796 :
◆6RLd267PvQ 19/09/05(木)00:01:36 ID:
HPI
ぷちかれ「サクセンカイギ!」
「「「「ナマイモー!」」」」オーッ
ぷちかれ「カレン アツアツ タイヘン」
ぷちかれB「オネツ アル?」
ぷちかれ「ナイヨ」
ぷちかれB「アナホレバ スズシイヨ」
ぷちかれC「モグレバ カイテキ」
ぷちかれ「プチカレ ホッテー!」
「「「「ナマイモー!」」」」オーッ
797 :
◆6RLd267PvQ 19/09/05(木)00:01:57 ID:
HPI
ぷちかれ達「ポテテテテ!」ホリホリホリ
ぷちかれC「……ポテェ?」ピチョン
ぷちかれB「ポテェ!タイヘン!」ワタワタ
ぷちかれ「アナノナカ ビシャビシャ!」
ぷちかれE「ポテェ……コレ オンセン?」
ぷちかれ「「「「チガウヨ」」」」
ぷちかれE「ツマランヨ…」シュン
加蓮「なーにしてんの、皆集まって」
798 :
◆6RLd267PvQ 19/09/05(木)00:02:20 ID:
HPI
ぷちかれ「カレン アツイカラ ヒヤスノ」
ぷちかれB「アナノナカ スズシイヨー」
加蓮「あ~、それで穴掘りしてたんだ、あはは、ここビーチだから、掘ったらすぐに海水がしみ出てきちゃうんだよ」
ぷちかれ「「「「「ポテー」」」」」ホエー
ぷちかれ「カイスイ カレン シズム」
ぷちかれB「カレンガハテテー」
「「「ハテテー」」」
加蓮「ちょっと、「加蓮が果てた~!」って……こらー、どこでそんな言葉覚えたの~!」
ぷちかれ「ポヒャア」「ニゲテー」「マッテー!」
799 :
◆6RLd267PvQ 19/09/05(木)00:02:34 ID:
HPI
※笑いながらぷちかれと鬼ごっこを繰り広げる加蓮。
そうしてぷちかれ達としばらく遊んだ後、再び撮影が再開。
つかの間のふれあいに、心癒やされる加蓮なのでした。
800 :
◆6RLd267PvQ 19/09/05(木)00:03:02 ID:
HPI
【休憩時間・Pさん編】
P「加蓮~、パラソル入らないのかお前、9月になったとは言え、流石にまだ暑いだろ」テクテク
加蓮「うん、確かに暑いけど、蒸し暑いって感じでもないしさ。カラッとした暑さだから、ちょっと気持ちいいんだよね、ふふっ」
P「ほう。満喫だな、海」
加蓮「誰かさんが諦めずにお仕事とってきてくれたおかげ…かな。新人の子達のお仕事や、事務所のアニバーサリーだってあるのに無理しちゃって」
P「そりゃ、他ならぬお前の担当Pだからな。諦めの悪いのはまぁ、お互い様だろ」
加蓮「あはは、確かに…それ言われちゃうと、何も言い返せない…かな」
P「お互い無理するな、って言われて無理をやめるタイプでもないしなぁ…」
801 :
◆6RLd267PvQ 19/09/05(木)00:03:25 ID:
HPI
加蓮「まぁでも、Pさんの場合は自分から仕事増やしに行ってるんだし、半分くらいは自業自得な気もするけどね~」
P「オイオイ、結局言い返すのかよ」
加蓮「言ったでしょ、諦め悪いから、私」
P「さいですか…」
加蓮「それにしてもPさんさ、さっきからチラチラ見てたよね、どことは言わないけどさ」
P「……見るなって方が無理だろ、流石に…目のやり場に困るというか、だからって目をそらすのも不自然というか…」
加蓮「ならもっと見ちゃえばいいんじゃないの?私は大丈夫だよー、今日のために一生懸命頑張って調整してきたんだから」
P「調整……? 確かに心なしか、体が普段より引き締まった感じだが……」
加蓮「1日ポテトを断ちました!」エヘン
P「いや1日断っただけでそんな痩せるもんかい!!」
802 :
◆6RLd267PvQ 19/09/05(木)00:03:49 ID:
HPI
ぷちかれ「ポテェ! ピーシャー!」スタタタタ
P「お、ぷちかれ? 姿が見えないと思ったら、どこ言ってたんだ」
ぷちかれ「コレ!」ハイッ
加蓮「わ、きれいな貝殻!ぷちかれが見つけたの?」
ぷちかれ「イロイロ アッタヨ♪」ハイッ
加蓮「へぇ~…あ、これ面白い…」
P「ほう、シーグラスじゃないか。いいもん見つけたな」
加蓮「シーグラス?」
ぷちかれ「ナニソレ」
P「浜辺とかに流れ着いたガラス片だよ。波に揉まれるうちに尖った部分が削れて、そんな風に丸くなるんだ」
加蓮「へえ~……自然が作り出した海の宝石、かぁ」
P「ぷちかれ、これ、どこにあったんだ?」
ぷちかれ「アッチ プチカレ サガシテタ」
803 :
◆6RLd267PvQ 19/09/05(木)00:04:12 ID:
HPI
P「なるほど、それで他のぷちかれ達はまだ向こうにいるのか…よし、それじゃ俺も綺麗な奴、探してみるとしよう」
ぷちかれ「ポーイ! ピーシャ アソボー!」
加蓮「そう言えば最近、Pさんと遊べてなかったもんね、ぷちかれ。今日くらいは皆でのんびり……」
P「とったどー!」オッシャー!
