7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 23:10:04.94 ID:LJhlEMPgP
トントン
P「……はい」
美希「ハニー、おはようなの!」
バタン
美希「ハ、ハニー!!」
P「……なんだよこんな朝っぱらから」
美希「ね、久しぶりのオフなんだからショッピングいこ!」
P「眠いんだ勘弁してくれ」
美希「むー……ミキだってお仕事じゃないのに頑張って早起きしたんだよ?」
P「それは俺に関係ないだろう」
美希「冷たいの! ね、いいでしょ?」
P「ショッピングは無理だな……そういう気分じゃない」
美希「む……じゃ、とりあえずハニーの家に入らせて欲しいの」
P「ダメだ」
美希「どうしてなの!」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 23:12:56.06 ID:LJhlEMPgP
P「眠いんだ」
美希「さっきも聞いたの!」
P「今から帰ればもう一眠りできるぞ」
美希「だったらハニーの家で寝るもん」
P「一応男の部屋なんだが……」
美希「前にも一回来たし、それにハニーだから大丈夫!」
P「なかなか不思議な理論だな」
美希「うー寒くなってきたの……ハニー、何か温かいものが欲しいな」
P「その手には乗らん」
美希「なんで! ホントに寒いの!」
P「ほらカイロ」
美希「準備がよすぎるの……カイロくらい持ってるよ」
P「ならいいだろ、じゃあな」
美希「ハニー!!」
P「まだ何かあるのか……」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 23:17:19.31 ID:LJhlEMPgP
美希「怪しいの! ミキに内緒でイケナイことしてるんでしょ!」
P「いやいや……そもそも美希に言う必要があるのか」
美希「だっていつものハニーに比べて冷たいの! もっと優しくしてくれてもいいって思うな!」
P「冷たいか……?」
美希「だってせっかくここまできたのに、すぐ帰れ帰れ~って! ミキだからいいけど普通の女の子だったら泣いてるの!」
P「美希は普通の女の子じゃないのか」
美希「だーかーらー!!」
P「だからなんだ?」
美希「……もういいの、ミキ帰るね」
P「おう、気を付けて帰るんだぞ」
美希「……なんて、隙あり、なの!!」
P「うぉっ!! そ、その手には乗るかっ!」
美希「キャッ! ど、どこ触ってるのハニー!!」
P「あっ、とすまん……あっ」
美希「ふふん、油断したねハニー! お邪魔しまーす!」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 23:20:12.94 ID:LJhlEMPgP
貴音「いらっしゃいませ、美希」
美希「……え? な、なんで貴音が……ハニー?」
P「……はぁ」
貴音「貴方様、美希も呼ばれたのですか?」
P「呼んでない、ていうか貴音とっくに時間過ぎてるんだが」
貴音「なんと、気が付きませんでした。ですがキリのよいところまで待つとしましょう」
P「待たんでいい! 早く帰ってくれ!」
美希「ハニー、それよりお話があるの」
P「なんだ、今貴音と……」
美希「ハニー最低! 貴音と……貴音と暮らしてたからミキのこと部屋に入れてくれなかったの!」
P「え? あっ、いや、違うと言えば違うし……意外と違わなかったりも」
美希「ほら! ミキだってまだ、その……」
P「バカな事を考えんでよろしい。はぁ……だから嫌だったんだが、貴音も今朝来たんだよ」
美希「え? 貴音も?」
貴音「ふぁい」モグモグ
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 23:23:17.09 ID:LJhlEMPgP
――
トントン
P「……」
貴音「貴方さ」
バタン
貴音「……」
トントン トントン トントン
P「……なんだ」
貴音「入れてくださいまし」
P「なんでだ」
貴音「久しぶりのオフですので」
P「俺もだ」
貴音「ですから、たまにはゆっくり」
P「俺のセリフだ!! なんでこんな朝早くから!」
貴音「できる限り貴方様の部屋で過ごしたく思いまして」
