2 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/22(水) 07:18:21.600 ID:
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昼休み学校にて
サターニャ「ガヴリールが飲もうとしてるコーラを振っておいてやったわ」
サターニャの想像
ガヴリール『さてとコーラでも飲むか』
勢いよく中身が噴き出す
ガヴリール『うわあーなんだよこれぇー!!』
サターニャ「ナーハッハッハ!これぞまさにA級悪魔的行為(デビルズアクション)だわ
早く来ないかしらガヴリール」
ガヴリール「悪いね、お茶買ってもらっちゃって」
ヴィーネ「だってお弁当とコーラ合わないでしょう」
サターニャ「来たわね。ククク…見てなさい」
ガヴ「あっ、そのコーラサターニャにやるよ」
サターニャ「え?本当に?」
ガヴ「私はヴィーネにお茶買ってもらったから」
サターニャ「大悪魔様への貢ぎ物ってわけね。良い心がけだわ」
プシュー!!
サターニャ「うわーーー振っておいたの忘れてたわ!!
覚えておきなさいガヴリール!」
ガヴリール「いや、何がだよ」
3 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/22(水) 07:20:38.100 ID:
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ヴィーネ「ちょっと、大丈夫?」
ガヴリール「髪ベタベタだろう」
サターニャ「ちょっと水泳部に行ってシャワー浴びてくるわ」
サターニャ「なんで私がこんな目に遭わなきゃならないのよ」
ガヴリール「自業自得だろう」
ラフィエル「このメロンパンでも食べて元気出して下さい」
サターニャ「ありがとねラフィエル。これでも食べないとやってられないわ」
犬「ワンワン」
サターニャ「ちょっと!犬、私のメロンパン返しなさいよ!」
ラフィエル「あらあら~」
ヴィーネ「いつもの光景ね」
犬を追いかけるサターニャ
14 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/22(水) 07:24:46.799 ID:
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???「おーよしよし」
サターニャ「ちょっと!その犬あんたが飼い主なの?
それに、何私のメロンパン勝手に犬に食べさせてるのよ!」
喪黒「このメロンパンあなたのでしたかこれは大変失礼いたしました」
サターニャ「まったくよ!どうしてくれるのよ」
喪黒「お詫びにこれを差し上げます」
サターニャ「これって行列ができることで有名な店の高級メロンパンじゃないの」
喪黒「ええ、先ほどちょうど購入してたもので」
サターニャ「本当にいいの?」
喪黒「お土産として購入したのですが急に予定がキャンセルになったものでして
私一人では食べ切れないので困っていたんです」
サターニャ「しかも3つも入ってるじゃないの。おっちゃんいい人ね」
15 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/22(水) 07:29:33.298 ID:
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喪黒「申し遅れましたが私こういうものです」
名刺を渡す
サターニャ「ココロのスキマ、お埋めします?」
喪黒「ええ、私せぇるすまんをしておりまして
あなたのようなココロにスキマがある方を救済して差し上げてるのです」
サターニャ「この胡桃沢・サタニキア・マクドウェル様を人間ごときが救済ですって?
笑わせるわね」
喪黒「ホーホッホッホ、あなた先ほどイタズラをしようとして失敗していましたね」
サターニャ「あ、あれはたまたまよ。いつもは、皆が恐れる下界を揺るがす大悪党よ」
喪黒「ホッホッホ、あなたは非常に面白い方だ、胡桃沢さんとお呼びしてよろしいですか?」
サターニャ「好きにすればいいわ」
喪黒「私は悪戯が大好きでしてね。こうやって犬をけしかけて反応をみて
遊んでいるのですよ」
サターニャ「まったく、人の迷惑も考えなさいよね」
喪黒「人の迷惑も顧みずに自分の欲望だけに生きるなんて実に悪魔的だとは思いませんか?」
17 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/22(水) 07:35:39.155 ID:
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サターニャ(悪魔的ですって!!)
