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【ゆるゆり】京子「台風か…」

1 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 22:05:05.68 ID:23NFlTVW0

京子「もうこれは泊まってくしかないな」

結衣「最初からそのつもりだったくせに」

京子「あ、バレた？」

結衣「今日わざわざ来てる時点でバレバレだろうが」

京子「結衣の家に着替え置いといて良かった～」

結衣「何時の間に…」

4 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 22:10:26.19 ID:23NFlTVW0

京子「ところで夕ご飯は何？」

結衣「いつぞやのカレー」

京子「あ、ウィンナー入りのヤツ？あたし大好きー」

結衣「それは良かった」

京子「結衣さん…私毎日あなたのカレーが…」

結衣「そのネタもいつぞやに聞いたな」

京子「覚えててくれたんだ…」

結衣「いや、そんな大したことじゃねーだろ」

京子「あれ、そだっけ？」

5 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 22:17:40.44 ID:23NFlTVW0

結衣「何が？」

京子「いや、あたしそんなこと言ったっけなーって…」

結衣「うん、どうでもいいな」

京子「つれないなー」

結衣「何を期待してたんだよ…」

京子「あ、ニュースやってる…ふむふむ、台風は今夜から朝にかけて通り過ぎるみたいだね」

結衣「まぁそんなもんだろうな」

8 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 22:22:35.19 ID:23NFlTVW0

結衣「カレーできるまでもうちょっとかかるけど、どうする？お風呂先に入ってもいいけど」

京子「んーテレビ観てる」

結衣「分かった」

京子「飯食ったら一緒に風呂はいろーぜー」

結衣「断る」

京子「うわ、リアクションすら無しか」

結衣「面倒だからな」

京子「ホントつれないのー」

9 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 22:27:22.84 ID:23NFlTVW0

－－－－

京子「…」zzz

結衣「できたぞー…って寝てやがる」

京子「ぐぉー…千鶴ちゅっちゅっ」

結衣「また変な…つーか気持ち悪い夢見てるなぁ」

京子「えへへー…結衣ー愛してるよー」

結衣「私も出てるのかよ…」

結衣「それっ」

ﾋﾞﾁｬｯ

京子「うぉぉぉうあ！？｣ｶﾞﾊﾞｯ

結衣「飯できてるぞ」

京子「ね、寝耳に水を実践するとは…」

結衣「効果的だろう」

12 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 22:34:22.98 ID:23NFlTVW0

－－－－

京子「ご馳走様でした」

結衣「お粗末様でした」

京子「やっぱ結衣のカレーは美味しいなー」

結衣「そう？そう言って貰えると作ったかいがあったな」

京子「今度カレー作るときはまた読んでくれよー」

結衣「いや、その時はお前が既に来ている可能性の方が高いな」

京子「ちげぇねぇ！」

結衣「なぜ江戸っ子風…」

京子「じゃ風呂入ろうぜー」

結衣「あぁ、どうぞ」

京子「…あ、やっぱ一緒に入ってくれないんスね」

結衣「さっきそう言っただろ」

13 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 22:37:17.69 ID:23NFlTVW0

京子「いーじゃんたまには。背中流してくれよー」

結衣「流石に風呂はそんなに広くないからなぁ…」

京子「でも入れないことはないだろー？」

結衣「お前がおとなしくしてればな」

京子「あたしを何歳児だと思ってんだ！？」

結衣「大きな赤ちゃん」

京子「やかましいわ！」

16 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 22:41:32.56 ID:23NFlTVW0

結衣「しょうがないなぁ…じゃ入るか」

京子「よしきたっ！」

結衣「暴れるなよ？」

京子「だからやかましいわっ！」

結衣「冗談だよ冗談」

京子「全く…じゃー入るか」

結衣「あ、それが冗談」

京子「そっちか！」

18 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 22:46:46.42 ID:23NFlTVW0

結衣「じゃあ先に入ってくる」

京子「お？それは後から入ってこいというフラグか？」

結衣「そしたらラムレーズンお預けな」

京子「な、なぬっ！？汚いぞ結衣！」

結衣「それはお前の考えだ」

京子「それを言っちゃあお終いよ」

結衣「じゃ、大人しく待ってろ」

京子「あたしは犬かっ！」

20 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 22:53:08.99 ID:23NFlTVW0

