」

晶葉「最近では文香だな、電子部品を買った帰りに寄らせてもらうんだ」

晶葉「アイドルをやって、こんなに友達が出来るなんて…」

モバP「嬉しいか、晶葉?」

晶葉「あ、ああ、もちろんだ、…この世界に連れていってくれたのはPだな」

晶葉「本当に感謝している…ありがとうP…」

モバP「何だか、照れるな」

283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 23:12:35.68 ID:y2AcX/Iv0
・・・

モバP「そういえば怪盗ロボだけど…暴走ってよくあるのか」

晶葉「いや、こんな事は初めてだ…頼子の脳波をスキャンしてせいか…」

モバP「大丈夫…なんだろうな」

晶葉「頼子に危害が加わるようなことはしないさ」

晶葉「暴走したのはPが近くに来たかもしれないな…」

284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 23:13:14.79 ID:y2AcX/Iv0
モバP「は?」

晶葉「怪盗ロボは頼子がモデルなんだ…だってそうなんだろう?」

モバP「いや、どういう意味だ、俺と頼子は、アイドルとプロデューサーだぞ」

晶葉「ああ、そうか…すまない…そうか、違うのか、そうか…フフ」

モバP「そんな訳ないだろう(…そんな風に思われてたのか)」

285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 23:13:51.52 ID:y2AcX/Iv0
晶葉「では今の所、原因は不明だな、何にせよ、今日は疲れたよ」

晶葉「そろそろ、休もう、私は布団の準備するから」

晶葉「Pは先にシャワーを浴びてきてくれ」

モバP「ああ、いいのか?悪いな」

晶葉「しっかり汗を落としてくれ」

286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 23:14:36.02 ID:y2AcX/Iv0
・・・

晶葉「ふう…待たせたな、P」

モバP「ああ……」

晶葉「何だ、P、ジロジロ見るな、私でもこれくらいのナイトウエェアは着るぞ」

モバP「……晶葉って歳や背の割りには…あるんだな」

晶葉「こら、そういうことは思うだけにしろ」

287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 23:15:01.59 ID:y2AcX/Iv0
モバP「すまん、晶葉…ついな…」

晶葉「それは私は、頼子みたいに背も高く無いし」

晶葉「文香ほどスタイルも良くないさ」

モバP「いや、本当にすまん…」

晶葉「ま、まあ、スタイルを褒められたのは喜んでおこう」

晶葉「さ、もう今日は休もう…お休み、P」

288 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 23:15:54.15 ID:y2AcX/Iv0
モバP「ああ、お休み、晶葉」

晶葉「………」

モバP「………」

晶葉「なあ、P、さっき頼子とはアイドルとプロデューサーと言ったが」

晶葉「私とPはそれ以上の関係にはなれないか…」

晶葉「その私の助手として…ずっと…一緒に」

289 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 23:17:53.32 ID:y2AcX/Iv0
モバP「……」

晶葉「何だ、もう寝てたのか…バカ、せっかく私が勇気を出したのに」

晶葉「お休み、P、私の助手…大切な人…」

モバP「………」

モバP「…(晶葉、ありがとう…でも俺は……)」

290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/15(月) 23:18:29.92 ID:y2AcX/Iv0
・・・

後日紆余曲折を経て完成した怪盗ロボが事務所に運び込まれ

Pや頼子を巻き込んで大騒動を起こすのはまた別のお話

おしまい

300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/21(日) 11:38:31.39 ID:vBeqBcsI0
ケース9・櫻井桃華の場合

神戸市某所

モバP「終電が無くなってしまった…」

モバP「お偉い人とのパーティーは社長の領分だよな…」

モバP「頼子に、胸を張って、顔を上げろって言ってたけど」

モバP「自分が実践する羽目になるとはなぁ…ハハ」

モバP「そういえば、桃華の実家はこの近くか…さぞすごいんだろうな」

モバP「ゲストルームもあるだろうから…泊めてもらえないかな…なんてな」

301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/21(日) 11:39:04.01 ID:vBeqBcsI0
桃華「どうされましたの、Pちゃま?」ウィィィン

モバP「も、桃華?…今の聞いてたのか」

桃華「何の事ですの、Pちゃま」

モバP「いや、何でもない…桃華はどうしてこんな所に?」

桃華「ふふ、里帰りですの…すっかり遅くなってしまいましたわ」

モバP「そうか…でも、気をつけろよ。それにそろそろ寝ないとダメだろ」

302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/21(日) 11:39:33.65 ID:vBeqBcsI0
桃華「そうですわね、では、松坂、Pちゃまをわたくしの家まで乗せてさし上げて」

松坂「はい、お嬢様、かしこまりました」

モバP「え、桃華、そんな訳には…」

桃華「帰る電車が無いPちゃまを放おっておいては心配で眠れませんわ」

モバP「うう…」

303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/21(日) 11:40:03.71 ID:vBeqBcsI0
桃華「それにゲストルームもありますから、急な来客にも対応出来ますのよ」

モバP「わ、わかったよ…(やっぱり聞いてたのか)」

桃華「では、Pちゃま、わたくしの隣にどうぞ」

モバP「ああ、失礼するよ」

304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/21(日) 11:40:35.01 ID:vBeqBcsI0
・・・

櫻井邸

桃華「さ、着きましたわ、Pちゃま」

モバP「いや、桃華…玄関がここからは見えないんだが」

桃華「Pちゃまにはこのくらい慣れていただきませんと」

モバP「…さすがにこれにはなぁ」

桃華「いずれ、慣れていただきますわ」

305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/21(日) 11:41:06.00 ID:vBeqBcsI0
モバP「はは、いずれ…な(ん、どういう意味だ?)」

桃華「さ、Pちゃま、お入りになって」

モバP「ああ、失礼するよ(ホテルにでも入る気分だな)」

桃華「では、松坂、ゲストルームに案内して」

モバP「ありがとう、桃華、色々すまないな」

桃華「これくらい当然ですわ」

306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/21(日) 11:41:42.69 ID:vBeqBcsI0
・・・

櫻井邸・ゲストルーム

モバP「これが…ゲストルーム?俺のマンションより広いじゃないか」

モバP「桃華は一人娘だよな…どういう人が婿入りするんだ?」

モバP「……やっぱり、それ相応の人じゃないとダメだな」

モバP「いや、桃華の相手なら家柄だけじゃ…って」

307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/21(日) 11:42:08.79 ID:vBeqBcsI0
モバP「何だか、父親のような気持ちだな…ハハ」

モバP「ジューンブライドのしごと以来か、こんな事気にするようになったの」

モバP「あの仕事は色んな意味で大変だった…」

モバP「お、シャワーも使えるのか、助かるな」

モバP「明日始発で戻らないといけないから、早く寝るか」

308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/21(日) 11:42:40.90 ID:vBeqBcsI0
・・・

櫻井邸・桃華の部屋

桃華「では、松坂、そのように」

松坂「かしこまりました、お嬢様」

桃華「わたくし、行ってまいりますわ」

松坂「うう、松坂は嬉しゅうございます」

309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/21(日) 11:43:15.50 ID:vBeqBcsI0
松坂「お嬢様が将来の婿殿を連れてお帰りになるなんて…」

桃華「ま、松坂、何を言ってますのッ」

桃華「そ、そんなこと…な……ありますけど」

松坂「では、お気をつけてお嬢様」

桃華「ええ、松坂も例の件頼みますわ」

310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/21(日) 11:43:55.70 ID:vBeqBcsI0
・・・

櫻井邸・ゲストルーム

モバP「ああ、すっかり汗も流せたな……一杯やりたくなるな」

桃華「そうと思いまして、ご用意致しましたわ」

モバP「エエッ、桃華?どうして、ここに」

桃華「わたくしの家ですから、当然ですの」

モバP「いや、そういう意味ではなく…」

311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/21(日) 11:44:27.27 ID:vBeqBcsI0
桃華「それに本日は家長たるお父様が不在…」

桃華「なら、わたくしがPちゃまをもてなすのは当然のことです」

モバP「あ、ああ…、ビールか、ありがとうな」

桃華「わたくしはローズヒップティーですの」

モバP「これ飲んで、少し話したら寝るんだぞ」プシュ

312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/21(日) 11:44:59.20 ID:vBeqBcsI0
桃華「わかっておりますわ、Pちゃまを困らせるほど、子供じゃありませんわ」

モバP「ああ…そうだな……うん、美味い」

桃華「ねえ、Pちゃま、ご存知ですか?」

モバP「ん…なんだ、桃華」

桃華「結婚の予定も無くてウェディングドレスを着ると、婚期が遅れますよの」

モバP「ははは、迷信だろ」

313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/21(日) 11:45:59.95 ID:vBeqBcsI0
桃華「乙女には深刻な問題ですの…Pちゃま、その時は責任取ってくださいませ」

モバP「は?桃華何を言って…桃華ほどの家じゃ結婚相手も簡単に決められないよな」

桃華「それは…そうですけど…わたくしは……ちゃまと…」

モバP「ん…どうした、桃華」

桃華「な、何でもありませんわ、お休みなさい、Pちゃま」

モバP「ああ、お休み、桃華」

314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/21(日) 11:46:28.60 ID:vBeqBcsI0
・・・

モバP「ふわぁ…やっぱりこの時間はまだ眠いな」

モバP「さすがにこんな時間に電話来ないだろうし」

モバP「移動中にもう一眠りするかな」

モバP「俺の席は…あったあった……んんッ」

桃華「ごきげんよう、Pちゃま」

315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/21(日) 11:46:56.23 ID:vBeqBcsI0
モバP「も、桃華ーーーーッッ」

桃華「Pちゃま、お休みの方もいるのです、お静かに」

モバP「ああ、すまん…どうしてここにいるんだ」

桃華「Pちゃまの隣の席はわたくしのものと決まっていますの…ふぁ」

モバP「桃華…って眠いんじゃないか」

桃華「んん…眠くなんてありませんわ…」

316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/21(日) 11:47:31.53 ID:vBeqBcsI0
モバP「無理するなよ…今日俺より早く起きたんだろ」

桃華「んん……Pちゃま」

モバP「普段は背伸びして頑張ってるけど、まだまだ子供だな…」

モバP「でも…いつか桃華が大人になる時…俺はどうしてるんだろうな」

317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/21(日) 11:49:53.86 ID:vBeqBcsI0
・・・

結局Pは変な緊張から眠ることが出来ず事務所で眠そうにして

結局の所、ちひろに怒られるのでした

おしまし

322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/22(月) 09:09:26.69 ID:KccuCgX7o

ちゃまかわいすぎる

329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/26(金) 02:47:37.05 ID:D4ZkTC5L0
番外編2

モバP「頼子、一人暮らしを始めたんだったな」

都内某所

モバP「二人共、今日はお疲れ様」

頼子「はい…お疲れ様です」

晶葉「ああ、お疲れ様、P、頼子」

モバP「どうだ、二人の新ユニットの手応えは」

330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/26(金) 02:48:04.37 ID:D4ZkTC5L0
晶葉「ああ、やはり頼子とコンビは最高だな」

頼子「そうですね…一人で出来ない事も二人でなら…」

頼子「…あ、Pさんもいるから…三人だね」

モバP「ああ、ありがとう頼子」

モバP「今日はこれで仕事は終わりだけど…何か予定はあるか?」

晶葉「私は両親が今回の仕事のお祝いをしてくれるぞ」

331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/26(金) 02:48:36.05 ID:D4ZkTC5L0
モバP「それは楽しみだな、頼子は?」

頼子「……私は特に…」

モバP「そうか、たまにはゆっくり休めよ」

頼子「あの、Pさん…私のマンションを見てもらえませんか?」

モバP「頼子、一人暮らしを始めたんだったな」

頼子「はい…この夏休みからです……早く慣れたくて」

332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/26(金) 02:49:08.17 ID:D4ZkTC5L0
モバP「担当Pとしてはどんな暮らしか見ておきたいな」

モバP「お邪魔してもいいか、頼子?」

頼子「は…はい、お願いします。……でもお仕事は?」

モバP「今日はこれで終わりだよ。晶葉も来るか?」

晶葉「ああ、………いや、遠慮しておくよ」

晶葉「私のためでも、たまには両親を手伝いたいしな」

333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/26(金) 02:49:48.75 ID:D4ZkTC5L0
晶葉「(頑張れよ、頼子)」

頼子「(晶葉ちゃん…ありがとう)」

晶葉「では、私はそこだから」

頼子「またね、晶葉ちゃん」

モバP「お疲れ様、晶葉」

晶葉「ああ、では失礼する」

334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/26(金) 02:50:24.90 ID:D4ZkTC5L0
・・・

頼子のマンション

頼子「あ、ここです、Pさん」

モバP「へぇ、いい感じじゃないか」

頼子「ちょっと待ってくださいね…セキュリティが……」

モバP「しっかりしてるな、これなら安心だな」

頼子「うん…真奈美さんに教えてもらったの」

335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/26(金) 02:50:53.30 ID:D4ZkTC5L0
モバP「真奈美さん仕込みなら大丈夫だな」

頼子「あ、エレベーターこっちです」

モバP「静かで早いな、不動産屋は社長の紹介だよな」

頼子「はい、しっかりした人だったよ」

頼子「この部屋です…どうぞ」

モバP「ああ、失礼するよ」

モバP「おお、さすが頼子、整理が行き届いているな」

336 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/26(金) 02:51:29.06 ID:D4ZkTC5L0
頼子「まだ一週間も経ってないから…でも、嬉しいの…」

モバP「けっこう広いな、あ、この写真は…」

頼子「イベントの時や…、こっちは引っ越した時にパーティーした写真です」

モバP「晶葉に、真奈美さんに、千秋に、お、文香に都も」

頼子「後で美世さんや光ちゃんも来てくれたんですよ」

モバP「へぇ、皆仲良いんだな、安心したよ」

337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/26(金) 02:51:58.39 ID:D4ZkTC5L0
頼子「初めは中々、打ち解けられなかったけど…」

頼子「こんなに友達が出来るなんて…これもPさんのおかげです」

モバP「照れるな、ハハハ」

頼子「ふふ…、真奈美さんに料理教えて貰ったんですよ」

頼子「Pさん、もうこんな時間だから…その…食べてもらえないですか?」

338 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/26(金) 02:52:29.21 ID:D4ZkTC5L0
モバP「いいのか…頼子の手料理か…何か手伝う事あるか?」

頼子「本当は一から作りたいけれど…今日は、作りおきに手を加えるだけだから」

頼子「お茶淹れますので…待っていてくださいね」

モバP「手料理か…、初めてかな、女の子の手料理なんて」

モバP「それも、頼子のか…はは」

339 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/26(金) 02:52:59.48 ID:D4ZkTC5L0
・・・

頼子「お待たせしました…Pさん」

モバP「ありがとう、頼子」グー

頼子「……」

モバP「ははは、すまん、美味しそうな匂いだったからさ」

頼子「私もお腹空いてます…食べましょう?」

モバP「ああ、いただきます」

340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/26(金) 02:53:30.89 ID:D4ZkTC5L0
モバP「それにしても、盛り付け綺麗だな、器もよく合ってるし」

頼子「見た目で楽しんで貰うのも大事…かなって」

モバP「この透明のジュレは何だ、頼子?」

頼子「ふふ、食べて見てください…きっと驚きますよ」

モバP「へぇ、これは…甘い?トマトかこれは?」

頼子「はい、驚いてもらえました?」

341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/26(金) 02:53:59.74 ID:D4ZkTC5L0
モバP「ああ、それにすごく美味いよ、魔法みたいだな」モグモグ

頼子「大袈裟だよ…トマト水って言うんです…それ」

頼子「こちらのお水もどうぞ」

モバP「こっちは…おお、塩が効いてる、これもトマトか」

頼子「はい…トマトを濾して作るんです…ジュレの方はそれをゼラチンで固めて…」

頼子「今度の…ゲロゲロキッチン用に考えたんです…どう、ですか?」

モバP「ああ、凄いよ…これならいけるな…これ番組中に作れるのか?」

342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/26(金) 02:54:32.22 ID:D4ZkTC5L0
頼子「うん…本当は半日くらいかかるけど…秘策があるの」

モバP「それは是非知りたいな」

頼子「ふふ、秘密です…本番ではPさんにも驚いてもらうから…」

モバP「じゃあ、楽しみにしてるよ」

頼子「あ、冷製スープもあるんですよ、持ってきますね」

モバP「ああ、ありがとう」

343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/26(金) 02:55:01.97 ID:D4ZkTC5L0
・・・

モバP「ああ、食べた、食べた…ご馳走様です」

頼子「お粗末様です…味の方は…いかがですか?」

モバP「ああ、美味しかったよ、頼子と結婚する人は幸せだな」

頼子「……ッッ」

モバP「へ、変な意味じゃないぞ、それだけお美味しいってことで」

頼子「うん…嬉しい」

344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/26(金) 02:55:27.56 ID:D4ZkTC5L0
モバP「ああ、そうだ、一人暮らしだと量の調整難しいから気をつけるよ」

モバP「食べ過ぎにはくれぐれも注意な」

頼子「はい…でも作りすぎちゃったら…また食べて欲しいな…」

モバP「えっ、それは…」

頼子「ふふ…」ピピー

頼子「あ、お風呂沸いたみたいですよ、Pさん、入っていってください」

345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/26(金) 02:55:54.28 ID:D4ZkTC5L0
モバP「え、いや、アイドルの家で風呂なんて」

頼子「初めてじゃ…ないですよね」

モバP「ああ、そうだが…」

頼子「それに一人暮らしだとお風呂ってもったいないんですよ」

モバP「たしかに俺もシャワーが多いが…」

346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/26(金) 02:56:31.13 ID:D4ZkTC5L0
頼子「……」

モバP「わかった、お風呂いただいたら帰るよ」

頼子「はい…以前は私が先でしたから、今日はPさんがお先にどうぞ」

モバP「ああ、はは」

頼子「ふふふ」

347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/26(金) 02:56:59.18 ID:D4ZkTC5L0
・・・

モバP「頼子の浴室か、何だかいい香りがするな」

モバP「この湯船、頼子が浸かっているんだよな…」

モバP「その…何だ、元気になってきたな、ははは」

頼子「Pさん、湯加減はどうですか…?」

モバP「あ、ああッッ、ちょうどいいよ」

頼子「お背中…お流ししましょうか?」

348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/26(金) 02:57:24.96 ID:D4ZkTC5L0
モバP「はぁ?…いや、それは…、か、からかうんじゃない」

頼子「はい…着替え置いておきますね」

頼子「フリーサイズのバスローブなんて大丈夫だと思います」

モバP「ああ、ありがとう(もし、してくれって言ったら…)」

モバP「いや、よそう」

頼子「Pさん…」

349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/26(金) 02:57:53.20 ID:D4ZkTC5L0
・・・

頼子「Pさん…お待たせしました」

モバP「ああ、別に待ってないよ…あッッ」

頼子「どうしたの…Pさん、ふふふ」

モバP「あ、いや…風呂あがりはいつもと違う感じだなって」

頼子「もう…Pさん…」カァァ

350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/26(金) 02:58:19.90 ID:D4ZkTC5L0
モバP「頼子、俺の服はどこにある?」

頼子「はい…、スーツはアイロン掛けておきましたよ」

モバP「お、本当だ、ありがとう、頼子」

モバP「シャツや…肌着は?」

頼子「はい…それなら洗濯中ですよ…」

モバP「…ッ」

351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/26(金) 02:59:07.29 ID:D4ZkTC5L0
頼子「泊まっていかれる…と思ってたんですけど…」

モバP「いや、それは…だな、うう、仕方がないか」

頼子「その…ごめんなさい、Pさん」

頼子「朝までには乾かすね…」

モバP「は、はは…」

352 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/26(金) 02:59:42.42 ID:D4ZkTC5L0
・・・

モバP「布団もちゃんとあるんだな」

頼子「うん、晶葉ちゃんとか泊まってくれるから…」

モバP「そう言えば、『晶葉ちゃん』なんだな」

頼子「え、はい…年下の子はそう呼ぼうかなって…」

頼子「私もその方が歳相応だと…変ですか?」

353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/26(金) 03:00:12.00 ID:D4ZkTC5L0
モバP「いや、そんな事ないよ、年少組は喜んでると思うぞ」

頼子「そうですか、良かった」

モバP「ただ、俺から見たら頼子も十分若いよ」

モバP「落ち着いて見えるのも悪いことじゃないぞ」

頼子「うん、ありがとう…Pさん」

354 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/26(金) 03:00:37.56 ID:D4ZkTC5L0
モバP「……」

頼子「……」

モバP「(気まずい…)」

頼子「Pさん…私を…おと…なに……ううん」

モバP「……頼子?」

355 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/26(金) 03:01:17.67 ID:D4ZkTC5L0
頼子「Pさんッ、私……Pさんの本当の気持ちが欲しいの」ギュ

モバP「頼子…(柔らかいな…それにいい香りだ、……いや)」

モバP「俺は…頼子の事、大切に思ってるよ」

頼子「それは…一人の女としてですか?アイドルとして…?」

モバP「両方だよ…」

356 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/26(金) 03:01:44.05 ID:D4ZkTC5L0
頼子「ずるいよ…Pさん、そんなこと言われたら、私…」

モバP「………頼子、ごめん」

頼子「いいの…、それがPさんの本当の気持ち…だよね」

頼子「いつか…誰かに奪われる前に…私だけのものにします」

357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/26(金) 03:02:16.48 ID:D4ZkTC5L0
モバP「……」

頼子「ふふ…、私は諦めません」

頼子「でも…、今日は…一緒にいさせて」チュ

モバP「頼子…」ギュ

358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/26(金) 03:03:46.40 ID:D4ZkTC5L0
・・・

その後、頼子は事ある事に作りすぎたと言ってPにお弁当を作ってくるようになる

凛、まゆ、和久井さんらによる正妻戦争に新たな参戦者が現れたのである

おしまい

369 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/28(日) 08:25:16.47 ID:SCldFG8u0
ケース10・木場真奈美の場合

都内某所

モバP「終電が無くなってしまった…」

モバP「ふう…でも、最近皆頑張っているからな」

モバP「よし、もうひと踏ん張りだ」

モバP「皆、まとめてトップアイドルッ」

370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/28(日) 08:25:43.59 ID:SCldFG8u0
真奈美「…P君、天下の往来で何をしているんだ」

モバP「げ、真奈美さん」

真奈美「げ、とは何だ、P君。まったく、君は…」

モバP「いや、すみません、そういうつもりじゃ」

真奈美「わかっているさ。ところで…」

371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/28(日) 08:26:18.02 ID:SCldFG8u0
モバP「な、何ですか?」

真奈美「終電を逃したんだろう?今夜は私に付き合え、P君」

モバP「え、ええ、まあ…ご一緒します」

真奈美「ふっ…期待は裏切らないよ」

372 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/28(日) 08:26:50.42 ID:SCldFG8u0
・・・

とあるバー

真奈美「入りたまえ、P君」

モバP「ここは…落ち着いた感じのお店ですね」

真奈美「ああ、あっちの知り合いが日本で店を始めてね」

真奈美「私も客の一人という訳さ」

モバP「お、俺、こういうお店初めてですよ」

373 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/28(日) 08:27:21.23 ID:SCldFG8u0
真奈美「ふふふ、習うより慣れろさ」

マスター「真奈美さん、いらっしゃいませ。おや、そちらの方は?」

真奈美「ああ、今の同僚だ、ほら以前に話した」

マスター「あの方ですか……真奈美さんはいつもので?」

真奈美「ああ、それと…彼にも同じものを」

モバP「どんなお酒なんですか?」

374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/28(日) 08:27:51.58 ID:SCldFG8u0
真奈美「ふふ、イケる口なんだろ?早苗さんから聞いているよ」

モバP「はは、まあ…それなりに」

真奈美「早苗さんのような飲み方はしないさ」

モバP「ええ、よろしくお願いします」

マスター「お待たせしました」

真奈美「ありがとう。ほら、P君」キン

モバP「ありがとうございます、いただきます」クイ

375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/28(日) 08:28:41.70 ID:SCldFG8u0
真奈美「どうだい…?」クイ

