ヘッドライン

P「廃村を越えて」


1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 21:28:35.94 ID:i512mNgn0
P「……不思議な事件だな。それに九の悲劇ってのも何だか酷く座り心地が悪い」

響「うん。正直言って、自分もそれが気になってた。その事件がきっと今日の騒動の原点なんじゃないかな――って」

P「ふぅん……。響、やっぱお前は犯人を幽霊だと思うか?」

響「わかんない……。もしかしたらただの変質者の仕業かもしれないし、でも本当にオバケの仕業かもしれないし」

響「でも、あまりに不可解なことが多すぎて……。自分はきっと幽霊のせいだと思ったんだ……」

P「……だが仮にこれの黒幕が、本当にオバケだったとして――。何をさせたかったんだろうなー」

響「……わかんない。謎を解いてみない限りには」

P「……謎、解くか?」

響「えっ?」

P「気になって気になって仕方が無いんだろ?」

響「えっ! えっと……。う、うん」 モジ

P「正直俺も気にはなっていたんだよ。壁新聞とか見ててさ。だから俺自身はその謎を解き明かしたいと思っている」

響「プロデューサー……」

69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 21:37:38.40 ID:i512mNgn0
P「でも響に危険な目に合わせたくはない、とも思っている」

響「……」

P「でも――俺の傍を絶対に離れない。そう約束してくれるのなら、もう少しだけ廃校を見てもいいかな、と思った」

響「――いいの?」

P「多分黒幕さんは俺たちが車にいるのを知ってるだろうし、最悪危害を加えてくるかもしれない」

P「でも動き回ったり逃げ回れば、或いは――ってこともありえるしな。それに――」

響「それに?」

P「幽霊が黒幕だったら、多分このまま帰っても呪い殺されそうな気がしてならないからな」 ハハハ

響「そ、そうなのか?」

90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 21:42:30.82 ID:i512mNgn0
-中庭-

P「と、いう訳で最初につれてこられた場所がここか。ここに何かあるのか?」

響「えっとな。そこの石碑、見えるだろ?」

P「石碑? ……あぁ、慰霊塔な。なんか痛ましい事件があったらしいな」

響「その石碑の下、見えるか? 箱が挟まってるだろ? それを取ってみたいんだ」

P「箱って……いいのか? けっこう罰当たりな気もするけど」

響「わ、わかんない。でもずっと気になっていたから……」

P「ん……。まぁ分かったよ。どれ……」 ガシッ

響「頑張れぷろでゅーさー!」

P「フー…………うるぉあっ!」 グイィッ    スポン

響「おっ! 抜けたぞ! 中身は――」 パカッ

130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 21:52:55.78 ID:i512mNgn0
響「手紙と……カギ? なんだこれ」

P「痛て……。お、なんか見つけたのか。どれどれ?」

響「えーっと……。『大丈夫。もう誰もあなたを傷つけないから。過去の罪も全部流れて――』……なんだこれ?」

P「さぁ? 誰かに当てた手紙……? にしてもなんで慰霊塔の下に……」

響「わかんないぞ。でも石碑の下にあったってことは、少なくとも廃校になってから置かれたってことだぞ」

P「でもこんな場所に置いておくだなんてなぁ……。大事にしている風にもみえないな」

響「それにこっちの鍵……。ずいぶん小さいぞ。きっと部屋とかの鍵じゃないな」

P「どれ? ……うん、確かに。引き出しや小箱の鍵って感じだ」

響「小箱……引き出し……。うーん、職員室くらいしか覚えがないぞ」

P「だなぁ……。ま、進展はあったってことで」

行動安価>>136

137 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 21:53:46.62 ID:u6p3jCxO0
職員室に行って鍵つきの引き出しを調べる

168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 21:59:39.09 ID:i512mNgn0
-職員室-

響「ほら、プロデューサー。行くぞー」

P「お、おう。……いつの間にこんなところを。鍵かかってたと思ってたのに」

響「こっちだってずーっと学校を探索してたんだ。これくらいのことはやってるぞー」

P「そ、そうか……。じゃあとりあえず色々な所を調べていこうか」

響「そだね。念のため、鍵をかけて、っと」

P「まずは教員の机だな。どれが誰の机だなんてわかんないから、適当になっちまうけど……」 ガチャガチャ

響「……」 ゴソゴソ

P「……」 ガサゴソ

響「何も無いなー。あ、テスト用紙なんて出てきたぞ」

P「こっちは漢字ドリルだ。いろいろと懐かしいなぁ」

響「んー……。ん? これは写真――ってうわぁ!」 ガタン

P「ど、どうしたんだ、響」

188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 22:05:32.54 ID:i512mNgn0
響「な、なんか一つ目のおばけが写真に写ってる」

