3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 18:03:15.86 ID:
KRQIYR8H0
春香「もしかしてさ…真美って好きな人いるの?」
真美「……うん」
春香「そうなんだ…」
真美「ねえ、はるるん…ちょっと相談に乗って貰っていいかな?」
春香「うん、いいよ」
真美「ありがと…」
春香「えーと…それじゃ真美の好きな人ってどんな人なの?」
真美「うーん……かっこよくて…優しくて…可愛くて…鈍感な人…かな」
春香「なるほど…」(可愛い?)
真美「真美も結構アタックとかしてみたりしてるんだけど…やっぱ気付いてもらえなくてさ」
春香「そっか…うーん、その人って年上だよね?」
真美「うん」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 18:06:21.74 ID:
KRQIYR8H0
春香「もしかして学校の先輩とか?」
真美「ううん、違う」
春香「じゃあ…高校生くらいの人?」
真美「うん…」
春香「なるほど…その人って鈍感なんだよね?」
真美「うん…めっちゃ鈍感だよ…」
春香「そっか…それじゃあ手作りクッキーとかプレゼントしてみたらどうかな?」
真美「ええっ!?手作りクッキー?」
春香「うん、まあ定番かもしれないけどさ、まずはこういうことから始めてみるのもいいと思うよ」
真美「そっか…でも真美クッキー作れないんだけど…」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 18:09:21.14 ID:
KRQIYR8H0
春香「…真美ってこの後時間ある?」
真美「えっ…うん、この後はオフだし」
春香「私がアドバイスとかしてあげるから一緒に作ろうよ」
真美「えっいいの?」
春香「うん、私も真美の力になってあげたいしね」
真美「ありがとはるるん!」ダキッ
春香「あはは、どういたしまして…」
真美「んじゃ真美の家でいいかな?今日は夜まで誰もいないだろうし」
春香「うん、じゃあ早速行こっか」
真美「うん!」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 18:12:18.90 ID:
KRQIYR8H0
双海家
春香「お邪魔しまーす」
真美「どうぞー」
春香「それじゃ早速だけど始めよっか」
真美「うん!よろしくお願いします!はるるん先生!」
春香「うん、それじゃまずは……」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 18:15:16.81 ID:
KRQIYR8H0
―――――――――――――――
――――――――――――――
―――――――――――――
真美「できたー!」
春香「よく頑張ったね真美、初めてにしては上出来じゃないかな?」
真美「えへへ…あっでもハート型とかちょっと露骨すぎないかな…」
春香「これくらい露骨な方がいいんじゃないかな?鈍感なら尚更さ」
真美「そういうもんなのかな?」
春香「うん…それじゃ後は渡すだけだね」
真美「あっそうだった…ちゃんと渡せるかな…」
春香「平気だよ、真美みたいな可愛い女の子から手作りクッキーが貰えるんだよ?嬉しくならないわけないと思うけど…」
真美「そっか///」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 18:18:17.85 ID:
KRQIYR8H0
春香「それじゃそろそろ暗くなってきたし私帰るね」
真美「あっうん…今日は色々ありがとね、はるるん」
春香「ううん、あっちゃんとクッキー渡さないと駄目だからね?」
真美「うん…」
春香「私は真美の恋、応援してるから…それじゃまた明日」
真美「ありがと…またね、はるるん」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 18:21:19.14 ID:
KRQIYR8H0
翌日
真美「おはよ→」
真「あっおはよう、真美」
真美「お、おはよ…まこちん」ドキドキ
真「あれ、真美って今日オフじゃなかったっけ?」
真美「う、うん…」(まこちんに会いたいから来ただけなんだけど…)
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 18:24:19.08 ID:
KRQIYR8H0
真「もしかして忘れ物取りに来たとか?」
真美「えっと…あ、あの!」
真「な、何?」
真美「こ、これ…渡そうと思って」スッ
真「ん、これって…クッキー?」
真美「て、手作りだから…ちゃんと全部食べてね!」ダッ
真「あっちょっと真美!?」
真「行っちゃったか…」
真「……」パクッ
真「…美味しい」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 18:27:23.09 ID:
KRQIYR8H0
ガチャッ
貴音「おはようございます」
響「はいさーい」
真「おはよう貴音、響」モグモグ
貴音「おはようございます、真」チラッ
響「あれ、真、朝からクッキーなんて珍しいな」
真「そうかな?たまに春香が持ってきてくれたりしてると思うけど…」
響「それもそうだな…でもさ、そのクッキー、なんでハート型なんだ?」
真「さあ?」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 18:30:21.26 ID:
KRQIYR8H0
貴音「あ、あの…」チラッチラッ
真「何?」モグモグ
貴音「い、いえ…その…」チラッチラッ
響「…あー真、そのクッキー少しだけくれないか?」
真「えっ…ごめん、このクッキーはあげられない」
貴音「……」ズーン
響「な、なんでだ?」
真「…天使から貰ったんだ」
響「て、天使?」
真「うん」
貴音「なるほど…それでは仕方ありませんね」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 18:33:20.68 ID:
KRQIYR8H0
真「あっそれじゃ代わりにさ、これあげるよ」スッ
貴音「こ、これは…ポテトチップスですか!」
真「うん、よかったら2人で食べてよ」
貴音「ありがとうございます!真!」
真「あはは、どういたしまして」
響「なあ真、それで天使ってどういう意味だ?」
真「えっ…天使は天使だろ?」
響「?」
貴音「響、食べないのならすべて私が貰ってもいいでしょうか?」ポリポリ
響「えっちょっと待て貴音!食べないなんて一言も言ってないぞ!」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 18:36:24.90 ID:
KRQIYR8H0
繁華街
真美(うう…恥ずかしくて逃げてきちゃった…まこちんちゃんと食べてくれたかな…)ドキドキ
春香「あれ、真美?」
真美「あっはるるん…」
春香「クッキーちゃんと渡せた?」
真美「うん…でも…」
春香「どうかした?」
真美「その…恥ずかしくて逃げてきちゃった…」
春香「えっ!?そ、そうなんだ…」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 18:39:23.55 ID:
KRQIYR8H0
真美「だ、大丈夫かな…捨てられたりしないかな…」ウルウル
春香「お、落ち着いて真美!絶対大丈夫だから!」
真美「ほんとに?」グスッ
春香「うん、それに真美が好きになった人だもん…その人が真美にひどいことするとは思えないよ」
真美「…うん、そだよね…まこちんがそんなことするはずないもんね!」
春香「うんうん」(なんで真が出てくるんだろう?)