モバP「美味しいです、こんなの初めてですよ」

真奈美「そうだろ、マスターは腕が違うからね」

マスター「恐縮です」

モバP「流石真奈美さん、顔が広いですね」

376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/28(日) 08:29:10.10 ID:SCldFG8u0
モバP「ところで、早苗さんと仲いいんですか?」

真奈美「ああ、時折酒に付き合っているかな」

モバP「大丈夫…ですか?」

真奈美「お互い大人だからね、節度は守っているよ」

モバP「…(あの早苗さんが…嘘だ)」

真奈美「早苗さんだけじゃないぞ、まあ若い娘には頼られることが多いが

377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/28(日) 08:29:49.12 ID:SCldFG8u0
モバP「ははは、何か俺の仕事が減りますね」

真奈美「ふふ、君には君にしか出来ないことがあるさ」

真奈美「最近なら、頼子が一人暮らしについて聞いて来たな」

モバP「ああ、そう言えば…頼子もそう言ってましたね」

真奈美「といっても私に教えられるのは料理とセキュリティくらいだがな」

モバP「部屋見て来ましたけど、あれなら安心できます」

真奈美「そうかい、私も教えた甲斐があったよ」

378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/28(日) 08:30:15.51 ID:SCldFG8u0
モバP「そういえば、料理も得意なんですよね」

真奈美「ああ、それなりに自信はあるな」

モバP「頼子の手料理をご馳走になったんですけど、美味かったですよ」

モバP「きっと先生が良いからですね」

真奈美「……(あの頼子がな…内向的な子が変わるものだ)」ジッ

真奈美「……(変わるという意味では私も人の事を言えないか…)」

モバP「真奈美さん…」

379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/28(日) 08:30:42.61 ID:SCldFG8u0
真奈美「あ、ああ、頼子は頭の良い子だからね、筋は良かったよ」

真奈美「そうだ、マスター、厨房を借りれるか?」

マスター「ええ、真奈美さんなら構いませんよ」

真奈美「P君、少し待っていてくれ、以前に手料理を振る舞う約束をしたろ」

真奈美「それに弟子には負けられんしな」

380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/28(日) 08:31:47.61 ID:SCldFG8u0
モバP「ええ?……でも悪いですよ」

真奈美「こういう時は素直にいただきますって言うものだよ」

モバP「い、いただきます」

真奈美「ああ、それでいいんだ」

381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/28(日) 08:32:15.01 ID:SCldFG8u0
・・・

真奈美「待たせたね、P君」ゴト

モバP「真奈美さん…美味しそうですね」

真奈美「ふふ、言葉はいらないよ、さぁ、温かいうちにどうぞ」

モバP「いただきます」モグモグ

真奈美「ふふ、落ち着いて食べなよ」

382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/28(日) 08:32:40.39 ID:SCldFG8u0
モバP「……」フゴフゴ

モバP「……」パクパク

真奈美「…どうだい、P君」

モバP「う、美味いです、本当に美味いですよ、真奈美さん」

真奈美「ははは、そうだろ、まだまだ頼子には負けんさ」

モバP「ですね、頼子はまだ慣れてない感じもしましたね」

383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/28(日) 08:33:11.71 ID:SCldFG8u0
真奈美「ところで、P君、料理で一番大切な事は何だと思う?」

モバP「え…、料理ですか?うーん、あまり料理は詳しくなくて」

真奈美「歌う事にも共通することさ、さぁ

モバP「そう…ですね、心ですか」キリッ

真奈美「違うな、技術だよ」

モバP「え、どうしてですか? そんな」

384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/28(日) 08:33:37.18 ID:SCldFG8u0
真奈美「心がどうでも良い訳じゃない」

真奈美「歌も料理もそれに届けたい人への想いはあって当然だ」

真奈美「想いを届ける手段と言っていいだろう」

モバP「え、ええ…」

真奈美「だが、いくら相手を想っていたとしても」

真奈美「それを伝える技術が無いとどうにもならないからね」

385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/28(日) 08:34:31.54 ID:SCldFG8u0
真奈美「(私は何を言ってるんだ、これでは頼子への当て付けじゃないか)」

真奈美「(P君が絡むことだからか…私らしくもない)」

モバP「なるほど、真奈美さんの料理が美味いのは」

モバP「俺のために気持ちを込めて、腕によりをかけて作ってくれたからですね」

386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/28(日) 08:35:18.02 ID:SCldFG8u0
真奈美「はぁ?あ、ああ、もちろんそうだとも」

真奈美「(P君は急に何を言うんだ、本当に調子が狂う)」

真奈美「まったく、君は口が美味いな。皆に言ってるんだろう?」

モバP「そんな事無いですよ、心からそう思ってます」

真奈美「そういう所が…まったく、君は…」

387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/28(日) 08:35:45.22 ID:SCldFG8u0
真奈美「(そうか…そう…なんだな、私はP君が…)」

モバP「真奈美さん?」

真奈美「P君、飲み直そう、まだ夜は長いんだ」

モバP「ええ、俺、さっきのお願いします」

真奈美「マスター、私も同じものを」

388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/28(日) 08:36:12.29 ID:SCldFG8u0
・・・

モバP「う…」コクリ

真奈美「眠そうだな…ああ、もうこんな時間か」

モバP「いえ、大丈夫ですよ、真奈美さんの話面白いですし」

真奈美「それは嬉しいが、またちひろに怒られるぞ」

389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/28(日) 08:36:45.80 ID:SCldFG8u0
モバP「ちひろさんは俺のためを思って言ってくれてるので」

真奈美「それはわかってる、だが仕事に中途半端は良くないからな」

真奈美「マスター、奥のソファー借りられるか?」

マスター「ええ、毛布もありますよ」

390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/28(日) 08:37:21.96 ID:SCldFG8u0
真奈美「助かるよ。さ、P君、こんな所で寝ても疲れは取れないぞ」

モバP「う…、すみません、真奈美さん」

真奈美「さ、ゆっくり休むんだ、P君」

モバP「はい……」

真奈美「かわいい寝顔じゃないか、これくらいはいいだろう…」チュ

391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/28(日) 08:38:04.49 ID:SCldFG8u0
・・・

真奈美「マスター、もう一杯頼む」

マスター「はい、あの方を見てると思い出しますね…私達の…」

真奈美「ああ、顔が似ている訳じゃないが…雰囲気がな」

マスター「思い出したの昔の事だけではないでしょう?」

真奈美「ああ……」

マスター「私はもう構わないと思いますよ」

真奈美「ただライバルも多くてね…負けるつもりは無いが…ふふ」

392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/28(日) 08:38:37.38 ID:SCldFG8u0
・・・

Pはしっかり寝たおかげで、ちひろには怒られなかったが

頬についたキスマークのため、事務所は阿鼻叫喚の騒ぎとなるのでした

おしまい

410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/03(土) 12:35:15.79 ID:3KVVqH4k0
ケース11・北条加蓮の場合

シンデレラプロ事務所

モバP「…お電話ありがとうございます…ああ、加蓮のお母さんですか」

モバP「ええッ、加蓮が寝込んだッッ、だ、大丈夫なんですか?」

モバP「いやッ、でもッ、ええ、はい…」

モバP「……ええ、くれぐれもお大事に……」

411 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/03(土) 12:35:42.21 ID:3KVVqH4k0
・・・

加蓮の自宅

凛「…って感じでさ、プロデューサー大騒ぎだったんだから」

奈緒「顔面蒼白って言葉がぴったりだったな」

加蓮「Pさん…、ホント、過保護なんだから」カァ

奈緒「お、赤くなってんの」

凛「やめなって、奈緒。からかうと熱上がるよ」

加蓮「そ、そんなのじゃ…ないって…Pさんとは」

412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/03(土) 12:36:14.21 ID:3KVVqH4k0
奈緒「……」

凛「……」

加蓮「……」

凛「あ、そうだ、、これ私と奈緒と事務所の皆から」ドサ

加蓮「…あ、うん、ありがとう、…こんなに食べきれないよ?」

奈緒「ホントに色々あるな…」

加蓮「何これ…葱?」

凛「あ、それは…のあさんからだね」

413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/03(土) 12:36:41.81 ID:3KVVqH4k0
奈緒「葱って…(その、あそこの穴に挿れるんだよな)」カァ

凛「うん……(もしかして、あそこに挿れるの…)」カァァ

加蓮「えっと……(どっちが挿れてくれるのかな…)」ポッ

加蓮「いや、そうじゃなくて」

奈緒「ど、ど、どうした急に」

凛「きゅ、急に大声出すと良くないよ」

414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/03(土) 12:37:17.02 ID:3KVVqH4k0
加蓮「ごめん…そう言えば、葱って風邪の時に良いらしいよね」

奈緒「く、首に巻くと確かに冷たくてすっきりしそうだな」

凛「そ、そうだ、何で風邪に効くか、頼子に聞いてきたよ」

加蓮「うん、それなら信用できそう」

凛「何でも、葱に含まれる何とかって成分が体温めるんだって」

奈緒「へぇ、ちゃんと根拠ってあるんだな」

加蓮「さすが、頼子ね…」

415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/03(土) 12:37:55.86 ID:3KVVqH4k0
凛「その成分、熱に弱いから、生で食べた方がいいって」

加蓮「生かぁ、そのままかじるのはちょっと」

奈緒「じゃあ、卵がゆ作ってやるよ、風邪の時はこれだろ」

加蓮「何か、悪いよ…ゴホ」

奈緒「いいって、風邪の時くらいは甘えろよ」

凛「そうだよ、加蓮」

416 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/03(土) 12:38:27.44 ID:3KVVqH4k0
加蓮「うん…二人共ありがとう」

凛「私も手伝おうか?」

奈緒「任せとけって、…それに知識以外で負けるわけにはいかないからな…」

凛「え?」

奈緒「な、何でもねぇよ」

加蓮「じゃあ、私達はおしゃべりしてようか」

凛「そうだね、そうだ、後でプロヂューサーも来るって」

417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/03(土) 12:39:04.68 ID:3KVVqH4k0
加蓮「えっ?本当?」カァァ

凛「…加蓮、顔赤いよ……」ジト

加蓮「大丈夫…だよ、ごめんね、気を遣わせて」

凛「……」

加蓮「……はは」

奈緒「おーい、塩ってどこにあるんだ」

凛「ッッ」

加蓮「ああ、それは……」

418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/03(土) 12:40:01.94 ID:3KVVqH4k0
・・・

モバP「すっかり遅くなったな…、この時間からでお見舞い大丈夫か?」

モバP「しかし、まゆもお見舞いに来たがるとは」

モバP「まゆと加蓮って仲良かったのか…うーん」

モバP「まあいいか、これ以上遅くなるのも悪いし」

モバP「終電の時間だけ気にするようにして…よし」ピンポーン

419 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/03(土) 12:40:59.29 ID:3KVVqH4k0
・・・

加蓮「はい…えッ、Pさん、本当に来たの?」

モバP「加蓮、お見舞いに来たんだけど…」

加蓮「あ、Pさん、今はダメ…じゃないちょっと待ってて」

モバP「思ったより元気そう…かな?」

加蓮「もう…急なんだから、えっと髪直して…リップはいいか」

加蓮「このパジャマ…子供っぽくないかな?あと……」

420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/03(土) 12:41:35.10 ID:3KVVqH4k0
・・・

加蓮「お待たせ、Pさん…ハァハァ」

モバP「ああ、加蓮…随分息切れてるな…良くないのか…?」

加蓮「ううん、大丈夫…入って、Pさん」

モバP「失礼します…」

加蓮「あ、私の部屋こっち…だから」

421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/03(土) 12:42:12.78 ID:3KVVqH4k0
モバP「んん…葱…?(まさか、奈緒か凛が挿れたのか?)」

モバP「(それはそれで…いや、いかんいかんそ、俺)」

加蓮「(Pさん、葱見てる…私に挿れるとか考えてるのかな?)」

加蓮「(でも、Pさんになら…ううんッ)」

モバP「加蓮…?」

加蓮「あ、ごめん…とりあえず部屋入ってよ」

モバP「ああ…そうだな」

422 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/03(土) 12:42:48.44 ID:3KVVqH4k0
・・・

モバP「へぇ、女の子らしい部屋だな」

加蓮「う、うん…」

モバP「あ、これ、お見舞いなって山盛りあるな」

加蓮「うん、皆が…あッ」ヨロッ

モバP「加蓮ッ」ガシ

加蓮「ありがとう、Pさん…(けっこう、がっしりしてるんだ…)」

モバP「加蓮、大丈夫か(…汗の匂いがいいな…いや)」

423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/03(土) 12:43:25.45 ID:3KVVqH4k0
加蓮「うん、ちょっと……うう」

モバP「ごめんな、表まで出てきてもらって…横になって」

加蓮「はい…でも、あれは気にしないで」

モバP「そういえば、ご両親は?」

加蓮「うん、両親は泊まりで出かけてるよ」

モバP「ええ、加蓮を置いてか?」

加蓮「恩師のお葬式だから仕方ないよ、それに私も大したことないし」

424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/03(土) 12:43:56.44 ID:3KVVqH4k0
モバP「そうか…ならいいんだけど」

加蓮「凛や奈緒や事務所の皆もいてくれるし…(それにPさんがいるし]」

モバP「でも、風邪をこじらせてってこともあるんだからな」

加蓮「ありがとう、Pさん。風邪くらいすぐ治すから」

モバP「体起こさなくていいから…顔赤いな…」ピト

加蓮「ひゃ?(か、顔近いよ…Pさん)」カァァ

加蓮「(Pさんの唇…、うん…)」

425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/03(土) 12:44:45.67 ID:3KVVqH4k0
モバP「大丈夫…そうかな、どうした加蓮?」

加蓮「え、ううん、何でも(私、何、期待してるんだろ)」

加蓮「うん…さっき飲んだ薬が効いてきたのかな…うん」

モバP「そっか、そろそろ失礼するよ」

加蓮「あ、待って」ガシ

モバP「加蓮?」

426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/03(土) 12:45:22.20 ID:3KVVqH4k0
加蓮「…あ、その寝付くまでい…て……」

加蓮「鍵はポストから中にいれてくれたらいいから」

モバP「ああ、わかったよ」

加蓮「ありがとう…お休みなさい」

モバP「ああ、お休み」

加蓮「……」スヤスヤ

427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/03(土) 12:46:24.91 ID:3KVVqH4k0
モバP「寝た…か、寝顔かわいいな、ハッ」

モバP「い、いかん、いかんぞ、俺」

モバP「俺はプロデューサーだぞ、それに俺には…い、い、いや」

加蓮「う、ううん」

モバP「加蓮、どうした?」

428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/03(土) 12:47:00.53 ID:3KVVqH4k0
・・・

加蓮「今日は楽しかったな…凛と奈緒と…Pさんも来てくれて」

加蓮「あれ、三人ともいる?どうして」

モバP「加蓮、また体調崩したのか、いけない子だ」

加蓮「えっ?」

モバP「早く風邪を治すために葱を挿れるぞ」

加蓮「いや、Pさん、お願いやめてッ」

429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/03(土) 12:47:27.02 ID:3KVVqH4k0
凛「大丈夫、すぐに気持ちよくなるよ」ガシ

奈緒「そうだ、これで私達は姉妹だ」ガシ

加蓮「二人とも止めてッ、離してぇ」

モバP「ほら、脱がないと葱が挿れられないだろ」

加蓮「やめ…て、本当にそこはぁッ」

モバP「さあ、挿れるぞ」ググ

加蓮「いや、痛いッッ、あああッッ」

430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/03(土) 12:47:55.85 ID:3KVVqH4k0
・・・

加蓮「うん、はぁ…はぁ…」

モバP「加蓮…本当にどうしたんだ」

モバP「ちょっと色っぽいな…」

モバP「こんなにうなされてる加蓮を置いて帰れるのか」

モバP「電車が…でもな…」

加蓮「うううん」

431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/03(土) 12:48:38.55 ID:3KVVqH4k0
・・・

加蓮「…はぁ…はぁ」

モバP「葱を挿れても良くならないなんて」

凛「やっぱり、加蓮はダメだよ、プロデューサー」

奈緒「加蓮がダメでも私達がいるからさ、いこ」

加蓮「え、どうしたの、皆、ねぇ}

432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/03(土) 12:49:21.40 ID:3KVVqH4k0
モバP「ああ、ちひろさん?加蓮をレアメダル工場に…ええ」

モバP「もうダメですね、女子寮の建材になってもらいましょう」

加蓮「工場って?建材って何?」

モバP「大丈夫だ、加蓮、雅やケイトが待ってるぞ」

加蓮「いや、いや…」

433 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/03(土) 12:50:15.29 ID:3KVVqH4k0
ちひろ「お待たせしました、これですか?」

モバP「ええ、これです、お願いします」

加蓮「これって、私、Pさんいかないで、触らないで」

ちひら「うるさいですね、静かにしてください」ガン

加蓮「う…」

434 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/03(土) 12:50:58.25 ID:3KVVqH4k0
・・・

加蓮「…いや…いか…ない…で」

モバP「加蓮ッ、大丈夫だ、俺はここにいるからな」

加蓮「う、う…ん……」

モバP「落ち着いたか…あ」

モバP「終電が無くなってしまった…」

435 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/03(土) 12:51:28.22 ID:3KVVqH4k0
加蓮「う、うん…Pさん?」

モバP「加蓮、起きたのか。うなされてたけど大丈夫か?」

加蓮「ね、葱はッ、レアメダルはッッ」

モバP「落ち着け、加蓮、夢…だよ」

加蓮「夢…?良かった…」

モバP「怖い夢見てたんだな」

436 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/03(土) 12:51:55.38 ID:3KVVqH4k0
加蓮「ね、Pさん、この事は誰にも言わないでね、お願い」」

モバP「ああ、わかってる」

加蓮「ごめんね、でもちょっと寝たら楽になったよ」

加蓮「今日はありがとう、Pさん」

モバP「それが…実はな」

加蓮「え、電車無くなったの?もしかして、私のせい?」

モバP「いや、そんなことはないよ」

437 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/03(土) 12:52:24.41 ID:3KVVqH4k0
加蓮「でも…あ、今日のお礼も兼ねて泊まっていってよ」

モバP「いや、それは不味いだろ、いくら何でも」

加蓮「両親の寝室空いてるから…一緒に寝ると思った?」

モバP「な、何を言ってるんだ、冗談はやめろ、加蓮」

加蓮「うん…(冗談でも無いんだけどな)」

加蓮「案内するね、シャワーも使って」

438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/03(土) 12:53:21.44 ID:3KVVqH4k0
モバP「ありがとう、加蓮もしっかり休んで、体調整えるんだぞ」

加蓮「大丈夫、貴方が育てたアイドルだよ」

モバP「ああ、じゃあ、お休み、加蓮」

モバP「それにしてもレアメダルか…」

モバP「あずきや志乃さんもそんな事言ってたな…うーん」

439 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/03(土) 12:53:51.84 ID:3KVVqH4k0
・・・

加蓮「Pさん…」

加蓮「いつか…あのジューン・ブライドの仕事みたいになったら…」

加蓮「私達、一緒のベッドで寝て、それから…ね、葱はともかく……」

加蓮「んん…、私達二人で…ああ」

440 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/03(土) 12:54:25.90 ID:3KVVqH4k0
・・・

加蓮は数日のうちに復帰したが、P が約束を守り、その日の事を何も話さないため

のあの用意した葱の事が一人歩きし、Pはケダモノ扱いされてしまう

なお、一部のアイドルはそんなPをねっとりとした視線で見つめるのでした

441 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/03(土) 12:55:17.64 ID:3KVVqH4k0
・・・

某所

茄子「最近、Pさんが事務所の皆の家に泊まってるんですよねー」

茄子「私もPさんにお泊りして欲しいけど…女子寮住まいじゃ…」

茄子「何か…方法は…、い、いけない」

茄子「私がこういう事を考えると…」

442 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/03(土) 12:55:53.79 ID:3KVVqH4k0
・・・

Pのマンション

モバP「俺のマンションが…燃えている」

おしまい

455 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/05(月) 06:26:23.28 ID:SDI5me820
番外編3

トライアド・プリムス命名秘話

シンデレラプロ事務所

頼子「おはようございます」

凛「…ああ、お疲れ、頼子」

頼子「凛さん、どうしたの…?お勉強ですか?」

凛「いや、今度のツアーでさ、奈緒と加蓮とユニット組むんだけどさ」

凛「その名前を決めなきゃいけないんだ」

456 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/05(月) 06:26:50.76 ID:SDI5me820
頼子「それで…音楽関係の本ですか…?」

凛「うん、でも中々いい名前が思い浮かばなくて」

頼子「…私も力になれるといいけど……」

凛「ところで……頼子ってさ、プロデューサーと…」

頼子「……Pさんがどうしたの?」

凛「いや、何でもないよ…」

457 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/05(月) 06:27:30.90 ID:SDI5me820
頼子「……うん」

凛「……(気まずい…)」

蘭子「煩わしい太陽ですね!」バァン
   (おはようございます!)

