ヘッドライン

春香「1年の思い出とこれからの私」

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/13(水) 13:28:39.77 ID:1KYQR1Ps0
「天海春香17才、トップアイドル、目指してますっ!」

そんな自己紹介で私はアイドルデビュー

今の私は18才

この1年で数え切れないほどの思い出が出来た

そんな1年も昨日でお別れ

今日から新しい私がスタートする

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/13(水) 13:30:18.50 ID:1KYQR1Ps0
春香「思えば色々なことがあったなぁ」

事務所のアルバムを1枚ずつめくりながら多くの出会いと別れがあったことを思い出す

春香「あっ」

視線の先にはある1枚の写真があった

私にとって、いや765プロにとって大きな変化が起きた大切な日の写真

14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/13(水) 13:32:17.76 ID:1KYQR1Ps0
春香「ふふっ、プロデューサーさん、顔真っ赤になってる」

今まで社長以外は女の子しかいなかった事務所に現れた異分子
始めは頼りないなぁなんて思ったりもしちゃったけれど今では私たちにとってかけがえのない存在

春香「この頃のあずささんは髪が長いなぁ」

春香「うんうん、みんな変わったなぁ」

初めてみんなで撮った集合写真
タイマーが短くて社長が見切れてしまった写真を見て笑顔がこぼれた

16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/13(水) 13:34:04.20 ID:1KYQR1Ps0
千早「おはようございます」

綺麗な声で挨拶しながら千早ちゃんがやって来た

千早「あら、春香?相変わらず早いのね。笑っていたようだけど何か嬉しいことでもあったの?」

春香「え?違うよぉ なんかこれ見てたら懐かしくなっちゃって」

私の隣に腰掛けた千早ちゃんにも見えるようにアルバムを移動させる

千早「これは…プロデューサーが初めて来た日ね。私…こんなに無表情だったかしら?」

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/13(水) 13:36:32.65 ID:1KYQR1Ps0
千早ちゃんは変わった
あの頃は何かに憑かれたように歌だけを求めていた
今はアイドルであることを精一杯に頑張ろうとしている

春香「千早ちゃんもプロデューサーが来てから変わったよね」

千早「そうかしら?あまり自覚はないのだけども春香がそういうのならそうなのかもしれないわね」

千早「『も』ということは春香も何か変わったの?」

もちろん私も変わった
アイドルについて真剣に考えるようになったし、初めての気持ちが芽生えたりもした

春香「ん~、ひ・み・つ。」

この気持ちはまだ誰にもいっていない。といっても何人かにはバレバレのようだけれども…
いつかトップアイドルになれたときのためにとっておいている

20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/13(水) 13:39:13.00 ID:1KYQR1Ps0
美希「おはようございますなのー!」

律子「おはようございますって、コラッ!美希!事務所の中で走るのはやめなさいって何回も言ってるでしょう!」

慌ただしい声と落ち着きのある声
ハニーはいないの?と事務所を駆け回る美希とそれをたしなめる律子さん
見慣れたいつもの風景

美希「ごめんなさいなの 律子…さん」

律子「…はぁ。ホントに反省してるの?」

律子さんに背を向け、こちらに向かった美希はぺろりと舌を出す
全く反省してないようですよ?律子さん

21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/13(水) 13:41:50.11 ID:1KYQR1Ps0
美希「あー!この写真懐かしいのー!」

私たちの間からひょこっと首と腕を伸ばすその先の写真には
ウェディングドレスに身を包んだあずささんとタキシード姿の真がいた

美希「この時の真君、とっ~てもカッコよかったの!」

といいつつ来てそうそうソファに寝転がり寝息を立てる美希

そんな美希を見て、思わず千早ちゃんと顔を見合わせ思わず笑ってしまう

千早「この頃は、まだ私たち舞台にも立ってないのよね…何か不思議な感じ」

今では一流の…ではないかもしれないけれどアイドルをやっていると胸を張って言える

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/13(水) 13:43:47.37 ID:1KYQR1Ps0
真「おっはよーございまーす!」
雪歩「おはようございますぅ」

元気な声に柔らかな声
振り向かなくても真と雪歩のものだと分かる

真「なに見てるの?」
雪歩「アルバムですか?」

春香「うん、なにか見たくなっちゃって」

千早「そういえば、こんなこともあったわね」

千早ちゃんが注目した写真に写っているのは私と真と雪歩
雪歩だけがパンクな衣装に身を包んだへんてこりんな写真

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/13(水) 13:45:46.59 ID:1KYQR1Ps0
雪歩「うぅ、恥ずかしいですぅ」