加蓮「早っ……っていうか貝殻やガラス片でそのおたけびはどうなのPさん」
P「いや、こんなん獲った、ぷちかれと」ホレ
ぷちみゆき「カニダヨ!」ジタバタ
加蓮「美由紀ちゃんのぷち!?」
※カニのぷち、新発見。
804 :
◆6RLd267PvQ 19/09/05(木)00:04:40 ID:
HPI
ぷちかれ「アナノナカニ イタヨ」ポッテン
加蓮「結局まだ掘ってたんだ…穴……」
※諦めの悪さ。
ぷちみゆき「カニダヨー」チョキチョキトテトテ
P「横歩きしてやがる……」
※因みに、砂に潜るのとカニの殻剥きが特技です。
P「共食いじゃねえか」
ぷちみゆき「タシカニ!」チョキチョキ
加蓮「微妙にうまいこと言ってるし……」
ぷちみゆき「カニダケニ?」チョキチョキ
加蓮「や、その美味いじゃなくてね……」
P「まぁ、たこ焼き焼いてるタコのキャラだって割とよく見るし、そんなノリだろ多分」
ぷちかれ「アッチデ アソボ」クイクイ
ぷちみゆき「アソビ? カーニバル!」ワーイ
ぷちかれ「ヤッポー!」ワーイ
※あっという間にお友達。また事務所が賑やかになりそうですね。
805 :
◆6RLd267PvQ 19/09/05(木)00:05:01 ID:
HPI
【プレゼント】
ザザーン……
※夕方、浜辺。
ぷちかれ「ポヒュー……」「ナマイモー…」スヤスヤ
加蓮「遊び疲れて寝ちゃったか。今日は畑じゃなくて私の家に連れて帰ろうかな…」
P「…なぁ、加蓮、少しいいか」
加蓮「ん? どうしたの、改まって」
806 :
◆6RLd267PvQ 19/09/05(木)00:05:24 ID:
HPI
P「色々考えたんだけどな、誕生日のプレゼント、とか」
加蓮「え………この撮影のお仕事がプレゼントじゃなかったの? 私、てっきりそれでPさん張り切っちゃったのかなって…」
P「ちひろさんに言われたんだけどな。そこは俺の甲斐性次第だって」
加蓮「私、これでも充分過ぎるくらい色々貰ってるんだよ…? それに、そもそもPさんには、昔、命だって救って貰ったし……」
P「…スカウトした時はお前は9歳だったな。思えばアレから7年間の付き合い…いや、もう8年か? いかんな、最近どうも忙しいせいか物忘れが」ハハハ
加蓮「私をアイドルにするって言ってくれて…それで私は、生きることを望んだ……あの日のこと、ずっとずっと覚えてるよ…あなたにはあの日、何より大切な、生きる意味を貰ったんだから…」
807 :
◆6RLd267PvQ 19/09/05(木)00:05:43 ID:
HPI
P「最初は、直感みたいなものだったけどな。死神の奏に命をとられそうになってた時に、たまたま俺が居合わせて…」
加蓮「……私、こんな性格だしさ。努力もあんま、上手じゃなかったと思うし。…迷惑も心配もたくさんかけて………傷付けたりも、したよね」
P「…いいんだよ加蓮。それでもお前は、諦めなかったじゃないか」
加蓮「違うの…そうじゃないの、Pさん。あなたは、それでもそんな私と一緒に歩いてくれた!ボロボロになる私を心配しながら、でも挑戦をさせてくれた。だから………諦めないで、ここまで来られたんだよ」
P「加蓮。それは俺だって同じだよ。俺が挫けそうになる度、一番側で励ましてくれたのは…いつだって、お前だったじゃないか」
P「お前がいなければ、俺だって或いは……とっくに折れて、逃げ出していたかもしれない。俺はそんなに立派な人間でも、強い人間でもないんだよ」
加蓮「Pさん…」
808 :
◆6RLd267PvQ 19/09/05(木)00:06:04 ID:
HPI
P「だからさ、加蓮。俺はお前に、渡さなきゃならないものがあるんだ」
※Pはスマホの画面を差し出した…。
加蓮「これ……新しいステージ衣装…?」
P「出来上がりはまだだけど……な」
