2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 13:37:30.82 ID:
zb7Jmh7I0
P「あれは……小鳥さんだな」
小鳥「あっ、おはようございますプロデューサーさん!」
P「おはようございます小鳥さん」
小鳥「今日はずいぶんと早いですね?」
P「いやあ、ちょっとみんなに試したいことができたんですよ」
小鳥「へえ。みんなって、春香ちゃんや美希ちゃんたちですよね? 何を試すつもりなんです?」
P「それはですね、えーっと……」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 13:43:16.88 ID:
zb7Jmh7I0
P「そうだ小鳥さん! 一番最初に小鳥さんで試してみたいんですけど、ダメですか?」
小鳥「え。あたし? でもあたし、アイドルじゃありませんよ?」
P「全然問題ありません! ノープロブレムです!」
小鳥「大丈夫なんですか? それじゃあ、あたしでよければ喜んで協力しますよ!」
P「さすがは小鳥さん! ありがとうございます!」
小鳥「えーっと、あたしはどうすればいいんでしょう?」
P「とりあえずですね、俺に後ろを向いて立ってほしいんですよ」
小鳥「はいはーい」クルッ
小鳥「こんな感じで大丈夫ですかね?」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 13:45:30.72 ID:Q5nBxoQ1i
素直な小鳥さん可愛い
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 13:45:44.47 ID:
zb7Jmh7I0
P「ありがとうございま、すっ!」ツンッ
小鳥「きゃーーーーーっ!?」ビクンッ
P「おおおおお……」
P「素晴らしい、素晴らしいですよ小鳥さん! そのリアクション」
小鳥「プロデューサーさん! い、いきなり脇腹を突っつかないで!」
P「いやあ、いきなりじゃないと面白くないじゃないですか」
小鳥「まさか、みんなにやりたいことって……?」
P「そう、コレです!」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 13:48:06.79 ID:
zb7Jmh7I0
P「みんなに試してみたら、どういう反応するかなあって思いまして!」
小鳥「……へ、へーえ!」
P「ん? どうかしました、小鳥さん?」
小鳥「あの! そこにビデオカメラ設置しといてもいいですか?」
P「……。小鳥さん、目が異常なまでにきらきら輝いてますよ」
小鳥「当然です! こんなチャンスを指をくわえて見てるだけなんて、絶対にしちゃいけないことです!」
P「は、はあ……。左様でございますか」
小鳥「後でプロデューサーさんにもちゃんと見せてあげますから、安心してくださいね!」
小鳥「それじゃ、プロデューサーさーん! しっかりよろしくお願いしますねー!」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 13:50:24.32 ID:
zb7Jmh7I0
P「さすがは小鳥さんだな。いや、あれをさすがと言っていいのか……?」
P「と、ともかく、ウォーミングアップは万全だ! さあ、どっからでも誰でも来い!」
春香「プロデューサーさん!」
P「おお、春香じゃないか!」
春香「おはようございます! 今日も一日よろしくお願いします!」
P「そうだよな。やっぱり、トップバッターは春香じゃないとな!」
春香「え? トップバッターですか?」
P「ああ、トップバッターだ!」
春香「何だかよくわからないけど、もしかして私、褒められてますか?」
P「もちろん褒め言葉だよ!」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 13:53:41.97 ID:
zb7Jmh7I0
P「さて春香、折り入ってお願いがあるんだが、聞いてくれるか?」
春香「もっちろんです!」
P「本当か?」
春香「はい! プロデューサーさんのお願いなら、何でも喜んで聞いちゃいますよ!」
P「嬉しいこと言ってくれるなあ……。ちょっとだけ、心が痛むな……」
春香「ん? プロデューサーさん、何か言いました?」
P「いや何も。それじゃあさっそくだけど、俺に背中を向けてほしいんだ」
春香「え、えっ? お願いって、それだけでいいんですか?」
P「ああ、とりあえずそれだけで大丈夫だ!」
春香「は、はあ。え、えっとえっとえっと」クルッ
春香「あのー、プロデューサーさん。これで、いいんですか?」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 13:56:15.95 ID:
zb7Jmh7I0
P「それでオッケーだ、ぞっ!」ツンッ
春香「ひゃあああああっ!?」ビクンッ
P「うーん、やっぱりいいなあ」
P「予想通り、想像通りの見事な反応だったよ、春香」
春香「ちょ、ちょっと! プロデューサーさん!」
P「ん、何だ?」
春香「何って、くすぐったいですよ! 急に何するんですか!」
P「ははは、悪い悪い」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 13:59:39.06 ID:
zb7Jmh7I0
春香「うう……。まだ脇腹がムズムズする……」
P「いやあ、何だか急に、春香のことを脅かしてみたくなっちゃって」
春香「もう! プロデューサーさんってばひどいですよ! いきなり私のことくすぐるなんて!」
P「ごめんごめん!」
春香「私、本当にビックリしたんですからね!」
P「悪かった悪かった! さあ春香、今日も一日頑張っていこうな!」
春香「わかりましたよぅ! ……あ、プロデューサーさん」
春香「私は別に気にしませんけど、私以外の人には、絶対こんなことしちゃダメですよ!」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 14:05:19.31 ID:
zb7Jmh7I0
P「ところがどっこい、春香だけじゃなくて他のみんなにもやるんだな、これが」
律子「どうしたんですかプロデューサー。何だか、ぼけーっとしてますね」
P「おお、律子か。ちょっとな、空想にふけってた所なんだ」
律子「仕事と時間、どちらも待ってはくれませんよ?」
P「すまんすまん、気を抜かないように気を付けるよ。律子は本当にしっかりしてるよなぁ……」
律子「まあここの所忙しいですし、疲れるのもわかりますけどね」
P「そういう律子は大丈夫なのか? 疲れがたまってたりしてないか?」
律子「うーん、そうですね。そこまでではないですけど、まあ多少は」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 14:10:28.20 ID:
zb7Jmh7I0
P「よし! これから俺が、律子の疲れを吹き飛ばすいいことをしてやろう!」
律子「……プロデューサー。ほっぺたがゆるんでますよ」
P「そ、そんなことはないぞ!」
律子「ははーん。どうせまた、ロクでもないこと考えてるんでしょう?」
P「頼む! 頼むよ律子! 俺を信じてくれ」
律子「……はあ。信じろと言われてもねえ……」
P「さあさあ律子! 早く後ろを向くんだ! 早く早く! ハリーハリー!」
律子「わかりました! わかりましたよプロデューサー」クルッ
律子「それで、一体どんなことをしてくれるんですか?
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 14:15:33.13 ID:
zb7Jmh7I0
P「こんなことだ、よっ!」ツンッ
律子「うひゃあああああっ!?」ビクンッ
P「おお!」
P「もしかしたらあんまり効果がないかと思ったが、全然そんなことはなかったぜ!」
律子「プ、プロデューサー! 忘れたんですか!」
P「え? 何を?」
律子「前にも言いましたよね! 私、ワキとか弱いんだって!」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 14:21:04.70 ID:
zb7Jmh7I0
P「あれ、そうだったっけ?」
律子「言いました! 絶対に言いましたから!」
P「ごめんごめん律子。正直に言うと、完全に忘れてた」
律子「というかそれ以前に、やる相手間違えたら、確実にセクハラで訴えられますよ!」
P「ん? と言うことは、だ」
律子「へ?」
P「律子には訴えられないから、またの機会に試してもいいってことかな?」
律子「なっ……! だ、誰もそんなこと言ってないでしょーが!」
律子「全くもう! 今度やったら承知しませんからね! 覚えておいてください!」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 14:23:44.20 ID:Gu2xLQW70
律子は可愛いなあああああ
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 14:24:50.58 ID:
zb7Jmh7I0
P「とか何とか言いつつ、口ほど嫌がってなかった気もするなあ、律子」
真「あれ? どうしたんです、プロデューサー?」
P「ああ、真か」
真「ずいぶんとニコニコしてますね? 何かいいことでもあったんですか?」
P「いやなに、ちょっといいトレーニング方法を閃いたもんでな」
真「プロデューサーが考えたんですか? へーえ、何だか気になるなあ」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 14:28:13.48 ID:
zb7Jmh7I0
真「プロデューサー! そのトレーニングのやり方、ボクにも教えてくださいよ!」
P「それじゃあ真も、俺と一緒に体験してみようじゃないか!」
真「本当ですか? へへっ、やーりい!」
P「それじゃあ、さっそくこれから始めるとするか?」
真「いいですよ! さあ、プロデューサー! ボクは何をすればいいんですかね?」
P「差し当たって、後ろ向いてくれれば大丈夫だよ」
真「後ろを向けばいいんですね? わかりました!」クルッ
真「よっし準備オッケー! プロデューサー、何でもどうぞ!」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 14:34:18.03 ID:
zb7Jmh7I0
P「それじゃお言葉に甘え、てっ!」ツンッ
真「うわあああああっ!?」ビクンッ
P「うーむ。真の体にもバッチリ効く俺の人差し指の威力」