真美「ありがとね、はるるん!」
春香「ううん、私は何もしてないよ…勇気だしてクッキー渡した真美が頑張ったからこその結果だと思うよ」
真美「えへへ、そっか///」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 18:42:23.92 ID:
KRQIYR8H0
美希「あれ、春香と真美?」
春香「あっ美希、こんなところで奇遇だね」
真美「おはよ、ミキミキ」
美希「真美、なんか嬉しそうだね…いいことでもあった?」
真美「うん!」
春香「…あーそうだ真美、美希にも相談してみたらどうかな?」
美希「相談?」
春香「美希ならこういう系の話得意そうだし…それに私そろそろ仕事行かないとだから」
真美「うん…お仕事頑張ってねはるるん!」
春香「うん!じゃあ行ってくるね!」タッタッタ
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 18:45:24.44 ID:
KRQIYR8H0
美希「…それで真美、相談って何なの?」
真美「…あのね、真美…好きな人がいるんだ」
美希「そっか……場所変えようか?」
真美「えっ…いいの?」
美希「うん、ミキ、いい場所知ってるの」
真美「ありがと、それじゃそこで話すね」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 18:48:24.45 ID:
KRQIYR8H0
橋の上
美希「ここだよ」
真美「…いいところだね」
美希「えへへ、そうでしょ?ミキね、悩みがあるときとかよくここにくるんだ」
真美「そうなんだ…」
美希「あっ今日も先生がいるの」
真美「先生って…どこに?」
美希「ほら、あそこ」
真美「…カモ?」
美希「むうー違うの、先生だよ?」
真美「そっか…」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 18:51:19.77 ID:
KRQIYR8H0
美希「…それじゃ相談の続き、しよっか」
真美「うん…その、真美が好きな人のことなんだけど…すごく鈍感でさ…」
美希「なるほどね…その人って年上かな?」
真美「うん」
美希「うーん…呼び方変えてみるっていうのはどうかな?」
真美「えっ呼び方?」
美希「うん、真美のことだからどうせその人のこともあだ名で呼んでるんでしょ?」
真美「うん…」
美希「あっいいこと思いついたの、ねえ真美、明日の8時にまたここに来てもらっていいかな?」
真美「えっ8時?」
美希「うん、あっ制服着てきてね」
真美「制服?」
美希「うん、それじゃ今日は終わり…ってことで一緒にショッピング行くの!」
真美「ええっ!?ちょっとミキミキ?」
美希「それじゃレッツゴーなの!」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 18:54:24.49 ID:
KRQIYR8H0
―――――――――――――
――――――――――――
―――――――――――
美希「うーん、たくさん遊んだの!」
真美「あはは、そだね」
美希「…真美、ちょっとはリラックスできた?」
真美「え?」
美希「そうやって悩むのもいいけど、たまには息抜きも必要だと思うよ?」
真美「…ありがと、ミキミキ」
美希「あはっどういたしましてなの!」
真美「それじゃ明日の8時に制服でさっきのところに行けばいいのかな?」
美希「うん…それじゃそろそろ帰ろっか」
真美「そだね」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 18:57:27.49 ID:
KRQIYR8H0
翌日
真美「おまたせ、ミキミキ」
美希「あふぅ…おはようなの真美」
真美「おはよ、ミキミキ」
美希「あっちゃんと制服で来たんだね、それじゃ昨日の相談の続きなの!」
真美「う、うん…」
美希「昨日呼び方を変えてみるのはどうかって言ったよね?」
真美「うん…」
美希「先輩って呼んでみるのはどうかな?」
真美「えっ…」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 19:00:27.49 ID:
KRQIYR8H0
美希「ちょっとむず痒いかもしれないけど…真美みたいな可愛い子から先輩って呼ばれたらその人もイチコロだって思うな」
真美「そ、そうかな///」
美希「うん、それじゃ試しにミキに先輩って言ってみて?」
真美「えっ…で、でも…恥ずかしいし…」
美希「真美?ミキで恥ずかしがってたら本番はどうなるの?」
真美「うう…そだけど…」
美希「ほら、とりあえずやってみるの!」
真美「う、うん…それじゃ…美希先輩///」
美希「」ズキューン
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 19:03:26.13 ID:
KRQIYR8H0
真美「あ、あの…ミキミキ?」
美希「か、可愛いの…可愛すぎるの真美!」ダキッ
真美「み、ミキミキ!?」
美希「これなら絶対大丈夫なの、これで落ちなかったらその人相当やばいの」
真美「そ、そうかな…」
美希「うん!それじゃ真美、早速その人のところ行ってきて」
真美「ええっ!?」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 19:06:30.54 ID:
KRQIYR8H0
美希「あっそうだ…ここをこうしてっと」スッ
真美「ちょ、ちょっとミキミキ…そんなスカート短くしないで///」
美希「うーん…こんなもんかな…」
真美「み、見えちゃうよ…」
美希「平気なの、ギリギリ見えないラインにしておいたからこれでさらに可愛さアップなの!」
真美「ほ、ほんとに大丈夫なの?」
美希「うん!これなら真美の好きな人も気になって仕方なくなっちゃうって思うな!」
真美「そっか///」
美希「それじゃ真美…ミキ、真美のこと応援してるの…頑張るんだよ?」
真美「うん…ありがとミキミキ…行ってくるね!」
美希「行ってらっしゃいなの!」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 19:09:24.03 ID:
KRQIYR8H0
事務所
真美「おはよ…」
真「おはよう、真美…って制服?」
真美「……」ドキドキ
真「…真美?」
真美「お、おはようございます!真先輩!///」
真「!?」
真美「///」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 19:12:20.97 ID:
KRQIYR8H0
真「えーと…その…おはよう」(スカート短いな…)
真美「……」ドキドキ
真「あ、あのさ、真美…なんで急にボクのことを先輩って呼んだの?」
真美「あっ…えっと…その…ま、真先輩は…真美に先輩って呼ばれるの…嫌ですか?」ウルウル
真「えっ…いや、そんなことないけど…」
真美「……」ドキドキ
真「あっそうだ真美、昨日はクッキーありがとね、すごく美味しかったよ」ニコッ
真美「///」
真「それでさ、お礼と言ってはなんだけど…昨日真美に似合いそうな髪留めがあったから買ってきたんだ」
真美「えっ…」
真「もしよければプレゼントさせてくれないかな…」
真美「う、うん…じゃなかった…はい!」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 19:15:23.84 ID:
KRQIYR8H0
真「それじゃ、はい」スッ
真美「あ、あの…付けてみてもいいですか?」
真「うん」
真美「……」スッ
真「…あはは、やっぱりボクの思った通りだ…すごく似合ってるよ」ニコッ
真美「あ、ありがとうございます///」
真「…あのさ、真美」
真美「な、何ですか?」
真「やっぱりさ…ボクはいつもの話し方の方が好き…かな?」
真美「えっ…」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 19:18:25.70 ID:
KRQIYR8H0
真「もちろん今の真美もすごく魅力的だよ?でもさ…いつもの真美のほうがその…接しやすいからさ」
真美「……」
真「それに…年齢とか関係なく対等に接してくれる真美がボクは好きなんだ…まあこれはボク個人の意見だけど…」
真美「…ごめんね」
真「いや…でもさっきの真美も新鮮で可愛かったよ」
真美「そっか///」
真「うん、やっぱこっちの方がしっくりくるね」
真美「ねえ、まこちん」
真「何?」
真美「髪留め、ありがとね…一生大切にするから」ニコッ
真「っ!?」ドキッ
真美「えへへ…」
真「そ、そっか…プレゼントした甲斐があったよ…」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 19:21:23.46 ID:
KRQIYR8H0
真美「それじゃ真美、そろそろお仕事行かないとだから…」
真「あっうん…ってちょっと待った!」
真美「えっ何?」
真「その…スカート、短すぎじゃないかなって…」
真美「あっ…その…直してくね」スッ
真「う、うん…」
真美(あ、あれ…ミキミキ強くやりすぎだよ…なかなか直らないな…)
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 19:24:24.76 ID:
KRQIYR8H0
真「真美、よかったら手伝おうか?」
真美「えっ!?えっと…じゃ、じゃあお願い…」
真「うん、ええと…ここをこうして」スッ
真美「……」ドキドキ
真「…よし、これでどうかな?」
真美「あ、直ってる…ありがとねまこちん…」
真「ううん、それじゃ仕事頑張ってね」
真美「うん、じゃあ行ってきまーす」
真「行ってらっしゃい」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 19:27:26.42 ID:
KRQIYR8H0
真美「うわあっ!?」ズテッ
真「あっ大丈夫真美!?」(白か…)
真美「うん、大丈夫だけど…」
真「そっか、よかった…」
真美「…あのさ、まこちん…もしかしてパンツ見えてた?」
真「えっ!?い、いや…見てないから大丈夫だよ」
真美「そっか…」(よかった…今日は勝負パンツ穿くの忘れてたんだよね…)
真「ほら、早くしないと遅れちゃうよ?」
真美「あっそうだった…それじゃ今度こそ行ってきます!」
真「うん、行ってらっしゃい」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 19:30:26.95 ID:
KRQIYR8H0
――――――――――――――
―――――――――――――
――――――――――――
