ヘッドライン

P「俺がプロデュースするアイドルは君だ!」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 14:27:32.58 ID:lYih6/ht0
P「頑張ろうな湯呑み!」

湯呑み「」

社長「お、湯呑み君を選んだか。なかなか繊細な子だから気をつけて扱ってくれたまえ」

P「はい!」

春香「やったね湯呑みちゃん!」

P「春香、お前もだぞ」

春香「え?」

P「湯呑みと春香と真美のユニットだ!」

春香「ほんとですか!?やったー!頑張ろうね!湯呑みちゃん、真美!」

真美「兄ちゃん兄ちゃん、リーダーは誰がやんのー?」

P「もちろん湯呑みだ!」

真美「よーし、真美はゆのみんリーダーについて行きますぜー!」

P「765プロー、ファイッ!」

春香真美「おー!!」

湯呑み「」

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 14:31:06.17 ID:lYih6/ht0
P「まずお前等三人にはダンスレッスンを受けてもらう」

春香「わかりました!はりきっていこうねみんな!」

真美「三人で初レッスンだね!」

inダンススタジオ

P「春香ワンテンポ遅れてるぞ!真美はもっと腕を高く保て!」

春香「はい!」

真美「ちょ、ちょっとー飛ばしすぎだよ兄ちゃーん」

P「何言ってるんだ。湯呑みなんか汗ひとつかいてないぞ!」

春香「さすが湯呑みちゃん!」

湯呑み「」

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 14:33:12.18 ID:2EDiwL6Y0
何がなんだか…

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 14:34:01.46 ID:E04xJiI+O
クソワロタ

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 14:36:24.71 ID:lYih6/ht0
真美「ふう、ちかれた→」

春香「はあ、はあ…でもこのくらい気合い入れてやらないとトップになんて立てないよね」

P「わかってるじゃないか春香。でもまあ今日はこのくらいにしておくか。明日まで疲れを残すなよ」

春香「はーい」

真美「兄ちゃん兄ちゃん、真美ちょっとお腹すいたかも♪」

P「まったく、しょうがないな。ユニット結成祝いでパーッとやるか!じゃあ車で待ってるからすぐ来いよ」

真美「やったね!」

春香「湯呑みちゃん何食べよっか?」

湯呑み「」

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 14:40:37.74 ID:lYih6/ht0
翌日

P「おはようございまーす!」

小鳥「おはようございます。はりきってますねプロデューサーさん」

P「ええ、そりゃもう。ようやく目標までの道のりが形になりましたからね」

小鳥「ふふ、あの子たちもプロデューサーさんみたいな人に面倒みてもらえて幸せね」

P「ちょ、プレッシャーかかるからやめてくださいよ音無さん!」

小鳥「だって本当にそう思うんですよ私♪」

P「はあ……でも、期待にそえるように頑張りますよ!」

湯呑み「」

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 14:45:50.02 ID:lYih6/ht0
P「お、なんだもう来てたのか湯呑み。早いじゃないか」

湯呑み「」

P「やっぱり急にリーダーなんて言われて緊張させちゃったか?でもな、俺はお前がいなかったらきっとユニット結成には踏み切れなかったと思う。春香と真美も湯呑みのことを信用してるし、何よりお前には実力があるんだ」

P「最初はつまづくこともあるだろう。でもきっとお前なら頂点まで登りつめてくれると俺は信じてるよ」

湯呑み「」

P「……ちょっと熱くなりすぎたかな。ははっ、今日も三人で動いてもらうから春香と真美がくるまで待機しててくれ。俺は事務の仕事を終わらせとくから」

ガチャ

雪歩「おはようございますぅ」

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 14:49:35.44 ID:lYih6/ht0
P「おはよう雪歩」

雪歩「おはようございますプロデューサー、湯呑みちゃん。とうとう765プロから二つ目のユニット誕生って聞きました。頑張ってくださいねっ」

P「ああ、もちろんだ!」

雪歩「私もいつプロデュースされてもいいように頑張らないと……」

P(成長したな雪歩……。良い刺激になったみたいでよかった)

雪歩「それじゃ私お茶煎れてきますぅ」

P「ああ、頼むよ」

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 14:53:39.24 ID:lYih6/ht0
雪歩「♪~」