喪黒「私全日本悪魔協会の理事をしておりまして。
大悪魔としての素質がある方を探しているのです」
サターニャ「悪魔協会ですって!?気になるじゃないの」
喪黒「ご興味がおありでしたら明日の放課後名刺の裏までお越しください
会場をご用意してお待ちしておりますので、それでは」
サターニャ「なんだったのよあのおっちゃん」
翌日
ヴィーネ「ちょっと、サターニャ今日掃除当番でしょう!」
ガヴリール「また、さぼる気だろう」
サターニャ「掃除当番をさぼる…なんて悪魔的行為かしら
我ながら感心だわ…ということでさようなら!」
ヴィーネ「ちょっとどこ行くのよ!」
ラフィエル「あらら、逃げられちゃいましたね~」
ヴィーネ「まったく、しょうがないんだから」
19 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/22(水) 07:44:54.984 ID:
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サターニャ「確か、ここよね。魔の巣…なかなかいいネーミングね」
カランコロン
サターニャ「悪魔協会が気になるから来てやったわよ、おっちゃん」
喪黒「ホーホッホッホ、どうぞこちらへ」
サターニャ「この私が直々に来てやったのよ。
デタラメだったら承知しないんだから」
喪黒「私が見るにあなたは大悪魔としての素質があります」
サターニャ「当たり前でしょう何を今さら」
喪黒「そこでぜひ悪魔協会に入会していただきたいのです」
サターニャ「まぁ、入会してあげなくもないわ。
まさか、お金を取ったりしないでしょうね?」
喪黒「ホーホッホッホ、私は善意でやっているのでお金は一切頂きません」
サターニャ「悪魔協会理事が善意っていうのも変な話ね」
喪黒「まぁまぁ、細かいことは気になさらずに入会記念としてこれを差し上げます」
サターニャ「なによ?この鍵は?」
喪黒「これは悪魔協会の隠れ家への鍵となっておりまして、
本来ならば選ばれた者しか入ることはできないのですが
胡桃沢さんは大悪魔ということで特別に許可がでました
奥へ行きますと部屋がありますのでそこからお入り下さい」
サターニャ「選ばれたものしか入れない部屋なんてわくわくするわね」
20 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/22(水) 07:51:08.340 ID:
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ガチャ(部屋へと入るサターニャ)
ワイワイ…ガヤガヤ…
サターニャ「ずいぶん、人が沢山いるわね。なんかパーティ会場みたい」
司会「それでは、これから悪魔協会の会合を始めます…」
サターニャ「なんかつまらないわね。所詮はただの人間の集まりね
もう、帰ろうかしら」
司会者「それでは、大悪魔様の登場です!」
サターニャ「なんですって!?ここのどこに大悪魔がいるのよ」
スポットライトがサターニャに当たる
サターニャ「え?私!?」
司会者「大悪魔胡桃沢・サタニキア・マクドウェル様ようこそお越し下さいました
さぁーさぁー壇上へどうぞ」
サターニャ「どうなってるの?」
司会者「皆さん、我らの大悪魔胡桃沢・サタニキア・マクドウェル様に拍手を」
パチパチパチパチー
あっけに取られるサターニャ。
サターニャ「…」
司会者「申し訳ないんですが、何か一言お願いできますか?」
サターニャ「えーおっほん。下等な人間どもよくぞ集まったわね
今からこの大悪魔胡桃沢・サタニキア・マクドウェル様が
ありがたい話をしてやるわ…」
21 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/22(水) 07:55:45.762 ID:
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サターニャは、2時間ほど自論や日頃の愚痴を話しまくった。
司会者「皆さん、改めてサタニキア様に拍手を!!」
パチパチパチパチー
サターニャ「ナーハッハッハ!そうよ人間ども私を崇拝しなさい」
観衆「サタニキア様バンザ~イ!!」
サターニャ「ああ、気持ちよかったわ。悪魔協会…悪くないわね」
喪黒「いかがでしたか?」
サターニャ「なかなか面白かったわ。また来てもいいかしら?」
喪黒「ええ、構いませんよ。
ただし、あの部屋以外で悪魔協会の活動はしないと約束して下さい」
サターニャ「わかったわ約束する」
喪黒「それならいいのです」
22 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/22(水) 07:58:42.619 ID:
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翌日
サターニャ「ガヴリール、私と勝負よ!」
ガヴリール「ああ、だりぃ~」
サターニャ「ふっふっふ、今日は人生ゲームで勝負するわよ」
ガヴリール「お前、人生ゲームのルールとか知ってるのか?」
サターニャ「全てはこの悪魔の書に書いてあるわ」
ガヴリール「随分とまた万能だな」
サターニャ「まずは、私がルーレットを回すわ」
30分後
ガヴリール「はい、あがり。サターニャの金全て没収な」
サターニャ「なんで、こうなるのよ!さては、ズルしたわね?」
ガヴリール「このゲームでどうやってズルするんだよ」
ヴィーネ「見苦しい言い掛かりね」
ラフィエル「サターニャさんの運がなかったんですよ」
サターニャ「もう、いいわ。ちょっと出掛けてくる」
ヴィーネ「こんな時間からどこに行くの?」
サターニャ「悪魔的崇拝を高める場所よ」
ヴィーネ「?」
23 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/22(水) 08:02:56.954 ID:
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サターニャ「また、来てやったわよ魔の巣!