P「よし、気を付けて帰るんだぞ。じゃあな」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 23:25:32.76 ID:LJhlEMPgP
貴音「貴方様」
P「なんだ……」
貴音「入れてくれないのですか?」
P「うん」
貴音「何故?」
P「いや、今日はちょっとゆっくり休みたいというか」
貴音「ふむ……」
P「いやいや、考えなくていいから」
貴音「ならば、こうしましょう」
P「なんで交渉しなきゃいけないんだ?」
貴音「とりあえず貴方様の部屋に入れてくださいまし」
P「交渉にもなってない!!」
貴音「そして、カップラーメンを食べたら帰りましょう」
P「それが本音か……」
――
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 23:29:03.69 ID:LJhlEMPgP
P「その後も俺の布団にくるまってテレビをみて、後何分、何分って粘りやがる」
P「それはともかく、この様子だと他のやつらもくるから早く帰ってもらって次こそは! と思った矢先だよ……」
美希「ミキが悪いって言うの?」
P「実際そうなんだけど」
美希「でも、貴音くつろいでるよ?」
P「これは特殊だ」
美希「それじゃ、ミキも失礼するの!」
貴音「どうぞどうぞ」
P「あのですねお二人さん……俺まだ3時間くらいしか寝てなくて……」
貴音「貴方様もよかったらこちらに」
P「結構です……またこんなことしてたらさ……」
トントン
P「……」
響「プロデューサー! いるかー!」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 23:31:06.90 ID:LJhlEMPgP
P「そもそもどうしてノックなんだよ……」
P「朝は来客や訪問販売が来てもいいようにインターフォンは外してあるってのに……」
響「プロデューサー!!」
P「やめてくれー!!!」
美希「あ、響が来たの!」
貴音「ちょうどいいですね、何か飲み物を用意しましょうか」
美希「どうせだから他の皆も呼んじゃうの!!」
P「もう、勘弁してください……」
終わり
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 23:39:47.57 ID:PpMBtWNW0
トントン
伊織「入ってるわよ」
トントン
伊織「入ってるってば」
トントン
伊織「……」
トントン
伊織「あーもう!なんなの!?」ガチャ
伊織「……あれ」
伊織「誰もいない」
伊織「……」バタン
トントン
伊織「っ」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 23:43:34.59 ID:PpMBtWNW0
伊織「……って言うことがあったのよ」
亜美「不思議だね→」
亜美(いつも通りのいたずらなんだけどNE!)
亜美(んっふっふ~……ちょっち震えてるいおりんはかわゆいのう)
亜美「あ、亜美もトイレ行ってくるね→」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 23:47:22.68 ID:PpMBtWNW0
亜美「間に合った間に合った」
トントン
亜美「何?」
トントン
亜美(……ふうん)
トンt
亜美「どーん!」ガチャ!
亜美「やり返そうったってそうは……」
亜美「……誰もいない」
亜美「いおりーん!」
<何よー!
亜美「あるぇー?おかしいなぁ」
亜美「……」バタン
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 23:53:33.64 ID:PpMBtWNW0
亜美(……あり?)
亜美(今、ピヨちゃんはお買い物中)
亜美(りっちゃんは風邪で休み、兄ちゃんは営業)
亜美(他のみんなもレッスンとかだし……)
亜美(いおりんが、やったんじゃないなら)
ドン!!
亜美「ッ!」
ドンドン!!バン!!
亜美「ぁ、いゃ」
バンバンバンバンバンバンバンバンバン
亜美「嫌あぁああ!!」
<亜美?どうしたの!?