P「雪歩は良い子だなあ……」

小鳥「ユニットつくったばっかりなのに他の女の子見てていいんですかー」ボソッ

P「お、音無さん!?」

湯呑み「」

小鳥「あーあ、湯呑みちゃんもかわいそうに」

P「ゆ、湯呑み、違うんだ!ってからかわないでくださいよもう!」

小鳥「きゃー、プロデューサーさんが怒ったー」タッタッタ

P「逃げるな!」

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 14:56:46.91 ID:lYih6/ht0
P「待てー!」

雪歩「お待たせしまし……きゃっ!」ドン

小鳥「わっ!」ドン

バシャーン

湯呑み「」

P「湯呑み!!」

雪歩「あ、ああ……!湯呑みちゃんごめんなさい!」

小鳥「タタタタオル持ってきます!」スタコラ

P「大丈夫か!?ケガしてないか湯呑み!!」

湯呑み「」

17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 15:00:57.26 ID:lYih6/ht0
P「よかった……軽い火傷だけみたいだな」

小鳥「ごめんねえ湯呑みちゃん……」フキフキ

雪歩「私がいけないんですぅ……」

湯呑み「」

P「二人は何も悪くないよ。湯呑みも気にしてないみたいだしな。これからは気をつけよう。特に音無さんは」

小鳥「ピヨッ」

P「湯呑み、どうだ?今日はレッスン休むか?」

湯呑み「」

P「その意気だ!」

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 15:02:46.38 ID:09i43gFW0
どの意気だwwwwww

19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 15:04:57.49 ID:lYih6/ht0
春香「おはようございまーす!」

真美「今日もがんばろ→!」

P「おはよう二人とも」

真美「あれれ?なんかあったの?」

P「いや、大したことじゃないよ。お茶がこぼれただけだ」

春香「あ、プロデューサーさん!さっき真美と話してたんですけど……」

真美「うちらでユニットつくったのはいいけど、ユニット名はどーすんの?」

P「おっとそうだった。今日はその話しをしようと思ってたんだ」

湯呑み「」

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 15:08:50.97 ID:lYih6/ht0
P「このユニットの名前は……」

真美「ゴクリ……」

春香「な、名前は……?」

湯呑み「」

P「『ジ・アドレナリンズ』だ!」

真美「やったーかっこいいー!」

春香「えっと、どういう意味ですか?」

P「お前達のパフォーマンスを見たファンはアドレナリンがどんどん湧いてくる、そんなユニットを目指してるんだ」

春香「なるほど!」

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 15:13:25.05 ID:lYih6/ht0
P「湯呑み、お前はアドレナリンズのリーダーだ。今日はお前が火傷したが、これからはファンに火傷させてやれ!」

湯呑み「」

春香「大丈夫だよ!」

真美「ゆのみんなら余裕だよ!」

湯呑み「」

P「ははは、ウーパールーパーじゃないんだから」

湯呑み「」

P「今日もレッスンはりきって行くぞ!」

春香真美「おー!!」

湯呑み「」

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 15:18:43.10 ID:lYih6/ht0
P(ジ・アドレナリンズはそれから大きく実力をつけていった。たゆまぬ努力と根性で呼吸のあったパフォーマンスでファンを熱狂の渦に巻き込んだ)

P(初めてのステージから飛ぶ鳥を落とす勢いで人気を高めていき、バラエティ番組にも出演するようになった。もともと個性のあるアイドルを選んだこともあり、今ではお茶の間でも大好評)

P(彼女たちは俺の予想を大きく越えて羽ばたいていたのだ)

P(そう、あの日までは……)

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 15:22:43.23 ID:lYih6/ht0
P「湯呑みもとうとうミュージカルの主演かー。出世も出世、大出世だよな」

湯呑み「」

P「最初にお前を見たときはこじんまりと収まった奴だな、って正直思ったよ。でも少しつきあえば底の深い人間なんだってすぐわかったよ」

P「ほんと、お前をリーダーに選んで良かった」

監督「湯呑みさーん、ちょっと変更したいシーンがあるんだけどー」

P「お、呼ばれてるぞ。行ってこい」

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 15:26:21.00 ID:lYih6/ht0
湯呑み「」

P「おいおい、後ろ見ながら歩いたら危ないぞ」

湯呑み「」

P「え、明日オフだから遊びに付き合えって?おいおい今は仕事中だぞ」

湯呑み「」

P「わかったから前向けって。あはは、そっちは階段だぞ……っておい!」

湯呑み「」ズルッ

P「湯呑みー!!」

バタッ ゴロゴロ ガッシャーン

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 15:27:50.19 ID:KPKBEO+A0
湯呑みーwwwwwwwwwwwwww

32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 15:28:38.13 ID:lYih6/ht0
P(あれ、視界が赤い……)

P(そうか、俺は階段から落ちて……。湯呑みは、湯呑みは無事なのか?)