真「雪歩、この頃は絶対に男の人と犬には近寄ろうとしなかったよね」

春香「今では、ドラマの撮影もこなせるようになったんだからすごいよね!」

変わったけれど変わらないこともある。
そうですかぁなんて恥ずかしがりながらどこか奥手で守ってあげたくなるような独特の雰囲気

真「それにひきかえボクは…ハァ…いつになったらフリッフリッの可愛いドレス着れるんだろう?」

眉毛を八の字に曲げながら真がぼやく。でも私は知っている。
プロデューサーが来てから真がスカートで事務所に来るのが多くなったことを。

千早「あら…この写真は…」

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/13(水) 13:47:46.42 ID:1KYQR1Ps0
千早ちゃんが指さした写真は芸能人対抗大運動会の時のもの
運動会の主役もちょうど来たようだ

やよい「おはよーございまーす」
伊織「おはよう」

伊織「あんたたち集まってなに見てんのよ?」

やよい「うっうー!この写真は運動会の時のですね-!とーっても楽しかったですー!」

運動会ではちょっとしたことで伊織と真がケンカしてたっけ?
ちょっとしたことで二人がケンカするのは今でも変わらないけど運動会の時とどこか違っている
はっきりと言葉には出来ないけれどきっとケンカするほど仲が良いというものなんだろうと自分の中で結論づける

25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/13(水) 13:49:48.42 ID:1KYQR1Ps0
やよい「最近はみんなでお仕事出来ることも減ってきましたけど、いつかまたやりたいです!」

千早「そうね。きっと今年も呼ばれるでしょうし、またみんなで出たいわね」

伊織「出たいじゃないわ。出るのよ、絶対に!みんなで!」

普段は我が儘に振る舞っていても本当は誰よりも他の人のことを考えている伊織
いつも元気いっぱいで事務所のマスコットみたいなやよい

この二人の関係ははきっとずっとかわらないんだろうなぁなんて思ったりもする

やよい「あれー?春香さん、今のどこか面白かったんですか?」
伊織「なに笑ってんのよ!私が周りを気にかけるようなこと言ったらそんなにおかしいのかしら?」

春香「そ、そんなことないよ?ほら!つ、次のページに行こうよ!」

やよいにたしなめられる伊織を横目にページをめくる

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/13(水) 13:51:51.52 ID:1KYQR1Ps0
真美「おやおや?この写真は…」
亜美「ほっほー、これはレア物ですなぁ」

いつの間にか真美と亜美も私たちの輪に参加していた
こっそり入ってきてイタズラをしようと思ったけど私たちが盛り上がっているのを見て混ざりに来た
そんなとこだろう

真美&亜美「律っちゃんの嬉し恥ずかしライブのやつだね☆」

律子「はぁ!?あの時の写真に撮ってたんですか!?」

事務作業をしていた律子さんが思わず手を止めこちらにやってくる

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/13(水) 13:53:52.97 ID:1KYQR1Ps0
亜美「この時の律っちゃんチョ→可愛かったよ?」

律子さんをからかう双子。律子さんは顔を真っ赤にしながらもどこか嬉しそうな顔
やっぱりアイドル業に未練があるのかな?

真「律子、顔が嬉しそうだよ?」

律子「え?は?う、嬉しいわけ無いじゃない!あんな土壇場で舞台に立たされたときのよ!?」

亜美「律っちゃん、口ではああいってるけどね。最近竜宮のレッスンに自分から参加してるんだよ?」
亜美「建前はダイエットとかいってるけどねっ」

伊織「あれは誰がどう見てもいつでも舞台に立てるように練習してるわよね」
伊織「私たちよりも早く振りを覚えてくるもんだから大変よ」

真美「ほほーぅ、健気ですなぁ」

竜宮小町。プロデューサーが来たことで身軽になった律子さんが立ち上げた企画だ。
彼女たちの頑張りがあって今の私たちがいる。そのことはずっと覚えているだろう

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/13(水) 13:55:36.90 ID:1KYQR1Ps0
貴音「おはようございます」
響「はいさーい!」