亜美「いおりん!いおりん助けて!!」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 23:58:47.56 ID:PpMBtWNW0
伊織「亜美!?」
亜美「うわあぁああん!!」ガチャ
伊織「どうしたのよ、いきなり!!」
亜美「い"お"り"ーん!ふえぇええん!!」
・・・
伊織「そうなの……」
亜美「うん……いおりんにいたずらしたから、何か怖いのが来ちゃったのかも」
伊織「……」ギュッ
亜美「あ……いお、りん?」
伊織「大丈夫よ」
伊織「私がずっとそばにいるから、大丈夫」ギュウ
亜美「……うん。ありがと」ギュウ
伊織「……」
伊織(計画通り)
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:05:55.47 ID:gXHbAMbG0
伊織(水瀬の財力をそう結集して建てた計画)
伊織(『ビビった亜美のメシアになる大天使いおりん計画』)
伊織(亜美はいたずら慣れしてるから、徹底的に人の痕跡を消す必要があった)
伊織(……技術者の努力に感謝するわ。計画は大成功)
伊織(これで亜美は私に頼るようになり)
伊織(依存するようになる)
伊織(亜美……私だけの妹にしてあげるわ)
伊織(ふひひ)ギュウ
・・・
真美「なんだろう」
真美「何か奪われた気がする」
おしまい
どこで間違えたかな
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:08:55.13 ID:+idNJUe7P
乙
その発想はなかった
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:10:13.19 ID:aEaKCS4y0
いいっすね~
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:19:19.33 ID:23bRZ2X30
ぎゅっ
あずさ「はいっプロデューサーさんの番ですよ」
P「えっと、こうでいいんですか?」
ぎゅっ
あずさ「はい~」
P「なんだか手を繋いでるだけなのに恥ずかしいですね……」
あずさ「こうやって相手が握ってきたら握り返すのがラブノックというんです」
ぎゅっぎゅっ
P「これ事務所の中でもするんですか?」
あずさ「プロデューサーさん~?」
P「おっと」
ぎゅっ
あずさ「あ、ダメですよ? 今のは2回握ったんですから、同じ回数お願いしますね」
P「こんな所記者にでも見られたらスキャンダルどころじゃないぞ……」
ぎゅっぎゅっ
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:22:53.24 ID:23bRZ2X30
P「た、ただいまー」
あずさ「お疲れ様です~ふふっ」
小鳥「おかえりなさいプロデューサーさん、あずささん。お仕事どうでし……!?」
ぎゅっ
P「ま、まぁまぁでしたよ」
ぎゅっ
律子「ところで何で二人ともそんなにくっついてるんです?」
あずさ「ちょっと色々ありまして~。ね、プロデューサーさん?」
P「はは……」
ぎゅっ
あずさ「ふふっ」
ぎゅっ
小鳥「チッ」
律子「え?」
小鳥「いえ何でもないです。それより精神衛生上よろしくないので、お仕事しましょう」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:25:36.38 ID:23bRZ2X30
P「じゃあ俺も書類決済作らないとな」
スタスタ
あずさ「はい~」
トコトコ
P「……」
あずさ「あ、椅子ひとつ借りますね~」
P「まぁ、いいですけどね……」
ぎゅっ
あずさ「♪」
ぎゅっ
小鳥「くっ……律子さんクッキー食べます? ラクダ以外なら食べていいですよ」
P「あ、俺も」
小鳥「」ギリィ
P「……俺も仕事頑張ろう」
あずさ「隣で応援してますね~」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:27:57.94 ID:23bRZ2X30
ガチャ
真 「はぁー疲れたー」
春香「ただいま戻りましたー!」
美希「雪歩のお茶が飲みたいのーっていない?」
千早「あっちのレッスンはまだ時間かかってるみたいね」
P「げっ」ササッ
あずさ「きゃっ」
P「あ、すみません。流石に他の子にこんなの見せると色々不味いんで……」
P「繋いだままなら、せめて机の下でお願いします」
あずさ「これもなんだかいけない恋みたいで楽しいですね。ふふっ」
ぎゅっぎゅっ
P「実際あまり褒められたものじゃありませんけどね……」
ぎゅっぎゅっ
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:30:43.80 ID:23bRZ2X30
春香「プロデューサーさん! お疲れ様です!」
P「お疲れ。春香達はボイスレッスンだったよな。順調だったか?」
春香「プロデューサーさんが応援してくれてますし、バッチリですよ!」
P「それは応援のしがいがあるよ」
春香「えへへ」
あずさ「……」
ぎゅーっ!」
P「アオッ!」
真 「どうしたんですか? 変な声出して」
小鳥「くくぅ~!」ガリガリガリ
P「い、いやなんでもないよ」
ぎゅっ
春香「美希ー? 私プロデューサーさんに褒められちゃった!」
美希「ミキレベルになるとテレパシーで愛を育むからどうでもいいって思うな」
あずさ「えぇ!?」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:35:19.60 ID:23bRZ2X30
ぎゅっ!ぎゅっ!ぎゅっ!ぎゅっ!