P「一つ目の……? ……こら、響。失礼じゃないか。これは人だよ。黒衣を着た人」

響「ひ、人?」

P「事故かなんかで怪我しちゃったんだろ。ほら、裏にも書いてある」

響「う、裏……? えーっと、『87年6月、母と共に。最期の姿  樋村』……。あ、本当だ」

P「昔のカラー写真だからな。ちょっと色あせて不気味に感じたかもしれないけど……。ここにいた先生のお母さんかな」

響「か、かもしれないぞ。うぅ、悪いこと言っちゃったかも……」

P「まぁいいさ。引き続き探索を続けよう」

響「う、うん……」



行動安価>>196

196 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 22:06:38.31 ID:4iYv1TCqi
教頭の机を調べる

230 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 22:17:22.78 ID:i512mNgn0
P「お。この机は立派だな。学年主任のかな? 或いは教頭か」

響「教頭や学年主任だから立派な机ってことはないと思うぞー……」

P「いやぁ。昔の田舎の学校はそうでもないんだぜ。それにほら、教頭って書いてある」 ゴソゴソ...

響「なんでそんなところに教頭と……。で、何か見つかったか?」

P「んにゃー、特に。何があるって訳でも――おや? これは……」

響「何か見つけたのか?」

P「えーっとだな……『タイムカプセルは絶対に暴きます。ですから、どうか今の内に自首してください』。なんだこれ?」

響「脅迫状? でもなんで教頭先生の机の中に?」

P「差出人は書かれていないな……。ていうか自首ってなんだ。物騒だな」

響「タイムカプセル? これってどっちのタイムカプセルなんだろ」

P「あぁ、そういえばそっちも気になるな。資料読んだけど、またエキセントリックな事件だったらしいじゃないか」

響「うん。でも、これは文面的に、まだ掘り当てられてないタイムカプセルのこと……だよな」

P「暴くってあるし、そうなんだろうな」


行動安価>>238

231 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 22:18:09.01 ID:/RRTD3eSI
中庭探索

238 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 22:18:39.60 ID:F/Iit6d20
足元に気をつけて>>231

257 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 22:27:51.30 ID:i512mNgn0
P「とりあえず、調べるもんは調べたな。一旦中庭まで戻ろう」

響「そうだな。まだ色々気になる場所はあるけれど……」 スタスタ

                        バタンッ!!

P「おっ?」

響「!!!!!」

P「……扉の閉まる音だな。それもかなり強く。上の階か?」

響「だだだだ誰か上の階にいるぞ、プロデューサー! に、逃げないと」

P「ま、そうするか。中庭は後回しだ」

響「と、とりあえず体育館側に! こっちには階段ないし、逃げられるかも!」 タッタッタ

P「大きな音、ねぇ……」 タッタッタッタ....

260 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 22:28:38.64 ID:lfyVtNTa0
Pが冷静で逆に怖いな

263 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 22:29:18.62 ID:pwxJocC90
Pはブラフの可能性とか疑ってそう

288 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 22:34:11.11 ID:i512mNgn0
-体育館前 渡り廊下-

響「こ、ここまでくれば一安心だぞ……」

P「ここは体育館か……。やっぱ改めてみたら大きいな――ってなんだ? 扉が壊されてる!」

響「えっ? あ、あぁ。それやったの自分だぞ」 ポリポリ

P「ん? 響が? そりゃどうして……」

響「だって、初めてここに来たとき、ボールをつくような音が聞こえたから、プロデューサーがいるのかと思って――」

P「俺が? 俺は体育館なんて入ってないぞ。鍵かかってたし」

響「じ、じゃあ、あの時の音は……。や、やっぱりこの学校にはオバケがいるんだー!」 ブルブル

P「落ち着けって……。しかしボールをつく音、か」

行動安価>>295

295 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 22:35:01.77 ID:PjZLNKRl0
舞台袖

320 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 22:40:46.85 ID:i512mNgn0
-体育館-