真美「ただいま→」
響「あっおかえり真美」
真美「あれ、ひびきんだけ?」
響「うん、ちょうど暇してたところだったんだ、真美が来てくれてよかったさー」
真美「そっか…」(ひびきんか…一応相談してみようかな…)
響「真美?どうかしたのか?」
真美「あのさ、ひびきん…ちょっと相談に乗ってほしいんだけど…いいかな?」
響「うん、全然オッケーだぞ!自分、完璧だからな!」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 19:33:24.86 ID:
KRQIYR8H0
真美「あのね、真美…好きな人がいるんだけど…その人が鈍感で…」
響「えっ好きな人!?そ、そっか…真美もそういうお年頃だもんな」
真美「それでさ、結構アタックしてるんだけど…駄目みたいで…」
響「なるほどな…あっそうだ!それならちょっと前に有益な情報を見つけたぞ!」
真美「えっほんとに?」
響「うん、前ピヨコにパソコン借りたんだけどな、その時掲示板を見てたら真美をペロペロしたいって書き込みを見たんだ」
真美「えっ…」
響「だからな、その…ペロペロしてください!って言ってみるのはどうだ?」
真美「ええっ!?む、無理だよ…そんなの恥ずかしいし…」(で、でもまこちんになら…ペロペロされてもいいかな///)
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 19:36:31.66 ID:
KRQIYR8H0
響「あのな、真美…そんなことじゃいつまで経っても気付いてもらえないぞ?」
真美「うう…わかった…それじゃ言ってみる…」
響「うん、その調子だぞ!完璧な自分に頼ってくるなんて真美も見る目があるな!」
真美「ありがとね、ひびきん」
響「別にいいぞ、困った時はまた相談に乗るからな!」
真美「それじゃ真美、そろそろ帰るね」
響「うん、また明日な」
真美「またね」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 19:39:34.42 ID:
KRQIYR8H0
翌日
真「おはようございます!」
真美「お、おはよ…」
真「あれ、真美だけ?」
真美「うん…」
真「そっか…何かあった?」
真美「えっ…えっと…」
真「何か悩みがあるなら話して欲しいかな…ボクにできる範囲でならなんでもするよ」
真美「そ、それじゃ…えっと…その…」
真「?」
真美「ぺ、ペロペロしてください!///」
真「……えっ」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 19:42:26.32 ID:
KRQIYR8H0
真美「///」
真「ぺ、ペロペロ?」
真美「うん…」ドキドキ
真「…いいけど、どこをペロペロすればいいのかな?」
真美「えっ!?あっ…それじゃ…まこちんが決めていいよ///」
真「そっか…うーん…どうしよっかなー…」
真美(ほ、ほんとにペロペロされちゃうのかな…)ドキドキ
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 19:45:24.11 ID:
KRQIYR8H0
真「…よし、決めた」
真美「っ!?」ビクッ
真「……」ペロッ
真美「きゃっ…」
真「…はい、おしまい」
真美「えっ…」
真「その…ボクも恥ずかしいからさ…これで許してくれないかな?」
真美「う、うん…ありがと///」(ほんとはもっとしてほしいけど…変な子だって思われちゃうよね…)
真「さて、それじゃボクはそろそろ出ないとだから」
真美「うん…お仕事頑張ってね」
真「ありがとう、それじゃ行ってくるね」
真美「行ってらっしゃい」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 19:48:23.10 ID:
KRQIYR8H0
―――――――――――――
――――――――――――
―――――――――――
伊織「ただいま」
真美「あっおかえり、いおりん」
伊織「真美だけしかいないの?」
真美「うん…」(いおりんか…ちょっとは参考になるだろうし相談してみようかな)
伊織「ふーん、そう」
真美「あのさ、いおりん…ちょっと相談したいことがあるんだけどいいかな?」
伊織「相談?まあ別にいいわよ、特にすることもないし」
真美「ありがと…あのね、真美…好きな人がいるんだけど…」
伊織「ええっ!?そ、相談ってそっち系の話?」
真美「う、うん…駄目かな?」
伊織「い、いいわよ…話してみなさい」
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 19:51:26.49 ID:
KRQIYR8H0
真美「うん…それで、アタックしてもぜんぜん気付いてくれなくて…」
伊織「なるほどね、つまりそいつは鈍感ってことね?」
真美「うん…」
伊織「あんたの好きな奴って年上よね?」
真美「そだよ」
伊織「ふふっそれなら簡単よ、そいつのことをこき使ってやりなさい」
真美「ええっ!?そ、そんなの無理だよ…それに嫌われちゃうし…」
伊織「そのくらいで嫌いになるようじゃ所詮その程度の関係ってことでしょ?」
真美「そ、そうは言っても…」
伊織「それにあんたが好きになる奴ってことは悪い奴ってことはまずないでしょ」
真美「う、うん…」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 19:54:26.51 ID:
KRQIYR8H0
伊織「こき使うのが難しいって言うならそうね…ジュースでも買いに行かせてみたら?」
真美「…それ、あんま変わんないじゃん」
伊織「べ、別にいいのよ!いい?騙されたと思ってやってみなさい!」
真美「わ、わかった…やってみるよ…」
伊織「それにあんた容姿はいいんだし…なんなら告ってみたら?」
真美「えっ無理だよ!そんなの恥ずかしいし…それにもし振られちゃったら…」
伊織「あー悪かったわよ、別に今じゃなくてもいいわよね、でもいつかは告らないと誰かに取られちゃうわよ?」
真美「えっ…や、やだ…そんなの絶対やだ…」ポロポロ
伊織「ちょ、ちょっと泣かないでよ…悪かったわよからかって」
真美「ううん…でもいおりんの言うこともわかるから…」グスッ
伊織「その…私はあんたのこと応援してるから…」
真美「…ありがと、いおりん」
伊織「い、いいわよ別に…それじゃ私は先帰るわね」
真美「うん、またね」
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 19:57:26.78 ID:
KRQIYR8H0
――――――――――――
―――――――――――
――――――――――
真「ただいま戻りました!」
真美「おかえり、まこちん」
真「ただいま、真美」
真美「ま、まこちん…」
真「ん、何?」
真美「ジュース買ってきてよ」
真「ジュース?あっそれならさっき買ってきたよ、真美がいたらあげようと思ってたし」
真美「えっ…」(何それ…そんなのあり?…てかそれじゃ実践できないじゃん!)
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 20:00:38.11 ID:
KRQIYR8H0
真「はい、真美、このジュース最近よく飲んでたよね?」スッ
真美「…違うのがいい」
真「えっ…そっか、ごめんね…それじゃすぐ買ってくるよ、何がいい?」
真美(…ごめん、いおりん…真美、駄目みたい…だってまこちん…優しすぎるんだもん…反則だよ…ほんと)
真「真美?」
真美「そ、それじゃ…まこちんが今飲んでるやつがいい」
真「えっ…でも飲みかけだけどいいの?」
真美「うん///」
真「…わかった、それじゃ…はい」スッ
真美「ありがと…」ドキドキ
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 20:03:25.90 ID:
KRQIYR8H0
真「あっいけない、もうこんな時間か…」
真美「何か予定あるの?」
真「ああ、うん…実は母さんに夕飯の買い物頼まれててさ、だからもう行かないと」
真美「そっか…」
真「それじゃまた明日ね、真美」
真美「うん、また明日」
ガチャッバタンッ
真美(…これ、飲んだら…間接キス…だよね)ドキドキ
真美(ごめんね、亜美…真美、先に大人の階段上っちゃうみたい…)
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 20:06:26.98 ID:
KRQIYR8H0
ガチャッ
亜美「たっだいま→」
真美「!?」
亜美「お、いいもん持ってんじゃん真美、それ貰うよ→」スッ
真美「あっちょっと…」
亜美「……」ゴクゴク
真美「……」
亜美「ぷはっ…あーうまかった、サンキュー真美…ってやば!?早くしないとりっちゃんに怒られる→」ダッ
真美「……」ブワッ
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 20:09:29.90 ID:
KRQIYR8H0
――――――――――――
―――――――――――
――――――――――
あずさ「ただいま戻りました~」
真美「ひっく…ぐすっ…」ポロポロ
あずさ「ま、真美ちゃん!?ど、どうしたの?」オロオロ
真美「うえっ…ぐすっ…」ポロポロ
あずさ「…真美ちゃん」ギュッ
真美「ひっく……あずさお姉ちゃん?」
あずさ「大丈夫よ、今は私がいるから…何があったのか話して貰ってもいい?」
真美「うん…」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 20:12:30.22 ID:
KRQIYR8H0
―――――――――――――
――――――――――――
―――――――――――
あずさ「ふふっなるほどね…ねえ、真美ちゃん」
真美「何?」
あずさ「たしかにそれは亜美ちゃんが悪いと思うわ…でもね」
真美「……」
あずさ「亜美ちゃんも真美ちゃんに意地悪するつもりはなかったんじゃないかしら?」
真美「うん…」
あずさ「亜美ちゃんには私から言っておくから、許してあげましょ?」
真美「…うん、そだね」
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 20:15:29.27 ID:
KRQIYR8H0
あずさ「それで真美ちゃん、よかったら相談に乗ってあげましょうか?」
真美「えっいいの?」
あずさ「ええ、それじゃまずは真美ちゃんが好きな人の特徴を教えてくれないかしら」
真美「うん…えっとね…かっこよくて…優しくて…可愛くて…鈍感で…ちょっと面白い人…かな」
あずさ「そう…」(それって…真ちゃんのことかしら?)