P「オァアアア!!」
春香「私クラスだと毎朝モーニングコールくるんだよ!」
美希「ミキはおやすみメールがくるんだから!」
春香「なんなの!」
美希「なんなのなの!」
律子「不潔ですね、プロデューサー殿」
P「待て! 待ってくれ! 俺はそんなことしてないからな!」
あずさ「本当ですか? プロデューサーさんは皆に人気ですから~」
P「はぁ……」
ぎゅっぎゅっぎゅっぎゅ
P「……これで納得してもらえました?」
あずさ「まだ少し足りないかもしれませんね。ふふっ」
あずさ「今日1日の行動を見て判断させていただきます♪」
ぎゅっ
おわり
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:36:38.18 ID:0EmRvE+z0
あずささんのおっぱいに顔をうずめて休日を過ごしたい
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:44:04.39 ID:sjf9cQ9W0
乙でしたー
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:56:07.47 ID:04qCMQDX0
コンコン
千早「?」
千早「誰かしら……」トテトテ
ガチャ
千早「……誰もいない」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:59:52.32 ID:04qCMQDX0
千早「いたずらかしら……」
コンコン
千早「誰!?」ガチャッ
千早「………」
千早(事務所なら亜美や真美かと思うんでしょうけど……家では……)
千早(……今日水瀬さんが話してくれた怪談を思い出してしまったわ)
千早(……怖い……)
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 01:03:31.82 ID:04qCMQDX0
千早「そ、そうだわ。もう春香がインタビュー終わるころじゃないかしら」メルメル
千早「よし。これで、今日は春香に泊まっていってもらいましょう」
千早「………」
千早(好きな曲でも聴いて気を紛らわしましょう)~♪
コンコン
千早「………」~♪
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 01:09:39.67 ID:04qCMQDX0
―――
――
―
「千早ちゃ~ん!」コンコン
千早「はッ春香!」ガバッ
千早「はぁーい」トタトタ
「千早ちゃ~ん!」
千早「今あけるわ、春香」
「千早ちゃ~ん!」
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 01:14:11.88 ID:04qCMQDX0
千早「……春香?」
「千早ちゃ~ん!」
千早「………」
「千早ちゃ~ん!」
「千早ちゃ~ん!」
「千早ちゃ~ん!」
千早「え……」
「千早ちゃ~ん!」
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 01:18:48.72 ID:04qCMQDX0
千早「は、春香……?」
「千早ちゃ~ん!」コンコン
「千早ちゃ~ん!」コンコン
千早「そ、そうだ電話すれば、は、春香に、電話を」ワタワタ
「千早ちゃ~ん!」ドンッ!
千早「あっ」ポロッ ガチャ
「千早ちゃ~ん!」ドンッ ドンッ ドンッ
千早「あっ、あ、春香、に、電話しなきゃ」
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 01:23:51.16 ID:04qCMQDX0
千早「は、春香、はぁ、はぁ……」プルルルル
「千早ちゃ~ん!」ドンッ ドンッ ドンッ
「千早ちゃ~ん!」ドンッ ドンッ ドンッ
「千早ちゃ~ん!」ドンッ ドンッ ドンッ
『はーい、あなたのアイドル天海春香です!』
千早「あっ、もしもし、春香?」
『ごめんなさい、私は今電話に出ることができません。ピーっという音の後に……』
千早「……嘘」
「千早ちゃ~ん!」ドンッ ドンッ ドンッ
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 01:24:38.02 ID:+Okcog+C0
終わったな
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 01:26:59.82 ID:28wqH9k60
やべえよ・・・
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 01:30:57.10 ID:04qCMQDX0
千早「だれ……!? あなた、誰なの……!?」
「千早ちゃ~ん!」ドンッ ドンッ ドンッ
「千早ちゃ~ん!」ドンッ ドンッ ドンッ
千早「か、かぎを、しめ、しめなきゃ、」ガチン
「千早ちゃ~ん!」ドンッ ドンッ ドンッ
「千早ちゃ~ん!」ガチャガチャ
千早「も、もう、いやぁ……」ペタン
「千早ちゃ~ん!」ドンッ ドンッ ドンッ
「千早ちゃ~ん!」ガチャガチャガチャ
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 01:37:54.28 ID:sjf9cQ9W0
やべぇよ……
やべぇよ、これ……
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 01:38:06.61 ID:04qCMQDX0
千早「………」
千早「……いなくなった?」ホッ
ギギ
千早「え」
ギギギギ
千早(郵便受けのふたが軋んでる……!? なにか入ってきてる!?)