頼子「闇に飲まれよ…、蘭子ちゃん」

凛「ホッ……って、ええッ?」

頼子「やはり、変…ですか?」

458 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/05(月) 06:28:19.36 ID:SDI5me820
凛「(頼子がちゃん付けって…、あれ?私はさん付けだったような…)」

凛(いや、そうじゃなくて、頼子まで闇に飲まれよって…)」

蘭子「我を導きし者よ、汝より授かりし秘本を返還せん」
   (頼子さん、お借りした本お返しします)

頼子「ありがとう、……参考になりました?」

蘭子「ふふ…汝の秘本は我に新たな閃きを与えリ」
   (とても参考になりました、ありがとうございます)

459 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/05(月) 06:28:52.24 ID:SDI5me820
頼子「ふふ、良かった…今度のお休みは一緒に美術館に行きましょうね」

蘭子「ああ、刻を支配したい」
   (早くお休みにならないかな)

凛「(二人…仲良いんだ、意外だな…)」

凛「(もしかして、頼子もそういう趣味があるのかな)」

凛「星座と神話の本と…ラテン語の辞書か…あッ」

頼子「どうしました?凛さん」

凛「頼子、私にもこれ貸してくれない?」

460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/05(月) 06:29:27.53 ID:SDI5me820
頼子「ええ…あ、その…一つお願いが…」

凛「ん、何?」

頼子「凛ちゃん…って呼んで…いいですか……?」

凛「何だ、そんなことか、いいよ、頼子」

頼子「うん、ありがとう、…凛…ちゃん」

凛「これで、最高のユニット名が出来る…フフ」

頼子「……(大丈夫…かな?)」

461 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/05(月) 06:30:00.82 ID:SDI5me820
・・・

凛の部屋

凛「うーん、何かしっくりこないな」

凛「ん、これは……」

凛「ふふ、やっぱり私の思ったとおりね」

凛「奈緒、加蓮、待ってて、今の最高のユニットが誕生したよ」

462 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/05(月) 06:30:37.62 ID:SDI5me820
・・・

シンデレラプロ事務所

凛「…というわけで、私達のユニット名はトライアドプリムスよ」バァン

モバP「……ッ」

奈緒「おおー、何かカッコイイじゃないか」

加蓮「うん、いいよ(凛が目にクマ作って考えて来たんだし、まあいいか)」

凛「この命名には頼子が力を貸してくれたんだ」

モバP「…ッ(頼子、何てことを)」

463 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/05(月) 06:31:31.28 ID:SDI5me820
・・・

その後、トライアドプリムスはイタリアツアーでデビューする

凛は終始ご満悦であったが、頼子はいらぬ風評被害を受けるのでした

頼子「私は何もしてないのに……」

蘭子「汝、我にも輝ける神名を与え給え」
   (頼子さん、私にもカッコイイ名前をつけてください)

頼子「…う、うん」

おしまい

465 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/05(月) 06:33:43.40 ID:SDI5me820
番外編4

モバP「俺のマンションが…燃えている」導入部

Pのマンション

モバP「やっと帰ってこれたな」

モバP「最近、アイドルの家に泊まってばかりいた気がするな」

モバP「ははは、ファンに知られたら殺されかねないな」

466 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/05(月) 06:34:15.21 ID:SDI5me820
モバP「いやー、良い仕事が出来ると気分がいいな」

モバP「頼子もランクアップしたし、トライアドプリムスは絶好調だしな」

モバP「あれ?…妙に空が明るいな…それにサイレンの音が…」

モバP「まさか…、あの方角は…あああッ」

モバP「俺のマンションが…燃えている」

467 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/05(月) 06:34:45.73 ID:SDI5me820
・・・

シンデレラプロ会議室

社長「ということで、P君の家が燃えてしまった」

社長「新居はすぐに探すとして…その間どうするかね」

モバP「はぁ…、何で皆いるんですか」

社長「それだけ、皆も君を心配しているんだよ」

468 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/05(月) 06:35:35.65 ID:SDI5me820
留美「そういう事ならP君、私のマンションなら一人くらい大丈夫よ」

モバP「いえ…遠慮します」

留美「…そう、残念ね」

茄子「……」

469 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/05(月) 06:36:02.51 ID:SDI5me820
幸子「それなら、女子寮に泊まればいいと思います」

幸子「さすが、カワイイボク、最高のアイディアですね」

モバP「それはだな…幸子」

ありす「プロデューサーと一つ屋根の下ですか……」ポッ

470 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/05(月) 06:36:44.43 ID:SDI5me820
聖來「さ、さすがに…それは不味いんじゃないかな」

聖來「ほら…色々と……ね」

茄子「……」

モバP「そ、そうだよ、それはちょっと…」

頼子「大丈夫ですよ…Pさんは、二人きりでも何もしないから

471 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/05(月) 06:37:15.21 ID:SDI5me820
凛・まゆ・留美「ッッッ」

モバP「おい、頼子」

あやめ「確かにP殿は信?出来る方です」

桃華「Pちゃまは紳士ですものね」

茄子「……」

472 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/05(月) 06:37:44.85 ID:SDI5me820
友紀「さすが、頼子ちゃん、絶妙な牽制球だね」

巴「ビーンボールのような気がするんじゃがのう」

モバP「事務所の仮眠室を使わせていただきます」

茄子「……」ダッ

モバP「茄子?」

473 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/05(月) 06:40:57.23 ID:SDI5me820
・・・

こうしてPは事務所の仮眠室を仮宿とするが、彼の受難は今まさに始まるのでした

もちろん彼はその事を感づいており、一日も早く新しい住まいを見つけようとしますが…

つづく

478 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/07(水) 00:32:06.93 ID:souf/GxG0
番外編4

モバP「俺のマンションが…燃えている」

ケース1・鷹富士茄子の場合

シンデレラプロ事務所

モバP「ふう…今日に仕事はこれで一段落だな」

モバP「よし、今日はもう休むか…、その前に加蓮に差し入れてもらったこれを」

479 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/07(水) 00:32:37.02 ID:souf/GxG0
モバP「これで体を拭けばいいのか…便利だけど…」

モバP「こういの知ってるってことはそれだけ苦労したってことだよな」

モバP「そういえば、清良さんも悲しそうにしてたな」

モバP「いや、その加蓮がつらい事を乗り越えて頑張ってるんだ」

モバP「俺が落ち込んでどうする…加蓮、ありがたく使わせてもらうぞ」ガタ

480 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/07(水) 00:33:07.05 ID:souf/GxG0
モバP「んん?何か物音がしたような…」コツコツ

モバP「これは誰かいるぞ…まさか泥棒?」ガチャ

モバP「通報しないと…ああ、間に合わない、こうなったら」ダッ

??「えっ?きゃあ」

モバP「お、おとなしくしろ、」ムニュ

481 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/07(水) 00:33:56.46 ID:souf/GxG0
モバP「や、柔らかい…えっと……茄子?」

茄子「ううッ…、プロデューサー…?いやぁぁぁ」

モバP「ご、ごめん、茄子…あああ」

茄子「ふ、服を着てください、プロデューサー」

モバP「ああ、すぐに……茄子は怪我ないか」

482 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/07(水) 00:34:22.86 ID:souf/GxG0
茄子「うう、何とか大丈夫です……(Pさん、けっこう良い体なんだ)」

モバP「そうか、良かった(茄子の胸、柔らかかったな…それに張りも…)」

茄子「はい……(触られちゃった…)」

モバP「どうしたんだ、どうしてこんな時間に事務所に?」

茄子「はい、実は……」

モバP「いつもの茄子らしくないな、元気ないぞ?」

483 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/07(水) 00:34:57.28 ID:souf/GxG0
モバP「もしかして、さっきのでどこか」

茄子「ち、違うんです。その、プロデューサーのマンションの事で」

モバP「ああ、大変だったけどな。もうちょっと早く帰ってたら危なかったよ」

茄子「私が、私がいけないんです」

モバP「んん?おい、何を言って…」

484 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/07(水) 00:35:27.18 ID:souf/GxG0
茄子「だってあの日、私がプロデューサーと一緒にいたいって思ったから」

茄子「少し前はこんな事なかったのに…」

モバP「茄子」

茄子「無理なことでも、私がしたいって思ったら…だから」

モバP「茄子ッ」

茄子「はいっ」ビクッ

485 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/07(水) 00:36:12.02 ID:souf/GxG0
モバP「冗談でもそういうことは言うんじゃない」

茄子「はい……でも」

モバP「なあ、これ何かわかるか?」

茄子「え?……何かの部品ですか?でも、壊れているような…」

モバP「ああ、俺の学生時代の思い出の品なんだ」

486 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/07(水) 00:36:45.90 ID:souf/GxG0
モバP「これだけは焼け残ってくれてな…嬉しかったよ」

茄子「……」

モバP「家事の原因は寝煙草らしい、幸い火元の人も軽傷だし」

モバP「俺は茄子のせいじゃなくて、茄子のお陰でこれで済んだって思ってるよ」

茄子「プロデューサー……私…」

モバP「ありがとう、茄子」

茄子「はい……」ウル

487 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/07(水) 00:37:23.26 ID:souf/GxG0
茄子「やっぱり私を幸せにしてくれるのはプロデューサーですね」

モバP「ま、まあな、はは」

茄子「もっと、私を幸せにしてくれますか?」しゅ

モバP「お、おい、茄子…冗談は…」

茄子「冗談じゃありません、私は…」ギュ

モバP「な、茄子…(うーん、でかい)」

488 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/07(水) 00:38:00.59 ID:souf/GxG0
茄子「……ねぇ、プロデューサー」

モバP「こういう事は軽はずみにすることじゃない」

茄子「そんなつもりじゃ…私は…」

モバP「茄子は今アイドルとして一番大切な時なんだ…」

モバP「これ以上、俺を困らせないでくれ」

489 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/07(水) 00:38:48.40 ID:souf/GxG0
茄子「…わかりました、まずはもっとアイドルとして輝いてみせますね」

モバP「ああ…」

茄子「だから、ずっと私のプロデューサーでいてくださいね」

モバP「ああ、任せてくれ」

茄子「はい…(そして、いつか、きっと…ふふっ)」

モバP「(それにしても…惜しい事をしたかな)」

おしまい

502 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/10(土) 14:05:04.57 ID:+Q7qpn7k0
番外編4

モバP「俺のマンションが…燃えている」

ケース2・結城晴の場合

シンデレラプロ事務所

モバP「ふう…今日はこれくらいで終わりかな」

モバP「家に帰らなくていいから、つい遅くまで仕事してしまうな」

503 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/10(土) 14:05:37.95 ID:+Q7qpn7k0
モバP「少し遅いけど、飯にするか…といってもコンビニ飯か」

モバP「今はいいけど、飽きてきそうだな……」

モバP「でもこの一杯があれば…」ガタ

モバP「また、誰か来たのか…いやでも今度こそ泥棒かも…」

??「おい、プロデューサーいるか?」コンコン

モバP「ああ、何だ、晴か、いるぞ」

504 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/10(土) 14:06:17.53 ID:+Q7qpn7k0
晴「何だとは何だよ、オレじゃ悪いのか」

モバP「いや、すまん、こんな時間だからさ、んん?」

晴「な、何だよ、何か文句あんのかよ」

モバP「あるに決まってるだろ、今何時だと思ってるんだ」

晴「そりゃあ、時間はわかるけどさ」

モバP「そういう事を言ってるんじゃない」

505 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/10(土) 14:06:58.92 ID:+Q7qpn7k0
晴「う…ごめん」

モバP「どうして、こんな事したんだ(まさか、晴の歳でああいうことじゃないよな)」

晴「その…、だ、代表戦が見たかったんだ」

モバP「へっ?」

晴「おい、オレがせっかく正直に話したのに何だよ」

モバP「ははは、悪い」

506 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/10(土) 14:07:29.55 ID:+Q7qpn7k0
モバP「夜更かしは良くないけど、代表戦なら寮でも見れるだろ」

晴「寮だと聖來さんとかが早く寝ろってうるさいんだよ」

モバP「それが普通だ、それに晴くらいの歳に夜更かしすると大きくなれないぞ」

モバP「いいか、背を伸ばすための成長ホルモンはだな…」

晴「ああ、そういうのは頼子さんに教えられたからいいよ…」

507 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/10(土) 14:07:59.21 ID:+Q7qpn7k0
・・・

シンデレラプロ・女子寮

頼子「…という事で、身長を伸ばすには十分な睡眠が必要と言われています」

晴「わかりやすかったけどさ…どうしても見たい時もあんだよ」

頼子「そうですね…ストレスを溜めない事も大事らしい…ですね」

晴「そうだろ、代表戦が気になって寝れないんだよ」

508 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/10(土) 14:08:34.14 ID:+Q7qpn7k0
頼子「うん…それでちゃんと寝れなくなると…良くないね」

晴「だろー、今日はもう遅いし、頼子さんも見ていきなよ」

頼子「あ…うん、サッカーはそんなに詳しくないし…教えてね、晴ちゃん」

聖來「ちょ、ちょっと頼子ちゃん、説得してって言ったじゃない」

頼子「こういうのは個人差もありますし…私も断言はしかねるので…」

晴「ほら、聖來さん、頼子さんもこう言ってるしさ」

509 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/10(土) 14:09:12.66 ID:+Q7qpn7k0
聖來「むぅ…」ガクッ

頼子「ごめんなさい…でも今日の試合はそんなに遅くありませんし…」

頼子「…晴ちゃん、サッカーするには背が高い方がいいんですよね」

頼子「普段はちゃんと…寝ないとダメですよ」

晴「えー」

頼子「ダメですよ」

510 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/10(土) 14:09:49.65 ID:+Q7qpn7k0
晴「わかったよ…何か怖いって」

頼子「ふふ…それに晴ちゃんなら、背だけじゃなくて、スタイルも良くなるよ」

晴「はぁ?そんなのサッカーに必要無いし」カァ

頼子「この歳のこの背でこんなにあるんだから…」

晴「オ、オレは頼子さんくらい背があればそれでいいよ」

511 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/10(土) 14:10:39.70 ID:+Q7qpn7k0
頼子「私はそこまで小さくありません…」

晴「いや、そういう意味で言ったんじゃ」

頼子「ふふ、わかってる…あ、Pさんもスタイルいい方が喜ぶよ」

晴「プロデューサーは関係ないだろ」カァァ

頼子「‥…フフ」

512 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/10(土) 14:11:07.94 ID:+Q7qpn7k0
・・・

モバP「頼子…ちゃんと説得してくれよ」

モバP「そもそも聖來の人選ミスだな…夜更かしがちの頼子じゃ強く出れないしな」

晴「…そういえば、あの後」カァァ

晴「う…、変なことまで思い出しちまった…」

モバP「どうした、晴…顔が赤いぞ」

513 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/10(土) 14:11:36.41 ID:+Q7qpn7k0
晴「い、いや、何でも無いって」

晴「その日は頼子さんと一緒に見れたけど、聖來さんいい顔しなくてさ」

モバP「まあ、そうだろな」

晴「だからさ…代表戦見せてくれよ」

晴「ほら、おつまみもあるんだ、ビール飲むにはちょうどいいだろ」

514 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/10(土) 14:12:07.17 ID:+Q7qpn7k0
モバP「誰に入知恵されたんだ…まったく」

モバP「…今から帰らせるわけにもいかないしな…」

モバP「今日だけだぞ…それに聖來には内緒な」

晴「さっすが。、プロデューサー、話がわかる」

モバP「本当に今日だけだからな」

516 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/10(土) 14:13:40.29 ID:+Q7qpn7k0
モバP「風邪引くなよ…スタイルか、確かに…」

モバP「普段の男の子っぽい言動からは想像できないけど」

モバP「歳と身長を考えれば…ゴクリ」そー

晴「ぷ、プロデューサー」

モバP「は、いかん、いかん…」

モバP「…5年後くらいが楽しみだな、さぁ、俺も寝るかな」

おしまい

523 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/11(日) 08:10:38.21 ID:woWAwr880
番外編4

モバP「俺のマンションが…燃えている」

ケース3・古澤頼子の場合

モバP「ふう、今日はここまででいいかな」

モバP「この生活に慣れてきている自分が怖いな」

モバP「まあ、物件も絞り込めてきたし、もうちょっとだな」

524 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/11(日) 08:11:07.60 ID:woWAwr880
モバP「いつもどおり、体拭いて今日は寝るか…」

モバP「やっぱり、食生活がなぁ…コンビニ飯は飽きてきたよ」ゴシゴシ

モバP「最近頼子が弁当作ってくれるけど…晩御飯も作ってくれないかな。はは」ゴシゴシ

??「……Pさん、呼んだ?」

モバP「うわぁ、よ、頼子!?」

525 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/11(日) 08:11:35.54 ID:woWAwr880
頼子「あ…Pさん、服着てくだ…さい」

モバP「あああ、す、すまん、少し外で待ってくれ」ガチ

モバP「ッッッッッ」

頼子「Pさん、大丈夫……あっ」カァァァ

モバP「うううう」

526 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/11(日) 08:12:04.99 ID:woWAwr880
・・・

モバP「頼子…もう大丈夫だ、入ってくれ」

頼子「もう…痛くないの?」

モバP「ああ、変な所見せたな…(裸も見られたが)」

頼子「うん…(裸…見ちゃった…)」

527 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/11(日) 08:12:37.84 ID:woWAwr880
モバP「ところで頼子、こんな時間にどうしてこんな所に?」

頼子「あ、あの…それは……」

モバP「まさか、あの時みたいな事じゃないだろうな」

頼子「違い…ます、しばらくあんな事しないから安心…して」

モバP「そ、そうか、はは(ん?しばらく?)」

528 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/11(日) 08:13:09.44 ID:woWAwr880
頼子「それに…何度も恥はかきたくはないの…」

モバP「ごめん…頼子」

頼子「いいの…アイドルであることも、私の大切なことだから…」

モバP「頼子…」

頼子「ふふ…あ、今日は晩御飯作り過ぎちゃって…」

頼子「Pさん、この所コンビニで済ませることが多いって聞いたから…」

529 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/11(日) 08:13:45.72 ID:woWAwr880
モバP「ああ、ありがとうな(…さっきのは聞かれたのか)」

頼子「はい…美味しそうに出来たんです、食べてくれますか?」

モバP「いただくよ(冷製パスタか…本当に余ったのか、いやよそう)」

頼子「どうぞ…前のトマト水の要領で色んなジュレを作ったんですよ、いただきます」

モバP「いただきます、って頼子まだだったのか」

頼子「…一緒に食べたいなって……どうぞ、冷めない内に…もう冷めてるね」

モバP「ああ…」

530 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/11(日) 08:14:28.89 ID:woWAwr880
・・・

モバP「ああ、美味しかった…久しぶりにちゃんとしたもの食べたよ」

頼子「ふふ…嬉しいな」

モバP「なあ、頼子、これやいつも弁当だけど…」

頼子「迷惑…ですか」

モバP「助かってるよ、基本外食だし、買いにも行けない時あるしな」

531 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/11(日) 08:15:02.29 ID:woWAwr880
頼子「そう…」

モバP「何か申し訳ないな…(それに…こんな関係続けていいのか)

頼子「私が勝手に…してることだから…」

モバP「前に話してくれた美術館…今度行こうか(いや、でもしばらくはこのままで)」

頼子「………」

モバP「頼子…?」

532 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/11(日) 08:15:33.86 ID:woWAwr880
頼子「…うん、う、嬉しくて…口元が緩んでしまいます……」

頼子「変な顔じゃないですか…でもPさんになら見られてもいいかな」

モバP「そんな事ないよ、頼子はおおげさだな」

頼子「約束…ですよ」

モバP「ああ、だから今日はもう帰って休むんだ、電車まだ大丈夫だろ」

533 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/11(日) 08:18:47.89 ID:woWAwr880
頼子「はい、ではまた明日」

モバP「ああ、俺も今日は…ふぁ」

頼子「お疲れなんですね、私もこれ洗ったら失礼します」

モバP「ああ…駅まで送るよ…うう」

頼子「嬉しいけど…無理しないでくださいね」

534 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/11(日) 08:19:28.80 ID:woWAwr880
・・・

頼子「これくらいでいいかな…」

頼子「Pさん…入ります…あ」

モバP「……」

頼子「寝ちゃった…の?」

頼子「いつも私達のために頑張ってくれて…」ナデ

535 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/11(日) 08:20:11.28 ID:woWAwr880
頼子「お布団かけてあげないと…」

頼子「……女の子の一人歩きは危ないよね…それに事務所の戸締りも」

頼子「加蓮さんのこれ、私も借りよう…」

頼子「うん、思ったより、すっきりする…」

モバP「うーん…」

頼子「えっ…起きてるの…」カァ

536 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/11(日) 08:21:01.26 ID:woWAwr880
モバP「……」

頼子「気のせいだよね…でもPさんならいいかな、ふふ」

頼子「もう一つ…ご褒美もらいます…」チュ

頼子「私を華やかな世界に連れて行ってくれた…」

頼子「私の目線を上げてくれた…私の大切な人……

頼子「お休み…なさい」ギュ

537 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/11(日) 08:21:34.26 ID:woWAwr880
・・・

モバP「…ッ」ジリリリ

モバP「うーん、もう朝か…ッッ」

頼子「あ…Pさん、おはよう…ございます……」

モバP「な、なんで頼子がここに…」

538 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/11(日) 08:22:17.74 ID:woWAwr880
頼子「うーん…早起きなんですね…P…さん……」

頼子「確か…昨日、私もうとうとしちゃって…あっ」

モバP「何見てるんだ…ああああッ」

頼子「ふふふ……」

モバP「…(何だその笑顔は…まあ、いいか)」

おしまい

543 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/12(月) 20:46:10.16 ID:dFvOYs+j0
番外編4

モバP「俺のマンションが…燃えている」

ケース4・村上巴の場合

モバP「よし、今日の仕事はここまでだ」

モバP「うーん、さ、一杯やって寝ようかな」

モバP「ビールばっかりも飽きてきたけどな…」

巴「そうと思って、ええもん持ってきたぞ」バァン

544 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/12(月) 20:46:46.11 ID:dFvOYs+j0
モバP「…巴…か?もっとドアは優しく開けてくれ」

巴「ああ、スマンスマン、…なんじゃ、仕事も終わったのに固い格好しとるのう」

モバP「あ、ああ…(最近誰が押しかけてくるかわからんからな]」

巴「そこらのオヤジみたいな格好見せられるよりはいいがのう」

モバP「そうか?良かったよ…、で巴はこんな時間に何のようだ」

モバP「若い子が一人出歩いていい時間じゃないぞ」

545 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/12(月) 20:47:14.82 ID:dFvOYs+j0
巴「それは安心せぇ、内の若いもんを付き添わせたからな」

モバP「(ああ、あの人か…気の毒に…)そういう問題じゃや無くてだ」

巴「ええもん持ってきてやったんだから、大目に見るんじゃ、ほれ」ドン

モバP「おお…これは幻の…」

巴「わかるか、さすがPはお目が高いのう」

巴「親父に今のPの状況を話したらな、今普段の恩を返さんでいつ返すんじゃとな」

546 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/12(月) 20:47:45.34 ID:dFvOYs+j0
モバP「それで…これか、いやでもこんなものは受け取れないよ」

巴「さんざん頼子姉さんや真奈美姉さんから手料理、振舞われてるじゃろう」

モバP「う…何故それを…」

巴「事務所中の噂じゃ」

モバP「でもなぁ…、うう」

547 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/12(月) 20:48:13.50 ID:dFvOYs+j0
巴「偉そうな事言っても体は素直じゃのう」

モバP「巴…俺は」

巴「ほれ、欲しいんじゃろ、欲しいんじゃろ、そう言ってみい」

モバP「うう…」

巴「いつまで我慢出来るかのう、ほれほれ…あいた」コン

548 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/12(月) 20:48:48.57 ID:dFvOYs+j0
モバP「悪乗りするんじゃない」

巴「何も小突く事ないじゃろう」

モバP「すまんすまん、で…本当にもらっていいのか」

巴「そのために持ってきたと言っとるじゃろう、ほれ」

モバP「お、ありがとう、巴注ぐの上手だな…」

巴「親父の晩酌に付き合ったりくらいはしとるからの」

549 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/12(月) 20:49:21.31 ID:dFvOYs+j0
モバP「ははは…(こういうとこ、お偉いさんにも評判いいんだよな)」

モバP「いただくよ…うん、美味い」

巴「そうじゃろう、そうじゃろう、ほれまだまだあるぞ飲め」

モバP「そんなに急かすなよ…あ、こぼれそうだ」グビ

550 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/12(月) 20:49:47.42 ID:dFvOYs+j0
巴「おっと、気をつけんかい…それにしても美味そうに飲むのう」

モバP「ああ、本当に美味いからな、それに巴にお酌してもらってるから余計にかな」

巴「な、何を言うんじゃワレは…まったく」カァァ

モバP「ああ、巴、もういっぱい頼むよ」

巴「ああ…ほれ」

559 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/12(月) 22:43:23.98 ID:dFvOYs+j0
・・・

モバP「ああ、本当に美味いなぁ…うぃ」

巴「P…ワレ酔っとらんか……」

モバP「そりゃあ、酔うさ、でも大丈夫だ、イイ酒で悪い酔いはしにゃい」

巴「良し悪しじゃなく、分量の問題と思うんじゃが…きゃ」ドサ

モバP「うーーん」

560 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/12(月) 22:43:55.79 ID:dFvOYs+j0
巴「な、何するんじゃP、いくらワレでも……」カァァ

モバP「ああ、すまん、巴、うぃ……」

巴「だから、離れんかい…うぅん」

巴「こら、やめんかい…どこ触っとるんじゃ…でもワレなら…」

モバP「ムニャムニャ…」

巴「…って寝とるんか」

561 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/12(月) 22:44:24.93 ID:dFvOYs+j0
巴「…ううっ、やっと抜けられた」

巴「思ったより、しっかりした体じゃったのう…」

モバP「うーん、よ……」

巴「この寝言ほざいとるアホも、うちらのために奔走しとるんじゃ…」

巴「毛布くらいかけたるか…」

巴「呆けた寝顔しおってからに…、責任…取ってもらうからの」

562 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/12(月) 22:44:58.19 ID:dFvOYs+j0
・・・

女子寮・巴の部屋

巴「若いもんに送らせて帰ったはいいが…」

巴「何じゃ…体が火照っとるのう……」

巴「それもこれもあいつが酒臭かったせいじゃ…そうに違いない…」

巴「こういう時は姫川に教わったあれをするとええんじゃろか…」

巴「う…、ううんッ…」

おしまい

556 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/12(月) 21:40:46.56 ID:1mMUg9imo
ユッキちょっと屋上まで来い