－－－－

京子「ふぃーいい湯だったぜぇ」

京子「結衣ー、ラムレー…おろ？」

結衣「…」zzz

京子「無防備に寝ている…」

京子(これはやり返すチャンス！)

21 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 22:55:08.49 ID:23NFlTVW0

結衣「…」zzz

京子「うりゃっ！」

ﾋﾞﾁｬｯ

結衣「…おはよう京子」

京子「あ、あれ？意外とリアクション薄い…」

結衣「まぁ寝たふりだったからな。あまりに予想通りでつまらんかったから、意味無かったけど」

京子「ぐぬぬ…今日は結衣にやられっぱなしだな…」

結衣「お前は進歩が無いな」

京子「exactly！｣ﾋﾞｼｨ

結衣「いや開き直るなよ…」

23 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 23:02:33.24 ID:23NFlTVW0

－－－－

京子「ラムレーズンうめー」♪

結衣「ホント好きだな、ラムレーズン」

京子「うん。もう結婚したいくらい好き」

結衣「そこまでかよ…」

京子「まぁアイスは基本好きなんだけどねー。やっぱラムレーズンが1番だ」

結衣(しかし、実に幸せそうに食べるなぁ)

結衣「…｣ｼﾞｰ

京子「ん？…あぁ、はい、あーん」

結衣「！？ど、どうした突然」

京子「いや、なんか欲しそーにこっちを見てたので…」

結衣「あー…別にそういうつもりじゃなかったんだけどな」

25 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 23:07:04.27 ID:23NFlTVW0

京子「まぁまぁ。ほら、早くしないと溶けちゃうよ？」

結衣「わ、わかったよ…」

京子「はい、あーん」

結衣「あ、あーん…///｣ﾊﾟｸｯ

結衣「…うん、美味しい」

京子「だろー？京子ちゃんのあーん効果でさらに甘さがUP！」

結衣「はしてないな」

京子「ちぇー」

28 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 23:12:07.99 ID:23NFlTVW0

ﾋﾞｭｫｫｫｫｫｫｶﾞﾀｶﾞﾀ

京子「うわっ、風強いなー」

結衣「そういや台風来てたんだな」

京子「まぁ、屋内は何時も通りだしねー」

結衣「戸締りもちゃんとしてあるしな」

京子「…」

結衣「…もしかして出かける時」

京子「お、お母さんが閉めてくれたはずだと信じよう…」

結衣「今頃ベッドはずぶ濡れかもな」

京子「うわぁぁぁぁぁぁぁ」

30 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 23:16:00.04 ID:23NFlTVW0

京子「ベッドの上の漫画、大丈夫かなぁ…」

結衣「ちゃんと片付けておけよ…」

京子「あたしがわざわざそんなことすると思うてか！」

結衣「だから開き直るなって」

京子「あ、もしかしたら机の上の原稿も風で…」

京子「み、見に行く！」

結衣「ま、待て！気持ちは分かるが死ぬぞ！」

32 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 23:19:27.46 ID:23NFlTVW0

京子「ま、こういう時こそ落ち着きが大事だよね」

結衣「変わり身早いな！」

京子「ま、心配したところでどーにもなんないし、ゲームでもやろうぜ」

結衣「まぁ確かに…そうだな、ゲームするか」

36 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 23:24:36.84 ID:23NFlTVW0

－－－－

京子「…そーいえばさー｣ﾋﾟｺﾋﾟｺ

結衣「んー？」

京子「あかりは台風とか怖がってそうだよな｣ﾋﾟｺﾋﾟｺ

結衣「あーそうかも」

京子「『窓がガタガタしてるよぉ～』とか言ってな｣ﾋﾟｺﾋﾟｺ

結衣「わかるわかる。今頃布団にくるまってるかもな」

結衣「あ、そこに隠しエリアがあるぞ」

京子「マジ？…ホントだ！スゲー」

37 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 23:28:10.78 ID:23NFlTVW0

－－－－

あかり「へっくしっ！」

あかり「うぅー…風邪ひいちゃったのかな？それとも誰かがあかりの噂でもしてるのかな？」

ﾋﾞｭｫｫｫｫｫｶﾞﾀｶﾞﾀ

あかり「ひっ…！ま、窓がガタガタしてるよぉ…」

あかり「うぅ…なんだか怖くて眠れないよぉ」

あかり「た、台風さん優しくしてぇ～」

ドアの向こう

あかね(添い寝してあげたいっ…！)