ギギギギギギギギギギギギギギギギ
千早「いやぁぁぁっ」
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 01:50:31.46 ID:JWa2gyaL0
やだこわい
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 01:51:23.77 ID:04qCMQDX0
「千早ちゃ~ん!」ドンッ ドンッ ドンッ
「千早ちゃ~ん!」ガチャガチャガチャ
ギギギギメリメリメリメリ
千早「い、いや、やめて、たすけて、だれかぁ……っ」
メリメリメリブチュリ
千早「!?」
「千早ちゃ~ん!」ドンッ ドンッ ドンッ
「千早ちゃ~ん!」ガチャガチャガチャ
ビュチ ミチミチミチ ビクビクッ
「千早ちゃ~ん!」ドンッ ドンッ ドンッ
「千早ちゃ~ん!」ガチャガチャガチャ
「千早ちゃ~ん!」ドンッ ドンッ ドンッ
「千早ちゃ~ん!」ガチャガチャガチャ
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 01:59:53.13 ID:04qCMQDX0
千早「ひっ! な、なに、これ、は……?」
千早(肉の、塊? 手、みたいな、動いてる、肉が、動いてる……!)
ビクンビクンッ モゾリ
「千早ちゃ~ん!」ドンッ ドンッ ドンッ
「千早ちゃ~ん!」ガチャガチャガチャ
千早「そんな……!?」
千早(手が……! 鍵を開けちゃう……!?)
ガチン
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 02:08:07.08 ID:04qCMQDX0
千早「あ……」
ギィィィ
「スユケ眤鮹皈ォ・ラコヌケ筍ェ」ギロリ
千早「」ドサッ
…
「――やちゃん! 千早ちゃん!」
千早「!」ガバッ
春香「千早ちゃん、だいじょうぶ!?」
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 02:17:34.23 ID:04qCMQDX0
千早「は、……春香ぁ」ジワ
春香「千早ちゃん? えっと」
千早「怖かったの……怖い夢を見たの」ガシッ
春香「あはは、えーと……よーしよーし」ナデナデ
千早「う、うぅ、ふぅ……っ!」
春香「えへへ♪ 千早ちゃんは泣き虫だなぁ」ナデナデ
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 02:21:39.27 ID:04qCMQDX0
ピンポーン
千早「!」ビクッ
「千早ちゃーん、春香でーっす!」
千早「え……?」
春香「………」
「あれぇ、もう寝ちゃったのかなーメールがあったから来たのになー」
千早「は……春香……?」
春香「………」ニヤ
春香「私が春香だよ。千早ちゃんだけの、ね?」ギロリ
おしまい
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 02:24:58.18 ID:Nm8dwjJhO
なにこれこわい
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 02:29:15.83 ID:N1bEPN880
コンコン
雪歩「はい、どうぞ、開いてますよ」
真「……え?」
雪歩「開いてますよ……って、真ちゃんか」
真「え、あの、雪歩? あの」
雪歩「入って入って」
真「え、あの、ええっ?」
雪歩「うふふふ」
…………
…………
P「真と雪歩、今日はいつもにも増して仲良いな。ずっと手繋いでるし」
小鳥「真ちゃん、ずっと顔赤いですけど、風邪ですかね」
P「そういえば、二人一緒にトイレから帰ってきてたな」
P・小鳥(何があったんだろう……?)
