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【ガヴドロ】ガヴリール「街で買い物?」

1 : ◆tc6/59leHM 2017/07/23(日) 19:05:44.274 ID:4XolN9EU0.net
ガヴリール「休日は素晴らしいな。学校なんかに行かなくてもいいんだからな」

ガヴリール「でも、昨日はヴィーネの買い物につき合わされたせいで、ヘトヘトで眠ってしまった」

ガヴリール「日曜の今日こそが本当の休日と言えよう」

ガヴリール「朝からネトゲに興じる。なんて幸せなのだろう」

ガヴリール「さて、テキトーにクエストをこなしますかね」

ガヴリール「……ん? あそこで戦闘してる……」

ガヴリール「あんなザコ敵に苦戦してるのか?」

????『…………』ポコン

ザコ敵『ガオー!』バスン

????『…………』ヨロヨロ

ガヴリール「ピンチっぽいな。しゃーない、回復してやるか」

ガヴ『ヒール!!』ピカー

????『…………』ポコポン

ザコ敵『ぐわー!!』バタン

????『…………』レベルアップ!

ガヴリール「助けてやったのに反応がないな」

????『…………』ウロウロ

ガヴリール「こいつ初心者か?」

2 : ◆tc6/59leHM 2017/07/23(日) 19:06:58.855 ID:4XolN9EU0.net
ガヴリール「もしかしてチャットの使い方が分からないのか?」

ガヴ『大丈夫ですか? チャット画面はEnterキーを押して……』

????『テスト』

????『できました!』

????『ありがとうございます!』

ガヴ『良かったですね! 初心者の方ですか? よろしければ色々教えてあげましょうか?』

ガヴリール「どうせ今日はイベント無いし、たまには天使らしく人助けでもしてやるか」

????『本当ですか? ありがとうございます!』

ガヴ『私はプリーストのガヴです。あなたは……』

ヴィル『私は双剣使いのヴィルです。よろしくお願いします!』

3 : ◆tc6/59leHM 2017/07/23(日) 19:08:11.622 ID:4XolN9EU0.net
ガヴリール「双剣使いか。スピードはあるけど攻撃力が低いんだよな。無難というかなんというか」

