4 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 20:07:48.85 ID:FqDgHM+P0.net
そんな気はしてた
6 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 20:10:45.32 ID:
E2JApexL0.net
次の日
シャロ「あー千夜串おいしかった」
シャロ「これでしばらくはお金がなくても生活できそう」
シャロ「友達を失うのは寂しかったけど・・・・・・空腹よりマシよね」
シャロ「おなかいっぱい幸せだなー♪」
ココア「千夜ちゃんがいなくなっちゃった」
チノ「突然なにを言い出すんですかココアさん」
ココア「えっとね・・・・・・千夜ちゃん今日学校に来なくって」
リゼ「事件か!?」
チノ「風邪じゃないんですか?」
ココア「おやすみの連絡もないみたいなんだよね」
7 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 20:13:35.73 ID:
E2JApexL0.net
チノ「・・・・・・心配ですね」
ココア「うん・・・」
リゼ「やっぱり犯罪が絡んでる可能性があるな」
チノ「それはわかりませんが」
ココア「とにかく、今日千夜ちゃんのお店に行ってみようと思うんだ」
チノ「私も行きます」
リゼ「あ、私も!」
10 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 20:20:47.84 ID:
E2JApexL0.net
喫茶甘兎庵の前
シャロ「よし、昨日の千夜の残りはタッパーに入れて保存したしバイト行こうっと」
シャロ「帰ってきたらごほうびに食べるわよ♪」
シャロ「・・・・・・あれ?」
ワイワイ
ココア「甘兎庵ついたよー!」
チノ「見ればわかります」
リゼ「本当にいなかったら通報ものだな」
シャロ「あそこにいるのは、リゼ先輩たち・・・?なんでこんなところに」
シャロ「あ!まさか・・・千夜を探しにきたんじゃ」
11 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 20:26:27.52 ID:
E2JApexL0.net
シャロ「どうしよう・・・・・・」
リゼ「・・・ん?」
ココア「どうかした、リゼちゃん」
チノ「入りますよ」
リゼ「あそこにいるの、シャロじゃないか?」
ココア「あ!ほんとだ~!おーい!シャロちゃーん!!」
チノ「シャロさんならなにか知っているかもしれませんね」
シャロ「あ・・・ココアに気づかれた!」
ココア「シャロちゃーん!!シャロちゃーん!!」
チノ「ココアさん、近所迷惑になるからあまり叫ばないでください」
シャロ「なに?みんなで千夜に何か用でもあるの?」
13 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 20:34:44.22 ID:
E2JApexL0.net
リゼ「千夜が居なくなったんだ、なにか知らないか?」
シャロ「千夜が?・・・そ、そういえば千夜、昨日一人旅がどうとかで出掛けたような気がしますよ」
ココア「えっ!どういうことかな?」
シャロ「わからないわ。突然思い立ったようで止める間もなかったし」
ココア「旅行?一人で?」
リゼ「なんのためだ・・・?」
シャロ「さ、さあ・・・」
チノ「・・・・・・わかりましたよココアさん」
シャロ「えっ」
ココア「ほんとチノちゃん!?」
チノ「ええ、千夜さんは自分磨きの旅に出たんです」
リゼ「自分磨き?」
チノ「きっとそうにちがいないです」
14 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 20:41:08.93 ID:
E2JApexL0.net
ココア「そっか千夜ちゃんだもんね。自分磨きなんてなんだか大人だね」
リゼ「そんな・・・・・・会社勤めのOLじゃないんだぞ」
シャロ「ち、千夜は向上心が強いから間違ってないかもしれないわ」
チノ「まちがいないです」
シャロ「(よかった・・・・・・チノちゃんのおかげでなんとかなったわね)」
リゼ「女の子が一人旅なんてそれはそれで心配だなぁ」
ココア「千夜ちゃんしっかり者だから大丈夫だよ」
チノ「そうですね、大人っぽいし」
ココア「む!いくら千夜ちゃんが大人っぽくても、チノちゃんのお姉ちゃんは私だよ?」
チノ「やめてください」
リゼ「とりあえずほっといて大丈夫なのかなぁ」
ココア「・・・・・・あれ?」
17 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 20:46:06.80 ID:
E2JApexL0.net
ココア「シャロちゃん、なんかいいにおいするよ?」クンクン
シャロ「えっ!」
リゼ「におい?どんなだ」
チノ「いつもどおりじゃないですか?」
ココア「ううん!いつもよりとってもいいにおいだよ!」クンクン
シャロ「ちょ、ちょっとやめてよココア、くすぐったいわ」
ココア「すごくいいにおーい!!」クンクン
シャロ「ココア!」
チノ「ココアさん、シャロさん嫌がってますよ」
ココア「うーーーん?」クンクン
シャロ「ココア!ふざけるのもいい加減に・・・」
ココア「あ・・・」ピタッ
21 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 20:50:41.20 ID:
E2JApexL0.net
ココア「・・・・・・ちゃん」ボソッ
シャロ「えっ・・・」
ココア「シャロちゃんもしかして・・・」
シャロ「・・・・・・あ」
シャロ「(この顔・・・・・・まさか・・・!!!)」
ココア「もしかして・・・・・・」
シャロ「(まさか、バレ・・・・・・っ!?)」
グイッ
チノ「ココアさん!!しつこいですよ!」
ココア「ふわああ!!チノちゃん急にひっぱんないでよぉ!」
チノ「シャロさんが困ってましたので」
ココア「服がやぶけちゃうよ」
シャロ「・・・・・・」
22 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 20:53:03.14 ID:kwnvYVWl0.net
ココア串にするしかないかー
23 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 20:54:53.57 ID:
E2JApexL0.net