※燃え上がる炎の様な、赤い衣装が映っている…。
P「加蓮、お前はあの日、死の淵から蘇った。病に蝕まれる運命と知ってもなお、夢を掴むためにイチかバチかの道を選んだ」
P「この衣装は、お前の生き様だ。不死鳥の様に、気高く、熱く、何度苦境に晒され倒れようと、必ずまた蘇る……」
加蓮「Pさん……」
P「加蓮、冗談抜きで言うぞ。死ぬな。最後まで何があろうと走り抜け。不死鳥の翼は、頂へと上り詰めるためにあるんだから」
809 :
◆6RLd267PvQ 19/09/05(木)00:06:28 ID:
HPI
加蓮「じゃあ……Pさんの、プレゼントって…」
P「決まってるだろ。二人で行くんだ。アイドル達のピラミッドの頂点………トップアイドルって場所に、さ」
加蓮「じゃあ、一つだけ、私からもお願いしていい…かな」
P「ああ、俺にできることなら、全力を尽くすよ」
加蓮「……なら……私の道の、果てのその先まで……私から、目を離さないでいてほしいな」
P「加蓮、それって…」
加蓮「……ずっと見ていてほしいの。私の道は、トップアイドルになっておしまいじゃない。死ぬなって言ったのも、私をここまで引っ張って連れてきてくれたのも、Pさんだよ。だったら、その先の未来も、一番近くで見ていて欲しいの」
810 :
◆6RLd267PvQ 19/09/05(木)00:06:49 ID:
HPI
P「加蓮…」
加蓮「……だめ、かな」
P(……つくづく、俺は甲斐性って奴に縁遠いらしい。…ここまで加蓮に言わせちまうなんて、な…)ハァ
P「いいさ。こっちから頼みたいくらいだよ、加蓮……俺は、お前を見続ける。この先…何があったとしても」スッ
※Pは手を差し出した…。
加蓮「本当はハグがよかった、なんて言ったら……Pさんはハグ、してくれる?」
P「できないさ。お前はアイドルなんだろ、加蓮。俺はお前のプロデューサーだ。そして……」
P「その道の先も、お前と共に歩む男だ」
811 :
◆6RLd267PvQ 19/09/05(木)00:07:07 ID:
HPI
加蓮「……比翼の鳥、だね、私達」
P「雌雄一体になって飛ぶっていう伝説の鳥……だっけな」
加蓮「私、死なないから。Pさんも死んじゃダメだよ? 比翼の鳥は、雄雌どっちか片方だけじゃ、飛べないんだから…だからさ」
※加蓮は、Pの手を強く握った…。
加蓮(何かがほしいって言える自分が好き。そうなれたのは、貴方のおかげ)
加蓮(教わったのは、アイドルだけじゃなくて…私自身の生き方なんだ。……だからさ)
加蓮「私はもう……諦めないよ。この手は絶対に、離さないから…!」
812 :
◆6RLd267PvQ 19/09/05(木)00:07:19 ID:
HPI
※夕焼けの海に誓う、頂への道の、更に先。
※二人から伸びた長い影が、交差するように1つに重なっていた……。
続く。
813 :
◆6RLd267PvQ 19/09/05(木)00:10:38 ID:
HPI
誕生日ということで、後半は真面目に。
やれる範囲で追いかける、が自分のモットーです。
体を壊したら何にもなりませんしね。
とは言え、ご報告も。
来てくれました。本当にありがとう…。
では、今回はこのへんで。
お目汚し、失礼をば。
おーぷん2ちゃんねるに投稿されたスレッドの紹介です
元スレ:
【モバマス】ぷちかれ「カレンガハテテー!」加蓮「果ててない果ててない」
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1549942443/
歌:松永涼、白坂小梅
日本コロムビア (2019-09-18)
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