終わり
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 02:30:27.23 ID:I8X2POVf0
コンコン
P「…んあ?」
コンコンコン
P「…んー」
コンコンコンコン
P「…ぅえー?」
コンコンコンコンコン
P「いーじゃーん…」
貴音「駄目です」
P「はぁ…」
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 02:32:16.26 ID:I8X2POVf0
P「こうしていつも勝手に入ってくるんだから出なくたっていいじゃないか…」
貴音「そういうわけには参りません。あくまでも私は客人であり、この部屋の住人である貴方様は私を出迎えなければなりません」
P「たまの休日なんだからさぁ~、ダラダラしたっていいだろぉ~」
貴音「そう言って貴方様は休みの度に昼まで寝て…」
P「だからいいじゃねぇかよぉ~、俺はいつも忙しいんだぞぉ~」
貴音「…この様なやり取り、まるで…」
P「はい結婚9年目ごっこおしまーい」
貴音「貴方様はいけずです…」
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 02:34:56.94 ID:I8X2POVf0
P「大体、俺は休日ゴロ寝なんかしてないんだからな」
貴音「では一体何を?」
P「休日の度に押しかけてくる誰かさんを1日中どこかへ連れ回しています」
貴音「?」
P「うわシラ切る気だよこの娘すごい」
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 02:36:36.09 ID:I8X2POVf0
P「大体、しっかり防犯してるのにいつもいつもどこから入ってくるんだよ」
貴音「それは…」
P「とっぷしーくれっと、ね」
貴音「貴方様は」
P「はいはい、いけずいけず」
貴音「…もうっ!」
P「…今のもう1回」
貴音「ふんだっ!」プイッ
P(新境地…)
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 02:38:42.75 ID:I8X2POVf0
P「なあ怒るなよ貴音…」
貴音「…」
P「ほら、今日はどこ行くの」
貴音「…」
P「あー、もう昼前かー」
貴音「…」
P「すっかり腹も減ってきたなー」
貴音「…」ピクッ
P「なんか今日はがっつりいきたい気分だなー」
貴音「それならばらぁめんにしましょう」パァァ…
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 02:41:10.17 ID:I8X2POVf0
貴音「いけませんっ!」
P「どうした?」
貴音「今日来たのは私だけではないのです!」
P「なんだまだいるのか…」
貴音「長々と外で待たせてしまいました、急いでこちらへ迎え入れなければっ」シュタタタッ
P「貴音とラーメン行くだけでも散財なのにまだ増えるのか…」
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 02:45:05.75 ID:I8X2POVf0
響「うがーっ! 入ってたなら早く入れてほしかったぞーっ!」
真「まあまあ響落ち着いて…」
貴音「大変申し訳ありません…」シュン…
P「ほら2人とも、温かいコーヒー淹れてやるからそれ飲んだら行こうか」
真「ありがとうございますプロデューサー!」
響「貴音は飲まないのか?」
貴音「らぁめんを食す前に胃に何も入れたくないのです」
響「そう…なのか…」
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 02:47:25.32 ID:I8X2POVf0
P「それじゃあ行こうか」
真「どこに行くか決まってるんです?」
P「決まってないなぁ」
貴音「ならばっ、駅前に新しいらぁめん屋ができたのでそこにっ、しかしあの路地裏の店も…」
響「おっ、落ち着くんだ貴音ぇ!」
P「食い終わった後はどうするんだ?」
真「それならボク達、今日の巨人対阪神戦のナイターのチケット持ってるんです!」
P「まじか!?」
響「この前自分達がやった野球選手にインタビューする仕事で貰ったんだよな!」
貴音「今日こそは阪神が勝ちます!」
真「いや、優勝のためにも負けられないね!」
響「自分はどっちのファンでもないから気楽に観れるぞー」
P(今日の先発誰だっけ…)ピッ
おわり なお
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 02:50:38.04 ID:04qCMQDX0
おつー
ラーメンに全力をかける貴音カワイイ
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 02:54:52.80 ID:dpMWrZgs0