P「いやいや、我ながらさすがだな」
真「プ、プロデューサー! さすがだな、とか一人で納得してないでくださいよ!」
P「ははは」
真「驚いて、心臓が止まるかと思ったじゃないですか!」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 14:40:31.00 ID:
zb7Jmh7I0
P「まあまあ真。たまにはこういうイタズラもいいじゃないか!」
真「うーん。でも確かに」
P「ん?」
真「トップを目指すためには、こんなことで動じないような体を作らないといけないよなあ」
P「いやあの、真? 何もそんなに真剣に考え込まなくても……」
真「プロデューサー!」
P「は、はい!」
真「ボク、今の件を反省して、もっともっと一生懸命トレーニングに励みます!」
真「だからまた新しいトレーニングメニューを閃いたら、どんどんボクに教えてください!」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 14:45:15.62 ID:
zb7Jmh7I0
P「うーむ。真って、本当に真面目だよな。俺も見習わないといけないなあ」
やよい「プロデューサー!」
P「おっ、やよいじゃないか」
やよい「こーんにーちはー! 今日もいいお天気ですねー!」
P「ああ、全くだな! それにしても、やよいはいつも元気でうらやましいなあ」
やよい「うっうー! ありがとうございまーす!」
P「ところで、やよい」
やよい「はーい! なんですかー、プロデューサー?」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 14:50:20.13 ID:
zb7Jmh7I0
P「そんな元気なやよいに、もっともおっと元気がでるおまじないをしてあげたいんだが?」
やよい「へえー、そんなおまじないがあるんですかあ?」
P「ああ、最近本で読んでイメージトレーニングしてきたんだ。俺に任せてくれないか?」
やよい「もちろんでーす! それじゃあプロデューサー、よろしくお願いしまーす!」
P「了解だ! 軽く準備があるんで、後ろを向いてくれないか?」
やよい「はーい! わかりましたー!」クルッ
やよい「えへへ! 何だかとってもわくわくします! 楽しみですー!」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 14:55:12.09 ID:
zb7Jmh7I0
P「それじゃあちちんぷいぷい、っと!」ツンッ
やよい「うっ、うーーーーーっ!?」ビクンッ
P「さすがはやよいだ」
P「突っつかれてもうっうーとかマジ最高! もう本当にかわいい!」
やよい「うーっ……」
P「どうだ、やよい?」
やよい「プロデューサー、これって本当におまじないなんですかあ?」
P「もちろん本当に決まってるじゃないか!」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 14:58:11.67 ID:
zb7Jmh7I0
P「なあやよい、体の緊張がほぐれて、楽になった気がしないか?」
やよい「うーん……。確かに」
P「だ、だろ?」
やよい「そう言われれば、そんな気もしてきましたー!」
P「ま、まあ、うまくいってよかったよ」
やよい「やっぱり、プロデューサーはすごいですー!」
P「は、ははは……」
やよい「私、そんけーしちゃいます!」
やよい「プロデューサー! これからも、いろんなことをたくさん教えてくださーい!」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 15:00:58.03 ID:
zb7Jmh7I0
P「うーん。やよいの尊敬のまなざし、さすがにちょっと良心がとがめたなー……」
響「ん? プロデューサー?」
P「ああ、響か」
響「何か難しい顔をしてるぞ。どうかしたのか?」
P「ちょっといろいろあって、罪悪感を感じてたんだ」
響「罪悪感……?」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 15:01:45.62 ID:
zb7Jmh7I0
響「大丈夫? 何があったか、自分は詳しく聞かない方がいいのかな?」
P「いや。むしろ響には、ぜひとも聞いてほしい話なんだが」
響「本当か?」
P「ああ、本当だとも!」
響「よっし! プロデューサーの話、自分でよければ何でも聞いちゃうぞ!」
P「そうか? ありがとな、響」
響「気にすることなんて、何もないさー! 誰かに話した方が、楽になるに決まってるしな!」
P「うーん、面と向かってだと何だか話しにくいな。響、後ろ向いてくれないか?」
響「ああ、わかったぞ!」クルッ
響「……それで、一体どんな話なんだ?」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 15:06:14.46 ID:
zb7Jmh7I0
P「それは、なっ!」ツンッ
響「きゃあああああんっ!?」ビクッ
P「へええ、結構可愛い声出すな、響」
P「なかなかのギャップに萌えってカンジ」
響「プロデューサー! 自分、真剣だったのに、何するんだよ!」