リゼ「おいココア、そのくらいにして店戻るぞ」
チノ「そうですよ、千夜さんがいない理由もはっきりしましたし早く帰らないとティッピーも心配します」
ココア「・・・・・・うん」チラッ
シャロ「・・・・・・」
ココア「わかった、戻ろっか」
チノ「シャロさん、お時間とらせてしまってすみませんでした」
リゼ「またな」
シャロ「き、気をつけて」
ココア「・・・・・・」
ココア「シャロちゃん、今日お店の前で待ってるね」ボソッ
シャロ「えっ」
25 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 20:57:50.61 ID:
E2JApexL0.net
ココア「あー!待って待って!おいてかないでよー!」パタパタ
シャロ「・・・・・・」
シャロ「(ココアにバレた・・・)」
シャロ「(私が千夜を独り占めしていたことがココアにばれたわ!!!)」
シャロ「(どうしよう・・・!!もうおしまいだわ!!!)」
シャロ「(こうなったら・・・・・・こうなったら・・・)」
シャロ「(ココアを食べるしかないじゃない!!!!!)」
32 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 21:04:56.84 ID:
E2JApexL0.net
その夜
ココア「シャロちゃん遅いなー」
ココア「お店もう閉まったのにぜんぜん出てこないや」
ココア「・・・・・・はあ」
ココア「・・・・・・」
ココア「やっぱりあれ・・・・・・人肉のにおい、だったよね」ポツリ
ココア「でも、まさかシャロちゃんが千夜ちゃんを・・・・・・」
ココア「・・・・・・友達を食べちゃうなんてそんな」
ココア「・・・・・・」
ココア「とにかく、事実はハッキリさせなきゃだよね!」
ココア「千夜ちゃんのためにも・・・私の」
シャロ「・・・・・・千夜のため?」
ココア「あ・・・」
33 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 21:05:31.22 ID:FqDgHM+P0.net
何故お前人肉の味を知っている
34 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 21:05:45.97 ID:IcA4Orlc0.net
人肉の匂いがわかるココアちゃん可愛い
38 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 21:07:23.88 ID:8Ashyluh0.net
変なところで勘いいココアちゃんかわいい
39 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 21:10:34.39 ID:
E2JApexL0.net
ココア「シャロちゃん・・・」
シャロ「お待たせ、ココア。暗い中で待たせるなんて悪かったわね」
ココア「・・・ううん、私が勝手に待ってただけだから」
シャロ「そう、でも暗かったし怖かったんじゃない?」
ココア「平気だよ」
シャロ「・・・・・・」
ココア「・・・・・・」
シャロ「それより、何か用でもあるの?」
ココア「・・・・・・」
シャロ「できたらバイトも終わったし早く帰りたいんだけど」
ココア「シャロちゃん、あの・・・」
ココア「わ、私・・・・・・教えてほしいの!」
シャロ「なにを?」
ココア「ど・・・」
44 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 21:17:28.92 ID:
E2JApexL0.net
ココア「どうして・・・どうしてシャロちゃんが千夜ちゃんを殺しちゃったのか、教えてほしいの!」
シャロ「・・・・・・」
ココア「はあっ・・・はあっ・・・」
シャロ「・・・・・・ココア、なにを言って」
ココア「わ、私きづいちゃったの!」
ココア「シャロちゃんが千夜ちゃんを殺して食べちゃったってこと・・・!」
シャロ「・・・・・・」
ココア「だ、だけど・・・!シャロちゃんがどうしてお友達を食べちゃったのかわかんなくて!!」
ココア「け・・・警察に行こうとも考えたけど、その前にシャロちゃんの口から理由を聞きたかったの・・・!」
ココア「シャロちゃんと千夜ちゃん、あんなに仲良かったのに・・・!どうして・・・!」
シャロ「・・・・・・」
ココア「ねえ、どうして食べちゃったの!?」
45 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 21:23:43.98 ID:
E2JApexL0.net
シャロ「・・・・・・そんなの」
シャロ「そんなの、お腹がすいたからにきまってるじゃない」
ココア「・・・・・・・・・・・・え?」
ココア「お腹が・・・すいたから・・・?」
シャロ「ええ」
ココア「お腹がすいたから、千夜ちゃんを食べたの・・・?」
シャロ「そうよ」
ココア「・・・・・・」
ココア「う、嘘・・・」
シャロ「・・・・・・人間って、お腹がすくとなにしだすかわからないわよね」
ココア「どうして?どうしてそんな理由で千夜ちゃんを・・・?」
47 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 21:27:55.78 ID:
E2JApexL0.net
シャロ「これ以上言ってもココアにはわからないわよね」ジャキンッ
ココア「えっ?」
シャロ「全部知られたからには・・・・・・」
ココア「シャロちゃん・・・その・・・その長い串って・・・・・・」
シャロ「もう家に帰すことはできないわ」
ココア「そ、そんな・・・シャロちゃ・・・!」
シャロ「今夜のディナーはココアにきめたっ!!」
ココア「いやぁーーーーーーーーーーーーー!!!」
51 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 21:31:36.97 ID:
E2JApexL0.net
パリンッ
チノ「!」
ティッピー「ん?どうしたチノ。カップを落とすなんてらしくない」
チノ「・・・・・・いえ」
チノ「(ココアさんの専用カップを割ってしまいました・・・)」
チノ「(帰ってきたら、謝らないと・・・・・・)」
チノ「それにしても、遅いですねココアさん」
52 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 21:37:27.54 ID:
E2JApexL0.net
翌朝
リゼ「ココアが帰ってこない?」
チノ「ええ、ずっと待ってたんですけど帰ってきませんでした」
リゼ「なんだよ、ココアまで旅に出たのか?」
チノ「いえ、すぐ帰ってくると私に言いって出ていったのでそれはないと思います」
リゼ「ふーん」
チノ「ココアさん、どうしたんでしょう」
リゼ「・・・・・・」
リゼ「・・・・・・なあ、やっぱりおかしいよ」
チノ「え?」
リゼ「昨日は千夜、今日はココアがいなくなった」
チノ「リゼさん、まだココアさんはいなくなったわけじゃ」
リゼ「いや、いなくなったんだよチノ。これは軍人の勘だ。おそらく何か、おぞましい事件が絡んでるはずだ」
チノ「・・・・・・縁起でもないこと言わないでください!」
56 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 21:44:46.13 ID:
E2JApexL0.net
シャロ「ねえ、ちょっと」
リゼ「シャロ!!!」
チノ「シャロさん!!」
シャロ「お店、閉めてるの?電気ついてないじゃない」
チノ「シャロさん、あの・・・」
スッ
リゼ「・・・・・・」
チノ「・・・・・・リゼさん・・・?」
チノ「(どうして私が発言しようとするのを止めたんでしょう)」
リゼ「ちょっと準備がまだできてなくてな」
シャロ「そんなこともあるんですね」
リゼ「ところでどうした、シャロ。なんか用か?」
シャロ「ええ、リゼ先輩たちにちょっとおたずねしたいことがあって」
58 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 21:50:39.26 ID:
E2JApexL0.net
シャロ「えっと・・・」
シャロ「ココア、いませんか?」
リゼ「・・・・・・」
チノ「・・・・・・それが」
リゼ「いや、まだ『学校』からは帰ってきてはいないが」
チノ「!」
シャロ「・・・・・・そうですか」
チノ「(リゼさん、どうして嘘を・・・?)」
リゼ「なんでそんなことを聞くんだ?」
シャロ「いえ、昨日ちょっとココアの口から変なことを聞いたので心配で」
リゼ「・・・変なこと?」
シャロ「・・・・・・」
チノ「へ、変なことってなんですかシャロさん!教えてください!」
61 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 21:56:45.28 ID:
E2JApexL0.net
シャロ「それはちょっと、私の口からは・・・」
チノ「お願いします!教えてください!」
リゼ「おい、チノ」
シャロ「・・・・・・ほんとうに、ごめんなさい」
チノ「・・・っ!」
チノ「コ、ココアさんはっ!昨日の夜からラビットハウスに帰ってきてないんです!」
シャロ「・・・え?」
リゼ「・・・・・・チッ」
チノ「だから・・・だからどんな情報でもいいので教えてくださいシャロさん!」
チノ「もしかしたら、ココアさんを探す手がかりになるかもしれませんし・・・っ!」
シャロ「そうなの・・・・・・やっぱり・・・」
チノ「やっぱり・・・?やっぱりってどういうことなんですか?」
リゼ「・・・・・・」
64 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 22:04:01.18 ID:
E2JApexL0.net
シャロ「チノちゃんがショックを受けるからだまってようと思ってたんだけど」
リゼ「・・・・・・」
シャロ「昨日の夜、ココアが私のお店に来てたのは知ってる?」
チノ「いえ、知りませんでした」
リゼ「・・・ココアに会ったのか」
シャロ「ええ、でもすぐ別れましたよ」
チノ「それで、ココアさんはどうしてシャロさんのところに?」
シャロ「・・・・・・それが・・・」
シャロ「ココアは、どうしても千夜に会いたいから行き先が知りたいって言って・・・突然私のところに来たのよ」
チノ「千夜さんの?」
シャロ「そうよ。でも私も詳しくは知らなかったから答えられなかったんだけど」
リゼ「・・・それで?」
シャロ「・・・・・・リゼ先輩、なんだか怒ってますか?」
66 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 22:09:36.14 ID:
E2JApexL0.net
リゼ「・・・!」
シャロ「・・・・・・」
リゼ「・・・いや」
シャロ「・・・・・・そう、よかった」
リゼ「・・・・・・」
チノ「・・・・・・?シャロさん?」
シャロ「あ、悪かったわね。話を続けるわ」
シャロ「それで、ココアは私が千夜の行き先を知らないとわかった途端にお店から出ようとしたんだけど・・・・・・」
シャロ「その時に、おかしなことを言っていたのよ」
チノ「おかしなこと・・・」
シャロ「そう、たしか」
シャロ「・・・・・・『千夜を・・・千夜の死体を探さなきゃ』って」
リゼ・チノ「えっ・・・?」
69 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 22:14:40.14 ID:
E2JApexL0.net
リゼ「千夜の・・・死体・・・?」
チノ「な・・・なんなんですかそれ」
シャロ「私も耳を疑ったわ。だけど、引き止めてココアに何度聞いてもそれしか言ってくれなくて」
リゼ「・・・・・・千夜は死んでるのか」
チノ「ま、待ってください!仮に千夜さんがそうだったとして、どうしてココアさんがそれを知っているんですか!?」
リゼ「・・・・・・それは・・・」
シャロ「待ってチノちゃん、千夜が死んだなんてありえないわよ」
チノ「でもココアさんが・・・っ!」
シャロ「・・・・・・ココア、とても虚ろな目をしていたわ」
シャロ「もしかしたら、千夜が急に旅だったからショックで頭がおかしくなったのかしらね」
リゼ「まさかそんな・・・」
チノ「ココアさんの・・・・・・頭が・・・」
シャロ「・・・・・・」
72 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 22:21:18.16 ID:
E2JApexL0.net
シャロ「チノちゃん、気を落とす必要ないわ。きっとココアのおかしな言動も一時的なものよ」
チノ「あ・・・・・・で、ですが」
チノ「このまま・・・頭がおかしくなったままココアさんが徘徊していたとしたら・・・」
リゼ「・・・・・・」
チノ「千夜さんが戻ってくるまで、コココアさんは・・・・・・」