P(駄目だ……もう意識が……)

ピーポーピーポー


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 15:33:57.88 ID:lYih6/ht0
数日後

P(……)

P(ここは……病院?)

P「う……いてて」

小鳥「プロデューサーさん!」

P「音無さん…」

小鳥「目が覚めたんですね!よかった……!もう何日も目が覚めないから……」

P(そうか……俺は階段から落ちて……)

P「!」

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 15:39:09.42 ID:lYih6/ht0
P「湯呑み!湯呑みは!?」

小鳥「え?」

P「湯呑みは無事なんですか!?」

小鳥「ええ?ちょ、落ち着いてください!」

P「落ち着きますから!落ち着きますから教えてください!」

小鳥「いや、湯呑みってなんのことですか!?」

P「何言ってんですか!?湯呑みは湯呑みですよ!」

小鳥「えーとつまりプロデューサーさんの湯呑みのことですか?」

P「いや俺のってわけじゃないですけど……」

36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 15:43:19.53 ID:lYih6/ht0
小鳥「じゃあ誰のどの湯呑みですか?」

P「それはあいつが決めることです!ていうかいつまでふざけてるんですか!?」

小鳥「うーん……パニックになってるみたいだからとりあえずお医者さん呼んできますね」

P「音無さん!俺は……うっ!頭がいてえ……」

小鳥「無理しないでください。多分検査とかあると思いますから、体は大事にしてください。それじゃ私は事務所に戻ってプロデューサーさんの意識が戻ったことを社長に報告してきますね」

P「お、音無さん……待っ……」

ガチャ バタン

P「……」

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 15:47:44.08 ID:lYih6/ht0
医者「うん、意識もハッキリしてるし、特に障害も見当たりませんね。明日にも退院して大丈夫ですよ」

P「そうですか……。あの、俺と一緒に女の子が運ばれてきませんでしたか?」

医者「……いや、君だけだったよ」

P「そうですか。ありがとうございます」

P(よかった……。無事だったんだな、湯呑み……)


42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 16:01:53.58 ID:lYih6/ht0
翌日

P「よし、退院の準備も出来たし、あと荷物とか無いよな……」

ガチャッ

春香「プロデューサーさん!退院おめでとうございます!」

真美「おめでとー!」

P「お、二人ともありがとう。今日は仕事はないのか?」

春香「プロデューサーさんが退院ってときにそんなこと言ってられないですよ!ほんとにもう心配したんですから!」

真美「真美チョー退屈だったんだよっ」

P「心配かけたな。あれ?湯呑みは来てないのか?」

真美「はあ?」

春香「え、お茶でも飲みたいんですか?」

P「おいおいお前等までそれか……」

43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 16:06:16.72 ID:lYih6/ht0
P「でもまあ、湯呑みが無事みたいでよかったよ。不幸中の幸いって奴だな」

春香「はあ……」

真美「兄ちゃん、湯呑みってなんのこと?」

P「いやいや、お前たちのリーダーにひどい言い草だな」

春香「リーダー?」

真美「ちょっと兄ちゃーん、しっかりしてよー。うちらのリーダーは……」

春香「ちょ!真美!」

真美「あ、えっと、なんでもない!なんでもないよ!」

P「……何か隠してるな?」

45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 16:11:40.29 ID:lYih6/ht0
P「なあ、本当は湯呑みに何かあったのか?」

真美「だから湯呑みってなにさー」

春香「プロデューサーさん愛用の湯呑みなら事務所に……」

P「いい加減にしろ!!!」

真美春香「!?」

P「あんなに一緒に頑張ってきた仲間だろ!?湯呑みがいなかったらおまえらだってこんなに有名になれなかったはずだ!そうだろ!?」

真美「もう!さっきからなんなのさ湯呑み湯呑みって!そんなの真美たち知らないよ!」

春香「……プロデューサーさん、退院するのもう少し後にしたほうがいいんじゃないですか?」

P「……もういい!うんざりだ!」

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 16:15:15.83 ID:lYih6/ht0
真美「兄ちゃん!どこ行くの!?」

P「うるさい!ついてくるな!」

春香「待ってください!」

ガチャ バタン!

