13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 21:46:38.89 ID:
nbZeHf9j0
絹旗「じゃあ私がレベル6になって麦野より強くなったら麦野はどうしますか?」
麦野「どうもしないわよ」
絹旗「むぅ・・・」
麦野「何、あんたの家来にでもなればいいの?言っとくけどお断りよ」
絹旗「そういうことじゃなくてですね、尊敬するとか親しくなるとかあるじゃないですか」
麦野「何を言い出すのかしら・・・」
絹旗「でもでも接し方とか超代わりそうじゃないですか?」
麦野「そんなのその時になってみないとわからないわよ」
絹旗「なんか超つまんないです」
麦野「じゃあ絹旗の理想を教えてくれる?」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 21:53:31.34 ID:
nbZeHf9j0
絹旗「こう一緒に強敵に立ち向かうとか」
麦野「余計な揉め事はたくさんよ」
絹旗「戦場で互いに絆を深め合うとか」
麦野「治安が乱れるのは簡便してほしいわ」
絹旗「時に敵として戦ってお互いを認め合うとか」
麦野「殺し合いがしたいのかしらこのお子様は」
絹旗「だからお子様じゃありません!」
麦野「はあ、もう発想が漫画や映画の影響受けすぎじゃないの、そういうところがお子様だって言ってるの」
絹旗「ぐ、ぐぬぬ・・・ じゃ、じゃあラブロマンスとかですか?」
麦野「なんでそっちに走るのよ、何が悲しくてこの私が年下の女の子と恋愛しないといけないの?」
絹旗「むう・・・・」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 21:59:17.32 ID:
nbZeHf9j0
麦野「ひょっとしてそういう趣味があるの?」
絹旗「超ありませんよ」
麦野「言っとくけど私はノンケよ」
絹旗「ありまえんってば」
麦野「ファミレスでも絹旗の隣には座らないわ」
絹旗「それちょっといじめじゃないですか」
麦野「だって自分の身が大事だもの」
絹旗「もう、超違いますってば!」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 22:03:37.29 ID:
nbZeHf9j0
麦野「ふふ、ちょっとからかいすぎたわね」クスクス
絹旗「もう・・・・ でもなんか麦野優しくないですか?」
麦野「そう?」
絹旗「もっとこう、なんていうか罵倒されたりするものだと思ってましたから」
麦野「え?そっちを期待してたわけ?」
絹旗「超違います!」
麦野「ムキになるところが・・・・」
絹旗「もう!ちゃんと聞いてくださいよ!」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 22:07:18.13 ID:
nbZeHf9j0
麦野「ごめんごめん、からかい甲斐があるもんだからさ」クスクス
絹旗「麦野はやっぱり超いじわるです」プンプン
麦野「どうなのかしらね、ヒートアップすると我ながらひどいこと言ってる自覚はあるけど・・・」
絹旗「ぶっちゃけそういう時はあんまり近づきたくないです」
麦野「あんたも似たようなもんじゃない」
絹旗「・・・ですね」
麦野「なんであんなにテンション上がっちゃうんだろうね」
絹旗「なんででしょうね」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 22:13:42.58 ID:
nbZeHf9j0
麦野「正直に言うと・・・」
絹旗「はい」
麦野「日常会話じゃ恥ずかしくてああいうこと言えないわ」
絹旗「私もですね」
麦野「わざわざ言うものでもないし・・・」
絹旗「寝る前に布団の中で身もだえしちゃいます」
麦野「やめなさい」
絹旗「はい?」
麦野「そういわれると今日寝る時に思い出しそうになるじゃない」
絹旗「と、いうことは麦野も・・・」
麦野「だからやめなさい」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 22:20:33.36 ID:
nbZeHf9j0
絹旗「なんか顔が火照ってきました」
麦野「私もよ」
絹旗「ちょっと話題を変えましょうか」
麦野「そうね」
絹旗「いや、変えるというか・・その・・」
麦野「ん?」
絹旗「なんか今日の麦野穏やかじゃないですか?」
麦野「は?」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 22:26:29.60 ID:
nbZeHf9j0
麦野「何、四六時中ピリピリしてろっての?」
絹旗「いや、なんていうか仕事中のイメージが強すぎるからでしょうか・・・」
麦野「それどれだけゆとりがない人間なのよ」
絹旗「まあもちろんそんな人間だったらこの仕事やってられないと思いますからそれは極端ですけど」
麦野「言いたいことはわかるわ、私らは所詮暗部のメンバーってだけで友達やってるわけじゃないもんね」
絹旗「ええ、正直普段の麦野ってこうなんだろうなっていうイメージと今接してる感じが違うことに少し驚いてますね」
麦野「それ言うなら私もよ」
絹旗「と、いいますと?」
麦野「絹旗ってもう少しサバサバしてるのかと思ってたから」