P「すまん。本当にすまんな響」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 15:07:43.00 ID:Q5nBxoQ1i
響可愛い
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 15:07:56.82 ID:
zb7Jmh7I0
P「ちょっとビックリさせてみたかっただけなんだよ。俺には、悩みなんて何もないさ!」
響「……そうなのか?」
P「そうだとも!」
響「本当に本当か? 無理して我慢したりしてない?」
P「ほ、本当だよ! これはウソじゃない! 間違いなく本当だって!」
響「そうかー! 本当は何もなかったんなら、自分安心したぞ!」
P「ああ。だますような真似をして悪かったな、響」
響「いいっていいって! でも、これだけは覚えておいてほしいんだ」
響「プロデューサーに何かあったら、自分いつでも相談に乗るからな!」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 15:08:05.41 ID:vnlTW/dx0
こういう企画はやっぱ響だなぁ
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 15:09:18.81 ID:
zb7Jmh7I0
P「本当に響っていい子だよなあ。後でちゃんと、だました埋め合わせはしないとな」
真美「おやおや~、そこにいるのは兄ちゃんじゃないですか~」
P「おお真美、ちょうど良い所に!」
真美「ん? どったの兄ちゃん?」
P「実は俺はついさっき、新たなるゲームを開発した所なんだ!」
真美「えっ、本当? 兄ちゃんが考えたゲーム?」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 15:14:21.89 ID:
zb7Jmh7I0
真美「それってどんなゲームなの? 楽しい? 真美にもできる?」
P「ああ、そんなに難しいものじゃないからな。さっそくやってみるか?」
真美「もっちろん!」
P「お、やる気十分だな、真美」
真美「どんなゲームも、真美の手にかかればらくしょーらくしょー!」
P「そうかそうか。それじゃあ真美、必要な準備はただ一つだ。それは」
真美「それは?」
P「後ろ向いてくれ」
真美「そんだけでいいの? それじゃあ、ほーい」クルッ
真美「向いたよー! 兄ちゃん、早く早くー!」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 15:18:14.77 ID:
zb7Jmh7I0
P「かかった、なっ!」ツンッ
真美「わきゃあああああ!」ビクンッ
P「はっはっは!」
P「真美、破れたり! 見事な悲鳴いただきました―!」
真美「に、兄ちゃん! 今のは卑怯だよ!」
P「はーっはっは! 卑怯もラッキョウもないぞ、真美」
真美「意味わかんないよー! しかも、こんなのゲームでもなんでもないじゃん!」
P「ま、軽いお返しってやつだな!」
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 15:21:59.57 ID:
zb7Jmh7I0
P「普段から、真美と亜美には何かとイタズラされてるからな。たまにはいいだろ?」
真美「むむむ……。ま、まあいいよ」
P「お?」
真美「今回は兄ちゃんにやられたけど、後でたーっぷりお返ししちゃるかんね!」
P「そんなこと言うなら俺の方こそ、今すぐたっぷりサービスしてやろうか?」
真美「うっ……。い、いいよ。もういい!」
P「そんなに遠慮するなってば、ほらほら」
真美「い、いいってば! 遠慮しとく遠慮しとく! 真美はもう十分だよ!」
真美「そ、それじゃあね、兄ちゃん! 真美はこれにてさよーならー!」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 15:25:40.56 ID:
zb7Jmh7I0
P「うーむ、何という逃げ足の速さ。何だかんだで結構焦ってたな、真美」
雪歩「プロデューサー、いいですかぁ?」
P「ん? どうしたんだ雪歩?」
雪歩「あの、お茶が入りましたよぉ」
P「ああ、ありがとう雪歩」
雪歩「いえいえ。プロデューサー。今日のお茶の味はどうですかぁ?」
P「うん、美味しい! 言うことなしだよ! 毎日毎日すまないな」
雪歩「すまないだなんて、とんでもないですぅ」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 15:30:08.14 ID:
zb7Jmh7I0
雪歩「これは、私が好きでやってることなんですから」
P「いやいや本当にありがたいよ。そんな雪歩には、何かご褒美をあげないとな」
雪歩「えっ? ご、ご褒美ですかぁ?」
P「大したものじゃないけど、俺の気持ちさ」
雪歩「そ、そんな。気持ちだなんて、気を使わないでくださいプロデューサー」
P「まあまあそういうなって。雪歩、驚かせたいから、ちょっと後ろ向いてくれ」
雪歩「わ、わかりましたぁ」クルッ
雪歩「……何だか緊張しますぅ」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 15:32:07.34 ID:
zb7Jmh7I0
P「それじゃあ、せー、のっ!」ツンッ
雪歩「ひゃああああん!」ビクンッ