ガヴ『双剣使いはバランスが良くて使いやすいですよ!』

ヴィル『そうなんですか? よく分からないので直感で選びました!』

ガヴ『私はプリーストで、回復や補助がメインなので、ヴィルさんのサポートをしますね』

ヴィル『まず何をしたらいいでしょうか?』

ガヴ『最初は周辺の敵をやっつけてレベルを上げましょう。そうすれば……』

ガヴ『えい!』ポコン

ザコ敵『ぐわー!』9999!バタン

ガヴ『力の弱いジョブでも楽に倒せるようになります♪』

ヴィル『凄いです!』

4 : ◆tc6/59leHM 2017/07/23(日) 19:09:16.027 ID:4XolN9EU0.net
ー夜ー

ヴィル『あの、すみません。私そろそろ落ちます』

ガヴリール「は? まだ夜の11時だぞ? これからが本番だってのに……」

ガヴ『どうしました? なにか用事でも?』

ヴィル『いえ、もう遅いので寝ようかと。私、学生なので……』

ガヴ『私も学生ですよ!』

ヴィル『そうなんですか? いっぱい課金してるので社会人の方かと思ってました!』

ガヴ『生活費のほとんどを課金に費やしてます♪』

ヴィル『え? 大丈夫なんですか?』

ガヴ『ヴァルハラ王国を救うためです。徹夜でプレイすることもありますよ!』

ヴィル『徹夜ですか? 学校はちゃんと行ってるんですか?』

ガヴ『以前は学校を休んでプレイしてましたけど、今はちゃんと行ってますよ!』

ガヴ『授業中すごく眠いですけど(笑)』

ヴィル『しっかり睡眠とらないと体壊しちゃいますよ!』

ヴィル『そろそろ寝ますね。今日は色々教えていただいてありがとうございました』

ヴィル『また一緒に遊んでいただけますか?』

ガヴ『フレンド申請してあるので、いつでも呼び出してください!』

ガヴ『おやすみなさい!』

ヴィル『おやすみなさい』シュイーン

ガヴリール「まったく、こんな早い時間に落ちるなんて根性の無い奴だな……」

5 : ◆tc6/59leHM 2017/07/23(日) 19:10:20.977 ID:4XolN9EU0.net
ー翌日 学校ー

ガヴリール「ふわぁ……、徹夜こそしなかったが、やっぱ眠いな」

タプリス「天真先輩! おはようございます!!!」

ガヴリール「ぎゃっ! びっくりした! なんだタプリスか。驚かすなよ」

タプリス「ご、ごめんなさいです。天真先輩を見つけたら嬉しくてつい……」

ガヴリール「寝不足なんだから大きい声を出さないでくれよ」

タプリス「はい、気を付けます……」

サターニャ「ガヴリール!!! 勝負よ!!!!!!」

ガヴリール「ぎゃああああ!!!」ビクン

8 : ◆tc6/59leHM 2017/07/23(日) 19:11:11.262 ID:4XolN9EU0.net
ヴィーネ「おはよう、ガヴ。校庭でサターニャが気絶してたけど、何かあったの?」

ガヴリール「ほっとけ」

11 : ◆tc6/59leHM 2017/07/23(日) 19:12:35.388 ID:4XolN9EU0.net
ー数週間後ー

ガヴ『それでさ、いっつも絡んでくる馬鹿がいてさー』

ヴィル『ガヴも大変だね。先生に注意してもらったら?』

ガヴ『うーん、それはさすがに。うちの担任、めっちゃ怖いんだぜ? あいつ泣いちゃうよ』

ヴィル『へー。私のクラスの先生は見た目は怖いけど、しっかり生徒のことを見てくれている、優しい先生なんだ』

ガヴ『へー、いいなー。うちの担任と交換してくれよ』

ヴィル『できないよ! ていうか怖いだけの先生はお断りよ!』

ガヴ『そんなー。ははは』

ヴィル『ふふふ』

ヴィル『なんだか不思議だね。お互い顔も知らないのに、こんなに楽しく会話できるなんて』

ガヴ『ヴィルがヘッドセット買えばボイスチャットできるんだけどな』

ヴィル『ごめんね。親の目もあって、あんまり音を立てられないの』

ガヴ『ふーん、私は一人暮らしで自由だからな』

ヴィル『ガヴは凄いな。同い年なのに自立してるんだね』

ガヴ『いや、自立っていうか……。いつも世話してくれる友達がいるんだ』

13 : ◆tc6/59leHM 2017/07/23(日) 19:14:02.088 ID:4XolN9EU0.net
ガヴ『私が学校も行かずにネトゲしてる時に、そいつが何度も家に来てさ』

ガヴ『部屋の掃除とか、料理や洗濯をしてくれて』

ガヴ『最初はちょっと鬱陶しかったんだ』

ガヴ『お前は母親かよ! みたいな』

ガヴ『学校に来ないと大変なことになるぞって脅されて』

ガヴ『仕方なく学校に行き始めた』

ガヴ『そしたら結構楽しくてさ』

ガヴ『さっき話した馬鹿な奴とか、昔からの知り合いとか、私に憧れて同じ学校に来た後輩とか』

ガヴ『そいつらと過ごす毎日が楽しくてしょうがないんだ』

ガヴ『今の日々があるのは、諦めずに私を立ち直らせてくれた友達のお陰さ』

14 : ◆tc6/59leHM 2017/07/23(日) 19:15:15.219 ID:4XolN9EU0.net
ヴィル『ふーん(・∀・)ニヤニヤ』

ガヴ『何だよその顔!』

ヴィル『いや~、素敵だなって思って』

ガヴ『あ~、私は何をマジに語ってんだろう。めっちゃ恥ずかしいわ!』

ヴィル『ふふふ。そのお友達に感謝だね』

ガヴ『ああ、そうだな。今でもたまに来て家事してくれるんだ』

ヴィル『え? もしかして付き合ってるの?』

ガヴ『は!? 違うし! あいつがただお節介なだけで!』

ヴィル『おやおや~?(・∀・)ニヤニヤ』

ガヴ『やめろ! 怒るぞヴィル!』

ヴィル『ごめんごめん。てへぺろ(・ω<)』

ガヴ『まったく……』

17 : ◆tc6/59leHM 2017/07/23(日) 19:16:52.482 ID:4XolN9EU0.net
ヴィル『そのお友達に、ちゃんとありがとうは言ったの?』