P「は? 舞台袖を見たい?」

響「う、うん。なんか前に見つけた書置きに、こっちに逃げればよかったみたいな文があって、それが気になって……」

P「んー。まぁ、逃げ道の多い場所なら、例え追ってが来ても逃げられるかもしれないし……。行ってみるか」

響「よ、よろしくだぞー」

P「なんだ? 俺が先頭か。まぁいいけど……。お、開いてる」 ガチャリ

響「な、中はどんな感じだー?」

P「ちょっとぐちゃぐちゃしてるな……。ピアノやら横断幕やらが置かれてる。物置代わりになってるのかね」

響「よいしょっと……。あ、本当だ。思った以上にごちゃごちゃしてて、あまり逃げやすい場所とは思えないかも」

P「まぁ廃校以前は綺麗だったのかも――おや?」

響「? どうした、プロデューサー」

333 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 22:48:52.70 ID:i512mNgn0
P「ここ、ホールの方を覗ける小窓あるじゃん」

響「あ、本当だ。真っ暗でホールの方はあまり見えないけど、入り口ははっきり見える」

P「そこん近くにこんなメモがあってさ。ホレ」

響「メモ? えーっと……。どれどれ?」

『ひだりにいってまっすぐ。みぎにいってひだり。まっすぐ。またまっすぐ。みえなくなった』

『ノゾキアナ、もうすこしおおきくしたい』

響「あれ、この字って……」

P「なにかマーチングをビデオ撮影でもしてたのかね? まぁ覗き穴ってことは、あまり褒められたことじゃないのかもな」

響「あのメモ……もしかして。でも、だから何だっていうんだ?」 ブツブツ

P「響。なにをブツブツいってるんだ」

響「あ、いや。こんな動きを逐一メモするようなことして、なんになるのかなー……って」

P「さぁな。覗き穴って書いてあるし、誰かがお宝でも埋める場所を覗いて横取りでもしようとしたのかもな」 ケラケラ

響「もう。こんなときくらい、ふざけないで欲しいさー」

行動安価>>340

340 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 22:50:21.77 ID:x2CqaO1h0
持ってたメモと照らし合わせる

361 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 22:54:37.32 ID:i512mNgn0
響「まったくもう……」 ガサッ

P「ん? 響。なんだそれ。メモ?」

響「これ、ちょっと前に車のドアに挿まれていた絵だぞ。この裏の文字が、なんだかここの落書きの文字と似ていて……」

P「ふんふん。普通の家族の絵だな。絵柄的に――低学年っぽいな」

響「それはわかんない。名前も学年も書いてないから――。あ、やっぱり間違いないぞ。この字、落書きの字と同じだ」

P「ほほぅ。それはかなり奇妙な一致だな。それで――……どするんだ?」

響「……どうしよう」


行動安価>>366

367 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 22:55:28.10 ID:d/Coq/rX0
体育館二階探索

386 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 23:02:21.06 ID:i512mNgn0
P「……じゃあ、とりあえず2階に行ってみるか」

響「2階? そんなものあるのか?」

P「あぁ。ほら、なんかガラクタで分かりにくいけど、これ階段だろ? じゃあ2階に上がれるってことさ」

響「2階……。よし、じゃあ行ってみるぞ! ……プロデューサー先頭で」

P「……まぁ、別にいいけど。よっと」

響「んしょんしょ……。なんか動きにくいぞ」

P「一面ガラクタまみれな上に、傾斜があるから。足滑らせるなよ。転んだら危険だ」

響「う、うん。大丈夫さー」 ヨイショ

P「よっと……。ここが2階か。お? ここにも覗き窓が――」

                   バンッ!!!

P「ん?」

響「!!!」

                      ガス..    ガス...

P(誰か体育館に入ってきた……?)

響「……」 ガタガタ ブルブル

416 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 23:09:26.13 ID:i512mNgn0
.
               ガシャ     ギュッ.. ギュッ.. ギュッ..

P(革靴の音……? 響が聞いた足音とは違うな。複数いるのか?)

響「ぷ、ぷろでゅーさーっ」 ギューッ

P「ん? 大丈夫。あいつはこっちに気付いてないよ。それに何があってもお前は守ってやるから。な?」 ナデナデ

響「う、うん」 ブルブルブルブル

                     ギュッ ギュッ ザリュッ          ガラガラガラ....

P(暗くてよく見えないな……。向こうのほうにある、更衣室に入ったのか?)

響「フーッ……フーッ……」 ギュウゥゥゥゥゥッ

P(よく分からんが、友好的じゃないな。俺たちを探してるのかな) ポンポン

                ザリッ       ギュッ ギュッ ギュッ....