P「うんうんうんうん」
P「その甲高い悲鳴は、まさに俺が予想していた雪歩の反応そのものだよ」
雪歩「プ、プロデューサー! くすぐるのはやめてくださいぃ!」
P「はは、ごめんごめん、ちょっとしたジョークだよ」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 15:34:39.25 ID:
zb7Jmh7I0
P「もうやらないし、ご褒美もちゃんと用意するから」
雪歩「私、脇腹は本当に弱いんですぅ」
P「え、そうなのか?」
雪歩「プロデューサー。お願いですから、もうしないでくださいね?」
P「……なあ、雪歩」
雪歩「は、はい? 何ですかぁ?」
P「そういう情報を聞いちゃうとさ」
雪歩「え、え?」
P「なぜかまたやりたくなっちゃうんだよな、これが」
雪歩「はううぅ! 本当にやめてくださいぃ!」
雪歩「お願いですプロデューサー! お願いしますからあぁ!」
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 15:39:07.18 ID:
zb7Jmh7I0
P「うーん、ちょっと雪歩をいじめすぎたかな。まあ、やり過ぎはよくないよな」
伊織「何よアンタ、どうしたの?」
P「その声は伊織か」
伊織「反省するのかニヤニヤするのか、どっちかにしたらどうなの?」
P「……そんなににやけてたか、俺?」
伊織「はっきり言って、気持ち悪いくらいにね」
P「……ゴホン。と、ところで伊織、唐突だが質問があるんだ」
伊織「私に質問? 何よ」
P「伊織は脇腹は平気な方か?」
伊織「はあ? アンタいきなり何聞いてるの? 本当に頭大丈夫?」
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 15:43:26.23 ID:
zb7Jmh7I0
伊織「ま、答えてあげるわ。残念かもしれないけど、私は平気な方よ」
P「ほーう……。本当かな?」
伊織「な、何よその目は。ウソをつく理由なんて、別にないでしょ?」
P「そりゃ、そうなんだがな。お、伊織。背中にゴミが付いてるぞ」
伊織「え、私の、背中?」
P「ああ、そうだ。ほら、そこそこ」
伊織「え、そんなもの、どこに付いて……?」
P「自分じゃ見えなくて取りづらいんじゃないか? 俺が取ってやろうか?」
伊織「それじゃあ、アンタに任せるわ」クルッ
伊織「さあ、パッパと取ってちょうだい」
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 15:45:38.34 ID:
zb7Jmh7I0
P「まあ実はウソなんだけど、なっ!」ツンッ
伊織「やあああああっ!?」ビクンッ
P「何だ何だ伊織」
P「めちゃくちゃ反応してるじゃないか。全く、ウソばっかり」
伊織「い、いきなりやられれば……誰だってビックリするわよ!」
P「ほほう? いきなりじゃなければ大丈夫なんだな?」
伊織「当り前でしょ! そんな子供だまし、普通なら平気に決まってるじゃない!」
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 15:50:50.27 ID:
zb7Jmh7I0
P「それじゃあ伊織。正々堂々正面から試してもいいか?」
伊織「絶対に、イヤ!」
P「そこを何とか……」
伊織「この変態! 変態変態ド変態! 変態大人!」
P「……ふうむ。そこまで全力で拒否されると、どうしても試したくなってくるなあ……」
伊織「い、いやっ! こ、こっちにこないで!」
P「ふっふっふっ……」
伊織「イヤあ! お願い! それ以上近づかないでえ!」
伊織「わ、私が悪かったから! お願いだからやめてええっ!」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 15:54:01.29 ID:GfnmrubJ0
構わん、やれ
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 15:54:43.55 ID:
zb7Jmh7I0
P「見事なへっぴり腰だったな、伊織。何もそこまで怯えなくても」
美希「あれ? ハニー?」
P「ん? どうしたんだ美希?」
美希「ミキの気のせいかな? 何だか今日のハニー、いつもより楽しそうに見えるの」
P「それにはな美希、ちょっとした理由があるんだよ」
美希「理由?」
P「今日はみんなが俺に、いつもと違う表情を見せてくれるんだ。それで楽しくなっちゃってな」
美希「む……」
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 15:58:46.02 ID:
zb7Jmh7I0
美希「ミ、ミキだって!」
P「ん?」
美希「ミキだって、ハニーが知らないいろーんな顔を持ってるよ!」
P「ほうほう、それは本当か?」
美希「ホントホント! ホントなの!」
P「それじゃあ次は、ぜひとも美希に見せてもらいたいな!」
美希「まかせてなの! ハニーにならミキ、どんな表情だって見せられるの!」
P「そりゃ嬉しいな。いきなり見てもつまらないから、いったん後ろ向いてくれないか?」
美希「はーい!」クルッ
美希「ところでハニー、ミキはどんな顔をすればいいのかな?」