大悪魔サタニキア様に相応しいのはやっぱりこの場所よ」
喪黒「ホーホッホッホ、気に入ってもらえて何よりです」
サターニャ「こんなにいい場所があったなんて知らなかったわ
おっちゃんには感謝してる」
喪黒「喜んで貰えて何よりです」
サターニャ「待ってなさい、信者ども。大悪魔様のお出ましよ!」
観衆「うおおお!サタニキア様!!」
モブA「お待ちしておりました、こちらサタニキア様への
貢ぎ物最高級メロンパン100個になります」
サターニャ「さすがに100個はいらないけど一応貰っておいてあげるわ」
サターニャ「あんたの靴左右入れ替えさせてもらったわ。これぞC級悪魔的行為!」
モブB[サタニキア様どうかご勘弁を!」
サターニャ「アーハッハッハ、いいわよいいわよ
みんな大悪魔サタニキア様にひれ伏すがいいわ」
25 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/22(水) 08:09:30.225 ID:
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モブA「サタニキア様そろそろお戻りになられたほうがよろしいのでは?」
サターニャ「いいのよ、学校なんて休んでやるわ!」
モブA「さすが!サタニキア様、なんというS級悪魔的行為!」
モブC「サタニキア様よろしければこれをどうぞ」
サターニャ「こ、これお酒じゃないの!」
モブC「はい、S級悪魔的行為に相応しいと思いまして
お気に召しませんでしたか?」
サターニャ「そ、そんなわけないじゃない、私を誰だと思ってるのよ!
こんなもの一気飲みしてやるわ!」
モブC「さすが!大悪魔サタニキア様!」
モブB「凄い!本当に一気に飲み干してるぞ!」
酔って気分が大きくなってるサターニャ。
サターニャ「ヒクッ!だいたいあいつらは私のことを何もわかってないのよ
特にあの駄天使の態度が気に入らないわ」
モブA「我らの大悪魔サタニキア様をバカにするとは許せませんね」
サターニャ「あと、いつも私を陥れようとするラフィエル!」
モブB「今から討ち入りに行きましょう!」
サターニャ「それ、いいわね!私たち悪魔協会の力を見せつけてやるわ」
26 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/22(水) 08:19:03.824 ID:
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魔の巣の外へと出るサターニャと悪魔協会のメンバー
喪黒「胡桃沢さん」
サターニャ「あぁ?なによおっさん」
喪黒「あなた私との約束を破りましたね」
サターニャ「それがなんだっていうのよ!あいつら私のことをバカにしやがって
今の私を止めることは誰にもできないわよ!」
喪黒「おやおや、すっかり洗脳されてしまったようですね
こうなってしまっては、行くところまでいくしかありませんな
私はどうなっても知りませんよ」
「ドーーーーーーーーーン!!」
サターニャ「ふぎゃああああああああああ!!」
翌朝、酔いが覚め目を覚ますサターニャ。
サターニャ「あれ?なんで私捕まってるのよ!?ここはどこ?」
テレビ「昨夜、起きた少女連続襲撃事件で警察は悪魔協会と名乗る団体のメンバーと
被害者と同じ学校に通うリーダーの少女を殺人未遂の疑いで逮捕しました
調べに対し少女は自らを大悪魔などと名乗っており…精神鑑定も視野に入れ捜査しています」
喪黒「実に、悪魔的な結末で彼女もさぞかし満足でしょうな
いやーそれにしても自分が統率してたつもりが
実は洗脳されていたとは皮肉なものですな
少しやりすぎてしまいましたがね…ホーホッホッホー」
おわり
元スレ:
サターニャ「ココロのスキマ、お埋めします?」
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