ガヴ『は? なんで?』

ヴィル『感謝してるんでしょう?』

ガヴ『そりゃまあ……そうだけど』

ヴィル『じゃあ言わないと』

ガヴ『そんなの今さら恥ずかしくて言えないよ!』

ガヴ『それに、言わなくたって何となく伝わってると思うし……』

ヴィル『だめだよ、ちゃんと言葉にしないと』

ヴィル『きっと喜ぶと思うよ?』

ガヴ『そんなこと言ったって、突然そんなこと言ったら絶対怪しまれるよ』

ヴィル『じゃあ日頃の感謝を込めてプレゼントをあげるとか』

ガヴ『プレゼントか。でも、誕生日でもないのにそんなことしたら絶対怪しまれるよ』

ヴィル『全然信用されてないんだね……。普段どんな生活してるのか気になるわ』

19 : ◆tc6/59leHM 2017/07/23(日) 19:18:08.769 ID:4XolN9EU0.net
ヴィル『じゃあ、改まってプレゼントするんじゃなくて、自然な流れで渡そう』

ガヴ『どうやって?』

ヴィル『そのお友達と買い物に行くの』

ヴィル『そこで「これ、あなたに似合うんじゃない?」って言って』

ヴィル『服とかアクセサリーとかを買ってあげるの』

ヴィル『これなら自然でしょ?』

ガヴ『天才ですか!?』

21 : ◆tc6/59leHM 2017/07/23(日) 19:19:42.045 ID:4XolN9EU0.net
ガヴ『渡し方はそれでいいとして、何をプレゼントすればいいんだ?』

ヴィル『それはお友達の趣味によるから、私からは何とも』

ガヴ『うーん、あいつ服は地味だし、アクセサリーなんてつけないし……』

ガヴ『あっ、そうだ!』

23 : ◆tc6/59leHM 2017/07/23(日) 19:22:07.227 ID:4XolN9EU0.net
ーある休日ー

ヴィーネ「珍しいわね、ガヴが進んでショッピングに行こうだなんて」

ガヴリール「そ、そうか? 別に普通だけど」

ガヴリール(いきなり怪しまれてるし!)

ガヴリール(確かあそこのデパートにはあの店が……)

サターニャ「あ、ガヴリールじゃない。ヴィネットも」

ガヴリール「げっ!? サターニャ!?」

ヴィーネ「サターニャ。こんなところで会うなんて。あなたもお買い物?」

サターニャ「そうよ。この先に美味しいメロンパンが売ってる店があるのよ。ほら」ジャーン

ヴィーネ「わあ、いい匂い! なんてお店なの?」

サターニャ「なんだっけ? あっ、袋に書いてあるわね」

『Boulangerie de la ville』

サターニャ「ぼうらんげりえでらゔぃるれ……」

ガヴリール「何語だよ」

ヴィーネ「フランス語かな? ちょっと分からないわね」

サターニャ「まあいいわ。それじゃあ私は帰るわね。早く家に帰ってこのメロンパンを……」

タッタッタ

イヌ「ワンッ!」パクッ

サターニャ「だああああ!? 家で留守番させてたはずなのにどうしてここに!?」

タッタッタ

サターニャ「待てえええええええ!!!」

ガヴリール「いつもの光景だな」

ラフィエル「もはや伝統芸ですね~♪」

ヴィーネ「そうね……ってラフィ!?」

ガヴリール「やっぱりお前の仕業か」

ラフィエル「何のことでしょう?」

25 : ◆tc6/59leHM 2017/07/23(日) 19:23:20.706 ID:4XolN9EU0.net
ヴィーネ「ラフィ、私たちデパートに行くんだけど、一緒にどう?」

ラフィエル「あらー、そうですねぇ……」

ガヴリール(来 る な !)

ラフィエル(ガヴちゃんから無言のプレッシャーが……)

ラフィエル「いえ、私はサターニャさんの後を追うので、お二人で行ってください~」

ヴィーネ「そう、分かったわ。じゃあここで」

ラフィエル「はい。では、また明日~♪」

27 : ◆tc6/59leHM 2017/07/23(日) 19:24:20.367 ID:4XolN9EU0.net
ーデパートー

ガヴリール(危機は去った)

ガヴリール(あいつらが一緒だと、プレゼントをするチャンスを逃しそうだからな)

ガヴリール(てか絶対に見られたくない……)

ヴィーネ「可愛い服ね。ガヴ、これどうかな?」

ガヴリール(なんだこれ……白熊の顔がプリントされてる)

ガヴリール「これと同じの持ってなかったか?」

ヴィーネ「あれはパンダよ」

29 : ◆tc6/59leHM 2017/07/23(日) 19:25:59.451 ID:4XolN9EU0.net
ー雑貨屋ー

ガヴリール(ここだ)

ヴィーネ「へえ、色んなアクセサリーがあるわね」

ガヴリール「そうだな」

ガヴリール(ネットで調べたやつは……あった!)