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 16:00:10.23 ID:
zb7Jmh7I0
P「こういう顔、でっ!」ツンッ
美希「あふうううううっ!?」ビクンッ
P「おおお! さすがは美希だ」
P「驚いた時もあふぅって言うんだな! 発見発見」
美希「けほけほっ! ハ、ハニー!」
P「はっはっは! 驚いたか、美希?」
美希「びっくりしたのー! 急に脅かさないでほしいの!」
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 16:04:36.41 ID:
zb7Jmh7I0
P「……実はな、美希」
美希「え?」
P「俺が見たかったのは、美希がいきなり脅かされた時の表情だったんだよ」
美希「……あ、そういうこと……なるほどなの」
P「やっぱり美希は、驚いた時の顔もかわいいよ!」
美希「そ、そうかな?」
P「そうだとも! そして今ので俺は確信した! 美希はどんな表情でも、最高級に素敵な女の子だってな!」
美希「ハ、ハニー。ありがとうなの!」
美希「そんなに褒められると、何だか、照れちゃうね……」
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 16:06:55.85 ID:
zb7Jmh7I0
P「……俺、明らかに驚いた瞬間の顔見てないよな。美希は背中向けてたわけだし」
亜美「おんや~? 兄ちゃんどったの? 何だか気まずそーな顔してるね?」
P「亜美か」
亜美「亜美、よくわかんないけど、あんまり気にしない方がいいと思うよ?」
P「そうだな。深く考えない事にするよ。……ところで亜美」
亜美「ん? 今度はどったの、兄ちゃん?」
P「俺の考えたイタズラを味わってみないか?」
亜美「イタズラ?」
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 16:09:20.30 ID:
zb7Jmh7I0
亜美「んっふっふ~。亜美をイタズラで驚かすなんて、百年早いんじゃないかな~?」
P「とか何とか言ってるけど、実はビビってるんじゃないか?」
亜美「そ、そんなこと、あるわけないじゃん!」
P「足が震えてるぞ」
亜美「なっ……そ、そんなことないもん!」
P「さて、どうする亜美? 怖いならやめておくか?」
亜美「い、いいよ! そこまで兄ちゃんが自信あるなら、やってみればいいじゃんか!」
P「それじゃあ遠慮しないことにするよ。亜美、俺に背中を向けてもらおうか」
亜美「む~~。いいよ、受けて立ってやろうじゃん!クルッ
亜美「さあ、何でもドーンと来ーい!」
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 16:13:47.29 ID:
zb7Jmh7I0
P「それじゃあドーンと行く、ぞっ!」ツンッ
亜美「ひえええええっ!?」ビクンッ
P「ほうほうほうほう! いやいやいや!」
P「ヒエーとか! なかなかに面白い反応だったよ!」
亜美「な、なんだよ! それだけ?」
P「ああ、それだけだ」
亜美「何だよもう~、全然大したことないイタズラじゃんか!」
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 16:17:02.19 ID:
zb7Jmh7I0
P「ん、大したことないって言ったか?」
亜美「言ったよ! そんな単純なの、誰だって思いつくに決まってるじゃん!」
P「それじゃあせっかくだからもう何回か」
亜美「えっ? い、いいよいいよ、亜美はもうダイジョブダイジョブ!」
P「まあまあまあ。そんなに逃げるな逃げるな」
亜美「もう、もういいから! 亜美以外の他の誰かにやったげて!」
P「まあまあまあまあ、そう言わずに。さあ、もっと近くに来るんだ亜美」
亜美「あ、あっ! ほらほら、もうレッスンの時間だよ!」
亜美「に、兄ちゃん、また後でねー!」
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 16:18:30.01 ID:
zb7Jmh7I0
P「亜美も真美も、同じように逃げ足が速いな。さすがは双子、といったところか」
貴音「あなた様。何やらうんうんとうなずいていましたが、何を納得していたのです?」
P「いや、別に大したことじゃないよ貴音」
貴音「そうなのですか?」
P「ああ。……しかし、ついに最大の難関が現れたか」
貴音「は? わたくしが難関?」
P「俺の中では、間違いなく一番の強敵だと思ってるんだ」
貴族「……あなた様? それは一体どういうことなのでしょう?」
P「いや、こっちの話だよ」
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 16:23:30.15 ID:
zb7Jmh7I0
P「しかし、うー……平気な顔されそうな予感が……」
貴音「あなた様」
P「は、はい」
貴音「わたくしに何をしたいのかはわかりませんが、試してみなければ結果は分からないかと」
P「それは、まあ、そうなんだが」
貴音「恐れることなどありません。さあ、あなた様。どうぞ遠慮なさらずに」
P「……よし、わかった! 貴音、思い切っていかせてもらうぞ!」
貴音「それでこそ、あなた様です。さて、わたくしが成すべき事とは、一体何なのでしょう?」