真美「えっと…それで、どうすれば気付いてもらえるのかなって思ってさ」
あずさ「そうね~…真美ちゃん、ちょっといいかしら」スッ
真美「えっ…」
あずさ「ふふっ真美ちゃんって髪長くなったわよね」
真美「う、うん…」
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 20:18:27.97 ID:
KRQIYR8H0
あずさ「…それにこの髪留め、その人から貰ったものよね?」
真美「えっ!?なんでわかったの?」
あずさ「真美ちゃん、前の髪留め、亜美ちゃんとお揃いですごく気に入ってたわよね?」
真美「うん…」
あずさ「それなのに髪留めを変えるってことはそれだけのことが真美ちゃんにあるんじゃないかと思ったのよ」
真美「…そっか、あずさお姉ちゃんはいつも真美のこと見ててくれたんだね」
あずさ「ふふっそんなことないわよ?他に気が付いてる子もいるんじゃないかしら」
真美「そうかな…」
あずさ「ええ…それでね、真美ちゃん…ちょっとイメチェンしてそのままで行ってみるのはどうかしら?」
真美「そのままって…ストレートで?」
あずさ「ええ、髪型を変えるってことは勇気がいることだと思うけど…真美ちゃんの場合は髪留めをはずすだけだしね?」
真美「そだね…ありがと、あずさお姉ちゃん!真美、今度はこの髪型で行ってみるよ!」
あずさ「いいえ、それじゃ遅くなっちゃったし一緒に帰りましょうか」
真美「うん!」
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 20:21:32.80 ID:
KRQIYR8H0
翌日
真美「おはよ→」
真「おはよう、真美…あれ、今日は髪留めしてないんだ?」
真美「う、うん…ちょっとイメチェンしてみたんだけど…どうかな?」ドキドキ
真「可愛いよ」
真美「えっ!?そ、そっか///」
真「うん、なんか大人っぽく見えるっていうか…」
真美「えっと…まこちんは今の髪型と前の髪型どっちが好き?」
真「うーん…そうだな…やっぱり前の髪型が好きかな?」
真美「そ、そっか…」
真「今の髪型は前の時よりおとなしい感じに見えて落ち着いた感じがするんだ、もちろん可愛いと思う」
真美「う、うん…」ドキドキ
真「でもさ、前の髪型は真美らしさっていうか…なんか見てて幸せな気分になるっていうか…そんな感じがするんだ」
真美「///」
真「あはは、ごめん…うまくまとめられないや」
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 20:24:29.76 ID:
KRQIYR8H0
真美「そ、それじゃ…髪留め持ってきてるし戻すね…」
真「あっ真美…折角だからボクにやらせてくれないかな?」
真美「えっ!?…あ、それじゃ…お願い…」スッ
真「うん…真美の髪、すごくサラサラでいい匂いがするね」スッ
真美「そ、そうかな…」
真「うん、なんか羨ましいな…ずっと触ってたい気分がするよ…」
真美「……」ドキドキ
真「…よし、できたよ」
真美「ありがと…」
真「それじゃボク、そろそろ行かないとだから」
真美「あっうん…行ってらっしゃい」
真「行ってきます」
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 20:27:27.32 ID:
KRQIYR8H0
―――――――――――
――――――――――
―――――――――
亜美「真美いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」
真美「亜美!?どったの?」
亜美「ほんとすいませんっした!!!!」ドゲザ
真美「えっ何のこと?」
亜美「昨日真美が持ってたジュース勝手に飲んじゃったっしょ?まじでごめんね…」
真美「あっうん…もう気にしてないよ」
亜美「ありがとよ真美→」ダキッ
真美「あはは、苦しいよ亜美」
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 20:30:29.37 ID:
KRQIYR8H0
亜美「あっそれとさ真美…あずさお姉ちゃんに悪戯するのこれからは自重しよっか…」
真美「う、うん…」(あずさお姉ちゃん…亜美に言っておくって言ってたけど何言ったんだろ…)
亜美「それにさ、まさかまこちんの飲みかけだとは知らないくてさ、知ってたら飲まなかったのに…」
真美「えっ?」
亜美「えっ…真美ってまこちん好きなんだよね?」
真美「……なんで知ってんの?」
亜美「…見てればわかるよ?双子だしね」
真美「はあ…やっぱ亜美には隠し通せないか…」
亜美「んっふっふー、ということで真美くん、ここは亜美に頼ってくれたまえよ」
真美「えー…」
亜美「あ、あれ…もしかして嫌?」
真美「だって…なんか嫌な予感しかしないし…」
亜美「へーきへーき、亜美にまかせてよ!」
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 20:33:26.98 ID:
KRQIYR8H0
真美「うーん…じゃあまかせてみるけど…」
亜美「よし来た!それじゃまこちんに真美のあんな写真やこんな写真を送って…」
真美「亜美?」ジロッ
亜美「ご、ごめんって…それじゃ真面目に考えるからさ!」
真美「うん…」
亜美「うーん……ごめん、思いつかないから保留で」
真美「えー…それはないっしょ」
亜美「まあまあ、ということで亜美はそろそろお仕事に行かないとなんで」
真美「そっか…お仕事頑張ってね」
亜美「うん!んじゃ行ってきま→」
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 20:36:33.85 ID:
KRQIYR8H0
――――――――――
―――――――――
――――――――
雪歩「ただいま戻りました」
真美「あっおかえり、ゆきぴょん」
雪歩「ただいま、真美ちゃん」
真美「あ、あのさ…ゆきぴょん」
雪歩「何?」
真美「え、えっと…ゆきぴょんは恋愛経験とかあったりする?」
雪歩「ええっ!?な、ないよ!男の人苦手だし…」
真美「そっか…そだよね…」
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 20:39:32.87 ID:
KRQIYR8H0
雪歩「…真美ちゃん、何か悩みごとでもあるの?」
真美「うん…ちょっとね…」
雪歩「私で良ければ相談に乗ろうか?」
真美「んー…」
雪歩「あっ…そ、そうだよね…こんな貧相でダメダメでちんちくりんな私なんかに相談したくなんかないよね…」
真美「えっ!?そ、そんなことないよ!それじゃお願いしますゆきぴょん!」
雪歩「えっ私なんかが相談に乗っていいの?」
真美「いいんだよ!真美はゆきぴょんに相談したいの!」
雪歩「そっか…ふふっありがとう、真美ちゃん」
真美「ううん、それじゃ…いいかな?」
雪歩「うん、じゃあどんな悩みなのか教えて貰ってもいいかな?」
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 20:42:34.37 ID:
KRQIYR8H0
真美「うん…えっとね…真美、好きな人ができたんだ…だけどその人鈍感で…」
雪歩「…そっか、だからさっき恋愛経験がどうとか私に聞いたのかな?」
真美「うん」
雪歩「うーん……あっそれじゃあ、さり気無くボディタッチしてみるのはどうかな?」
真美「ボディタッチ?」
雪歩「うん…と言っても朝の特番でやってたから紹介してみただけなんだけど…」
真美「なるほど…」
雪歩「それに…たぶん真美ちゃんにボディタッチされたらその人も気付いてくれるんじゃないかな?」
真美「…どうかな、今まで色々試したけどダメだったし…」
雪歩「だ、大丈夫だよ!たぶん…」(色々って…真美ちゃんもしかして色仕掛けとかしたのかな///)
真美「そっか…それじゃゆきぴょんを信じて今回はそれでいってみるよ!」
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 20:45:39.88 ID:
KRQIYR8H0
雪歩「あっでもやっぱりダメダメな私の案なんかじゃ…」
真美「もう、ゆきぴょんがそんなんじゃ真美まで不安になっちゃうじゃん!」
雪歩「ご、ごめんね真美ちゃん!やっぱダメダメな私は穴掘って埋まってますぅ!」
真美「ちょ、ちょっとゆきぴょん!?」
雪歩「あ、あれ、スコップどこやったっけ…」
真美「ゆきぴょんストップ!スコップは真美が取り上げさせてもらったよ!」
雪歩「ああ!?か、返してよ真美ちゃん!」
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 20:48:29.67 ID:
KRQIYR8H0
真美「ゆきぴょん!」ダキッ
雪歩「ま、真美ちゃん!?」
真美「えっと…相談乗ってくれてありがとね…真美、最近かなり不安だったんだ…」
雪歩「真美ちゃん…」
真美「何回アタックしてもダメだったからさ…もしかしたら真美のことあまり好きじゃないのかなとか思ったりしちゃって」
雪歩「…大丈夫だよ、真美ちゃん」
真美「ゆきぴょん?」
雪歩「真美ちゃんは本当にその人のことが大好きなんだね…」
真美「うん…」
雪歩「真美ちゃんがそれだけ思ってくれてるんだもん…その人だっていつかは絶対気付いてくれるよ!」
真美「…ほんとに?真美、嫌われてないかな?」
雪歩「真美ちゃんみたいな可愛くていい子を嫌うなんてあるはずないと思うよ?」
真美「…そっか///」
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 20:51:28.89 ID:
KRQIYR8H0
雪歩「ご、ごめんね…偉そうなこと言っちゃって…」
真美「ううん…ありがと、ゆきぴょん!真美、もう1度アタックしてみるよ!」
雪歩「うん、頑張ってね真美ちゃん!」
真美「それじゃ真美そろそろ行くね」
雪歩「うん、行ってらっしゃい」
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 20:54:26.91 ID:
KRQIYR8H0
――――――――――――――
―――――――――――――
――――――――――――
真美「ただいま→」
真「あっおかえり、真美…仕事お疲れ様」
真美「ありがと、まこちん」
真「何か飲む?」
真美「ううん…大丈夫」
真「そっか…」
真美(さり気無く…さり気無くボディタッチ…大丈夫、何回も頭の中でシミュレーションしたし…)
真「真美、どうかした?」
真美「あっ…ううん、なんでもない」ギュッ
真「!?」
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 20:57:33.93 ID:
KRQIYR8H0
真美「まこちんこそどしたの?」
真「あっいや…なんでもないよ」(…今日の真美はどうしたんだろう、急に手を握ってくるなんて)
真美「そっか」(よ、よし…ちゃんとできた…すごくドキドキするけどもう少し頑張ってみようかな///)
真「あっ真美、ちょっといいかな」スッ
真美「っ!?」ドキッ
真「肩にほこりが付いてたからさ」
真美「あ、ありがと…」ドキドキ(うう…まただ…で、でも今日こそは真美のほうから…)
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 21:00:22.38 ID:
KRQIYR8H0
真「ああ、そうだ真美、小鳥さんがそこらへんにワックス掛けたから滑らないよう気をつけてだってさ」
真美「えっ…」ズルッ
真「危ない!?」ダキッ
真美「あ///」
真「大丈夫?」
真美「う、うん…」ドキドキ
真「よかった…ごめんね、言うの遅くなっちゃって」
真美「ううん…ありがと…」
真「あっ…ごめん、抱きしめちゃって…」
真美「…あ、あの…もう少しこのままでいても…いいかな?」ドキドキ
真「えっ!?う、うん…いいけど…」
真美「ありがと…」(考えてたのとは少し違うけど…これはこれでいいかな///)
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 21:03:25.55 ID:
KRQIYR8H0
数分後
真「あのさ、真美…そろそろボク行かないとなんだけど…」
真美「えっ…そ、そうなんだ…それじゃ仕方ないね…」
真「その…抱きしめてほしいならまた抱きしめるから…」
真美「う、うん///」
真「それじゃ、行ってくるね」
真美「うん…行ってらっしゃい」(これでちょっとは意識してもらえた…かな?)