絹旗「あー、そういわれれば・・・」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 22:34:09.15 ID:
nbZeHf9j0
麦野「いつも映画のパンフレット見てるだけじゃない」
絹旗「そうですね」
麦野「一回着いていったらとんでもない駄作を見せてくれちゃって・・・」
絹旗「あれは見事に外したものばかりだったんですよ」
麦野「うん、あんたつまんねーしか言ってなかったわね」
絹旗「あれは超申し訳ないと思っています」
麦野「ああやって数漁ってるみたいだけど面白いのってどれくらいの割合であるものなの?」
絹旗「月に・・・・ あれと・・・これと・・・」
麦野「片手で数えるくらいしかないわけか」
絹旗「でも面白いのは超おもしろいんですよ?」
麦野「それはわかるけど・・・ 映画に限らず小説や漫画もそういうものだし」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 22:38:15.97 ID:
nbZeHf9j0
絹旗「いえ、映画には小説や漫画には無い、役者と監督と裏方の熱意と情熱がこもっているんですよ!」
麦野「っていわれても・・・ねえ?」
絹旗「はい、今度面白いのを超厳選させていただきます」
麦野「まあ期待しないでおくわ」
絹旗「えー」
麦野「期待しすぎるとどんな作品にもケチつけちゃいそうなのよ」
絹旗「わかる気がしますね」
麦野「先入観無しで見るって大事よね」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 22:48:08.54 ID:
nbZeHf9j0
絹旗「そう、映画を見るときは心を無にすることが超重要です」
麦野「え?そこまで?」
絹旗「はい」
麦野「なんか悟りを開いたみたいな感じね」
絹旗「それはもう、あの映画が始まる前の精神統一はちょっとやそっとじゃ身につきませんね」
麦野「特別な修行でもしたの?」
絹旗「まさか、必要なのはどんな駄作をつかまされてもあきらめない心だけですよ」
麦野「それはそれで尊敬できるわね」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 22:55:33.26 ID:
nbZeHf9j0
絹旗「それではさいあい教の信者にしてあげましょう」
麦野「何よそれ」
絹旗「ちなみに私が教祖です」
麦野「主にどういう理念の下に活動するわけ?」
絹旗「私のかわいさを褒め称えるんです」フフン
麦野「・・・・・」
絹旗「(・ω<)☆ キャピ 」
麦野「絹旗、何か飲む?おごるわよ」
絹旗「超すみませんでした」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 22:59:56.10 ID:
nbZeHf9j0
麦野「諦めるの早くない?」
絹旗「やってて超恥ずかしくなってきました」カァァ
麦野「見事に顔真っ赤ね」
絹旗「麦野ももう少し合わせてくれてもいいじゃないですか」
麦野「絹旗が顔真っ赤にして恥ずかしがるような事に私も参加しろっての?」
絹旗「一人でやったら恥ずかしいだけですけど二人でやったら超楽しいかもしれないじゃないですか!」
麦野「わからなくはないけど・・・・ねえ?」
絹旗「いやいや、わかりませんよ?」
麦野「って言うと?」
絹旗「滝壺さんなら乗ってくれそうじゃないですか」
麦野「うーん・・・」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 23:07:53.60 ID:
nbZeHf9j0
絹旗「それではさいあい教の信者にしてあげましょう」
滝壺「何と」
絹旗「ちなみに私が教祖です」
滝壺「私は何をすればいいの?」
絹旗「私のかわいさを褒め称えてください」フフン
滝壺「きぬはたかわいい!」
絹旗「(・ω<)☆ キャピ 」
滝壺「みればみるほどきぬはたはかわいい」ナデナデ
絹旗「えへへ //////」
滝壺「きぬはた、一緒にプリンたべよう」
絹旗「はい!」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 23:09:53.64 ID:
nbZeHf9j0
麦野「・・・ってなりそう」
絹旗「ですね」
麦野「何がすごいって滝壺は恥ずかしがることなくそれをやってのけそうなところよね」
絹旗「確実にペース握られますね」
麦野「そうね」
絹旗「そしてフレンダだったら・・・」
麦野「まあ・・・・」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 23:12:28.30 ID:
nbZeHf9j0
絹旗「それではさいあい教の信者にしてあげましょう」
フレンダ「いきなり何を言い出すわけよ」
絹旗「ちなみに私が教祖です」
フレンダ「もしもし?」
絹旗「私のかわいさを褒め称えるんです」フフン
フレンダ「・・・・・」
絹旗「(・ω<)☆ キャピ 」
フレンダ「絹旗、そんなことを言うならもう少し成長してからにするわけよ、そうす」絹旗「サバ缶つぶされたいですか?」
フレンダ「すみませんでした。さいあいちゃんマジでかわいいわけよ」
絹旗「わかればいいんです」フフン
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 23:20:31.33 ID:
nbZeHf9j0
麦野「パワハラ?」
絹旗「いえ、フレンダが超フレンダのくせに生意気なのがいけないんですよ」
麦野「それってただのいじめっ子じゃない」
絹旗「ぐぬぬ・・・」
麦野「まあ私たちはお友達じゃないけどさ、下手に恨み買うようなことはやめときなさいよ」
絹旗「そうですね、信頼関係は超大切ですよね」
麦野「で、サバ缶をつぶしたことは?」
絹旗「ありませんよ、つぶしたら服が汚れちゃうじゃないですか」
麦野「そうね、缶詰の匂いとか染み込んだら大変よね」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 23:28:48.21 ID:
nbZeHf9j0
絹旗「このワンピースは気にいってるんですからね」
麦野「それ短くないの?」
絹旗「見えそうで見えないところに超美学があるんですよ」
麦野「見せたいの?」
絹旗「まさか、そんなことありませんよ」
麦野「実際そういうことやってる絹旗に近づいてくる男がいたとしたらろくでもないやつよ、覚えておくのね」
絹旗「まあさすがにそこはちゃんと考えますよ」
麦野「どうだか、あっさりひっかかって相手を叩き潰す絹旗が思い浮かぶわ」
絹旗「そういう麦野はどうなんですか?」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 23:34:22.42 ID:
nbZeHf9j0
麦野「愚問ね、私の目にかなう男なんてそうはいないわよ」
絹旗「まあ下手したら跡形も無くこの世から消滅してしまいそうですからね」
麦野「もちろんそのつもりよ」ニコ
絹旗「やっぱり麦野は超麦野ですね」
麦野「それともめそめそしてる私が見たいの?」
絹旗「正直いうと見てみたいですよ」
麦野「見せるわけないじゃない」
絹旗「だ・か・ら・みたいんですよ」
麦野「へえ?」
絹旗「普段の麦野からは想像もできないような女の子らしい一面っていうのは正直みんな見たいと思いますよ?」
麦野「意地でも見せてやんない」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 23:38:25.08 ID:
nbZeHf9j0
絹旗「ですよねー」
麦野「どうしてもって言うなら覚悟してもらうわよ?」
絹旗「超遠慮しときます」
麦野「あー、なんか絹旗を泣かせてみたくなっちゃったわー」チラッ
絹旗「やめてください」
麦野「きぬはたちゃーん、おしおきたいむだにゃーん?」
絹旗「マジでやめてくださいってば」
麦野「うん、やめといてあげる」ニコ
絹旗「一瞬目が本気でしたよ?」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 23:42:54.11 ID:
nbZeHf9j0
麦野「気のせいよ」
絹旗「えー」
麦野「き・の・せ・い」
絹旗「はい、超気のせいです」
麦野「よろしい」ニコ
絹旗「やっぱり麦野です」
麦野「ふふん」
絹旗「ま、そこがいいんですけどね」
麦野「私はノンケよ?」
絹旗「蒸し返さないでくださいよ!」
麦野「わかったわよ」
絹旗「本当にそんな気は無いんですからね?」
麦野「ええ、覚えとくわ」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 23:50:45.76 ID:
nbZeHf9j0
麦野「さーて、そろそろあの二人も来るころでしょ」
絹旗「そうですね」
フレンダ「お待たせー」
滝壺「待った?」
麦野「少しね」
絹旗「二人で麦野と超だべってました」
フレンダ「はっ、これはまさか・・・」
絹旗「ふざけたこと言うと缶詰つぶしますよ?」
フレンダ「いや、まだ何も言ってないわけよ」
麦野「だからやめなさいっての」
絹旗「あ、そうですね、フレンダ、サバ缶の命が惜しければ余計なことは超言わないことです」
フレンダ「結局、この力関係はなんともならないってわけよ」
滝壺「北北西から信号がきた、むぎのときぬはたは仲良し」
麦野「だってさ、絹旗」
絹旗「だ、だからそんな気はありませんってば!」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 23:55:30.72 ID:
nbZeHf9j0
フレンダ「え?どんな気?」
絹旗「むぅ・・・なんでもないですよ」プイ
滝壺「なかよしじゃないの?」
麦野「まあ悪くは無いわね」
フレンダ「なんかわけありに見えてきたような・・・」
絹旗「やめてください、超シャレになりませんから」
麦野「まああんまり言うと絹旗が怒るからほどほどにしなさい」
フレンダ「ん? よくわからないけどそうしとくわけよ」
滝壺「みんな仲良しが一番」
麦野「ま、悪くないわね」
おわり
エロ展開かと思った? 残念!! まったり展開でした!!
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 23:59:30.40 ID:QcZEdR1G0
むぎのんと最愛ちゃんは可愛い
おつ
元スレ:
絹旗「麦のん超可愛いです」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1347278399/
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