P「後ろ向いてくれ! それだけでいい!」
貴音「はい。あなた様の仰せのままに……」クルッ
貴音「あなた様。これで、よろしいのですね?」
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 16:25:29.81 ID:
zb7Jmh7I0
P「ちぇす、とぉ!」ツンッ
貴音「あはあああああっ!?」ビクンッ
P「あ、あれ? あれれれ?」
P「意外といっちゃなんだが、予想外に良い反応が返ってきたな」
貴音「あ、あなた様、そこは、堪忍してください……」
P「うーん、これはビックリだな。まさか貴音の口からあんな悲鳴が……」
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 16:28:21.35 ID:
zb7Jmh7I0
P「なあ貴音。実は貴音って、意外とこういうの弱い方?」
貴音「は、恥ずかしながら……」
P「へええ、そうだったのか」
貴音「はしたないとは分かっているのですが、どうにも耐えられないのです……」
P「うーむ。人って、見た目によらないものなんだなあ」
貴音「と、取り乱したりして、申し訳ありません……」
P「貴音。とりあえず、涙拭いたらどうだ? ほい、ハンカチ」
貴音「ありがとうございます。あの、あなた様」
P「ん?」
貴音「このことは、あまり皆に言い触らさぬよう……」
貴音「どうか、どうか内密にお願いいたします……」
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 16:28:25.15 ID:ZaCHeMR90
ほう
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 16:31:12.52 ID:
zb7Jmh7I0
P「貴音にも意外な弱点があったんだな。まあ誰にでも、一つや二つは弱点なんてあるよな」
千早「プロデューサー。今日の歌のレッスン、終わりました」
P「ああ、お疲れ千早」
千早「プロデューサーも、お仕事お疲れ様です」
P「千早、今日の調子はどんな感じだったんだ?」
千早「はい。以前と比較すると、かなりよくなってきたと思います」
P「そうかそうか。そりゃあよかった」
千早「最近あまり調子がよくなかったので、このまま上り調子を保てるよう頑張ります」
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 16:34:26.65 ID:
zb7Jmh7I0
P「ところで実は俺、新しいボイストレーニングの方法を思いついたんだ」
千早「それは本当ですか、プロデューサー?」
P「ああ。短時間で終わるし、効果も抜群のはず! 俺が自信を持って推奨する方法だ」
千早「へえ……。プロデューサー、一体どういった方法なのでしょう?」
P「どうだ千早。論より証拠、今から試してみるのは?」
千早「もちろんやります。内容に、とても興味がわいてきましたから」
P「オッケーオッケー! とりあえず、後ろを向いてリラックスしてくれ」
千早「はい、わかりました」クルッ
千早「それでプロデューサー、私はこれからどうすれば?」
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 16:36:17.92 ID:
zb7Jmh7I0
P「そのままでいい、ぞっ!」ツンッ
千早「きゃあああああっ!」ビクンッ
P「ううむ、さすが千早だ」
P「この声の伸びは、さすがとしか言いようがない! 素晴らしい!」
千早「プ、プ、プ、プロ、プロデューサー! 理由を説明してください!」
P「お、おいおい。そんなに怖い顔するなって千早」
千早「いきなり、くっ、くすぐるなんて、一体どういうつもりなんですか!」
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 16:39:29.53 ID:
zb7Jmh7I0
P「千早。今みたいな伸びのある声を自在に出せれば、絶対歌も今以上に上達するはずなんだよ!」
千早「え、あ……それは……なるほど、確かに」
P「だろ?」
千早「下心があった訳ではなかったんですね。疑ってすみませんでした」
P「あ、当り前だろ! 千早を世界一の歌姫にするためには、俺は何だってやるさ!」
千早「あ……」
P「千早。こんな俺だけど、これからもついて来てくれるか?」
千早「もちろんです。プロデューサーの期待に答えられるよう、精一杯努力します」
千早「だからプロデューサー。これからも私の歌をずっと、私のそばで聴いてくださいね……」
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 16:40:37.24 ID:rwJsZbRI0
何このちーちゃんチョロい
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 16:41:53.32 ID:846LEvMX0
わき腹突付いただけでこれとかちーちゃんチョロすぎわろたw
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 16:42:21.48 ID:RlbD5ohB0
純粋なんだよ!