春香真美「……」




P「なんなんだ……音無さんも春香も真美も!」

P「俺がこれだけ湯呑みのことを心配してるのに……。クソ……」


47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 16:15:52.89 ID:9JI+JHMB0
一体何が起こっているんだ

50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 16:22:08.41 ID:lYih6/ht0
P「……湯呑み……」

♪メトメガアウー シュンーカン スーキダトー

P「電話……湯呑みか!?」

『着信 社長』

P「……」

ピッ

P「もしもし……」

社長『おお、退院おめでとうP君。いきなりで悪いんだが、事務所まできてくれないかね?大事な話がある』

P「……わかりました」

P(社長なら……きっと答えてくれるはずだ……)

51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 16:26:11.59 ID:lYih6/ht0
ガチャ

P「……こんにちは」

小鳥「あ、プロデューサーさん。社長室まで来るようにって社長が言ってましたよ」

P「呼ばれて来たんだからわかってますよ……」

小鳥「……」


社長「P君、すまないね退院早々出社させてしまって」

P「いえ、それより話っていうのはなんですか?」

52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 16:30:09.93 ID:lYih6/ht0
社長「うむ、実は君の担当アイドルのことなんだが……」

P「湯呑みのことですね!?教えてください!湯呑みはどうなったんですか!?」

社長「お、落ち着きたまえ。音無君から聞いていたがやはり昨日から湯呑みのことが気になってしょうがないんだね?ふむ……」

P「当たり前じゃないですか!湯呑みに何かあったら、俺は……!」

社長「落ち着きたまえと言っているだろう」

P「……!」

社長「P君、落ち着いて聞いてくれ」

53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 16:36:47.42 ID:lYih6/ht0
社長「君の担当しているアイドルは今かなりの重体だ」

P「え……」

社長「打ち所が悪かったそうだ。いつ意識が戻るかもわからない」

P「湯呑み……」

社長「私達は君に意識が戻っても、ショックを与えてはならないと思い彼女のことは君に伏せていたのだ」

P「だから皆湯呑みのことを教えてくれなかったんですか……俺に気をつかって……」

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 16:41:37.04 ID:lYih6/ht0
社長「そして、ここからの話は君にとってよりショッキングな内容になるだろう?」

P「……?」

社長「P君、うちの事務所にはね、湯呑みなんていうふざけたアイドルは存在しないのだよ」

P「は?」

社長「君はあの時、階段から落ちて血まみれになった彼女を目の当たりにして気を失い、自分も階段から落ちたんだよ」

P「へあ?俺は湯呑みを助けようと……」

社長「恐らく、記憶障害か、あるいは君の脳の防衛反応が彼女を忘れさせようとしているんだろう」

57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 16:47:03.53 ID:lYih6/ht0
P「や、やだな冗談きついですよ社長。だって湯呑みと春香と真美でユニットつくって、みんなではしゃいだりしたじゃないですか……」

社長「湯呑みが、ただの食器が、はしゃいだり歌ったりすると思うかね?」

P「だって携帯にもみんなと撮った写メが……あれ?湯呑みが写ってない。あ、はは、は……手が込んでるなあ~……人が寝てる間に細工なんかして……」

社長「P君、これはジョークではない」

P「社長も好きですねえー……」

社長「……今日はもう帰りなさい。一週間休暇をとってくれたまえ。君も大変だったろう……」

P「……」

58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 16:51:02.68 ID:lYih6/ht0
P「う、ふふ、ははは……」

小鳥「プロデューサーさん!?どうしたんですか!?」

P「聞いてくださいよ音無さん……社長が湯呑みなんてアイドルはうちにいないって言うんですよ……笑っちゃいますよね……ははは」

小鳥「またその話ですか……」

P「自分の育てたアイドルの話して何が悪い!!!!」

小鳥「ひっ!」

P「……すみません。今日はもう帰りますね。なんだか頭が変になりそうで……」

小鳥「……あの、無理だけはしないでくださいね」

62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 16:56:21.79 ID:lYih6/ht0
P(……久しぶりにしゃべったからかな。喉がかわいた。水でも飲んでから帰ろう……)