シャロ「チノちゃん!」
チノ「!」
シャロ「ココアがおかしくなっちゃった今、私たちがしっかりしないでどうするのよ!」
チノ「あ・・・・・・」
シャロ「ココア探し、私も協力するから安心して」
チノ「シャロさん・・・」
リゼ「・・・・・・」
76 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 22:26:26.70 ID:
E2JApexL0.net
シャロ「それじゃ、私は一旦店に戻って着替えてからココアを探しにいくわね」
チノ「ありがとうございます、シャロさん」
シャロ「なによ、困ったときはお互い様でしょ」
リゼ「助かるよ、シャロ」
シャロ「じゃあまた!」
リゼ「・・・・・・」
チノ「シャロさん、心強いですね」
リゼ「ああ・・・」
チノ「こんな時でもしっかりしていて、私尊敬してしまいました」
リゼ「・・・・・・」
78 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 22:31:12.41 ID:
E2JApexL0.net
チノ「・・・・・・リゼさん、私たちも今日はもうお店はおやすみして・・・」
リゼ「・・・・・・」
チノ「・・・・・・リゼさん?」
リゼ「チノ、気を付けろ」
リゼ「シャロはあやしい」
チノ「え?」
チノ「あやしいって・・・それは」
リゼ「わからん、勘だ」
チノ「リゼさん、シャロさんに対して失礼すぎますよ」
リゼ「ああ、わかってる。だけどどうも怪しすぎるだろ」
チノ「そうですか・・・?」
リゼ「チノ、私はしばらくシャロを監視するつもりだ」
チノ「監視?」
81 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 22:35:07.71 ID:yLgmqN9i0.net
シャロちゃんは最愛のリゼちゃんを食えるのか
82 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 22:36:46.66 ID:
E2JApexL0.net
リゼ「証拠がなくちゃ、警察に届けることもできないからな」
チノ「証拠って・・・」
リゼ「・・・・・・」
リゼ「・・・・・・おそらく千夜もココアも、もう殺されてる」
チノ「!」
リゼ「だが、その証拠はどこにもないだろ」
チノ「あ、あたりまえですよ・・・なに言ってるんですかリゼさん・・・っ!それにどうしてココアさんたちが殺されなくちゃならないんですか?」
リゼ「・・・・・・残念だがチノ、私にはよくわかるんだ。あの落ち着きを見ただろ?シャロは人を殺してるよ」
チノ「そ・・・そんな・・・あ、ありえません」
リゼ「・・・・・・信じられないならいい」
チノ「・・・・・・」
リゼ「だがチノ・・・・・・シャロには気を付けろ」
85 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 22:42:24.92 ID:
E2JApexL0.net
リゼ「じゃあな」
チノ「あ、ど、どこへ行くんですか?」
リゼ「さっき言っただろう、シャロの監視だ」
チノ「・・・・・・そんな」
リゼ「心配するな、定期的に連絡はする。チノはいつも通り仕事をしてろ。こっちがシャロにあやしまれたら動きにくいからな」
チノ「・・・・・・」
リゼ「ああ、もし私からの連絡が途絶えたら、チノ」
リゼ「・・・そういうことだと思っておけ」
チノ「・・・・・・リゼさん・・・」
リゼ「じゃあな・・・・・・元気で」
チノ「リ、リゼさん・・・っ!!」
チノ「(リゼさん・・・・・・無茶はしないでください)」
86 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 22:43:53.93 ID:
E2JApexL0.net
シャロ「(うふふ・・・)」
シャロ「(うふふふふふふふふ・・・)」
シャロ「(うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ)」
シャロ「(リゼ先輩ったら勘がいいんだから!!)」
88 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 22:48:57.23 ID:
E2JApexL0.net
そして数日後
リゼ「(今日もシャロに怪しい動きはナシ、か・・・・・・)」
リゼ「(しかし、形ばかりのココア探しだというのに、千夜の家の隣のボロ小屋を仮住まいとするなんて気合いが入ってるな・・・)」
リゼ「(もしや、シャロは犯人じゃないのか・・・?)」
リゼ「(い、いや・・・!家に帰らないのも、わたしがこうして尾行しているのを知ってのことかもしれない)」
リゼ「(または、念には念を入れてということで用心しているのかも)」
リゼ「(・・・・・・)」
リゼ「(・・・・・・だが、今日でもう何日目だ?そろそろ証拠になるモノが欲しいところ)」
リゼ「(少し強引に動いてみるか・・・・・・)」
89 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 22:50:27.23 ID:sEhb7NWw0.net
フラグを立てまくるリゼちゃん
90 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 22:53:02.26 ID:
E2JApexL0.net
公園
シャロ「・・・・・・ふう、なんだか疲れちゃったわ」
シャロ「なにか飲み物でも飲もうっと」
リゼ「(チャンスだ!シャロが荷物を置いたままベンチを去ったぞ!!)」
リゼ「(この隙に・・・・・・)」
タタッ
リゼ「(シャロの荷物の中を探る!)」ゴソゴソッ
リゼ「(もしかしたら、なにか証拠になるものが入って・・・)」ゴソゴソ
リゼ「(・・・ん?)」
リゼ「(なんだ、このタッパーの中身・・・・・・ずいぶんどす黒い色をしているな。朝食の残りか?)」
リゼ「(中身は・・・・・・)」パカッ
91 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 22:53:46.84 ID:yLgmqN9i0.net
見ましたね
92 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 22:57:00.59 ID:
E2JApexL0.net
リゼ「・・・・・・うっ」クンクン