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 16:42:49.52 ID:
zb7Jmh7I0
P「嘘は言ってないはずだ。俺は千早に嘘は言ってない。言ってないよ。多分」
あずさ「あらあら~プロデューサーさん」
P「おお、あずささん。ついに、最後の時が来たか……」
あずさ「お元気ですか~?」
P「ええ、おかげさまで最高の気分です! そして」
あずさ「そして?」
P「あずささんに出会えたことで、俺の旅も、ついに終わりを迎えそうですよ」
あずさ「?? そ、そうなんですか~?」
P「はい! 思えば長い旅でした……」
あずさ「は、はあ。よくわかりませんけど、とりあえずおめでとうございます~」
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 16:44:17.29 ID:vR0AU+3R0
最終兵器きた!
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 16:45:28.06 ID:
zb7Jmh7I0
P「ところであずささん。旅といえばタイタニック。そうですよね?」
あずさ「え? え~っと。まあ、そうですね……」
P「いきなりなんですが、一緒にタイタニックごっこ、やってくれません?」
あずさ「ふふっ。どうしたんですか? 今日のプロデューサーさん、何か変ですよ?」
P「ダメでしょうか? 俺は今日、この瞬間をこんなにも楽しみにしてたのに……」
あずさ「い、いえいえダメじゃありません! 私でよければ、よろこんでお相手しますよ~!」
P「ありがとうございます! ではあずささん、後ろ向いて両手を広げてください」
あずさ「は~い」クルッ
あずさ「うふふ。何だかロマンティックでドキドキしますね~」
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 16:49:20.27 ID:
zb7Jmh7I0
P「ごめんな、さいっ!」ツンッ
あずさ「いやあああああんっ!」ビクンッ
P「やっぱあずささんだよなあ……」
P「この大人の色気は、ほかのみんなには真似できないよなあ」
あずさ「あ、あの~。プロデューサーさん、タイタニックごっこはどうしたんですか?」
P「すいません! 本当にすいません! あれはウソなんです!」
あずさ「え、ウソ?」
P「本当はただ単に、あずささんをびっくりさせたかっただけなんです!」
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 16:51:25.09 ID:
zb7Jmh7I0
あずさ「うふふ。プロデューサーさんって、意外といたずらっ子だったんですね~」
P「ごめんなさいあずささん!」
あずさ「いえいえ、いいですよ~。でも」
P「でも?」
あずさ「これからはあんまり急に、変な所を触らないでくださいね」
P「……はい、すいませんでした」
あずさ「私って、結構くすぐったがりなんですよ」
P「あ、そうだったんですか? それじゃあ、やっぱりあと一回くらいやってみてもいいですかね?」
あずさ「え? あ! ダメですダメです!」
あずさ「ああっ! そんなに手をワキワキさせないでください~!」
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 16:54:19.73 ID:
zb7Jmh7I0
P「俺、あんなに慌てるあずささんって、始めて見たような気がするな」
P「ともかく、これでミッションコンプリートだな」
P「ふう……。満足満足」
P「みんなのいろんな姿が見れて、実りある一日だったな」
P「後で小鳥さんのビデオで、もう一回ゆっくり見なおしてみよ」
P「……それにしても」
P「何だかんだでみんな、俺のこと信頼してくれてるのかな……?」
P「口から出まかせばかり言ってたけど、ほとんど疑われなかったような気がするし」
P「…………」
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 16:56:48.92 ID:
zb7Jmh7I0
P「俺の役目は、765プロの全員をトップアイドルに導くことだ!」
P「俺が努力しないで、一体他に誰が努力するっていうんだ!」
P「よおし! これからは今以上に努力して、もっともっとみんなを輝かせてあげないとな!」
P「気合いを入れ直して、また新たな気持ちで頑張るぞ!」
P「そうと決まったら明日からのために、今日は早く帰って休むとするか!」
社長「おおいキミ! ちょっと待ちたまえ!」
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 16:58:21.85 ID:
zb7Jmh7I0
P「あれ、社長? どうしたんですか?」
社長「どうしたじゃないよキミ。私の順番はまだかね?」
P「へ?」
社長「音無君がビデオカメラをセットしたあたりから、ずっと出番を待っていたんだが」
P「…………」
社長「さあ! さあはりきってどうぞ!」
P「すいません。予定に入ってないです」
社長「ウソ」
P「ホント」
おわり
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 17:02:14.30 ID:
zb7Jmh7I0
全員分書ききれてよかった。脇腹突っつかれる女の子かわいいよね?
読んでくれて、本当にありがとうございました。
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 16:58:43.62 ID:RlbD5ohB0
乙!
元スレ:
P「アイドルたち全員の脇腹を突っついてみる」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1339302944/