572 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/13(火) 17:38:56.50 ID:tt84jNde0
番外編4

モバP「俺のマンションが…燃えている」

ケース5・相葉夕美の場合

モバP「今日の仕事もこれで終わりかな」

モバP「ここでの生活もなんだかんだ慣れてきたな、ははは」

モバP「明日も早いから一杯やって、休もうかな」

モバP「ああ、この一杯のために生きてる気がするな」

573 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/13(火) 17:39:29.62 ID:tt84jNde0
??「Pさん、いらっしゃいますか!」コンコン

モバP「…夕美か?どうしたんだ、こんな時間に」

夕美「正解です!さすがPさんですね♪」

モバP「で、どうしたんだ、未成年が出歩いていい時間じゃないぞ」

夕美「凛ちゃんのお家のお花屋さんに行ったんです」

夕美「それで話し込んで、遅くなっちゃった♪」テヘ

574 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/13(火) 17:39:58.79 ID:tt84jNde0
モバP「凛の家は事務所の近くだからな…って笑って誤魔化すんじゃない」

夕美「あ、ほら、事務所じゃ殺風景だから…」

夕美「(Pさんに会いたかったなんて言えないよ)」

夕美「はい、Pさん、いつものお礼も兼ねて♪」

モバP「これ…花だよな、綺麗な花だな」

575 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/13(火) 17:40:25.23 ID:tt84jNde0
夕美「さぎそうって言うんですよ、ほら見た目が」

モバP「確かに、羽根を広げた鳥みたいだな。それに白くて夏にピッタリだな」

夕美「でしょ♪今日、8月13日の誕生花なんですよ」

モバP「誕生花か、日毎にあるんだな。夕美は本当に花が好きなんだな」

夕美「はい、今日この日の花だから、どうしても見てもらいたかったんです」

モバP「そっか、ありがとうな、男だとどうしてもこういう事は気が回らないからな」

576 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/13(火) 17:40:52.88 ID:tt84jNde0
夕美「その分、私がしますから大丈夫ですよ!」

モバP「あ、ああ、よろしくな」

夕美「…(よ、よろしくされちゃった…えへへ)」

モバP「ああ、ところで、このさぎそうって花言葉は何ていうんだ?」

夕美「え、花言葉…ですか(は、恥ずかしくて言えないよー)」カァァ

モバP「ああ、夕美なら詳しいだろ」

577 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/13(火) 17:42:26.96 ID:tt84jNde0
夕美「はは、忘れちゃいました、何だったかなぁ?」

モバP「そっか、気になるから今度頼子にでも聞こうかな」

夕美「え、頼子ちゃんに?どうしてですか?」

モバP「どうしてって、夕美が知らないなら他に知ってそうなの頼子くらいだろ」

夕美「ああ、そういう…ってダメです」

夕美「頼子ちゃんに聞くのがではなく、他の誰に聞くのもダメです」

578 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/13(火) 17:42:56.50 ID:tt84jNde0
モバP「ああ、わかったよ(意味…知ってるよな)」

夕美「ほっ…」

モバP「ああ、そうだ、沖縄の仕事だけどな、評判は抜群だぞ」

夕美「本当ですか?みんなで頑張ったからですね♪」

夕美「あ、でも、一番頑張ってくれたのはPさんかな?」

モバP「みんなのために頑張るのが俺の仕事だからな」

579 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/13(火) 17:43:25.64 ID:tt84jNde0
夕美「でも、沖縄か…仕事もいいですけど、その、プライベートでも行きたいな」

モバP「そうだなぁ、沖縄は無理でもみんなで慰安旅行とか行きたいな」

夕美「…そういう意味じゃないんだけどな……」ボソ

モバP「夕美…、沖縄…、水着か…良かったなぁ…」

夕美「むぅ…Pさん、今ヤらしい事考えてた」

580 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/13(火) 17:43:57.98 ID:tt84jNde0
モバP「ゆ、夕美…(そんな前かがみで顔近づけるな、いやもうちょっと近づけて)」

夕美「聞いてるんですか?」ジト

モバP「ああ…(いかん、俺が前かがみになる……)み、見えた」

夕美「え、見えたって…きゃぁぁぁ」

モバP「ああ、つい声に出してしまった」

581 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/13(火) 17:44:28.61 ID:tt84jNde0
夕美「ああああ(み、見えたって…ブラくらいまでだよね)」

モバP「ははは、ブラの隙間からち……ブハッ」バチン

夕美「Pさんのバカァッッッッ」

モバP「ああ、夕美、違うんだ…」

582 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/13(火) 17:45:09.46 ID:tt84jNde0
・・・

夕美「…出ていっちゃった……」

夕美「そのまま、Pさんを…そ、そんな事できないよぉ」

夕美「Pさん…、私達のプロデューサー…」

夕美「(花言葉の意味は自分で調べてください)」

夕美「(私は夢でも貴方の事を想っていますから…)」

583 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/13(火) 17:45:46.27 ID:tt84jNde0
・・・

モバP「いててて、まあ、俺が悪いか…、口は災いの元だな…」

モバP「それにしても・・・サイズ合って無いんじゃないか」

モバP「お宝映像にされる前に指導しないとな」

モバP「それにしても……また前かがみになるな…」

モバP「あ、確かさぎそうだったか…」

モバP「まるで、夕美が側にいるみたいだな……」

おしまい

589 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 21:50:13.22 ID:eXs0XxwR0
番外編4

モバP「俺のマンションが…燃えている」

ケース6・渋谷凛の場合

1年前

シンデレラプロ・事務所

凛「ふーん、アンタが私のプロデューサー?……まあ、悪くないかな…」

凛「私は渋谷凛。今日からよろしくね」

モバP「はは、よろしくな(うわー、信用されてないなぁ)」

590 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 21:50:48.39 ID:eXs0XxwR0
社長「今事務所にいるのは凛君だけだが、他にも将来有望な子がたくさんいるからね」

社長「その子たちのプロデュースに慣れてきたら、君にもスカウトをお願いするつもりだ」

社長「今日の所は二人でよく話し合ってプロデュース方針を決めるといい」

社長「ああ、私は用事で出かけるから、後は頼むよ、ちひろ君」

ちひろ「はい、お気をつけて、社長」

モバP「いってらっしゃい、社長」

凛「…いってらっしゃい」

591 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 21:51:29.29 ID:eXs0XxwR0
ちひろ「じゃあ、プロデューサーさんは会議室使ってください」

モバP「ありがとうございます、じゃあ、よろしくな凛」

凛「……はーい」

モバP「…(本当に大丈夫かな)」

凛「突っ立てないで、さっさとやろ」

モバP「ああ」

592 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 21:51:56.64 ID:eXs0XxwR0
・・・

モバP「凛とも色々あったけど…」

モバP「ちょっと無愛想なだけで、仕事には真剣だったな」

モバP「あれから、もう一年か…」

モバP「思えば、ここで凛と二人で始まったんだよな…」

モバP「その凛もいまやBランクアイドルか…、よくここまでこれたよな」

593 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 21:52:25.21 ID:eXs0XxwR0
モバP「何、感傷的になってるんだ…トップアイドルへの道はまだ半ばなのに」

モバP「気を引き締めないと、よしっ」パン

モバP「みんなまとめて、トップアイドールッ」

凛「何やってんの、プロデューサー」

モバP「凛ッッッ!!」

594 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 21:52:51.30 ID:eXs0XxwR0
凛「そういうの、見てるこっちが恥ずかしいんだけど」

モバP「ど、どこから見てた」

凛「あんたが、自分の顔叩いたとこからよ」

凛「(ホントはもうちょっと前からいたけど…二人で始めたか…)」ポッ

モバP「出来れば、忘れて欲しいんだけど…」

凛「えー、どうしようかな」

595 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 21:53:20.28 ID:eXs0XxwR0
モバP「ふーん、アンタが私のプロデューサー?」

凛「ッッッ」カァァ

モバP「……まあ、悪く…ゲフ」

凛「お願いだから、もう…やめてよ」

モバP「ああ、そうだな…凛もさっきのは」

凛「…はーい」

596 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 21:54:19.25 ID:eXs0XxwR0
モバP「で、凛はどうしてこんな時間に事務所にいるんだ」

凛「い、家近いから、ちょっと前通った時にまだ明かりついてて…それで……」

凛「べ、別にあんたに会いに来たんじゃないんだから…」ボソ

モバP「凛、どうしたんだ、こんな時間に出歩くのはよくないぞ」

凛「ああ…うん、ごめん、あれ、食事中だったんだ」

モバP「ああ、こんな時間に食事してるようじゃ大きな事は言えないな、はは」

597 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 21:54:54.07 ID:eXs0XxwR0
凛「うん…(お弁当……自分で作った…?そう言えば最近……)」

モバP「ああ、頼子が作ってくれたんだ、昼は打ち合わせ先でごちそうになってな」

凛「え…頼子、ふーん」ジト

モバP「ああ、かなり上達しててな、結構楽しみにしてるんだ」

モバP「頼子にはこんな事…言えないけどな」

凛「へぇ…お弁当くらい私だって……」

598 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 21:55:24.77 ID:eXs0XxwR0
モバP「ほら、凛も食べてみろよ」

凛「いいって…う、美味しい(私より全然美味しい……)」

凛「(頼子、いつの間にこんなに上手になったんだろ…)」

凛「(あ、プロデューサーのお箸で食べたってことは関節キス……)」ポッ

モバP「凛どうした?」

凛「ううん、何でもないよ」

599 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 21:55:58.59 ID:eXs0XxwR0
モバP「いやー、頼子もアイドルらしくなってきたよな」

凛「……」

モバP「スカウトした頃はどうなるかと思ったけどな、はは」

凛「ねぇ…」

モバP「うん、嬉しい限りだ」

凛「ねぇってばッ」

600 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 21:56:35.30 ID:eXs0XxwR0
モバP「り、凛?」

凛「あ……、ねぇ、プロデューサー、二人の時に頼子の話しないでよ」

モバP「すまん…、凛、本当に今日はどうしたんだ?」

凛「どうもしてない…よ……」プイ

凛「あ……この花は…」

モバP「ああ、ちょっと前に夕美が持ってきてくれたんだ」

601 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 21:57:04.00 ID:eXs0XxwR0
モバP「でも花はそろそろ枯れそうだな…残念だよ」

凛「さぎそうは花はすぐ枯れるけど、ちゃんとやれば何度も花咲かせれるよ」

モバP「へぇ、さすが花屋の娘だな」

凛「(たしか…自分で育てるって買っていったよね)」

凛「どうしてなの…夕美」ボソ

モバP「おーい、凛?」

602 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 21:57:38.28 ID:eXs0XxwR0
凛「うん、どうしたの」

モバP「良かったら、どうやったら育てられるか教えてくれよ」

凛「…ああ、いいけど(でも、そうしたら…夕美の花がずっと…)」

モバP「助かる、今度頼むよ」

凛「プロデューサー…」シュル

モバP「凛…いいッ、何で服を脱ごうとしてるんだ」

603 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 21:58:08.07 ID:eXs0XxwR0
凛「プロデューサー…私の気持ち知ってるでしょ」

モバP「それは……」

凛「頼子も夕美も私が忘れさせるんだから」ギュ

モバP「凛…何を…(う…柔らかい…それに意外にあるな……)」

凛「お…願……い」ブル

モバP「(凛……震えてるのか…?)」

604 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 21:58:43.49 ID:eXs0XxwR0
凛「プロデューサー…?」

モバP「凛、俺も男なんだからな、楽しませてもらうぞ」ドサ

凛「えッ」

モバP「手は出さないって思ってたか?」

凛「ッッ」

605 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 21:59:17.34 ID:eXs0XxwR0
モバP「こういう時は目を閉じろ…」

凛「う、うん…(えっ…上着脱がされてる……こ、怖い)」

凛「ンンッ(どうして…ずっとこうしたいって想ってのに…)」

モバP「あんまり暴れるな……するぞ」

凛「いやぁッッ」

606 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 22:00:05.36 ID:eXs0XxwR0
・・・

凛「どう…して……私…」

モバP「これでわかっただろ」

凛「でも、私はプロデューサーの事、本当に…」

モバP「わかってるさ、でもな…」

凛「私達はプロデューサーとアイドルだって言うんでしょ、それでも…」

607 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 22:04:00.87 ID:eXs0XxwR0
モバP「……凛はアイドルとして一番大切な時期なんだ」

モバP「だから……わかってくれ」

凛「ヒドイよ、プロデューサー……」グス

モバP「ゴメンな、凛、俺は…」

凛「謝んないでよ……バカ」

608 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 22:04:34.51 ID:eXs0XxwR0
モバP「……」ナデ

凛「うん……」カァ

凛「ねぇ、皆に同じ事言ってんでしょ」

モバP「う……さあ、何のことかな」

凛「トップアイドルへの道のりと同じくらいライバル多いかな」

凛「いつか私が…あなたのトップアイドルになるんだから」

609 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/17(土) 22:05:16.21 ID:eXs0XxwR0
モバP「凛……」

凛「それまで、プロデュースよろしくね、Pさん」

モバP「ありがとう、凛」

モバP「(俺も…その時までには……)」

おしまい

618 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 18:28:20.60 ID:E4hmGcOj0
番外編5

モバP「今日からここが俺の新居か」

都内某所

モバP「やっと新居が決まった。これで事務所暮らしともお別れだな」

頼子「いい…お部屋ですね、おめでとうございます」

モバP「すまんな、頼子、付きあわせて…美術館行く約束してたのに」

モバP「物件の下見、今日しかどうしても無理でさ」

619 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 18:28:50.72 ID:E4hmGcOj0
頼子「いいんです…、私が勝手に付いてきただけ…ですから」

モバP「いやぁ、その辺で時間潰すなり、美術館先に行っても良かったんだぞ」

頼子「何を見るかも…大切ですけど、誰と見るかも…大切なんです」

モバP「ああ、確かにそうだな」

頼子「ねぇ…Pさん…今日不動産屋さんから、私達どんな風に見えてたかな…」

モバP「……さ、さぁ、アイドルとプロデューサーじゃないかな、社長の紹介の会社だし」

頼子「……(嘘でも…こ、恋人同士って…)」ジト

620 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 18:29:17.80 ID:E4hmGcOj0
モバP「ははは……」

頼子「……美術館着きましたよ」

モバP「あ、ここは…俺が頼子をスカウトした…」

頼子「ふふ……覚えてくれてたんですね」

モバP「忘れる訳ないよ…頼子は俺が初めてスカウトしたアイドルだから…」

頼子「…じゃあ、私がPさんの…は、初めての人…ですね」

モバP「うっ…そのとおりだが、もうちょっと言葉は選んでくれ」

621 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 18:29:47.79 ID:E4hmGcOj0
頼子「あの時…ホントはとても驚いてたの…でも私自分を表現するの苦手で」

モバP「ああ…俺も最初は苦労したよ…」

頼子「もう…私が自分を表現出来る様になったのはP…さんのおかげだよ」

頼子「Pさんが…私を信じくれたから、私も自分を信じられるようになったの…」

モバP「ああ、頼子は俺の自慢のアイドルだよ」

頼子「本当……?皆に言ってるんじゃ…ないの?」

622 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 18:30:16.10 ID:E4hmGcOj0
モバP「ははは、さ、さあ、行こう」

頼子「はいっ(Pさん…最寄り駅に行くまでにこの美術館必ず通るんですよ)」

頼子「(その度に…私の事、想ってくださいね……)」

モバP「頼子……?」

頼子「いえ、なんでもありません」ギュ

モバP「ん?(袖を掴んで……かわいいもんだな)」

623 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 18:30:42.86 ID:E4hmGcOj0
・・・

数日後・Pの新居

モバP「今日からここが俺の新居か」

モバP「焼け出されたおかげで荷物が少ないのだけは楽だな」

モバP「身の回りのものはあるし…家電が届くまでのんびりするか」

624 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 18:31:09.58 ID:E4hmGcOj0
・・・

まゆ「うふふ、Pさんお休みですかぁ…」

まゆ「Pさん、皆が事務所に押しかけている間、私が何もしてないと思いましたか?」

まゆ「おかげで、Pさんが借りそうな物件全てに盗聴器を仕掛けられました」

マキノ「実際に仕掛けたのは私ですが」

625 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 18:31:40.23 ID:E4hmGcOj0
まゆ「うふふ、頼子さんが一緒に下見をしたのは想定外だったけど」

マキノ「私の話を聞く気は無いみたいね…まあ、情報に基づいた行動は論理的よ」

まゆ「これでPさんの事が何でもわかります」

まゆ「うふふ、Pさん、まゆはPさんの事ならなんでも知ってるんですよぉ」

マキノ「…まあ、これはこれで興味深いが」

626 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 18:32:06.62 ID:E4hmGcOj0
・・・

モバP「う…、今何だか寒気がしたな……」

モバP「こういう時にはこれだ、晶葉からもらった……」

モバP「警備ロボット改ーーーーー」

モバP「一人でやるとバカみたいだな…」

627 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 18:32:33.05 ID:E4hmGcOj0
モバP「晶葉が色々セキュリティ対策にくれたんだが…」

モバP「これだ、これだ、盗聴器発見モード…起動っと」

モバP「……こんなに出てきたか」

モバP「一体誰が……ま…いや、やめておこう」

モバP「これで、少しは落ち着いて生活できそうだな」

628 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 18:33:02.05 ID:E4hmGcOj0
・・・

まゆ「え、ええええ、これじゃ、Pさんの事がわからない…」

マキノ「そんな…そう簡単に見つかるはずは…」

まゆ「これじゃ…ダメ、これじゃ…Pさんが……ああ」

マキノ「くっ、何という事なの、アイドルとは奥が深いな」

629 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 18:33:31.98 ID:E4hmGcOj0
マキノ「それにしても…プロデューサーか…」

マキノ「幾人ものアイドルをここまで虜にする興味以上の対象だわ」

マキノ「さあ、まゆさん、他の部屋に仕掛けた盗聴器を回収に行くわよ」

まゆ「ああ、Pさん…、Pさん……」ズルズル

630 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 18:34:14.79 ID:E4hmGcOj0
・・・

モバP「警備ロボット……改か」

モバP「晶葉を疑う訳じゃないが…」ゴソゴソ

モバP「……やっぱりか、マイクと通信機が……」

モバP「おい、晶葉聞こえているかー」

631 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 18:34:42.84 ID:E4hmGcOj0
晶葉「な、何だ、P、一体どうしたというのだ」

モバP「晶葉、これは一体どういうことだ」

晶葉「ああ、このマイクの事か、ははは」

晶葉「これは、そ、そうだ、Pの防犯意識を試そうとしたんだ」

モバP「そうか…明日からトレーニングメニュー倍な」

晶葉「ああ、急に電波が…、すまないP、話は今度事務所で聞く」ブツ

632 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 18:35:25.00 ID:E4hmGcOj0
モバP「切られたか……まったく晶葉のやつめ」

モバP「このマイク外しておくか…お、案外簡単に外れたな」

モバP「念のためにこの警備ロボ改も機能停止しておこう」

モバP「機能的には惜しいが…今度返すか」

モバP「さぁ、これで今度こそゆっくり出来るな」

633 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 18:36:10.42 ID:E4hmGcOj0
・・・

晶葉の家

晶葉「ふ…Pもまだまだ甘いな」

晶葉「どうやら、君に協力を依頼した甲斐があったな、亜季」

亜季「お褒めに預かり光栄であります、先任アイドル殿」ビシ

634 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 18:36:37.99 ID:E4hmGcOj0
晶葉「楽にしてくれていい、しかし君の作戦は見事だったな」

亜季「はい、あえて見破られる罠を仕掛け、本命への注意力をそらす」

亜季「基本中の基本ではありますが、有効な手段でもあります」

晶葉「ふむ、その進言を元に警備ロボに盗聴器回収機能に加えて設置機能も備えさせた」

晶葉「ふふ、元から盗聴器があった位置に新たな盗聴器が仕掛けられたぞ」

635 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 18:37:16.04 ID:E4hmGcOj0
亜季「情報戦は現代戦の基本であります」

亜季「恐らく設置はマキノ殿でしょうが、その行為が我らを助けたであります」

晶葉「すまないな、頼子…あの時は頼子の気持ちを知っていたから譲ったが…」

晶葉「こればかりは私も譲れないんだ…そして私の勝ちだな」

636 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 18:37:45.61 ID:E4hmGcOj0
・・・

留美のマンション

留美「ふふふ、古澤さんもまだまだ甘いわね」

留美「単純接触効果って知ってるかしら」

留美「あなた達がちょっかいを出している間に…」

留美「私はPさんのお向かいのマンションに部屋を借りたわ」

637 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 18:38:25.99 ID:E4hmGcOj0
留美「伊達に私も料理の勉強をしてないの」

留美「胃袋をつかもうとするのはいい考えだけど…ふふふ」

留美「この勝負、私の勝ちね…婚姻届はどの箱だったかしら」

里奈「るーみん、そろそろご飯にしよ!」

留美「きゃぁ、い、いつから聞いてたの」

638 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 18:39:02.98 ID:E4hmGcOj0
里奈「いつからって、最初から聞いてたよ!」

留美「ッッッッ」

里奈「るーみん、よりりんと何か勝負してるのぉ」

留美「い、いえ、何でもないわ(よりりん…るーみんとはお相子ね)」

拓海「おい、里奈、留美の姉御に迷惑かけてんじゃねえぞ」

留美「そうじゃないの、向井さん…ごめんなさい、引っ越し手伝ってもらって」

639 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 18:39:42.08 ID:E4hmGcOj0
留美「特上寿司を取ってあるから、そろそろお昼にしましょ」

里奈「るーみん、マジヤバ」

拓海「引っ越し手伝う代わりに昼って話だったけど、いいのかよ」

留美「ふふふ、これは前祝いよ、ふふふ」

拓海「お、おう(何か怖えな、やっぱ留美の姉御は半端ねぇな)」

640 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 18:40:14.38 ID:E4hmGcOj0
・・・

モバP「ふう…家電のセットは大体終わったし、お隣さんに挨拶しに行くかな」

モバP「どんな人だろうな…、綺麗ない人だといいなぁ」ピンポーン

??「はーい、お待たせしました」

モバP「ええええッッ、ちひろさん」

641 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 18:40:53.62 ID:E4hmGcOj0
ちひろ「はい、あ、そんなに大きな声は近所迷惑ですよ、入ってください」

モバP「は、はい、失礼します…」

ちひろ「どうしたんですか?そんな所に立ってないでどうぞ」

モバP「ええ、でも女性の部屋に上がるなんて…」

ちひろ「一体、どの口が言ってるんですか?」

モバP「いいっ?」

642 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 18:41:27.95 ID:E4hmGcOj0
ちひろ「よくアイドルの娘達の部屋に泊まってるって知ってるんですよ」

モバP「いや、それは…その……」

ちひろ「モチベーションの維持のためにデートくらいはいいですけど」

ちひろ「スキャンダルは本当に困ります」

モバP「はい…わかっています」

643 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 18:42:00.29 ID:E4hmGcOj0
ちひろ「まあ、アイドルの娘達側にも問題あるのはわかってます」

モバP「すみません(…必ずしもそうとは言い切れない事もあるんですが……)」

ちひろ「本当に気をつけてくださいよ」

モバP「はい」

644 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 18:42:27.38 ID:E4hmGcOj0
モバP「で、ちひろさんはどうしてここに」

ちひろ「社長から紹介された不動産屋さんですよね、そういう事ですよ」

ちひろ「ちゃんと頼子ちゃんと同じマンションは紹介しないようにお願いしましたから」

モバP「ははは、助かります」

ちひろ「本当ですかぁ?」

645 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 18:43:17.41 ID:E4hmGcOj0
モバP「本当ですよ、俺の仕事は皆をトップアイドルにすることです」