響「……」

P「……」

                         バタン

P「……言ったみたいだな」

響「ふ、ふわぁ~……」 ヘナヘナ

442 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 23:18:06.39 ID:i512mNgn0
P「大丈夫か? 何かあった?」

響「わ、わからないぞ。でもあの扉を叩くような音を聞いたら、急に足が震えてきちゃって……」

P「……ここで、探索を打ち切ろうか? あんなのがいるようじゃ、逃げられないだろ?」

響「だ、大丈夫。足は笑ってるけど、ちゃんと動くぞ。だからもう少し、もう少しだけ調べさせて欲しいさー……」

P「……わかった。でも何かあったらすぐに言うんだぞ」

響「うん……」 ガクガク

P「とりあえず、落ち着くのをまって行動しよう」


行動安価>>446

446 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 23:18:56.85 ID:gcbpBDqH0
更衣室へ

478 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 23:26:03.80 ID:i512mNgn0
P「更衣室に行ってみるか……」

響「えっ!? そ、それはダメだぞ!」 ガシッ

P「? 何でだ。さっきの奴が何か手がかりを残してるかもしれないじゃないか」

響「だめ……だめ……」 ガタガタ

P「……まいったな。じゃあ、響。ちょっと近くを見るだけならどうだ? 部屋に入らないで、周りを警戒しながらって感じで」

響「……」 フルフル

P「んー……。けど、やっぱあそこを調べてみない限りにはなぁ」 ポリポリ

響「でも、行ったら死んじゃう……。プロデューサー、だめだよ」

P「参ったな。響を置いていくわけにもいかないし……」

480 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 23:26:50.99 ID:AwOam11F0
まあ冷静に考えて行かないよね

495 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 23:34:52.53 ID:i512mNgn0
響「ぷ、プロデューサー。なんで抱っこ……」

P「何でって……これしかなからな。格好悪いかもだけど、ちょっと我慢してくれよ」

響「で、でも……。自分、あそこに行きたくないさ……。嫌な、嫌な予感がする」 ブルブル

P「大丈夫。あの変な奴ならもういないよ。それにチラっと見るだけだから」

響「……」 ブルブル

P「ほーら震えるな。怖くない怖くない。ちゃんと俺が守ってやるから」 ヨシヨシ

響「う、うん……」 ギュゥッ

P「じゃあ、ゆっくりと中を……」

                               ドンッ!!

P「うわっ!」 ドテッ

響「うぎゃっ!」 ドサッ

                  ギィィィィッ                         ガチャン

P「痛てて……。なんだ? 誰かから押されて――。って、しまった! と、閉じ込められた!?」 バンバン

響「いっ……嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

497 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 23:35:26.61 ID:QFrDdxTz0
あぁ

499 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 23:35:28.88 ID:Wk6V2HKb0
うわあああああああああ

504 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 23:36:13.55 ID:/RRTD3eSI
やっぱりか...

528 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 23:40:43.40 ID:i512mNgn0
P「くそっ……! どうなってるんだ。こんなボロボロなドアなのにビクともしない」 ガンガン

響「くる……。あ、あいつが来る……!」 ブルブル

P「来る? 誰かがここに来るのか――!!! だ、誰だ!」

??『……』 ブツブツ

響「ま、窓に人影が……。ヤだ……、ヤだ……」

??『……』 ボソボソ

P「おいアンタ! 聞いてるのか! おい!」 ガンガン

??『…………』 ブツブツ      テクテク...

P「おい! あんた、一体何処に――」

                           ガシャン!!       ジャリン!

響「!」

P「金属音……。くっ……。刃物か?」

531 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 23:41:51.20 ID:5UwUPMpq0
Oh…

532 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 23:41:51.59 ID:TlaX19cx0
今度こそオワタ

571 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 23:51:27.56 ID:i512mNgn0
響「い、いや……」 ガタガタ...

P「響……」

                 ガタン!    ギュッ ギュッ ギュッ ギュッ....

P「足音が……。一か八かだな」

響「うぅっ。嫌……。嫌だぞ……。もうこんな――」 ブルブル

P「響。いいか? よく聞くんだ。俺は一か八かの賭けに出る。だからお前は――」 グイッ

響「え、えっ? な、なんだ」 オロオロ

P「……ここ。ここに隠れているんだ」

響「でも、ここ……。それにプロデューサーは」

P「大丈夫。俺は大丈夫だから、お前はずっとここに隠れてるんだ。そして朝が来たら急いで道路を走ってホテルへ急げ」

響「そ、そんな。嫌だぞ。もう一人にはしないって」

P「じゃあ約束だ。今度こそ守るから、な? だから声を立てずに目を堅くつぶって、耳を塞いでるんだ。いいな?」

響「ま、待ってプロデューサー。一人に――」

P「足音が近くまで来た。じゃあな、響」 ギィィィ

P「ごめんな」 バタン

575 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 23:52:10.42 ID:jLcEUhsw0
うわあああ