リゼ「な、なんだこの異様な臭い・・・失敗した料理か?」
リゼ「コゲた臭いと、腐りきった肉の臭いがするぞ。こんなもの、食えたもんじゃない・・・」
シャロ「・・・・・・ひどいですねリゼ先輩」
リゼ「!」
シャロ「私の荷物を荒らしておきながら、私のお料理にケチつけるなんて」
リゼ「シャロ・・・っ!」
リゼ「(ま、まずい!!見つかった!!!)」
シャロ「そんなひどい先輩には・・・・・・」
シャロ「おしおき、してあげないと!!!」
リゼ「っ!!」
94 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 22:58:17.72 ID:QYu4Rygi0.net
シャロが飲み物なんか買うわけない
気付くべきだったな
95 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 23:01:29.59 ID:
E2JApexL0.net
リゼ「(くそ!殺られるっ!!!)」
シャロ「せぇーの!!」
ガバッ
リゼ「ふぐぅ!?!?」
リゼ「(な・・・・・・っ!攻撃じゃない!?謎の食べ物を私の口につっこんできた!?)」
リゼ「お、おうぇぇぇぇえげろぇぉぉぉっ」
ビチャァーーーッ
リゼ「な・・・んだこれ・・・ゲホッ・・・」
シャロ「リゼ先輩ったら・・・吐き出しちゃうなんて。ちゃんと食べてくださいよ」
リゼ「こ、こんな腐った料理誰がたべるかよ!!」
シャロ「そんな・・・」
100 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 23:07:21.83 ID:
E2JApexL0.net
シャロ「リゼ先輩、そんなひどいこと言わないであげてください」
リゼ「事実だ!それよりもシャロ、お前・・・」
シャロ「・・・千夜が」
シャロ「千夜が可哀想じゃないですか」
リゼ「千夜・・・・・・?」
シャロ「え、まさかリゼ先輩気づいてないんですか?」
リゼ「な、なにがだ」
シャロ「私がリゼ先輩におしおきなんてできるわけないじゃないですか。せっかく『おすそわけ』してあげたのに」
リゼ「シャロ、言ってる意味がわからない。千夜が可哀想って・・・どういうことだ?この料理は千夜が作ったのか?」
シャロ「・・・・・・千夜が作った?」
シャロ「うふふふふふふふふ・・・・・・違いますよリゼ先輩」
シャロ「それが、千夜なんです」
104 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 23:10:47.18 ID:
E2JApexL0.net
リゼ「こ・・・れが・・・千夜?」
シャロ「ええ」
リゼ「まさか・・・・・・こ、この肉・・・・・・」
シャロ「ええ、リゼ先輩」
リゼ「おま・・・おまえ・・・」
シャロ「はい?」
リゼ「まさかお前・・・・・・千夜をっ!!」
シャロ「ええ、食べましたよ」
リゼ「おおおおぶぼぅぇぇぇぇぇげぼぉぉぉーーーーっ!」
ビチャビチャビチャァーッ!!!
シャロ「やだ、大丈夫ですかリゼ先輩」
リゼ「はぁー・・・っ!はぁー・・・っ!」
107 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 23:16:08.27 ID:
E2JApexL0.net
リゼ「シャロ・・・っ!どうして・・・っ!」
シャロ「あーあ・・・リゼ先輩までそんなこと聞くんですか?」
リゼ「わたし・・・まで?・・・まさかやっぱり、ココアも・・・っ!」
シャロ「・・・・・・リゼ先輩」ジャキンッ
リゼ「!」
リゼ「(なんだ・・・あのやけに長い金属の棒鋭い棒は!?)」
シャロ「リゼ先輩、私・・・リゼ先輩のことがずっと・・・・・・」
リゼ「(な、なにか武器になるものは・・・っ!)」
リゼ「(・・・・・・ああ!そうだった・・・・・・全部あの隠れていた茂みに置いてきてしまったんだった!!)」
リゼ「やめろシャロ!い、一緒に警察に・・・っ!!」
ズブッズブブブブゥーーーーッ
リゼ「あ・・・・・・」
110 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 23:18:41.61 ID:
E2JApexL0.net
ズブッ
リゼ「がっ・・・」
シャロ「・・・・・・んしょっ」
ズブブブブッ
リゼ「・・・・・・あがっ・・・」
ズブンッ
リゼ「」ガクリッ
シャロ「・・・・・・ダメ、やっぱり言えないわ」
シャロ「この想いは胸の内に秘めておくべきよね・・・うふふふふふふふふ」
シャロ「今夜の晩御飯はリゼ先輩串ね♪なんて贅沢なのかしら♪」
112 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 23:19:16.19 ID:Vx/j7bo90.net
ああぁぁぁぁ・・・・リゼちゃんが・・・
115 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 23:26:44.96 ID:5KMqrjKM0.net
もうチマメ隊しかいない
118 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 23:29:28.44 ID:SGAnbkaA0.net
せめてチノちゃんだけは無事でいて
119 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 23:30:31.52 ID:
E2JApexL0.net
翌日
チノ「・・・・・・」
チノ「(毎晩リゼさんから入っていた連絡が・・・昨日はありませんでした)」
チノ「(朝まで待ってはみましたが、やはり・・・・・・)」
チノ「・・・・・・」
ティッピー「ん?チノ、どこへ行く」
チノ「おじいちゃん、ちょっと出掛けてきます」
ティッピー「どこへと聞いているだろうが。ワシもついていくぞ」
チノ「・・・・・・」
チノ「いえ、来ないでください」
ティッピー「なにっ!?」
チノ「これは・・・・・・私なりに考えた結果なんです。おじいちゃんは邪魔しないでください」
ティッピー「・・・チノ」
チノ「心配しなくても、夜までには帰ります」
122 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 23:35:43.26 ID:
E2JApexL0.net
チノ「(悲しいですが、犯人はシャロさんで間違いありません)」