ちひろ「はい、そうしてあげてください」

ちひろ「あ、晩ご飯食べて行きません?」

モバP「え、それは悪いですよ…」

ちひろ「引っ越ししたてで色んなものがないですよね、遠慮しないでください」

モバP「じゃ、じゃあよろしくお願いします(ちひろさんの手料理かぁ)」

646 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 18:43:48.43 ID:E4hmGcOj0
ちひろ「アイドルの娘達には負けませんよ、ちょっと待っててくださいね」

モバP「(そう言えばちひろさんの私服初めてだな…家の中でもしっかりしてるんだ)」

モバP「(普段と違って…何かこう…ぐっと来るものがあるな)」

モバP「(これからちひろさんとお隣さんか…はは、楽しくなりそうだな)」

ちひろ「(ねぇ、Pさん、下見した物件…ここだけ妙に良かったって思いません?)」

ちひろ「(その理由…その内気づいてくれるかなぁ?)」

647 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 18:44:42.54 ID:E4hmGcOj0
ちひろ「あ…、隣の部屋から妙な電波が出てる…」

ちひろ「盗聴器くらい見逃してもいいけど…

ちひろ「私のプライバシーまで、知られかねないのはちょっとね」

ちひろ「ということで、妨害電波オーン」ポチ

ちひろ「まったく、アイドルの娘達も困ったものだわ」

ちひろ「誰にも私の邪魔はさせませんよ、なんーんて」テヘペロ

おしまい

650 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 19:22:42.74 ID:RU0I4NqXo
アイドルって何だっけ(白目)

652 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 20:12:54.83 ID:oyzAL/Bg0
これが情報戦か(驚愕)

660 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/24(土) 00:35:37.00 ID:+YozRQRM0
モバP「終電が無くなった…」

ケース12・高峯のあの場合

都内某所

モバP「新居が見つかっても…仕事が楽になるわけじゃないか……」

モバP「また、終電が無くなってしまった…」

モバP「まあ、新居はそう遠く無いから、歩いて帰るか」

661 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/24(土) 00:36:16.80 ID:+YozRQRM0
モバP「この辺りは都内で雰囲気あっていいな…」

モバP「お、あの人綺麗な髪だな…銀色の髪が……ってのあさん?」

モバP「い、いや…どうしてこんな時間にこんな所に…」

モバP「でも、のあさんを見間違うはずないよなぁ」

モバP「あ、ビルに入っていった……家じゃない…よな」

モバP「とりあえず、追いかけよう」

662 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/24(土) 00:36:56.94 ID:+YozRQRM0
・・・

都内のあるビル

モバP「しかし、暗いな…」

モバP「のあさんは一体どこに…あ、エレベーターが動いてる」

モバP「屋上か…」

モバP「一体何のために…」

663 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/24(土) 00:37:33.42 ID:+YozRQRM0
・・・

あるビルの屋上

のあ「ふふ…皆良い子ばかりよ、アーニャ、みく、都…」

モバP「……やっぱり、のあさんだ…何か話してる…のか」

モバP「一人みたいだけど……ここからじゃ背中しか見えないな」

モバP「問題のある事じゃなさそうだし…、これ以上は辞めた方がいいか?」

664 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/24(土) 00:38:57.81 ID:+YozRQRM0
のあ「………P?」

モバP「うわぁぁぁ」

のあ「騒がしくしない……」

モバP「のあさん、えっ、でも今まで外に、、ええ?」

のあ「……言葉は要らないわ。P、それが貴方と私でしょう」スッ

モバP「う…はい(何か上手くごまかされたような…)」

モバP「(のあさんの指が唇に当たってる…何か不思議な感じだ……ああ)」


665 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/24(土) 00:39:29.94 ID:+YozRQRM0
のあ「……どうかした、P。呆けた顔をして」

モバP「い、いえ…(そんな顔してたか…、のあさん、相変わらず不思議な人だな)」

のあ「私が何故…此処にいるか……そんなに気になる」

モバP「ま、まあ…でも、プライベートは秘密ですよね」

モバP「詮索するような事して、すみません」

666 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/24(土) 00:40:17.05 ID:+YozRQRM0
のあ「……星…星を観に来たのよ」

モバP「ははは…って、ええ?」

のあ「今更そんなに驚く事?書類にも趣味と書いたはず」

モバP「そういう意味じゃ…でも、ここは都内のど真ん中ですよ、さすがに…」

のあ「そう……?貴方が望むなら、きっと見えるわ……」

667 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/24(土) 00:40:54.72 ID:+YozRQRM0
モバP「それは…(そうですね…俺の目の前には美しい星があります)」

モバP「(俺の輝く一番星は貴方です、のあさん…なんて)」

のあ「…ふふ、本気で思っている、それ?」

モバP「ええっ?どうして考えてる事が?」

のあ「さぁ……行くわよ、二人だけの星空の下へ……」

モバP「ええ…はい」ガチャ

668 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/24(土) 00:41:28.15 ID:+YozRQRM0
・・・

モバP「…………」

のあ「貴方が望めば見えると言ったはずよ……」

モバP「き、奇跡だ、こんな事が…」

のあ「全ての事象は可能性に基づく…起こり得ることしか起きない…」

モバP「そ、それは……でも、綺麗ですね」

669 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/24(土) 00:41:59.44 ID:+YozRQRM0
のあ「喜んでもらえて嬉しいわ、P」

モバP「(これ、のあさんが何かしたのか…いや、まさかな)」

のあ「今日は貴方と語らいたいわ……座るわよ」

モバP「ああ、俺ハンカチありますから、これで良ければ」

のあ「…さすが、P。でも、貴方が汚れるわ」

モバP「俺はいいですよ」

670 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/24(土) 00:42:28.96 ID:+YozRQRM0
のあ「貴方の膝の上にでも座る?…ふふ」

モバP「俺の膝の上?(そ、それなら、是非向かい合って……)」

のあ「…………P」

モバP「あ、いえ、何でもありません」

のあ「早く座りなさい…ほら」

モバP「あ、体育座りで背中合わせか……はい、失礼します」

671 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/24(土) 00:43:07.84 ID:+YozRQRM0
モバP「う…(夏だからのあさんも薄着なんだ…)」

モバP「(体温と一緒に、のあさんの鼓動も伝わってくる気がする…)」

モバP「(その…あれやこれが当たるより…変な気分だ…)」カァ

のあ「P…、こんな事誰とでもする訳じゃないわ…わかるでしょう」

モバP「ええ…(のあさんの手…白くて…綺麗だな…触りたいな)」

672 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/24(土) 00:43:42.91 ID:+YozRQRM0
のあ「………」ギュ

モバP「え…のあさん(…やっぱり、いい感触だな)」

のあ「貴方が求めているものは、私も求めているわ……ね、P」

モバP「じゃあ、俺がしたい事言ってもいいですか?」

673 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/24(土) 00:44:26.68 ID:+YozRQRM0
のあ「いいわ、言ってみなさい」

モバP「あお…ゴホ、このまま手をつないでていいですか?」

のあ「そ、そう…もちろん構わないわ」

モバP「はい…」

674 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/24(土) 00:45:08.19 ID:+YozRQRM0
・・・

モバP「だいぶ、冷えてきましたね」

のあ「私は貴方がいれば寒くない…」

モバP「体調崩してからじゃ遅いですよ、俺の上着どうぞ」

のあ「P……ありがとう」

のあ「ねぇ、P…私はもっと貴方の熱を感じたいわ」シュル

675 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/24(土) 00:45:39.88 ID:+YozRQRM0
モバP「ちょっ、のあさん、あっ」

のあ「かわいい声ね、さぁ……」

モバP「ううっ(大きくて柔らかい…それにこの腰は反則だろ)」

モバP「のあさん、俺とのあさんは…」

のあ「その前に男と女よ……」チュ

モバP「のあさん、駄目ですッ」

677 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/24(土) 00:46:56.51 ID:+YozRQRM0
・・・

???

モバP「……ハァハァ」ガバ

モバP「夢…か?おいしい夢だったな、せっかく夢ならもっと…」

モバP「て、ここは俺の家か…昨日は確かのあさんと…ん」

モバP「銀色の髪………」

モバP「気のせいだ、きっと気のせい…ん、何かいい匂いが」

678 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/24(土) 00:47:43.66 ID:+YozRQRM0
モバP「えっ、朝ご飯……メモが……のあさんの字だ」

モバP「…勝手に使わせてもらったわ、冷めてたら温めなさい……か」

モバP「これだけか…そうだよな、昨日は何も無かったよな、ははは」

モバP「味噌汁…美味しいな、さすが、のあさん」

モバP「シャワー浴びて、事務所に行くか」

679 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/24(土) 00:48:23.20 ID:+YozRQRM0
・・・

昨日の夜何があったか…のあに聞くのは恐ろしくてできず

昨日二人で星空を見上げたビルはどうしても見つからなかった

おしまい

687 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/27(火) 00:41:45.61 ID:lTb4/q1E0
モバP「終電が無くなった…」

ケース13・橘ありすの場合

数ヶ月前

ありす「……」ムス

モバP「ちひろさん…橘どうしたんですか?あんなにむくれて」

ちひろ「それが…うちの事務所って下の名前で呼ぶ人が多いじゃないですか」

688 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/27(火) 00:42:14.58 ID:lTb4/q1E0
ちひろ「それで、つい『ありすちゃん』って何人かが呼んでしまって」

モバP「ああ……それは…でもこのままじゃ仕事にならないな」

ちひろ「ですよね…」

モバP「ちょっと、話してきます」

ちひろ「よろしくお願いします」

689 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/27(火) 00:42:47.57 ID:lTb4/q1E0
・・・

モバP「お疲れ様、橘」

ありす「あ、プロデューサー、お疲れ様です」

モバP「調子はどうだ、橘」

ありす「……べつに問題ありません」

モバP「そうか、それならいいんだ」

690 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/27(火) 00:43:26.62 ID:lTb4/q1E0
ありす「……プロデューサーは私を名前で呼ばないんですか」

モバP「(自分からこの話をするって…よっぽど嫌なのか)」

モバP「嫌だって言ってる事をわざわざしないよ」

モバP「でも、少し残念ではあるかな」

ありす「残念?…どうしてですか?」

691 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/27(火) 00:44:02.14 ID:lTb4/q1E0
モバP「橘が自分の名前を好きじゃないのは知ってるけどな」

モバP「俺は名前って最初に貰える贈り物だって思うんだ」

ありす「…はい、でも…、私は……」

モバP「名前は色んな願いを込めてつけるんだ」

モバP「俺が自分の名前について両親に聞いたら、生まれた時の事色々教えてくれたよ」

ありす「……」

692 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/27(火) 00:44:33.81 ID:lTb4/q1E0
モバP「一度橘もご両親と話してみたらどうだ」

ありす「両親に…ですか」

モバP「一人じゃ聞きにくいか?」

ありす「ひ、一人で大丈夫ですっ」

モバP「うん、きっと素敵な願いが込められているよ」

693 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/27(火) 00:45:05.84 ID:lTb4/q1E0
モバP「それに俺はありすって好きだぞ、覚えてもらいやすそうだしさ、ははは」

ありす「それってプロデュースの都合じゃないんですか」

モバP「何言ってるんだ、それだけのはずないだろう、あはは」

ありす「…ふぅ、わかりました。両親と話してみます」

ありす「その…ありがとうございました、プロデューサー」カァ

694 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/27(火) 00:45:54.72 ID:lTb4/q1E0
・・・

都内某所

モバP「思えば、ありすとも色々あったなぁ…」

モバP「あの後、名前で呼んでくれって言った時の表情はかわいかったな」

モバP「ああ、過去を想っても過ぎ去った時間は帰ってこないか」

モバP「また終電が無くなってしまった…」

695 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/27(火) 00:46:38.83 ID:lTb4/q1E0
モバP「現実逃避はよそう…ああ、そう言えば女子寮の近くか」

モバP「俺がプロデューサーじゃなくてプロデュンヌなら寮に泊まれるんだけどな…」

モバP「そんな訳にも行かないから歩くか」

モバP「…ん、あれは……ありすか?」

ありす「プロデューサー、お疲れ様です。こんな所で何をしてるんですか」

モバP「何をしてるんですか、はこっちの台詞だ、ありす」

696 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/27(火) 00:47:05.43 ID:lTb4/q1E0
モバP「もう寝てないといけない時間だろ」

ありす「はい…、その…頼子さんから借りたミステリーが面白くて」

モバP「ああ、ありすはミステリーよく読むんだったな」

モバP「頼子が読むようなので大丈夫か」

ありす「子供扱いしないでください」

ありす「…頼子さんが私くらいの歳に読んでたのを貸してもらいました」

697 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/27(火) 00:47:32.90 ID:lTb4/q1E0
モバP「へぇ…(割りと背伸びしたがりだと思ってたけど、意外だな)」

ありす「どうしたんですか、にやにやして」

モバP「いや、ありすも事務所の仲間と上手くやってるなって」

ありす「私もそのくらいは…出来ますよ」

ありす「それでのどが渇いて、飲み物買い来たんです」

モバP「女子寮にも自販機あるよな」

698 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/27(火) 00:48:04.71 ID:lTb4/q1E0
ありす「好きなジュースはそこの自販機にしかないんです」

モバP「ああ、あそこのか、仕方ないな、よし、俺が出すよ」

ありす「え、悪いです、そんな…」

モバP「俺も暑くて、ちょうど飲みたかったんだよ」

モバP「それに仕事頑張ってるからな、ご褒美だ」

ありす「ご褒美ですか、じゃあ(えへへ、プロデューサーからのプレゼント…)」

699 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/27(火) 00:48:41.82 ID:lTb4/q1E0
・・・

シンデレラプロ・女子寮前

モバP「着いたな…って、あれは聖來か?」

ありす「ひっ」サッ

モバP「どうしたんだ、ありす」

ありす「いえ…きっと、私怒られます…」

700 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/27(火) 00:49:16.07 ID:lTb4/q1E0
モバP「それはそうだろうな(聖來もすっかり寮のお姉さんだな)」

ありす「その…Pさん……」ウル

モバP「…わかったよ、ちょっとファミレスででも時間潰して帰ろう」

モバP「(昔の事思い出したせいだな、甘くしてしまう]」

モバP「電話で俺からも離すから、ちゃんと謝るんだぞ」

ありす「あ、ありがとうございます、Pさん」


701 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/27(火) 00:49:47.43 ID:lTb4/q1E0
・・・

某ファミレス

モバP「じゃあ、聖來に電話するからな」

ありす「はい…」

モバP「…ああ、聖來か、俺だけど」

聖來「Pさん、どうしよう、ありすちゃんが出かけたっきり戻ってこないの」

モバP「ありすなら俺と一緒だから安心してくれ」

702 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/27(火) 00:50:23.66 ID:lTb4/q1E0
聖來「本当ですか?よかった…」

モバP「ああ、今変わるけど、優しくしてやれよ」

モバP「ほら、ありす、ちゃんと謝るんだぞ」

ありす「はい…もしもし、聖來さん」

聖來「ありすちゃん、心配したんだからね、ばか」

ありす「はい…ごめんなさい」

聖來「ううん、いいの…」

703 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/27(火) 00:50:52.70 ID:lTb4/q1E0
・・・

モバP「な、大丈夫だったろ。今度からちゃんと誰かに着いてきてもらうんだぞ」

モバP「あ、いや、その前にこんな時間まで起きてるんじゃないぞ」

ありす「はい……ふぁ」

モバP「だいぶ眠そうだな、少し休んだら帰ろうか」

モバP「ドリンクバーで何か取ってくるよ」

704 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/27(火) 00:51:18.60 ID:lTb4/q1E0
・・・

モバP「お待たせ、ありす…って寝たのか」

ありす「……」スヤスヤ

モバP「寝顔かわいいな」ナデ

モバP「周りからどういう風に見えるんだろうな」

モバP「そ、そうだ、家出した子と学校の担任」

705 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/27(火) 00:51:50.74 ID:lTb4/q1E0
モバP「我ながら名案だな、何か聞かれたらこれでいこう」

モバP「…しかし、俺も少し眠いな……ふぁ」

モバP「少しだけ…いや、いかんいか……」ドサ

ありす「ううん…プロデューサー…、重いです」

ありす「プロデューサー、寝てる…じゃあ、くっついてもいいですよね、えへへ」ギュ

706 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/27(火) 00:52:20.01 ID:lTb4/q1E0
・・・

この後、Pが起きるのは1時間後で、女子寮に戻るのは遅れに遅れる

Pは聖來とちひろに怒られ、他のアイドルには白い目で見られるのでした

おしまい

719 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 18:15:56.05 ID:YYaimX8p0
モバP「終電が無くなった…」

ケース14・原田美世の場合

都内某所

モバP「また、終電が無くなってしまった」

モバP「今日は終電なんて時間じゃないぞ…はぁ」

モバP「あのディレクターさんがこんなに飲むとは」

モバP「でも、お陰でいい仕事がとれそうだな」ブブーー

720 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 18:16:22.02 ID:YYaimX8p0
モバP「ん、何だ、うるさいな」ブブー

??「ちょっと、Pさん、あたしですよ、あたし」

モバP「あたしって…美世か」

美世「そうですよ、…フルフェイスだとわからないですか?」

モバP「ああ、すまんなってこんな時間に何してるんだ」

721 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 18:17:42.69 ID:YYaimX8p0
美世「バイクで日の出の海岸線を流したいなって」

モバP「ああ、鎌倉のイベントの時に言ってたな…ってこんな時間にか」

美世「こんな時間じゃないと朝日は見れないよ」

モバP「そういう事を言ってるんじゃなくてだな」

美世「大丈夫、仕事終わってすぐに仮眠したから」

722 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 18:18:09.46 ID:YYaimX8p0
モバP「うーん、しかしだな」

美世「人が多い時間だと、SAで結構声かけられるし」

モバP「むむむ」

美世「あたしも子供じゃないから無茶はしないよ」

モバP「わかったよ、美世を信じる」

723 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 18:18:44.37 ID:YYaimX8p0
美世「ありがと、あ、そうだ、Pさんも一緒に行こうよ」

モバP「え、いや、俺は…」

美世「あたしの家、すぐそこだから、メット取ってくるね♪」グイ

モバP「あ、おい…って鞄持って行かれた…」

モバP「参ったな…帰る訳にもいかないし、行くしかないか」

724 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 18:19:10.90 ID:YYaimX8p0
・・・

美世「お待たせっ、Pさん。はい」

モバP「ありがとう…まったく強引だぞ」

美世「ごめんなさい、でもP「さんと一緒なら楽しいのも倍かなって」

モバP「まあ、明日は俺も休みだからいいけど…」

美世「へぇ…」

725 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 18:19:40.41 ID:YYaimX8p0
(??「そうなんですかぁ…、Pさん、うふふふ})

モバP「ッッッッ」ゾクリ

美世「ど、どうしたのPさん」

モバP「い、いやなんでもない…(気のせいだ、気のせい…)」

モバP「しかし、二人乗り用のヘルメットがあるってことは…」

726 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 18:20:14.15 ID:YYaimX8p0
美世「ああ、それ頼子ちゃんとタンデムした時のだから安心して」

モバP「頼子がバイク?意外だ…」

美世「そうだよね、確か夏樹ちゃんと一緒に仕事するからバイクに乗ってみたいって」

美世「頼子ちゃんってホント勉強熱心だよね」

モバP「ああ、茨城のPRイベントの時か…直接本人にじゃないのが頼子らしいな」

モバP「確かにイベント以来、あの四人仲いいよな、うーん、しかしな…」

727 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 18:20:41.28 ID:YYaimX8p0
美世「ふふふ、パンツルックの頼子ちゃん、新鮮でしたね」

美世「一本も持ってないって言うから、一緒に買いに行ったんだから」

モバP「へぇ、頼子のパンツルックか…見てみたいな」

美世「手足すらっとしてるからカッコ良かったですよ」

美世「見せてって言えば、見せてくれるんじゃ…あっ」

モバP「そうだな…ってどうしたんだ」

728 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 18:21:11.65 ID:YYaimX8p0
美世「い、いえ何でも…そろそろ行きましょう、あ、かぶる前にこれどうぞ」

モバP「インカムとグローブか、準備いいな、ん、メット小さいな」

美世「頼子ちゃん用だから…でも、キツ目の方が安全ですよ」

モバP「(頼子がつけたのか…)ん、首のとこ閉めにくいな」

美世「あ、それ難しいよね…私がやりますよ」

モバP「ああ、頼むよ(う、美世の吐息が…胸当たりそうだ…、お、惜しい」

729 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 18:21:37.27 ID:YYaimX8p0
美世「終わりましたよって、何が惜しいの?」

モバP「(つい、口に出してしまった)いや、何でも」

美世「じゃあ、後ろ乗ってください」

モバP「ああ、失礼するよ」グッ

美世「きゃああ」

730 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 18:22:03.55 ID:YYaimX8p0
モバP「す、すまん、腰に手を回すんじゃないのか」

美世「い、いえ、それでいいです(タンデムバーあるけど…これでいいや)」

美世「さぁ、フルスロットルで行くよ!」

モバP「あ、安全運転でーーー」

731 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 18:22:30.16 ID:YYaimX8p0
・・・

茨城県某所

美世「綺麗…」

モバP「あ、ああ、綺麗だな…」グッタリ

美世「疲れちゃったの?頼子ちゃんはピンピンしてたよ」

モバP「う…、こっちは酒入ってるんだ…」

美世「ごめん、ごめん、ほら…」ナデナデ

732 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 18:23:00.48 ID:YYaimX8p0
モバP「う、ありがとうな……でも…(本当に綺麗だな…朝日に照らされて…)」

美世「な、何、あたしの顔に何かついてる?」

モバP「い、いや、ごめん…も、もう夏も終わりだな」

美世「う、うん、そうだね、もうじき出会った頃だね」

モバP「ああ、昨日の事のように思い出すよ」

美世「うん…営業車持ってきたんだよね」

733 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 18:23:31.22 ID:YYaimX8p0
・・・

約一年前

モバP「すみませーーん」

美世「はーい」

モバP「(受付の人…かな、綺麗だな)車の調子悪くて、見てもらえますか」

美世「はい、じゃあ、あたしが伺いますね。具体的にどういう部分が悪いんですか?」

モバP「えっ、あなたが整備するんですか」

734 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 18:24:01.34 ID:YYaimX8p0
美世「女じゃ……、不安ですか」

モバP「いえ、そんな事ないです、こんな綺麗な人が車の整備って珍しいなって」

美世「ッッッ、もう、何を言うんですかッ」

モバP「いえ、思ったたことを口にしただけで…」

美世「…お口がお上手何ですね…、もう」

735 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 18:24:32.33 ID:YYaimX8p0
・・・

美世「あの時、嬉しかったんですよ、女ってだけで色眼鏡で見られる業界ですから」

モバP「ハハハ、気持ちは今も一緒だよ」

美世「ッッッ、もう、それが引き取りにきたら…」

美世「アイドルになりませんか、だもん」

モバP「ああ、ひと目見て、ティンと来たからな」

736 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 18:24:59.25 ID:YYaimX8p0
美世「それなら初めて会った時に言ってくれれば…だったら私が初めての…」ボソ

モバP「ん、何か言ったか?」

美世「ううん、何でも?ふぁ…流石に疲れちゃった、あ、あそこで休もう」

モバP「ん、ああ、そうだなって、あそこぉッッ」

美世「え、何急にって、あああ」

737 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 18:25:26.99 ID:YYaimX8p0
モバP「おい、美世、流石にあそこは不味いだろ」

美世「ち、違うよ、ほら、あっちのファミレス」

モバP「ああ…そうだよな、ははは(ちょっと…残念だな)」

美世「もう、Pさんったら…いこ」

モバP「ああ、すまんすまん」

美世「うん、早く早く、きゃ」

738 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 18:25:53.52 ID:YYaimX8p0
モバP「美世ッ、危ない」ズル

美世「うん、ありがと、Pさん…大丈夫?ああッッ」

モバP「ああ、かえって俺が踏み外してちゃ…や、柔らかい、ご、ごめん」

美世「………Pさん、私いいよ」ギュ

モバP「美世…(これは…色々とヤバイ、理性が…)」

美世「ねぇ、あなたとなら…その…したい、から」

739 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 18:26:30.27 ID:YYaimX8p0
モバP「……」