ガヴリール「なあ、ヴィーネ。これなんか似合うんじゃないか?」

ヴィーネ「どれ? あら、可愛いじゃない」

ガヴリール「だろ? ……だから、その、買ってやるよ」

ヴィーネ「え? ガヴが? 私に?」

ガヴリール「まあ、その、あれだ。いつも迷惑かけてるお詫びに……」

ガヴリール(違う。そうじゃない……)

ガヴリール「……ヴィーネ。いつも、ありがとう。感謝の気持ちだ!」

ヴィーネ「ガヴ……。ふふふ、ありがとう、ガヴ!」

30 : ◆tc6/59leHM 2017/07/23(日) 19:27:26.427 ID:4XolN9EU0.net
ーその夜ー

ガヴ『ヴィルのおかげでプレゼント渡せたよ。ありがとな!』

ヴィル『よかったね。喜んでもらえた?』

ガヴ『ああ。あの後べたべた引っ付いてきて気持ち悪かったけどな』

ヴィル『ええ!?』

ガヴ『冗談だよ。あんなに喜んでくれるなら、もっと早くやればよかったよ』

ヴィル『でしょ? これからはちゃんと感謝は言葉にしないとね』

ガヴ『そうだな。これからはそうするよ』

ヴィル『もうこんな時間。それじゃあ私は落ちるね』

ガヴ『ほんといつも寝るの早いな。そんなんじゃヴァルハラ王国を救う勇者にはなれないぞ?』

ヴィル『私たちは勇者じゃなく学生。王国より学校の方が大事だよ』

ガヴ『はぁ、ヴィルは真面目だな。おやすみ』

ヴィル『いや普通だから! おやすみなさい!」シュイーン

ガヴリール「ふぅ、今日はだいぶ歩いたし、私もたまには早く寝るか」

33 : ◆tc6/59leHM 2017/07/23(日) 19:30:32.201 ID:4XolN9EU0.net
ー翌日 学校ー

ガヴリール「そーれ、一番乗り~!」

ガラガラッ

まち子「あれ? 天真さん? おはよう」

ガヴリール「なんだ委員長が来てたのか」

まち子「私はいつもこれくらいには来てるわよ」

ヴィーネ「おはよう、委員長」

まち子「おはよう、月乃瀬さん。今日は二人とも早いのね」

ヴィーネ「珍しくガヴが早起きして、私を迎えに来たのよ。ビックリしちゃった」

まち子「いつも遅刻ギリギリの天真さんが? 今日は雪が降りそうね」

ガヴリール「ひどいな」

まち子「あら? 月乃瀬さん、そのヘアピン可愛いわね」

ヴィーネ「ありがとう。これ、昨日ガヴに買ってもらったの」

まち子「三日月の形なのね。月乃瀬さんにピッタリじゃない」

ヴィーネ「ふふふ、ガヴったらね、日頃の感謝の気持ちだって……」

ガヴリール「わああああヴィーネ! 言わなくていいから!」

ヴィーネ「もう、照れちゃって……。ところでガヴ、宿題やったの?」

ガヴリール「しゅくだい?」

ヴィーネ「まさか、ガヴ?」

ガヴリール「ヴィーネ、見せてくれ!」

ヴィーネ「ダーメッ! まだ時間はたっぷりあるから自分でやりなさい!」

ガヴリール「そんなあああああ!」

36 : ◆tc6/59leHM 2017/07/23(日) 19:32:21.580 ID:4XolN9EU0.net
まち子(名前が似てるから、まさかとは思っていたけど……)

まち子(このことは内緒にしておこう)

まち子(よかったね、ガヴ!)

ガヴリールドロップアウト

『Ville』

ー完ー

38 : ◆tc6/59leHM 2017/07/23(日) 19:33:26.254 ID:4XolN9EU0.net
終わりです。読んでくださってありがとうございました。

44 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/07/23(日) 20:27:20.130 ID:gfKZn53E0.net

まさかのまち子だった



元スレ: 【ガヴドロ】ガヴリール「街で買い物?」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1500804344/

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