チノ「(千夜さんやリゼさん、そしてココアさんを・・・私の大切なお姉ちゃんを殺したシャロさんが憎い!!)」
チノ「(でも、シャロさんは大切なお友だちです)」
チノ「(ココアさんたちもきっと、私がシャロさんに復讐することを望んではいないでしょう)」
チノ「(だったら私は、シャロさんを説得して・・・・・・)」
チノ「(警察へ自首してもらう・・・・・・)」
チノ「(・・・・・・それしか、できません)」
チノ「シャロさん・・・・・・どこにいるんでしょう・・・」
124 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 23:39:10.52 ID:
E2JApexL0.net
夕方・公園
チノ「(お店に行っても、居ませんでした)」
チノ「(街のあらゆるところを探したんですが・・・姿はまったく見えません)」
チノ「(後はもう・・・この公園しか・・・)」
ガサッ
チノ「!」
チノ「・・・・・・」
チノ「(茂みが、揺れた・・・?)」
チノ「あ・・・・・・」
チノ「も、もしかして・・・」
チノ「・・・・・・シャロさん?」
シャロ「私になにか用?チノちゃん」
チノ「!」
126 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 23:43:24.52 ID:
E2JApexL0.net
チノ「シャロさん!!」
シャロ「どうしたの?ココアは見つかった?」
チノ「・・・・・・」
シャロ「その様子じゃ、まだみたいね」
チノ「はい」
シャロ「私も探してるんだけど・・・ごめんなさい。手がかりがまったくつかめなくて」
チノ「・・・・・・いえ、いいんです」
シャロ「え?」
チノ「もう、いいんですシャロさん。白々しい演技はやめてください」
シャロ「・・・・・・演技って」
チノ「シャロさん、あなた・・・・・・リゼさんも殺しましたね」
シャロ「・・・・・・」
シャロ「うふふ」
128 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 23:50:49.67 ID:
E2JApexL0.net
シャロ「なんでそう思うのよ?」
チノ「リゼさんが・・・リゼさんがあなたを監視していたことは、知ってますよね。リゼさんと私は定期的に連絡を取り合っていたんです」
シャロ「ふぅん」
チノ「リゼさんからは、その連絡が途切れた時はシャロさんが犯人だと言われていました」
シャロ「犯人?・・・うふふふ犯人ってうふふふふふふふふふ」
チノ「私は、シャロさんがみなさんを殺したとは思ってもいなかったので・・・リゼさんの言うことは信じてませんでしたが・・・」
チノ「リゼさんと連絡がとれなくなった今になってようやく・・・・・・リゼさんの言葉を信じる気になれました」
チノ「遅すぎますけど・・・・・・」
シャロ「おかしなチノちゃん」
チノ「ですからシャロさん、どうか罪を認めてください。そして、警察に自首を・・・」
シャロ「自首?するわけないじゃない」
チノ「シャロさん・・・・・・」
131 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/31(日) 23:56:56.84 ID:
E2JApexL0.net
シャロ「だって塀の中の食事っておいしくないんでしょ?」
チノ「・・・・・・え」
シャロ「そんな場所に行くわけないじゃない。ここには美味しいモノがいーーーーーっぱいあるのに」
チノ「シャロさ・・・」
シャロ「ほら、たとえば・・・・・・これ」ゴソゴソ
チノ「!」
チノ「(あ・・・あれは・・・・・・あれは・・・・・・人間の腕!?)」
シャロ「んふ・・・・・・本当は焼いて食べようと思ってたんだけど・・・」
チノ「あなた・・・まさか・・・・・・」
シャロ「・・・・・・大事なリゼ先輩の肌を焦がすなんてできなかったから」
シャロ「はむっ・・・ん・・・・・・おいひい」ガブッブチブチッ
チノ「な・・・・・・腕をた、食べ・・・っ!!」
133 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/01(月) 00:00:17.92 ID:
NMOlUs/l0.net
シャロ「おいしい・・・おいひいリゼしぇんぱい・・・」バクバク
チノ「うっ・・・・・・」
チノ「(異常です・・・異常すぎます・・・)」
チノ「(人殺しだけじゃなく、食べてしまうなんて。シャロさんはもう、取り返しのつかないところまできてしまっています!)」
チノ「(言葉の通じる相手じゃないです!・・・・・・に、逃げないと・・・っ!)」
ガシッ
チノ「!」
シャロ「ねえ」
シャロ「どこいくのチノ、ちゃん」
チノ「・・・・・・っ!!」
136 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/01(月) 00:05:54.76 ID:
NMOlUs/l0.net
シャロ「逃げれると思ったわけ?」ジャキンッ
チノ「あ・・・あ・・・」
シャロ「バカね。どうして私が人気のない公園でチノちゃんの目の前に現れたと思うの?」
チノ「や・・・・・・」ドサッ
チノ「(きょ、恐怖で・・・腰が抜けてしまいました・・・っ)」
チノ「(ダメです!動かなきゃ・・・ここから移動しないと・・・っ)」ガクガク
シャロ「・・・あら?」
チノ「(あ・・・あ・・・殺される・・・)」チョロロロロロロロッ
シャロ「やだお漏らし?チノちゃんっていくつだっけ?」
チノ「シャ・・・シャロさ・・・」チョロロロローーーーーッ
シャロ「かわいい、怯えてるの?」
シャロ「大丈夫、すぐ済むわ」
139 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/01(月) 00:10:06.32 ID:
NMOlUs/l0.net
シャロ「まず、チノちゃんのスカートをまくだて・・・」
チノ「た・・・たすけ・・・」ガクガク
シャロ「チノちゃんのおまたに棒の先をあててー」ピタッ
チノ「や・・・おとうさ・・・おじいちゃ・・・」
シャロ「ここから一気に・・・」
チノ「(助けて・・・ください・・・)」ガクガク
チノ「(・・・おねえちゃん・・・っ!!)」
シャロ「ーーーーーぶっ刺すっ!!!!」ズッ
141 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/01(月) 00:13:26.99 ID:
NMOlUs/l0.net
.