コンコン
あずさ「はいは~い、今開けますよ~」
ガチャッ
千早「済みません、こんな夜分に…ご迷惑だったでしょうか?」
あずさ「あら、千早ちゃん。別に構わないけれど…寒かったでしょう?中へどうぞ」
千早「ありがとうございます。では…失礼します」
あずさ「晩ご飯は食べてきたかしら?」
千早「いえ、まだなんです。後で何か買ってきますので」
あずさ「そう?私もまだだから…それじゃあ、温まったら近くのお店にでも行きましょうか」
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 02:56:21.06 ID:dpMWrZgs0
~~飯食って帰ってきて~~
あずさ「……で、先日CMを撮影した時に『料理する時間がなくなって、腕が落ちてしまいそうです』って言ったら『そうならないように今度、俺にゴチソウしてくれます?』ですって」
千早「あずささんの手料理ですか。私も一度食べてみたいものですね」
あずさ「ふふっ、千早ちゃんだったら大歓迎よ」
千早「あ、けれど…同じ時でしたら、お二人の邪魔虫かも知れませんね。私はまた別の機会という事でもよろしいですか?」
あずさ「あら、そんな事は無いわよ」
千早「けれど、結局はオフの日次第ですね。この所あずささんも忙しいようですから」
あずさ「千早ちゃんもお仕事増えてきたようだし、そうなるわね。ところで、千早ちゃんはお料理しないの?」
千早「私が…?包丁を握った事さえも無いのですが…何故でしょう?」
あずさ「プロデューサーさんが千早ちゃんに食生活を叱られたって言ってたもの」
千早「あぁ、その話ですか。あれはあくまでジャンクフードと偏った食生活を諌めただけですから、しっかり栄養さえ取れれば…という感じで外食か買った物で済ませています」
あずさ「う~ん、そうだとすれば腕が鳴るわね。何か希望はあるかしら?」
千早「特には…あずささんの得意料理があればそれが一番です」
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 02:58:01.78 ID:dpMWrZgs0
千早「何も聞かないんですね、今日の私のこと」
あずさ「えぇ」
千早「こんな夜分にお邪魔させて頂いた事も、涙の跡も…」
あずさ「『何も聞いて欲しくない』って顔していたもの」
千早「そうですね、何から話せば良いか……」
あずさ「無理に話さなくて良いのよ」
千早「そういうわけには……」
あずさ「……」
千早「……」
あずさ「……」
千早「ふふっ…」
あずさ「あ、あら?」
千早「ご、ごめんなさい!お互い急に黙ってしまったのが何だかおかしかったので、つい…」
あずさ「い、良いのよ!気にしてないから!」
千早「いえ、あずささんがいてくださって良かったです」
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 02:59:55.70 ID:dpMWrZgs0
千早「今日の話し合いで決まったんです。両親が離婚すると」
あずさ「そう…なの?」
千早「私の目の前で離婚届に印鑑を押しましたから…。両親の前で泣きませんでしたし、責めもしませんでした」
千早「こうなった方がマシだって思ってたくらいなんです!なのに…何で後になって…!くっ…!…ううっ」
あずさ「えらかったわね、御両親を責めなかった事」
千早「両親の選択ですから…娘とはいえ口を挟むのは」
千早「最初はこれでスッキリしたって思っていました。けれど、少しだけ…ほんの少しだけ期待してたんです!何処かでやり直せるのではないかと…」
千早「ふふっ、私ダメですね。いろんなことを受け入れていく強さを身につけないといけないのに。……ううっ」
あずさ「好きなだけで泣きなさい。その間、ずっとこうしていてあげるから」ギュッ
千早「ありがとう…ございます……」
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 03:01:17.23 ID:dpMWrZgs0
千早「……お恥ずかしい所をお見せして失礼しました。もう大丈夫です」
あずさ「そう、良かったわ」
千早「あずささんがいてくださって本当助かりました。今日は本当にありがとうございます」
あずさ「今日はもう遅いから泊まっていくと良いのではないかしら?」
千早「はい…では、お言葉に甘えて…。あ、あの…!ご迷惑でなければ明日もまたこのようにお邪魔してよろしいですか?」
あずさ「千早ちゃんが望む限り何日でも泊まっていって構わないわ」
―――
――
―
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 03:02:35.71 ID:dpMWrZgs0
トントントントン
コンコン
あずさ「はいは~い、今開けますよ~」