凛とした声に独特の挨拶。貴音さんと響ちゃんだ。

春香「今、みんなでアルバムを見てたんです。」

響「お?なんか面白そうだな。貴音!一緒に見ようよ!」

響ちゃんが貴音さんの手を引きこちらにやってくる。まるで親子のようだ。

やよい「そういえばこの時はホントにびっくりしましたー!貴音さんがアイドルやめちゃうかもーって」

貴音「そういえばそんなこともありましたね、あれも今となっては良き思い出です。」

響「あぁいう騒ぎはあれっきりにして欲しいぞ…」

貴音さんの一日警察所長の日。みんなが口々に噂していた。貴音さんが事務所を辞めるかもしてないって。
蓋を開ければ感違いだったんだけれどもあれは驚いたなぁ

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/13(水) 13:57:05.58 ID:1KYQR1Ps0
伊織「騒ぎと言えば響、あなたもあったじゃない?崖に取り残されたこと」

響「うぅ…あのことはあんまり思い出させないで欲しいな…」

雪歩「で、でも、今もみんなこうして無事でいられるんですからよかったですよ。」

綺麗な思い出ばかりじゃない。ライバル事務所の妨害もあった。
けど、みんなくじけずに頑張っている。きっとみんながいるから頑張れた、頑張れる。

美希「なんだか騒がしいの…」

美希もこの喧噪の中では眠っていられないようで目を覚ました

真「あ、お早う美希。美希も参加しようよ。」

美希「あれ?いつの間にみんな来たの?」

そんな眠り姫の様子を見てみんなが笑う

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/13(水) 13:59:09.33 ID:1KYQR1Ps0
あずさ「おはようございますー。あらあら、今日は私が最後みたいですね」

律子「あ、おはようございます。あずささん」

プロデューサーが来て一番変わったと言えるのはきっとあずさんだろう
といっても変わったのは外見だけで方向音痴なところもどこか抜けているところも変わってないんだけれども
年上なのに可愛らしく思えてしまう。私が密かに憧れている人である

あずさ「アルバム…ですか?みんな若いわね~」

響「若いってこれ半年前の写真だぞ…」

貴音「それにあずさ、あなたはまだ齢21。人生百年の内まだ2合目を越えたところでは?」

あずささんのボケに貴音さんが突っ込みともボケとも分からない返しをする
着地点が見えない会話に業を煮やした伊織がいい加減にしなさい!と怒る
ありふれた日常。昨日までもこれからも続いていく日常がそこにあった。

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/13(水) 14:01:19.16 ID:1KYQR1Ps0
春香「変わったなぁと思ったけど結局何も変わってないのかな?」

きっと変わったのは私の気持ち。
明日からはどんな1年なるのかな?
私は楽天家だから最後が楽しければ、辛いことも嫌なことも楽しい思い出にしてしまうだろう

春香「なーやんでもしーかたないっかな?」

千早「春香?何か言った?」

春香「ううん。なんでもないよ!明日からもよろしくね!」

千早「なんだかよく分からないのだけれども…よろしくお願いします?」

わくわくとどきどきが止まらない
そう、今日はなんといっても記念日なのだ。

32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/13(水) 14:03:07.03 ID:1KYQR1Ps0
やよい「あ!そろそろプロデューサーが来る時間です!準備始めないと!」

そう、今日は記念日。1年前の今日初めてプロデューサーが事務所にやってきた日。

雪歩「えと、これはこっちに置いて…あれはこっちに、あ、あれ?」

真「雪歩-!それこっち持ってきてー!」

響「うわー!ハム蔵!こんなときに逃げないでくれ-!」

美希「んーハニーが来るまでもう一眠りするのー」

真美&亜美「よーし、ここは基本に返ってドアに黒板消しを仕掛けよ→」

伊織「あんた達!真面目に準備しなさーい!」

貴音「真、賑やかで良いものですね」

あずさ「あら、私の仕事がないわね。プロデューサーを迎えに行っちゃおうかしら」

律子「わー!あずささん!お願いだからここにいて下さい!プロデューサーの元には私が向かいますから」

33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/13(水) 14:05:49.33 ID:1KYQR1Ps0
千早「春香、私たちも手伝いましょう」

春香「うん!そうだね。」

今日からの私は昨日までの私より頑張れるかな?

乙女よ大志を抱け!急がばまっすぐ進んじゃおう!

「天海春香18才、トップアイドル、目指してますっ!」



おわり

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/13(水) 14:08:33.29 ID:1KYQR1Ps0
最後まで読んだ下さった方、どうもありがとうございました!

卒業のシーズンなので何となく書いたらこんな感じになりましたというオチ
765プロ全員登場目指したら大変だった!



元スレ: 春香「1年の思い出とこれからの私」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1363148867/


[ 2019/07/30 23:55 ] アイマスSS | TB(0) | CM(0)
コメント
コメントの投稿





ページランキング
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://ssbiyori.blog.fc2.com/tb.php/28593-888537fc