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 21:06:24.88 ID:
KRQIYR8H0
――――――――――――――
―――――――――――――
――――――――――――
千早「ただいま戻りました」
真美「あっおかえり、千早お姉ちゃん」
千早「あら、他の皆はいないのかしら?」
真美「うん、今は真美だけだよ」
千早「そう…」
真美(千早お姉ちゃんか…でも恋愛とかと縁なさそうだなあ…)
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 21:09:26.00 ID:
KRQIYR8H0
千早「あの、真美…」
真美「何?」
千早「髪留め、どうして亜美とお揃いのやつから変えたの?」
真美「えっ!?あ、えっと…その…」
千早「あっごめんなさい、言いたくないならいいのだけれど」
真美「…好きな人からのプレゼントだから」
千早「えっ!?」
真美「あ、あのね…千早お姉ちゃん…真美、好きな人ができたの」
千早「そ、そうだったの…ごめんなさい、そうとは知らなくて」
真美「ううん…ねえ、千早お姉ちゃん」
千早「どうしたの?」
真美「ちょっと相談に乗ってほしいんだけど…いいかな?」
千早「ええ…でも私恋愛とかはあまり経験がないのだけれど…」
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 21:12:22.04 ID:
KRQIYR8H0
真美「でもさ、いつも真面目な千早お姉ちゃんの意見も聞いてみたくてさ」
千早「そう、私でも力になれるなら嬉しいわ」
真美「ありがと…それでね…その人、かなり鈍感でさ…」
千早「そう…そうね…それなら、相手の1番好きなものとか大切なものを聞いてみるのはどうかしら?」
真美「1番好きなもの?」
千早「真美はその人についてどのくらい知っているの?」
真美「うーん…あっよく考えてみたら結構知らないこと多いかも…」
千早「ふふっそう…それならまずは相手のことを知ってみるのもいいんじゃないかしら」
真美「なるほど…やっぱり千早お姉ちゃんに相談してみてよかったよ!」
千早「役に立てたなら嬉しいわ」
真美「ありがとね、千早お姉ちゃん!」
千早「いいえ…あっそうだ、真美…そろそろ暗くなってきたし一緒に帰らない?」
真美「うん!千早お姉ちゃんと2人きりで帰るのって久しぶりだよね」
千早「ふふっそうね、それじゃ帰りましょうか」
真美「うん!」
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 21:15:40.55 ID:
KRQIYR8H0
翌日
真美「おはよ→」
真「あっおはよう、真美」
真美「おはよ、まこちん…あのさ、ちょっといいかな?」
真「うん、いいけど…何か話しでもあるのかな?」
真美「うん…えっと…まこちんの1番大切なものって何?」
真「ボクの1番大切なもの?」
真美「うん…もしよかったら教えてほしいな…」
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 21:18:28.35 ID:
KRQIYR8H0
真「うーん…ボクに美しさを足したもの…かな」
真美「えっ…どういうこと?」
真「そのままの意味だけど?」
真美「うーん…よくわかんないよ…」
真「あはは、まあわからなくても問題ないよ」
真美「むうー…答えは教えてくれないの?」
真「…うん、ごめん…いつか必ず教えるから」
真美「わかった…それじゃその時まで待ってるね!」
真「うん…それじゃボク、そろそろレッスンの時間だから」
真美「そっか、レッスン頑張ってね!」
真「うん、ありがとう真美」
真美「えへへ…」
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 21:21:35.51 ID:
KRQIYR8H0
真「あっそうだ」ギュウ
真美「うえっ!?」ドキッ
真「ふう…真美成分補給完了」
真美「もう…何それ…」ドキドキ
真「これで今日も1日頑張れそうだよ、じゃあ行ってくるね」
真美「うん、行ってらっしゃい!」
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 21:24:33.03 ID:
KRQIYR8H0
―――――――――――――
――――――――――――
―――――――――――
真美「ただいま→」
貴音「おかえりなさい、真美」モグモグ
真美「…お姫ちん、またカップ麺食べてるの?」
貴音「はい…それがどうかしたのですか?」モグモグ
真美「また兄ちゃんに怒られるよ?」
貴音「私はプロデューサーに怒られるようなことをしているつもりはありませんよ」
真美「でも前カップ麺食べ過ぎで怒られてたじゃん」
貴音「ふふっ過去のことを気にしていては前に進めませんよ、真美」
真美「えー…」
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 21:27:29.36 ID:
KRQIYR8H0
貴音「…それよりも真美、何か私に相談したいことはありませんか?」
真美「えっ!?…流石お姫ちんだね、あるよ」
貴音「ふふっ私でよければ相談に乗りますよ」
真美「うん…ありがと」
貴音「…私の予想では恋愛関係のことだと思うのですが…どうでしょうか?」
真美「正解…いやーお姫ちんほんとすごいね…真美の好きな人もそのくらい鋭ければいいんだけど…」
貴音「なるほど…真美の思い人は鈍感なのですね?」
真美「うん…」
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 21:30:32.03 ID:
KRQIYR8H0
貴音「それでしたら私にいい案がありますよ」
真美「えっ何々?」
貴音「ありのままの姿になれば良いのです」
真美「…えっ?」
貴音「ですから、ありのままの姿に」
真美「待った待った!!それって…その…裸ってこと?///」
貴音「はい」
真美「む、無理無理無理!絶対無理!」
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 21:33:27.32 ID:
KRQIYR8H0
貴音「ですが真美、このくらいできなければ一生気付いてもらえませんよ?」
真美「うう…で、でもぉ…」
貴音「そしてさらにこう言えばいいのです……私を食べてください…と」
真美「えっ…それって///」
貴音「ふふっどうでしょうか?これでダメならば残念ながら脈なしと言うことに…」
真美「…お姫ちんはさ、実際それやったことあるの?」
貴音「な、何を言うのですか真美!?私にそんな破廉恥なことをしろと?」
真美「えっ…」(でも真美にやらせようとしたよね?)
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 21:36:27.22 ID:
KRQIYR8H0
貴音「ふふっしかし恥ずかしいのも無理はありませんね」
真美「そりゃそうだよ…」
貴音「ならば少し難しい言葉遣いをしてみてはどうでしょうか?」
真美「つまり…どゆこと?」
貴音「そうですね…例えるなら…あなた様の牙で私を食い散らかしてください…という感じでしょうか」
真美「…なるほど、わからん」
貴音「はて…真美には少々難しすぎたでしょうか?」
真美「いや…誰だって真美みたいな反応になると思うよ?」
貴音「そ、そうなのですか…すみません、真美…私ではやはり力及ばず…ですか」
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 21:39:36.71 ID:
KRQIYR8H0
真美「てかいつものお姫ちんらしくないよ…なんでそんなこと言ったの?」
貴音「小鳥嬢から借りた漫画を参考にアドバイスをしてみたのですが…やはりダメでしたか」
真美「あー…なるほどね」
貴音「本当に申し訳ありません…真美」
真美「ううん…でもお姫ちんの言うとおりそれくらいしないとダメかもしんない」
貴音「そうですか…」
真美「うん、相談乗ってくれてありがとね、お姫ちん」
貴音「いえ、少しでも役に立てたなら光栄ですよ」
真美「それよりお姫ちん、そろそろお仕事の時間じゃなかった?」
貴音「な、なんと!もうそのような時間になっていたのですか!?」
真美「うん、てか急がないとやばいんじゃない?」
貴音「そ、そうですね…それでは行って参ります!」
真美「うん、行ってら→」
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 21:42:30.72 ID:
KRQIYR8H0
―――――――――――――
――――――――――――
―――――――――――
真美(そろそろまこちんが帰ってくる時間だよね…)
真美(お姫ちんが言ってたみたいに裸になるには…更衣室が1番安全かな)
真美(よし、それじゃ…)ピッ
真『もしもし、真美?』
真美『あっまこちん…ちょっとお願いがあるんだけどいいかな?』
真『うん、いいけど…何?』
真美『事務所戻ったら更衣室まで来てくんない?』
真『えっいいけど…それだけ?』
真美『うん』
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 21:45:27.61 ID:
KRQIYR8H0
真『そっか、わかった…もうすぐ着くからそうしたら行くね』
真美『うん、お願いね』
真『それじゃ、切るよ?』
真美『うん…』ピッ
真美(もうこれで後戻りできないや…お姫ちん、真美、頑張ってみるよ!)