ズガァーーーーーーーーンッ
・・・
・・・・・・
シャロ「・・・え?」
シャロ「・・・・・・(そんな・・・嘘よ・・・)」グラッ
シャロ「・・・・・・」バタンッ
チノ「・・・・・・え?」
シャロ「」
チノ「これは・・・・・・」
「もう大丈夫だよ、チノちゃん!!」
142 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/01(月) 00:15:10.39 ID:m2Sf1ujx0.net
お?
143 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/01(月) 00:16:13.98 ID:ku6FdJn40.net
な?
152 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/01(月) 00:18:52.58 ID:
NMOlUs/l0.net
チノ「あ・・・」
チノ「こ・・・ココアさん・・・!?」
ココア「えへへ!!」
チノ「まさかココアさん・・・生きて・・・る?」
ココア「うん、元気元気だよぉ!」
チノ「い・・・生きて・・・・・・」
ココア「急にいなくなってごめんね、心配させちゃったよね」ギュッ
チノ「う・・・・・・」
チノ「ひどいですココアさん!生きてたなら、どうして連絡してくれなかったんですか!!」
チノ「私・・・私・・・っ!!」
ココア「んー!久しぶりのチノちゃんだぁー!いいにおい!」ギュゥーーッ
チノ「ちょ、ちょっとふざけないでくださいココアさん!きちんと、きちんと、説明してください!」
154 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/01(月) 00:20:57.46 ID:pcBBP7ew0.net
やっぱりシャロちゃんはココアちゃんには勝てないのか…
156 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/01(月) 00:24:08.22 ID:lRxf3JJr0.net
ココアちゃんには勝てなかったよ・・・
157 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/01(月) 00:25:56.88 ID:
NMOlUs/l0.net
ココア「あ、ごめんごめん!」
チノ「・・・ん?ココアさん、なんかくさいです」スンスン
ココア「お・・・お風呂入れなかったから」
チノ「お風呂入れなかったって・・・・・・今まで一体どこにいたんですか?」
ココア「うーんとね・・・シャロちゃんに見つからないように、町中をこそこそ移動しながら生活してたんだよね」
チノ「それって・・・」
ココア「私がいなくなったあの日、私シャロちゃんに千夜ちゃんをどうして殺しちゃったのか聞きにいったんだよね」
ココア「そしたらシャロちゃんが、もうすごい形相で襲いかかってくるから逃げるしかなくて」
ココア「ラビットハウスに帰ってもよかったんだけど、なんかやっぱり殺されそうだったし逃げることにしたんだー♪」
チノ「ココアさん・・・あなたって人は」
ココア「でも、本当に私がたまたまここにいたからよかったよね!間一髪だよ!」
159 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/01(月) 00:31:50.51 ID:
NMOlUs/l0.net
チノ「あ・・・そういえば銃・・・」
ココア「ん?ああ、銃もあったから、バーサクシャロちゃんに対抗できたわけだもんね」
チノ「その物騒な銃は、どこで手にいれたんですか?」
ココア「どこって、そこの茂みに落ちてたんだけど」
チノ「それ・・・・・・もしかして、リゼさんの・・・」
ココア「よいしょよいしょ・・・」
シャロ「」
チノ「ココアさん?なにをしているんですか?」
ココア「なにって、証拠隠滅」
チノ「」
ココア「そのためにシャロちゃんに近距離で銃使ったんだからね。・・・・・・よしと」
ココア「これで自殺に見えるかな!!」
チノ「ココアさん・・・」
161 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/01(月) 00:33:53.47 ID:pneU4ea30.net
さすがココアちゃんにゃあ!