美世「プロデューサー?」

モバP「…美世、ごめん、俺は…」

美世「言わないで…何となくわかってたから」

美世「あーあ、あたしもダメか」ウル

モバP「ごめん、でもアイドルとプロデューサーじゃ…」

740 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 18:26:59.98 ID:YYaimX8p0
美世「だから、言わないでって……バカ」スゥー

モバP「…(頬を伝う涙が綺麗って思ってしまった)」

美世「もう、突っ立ってないで、ちょっとファミレスで休んだら帰ろ」

美世「じゃないと、ここに置いて帰るよ」

モバP「い、いや、それは困る」

美世「お勘定はPさん持ちね」ペロ

741 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 18:27:26.75 ID:YYaimX8p0
モバP「あ、ああ、もちろんだよ」

美世「さ、早くいこ、Pさん」

美世「(Pさんの鞄どこにあるか覚えてる?)」

美世「セカンドラップはこれからだよ」

モバP「美世……?」

742 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 18:27:55.48 ID:YYaimX8p0
・・・

この後、美世は自分のマンションにPを連れ込もうとするが

都内に入った辺りから感じた妙な視線に戸惑い断念する

Pもこの視線に悩まされ結局十分に休めないのでした

おしまい

743 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 18:28:24.29 ID:YYaimX8p0
番外編6・古澤頼子幕間のひととき

某テーマパーク

モバP「よーし、頼子、晶葉、二人ともお疲れ様」

モバP「午後からの仕事までの間、少し休憩に入ってくれ」

頼子「はい…お疲れ様です」

晶葉「ああ、二人共お疲れ様」

744 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 18:28:51.10 ID:YYaimX8p0
モバP「何かリクエストはあるか?」

頼子「せっかくだから…園内を見て回りたいかな」

晶葉「そうだな、私もそれがいいな」

モバP「よし、じゃあ、園内をちょっと散歩するか」

745 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 18:29:20.22 ID:YYaimX8p0
・・・

晶葉「あそこのクレープ、美味しそうだな、頼子」

頼子「うん(Pさんもいるから食べきれなくても大丈夫かな)」

モバP「お、確かに…好きなの頼んでいいぞ」

晶葉「さすが、P、気が利くじゃないか」

頼子「いいの…Pさん?」

746 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 18:30:32.50 ID:YYaimX8p0
モバP「二人には焼け出されてた間のお礼もしないとな」

晶葉「ははは、当然だな」

頼子「…はい、じゃあ、いただきます」

モバP「いや、晶葉にはむしろ迷惑をかけられたような」

晶葉「もう三倍はいや…もう三倍はいや…」プルプル

747 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 18:31:01.35 ID:YYaimX8p0
・・・

頼子「みんなで食べると…おいしいね…」

晶葉「これは確かにおいしいな!」

モバP「晶葉、クリームついてるぞ」

晶葉「んんッ、P、とってくれ」

モバP「バカ言うんじゃない」

晶葉「バカとは何だ、バカとは!」

748 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 18:31:27.70 ID:YYaimX8p0
頼子「…あ、いいな、ああいうの」

頼子「結構…ボリュームある…」

頼子「あの…Pさん、その………半分…」

モバP「ん、どうかしたか、頼子」

頼子「…いえ、な、なにも」

モバP「ふふ、俺には何も隠せないぞ」パク

749 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 18:31:54.34 ID:YYaimX8p0
頼子「えっ、Pさん…(あ、関節キス…だよね)」

モバP「ああ、美味いな、どうしたそんな顔して」

モバP「半分こしようって頼子の顔に書いてあったぞ」

頼子「………うん」カァァァ

頼子「あ…(最後のイチゴ無くなっちゃった…)」

モバP「ほら頼子、あーん」

750 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 18:32:30.34 ID:YYaimX8p0
頼子「えっ、はい?」

モバP「イチゴ、食べたかったんだろ、ほら、あーん」

頼子「あ、あーん(うう、どうしよう…)」

頼子「(あれ…まだかな、Pさんの息遣い?えっ…)」

頼子「ぱく…んん(温かい…何この感触)」

751 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 18:33:00.07 ID:YYaimX8p0
モバP「ははは、頼子の唇、いただき」

モバP「ハート泥棒の怪盗も形無しだな」

頼子「ッッッッ」カァァァァ

モバP「どうした、頼子」

752 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 18:33:28.65 ID:YYaimX8p0
頼子「…もう(あ、Pさんの口にクリームついてる)」

頼子「おかえしです」ペロ

モバP「んん、より、ッッ」

頼子「ッッ」チュ

753 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 18:33:56.08 ID:YYaimX8p0
・・・

モバP「おーい、頼子、そろそろ着替えに行ってくれ」

頼子「は、はい(え、あ、寝てた?)」

モバP「頼子は次はお城でプリンセス役だ、紫のドレス」

頼子「た、食べ終わってからで…」

モバP「ほら、急いでくれよ…パク」モグモグ

頼子「あ…最後の一口……(でも……関節キスだよね)」

おしまい

758 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/03(火) 02:13:24.07 ID:94X0xem90
モバP「終電が無くなった…」

ケース15・桃井あずきの場合「二人でお泊り大作戦!」

石川県某所

モバP「お疲れ様、あずき」

あずき「はい、お疲れ様です、プロデューサー」

モバP「一旦は今回の仕事も終わりだな」

モバP「あずきとしては、どうだったこの仕事は」

759 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/03(火) 02:13:50.91 ID:94X0xem90
あずき「はい、あずきもとっても楽しかったよ」

モバP「そうか、評判もすごく良かったからな」

モバP「これからますます忙しくなるぞ」

あずき「絵画作戦大成功っですね♪」

モバP「俺も今回の企画を考えた甲斐があったよ」

モバP「頼子と美術館に行った時に思いついたんだ」

760 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/03(火) 02:14:23.52 ID:94X0xem90
あずき「はい?頼子さんと…?最近そんな仕事ありましたっけ」

モバP「あ、いや…な、何でもない、うん、どんな経験も役に立つな、ははは」

あずき「(うーん、これは予想以上に良くない状況かも、こういう時は!)」

あずき「頼子さんといえば、この仕事決まってからアドバイスもらったんですよ」

モバP「へぇー、確かに頼子なら美術鑑賞する側の気持ちにも詳しいしな」

モバP「あずきの勉強熱心な所が今回の成功の要因だな、よく頑張ったな」

761 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/03(火) 02:14:52.46 ID:94X0xem90
あずき「は、はい、ありがとうございます」

あずき「(仲良し&頑張りアピール作戦、大成功!)」

あずき「そう言えば、プロデューサーで今日は終電大丈夫ですか?」

モバP「な、何を言ってるんだ、まだ最終は残ってるから安心しろ」

あずき「そうですか、じゃあ駅に行きましょって、あ…」ザザーーー

モバP「ああ…」ザザーーー

762 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/03(火) 02:15:36.00 ID:94X0xem90
あずき「雨ですね」

モバP「雨だな…折りたたみならあるが、雨宿りしてる時間はないな」

モバP「あずき、ほら、お前が使ってくれ」

あずき「ありがとうございます、でも…あ、こういう時は♪」

あずき「相合傘大作戦」ギュ

モバP「お、おい、急に何をするんだ(柔らかいものが当たってるぞ)」

763 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/03(火) 02:16:12.78 ID:94X0xem90
あずき「さぁ、行きましょう」ギュ

モバP「これだと二人共濡れるだろ、アイドルを濡らすわけには」

あずき「いつも忙しいプロデューサーこそ濡らせないですよ」

モバP「押し問答してる時間も無いんだが…ん」

あずき「駅の方から人がたくさん来ますね」

モバP「何だろうな………嫌な予感がする…」

764 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/03(火) 02:17:02.70 ID:94X0xem90
モバP「あ、すみません、何かあったんですか」

??「ああ、この雨で線路を支える土が流されたんだよ」

??「復旧するまで、電車は走れないってさ」

モバP「…ッッ、復旧はいつ頃でしょう……」

??「知らんよ、明日になるんじゃないか」

765 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/03(火) 02:17:41.78 ID:94X0xem90
モバP「ッッッ」

あずき「プロデューサー、これはどういう…」

モバP「ああ…終電が無くなってしまった…」

あずき「えーーーーっっ」

766 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/03(火) 02:18:10.95 ID:94X0xem90
・・・

某ビジネスホテル

モバP「……どうしてこうなった」

あずき「どうしたんですか、暗い顔をして」

モバP「どうしたって、わかるだろ……」

767 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/03(火) 02:18:38.27 ID:94X0xem90
あずき「はい…(一部屋、しかもダブルの部屋しか空いてないなんて)」

モバP「はぁ…」

あずき「(これはチャンス、二人でお泊り大作戦、いっくよーーー)」

モバP「とりあえず、今日は早く休もう…俺はソファーで寝るから」

あずき「ええー、それじゃ意味ないです」

モバP「何が…意味ないんだ?」

768 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/03(火) 02:19:05.99 ID:94X0xem90
あずき「ソファーじゃ疲れとれないよ。だから、一緒にベッドで寝よ。」

あすき「それに……何も…しないでしょ」

モバP「あ、当たり前じゃないか、アイドルにそんな事するか」

あずき「じゃあ、あずき、先にシャワー浴びてきますね」

モバP「ああ……(これはまずいだろ)」

769 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/03(火) 02:19:43.56 ID:94X0xem90
・・・

あずき「お待たせしました、プロデューサー」

モバP「お、おう……」ゴクリ

あずき「どうですか、あずきの浴衣姿♪」

モバP「あ、ああ…、すごく似合ってるな」

あずき「これでも、呉服屋の娘ですからっ!」

770 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/03(火) 02:20:35.06 ID:94X0xem90
モバP「それにしても…、こういう所の薄い浴衣だと……」

あずき「ふふ、どうしたんです、プロデューサー」

モバP「い、いや、どうもしてないが…(す、透けてる?…あ、あの形は)」

あずき「ねぇ、プロデューサー……」

あずき「和服の時ってつけない履かないって聞いたことありません?」

モバP「はぁ?何を言ってるんだ、あずき」

771 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/03(火) 02:21:17.44 ID:94X0xem90
あずき「あずきで確かめて見ませんか♪」

モバP「え、それって本当なのか?ぜ、是非……」

あずき「ねぇ、気になるでしょ…、ほら…」チラ

モバP「あんまり調子に乗るんじゃない」ゴン

あずき「何もぶたなくても……是非って言ったのに」ボソ

モバP「何か言ったか」

あずき「何も言ってないよ」プイ

772 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/03(火) 02:22:07.06 ID:94X0xem90
モバP「……俺もシャワー浴びてくるから」

あずき「あんまり、待たせないでね」

モバP「……」ガチャ

あずき「あー、無視?ひっどーい」

あずき「もしかして、プロデューサー怒ってる?」

あずき「ううん、あ、あずきならきっと大丈夫」

あずき「次の作戦は……」

773 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/03(火) 02:22:33.02 ID:94X0xem90
・・・

モバP「………お待たせ、あずき」ガチャ

あずき「……(来た来たー、待たせすぎだよ、プロデューサー)」

モバP「ん、妙に静かだな…ああ、寝たのか」

モバP「やっぱり、あずきはまだ子供だな」

あずき「ッッッ(もー、寝たふりしてるだけなのに)」

モバP「電車も明日には動くだろうし、俺も早く寝よう」

774 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/03(火) 02:23:21.68 ID:94X0xem90
モバP「あずき、ちょっと布団どけるぞ……こ、これは」

あずき「……(これぞ、はだけて見えそう大作戦!)」

モバP「ッッ(あずき、つけてない…のか、まさか下も…うっ)」

モバP「(この背でこんなにあると…相当大きいな…)」ゴクリ

あずき「(あれ…何だか……)」

モバP「……」スッ

775 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/03(火) 02:24:40.68 ID:94X0xem90
あずき「ッッ(あ、浴衣掴まれた…んん)」

あずき「(ぬ、脱がされるの?ど、どうしよー)」プルプル

モバP「まったく、あずきも寝相が悪いな…風邪引くなよ」

あずき「(えっ…浴衣を直してくれただけ…ほっ)」

776 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/03(火) 02:25:58.53 ID:94X0xem90
あずき「(…ほっ……?あずき、プロデューサーに…)」

あすき「(その…してほしかったはず…なのに…)」

あずき「(でも、優しいプロデューサー、大好き)」

あずき「(気が抜けたら…本当に眠たくなっちゃった…ふぁ)」

777 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/03(火) 02:26:54.49 ID:94X0xem90
・・・

ビジネスホテル・バスルーム

モバP「くそ、凛といい、頼子といい、美世といい、あずきといい」

モバP「俺だってまだ20そこそこ何だからな」

モバP「理性を保つんだって大変なんだぞ」

モバP「こんなことでもしないといつ我慢できなくなるか……うっ」

モバP「ふぅ………」

778 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/03(火) 02:27:27.62 ID:94X0xem90
・・・

翌日、無事電車は動きP達は東京に帰る事が出来た

しかし、明らかに以前と違うあずきのPへの態度に

やはり事務所は荒れに荒れるのでした

おしまい

784 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/05(木) 07:13:23.35 ID:nodlwpm10
番外編7・ふるかわよりこデビュー

ドイツ・ケルン

モバP「おお、これがちひろさんの言ってた…」

頼子「お疲れ様です…、Pさん」

モバP「お疲れ様、頼子」

頼子「何を…見てるんですか?」

モバP「ああ、内の事務所のウェブサイトだよ、新機能が追加されてな」

785 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/05(木) 07:14:01.38 ID:nodlwpm10
頼子「あ…私の宣材写真です……ね、え、えっと…」

頼子「(私の写真見ててくれたんだ…ふふ)」

モバP「ほら、写真をクリックしてみろ」

頼子「あ…名前が消せるようになったんですね………」

モバP「そうなんだよ、これで今まで見えなかった所も見えるんだ」

モバP「早速反響もすごいんだからな…って、頼子?」

786 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/05(木) 07:14:29.35 ID:nodlwpm10
頼子「……今まで、無かったのが不思議ですね」ジト

モバP「頼子…どうか…したのか?」

頼子「いえ…少しデビューした頃を思い出して…」

モバP「デビューした頃?ああ、あの頃は大変だったな」

頼子「うん…デビュー前は特に迷惑かけたよね…私が自分を表現出来なくて」

頼子「私…デビューしたすぐの事も忘れられないの……」

頼子「その…名前……その時から消せたらなって」ジト

787 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/05(木) 07:15:03.11 ID:nodlwpm10
モバP「ははは、そりゃあ、デビューは一生に一度しかないからな…」

モバP「名前…あっ……」

頼子「ふるかわよりこ……」

モバP「よ、頼子…あの件は本当にすまなかった……ご、ごめん」

頼子「ポーカーフェースもこういう時には役立つの」

頼子「たぶん、何事も無いように舞台に立てる……と思う」プイ

788 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/05(木) 07:15:39.66 ID:nodlwpm10
モバP「(怒ってるな…、あの時以来か…もう少し気を配るべきだったな…)」

モバP「なあ、頼子…空き時間に美術館行かないか…」

頼子「…うん」ジー

モバP「(あ、これはまずいな…)頼子…何でもするから許してくれ」

頼子「Pさん…言葉はよく咀嚼して吟味した上で舌にのせた方がいいよ?」

モバP「う…そうだな」

789 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/05(木) 07:16:17.20 ID:nodlwpm10
頼子「Pさんだけが…悪いんじゃないってわかってるの……でも」

モバP「すまん……」

頼子「学校でけっこう、からかわれたんだよ…それで仲良くなった子もいるけど…」

モバP「本当にごめん…」

頼子「(こういう所……もう…弱いな…私)」

頼子「私もごめんなさい……昔の事蒸し返して」

790 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/05(木) 07:17:01.45 ID:nodlwpm10
モバP「いや、俺も気を遣うべきだったよ……」

頼子「美術館…また一緒に……そ、その夕食も……」

モバP「あ、ああ、そういう事なら喜んでっ」

頼子「本当?……嬉しいの」

モバP「(あ、あれ、なんか飛躍してそうだぞ)ははは」

791 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/05(木) 07:17:37.97 ID:nodlwpm10
都「頼子さん、そろそろ撮影再開しますよー」

頼子「あ…うん、ありがとう、都ちゃん…」

都「何か、良い事あったんですか…む、これの秘密はっ」

頼子「な、何でもないよ…(顔緩んでるんだ…な、直さないと)」

頼子「Pさん…行ってきます、あれ、よろしくお願いします……ね?」

モバP「お、おう…」

792 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/05(木) 07:18:16.15 ID:nodlwpm10
・・・

撮影後、Pと頼子は無事美術館デートを終えるが

何故かディナーに偶然数名のアイドルがその場に居合わせ

結局、普段と変わらない夕食になるのでした

頼子「…おしまい」プイ

793 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/05(木) 07:18:51.19 ID:nodlwpm10
えっと、完全に需要を無視してすみません
最近始めた方はご存知無いかもしれませんが
名前の誤植は事実です↓参考URL



副業中にふと思いついたので、即興でやってみました
次は週末に聖來さんで考えています
いただいたリクは副業の移動中にネタを考えていますので
全部を実現できないのが本当に心苦しいのですが…
引き続きよろしくお願いいたします

795 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/05(木) 07:36:27.65 ID:DfX8uEGAO
2人になれず拗ねる頼子さん、可愛い

800 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/09(月) 01:35:28.12 ID:j++3hCTa0
ケース16・水木聖來「故郷とわんこ」

茨城県某駅

モバP「終電が無くなってしまった…」ガク

モバP「最近いつもだな…」

モバP「まだ都内ほど遅くないのは幸いだけど…はぁ」

モバP「ビジネスホテル…空いてるかな」

モバP「ああ、あそこで聞いてみるかな…」ワンワン

モバP「犬の散歩か、ははは、かわいいな…ってあれは」

801 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/09(月) 01:35:53.92 ID:j++3hCTa0
??「あれ、Pさん?どうしてこんなところに?」

モバP「聖來…ああ、地元だもんな」

聖來「うん、アタシはそうだけど、Pさんは…もしかして電車無い?」

モバP「ああ、そうなんだ…油断してたよ」

聖來「茨城なんて田舎なんだから、東京と同じ気分じゃダメだよ」

モバP「ああ、気をつけるよ……で聖來は?」

802 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/09(月) 01:36:36.17 ID:j++3hCTa0
聖來「うちのわんこの散歩だよ、久しぶりだったからわんこも興奮したみたい」

モバP「ああ…、ちょっと…撫でていいか」

聖來「ふふ、いいよ♪あ、ここ気持ちいいんだよ」

モバP「そうかぁ…ここがいいのか?ここか?」ナデナデ

聖來「あ、ちょっと乱暴にしないで、もっとやさしく」

モバP「ああ、すまん…こう……か」スー

803 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/09(月) 01:37:10.37 ID:j++3hCTa0
聖來「うん、そう……上手♪」

モバP「なあ…聖來……?」

聖來「う、うん……」

聖來「うん、Pさんも犬好きで嬉しいなっ」

モバP「そうだよな、猫もかわいいけど、やっぱり犬はいいよな」

聖來「だよね♪見て、うちのわんこと凛ちゃんのハナコの写真だよ♪」

804 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/09(月) 01:37:45.07 ID:j++3hCTa0
モバP「おお、一緒だと絵になるな」

聖來「でしょ、Pさんも犬飼ってたりする?」

モバP「ああ、昔な…子供の頃に死んじゃったけど」

聖來「そう…なんだ、ごめんね……」

モバP「いや、いいって、昔の事だからな」

聖來「うん…アタシってダメだな…美優さんにも同じような事した」

805 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/09(月) 01:38:22.31 ID:j++3hCTa0
モバP「美優さん…ああ、確か美優さんも」

聖來「うん、わんこの写真見せたらね…すごく悲しそうだった」

モバP「ああ、犬も長く一緒にいると家族同然だからな」

聖來「…ごめんね、本当に…」

モバP「もういいって言ってるだろ、美優さんも気にしてなかったよ」

聖來「アタシね…今回急に帰省したのも…わんこに会いたかったからなんだ」

806 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/09(月) 01:39:07.79 ID:j++3hCTa0
聖來「もうけっこうな歳だから…少し怖くなっちゃった」

モバP「……」

聖來「ずっと名前つけなかったけど…それで良かったのかな」ナデ

わんこ「くぅん」

モバP「聖來…今後……もしってことがあっても」

聖來「えっ」

807 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/09(月) 01:39:48.72 ID:j++3hCTa0
モバP「聖來のわんこの代わりにはなれないけど…」

モバP「俺がいる…だろ、それに事務所の皆も」

聖來「…うん、ありがとう、Pさん!」

聖來「んー、でも皆に言ってるんじゃないかな」

モバP「そ、そんなはずないじゃないか」

聖來「ふぅん(あ、やっぱり言ってるんだ…)」

808 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/09(月) 01:40:39.56 ID:j++3hCTa0
・・・

聖來「あっ、ここの公園久しぶりだなー」

モバP「んー、普通の公園じゃないのか」

聖來「よくここでダンスの練習してたんだ♪」

モバP「公園って…女の子じゃ危ないだろ」

809 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/09(月) 01:41:49.53 ID:j++3hCTa0
聖來「気をつけてたよ…あ、そうだ、わんこ預かってて」

モバP「ああ…何するんだ?」

聖來「私が考えたダンス……Pさんに見て欲しいんだ」

モバP「おい、ここでか」

聖來「大丈夫、大丈夫、誰も見ていないよ」

810 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/09(月) 01:42:29.89 ID:j++3hCTa0
・・・

聖來「……」タプンタプン

モバP「やっぱり、聖來のダンスは凄いな…んん?」

聖來「ハッ……」タプンタプン

モバP「いくら何でも…揺れ過ぎじゃないか?」

聖來「フィニッシュ」タプン

811 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/09(月) 01:43:08.08 ID:j++3hCTa0
モバP「まさか……うっ」

聖來「ハァ…ハァ…、どうだったPさん」

モバP「ああ、本当に良かったよ…」

聖來「Pさんどうしたの、前かがみになって…調子悪い?」

812 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/09(月) 01:43:53.09 ID:j++3hCTa0
モバP「いや大丈夫…(汗でシャツが張り付いて…)」

モバP「うっ…ぽっち」

聖來「ぽっちって…いやぁぁぁ」パチン

モバP「ガハッ」

813 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/09(月) 01:44:42.91 ID:j++3hCTa0
・・・

聖來「ごめんごめん、Pさん…ほら冷たいジュースで冷やして」

モバP「ああ、ありがとう」

聖來「……た、たまたまお風呂あがりにわんこの散歩にいったから」

聖來「ふ、普段はちゃんとつけてるからね」

モバP「ああ…(まあ、これくらいの痛みは役得の対価ってことにしとこう)」

814 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/09(月) 01:45:17.27 ID:j++3hCTa0
聖來「うう…(気にしたら…その…勃ってきちゃった)」カァァ

モバP「聖來…」

聖來「ッッ(や…見ないで……)」

モバP「ほら…まだ暑いけど……風邪引くぞ」パサ

聖來「Pさん…ありがとう…うん温かい」

聖來「やっぱり、モテるんだろうなぁ」

815 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/09(月) 01:45:51.55 ID:j++3hCTa0
モバP「…ん、何か言ったか」

聖來「ううん、今日はうちに泊まってよ」

モバP「い、いや…それは…」

聖來「この背広返せないでしょ」

モバP「まあ、そうだけど…」

聖來「実家だから、一人くらいの来客は大丈夫だよ」

モバP「ああ…(こういう展開前にもあった気がする)」

816 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/09(月) 01:46:25.16 ID:j++3hCTa0
・・・