581 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 23:52:52.50 ID:UiHwnYTi0
これあかんやつや…

597 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24(月) 23:59:54.61 ID:i512mNgn0

――……
――――…………

-総合病院-

                      ガチャッ

春香「やっほー、響ちゃん! お見舞いに来たよ」

響「おー、春香じゃないか! どうしたんだ? この前も来てたじゃないか」

春香「うん。まぁ、ね。みんな響ちゃんが心配なんだよ」

響「そっかー。悪いな、変な気を使わせちゃって。でも大丈夫だぞー! ちょっと山で転んだだけだからさ」

春香「うん。でも……」

響「ところでプロデューサー、今日も来てないのか?」

春香「!! え、えっとね。その……」

響「最近プロデューサー忙しいのかな。全然姿見ないぞ」

春香「……えっと、そう! プロデューサーさんは海外に研修へ行っててね! 当分帰ってこれないらしくて」 アハハ...

響「えーっ! そんなの聞いてないぞー! まったく、プロデューサーは勝手なんだから」 プンスコ

春香「……そうだね。勝手な人、だよね」

600 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/25(火) 00:00:31.69 ID:ajFALoCV0
ああ…

649 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/25(火) 00:06:05.73 ID:OAkzmG/d0
春香「……? 響ちゃん。それって――」

響「うん? あぁ、これか? プロデューサーから貰ったんだ! いいだろー」 ヘヘーン

春香「携帯電話……なの? それをプロデューサーさんから?」

響「うん。なんか知らないうちに自分の携帯壊れちゃったから、プロデューサーがくれたの使ってるんだ」

春香「そうなんだ……」

響「ところでみんなの様子はどうなんだ? 元気してるか?」

春香「うん。みんな、みんな元気だよ……。だから……」 ジワッ

春香「早く……元気になってね。またみんなと一緒に、歌おうね……」 ポロポロ

響「そうだな! 早く怪我を治して、次会う時は」

響「みんな一緒だぞ!」

682 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/25(火) 00:13:00.05 ID:OAkzmG/d0
小鳥「――以上が警察から報告だそうです」

高木「そうか……。鋭利な刃物を使って……。犯人は?」

小鳥「逮捕されてます。なんでも数十年前の事件の『犠牲者』だとか。あの廃校に潜んでいたらしいです」

高木「そうか……。ところで、我那覇くんの容態は?」

小鳥「身体の傷は癒えたようですが、心の方は……」

高木「……致し方ない、という他無いか。目の前で彼を……」

小鳥「社長」

高木「うむ、すまない。なんとも理不尽なものなのだな、この世の中は……」

704 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/25(火) 00:17:11.76 ID:OAkzmG/d0
- 病室 -

響「……」 カチャカチャ

響「……」 ピッ

P『とにかく、お前が心配でたまらない。怪我はしてないか? 寒くないか? 腹減ってないか?』

響「大丈夫だよ。ここは暖かいし、ごはんもあるし、みんながいるよ」

P『早く元気な姿をみせてくれ。以上だ』

響「うん。わかったぞ。元気になるから。プロデューサーも元気でね」 ピッ

響「……」

響「えへへ……」


響生存 End

706 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/25(火) 00:17:54.76 ID:ri84oGWo0
えっ

709 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/25(火) 00:18:04.74 ID:zEfcbrV40
やばいなんか泣きそう

712 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/25(火) 00:18:28.31 ID:OAkzmG/d0
すいません。9時間ぶっぱはきついです
今日はここまでにさせてもらいます。ごめんなさい

713 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/25(火) 00:18:30.85 ID:fy606Bzo0
とりあえず乙

>>1もう今日は休んでくれ

717 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/25(火) 00:18:53.61 ID:ri84oGWo0
>>712
ずっと追ってたけど体力大丈夫か?
乙!

718 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/25(火) 00:18:58.04 ID:dUz5RyMx0
こういう心にくるのはあかん

733 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/25(火) 00:19:42.00 ID:TyWzW7C+0
またのスレ立てを楽しみにしてる
おつかれ



元スレ: http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1393244915/


[ 2014/03/03 16:25 ] アイマスSS | TB(0) | CM(3)
コメント
815: 2014/03/09(日) 08:11
プロデューサーを生贄に捧げ響を生還!
863: 2014/03/21(金) 10:48
今度こそ?
872: 2014/03/21(金) 22:10
やばいやばい
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