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 21:48:26.50 ID:
KRQIYR8H0
更衣室
真「おまたせ、真美…ってええ!?」
真美「……」ドキドキ
真「ま、真美…その…なんで裸なのかな?」
真美(こ、この後あれ言わないとなんだよね…よし、覚悟を決めよう…)
真「真美…ほんとにどうしたの?」
真美「ま、まこちんの魔剣で真美の聖域を犯してください!!!」
真「え?」
真美「///」
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 21:51:33.13 ID:
KRQIYR8H0
真(オーケー落ち着こう…まず真美が何を言いたいのか考えるんだ…真美は理由もなくこんなこと言う子じゃない)
真(まずボクの魔剣についてだけど…これはボクが前の舞台の時に悪役をやっていたからその時持ってた剣かな…)
真(そして真美の聖域は…聖域と言えば生命の源…かな?…それなら心臓ってことになるのかな)
真(つまり…ボクの剣で心臓を刺してくださいってことか)
真(って何だよそれ!真美はボクに殺してほしいってことか?)
真「真美!命を粗末にしちゃダメだ!!!」
真美「えっ…」
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 21:54:34.12 ID:
KRQIYR8H0
真「何があったのかはわからないけどボクに真美を殺すことなんてできない…そんな悲しいこと言わないでくれよ…」
真美「あ、あれ…」
真「真美、何か悩んでることがあるなら話して欲しい…もっとボクを頼ってよ…ボクはずっと真美の味方でいたつもりだよ」
真美「あ、あの…」
真「それに…真美を失うなんて考えたくもないんだ…それなら世界が滅亡してしまった方がマシだよ…」
真美「ま、まこちん?///」
真「だから…そんなこと言わないでくれよ…真美」ギュウ
真美「う、うん…ごめんなさい…」ドキドキ
真「…真美、しばらくこのままでいさせてくれないかな?……今は真美がここにいるってことを実感していたいんだ」
真美「うん///」
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 21:57:36.12 ID:
KRQIYR8H0
数分後
真「ありがとう、真美…」
真美「う、うん///」(もうちょっと抱きしめてて欲しかったな…)
真「あっそれより真美、服早く着た方がいいんじゃない?」
真美「えっ…あ///」(そうだった、今まで裸だったんだよね真美///)
真「そろそろ涼しくなってくる季節だしさ、風邪引いちゃ困るから…」
真美「うん、わかった…」スッ
真「それでさ、真美…真美が何で悩んでるのか教えてくれないかな?」
真美「えっ…」
真「急にあんなことを言うってことはそれだけ辛いことがあったんだよね?ボクでよければ力になるからさ」
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 22:00:27.40 ID:
KRQIYR8H0
真美「あ…えっとね、まこちん」
真「何?」
真美「さっきの…別に殺して欲しいって意味じゃないんだよ…」
真「えっ…そうなの?」
真美「うん…」
真「なんだ…そうだったのか……よかったあ」
真美「ごめんね、なんか心配させちゃったみたいで」
真「いや、いいよ…それで本当はどういう意味だったの?」
真美「えっ!?ええと…それは…その…あの…秘密!!」
真「えっ…でもさ、気になるから教えて欲しいんだけど」
真美「ま、まこちんだって大切なものが何か教えてくれなかったじゃん!」
真「あ、そっか…それじゃお互い様ってことになるね」
真美「うん…」
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 22:03:29.70 ID:
KRQIYR8H0
真「それじゃいつか教えてもらおうかな…」
真美「…うん、後で教える」
真「わかった…それじゃ今は諦めるよ」
真美「あっそうだまこちん、そろそろ遅い時間だし一緒に帰らない?」
真「うん、いいよ…なんか最近真美と一緒にいる時間が増えてすごく嬉しいよ」
真美「そ、そっか///」
真「さて、じゃあ帰ろうか」
真美「うん!」
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 22:06:41.03 ID:
KRQIYR8H0
翌日
真美「おはよ→」
やよい「あっおはよう、真美」
真美「おはよ、やよいっち」
やよい「ねえ真美、前から思ってたんだけど…その髪留め可愛いね」
真美「えっ!?そ、そうかな///」
やよい「うん、それって誰かから貰ったの?」
真美「うん」
やよい「へーそうなんだ…誰から貰ったの?」
真美「えーと…好きな人から…」
やよい「ええ!?真美って好きな人いるの?」
真美「うん…」
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 22:09:32.67 ID:
KRQIYR8H0
やよい「そうなんだぁ…真美って結構大人だったんだね」
真美「そ、そんなことないよ…やよいっちは好きな人とかいないの?」
やよい「うーん…事務所の皆とか家族は大好きだけど…そういう好きとは違う意味でってことだよね?」
真美「うん」
やよい「…やっぱりまだいないかな」
真美「そっか…」
やよい「それで真美は告白したの?」
真美「ううん…まだしてない」
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 22:12:28.52 ID:
KRQIYR8H0
やよい「そうなんだ…それじゃ私が相談に乗ってあげようか?」
真美「うーん…やよいっちじゃあまだそういうの早いんじゃない?」
やよい「そんなことないもん!これでも一応真美よりお姉さんなんだから」
真美「そ、そっか…それじゃ折角だから相談しよっかな?」
やよい「うん!あまり役に立てるかわからないけどそれでもいいかな?」
真美「ぜんぜんオッケーだよ、ありがとねやよいっち」
やよい「ううん、それじゃどんなことで悩んでるか教えて欲しいかなーって」
真美「うん…えっとね、さっき好きな人がいるって言ったよね?」
やよい「うん」
真美「その人がさ、すごく鈍感で…真美がアタックしても気付いてくれないんだよ」
やよい「そっか…うーん……あっそれじゃあさ、思いっきり甘えてみるのはどうかな?」
真美「えっあ、甘える?」
やよい「うん!たぶんだけど、甘えればその人も自分に気があるって思ってくれるんじゃないかなーって」
真美「あ…そっか、たしかに一理あるかも」
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 22:15:29.68 ID:
KRQIYR8H0
やよい「私がアドバイスできるのはこのくらいかな…ごめんね真美、あまり役に立てなくて」
真美「ううん、めっちゃ役に立ったよ!今まで甘えるって発想はなかったかんね」
やよい「えへへ、そう言って貰えると少しは嬉しいかな」
真美「いやーやよいっちがまさかこんないいアドバイスをくれるとは…正直予想外だったよ→」
やよい「そっか、ねえ真美…私、真美のこと応援してるよ!いつか告白できるといいね」
真美「うん…今日はほんとにありがとね、やよいっち…めっちゃ感謝してるよ!」
やよい「どういたしまして、それじゃ私、そろそろお仕事行かないとだから」
真美「そっか、お仕事頑張ってねやよいっち!」
やよい「うん!あっそうだ、最後にいつものあれ、やらない?」
真美「うん!いいよ!」
やよい「それじゃ行くよー」
「「はいターッチ!イェイ!」」
やよい「それじゃ私行くね…真美、頑張ってね」
真美「うん!ありがとやよいっち!」
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 22:18:29.83 ID:
KRQIYR8H0
―――――――――――――
――――――――――――
―――――――――――
真「ただいま戻りました」
真美「あっおかえり…まこちん」
真「ただいま、真美…あれ、真美だけかな?」
真美「うん、そだよ」
真「最近2人きりになること多いよね」
真美「そ、そだね…」ドキドキ
真「あっそうだ、真美」
真美「何?」
真「あーえっと…何言おうとしたか忘れちゃった」
真美「あはは、何それ…」
真「ごめん…」
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 22:21:28.23 ID:
KRQIYR8H0
真美「ね、ねえ…まこちん」
真「何?」
真美「そ、その…あっやっぱりなんでもない…」
真「…真美、言いたいことがあるならハッキリ言って欲しいな、前みたいなことになるのは嫌だし」
真美「あ、えっと…そ、それじゃ…あ、甘えたいんだけど…いいかな?」
真「え?あ、甘えたい?」
真美「うん…」ドキドキ
真「…うん、いいよ…それじゃこっちおいで」
真美「あ…うん///」
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 22:24:39.72 ID:
KRQIYR8H0
真「そうだ、膝枕してあげるよ」
真美「えっ…いいの?」
真「うん、ほら…横になって」
真美「う、うん…」スッ
真「…いいよ、好きなだけ甘えて」
真美「あっ…その……うん///」ギュウ
真「……」ナデナデ
真美「!?」ビクッ
真「あ…ごめん、嫌だった?」
真美「ううん…平気」
真「そっか…よかった」
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 22:27:34.74 ID:
KRQIYR8H0
真美(…まこちん、なんでこんな優しいのかな…真美、これ以上甘えちゃってもいいのかな?)