163 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/01(月) 00:38:03.27 ID:
NMOlUs/l0.net
チノ「・・・なかなかやりますね」
ココア「え?」
チノ「いえ、手間が省けました。どうもありがとうございます」
ココア「?」
チノ「とにかく、くさいんで家に帰りましょう」
ココア「・・・・・・えっ、そ、そんなにくさい?」
チノ「くさすぎです。おかげで私にも臭いが移りました」
ココア「傷つくなあ」
チノ「・・・・・・あの、だから」
チノ「一緒にお風呂、入ってもいいですよ」
ココア「か、帰ろう帰ろう!!」
164 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/01(月) 00:41:20.03 ID:wjKj1yOR0.net
なかなかやりますねじゃねえよwww
166 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/01(月) 00:41:58.37 ID:
NMOlUs/l0.net
テクテク・・・
ココア「ふう、なんか疲れちゃったよ~」
チノ「・・・・・・そうですね」
ココア「シャロちゃんがまさか、千夜ちゃんだけじゃなくリゼちゃんまで食べちゃうなんて思わなかったなぁ」
チノ「まったくです」
ココア「・・・・・・ねえ、どうしてシャロちゃんあんなことになっちゃったんだろうね」
チノ「わかりません。いえ、わからなくていいんです」
チノ「あの人はもう、千夜さんを殺して食べてしまった時点で・・・人じゃないんです。理解する必要はありません」フルフル
ココア「チノちゃん・・・・・・」
ココア「(チノちゃん・・・震えてる・・・)」
ココア「よしよし、チノちゃん・・・よく我慢したね」ギュウーッ
チノ「ココアさん・・・」
ココア「えらいよ、えらい。よく泣かなかったね」
チノ「う・・・」
168 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/01(月) 00:46:17.46 ID:
NMOlUs/l0.net
チノ「う・・・う・・・ぐすっ」
ココア「よしよし・・・いいこいいこ」
チノ「ココアさん・・・ココアさん・・・っ」
ココア「なあに、チノちゃん」
チノ「ココアさん・・・」
ココア「はい」
チノ「ココアさん・・・っ」
ココア「うん」
チノ「ぐすっ・・・い、生きてて・・・ほんとうに・・・よかったです・・・」
ココア「・・・・・・うん」
ココア「ただいま、チノちゃん」
チノ「ココアさん・・・っ」ギュウーッ
チノ「(よかった・・・ほんとうに・・・ほんとうたよかった!!)」
170 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/01(月) 00:49:33.31 ID:
NMOlUs/l0.net
チノ「ココアさ・・・・・・お、おね」
ココア「ん?」
チノ「おねえちゃ・・・」
ぐうううーーーーーっきゅるるるるるるるるっ
チノ「・・・・・・」
ココア「・・・・・・あは///」
チノ「・・・・・・」
ココア「お腹なっちゃった」
チノ「・・・・・・」
ココア「ここのところまともなご飯食べてなかったから・・・////」
チノ「そうみたいですね」
ココア「えと、それでチノちゃん今なんて・・・?」
チノ「いえ、なにも言ってませんよ」
ココア「そ、そんなー!」
172 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/01(月) 00:50:30.03 ID:1AN91zL40.net
チノちゃん食べられちゃう
173 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/01(月) 00:53:18.58 ID:
NMOlUs/l0.net
ココア「もう一回言ってよ」
チノ「なにをですか?」
ココア「えー!またまた・・・わかってるくせに」
チノ「やめてください」パシッ
ココア「えっ・・・ひどいよっ」
チノ「ほらふざけてないで行きますよココアさん」
ココア「えー、だって」
チノ「・・・・・・晩ごはん、食べたいんじゃなかったんですか?」
ココア「た、食べる食べるよ!」ぴょんっ
チノ「じゃ、行きますよ」
ココア「はあい♪」
ココア「・・・・・・」
175 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/01(月) 00:56:55.61 ID:
NMOlUs/l0.net
ココア「はぐっもぐもぐもぐ・・・」ガツガツ
ココア「もぐもぐもぐもぐもぐもぐ」ガツガツ
ココア「んー!おいひー!」
ココア「がぶっがぶ・・・もぐもぐっ」ガツガツ
ココア「もぐもぐっ・・・はぐっ」ガツガツ
ココア「おいひすぎて・・・とまんないー♪」
ココア「はぐはぐはぐっ」ガツガツ
ココア「ん・・・ぺろっ・・・もぐもぐ」ガツガツ
ココア「シャロちゃんの言ってたとおりすっごくおいしいよぉ~」ガツガツ
ココア「もぐもぐ」ガツガツ
176 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/01(月) 00:58:15.34 ID:pcBBP7ew0.net
おおおおあおおおお
177 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/01(月) 00:58:55.80 ID:lRxf3JJr0.net
頂点捕食者ココア
178 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/01(月) 01:03:36.84 ID:
NMOlUs/l0.net
ココア「はー・・・食べた食べた!やっぱり放置なんてもったいないことできないもんね♪」
ココア「さ、怪しまれないうちにさっさと帰ろうっと」
ラビットハウス
チノ「あれ?おじいちゃん、ココアさん知りませんか?」
ティッピー「ココア?」
チノ「はい。お風呂がわいたから呼ぼうと思ったんですけど」
ティッピー「ココアならさっき外に・・・」
ガチャッ
ココア「ただいまチノちゃん!!」
チノ「ど、どこに行ってたんですかココアさん!」
ココア「えへへ!ちょっとお散歩!」
179 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/01(月) 01:07:34.42 ID:
NMOlUs/l0.net
チノ「もう・・・あんなことがあったっていうのに。心配させるなんてひどい人ですね」
ココア「ごめんね」
チノ「・・・まあいいです。お風呂、わいたんで入りますよ」
ココア「うん♪」
ココア「(シャロちゃんがあんなにおいしかったんだもん・・・)」
ココア「(きっとチノちゃんはもっと・・・・・・)」
チノ「・・・? どうかしました?」
ココア「あ、ううん!お風呂いこうお風呂♪」
ココア「(・・・・・・いつ食べようかな)」ジュルリ
【終わり】
180 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/09/01(月) 01:08:11.05 ID:pcBBP7ew0.net
おつ!
元スレ:
シャロ「お腹がすいたから焼き串でも食べようかな」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1409483115/