聖來の実家

聖來「ほら、着いたよ、Pさん」

モバP「う、うーん、一応聞くがご両親は?」

聖來「この時間なら普通寝てるでしょ」

モバP「そ,そうだよな、はは(頼子の時とは違うか)」

817 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/09(月) 01:47:51.04 ID:j++3hCTa0
聖來「…今、他の子の事考えてたでしょ」

モバP「そんなはずないだろう、ははは」

聖來「ふぅん…わんこ、お休み」

わんこ「くぅん」

聖來「さぁ、上がって、あ、お風呂入るよね」

818 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/09(月) 01:48:33.68 ID:j++3hCTa0
モバP「ああ、いいのか」

聖來「わんこの散歩と…この背広のお礼」

モバP「じゃあ、お言葉に甘えるよ」

聖來「アタシ、布団用意してくるから、その間にどうぞ」

819 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/09(月) 01:49:01.99 ID:j++3hCTa0
・・・

聖來の実家・バスルーム

モバP「ふう…やはり風呂はいいなぁ」

モバP「それにしても聖來はスタイルいいな…」

モバP「ダンスやレッスンで程よく引き締まってるし…」

モバP「それに特別大きくは無いけど…いい形してたな…」

820 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/09(月) 01:49:32.40 ID:j++3hCTa0
モバP「それに…ち、ぽっちお…ううっ」

モバP「そういえば、この湯船聖來が…ご両親もか…」

モバP「ふぅ……」

モバP「もう少しで湯船に出すところだった…危なかった」

聖來「何が危なかったの?…タオル置いておくよ」

モバP「ああ、ありがとう、あははは」

821 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/09(月) 01:50:14.37 ID:j++3hCTa0
・・・

聖來の実家・リビング

聖來「じゃ、Pさん、ソファーでごめんね」

モバP「お、おう…お休み、聖來」

聖來「お休みなさい、Pさん」

モバP「ああ…」

モバP「うーん、何か物足りない気もする…」

822 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/09(月) 01:50:48.61 ID:j++3hCTa0
・・・

聖來「押すだけが駆け引きじゃないんだよ」

聖來「まだまだ頼子ちゃんや凛ちゃんには真似出来ないかな、んんっ」

聖來「はぁはぁ…あんな所見られて……ううんっ」クチュ

聖來「Pさん…はぁはぁ…この火照りどうしよ」

823 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/09(月) 01:51:45.39 ID:j++3hCTa0
・・・

翌日Pは聖來やその両親が目覚める前に始発で帰り

聖來はPのために朝食を作れなかった自分を恨んだ

そしてPは体で迫らなかった聖來に今まで以上の信?を抱いたのでした

おしまい

831 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/11(水) 01:27:14.80 ID:Oj+gfi6O0
番外編8・私がよりりんと呼ばれた日

数ヶ月前

シンデレラプロ事務所

里奈「おつかれーっす☆」

頼子「…お疲れ様です」

里奈「(確か、古澤頼子ちゃん。頭よさそうでノリ良くないし苦手ー)」

832 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/11(水) 01:27:42.33 ID:Oj+gfi6O0
頼子「あ…里奈さん…」

里奈「げっ、目が合っちゃった…あっ」

頼子「………」

里奈「(この顔に出ないのもヤダー。でも、今のはアタシが悪いかー)」

里奈「ごっめーん、いやー、アタシバカだからさー」

里奈「何話したらいいかって思ってるとこ、話しかけられて口にでちゃった」

833 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/11(水) 01:28:16.16 ID:Oj+gfi6O0
頼子「そう…ですか…ふ、ふふふ」

里奈「ちょっと、人が謝ってんのにさ、そういうの嫌いだけどー」

頼子「ごめんなさい…私も何話したらって思ってたから」

里奈「じゃー、自分を笑ったのー。うーわけわかんない」

頼子「ふふ…私もよく『よく分からない子』って言われます」

里奈「……(思ってたより、おもしろー)」

834 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/11(水) 01:28:41.17 ID:Oj+gfi6O0
頼子「どう…したの?」

里奈「い、いや、あ、隣座るねー」

頼子「あ、はい…どうぞ」

里奈「でさー、何してんのぉ」

頼子「ええ、事務所に来る前に行った美術館のパンフレットを整理してました」

里奈「ぅわぁ、やっぱアタシだめかも」

835 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/11(水) 01:29:14.67 ID:Oj+gfi6O0
頼子「え、えっと…里奈さんは美術って苦手?」

里奈「あーアタシ、バカだし、そういうこーしょーなのはー」

里奈「せーぜー、ストリートアートっていうの?でも落書きなんでしょ?」

頼子「ううん、そんな事無いよ…ほら、こういう展覧会もあって…」

里奈「まぢで?げーじゅつって結構ふところ深いっ?」

836 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/11(水) 01:29:46.67 ID:Oj+gfi6O0
頼子「人の家や建物に勝手にするのはよくないと思うけど…」

頼子「思わず…見入る作品もあります」

里奈「ほー」

頼子「ねぇ…里奈さんは…最近気持よかった事って…ある?」

里奈「そりゃ、セッ…ゲフ」

頼子「……真面目に答えてください」

837 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/11(水) 01:30:21.93 ID:Oj+gfi6O0
里奈「口押さえることないっしょー、冗談なのにさー」

頼子「…………」

里奈「(こ、こわ)ぁー、単車で海すっとばした時とかぁ」

里奈「風が気持ちいいしー、そしたら夕日がマジヤバくてさー」

頼子「里奈さんもバイク乗るんだ、気持ち…いいよね」

里奈「いいッ、頼子ちゃんも乗るの!?あー、お・と・こっしょ」

838 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/11(水) 01:30:52.25 ID:Oj+gfi6O0
頼子「えっ?Pさんに乗せてもらったことなんてないよ…」

里奈「んー?どうしてプロデューサーが出てくんのー」

頼子「あ、それは…み、美世さんの後ろに乗せてもらったのっ」

里奈「へー、みよよんと仲いんだー」

頼子「(みよよん…?)え、えっと…でね」

839 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/11(水) 01:31:28.33 ID:Oj+gfi6O0
頼子「さっき、バイクに乗った話…すごく楽しそうだったけど、どうして…?」

里奈「え、え、え?んー、難しいことわかんないけど」

里奈「マジヤバくて、マジ楽しかった事、皆に言いたくない?」

頼子「そうだよね、美術も…一緒だよ」

里奈「??」

840 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/11(水) 01:32:03.35 ID:Oj+gfi6O0
頼子「自分が感動した事や…人に伝えたいって想いを…」

頼子「技術の限りを尽くして表現するの……」

頼子「だから、国や時代を超えても…人を感動させられる…のかなって」

頼子「小難しい理屈もあって…私もそういうの嫌いじゃないけど……」

里奈「………」プルプル

頼子「ど、どうしたの…里奈さん?」

841 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/11(水) 01:32:39.75 ID:Oj+gfi6O0
里奈「よりりん、マジヤバ!」

頼子「はい?(よ、よりりん?)」

里奈「よりりん、ホントヤバイよ!あー、がっこのセンコーがよりりんだったらな」

頼子「え、私が…先生…(そんな歳じゃ……)」

里奈「アタシさー、がっこで美術館とかいくのちょーダルくてさ」

里奈「それでぇ、ふけよーとしたら、センコー、アタシのバカにしてさ」

842 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/11(水) 01:33:32.46 ID:Oj+gfi6O0
頼子「う、うん…」

里奈「よりりんみたいに、どーしていーのか教えてくれたら」

里奈「アタシも美術館とか行ってたかなーって」

頼子「ふふ、じゃあ…今度一緒に行きましょう」

里奈「じゃ、アタシが単車出すからさ、後ろ乗るっしょ?」

頼子「うん…いつにしますか?」

843 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/11(水) 01:34:03.48 ID:Oj+gfi6O0
里奈「ノリいいじゃん!その後は朝までクラブいこー」

頼子「あ…それは、大人の人も一緒の時に」

里奈「えー、いいじゃん」

頼子「私達…アイドルですよ?そういうのは…」

里奈「うー、あ?さっきのってさ、アタシらアイドルも一緒じゃない?」

844 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/11(水) 01:34:39.86 ID:Oj+gfi6O0
里奈「アタシらだって、皆と盛り上がるためにライブするっしょ」

頼子「うん…私もそう思う…」

頼子「ふふ…実はね、さっきの話…私がアイドルになって…」

頼子「自分が表現する側になって…初めて気づいたの」

845 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/11(水) 01:35:08.22 ID:Oj+gfi6O0
里奈「よりりんも意外と鈍いとこあんだー」

頼子「鈍い…ですか?」

里奈「鈍いから鈍いって言ったんじゃん♪」

頼子「もう…」

846 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/11(水) 01:35:38.62 ID:Oj+gfi6O0
・・・

モバP「お疲れ様ー、んんな、何だか騒がしいな」

モバP「あれは頼子っ?それに…里奈っ?」

モバP「珍しい組み合わせだな」

モバP「仲がいいのはいいことだな、はは」

モバP「おーい、二人共ー」

おしまい

869 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/20(金) 03:13:51.40 ID:YOQYaG910
モバP「終電が無くなった…」

ケース17・新田美波「ぬくもりが恋しくて」

都内某所

モバP「お疲れ様、美波」

美波「お疲れ様です、Pさん」

モバP「今日の仕事も良い出来だったぞ、美波」

870 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/20(金) 03:14:24.60 ID:YOQYaG910
美波「本当ですか、嬉しいです」

モバP「ああ…そうだ、美波…この間のデレラジなんだがな」

美波「はい!皆と一緒で本当に楽しかったです」

モバP「まあ…そうなんだが…」

美波「何か、いけなかった…ですか?」

モバP「う、うん…これはデリケートな事だからな」

871 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/20(金) 03:14:54.41 ID:YOQYaG910
美波「教えて下さい、お願いします…私もっと上手く出来るようになりたいんです!」

モバP「わかった…実はあの放送以来…美波に恋人がいるんじゃないかって話があってな」

美波「ええっ!わ、私に恋人なんていません…その…好きな人は…目の前」ゴニョゴニョ

モバP「ん?実は弟さんが恋人と勘違いされててな」

美波「あの子がですか…ええっと、どうしてですか?」

モバP「ああ、実は一部では『弟』ってのはな…『恋人』の隠語なんだよ」

872 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/20(金) 03:15:23.28 ID:YOQYaG910
モバP「恋人としたことを、弟としたように話すって感じかな」

美波「じゃあ…私が弟の話をしたのがそんな風に?」

モバP「ああ…」

美波「確かに弟ベッドに潜り込んだ話はしましたけど…昔のことですよ」

モバP「だからな…その、今恋人とそういう事をしてるんじゃ…ないかと」

美波「そういう事…?うーん、ああああ」カァァ

873 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/20(金) 03:15:54.42 ID:YOQYaG910
モバP「ああ、幸い美波が家族想いなのはファンも知ってるし、広がってはいないけどな」

モバP「でも今後、美波が活躍するにつれてそういうファンばかりじゃなくなる」

美波「はい…」

モバP「それに悪意を持って美波を嗅ぎまわる人も増える」

美波「はい…わかりました」グス

モバP「別に家族の話をしちゃいけない訳じゃないからな」

874 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/20(金) 03:16:28.62 ID:YOQYaG910
モバP「今後、上手く話せるようにちひろさんと打ち合わせするから」

美波「はい!でも、ちょっと…寂しいです」

モバP「美波…」

美波「でもでも、これから必要な事何ですよね…?」

モバP「ああ」

美波「わかりました!みなみ、頑張りますっ!……」

875 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/20(金) 03:16:59.65 ID:YOQYaG910
・・・

モバP「じゃあ、今日はこれで解散だな」

美波「は、はい…」

モバP「(美波、露骨に落ち込んでるな…うーん)」

モバP「アイドルのモチベーションの維持もプロデューサーの仕事だよな」

美波「……はい?」

モバP「なあ、美波、これから一緒にカラオケでも行かないか?」

876 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/20(金) 03:17:30.04 ID:YOQYaG910
美波「えっ…いいんですか」

モバP「思いっきり歌えば、すっきりするぞ」

美波「プロデューサーさんと…二人でですかっ」パァァ

モバP「ああ、どう…かな」

美波「はいっ!是非」

モバP「(何だかもう元気になって気がするが…)」

877 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/20(金) 03:17:56.66 ID:YOQYaG910
・・・

あるカラオケボックス

モバP「すまん、美波…トイレ行ってくるから、飲み物注文しといてくれ」

美波「ジンジャーエールですね」

モバP「ああ、頼むよ、すぐ戻ってくるから」

美波「はいっ、待ってますね」

美波「私は…何にしようかな…うーん、これ綺麗…」

878 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/20(金) 03:18:40.49 ID:YOQYaG910
・・・

モバP「お待たせっ、すまん、一本電話がかかってきてな」

美波「待ってましたよー、Pさぁん」

モバP「飲み物もきたのか…(何か…いつも以上にとろんとしてるな)」

美波「じゃあ、私からいれますね!みなみ、歌いまーす!」

モバP「(ジュース…だよな)」

879 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/20(金) 03:19:09.30 ID:YOQYaG910
美波「Do you know venus?Be your venus」

モバP「(それにしても……色っぽいなぁ)」

モバP「(スタイルだけならもっといい娘もいるけど…)」

モバP「(何なんだろうな…これは)」

美波「濡れた瞳 あなただけを 欲しがるの」はぁ

モバP「(う…なんて…息継ぎしただけなのに)」

880 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/20(金) 03:19:54.93 ID:YOQYaG910
モバP「(それに、ずいぶん汗かいてるな、あっ、服…透けてる)」ジー

美波「(ああ、Pさんが私を見てる…もっと私を見て)」

美波「甘さを覚えた鳥に 空を 永遠の夢をみせて」

美波「はぁ…はぁ…どうでした、Pさん」

モバP「ああ、すごく良かったよ、美波…うっ」

モバP「(いつの間に胸のボタン開けたんだ…見えるんじゃ…)」ゴクリ

881 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/20(金) 03:20:25.22 ID:YOQYaG910
美波「どうしたんですかぁ、ねぇ、Pさんも歌いましょう」

モバP「ああ…でも美波の後じゃ、歌いにくいな」

モバP「(それに…ち、近いよ、体が)」

美波「じゃあ、二人で歌いましょ、うーん、これなんかどうです」

モバP「ああ、これならわか…見えそ…見えたッ(黒だ)」

美波「はい?何が見えました、うふふ」

882 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/20(金) 03:20:50.88 ID:YOQYaG910
モバP「えっ、いやそれは…ははは」

美波「ほらっ、座ったまま歌うんですか?」グイッ

モバP「(うっ…胸が当たって…柔らかいッ)」

美波「ほらぁ」グイグイ

モバP「も、もう勃ってます」

883 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/20(金) 03:21:28.17 ID:YOQYaG910
・・・

美波「いっぱい歌いましたね」ハァハァ

モバP「ああ…そうだな…ふぅ」

美波「……」ジト

モバP「そ、そろそろ時間だな…帰ろうか」

884 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/20(金) 03:21:59.88 ID:YOQYaG910
美波「帰りたく…ありませんッ」ギュ

モバP「お、おい、美波…何をするんだ」

美波「何って、私の気持ち、わかりますよね」

モバP「み、美波…」

美波「一人は…嫌なんです…寂しいの」

モバP「…」

885 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/20(金) 03:22:31.61 ID:YOQYaG910
美波「だから、お願い…して」

モバP「駄目だ、美波…こういうのは酒の勢いでするもんじゃない」

美波「でも、Pさんだってここ、こんなに」スッ

モバP「バ、バカ、これはただの反応で…は、離してくれ」

美波「は、はい…」

モバP「美波」ギュッ

886 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/20(金) 03:24:02.08 ID:YOQYaG910
美波「えっ」

モバP「なぁ、美波…俺も、事務所の皆も美波を大切に思ってる」

モバP「美波の家族の代わりにはなれないけどさ」

美波「う、うん…」

887 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/20(金) 03:24:29.43 ID:YOQYaG910
モバP「だから…寂しさをこんなことで紛らわせちゃだめだ」

美波「Pさん…本当に好きになっちゃいますよ」

モバP「ははは、ああ、俺トイレ行ってくるから」

美波「あ、はい」

888 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/20(金) 03:24:58.31 ID:YOQYaG910
・・・

カラオケボックスのトイレ

モバP「ふぅ…今回は特に危なかった……」

モバP「とりあえず、美波は飲酒禁止にしないとな」

モバP「それにしても、イイ腰だったな…うっ」

モバP「ふぅ…そろそろ戻るか」スッキリ

889 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/20(金) 03:25:25.98 ID:YOQYaG910
・・・

後日、Pと美波はちひろとトークの対策を立てる

その結果、トークで『弟』という単語は出てこなくなったが

今後はプロデューサーの名前をデレラジで呼び、一悶着起こすのでした

おしまい

890 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/20(金) 03:27:56.11 ID:YOQYaG910
番外編9・十三夜も一緒に…

都内某所

モバP「お疲れ様、頼子」

頼子「はい…今日もありがとうございました」

モバP「今日は仕事終わりだけど、どうする?」

頼子「あ…はい、一度事務所に戻ります…」

891 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/20(金) 03:28:53.51 ID:YOQYaG910
モバP「そうか…じゃあ、一緒に戻ろうか」

頼子「うん…、少し早く終わったから、歩いて帰りませんか?」

モバP「ああ、ここからなら歩いて事務所にいけるからな」

モバP「俺も今日の仕事は簡単な事務作業だしな」

頼子「はいっ」

892 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/20(金) 03:30:28.44 ID:YOQYaG910
・・・

ある公園

頼子「Pさん…その、す、少し、休んでいきませんか?」

モバP「どうした?疲れたのか?」

頼子「いえ…ゆっくりお話したいなって……」

モバP「そんなに時間はとれないぞ、頼子」

893 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/20(金) 03:33:49.07 ID:YOQYaG910
頼子「うん…風が気持ちいい」

モバP「ああ、もう夜は肌寒いくらいだな」

モバP「頼子、体冷やさないようにな、ほら」

頼子「ありがとう、Pさん」

頼子「ねぇ…今日は何の日か…わかりますか?」

モバP「今日?アーニャとキャシーの誕生日は祝ったぞ」

894 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/20(金) 03:34:33.41 ID:YOQYaG910
頼子「うん、二人の誕生日も大切だけど…ふふふ」

モバP「それ以外か?うーん」

頼子「ヒントは、空です」

モバP「空…?あっ……」

頼子「今日は中秋の名月です…少しだけお月見しましょう」

モバP「ああ、少しだけだからな」

895 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/20(金) 03:35:02.39 ID:YOQYaG910
頼子「うん、お団子作ったんです、どうぞ」

モバP「もらうよ、うん美味いな」

頼子「嬉しい…去年のお月見イベントで覚えたから…自信あるの」

モバP「もう去年のことなんだな…」

頼子「うん、あっと言う間だったね…」

頼子「(最初は驚いてばかりで…気がついたら、自分を変えてくれた…)」

896 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/20(金) 03:35:48.95 ID:YOQYaG910
頼子「(ううん、私も知らない私を教えてくれたこの人を好きになっていたの)」ジー

モバP「ど、どうした、頼子」

頼子「(Pさん…私の…本当の気持ち……)」

頼子「この月を見てると…Pさん、その…月が綺麗ですね……」ギュ

898 :以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/20(金) 03:36:52.56 ID:YOQYaG910
モバP「(頼子…本当にこの一年で見違えるようだな)」

モバP「(俺の大切なアイドル…頼子……)」ギュ

頼子「あっ…(握り返してくれたの…初めて……)」

頼子「(十三夜も…一緒に月を見たいな)」

899 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/20(金) 03:38:59.11 ID:YOQYaG910
・・・

シンデレラプロ事務所前

頼子「着きましたね」

モバP「あ、ああ…」

頼子「Pさん?」

900 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/20(金) 03:39:31.03 ID:YOQYaG910
モバP「なあ、頼子、結局ドイツで二人で食事出来なかったから」

モバP「今度一緒に行かないか?」

頼子「……はい。嬉しい…嬉しくて口元が緩んでしまいます…」

モバP「何にしようか…あれ、事務所に何だこのでかい土鍋は?」

頼子「冷えてきましたから、お鍋もいいですね」

頼子「(二人でお鍋をつつくなんて…恋人……みたい)」

901 :≧ ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/20(金) 03:40:33.65 ID:YOQYaG910
??「あれー、お二人さん、お帰りなさいー」

モバP「し、周子?」

頼子「周子さん?」

周子「そんな、驚かんといてよー」

モバP「急に声掛けられると誰だって驚くよ」

周子「そんなことよりさ、私もお鍋したいん!」

902 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/20(金) 03:41:22.41 ID:YOQYaG910
頼子「えっ」

周子「お鍋って皆でした方が楽しいしー」

周子「ね、晴ちゃんもそう思うやろー」

晴「な、何で俺に振るんだよ、まあ鍋は…す……げっ」

頼子「……」ジトー

晴「お、俺は別に…」

903 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/20(金) 03:42:10.64 ID:YOQYaG910
??「話は聞かせてもらったわ!」バァン

モバP「麗奈!?」

麗奈「鍋と言えば、闇鍋以外に無いわ!」

麗奈「P、次のアンタの休みは闇鍋パーティーよッ」

瑞樹「あら、なになに?面白そうね!」

こずえ「こずえも…おなべ……したいのー」

904 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/20(金) 03:42:36.94 ID:YOQYaG910
留美「ふふ、料理の練習はだいぶしてきたわ」

美優「皆でお鍋…楽しみですね…」

愛梨「闇鍋ですか!わくわくしますねっ」

頼子「……」ポカーン

906 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/20(金) 03:44:43.76 ID:YOQYaG910
留美「ふふ、料理の練習はだいぶしてきたわ」

美優「皆でお鍋…楽しみですね…」

愛梨「闇鍋ですか!わくわくしますねっ」

頼子「……」ガク

907 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/20(金) 03:45:12.96 ID:YOQYaG910
・・・

こうしてPの家で闇鍋パーティーが開かれることになった

果たしてPの隣人であるちひろの介入はあるのか

めげるな頼子、その内きっと報われる

頼子「続く……」ハァ

920 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 19:39:41.53 ID:lf28xVAw0
番外編10・闇鍋をしていたらアイドルの終電が無くなった

参加者(時計回り席順)
プロデューサー
川島瑞樹
和久井留美
三船美優
結城晴
小関麗奈
塩見周子
十時愛梨
遊佐こずえ
古澤頼子

921 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 19:40:16.39 ID:lf28xVAw0
・・・
数日前

シンデレラプロ事務所

モバP「と、ということで、次の事務所は俺のマンションで闇鍋な」

麗奈「各自一品ずつ、好きな食材をもってくること、いいわね」

周子「はーい」

頼子「……」ムス

モバP「(…頼子また拗ねてるな…まあ、無理ないか)」

922 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 19:40:48.43 ID:lf28xVAw0
・・・

都内某所・プロデューサーのマンション前

頼子「はぁ…どうしてこんな事に、せっかく…」

??「あら、古澤さん、どうしてここに?」

頼子「留美さん?…あ、え……えっと、お鍋の準備手伝おうと思って」

留美「あら、奇遇ね。私もよ」

留美「ねぇ…集合は駅前のはずよね、どうしてPさんのマンションを知ってるの?」

頼子「…はい、一緒に物件選びましたから……」

923 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 19:41:41.87 ID:lf28xVAw0
留美「い、一緒に!?ま、まあ、私だってPさんのお向かいに住んでいるわ」

頼子「お、お向かい!?」

??「あら、二人共何してるの?」

留美「せ、千川さん、どうしてこんな所に?(すごく…綺麗…)」

頼子「……ッ(ま、まさか、Pさんの部屋から…?)」

ちひろ「ここは私も住んでるのよ。あっ、Pさんの部屋でお鍋するんでしょ」

頼子「ちひろさんは……?」

ちひろ「私は社長にお願いされたパーティーに出席するのよ」

924 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 19:42:17.75 ID:lf28xVAw0
ちひろ「それが無かったら、私も参加したかったんだけど…仕方がないわね」