ガチャッ
千早「済みません、遅くなりました」
あずさ「あら、千早ちゃん。寒かったでしょう?中へどうぞ」
千早「ありがとうございます。では…失礼します」
トントントントン
あずさ「プロデューサーさんはまだお仕事かしら?」
千早「そのようです。もう少しであずささんの手料理を食べられると張り切ってましたけど…ふふっ」
あずさ「約束してから随分と経っちゃったものね」
千早「えぇ、お互いあれから住んでる家も変わってしまって…」
あずさ「なかなか時間が取れなかったものね」
コンコン
あずさ「プロデューサーさんかしら。代わりに出て貰える?」
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 03:05:38.75 ID:dpMWrZgs0
ガチャッ
P「お邪魔します。おっ、千早も来ていたのか。調度良かった、良い話がある」
千早「何でしょう?」
P「この間、発売したシングルがついに100万枚達成した!」
千早「え!?本当ですか!?あの歌が…ミリオン……実は少し予感はしていたんです。歌が勝手に走り出す感じというか…とにかく私の全てを淀みなく出せた気がします」
あずさ「ふふっ、色々と乗り越えたのが良い方向に出たのかも知れないなわね」
千早「……そうですね。あれから小さなこだわりは消えて…更に好条件が重なって大きな一歩が踏み出せたのかもしれません」
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 03:06:51.95 ID:dpMWrZgs0
P「とにかくそういうことだ。良かったな」
あずさ「おめでとう、千早ちゃん。お祝いとしては少し安っぽいかも知れないけれど、頑張って作るわね」
千早「そんな…トップアイドルの手料理が安っぽいだなんて言ったら罰が当たりますよ」
P「そうですよ、これを楽しみに今日まで生きてきたんですから…いや~楽しみだなぁ」
千早「……!あずささん、私にも料理教えて頂けますか?」
あずさ「え…?えぇ、構わないけれど…」
千早「プロデューサー、あずささん。次があれば今度は私がお返しに御馳走しますから!」
P「おいおい、大丈夫か…。俺はまだ死にたくないぞ…」
おしまい
MASTER ARTISTで千早が言ってた「あずささんと一時期同棲していて…」のきっかけの話でも書こうと思ったら偉く重い話なった。まぁ良いや
山場は大体原作とドリカムのサンキューのパクリだけど、別に良いや
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 03:08:23.50 ID:dpMWrZgs0
全然関係無い話だけどおまけ
カチカチカチカチカチカチカチカチ
響「……」
ポキッ
カチカチカチカチカチカチカチカチ
響「……」
ポキッ
カチカチカチカチカチカチカチカチ
響「……」
「よぉーし、答案集めるぞー」
響「…ということがあったから、この前のテストはダメだっただけだよ。決していつもこんな点数じゃないからな!」
P「言い訳するな!」
これもまたノック音。そんだけ
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 03:34:17.72 ID:I7IiYJn1O
亀だけど乙
千早のあずささんへの信頼とあずささんの優しさがぐっときた
アニメだとあんまりなかったけどこの二人が仲良いとなぜか安心する
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 10:30:31.23 ID:dhkEIIV80
コンコン
貴音「あなた様」
P「ん?」
ココッコンッココン
ココッコンッココン
ココッコンッココン
コン
P「!!」
ココッコンッココン
ココッコンッココン
ココッコンッココン
コン
コッコッコッコッコンココン
コッコッココンコン
P・貴音「「お~お~き~な~そ~らを~ み~あ~げた~ら~」」
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 10:38:55.55 ID:XDKAbd7l0
>>152
分かってしまうのが悔しい
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 10:47:06.09 ID:fc7iXF0W0
>>152
起きて早々わろた
155 :
忍法帖【Lv=10,xxxPT】(1+0:15) 2012/12/09(日) 10:51:17.09 ID:/OloVz6y0
眺めたら、な
元スレ:
P「ノックの音が」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1354975380/
765 MILLION ALLSTARS(アーティスト)