P(湯呑みが……いないなんて……そんなの嘘に決まってるよな……。みんな俺が大変だったからちょっと忘れてるだけだよな。ははっ、みんな忘れっぽいなあ)

P「えーとコップコップ……いっつも雪歩がお茶煎れてくれてたから場所忘れちゃったなあ。ここか?」

カチャ

P「!」

P「なんだ……やっぱりいるじゃないか……。ここにいたのか……!」

63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 17:02:59.81 ID:lYih6/ht0
in公園

P「懐かしいな湯呑み……。ここでお前と初めて会ったんだよな。お前は歌の練習しててさ、俺が声かけたら不審者扱いされたっけ、ははは」

P「もうすぐあの時約束したトップアイドルだぞ。がんばったよな俺たち」

湯呑み「」

P「ははは……。そうだ。ブランコでも乗るか。お前はずっと遊ばず仕事仕事だったからたまにはこんなのもいいだろ」

P「楽しいな湯呑み……」

キーコキーコ

湯呑み「」グラグラ

P「おいおい、大丈夫か?ちゃんと捕まってないと危ないぞ」

湯呑み「」

65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 17:06:57.15 ID:lYih6/ht0
春香「……何してるんですかプロデューサーさん」

P「お、なんだ春香じゃないか。どうしたそんな怖い顔して」

春香「何してるんですかって聞いてるんです……」

P「何って、湯呑みと遊んでるんだよ。一緒に」

春香「……」

P「あ、そうだった。お前も忘れてるんだったな。全くしょうがない奴だな。じゃあ改めて紹介してやるよ」

P「こいつは俺がプロデュースしてるアイドル、湯呑みだ」

春香「……」

P「おいおい、随分素っ気ないな」

67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 17:13:18.12 ID:lYih6/ht0
春香「……いい加減にしてください!こんな湯呑みなんて!」パシッ

P「お、おい!湯呑みに何するんだ!」

春香「あなたは私たちの……あの子のプロデューサーでしょう!?そんなあなたなんか見たくありません!!」

P「……!」

春香「戻ってください!あの子の好きなプロデューサーさんに!!」

P「……嫌だ!!俺は湯呑みとここにいるんだ!ずっとここにいるんだ……!」

春香「……バカ!!」

P「……うう……」

春香「……待ってますからね。プロデューサーさんが戻ってくるのを。私たちは……千早ちゃんはずっと待ってますから!!」

69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 17:23:59.44 ID:lYih6/ht0
P「ちはや……?」

P「……っ!なんだ!?あ、頭が割れんばかりに痛い!」

湯呑み「」パリーン

P「!? 湯呑み!?大丈夫か!?」

P(しかし……今の音……!う、痛い!頭が……!)


雪歩『ごめんなさい……ちゃん!』

小鳥『タタタタオル持ってきます!』

P『大丈夫!?怪我してないか……!?』

??『大丈夫ですよ。みんな大袈裟なんだから』

P『よかった……軽い火傷だけみたいだな』

70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 17:27:59.29 ID:lYih6/ht0
P(あのとき……雪歩のお茶を被った人がいる……湯呑みじゃない)



??『プロデューサー、これどうぞ』

P『ん、なんだこれ?湯呑み?』

??『この前萩原さんが落として割っちゃったじゃないですか』

P『そんな、わざわざ買ってくれなくてもよかったのに……』

??『ユニットを作ってくれたお礼ですよ。その代わり、ちゃんとプロデュースしてくださいね?』

P『ああ、まかせとけ!』

72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 17:36:53.60 ID:lYih6/ht0

P『お、呼ばれてるぞ。行ってこい』

??『はい。……あの、プロデューサー』

P「おいおい、後ろ見ながら歩いたら危ないぞ」

千早『明日はオフなので、一緒に出かけませんか?話したいことが……い、いえっ、遊びに行くだけですからっ』

P『おいおい今は仕事中だぞ』

??『だから、絶対に明日は空けておいてください!』

P『わかったから前向けって。あはは、そっちは階段だぞ……っておい!』

??『えっ……』ズルッ






P「千早ー!!!」

73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 17:42:19.00 ID:lYih6/ht0
P(そうだ……俺はあの時……千早を助けられなかったんだ……)

P(なんで……なんで忘れてたんだ……!)

