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春香「8月32日?」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/01(土) 00:07:20.48 ID:VrYYq81w0
31日

春香「うわあああ、宿題やってなかったあああ!」

春香「今月は夏だから仕事がいっぱいきてできなかったなんて言い訳、絶対許してもらえないよぉぉ」

春香「うぅ…どうしよう…」

春香「9月なんて、来なければいいのに…」ボソッ

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/01(土) 00:08:16.78 ID:9jbp0juk0
あのバグ思い出した

3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/01(土) 00:10:31.70 ID:VrYYq81w0
春香「うぅー朝が来ちゃった…」

春香「とりあえずご飯食べて、学校行こう…」

春香「ご飯が喉を通らないよぉ…」

春香「お母さん行ってきまーす…」

母「あら、どこに行くのかしら」


5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/01(土) 00:14:36.78 ID:VrYYq81w0
学校

春香「おかしいなあ、ここに着くまでに全然人に会わなかった…」

春香「学校の門も会いてないし…」

春香「家に帰るのもめんどくさいし…」

春香「仕事ないけど、このまま事務所いこう」

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/01(土) 00:19:20.00 ID:VrYYq81w0
事務所

春香「今日は朝から大変だなー」

春香「社長か小鳥さん、いるかな?」

春香「おはようございまーす」

小鳥「あら、春香ちゃん。おはよう」

春香「小鳥さん、聞いて下さいよ!さっき学校いったら…」

亜美「はるるんおはよう!」

春香「あれ?亜美、どうしてここにいるの?」

亜美「え?」

一体何処から、何時からこの世界は止まってしまったのだろうか…

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/01(土) 00:23:28.29 ID:VrYYq81w0
春香「あれ?学校じゃないの?」

亜美「はるるーん、何言ってるかわからないけど今日は学校ないよー」

春香「え?」

小鳥「春香ちゃん、今日はまだ31日よ?」

春香「ウソ!?」

亜美「そういえばはるるん制服着てるね」

小鳥「まさか日付けを間違えちゃって学校に…?」

春香「あ、あはは…」


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/01(土) 00:28:00.80 ID:VrYYq81w0
春香(おかしいなあ、昨日は確かに31日だったと思うけど…)

千早「春香、おはよう」

春香「あ、千早ちゃん!ちょっと聞いていい?」

千早「構わないわ」

春香「今日って何月何日?」

千早「8月31日よ」

春香「ありがとう」

春香(もしかしてタイムスリップとか?)

春香(いやいや、そんな事は)

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/01(土) 00:35:04.61 ID:VrYYq81w0
春香(とりあえず昨日の事を思い出そう)

春香(確か昨日は事務所に着いたら亜美が居て、真美の居場所を聞いて…)

春香「亜美、真美はどうしたの?」

亜美「それがさ、夏の終わりに夏風邪になっちゃったんだ!」

亜美「せっかく一緒に遊ぼうと思ったのに…」

春香(昨日の朝も全く同じ事を聞いたような)

春香(もし昨日と同じだとするならば、この後響ちゃんと貴音さんがきて)

響「はいさーい!」

貴音「おはようございます」


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/01(土) 00:35:01.26 ID:adiz1ZWi0
なんのゲームだっけ?

13 : >>11ぼくなつ 2012/09/01(土) 00:38:18.80 ID:VrYYq81w0
春香(ドンピシャだよ…)

響「自分今日は皆にサーターアンダギー作ってきたからな!」

貴音「早速いただきましょう」

響「貴音はさっき食べただろ!」

春香(これって、もしかしなくても)

春香「タイムスリップーーー!?」


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/01(土) 00:42:52.48 ID:VrYYq81w0


春香「………」

千早「春香、今日は変よ…突然叫んだり、ずっと無口になったり」

春香「千早ちゃん」

千早「なにか悩みでもあるの?」

春香「千早ちゃんはもし昨日に戻れたら何をする?」

千早「え?」

春香「突然昨日に戻っちゃったら千早ちゃんは何をするのかな~って」

千早「そうね…」

17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/01(土) 00:48:09.47 ID:VrYYq81w0
千早「とりあえず昨日の事を思い出して…」

春香「うんうん」

千早「昨日間違えてしまったところや、昨日やれなかった事をするわ」

春香「昨日やれなかった事か…」

春香(宿題…)

千早「それで、寝たら明日が来るんじゃな
いかしら」

春香「そっか…とりあえず今を頑張るって事かな」

千早「そうね…頑張るに越したことは無いと思うわ」

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/01(土) 00:51:08.95 ID:VrYYq81w0
春香(千早ちゃんのお陰で私あ何をすればいいのか分かったきがする)

春香「さて、宿題頑張るぞー!」

春香(昨日やれなかった事をやる)

春香「ふー、何とか終わった~」

春香(寝たら明日!)