留美「それで、そんな格好なのね」

ちひろ「はい、Pさんも綺麗だって言ってくれましたよ」

留美・頼子「……ッ」

ちひろ「そう言えば、その時、お鍋の準備は出来たって」

ちひろ「他の娘、駅まで迎えに行ってあげたら?」

留美・頼子「は、はい…」

925 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 19:43:01.17 ID:lf28xVAw0
・・・

プロデューサーの部屋

モバP「ああ、皆来てくれたな」

モバP「頼子、留美さん、迎えにいってくれてありがとう」

頼子「い、いえ……」

留美「ふふふ、どういたしまして」

モバP「じゃあ、さっ…」

麗奈「さっそく、闇鍋パーティーを始めるわよッ」ドン

926 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 19:43:40.96 ID:lf28xVAw0
美優「麗奈さん、テーブルに足を乗せるのは…」

周子「麗奈ー、Pさんの位置からパンツ丸見えだよー」

麗奈「なッッッ」カァァァ

モバP「見てない、見てないぞ」

留美「Pさんはもっと大人な下着が見たいのよね」

モバP「は、はい!?」

瑞樹「そ、そうなの?(いけないわ…今日はちょっと若いのを着けてきたわ)」

美優「え……(私のなんかのでいいのかしら…)」

927 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 19:44:16.15 ID:lf28xVAw0
周子「それよりさー、しゅーこ、お腹すいたーん」

晴「鍋しに来たんだろ?、早くやろうぜ」

こずえ「こずえ…はやく、おなべたべたい」

愛梨「そ、そうですね…(今日はかわいいの着けて来たんですよー)」

頼子「じゃあ、照明絞ってきますね」

モバP「ああ、頼子頼むよ」

美優「(あれ?頼子ちゃん、どうしてPさんの家の事知ってるの)」

928 : ◆jPpg5.obl6 2013/09/22(日) 19:46:15.51 ID:lf28xVAw0
・・・

モバP「さあ、グツグツ煮えてきたから、そろそろ食べようか」

モバP「で、誰から行く?」

一同「……」ジー

モバP「あ、お、俺からだよな、ハハハ」

モバP「(何か、甘ったるいな)これは…いちご?ウウッ」

周子「ちょっと、麗奈!あんた、何入れてるのよー」

麗奈「はぁ?アタシはそんなの入れてないわよ」

晴「こんなの入れるの麗奈くらいだろ」

929 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 19:46:57.62 ID:lf28xVAw0
頼子「…(こ、こんなの?)」

愛梨「早く謝ろ、麗奈ちゃん。Pさん、怒らないよ」

頼子「……あの」

瑞樹「ど、どうしたの、頼子ちゃん」

頼子「い、いちごを入れたの…私です」

周子「エエッ」

留美「古澤さん、どうしてそんな事を」

頼子「それは…先日ありすちゃんが事務所でお料理の練習してて」

930 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 19:47:23.84 ID:lf28xVAw0
頼子「少しアドバイスしてたら…いちごが美味しそうだったから……」

周子「でも、鍋に果物はさー」

晴「うっ……」

頼子「はい…闇鍋にはこういうお約束も必要かなって……」

頼子「その…ごめんなさいPさん……美味しくなかったですか?」

モバP「いや、最初の一口は……でも意外といけるな、これ」

頼子「Pさん……」パアア

モバP「でもいつもみたいに…普通に美味しいもの選んでくれると嬉しかったな」

931 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 19:48:08.31 ID:lf28xVAw0
モバP「(出来れば、ありすにはいちごフルコースを止めるアドバイスをして欲しかった)」

瑞樹「(いつも?)」

留美「(いつもって言ったわね)」

美優「(いつもってどういう意味ですか?)」

周子「まあ、頼子がした事ならしょうがないかー」

愛梨「そうですね、頼子ちゃんですから」

晴「お、おう、そうだな」

麗奈「………」プルプル

932 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 19:48:34.76 ID:lf28xVAw0
こずえ「ねぇ、ぷろでゅーさー、こずえもいちご、たべたい…」

モバP「ああ、今よそうな」

晴「あ、こずえだけずりー、んん」

瑞樹「いいの、いちご食べたいの」ボソ

美優「そうですよ…地雷は除去してもらいましょ」ボソ

晴「た、確かに」

麗奈「……」プルプル

こずえ「いちご、おいしい…」

933 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 19:49:09.42 ID:lf28xVAw0
こずえ「こずえ、いちごだいすき…、よりこもだいすき…」

頼子「こずえちゃん……」ウル

麗奈「ちょっとあんた達ッ、アタシに謝りなさいよッッ」

周子・愛梨・晴「あ…」

頼子「ごめんね、麗奈ちゃん」

麗奈「な、何よ…も、もういいわよ」

瑞樹「さ、次は私よ…どれどれ…ん、美味しい」

瑞樹「鶏団子だったわ、本当に美味しいわ」

934 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 19:49:50.98 ID:lf28xVAw0
美優「あ、それ私です…手作りしたんです」

モバP「へぇ…美優さんは料理上手なんですね」

美優「え、上手では…でも、嬉しいです」

留美「(上手くアピールしてきたわね、さすがよ)」

留美「さて、次は私ね…って牡蠣、自分の句材だわ。面白くないわね」

美優「(留美さんのは安心して食べられそう…良かったわ)」

美優「私は…いちごッッ、ううう」ゴクン

935 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 19:50:20.32 ID:lf28xVAw0
晴「(ははは、美優さん、ご愁傷様)さ、俺は…」ベチャ

晴「おい、何だよこれ、崩れちゃったぞ……ぐえっ」

周子「やった、当たりぃ」

晴「うげぇ、なんだよこれ…うわぁ、あんこ入りだ……」

周子「いやー、まさか頼子がボケに回るとは思わなかったからさ」

周子「溶けないように最後にいれたんだけどなー」

麗奈「ほら、早く食べなさいよッ、完食が闇鍋のルールよッッ」

晴「わかってるよ…(飲み込んだら、味しないよな)」ゴクン

936 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 19:50:55.42 ID:lf28xVAw0
麗奈「ははは、次はアタシね、さあ……ッッッッ」

周子「麗奈?どうしたん?あっ……」

麗奈「ぷはっ、ゲホッゲホッ、自分の持ってきたハバネロが…」

晴「麗奈、完食がルール何だろ」

周子「ほら、頑張っていってみよー」

麗奈「わ、わかってるわよッ…ぐえッ」

モバP「だ、大丈夫か、麗奈」

麗奈「トイレ…借りるわよ」

937 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 19:51:39.42 ID:lf28xVAw0
モバP「ああ…お大事に」

瑞樹「(後何本あるのかしら…)」

周子「さ、やっと私の番かー、あ…八ツ橋だ…ホントにドロドロだね」ポチャ

愛梨「あ、汁跳ねちゃってますよ…あん、胸元に」

モバP「おおっ」

頼子「Pさん…」ムス

モバP「く、暗くて、何も見えてないよ」

周子「ごめんねー、拭いてあげよっか」

愛梨「じ、自分でやれます」

周子「じゃあ、あたしはこれ食べるね…うえっ…ニッキ臭い」

938 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 19:52:20.14 ID:lf28xVAw0
愛梨「うわぁ…次は私ですね…あ、美味しいッ、鶏団子、当たりですね」

頼子「(当たりって言いましたね…)」

周子「(当たりって言ったね)」

こずえ「こずえ…いちごが食べたい…あっ」

モバP「あっ…(ハバネロ…こずえ死ぬんじゃないか?)」

こずえ「こずえ、いちごがよかった…」

モバP「お、俺がもらうよ、ハバネロ…大好きなんだ」

モバP「代わりにいちごあげるからさ」

939 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 19:53:23.40 ID:lf28xVAw0
こずえ「ありがと…ぷろでゅーさー…おいしい」

頼子「Pさん…だ、大丈夫ですか」

モバP「ううっ…ッッッッッッ」ゴクン

モバP「……」グタ

頼子「次は私…ですね……あ、いちご…うん、美味しくないね」

こずえ「えー、こずえ、いちごすきー」

頼子「こずえちゃん……今度いちご狩り行こうね」ウル

こずえ「うん…」

940 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 19:54:01.14 ID:lf28xVAw0
・・・

周子「もうずいぶん食べたね、それにしても惜しい人を亡くしたね」

美優「ええ、本当にどうしてこんな事に…」

麗奈「勝手に殺すな…」

愛梨「あ、麗奈さん、戻ってきたんですね」

周子「いやーヤバイのはPさんでさ」

留美「小関さんのハバネロ…残り全部食べちゃったのよ」

頼子「ふふふ…」ナデ

941 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 19:55:10.42 ID:lf28xVAw0
晴「何か頼子さんが気味悪いんだけど…」

瑞樹「もう、P君どうしてこっちに倒れてこないのよ」

瑞樹「頼子ちゃんだけ、Pさんを膝枕するなんてずるいわ」

頼子「ふふ…変わりませんよ」ナデナデ

瑞樹・留美・美優「……チッ」

こずえ「こずえのましゅまろ…どこいったの」

留美「ま、マシュマロ?」

愛梨「私もマシュマロ好きですー、ふわふわしてぇ」

942 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 19:56:44.41 ID:lf28xVAw0
美優「溶けちゃったのね…」

こずえ「ましゅまろないのー?」

周子「じゃあ、あたしと買いにいこっか」

こずえ「うん、いくー」

周子「じゃあ、行ってくるねん」ピュー

麗奈「に、逃げたわね」

頼子「あ…瑞樹さんと晴ちゃんと愛梨さんは何いれたの」

943 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 19:57:22.53 ID:lf28xVAw0
瑞樹「私はコラーゲンボールを入れたわ…溶けちゃったけどね」

瑞樹「皆、明日はお肌ぷるぷるよ」

頼子「…(道理で、あんなに甘ったるいスープをごくごく飲んでたんですね)」

頼子「(わかりません…)」

晴「お、俺は…メロン…ジュース」

留美「結城さん…それは……」

晴「べ、別にいいじゃんか、いちごも入ってるんだし」

頼子「う…あっ、で……愛梨さんは」

944 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 19:57:52.78 ID:lf28xVAw0
愛梨「私は礼子さんに貰ったガラナチョコですよ」

瑞樹「ガラナ」

美優「チョコ」

留美「ですって?」

愛梨「あああー何だか、体が熱くなってきました」ヌギ

晴「うわっ、何やってんだよ…あんたら、愛梨さん止めろよ」

留美「私も急にムラムラしてきたわ…ねぇ」トロン

瑞樹「そうよねぇ、この疼きはお鍋のせいよね」トロン

美優「じゃあ、仕方ありませんね…」トロン

945 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 19:58:33.49 ID:lf28xVAw0
晴「うわっ、この大人使えねぇ」

晴「よ、頼子さんッ」

愛梨「ねぇ、体が熱いの…頼子ちゃんで冷まさせてぇ…」プルン

頼子「ちょ、ちょっと…愛梨さん……うぷっ」

晴「あっ………麗奈…はダメか」

麗奈「……」ゲッソリ

愛梨「私だって大学生だから物知りなんだよ…人間クーラーしましょ」

頼子「あれは…服の上からじゃ意味が…キャア」

946 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 19:59:00.61 ID:lf28xVAw0
愛梨「じゃあ…服を脱ぎましょうね…」スル

頼子「いや…やめてぇ」

愛梨「頼子ちゃん…ひんやりしてて気持ちいい」スリスリ

頼子「助けて…Pさん」

瑞樹「あら、P君、空いたみたいよ…ふふふ」

美優「これはいいってことですよね」

留美「そうね…ここはいただきましょう」カチャカチャ

947 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 19:59:40.77 ID:lf28xVAw0
晴「お、おい、プロデューサー、起きろ」ゲシ

モバP「う、うーん」

頼子「Pさぁん」

モバP「うわ、頼子…どうして下着姿に…うっ」

瑞樹「あっ、ここ元気になったわね」

モバP「貴方達何してるんですかッ」

頼子「ッッッ、イヤァァァァ」ピト

948 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 20:00:15.30 ID:lf28xVAw0
・・・

瑞樹「あの…P君…そろそろ足崩していいかしら」

モバP「ダメです」

美優「だから、これは…ガラナチョコのせいで」

頼子「ガラナなんてただカフェインが多いだけです」プン

愛梨「はい…ごめんなさい、頼子ちゃん」

モバP「留美さんは、何か言うことはありますか」

留美「こ、これくらいのことこれからいくらでもするじゃない」

949 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 20:00:54.48 ID:lf28xVAw0
モバP「……」バァン

留美「ヒッ」

モバP「四人は一時間正座です」

モバP「晴、ところで周子とこずえは?」

晴「ああ、あの二人ならマシュマロ買うって出て行ったよ

モバP「そうか…遅いな、周子がいれば安心だけど…」ピンポーン

周子「ただいまーん」

モバP「事情は知ってる…遅かったな…こずえは?」

950 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 20:01:26.94 ID:lf28xVAw0
周子「ほら、ここ、よっこらしょ」

周子「マシュマロ買ったらすぐ食べたいって言ってさ」

周子「公園のベンチで食べてたら寝ちゃってさ」

モバP「そうか…悪いな周子」

周子「礼には及ばなさいよーそれにしても軽いね、こずえちゃん」

周子「栄養指導とかもした方がいいんじゃない?」

モバP「ああ。それはそうだな…」

頼子「寝てるこずえちゃん…かわいい…妖精みたい…」

952 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 20:02:35.81 ID:lf28xVAw0
頼子「毛布かけてあげよう…」ダッ

美優「(だから、どうしてPさんの家のことわかってるの…)」

周子「で、この人達はー?」

留美「ね、ねぇ…そろそろ足崩させてよ…」

モバP「ダメです!!」

周子「それはいいけどさー、もう終電ヤバイんじゃない?」

モバP「あ……」

モバP「な、何で言ってくれなかったんだ」

953 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 20:03:58.71 ID:lf28xVAw0
周子「あたしは初めから泊まるつもりだったし…ほら」

モバP「お、おい…」

周子「Pさんのこと化かしてしてあげる…キャン」

モバP「……」

周子「無言で小突くことないじゃん」

モバP「頼子は…泊まるつもりなんてことはないよな」

頼子「え…私ですか…Pさんが夜道を一人で歩いて帰れって言うなら帰りますよ」

こずえ「……」スースー

954 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 20:04:27.03 ID:lf28xVAw0
頼子「こずえちゃん…かわいい」ナデナデ

モバP「(頼子…お前もか)」

晴「実際さ、こずえ背負って女子寮は無理だぜ」

モバP「う…た、タクシー代だすよ」

頼子「女子寮のこずえちゃん、晴ちゃん、周子さん以外はバラバラですが」

モバP「う…」

留美「(ふふふ、追い風が吹いてきたわ)」

瑞樹「(わかるわ…これはチャンスね)」

美優「(最近…その…溜まってて…)」

955 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 20:05:06.37 ID:lf28xVAw0
愛梨「えーん、足痛いよー」

頼子「ダメです、膝の裏に角材でも挟みますか」

愛梨「ご、ごめんね、頼子ちゃん、もう許して」

頼子「そうだ…留美さんがお迎いに住んでるんですから」

頼子「正座されている方は留美さんの部屋に泊まられては?」

モバP「ああ、その手がありましたね、じゃあ、よろしくお願いします」

周子「あ、麗奈も連れていってねーよろしくー」

956 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 20:05:45.99 ID:lf28xVAw0
留美「う…、Pさんがそう言うなら…仕方がないわね」

瑞樹「やっと…足崩せるわね」

美優「やぁん、私立てません」ガクガク

愛梨「あ、私が肩貸しますよ…やん」ガク

モバP「うっ…そんな半端姿勢で止まると…み、見えそ…」

周子「Pさん、何前かがみになってんの」

頼子「Pさん…」

957 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 20:06:18.49 ID:lf28xVAw0
・・・

周子「ふぅー、片付けも終わったね」

晴「四人でもずいぶん早く片付いたな」

頼子「うん…晴ちゃんが頑張ってくれたからかな?」

晴「お、おう…ありがと…」カァ

周子「あれー。頼子に褒められて嬉しいんだー」ツンツン

晴「はあ、そんなこと…ねぇし」

頼子「ふふふ、晴ちゃん、かわいい」

モバP「三人ともありがとう…で、風呂の事何だが」

周子・頼子・晴「ッッッ」ピンポーン

958 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 20:06:57.03 ID:lf28xVAw0
モバP「こんな時間に誰だ…ちひろさん?」

ちひろ「こんばんは、Pさん、お鍋どうでした?」

モバP「あ、パーティーお疲れ様です、こっちはまあ…ははは」

ちひろ「大変だけど楽しかったですよ…あれ、靴多くないですか?」

モバP「いやー、それが…た、助けてくださいちひろさん」

ちひろ「もう…しょうがないですね、えっと…」

ちひろ「四人とも今日は私の部屋に泊まってね」

959 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 20:07:28.64 ID:lf28xVAw0
頼子「えっ…はい……」ジー

モバP「ははは(何だ、頼子その目線は)」プイ

周子「まあ、ちひろさんの部屋も気になる別にいっか」

晴「よろしくお願いします、ちひろさん」

ちひろ「今日だけですからね、あ、私の着替えと用意もあるんで」

ちひろ「シャワーはPさんのところで済ませてくださいね」

モバP「本当によろしくお願いします」

960 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 20:08:01.07 ID:lf28xVAw0
・・・

その後、頼子、周子、晴、こずえがちひろの部屋に行った後

Pがシャワーを浴びようとすると鏡に口紅でバカと書かれていた

翌日頼子にその事を聞こうとするとデビュー直前のようにびくびくしていた

ちひろに詳細を聞こうとは、色々怖いのでしなかった

なお、礼子、志乃、早苗、楓の四人が体調を崩して休んだ

何でも鍋パーティーをしてドリアンを食べたらしい

頼子「お、おしまい……」ガクガクブルブル

961 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/22(日) 20:08:47.26 ID:lf28xVAw0
闇鍋パーティー参加者&食材(時計回り席順)

プロデューサー:場所、鍋、昆布(出汁用)
川島瑞樹:コラーゲンボール
和久井留美:牡蠣
三船美優:手作り鶏肉団子
結城晴:メロンジュース
小関麗奈:ハバネロ(生)
塩見周子;生八ツ橋(餡子入り)
十時愛梨:ガラナチョコ
遊佐こずえ:マシュマロ
古澤頼子:いちご

971 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/09/23(月) 09:25:13.79 ID:+Y7YvresO
酒にドリアンはアカン

974 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/23(月) 23:29:26.36 ID:7grM+OmW0
番外編10・おまけ

周子「一人ずつシャワーは時間かかるよね…二人組でいい?」

頼子「そうですね…」

晴「じゃあ、俺がこずえと入るよ…寮でも一緒のこと多いし」

こずえ「うー、こずえ、ねむい」

晴「シャワー浴びたら、すぐ寝れるからな」

こずえ「うん」

頼子「こずえちゃん…」

周子「いってらっしゃーい」

975 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/23(月) 23:30:10.21 ID:7grM+OmW0
・・・

シャワールーム

晴「ほら、こずえ、ここに座れ」

こずえ「うん…」

晴「体洗ってやるかならな」

こずえ「うん…、はる…くすぐったい」

晴「ああ、すまん、ここは自分で洗えよ」

こずえ「はる、あらって…」

晴「え、いいのかよ…うう」

976 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/23(月) 23:30:51.25 ID:7grM+OmW0
こずえ「んん…はる、じょうず」

晴「ああ…何が上手なんだ?」

晴「ほら、次はシャンプーな…シャンプーハットは無いか」

こずえ「……」

晴「手でこうやって、かかんないようにしろよ」

こずえ「うん…」

晴「よーし、始めるぞ」

こずえ「あ…、めがいたい…」

977 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/23(月) 23:31:44.18 ID:7grM+OmW0
晴「ああ、すまん、ほら目を洗って」

こずえ「ありがと…、つぎは、はるのばん」

晴「いや、いいって、自分で出来るから」

こずえ「あー、はる、いちごかくしてる」

晴「いちご?何言ってるんだ?」

こずえ「ほら、ここ…」クリ

晴「きゃん!あ、そこはいちごじゃない」

こずえ「いただきます…」パク

978 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/23(月) 23:32:12.79 ID:7grM+OmW0
晴「痛いッ」

こずえ「はる、だいじょうぶ?」

晴「ああ、こずえ、これはいちごじゃないんだ」

こずえ「ごめんね…」

晴「い、いいって、俺が洗い終わったら出ような(…痛い)」

979 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/23(月) 23:33:01.85 ID:7grM+OmW0
・・・

シャワールーム

周子「さぁ、次は私達の番だよ」

頼子「あ…はい」

周子「背中の流しっこしよー」

頼子「えっ?一人で大丈夫ですよ…」

周子「そんな事言わないでさ、女同士なんだし」

頼子「女同士だからですっ」

周子「えー、じゃあ、Pさんならいいの?」

980 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/23(月) 23:33:29.95 ID:7grM+OmW0
頼子「な、何を言うんですか、周子さん」カァァァ

周子「あ、赤くなった、かわいー、ほれ」

頼子「ひゃん、どこ触るんですかっ…もう」

周子「頼子って肌綺麗だね…撫で回したくなるな」

頼子「止めてください、…周子さんも肌白いですね、」

周子「あー、献血で血を抜きすぎたかなー」

頼子「そんなことで白くなる訳は…でも綺麗」ツー

周子「いやん、もう、何すんのよー」

頼子「さっきのお返しです、ふふふ」

981 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/23(月) 23:34:21.41 ID:7grM+OmW0
周子「頼子さー、大きくないけど、形いいよね」クイ

頼子「ちょ、ちょっと周子さん」

周子「それに…やっぱお尻から太ももがいいよね」

周子「あー、私も膝枕して欲しいん」ナデ

頼子「んん、周子さんも腰引き締まってて、羨ましい…」

周子「そーでしょ、この腰つき、自慢なんだ」

モバP「あいつら…俺が脱衣場にいるのわかっててやってるだろ」

モバP「タオル、ここに置いておくからな」

982 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/23(月) 23:34:53.20 ID:7grM+OmW0
周子「ありがとー、Pさん」

頼子「ありがとう、ございます」

頼子「そろそろ、あがりますか?」

周子「うーん、せっかくPさんがお湯張ってくれたし、浸かってこ」

頼子「そうですね…うん、イイお湯」

周子「やっぱり、お風呂はいいよねん」

頼子「うん…(このお湯、これからPさんも浸かるんだ)」ポッ

頼子「(体の奥…熱くなってきちゃった)」

983 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/23(月) 23:35:30.92 ID:7grM+OmW0
周子「ねぇ、頼子…Pさんとどこまでしたん?」

頼子{はい?どこまでって……」

周子「どうなん…?」

頼子「それは……」ポッ

周子「(それなりのとこまで行ってる感じかな…)」

頼子「周子…さん?」

周子「(あたしはどうしたもんかなぁー)」

984 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/23(月) 23:36:03.12 ID:7grM+OmW0
・・・

周子「ああー、イイお湯だったー」

晴「遅いぞ、二人共…こずえ寝ちゃったぞ」

頼子「ごめんなさい…、待たせちゃったね」

こずえ「……」スースー

頼子「こずえちゃん、かわいい…」

モバP「じゃあ、ちひろさんに連絡してるから」

頼子「Pさん…ふふふ、お休みなさい」

モバP「ああ、お休み(なんだ、その意味深な笑みは)」

周子「お休みー」

晴「お休み、Pさん」

985 : ◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/23(月) 23:37:10.07 ID:7grM+OmW0
・・・

頼子「おしまい…Pさんのバカ…」プン

986 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/09/23(月) 23:39:40.57 ID:jeOlTsG7O
おっつおっつ

晴ちんのいちごペロペロしたい
いや、する



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元スレ: モバP「終電が無くなった…」
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