真「……」ナデナデ
真美(あっまた撫でてくれた///……ずっとこの時間が続けばいいのにな)
真美(も、もう少しだけ強く抱きついても平気…だよね?)ギュウウ
真「…あのさ、真美」
真美「な、何?」
真「えっと…あ、やっぱりなんでもない」
真美「…そうやって誤魔化すの禁止」
真「ごめん…」
真美「…いいよ」
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 22:30:30.73 ID:
KRQIYR8H0
真「そのさ…これからもたまに真美とこうやって過ごしたいなって思ってさ」
真美「えっ!?」ドキッ
真「真美と一緒にいるとさ…すごく楽しいし幸せな気分になれるんだ…」
真美「そ、そうなんだ…」ドキドキ
真「…うん、だからさ…ボクと………」
真美「…まこちん?」
真「…ごめん、なんでもない」
真美「そっか…」
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 22:33:36.37 ID:
KRQIYR8H0
真「…真美、ちょっと体起こしてもらっていいかな?」
真美「うん…」スッ
真「……」ギュウ
真美「///」
真「…やっぱり落ち着くな、こうしてると…真美の体温が感じられて…真美の鼓動が伝わってきて…すごく幸せだ」
真美「ま、真美も…まこちんとこうやって過ごすの、すごく好きだよ」ドキドキ
真「ありがとう、真美…」
真美(ほんとに…めっちゃ嬉しいよ、まこちん…でも、真美の気持ちには気付いてくれないのかな…)
真美(やっぱり、真美から伝えないとだよね………ダメ、怖いよ…まこちんに嫌われるのが、すごく怖い)
真美(もし振られちゃったら、もうこうやって抱きしめて貰えなくなっちゃうんだよね…そんなの、いやだよ)
真美(…なんでこんなに好きなんだろ…まこちんのこと……すごく胸が苦しいよ)
真美(まこちん…好きだよ……ただ好きって言えばいいだけ…なのに…心の中でならこんなに好きって言えるのに…)
真美(やっぱダメだな、真美……皆にもいっぱい相談乗ってもらって…やっとここまで仲良くなれたのに…)
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 22:36:30.31 ID:
KRQIYR8H0
真美「……」ポロポロ
真「真美?」
真美「え…何?」ポロポロ
真「な、泣いてるの?」
真美「あ、あれ…なんでかな…涙が止まんないや」
真「…ごめん、ボクが何かしちゃったかな?」
真美「ううん…違うの…」グスッ
真「……」スッ
真美「え…」
真「…じっとしてて、可愛い顔が台無しになっちゃうでしょ?」フキフキ
真美「あ…ありがと…」グスッ
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 22:39:35.78 ID:
KRQIYR8H0
真「…それで、なんで泣いてるのか教えて貰っていいかな?」
真美「…えっと……まこちんと一緒にいられなくなるの想像したら…すごく悲しくなっちゃって…それで…」
真「真美」ギュウ
真美「あ…」
真「ボクは今ここにいるよ…これからも…この先も…ずっと真美と一緒にいるから」
真美「…まこちん」
真「それにさ、真美と一緒にいられなくなるなんて考えたくもないよ…」
真美「…ありがと」ドキドキ
真「…さてと、それじゃボク…そろそろ行かないと」
真美「あ…うん…」
真「…困ったことがあったらいつでも言ってね、ボクはずっと…真美の味方だから」
真美「うん///」
真「それじゃ、また後でね」
真美「うん…行ってらっしゃい」
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 22:42:30.28 ID:
KRQIYR8H0
――――――――――――
―――――――――――
――――――――――
律子「ただいま戻りました」
真美「あっおかえり、りっちゃん」
律子「あら、真美だけかしら?」
真美「うん」
律子「ねえ、真美…もしかして悩みとかあったりする?」
真美「えっ…うん…あるかも」
律子「そう…それじゃ私に話してみなさい」
真美「えっ!?えっと…でも…」
律子「何よあんたらしくないわね、ほら、言ってみなさい」
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 22:45:26.13 ID:
KRQIYR8H0
真美「う、うん…それじゃ…ええと…真美、好きな人がいるんだけど」
律子「そう…」
真美「その、実は結構いいとこまで行ったんだけど…あと一歩で告白できなくて…」
律子「なるほどね…」
真美「ごめんね、りっちゃん…こんなこと言われても迷惑だよね」
律子「いいえ、そんなことないわよ」
真美「…ありがと、やっぱりっちゃん優しいね」
律子「そうでもないわよ……その好きな人、真よね?」
真美「!?」
律子「ごめんなさい、実は亜美に相談されてたのよ…」
真美「あっ…そうだったんだ…」
律子「ええ、ということで、亜美にも今から来てもらうことにしたわ」
真美「えっ…」
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 22:48:33.98 ID:
KRQIYR8H0
ガチャッ
亜美「チーッス2人とも」
真美「あ、亜美…」
律子「ねえ、亜美…さっき私が言ったこと、ちゃんとやっておいてくれた?」
亜美「うん!ターゲットは無事明日の9時に公園前にくるよう釣り出しておいたよん」
律子「そう、ありがとね」
亜美「んっふっふー、感謝してるなら明日のレッスンは免除ってことで…」
律子「亜美?」ギロッ
亜美「ひいっ!?な、何でもないです…」
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 22:51:36.88 ID:
KRQIYR8H0
真美「あの、話が見えないっていうか…ターゲットって?」
律子「…真美、明日の9時に事務所近くの公園前に行きなさい」
真美「えっ…」
律子「私から最後のアドバイスよ、真美、あなた他の皆にも相談したわよね?」
真美「うん…」
律子「皆の意見に従って行動するのもいいけど…あなた自信で真と向き合ってみるのもいいんじゃないかしら?」
亜美「うんうん、亜美も一生懸命考えてみたんだけど…やっぱ真美らしく突っ走るのがいいと思うよ→」
真美「りっちゃん…亜美…」
律子「告白してこい…とは言わないわ……私は悪魔で2人きりで話せる環境を用意しただけだから」
亜美「うんうん」
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 22:54:31.84 ID:
KRQIYR8H0
律子「でもね、さっきかなりいいところまで行ったって言ってたわよね?」
真美「うん…」
律子「私は、告白するべきだと思うわ……まあこれは私個人の意見、決めるのはあなただけどね」
亜美「亜美も告白しちゃえばいいと思うよ?」
真美「……ごめん、考えさせて」
律子「ええ…いっぱい悩んで、いっぱい考えなさい……それが初恋でしょ?」
亜美「よっりっちゃんいいこと言った!」
律子「亜美、さっきからうるさい」
亜美「は、はい…」
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 22:57:35.68 ID:
KRQIYR8H0
真美「ありがと、りっちゃん、亜美」
律子「いいのよ、私と亜美もあなたのこと、応援してるわよ」
亜美「真美ー、当たって砕ける思いで行ってこい!」
律子「砕けちゃダメでしょうが」
亜美「あ、そっか」テヘッ
真美「それじゃ、明日の9時に事務所近くの公園前でいいんだよね?」
律子「ええ、そこに真がくるはずよ…」
真美「わかった…ほんとにありがと、りっちゃん、亜美」
亜美「いいってことよ!貸し1つってことで」
律子「いっぱい悩んで、自分なりにけじめつけてきなさい」
真美「うん!」
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 23:00:32.35 ID:
KRQIYR8H0
翌日
真美「たしかここであってるよね…」
真「あれ、真美?」
真美「あっまこちん…」
真「奇遇だね、こんなところで会うなんて」
真美「うん…」
真「そういえばさ、昨日亜美にここに来ればいいことがあるって言われたんだ……真美に会えたから正解だったみたいだね」
真美「えっ!?」ドキッ
真「それで、真美こそどうしたのかな?何か用でもあってきたの?」
真美「えっと……まこちんに会えたらいいなって思って…」
真「えっ!?そ、そっか…」ドキドキ
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 23:03:26.34 ID:
KRQIYR8H0
真美(折角りっちゃんと亜美が用意してくれたんだ…伝えないとだよね…真美の気持ち)
真美「ま、まこちん…」
真「何?」
真美「あ、あの……聞いて欲しいことがあるの」
真「うん、何かな?」
真美「…えっと……ま、真美…まこちんのことが………」
真美(…あと一歩なのに…なんで言えないの、真美……これじゃダメなのに…)
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 23:06:28.66 ID:
KRQIYR8H0
真「真美?」
真美「………す」
真「す?」
真美「…えっと、やっぱ何でもない」
真美(…ごめん、りっちゃん、亜美………真美、ダメだった…言えなかった…)
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 23:09:31.67 ID:
KRQIYR8H0
真「……真美」ギュウ
真美「!?」
真「ボクは真美が何を伝えたいのか…まだわからないんだ……真美が言いたいこと、教えてくれないかな?」
真美「……」ドキドキ
真「ボクは真美に何を言われても平気だから…だから、教えて貰ってもいいかな?」
真美「……ま、真美…まこちんが………………好き」
真「……そっか」
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 23:12:26.89 ID:
KRQIYR8H0
真美「いつも優しくて…かっこよくて、可愛くて……いつも一緒にいてくれて…そんなまこちんが、真美…大好き」
真「…真美」
真美「最初はね、ちょっと気になるなって感じで、ぜんぜんそんな感情なかったんだけど…」
真美「気が付いたらね、まこちんのことばっか考えるようになってた…レッスンしてる時も…お仕事してる時も…ずっと」
真美「それで…いつの間にか、まこちんのことが頭から離れなくなってて……それで、気付いちゃったんだ…」
真美「真美…まこちんが好きなんだって……こんな気持ち、初めてだった…」
真美「すごく胸が苦しくて、会うたびにドキドキして…一緒にいるとめっちゃ嬉しくて、幸せで…」
真美「別に伝えなくてもいいって思ったこともあった…友達同士でもずっと一緒にいられるから…」
真美「でも…真美、そんな関係じゃもう満足できない……我慢できなくなっちゃってた…」
真美「まこちんのこと…こんなに好きになっちゃって……もう、どうしていいかわかんなくなっちゃって…」
真美「だから……真美、今日…まこちんに気持ちを伝えようって思って…ここに来たの」
真美「…まこちん、お願い…嫌いにならないで……別に好きじゃなくてもいいから…一緒にいてくれるだけでいいから…」
真美「お願い…」ポロポロ
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 23:15:27.02 ID:
KRQIYR8H0
真「……」チュッ
真美「っ!?」
真「…ごめん、真美…ボク、ずっと真美のこと見ているつもりでいた…なんでもわかってるつもりだった…」
真美「まこちん…?」グスッ
真「それなのに…真美がこんなに悩んで苦しんでいたのに…気付いてあげられなかった……ほんと最低だ、ボク」
真美「そ、そんなこと…ない」
真「いや…あるよ……真美のことをこんなにも好きでいたのに……結局悲しませてしまったから…」
真美「えっ…」
真「真美………好きだ」
真美「……」ポロポロ
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 23:18:22.30 ID:
KRQIYR8H0
真「遅くなってごめん……それと…ありがとう、ボクのことをこんなにも思ってくれて」
真美「ううん……ね、ねえ…まこちん……嘘じゃないよね?…ほんとに真美が好きなんだよね?」
真「うん…何度でも言うよ……真美、好きだ…大好きだ」
真美「…嬉しい…真美、こんなに嬉しくなったこと…初めてだよ」
真「あのさ…真美……前に1番大切なものが何かボクに聞いたよね?」
真美「うん…」
真「あれの答え…今教えるよ……それは、真美だ」
真美「えっ!?そ、そうだったの?」
真「うん…真に美しさを足したもの……普通にそのままの意味だったんだけど…」
真美「そ、そういうことだったんだ……それじゃまこちんはその時から真美が好きだったの?」
真「いや…もっと……ずっと前から好きだったよ」
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 23:21:24.66 ID:
KRQIYR8H0
真美「えっ…ほんとに?」
真「うん……ボクも真美と同じ気持ちでいた…すごく胸が苦しくて、一緒にいると楽しくて、幸せな気分になれたんだ」
真美「…えへへ、そっか……まこちんも真美と同じ気持ちでいてくれたんだ」
真「うん…でも、やっぱり気持ちを伝えるって言うのは…すごく勇気がいることだと思う…」
真美「……」
真「真美、ありがとう……真美のおかげでボクも伝えられたよ…後だしになっちゃったけどね」
真美「ううん…真美、今めっちゃ嬉しいよ……ほんとはまだ夢の中にいて…覚めちゃうんじゃないかって心配で…」
真「…真美」ギュウ
真美「あ…」
真「夢なんかじゃない…ボクはここにいる…真美もここにいる……こうやって抱き合えるんだから…」
真美「う、うん///」
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 23:24:27.47 ID:
KRQIYR8H0
真「…あっそうだ、真美…前にさ、更衣室で真美が言ってたことの本当の意味…教えてもらえないかな?」
真美「えっ!?」
真「ボクはさっき答えを教えたんだし…それならボクも知る権利があるよね?」
真美「えっと……その………言わなきゃダメ?」
真「ダメ」
真美「うう……あ、その…………恋人同士になった人がすること…だよ」
真「えっ…ええと……キスってことかな?」
真美「えっと、そうじゃなくて…その……夜にすることって言うか…」
真「夜にすること?………ってええ!?///」
真美「///」
真「あっその……そういうことだったんだ///」
真美「う、うん…変なこと言っちゃってごめんね」
真「い、いや…いいよ」
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 23:27:34.44 ID:
KRQIYR8H0
真美「あ、あのさ…まこちん」ドキドキ
真「ん、何?」
真美「こ、今度…デートしたいなって思って…」
真「えっ!?あ、うん…いいけど」
真美「えへへ、それじゃいつにする?」
真「うーん……あっそうだ!それじゃオフが重なった日は毎日デートしようか!」
真美「えっ!?ま、毎日?」
真「うん、ダメかな?」
真美「いいよ///」
真「よかった…それじゃ、約束」スッ
真美「う、うん…」スッ
真「…真美、ずっと一緒にいようね…大好きだ」
真美「真美も…大好き」
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 23:30:27.96 ID:
KRQIYR8H0
―――――――――――――
――――――――――――
―――――――――――
真美「~~♪」
亜美「あれ、なんかご機嫌だね、真美」
真美「えへへーそうかな?」
亜美「うん…もしかしてデートですかな?」
真美「うん、そだよ…えへへ」ニコッ
亜美「そっかー…」(うおっ笑顔が眩ちい…)
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 23:33:19.78 ID:
KRQIYR8H0
真美「あれ…なんでデートってわかったの亜美?」
亜美「ん、だってカレンダーにハートマーク書いてあったからデートかなって」
真美「そっかー…もう、勝手に見ないでよ」
亜美「ごめんごめん、それよりその服、新しいやつだよね?」
真美「うん、あっでもあまりジロジロみちゃだめだかんね!初めはまこちんに見せるって決めてるんだから!」
亜美「わかってるよ、それじゃ楽しんできなよ?」
真美「うん、んじゃ行ってきまーす!」
亜美「行ってら→」(青春してますなあ…)
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 23:36:29.00 ID:
KRQIYR8H0
公園前
真美(まこちん、まだかなあ……あっ紅葉が舞ってる…そういえばもう秋なんだっけ)
真美(えへへ…ほんと幸せだなあ……まこちんと毎日会えるってだけで…)
真「お待たせ、真美」
真美「あっ…まこちん…」
真「ごめん、遅くなって」
真美「ううん、真美も今来たとこだよ」
真「そっか…あれ、新しい服かな?」
真美「うん…どうかな?」ドキドキ
真「すごく似合ってるよ」ニコッ
真美「そっか…えへへ///」
真「あっそうだ…ほら」スッ
真美「あっ…うん」ギュッ
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 23:39:34.98 ID:
KRQIYR8H0
ヒュ~…
真美「うう、寒い…」ブルッ
真「……」ギュウ
真美「えっ!?」
真「どう?少しは暖かくなったかな?」
真美「う、うん///」
真美(あったかいな…それに、すごく優しく抱きしめてくれて…ほんと、めっちゃ幸せ)
真美「ねえ、まこちん」
真「ん、何?」
真美「真美、今ちょ→幸せだよ!」
END
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 23:40:17.53 ID:
KRQIYR8H0
終わりです。読んでくれた方、支援してくれた方ありがとうございました
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 23:41:40.74 ID:lpRE80f3I
乙乙!
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 23:46:59.61 ID:Dwv77UZu0
素晴らしかった!
乙乙
元スレ:
真美「事務所の皆にアドバイスを貰ってまこちんに告白する」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1349514019/
ランティス (2019-04-17)
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