38 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 23:30:57.18 ID:/APYlxqT0

あかりは台風でも天使だなぁ

41 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 23:33:41.01 ID:23NFlTVW0

－－－－

結衣「…｣ﾋﾟｺﾋﾟｺ

京子「…よくテレビでさー」

結衣「うん？｣ﾋﾟｺﾋﾟｺ

京子「台風の中で傘さしてる人の映像が流れるじゃん？」

結衣「あぁ、よく観るな」

京子「あれ意味あるのかねぇ？」

結衣「はっきり言って無いよなぁ…傘は壊れるし、抵抗が大きくなって歩き辛いだろうし」

京子「しかも結局ビショビショになってるんだよなぁ。なのになんで傘をさしてるんだろ？」

結衣「なんでだろうなぁ。でも、傘もってたらとりあえずさしたくなるんじゃない？」

京子「あーそうかも」

43 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 23:36:33.26 ID:23NFlTVW0

結衣(うーん…あと3レベぐらい上げとけば大丈夫かな)ﾋﾟｺﾋﾟｺ

京子「斜めになりながらもっ｣ﾋﾞｼｨ

結衣「なんのポーズだそれは」

京子「暴風雨の中歩くおばあちゃんのモノマネ」

結衣「細かすぎて伝わんねぇよ｣ﾋﾟｺﾋﾟｺ

京子「ちぇーけっこう有名なのになー」

結衣「どの層にだよ…」

46 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 23:42:07.10 ID:23NFlTVW0

京子「まだボス戦いかないの？」

結衣「あと2レベずつ上げてからだな｣ﾋﾟｺﾋﾟｺ

京子「相変わらず堅実っスねぇ」

結衣「気持ちよく倒したいからな」

京子「…もう11時かぁ」

結衣「本当だ。じゃあコレが終わったらそろそろ寝ようか」

京子「一緒の布団で？」

結衣「まだ何も言ってないけどな」

48 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 23:44:24.81 ID:23NFlTVW0

－－－－

結衣「さて、布団も敷き終わったし」

京子「寝るかー」

結衣「あぁ」

51 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 23:49:13.17 ID:23NFlTVW0

結衣「…で、なんでナチュラルにこっちの布団に入ってこようとしてんだ｣ｸﾞｸﾞｸﾞ

京子「いーじゃんいーじゃん今日くらい」

結衣「なんで今日なんだよ…｣ｸﾞｸﾞｸﾞ

京子「台風さん怖いよぉー結衣さん一緒に寝てー」

結衣「今更何を…はぁー、もう好きにしろよ」

京子「わーい結衣愛してるー｣ﾓｿﾞﾓｿﾞ

結衣「全く…」

54 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 23:56:40.28 ID:23NFlTVW0

京子「んふふー♪」

結衣「早く寝ろよ」

京子「じゃーこっち向いてー」

結衣「…はいはい｣ﾓｿﾞﾓｿﾞ

京子「えへへー♪」

結衣「うわっ、気持ち悪い」

京子「普通に失礼なっ…」

結衣「ヤケにご機嫌だな」

京子「そーかな？台風のせいかも」

結衣「いや関係無いだろ」

55 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 23:59:37.31 ID:23NFlTVW0

京子「まー結衣が珍しく布団に入れてくれたからだけど」

結衣「いちいち断るのも面倒だったからな…今日だけだぞ」

京子「わーてるよ」

結衣「どうだか…」

京子「…ねぇ結衣」

結衣「ん？」

京子「…おやすみ」

結衣「…あぁ、おやすみ」

58 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/01(月) 00:08:13.52 ID:pOJBjyKU0

－－－－

京子「おぉー、すっげーいい天気だなぁ」

結衣「台風一過ってヤツだな」

京子「こういう日はお出掛けしたくなりますなぁ」

結衣「そうだな」

京子「お、じゃあ2人でどっか行こうぜ！」

結衣「…しょうがないな。いいよ、出掛けよう」

京子「よしきた！｣ｶﾞｯﾂﾎﾟｰｽﾞ

結衣「朝から元気なヤツ」

京子「あ、そうそう結衣」

結衣「なに？」