P「千早の……千早のところに行かないと!」

P「待ってろ千早!」

77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 18:00:17.24 ID:lYih6/ht0
ガチャ!

P「社長!」

社長「うわあビックリした!」

P「正気に戻ったから安心してください!千早はどこですか!」

社長「君にびっくりしたんじゃなくて音にびっくりしたんだよ!それより正気にもどったんだね!?」

P「千早は!どこですか!」

社長「君が入院してた病院の72号室だよ。ちょっと待ちたまえ今から行く気
なのかね」

P「当たり前じゃないですか!ありがとうございました!行ってきます」

バタン!

パリーン

社長「びっくりして湯呑み落としちゃったじゃないか……」

78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 18:05:20.81 ID:lYih6/ht0
in病院72号室

P「千早!俺だぞ!お前のプロデューサーだ!」

千早「……」

P「千早……。なんとか言ってくれよ……」

千早「……」

医者「Pさん。彼女のことを黙っていて申し訳なかった。あなたに話すのはまだ時期尚早かと思って……」

P「俺のことはどうだっていいんです!それより千早は!千早はどうなんですか先生!」

医者「我々も最善を尽くしました。あとは天に祈るしかありません」

P「そんな……。医者なんだろ!?人を助けるのが仕事だろうが!」

医者「……」

P「なんとか言えよ!」

79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 18:08:51.37 ID:lYih6/ht0
医者「私だって……娘の仲間を助けたいに決まってるじゃないか!」

P「娘の仲間…?」

医者「真美はいつも話してましたよ……頼もしいリーダーのおかげで毎日が楽しいと……」

P「あなたはまさか……」

医者「双海病院なのだから気付いていただけるかと思ってました」

P「すみません……。俺、ひどいことを……」

医者「良いんですよ。如月さんの容態を思えばこそのこと。しかし、力になれず申し訳ない」

80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 18:13:21.32 ID:lYih6/ht0
P「千早……。頼む、目を覚ましてくれ……」

ピー

看護師「先生、如月さんの心拍が!」

P「千早!」

医者「これはいかん!すぐ手術室に運ぶんだ!」

P「千早!千早ー!」

医者「あなたは外に出てください!そして手術の成功を祈ってください!」

81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 18:16:22.26 ID:lYih6/ht0
P「そんな……俺には祈ることしかできないのか……千早……」

P「千早ー!!」


数時間後

医者「……」

P「……先生」

医者「……Pさん」

P「千早はどうなったんですか!?」

医者「最善を尽くしたのですが……」

P「……おい」

医者「ご臨終です……」

P「……うああああああああああああああああああああ!!!!!」

83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 18:18:52.21 ID:lYih6/ht0
P(あれ……意識が遠くなっていく……) 

P(まあいいか、千早はどうせもういないのだから……)


『……デューサーさん! プロ……さん!』

P(……?)

『プロデューサーさん!』

P「うわ!」

春香「うわ!じゃないですよ!いつまでソファで寝てるんですか!」

84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 18:22:36.32 ID:lYih6/ht0
P「あれ? ここは……事務所?」

春香「もう寝ぼけちゃって。この後レッスンじゃないんですかー?」

真美「もう待ちくたびれたよー」

P「レッスン……?」

春香「もう!湯呑みちゃんもなんか言ってあげてよ!」

湯呑み「」

P「……そっか!夢か!そうだよな!」

真美「もーしっかりしてよー!」

P「ごめんごめん!よし、今日もレッスン頑張るぞ!」

春香真美「おー!」

P「絶対にお前らをトップアイドルにしてみせるからな!」





湯呑み「」

85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 18:24:29.48 ID:lYih6/ht0
P(変な夢を見ることもあるもんだ。でもあの夢が何かを俺に伝えたような気がするんだ)

P(今度こそお前を助けてみせるからな!湯呑み!)

湯呑み「」





86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 18:24:36.78 ID:cSfgQzw10
なんてことだ…

87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 18:25:01.84 ID:+7L6Xkmm0
千早…



元スレ: P「俺がプロデュースするアイドルは君だ!」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1344922052/


[ 2019/02/13 20:55 ] アイマスSS | TB(0) | CM(0)
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