春香「おやすみなさい…」

そう思っていたのに…

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/01(土) 00:58:36.02 ID:VrYYq81w0
こっから気分が悪くなるかもしれないので注意

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/01(土) 01:00:22.89 ID:VrYYq81w0
春香「ふぁぁあ、今度こそ学校だ…」

春香「お母さーん」

春香(おかしいな、この時間だと起きてるはずなのに…)

そう思った瞬間、目の前を生涯初めて見る色を纏った物が通り過ぎる

?「春ガ…?どうしたの?」

春香「ひ、しゃ、喋った!?」

おそらく人間の言葉を発したのであろうその物体は姿勢を低くし私の額に手を触れた

25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/01(土) 01:02:06.31 ID:9jbp0juk0
バグりよった怖い

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/01(土) 01:04:32.99 ID:76eWm4E60
これはやばい

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/01(土) 01:09:34.81 ID:VrYYq81w0
私はその物体から逃げるように父の部屋に駆け込んだ

春香「お父さん起きて!」

無理矢理布団を剥がし助けを求めようとしたが、そこに期待していた姿はなかった

春香「お父さん…?」

空間に手を伸ばすと何かに触れた
目には見えない、しかし確かにそこには何かがあった

?「なんdだ?こんな朝から」

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/01(土) 01:16:02.79 ID:VrYYq81w0
春香(何これ…)

別の部屋にいたはずの物は何時の間にか部屋の入り口にいた
目が合った
顔面(?)を覆う謎の色の下に薄っすらと顔のようものが見えた

春香「お母…さん…?」

母「一体どう#*のよ」

混乱している所為か良くききとれなかったが、その声はまさに母のものであった

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/01(土) 01:23:09.67 ID:VrYYq81w0
春香「行ってきます…」

全く納得できなかったが母は変色し、父は透明人間と化したらしい

春香「……」

終始無言のまま学校に着く

春香(おかしいな、門が開いてない)

春香(あれ?こんな事、昨日もあった気が…)

そう思いながら携帯を取り出す
おかしい、その言葉だけが頭の中を反芻していた

春香(日付けが…)

36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/01(土) 01:29:53.94 ID:VrYYq81w0
親友の言葉を頭に昨日と同じ事をしようとするが、そんな余裕は身体にはなかった

亜美「はるるんおはよう」

春香「…うん」

良かった、この子は無事だった
そう安堵していた矢先、隣から声とは言い難い音を聞く

小鳥「ォはよ&¨、春かちゃ〴」

春香「おはようございます」

あまり驚かなかった、両親の激変に比べると声だけならまだマシな方だ

40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/01(土) 01:34:59.68 ID:VrYYq81w0
千早「おはy#春香」

春香(知ってる…)

響「はいさい!」

春香(知ってる…)

響「じぶm今日は&,にザーダアンダ:を」

春香「ありがとう」

春香(もうこの味も三日連続だなあ)

二つ目のサーターアンダギーに手を伸ばした時自分の身体の異変を目にする

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/01(土) 01:42:01.83 ID:VrYYq81w0
春香「え?」

自分の手の先の色が変だ、まるで今朝の母のような言葉にできないような
そこで考えるのをやめた

春香「きゃああああああああああああああああああああああああああああああああ」

無我夢中、響を押し退けて事務所のドアに手を掛けるがでられない
まるでその先が無いかのようにさえ感じた
貴音と思われる顔の無い人間が近づいて来たところで私は失禁した

43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/01(土) 01:46:41.27 ID:VrYYq81w0
タモリ「年中ずっと夏休み、私もそんな所に行ってみたい」

タモリ「今回彼女がこんな目にあったのは偶然、その偶然を引き当てられる人間はあまりいない」

タモリ「たかが偶然、されど偶然、あなたもこんな偶然ありませんか?」

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/01(土) 01:53:34.73 ID:VrYYq81w0
春香「ここは…」

千早「春香、目が覚めた?」

春香「ち、千早ちゃん!?」

千早「大変な思いをしたそうね、貴女のことに気付いた四条さんが助けてくれたそうよ」

春香「貴音さんが…?」

貴音「春香、世の中には言霊と言うものがあります、貴女は原因になった言葉をしましたか?」

春香「言葉?…あ」

貴音「言葉の力を学べりる良い機会となりましたね、これからは自分の発言にも注意してください」

春香「あの、貴音さん!本当にありがとうございました」

貴音「私達は仲間、それだけです」

47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/01(土) 01:58:49.25 ID:VrYYq81w0
帰り道

春香「千早ちゃん」

千早「なに?春香」

春香「えへへ…千早ちゃんの声だ」

千早「よくわからないけど、私の声ならいくらでも聴かせてあげるわよ」

春香「ありがとう、私これからはちゃんと自分の言葉に責任をもつね」

千早「そう、私は春香が無事で良かったわ」

春香「私どんな風だったの?」

千早「そうね…」

タモリ「今度こそ終わり」

48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/01(土) 01:59:57.10 ID:VrYYq81w0
教訓、深夜に即興はやめよう眠気がヤバイお付き合いどうもありがとうございました

50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/01(土) 02:00:15.06 ID:hAi6yUYB0



元スレ: 春香「8月32日?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1346425640/


[ 2019/02/23 02:55 ] アイマスSS | TB(0) | CM(0)
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