ヘッドライン

美琴「ねぇねぇ!」上条「はいはい、今度はなんだ?」その2


309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/21(火) 22:21:26.48 ID:WoHWlfkn0

CASE 121 魔術霊装


美琴「ねぇねぇ」

上条「はいはい、今度はなんだ?」

美琴「みかんとってー」ゴロゴロ

上条「自分でとれよ」ゴロゴロ

美琴「いーや、おこたから出たくないもん」ヌクヌク

上条「俺だって出たくねーよ」ヌクヌク

美琴「うー、じゃあインデックスお願いー」

禁書「無理かもー」ヌクヌク

上条「インデックスの食欲を上回るコタツの魔翌力……恐るべし」

禁書「人間を亀に変えてしまう恐怖の魔術霊装なんだよ」

美琴「ふっふーん♪ やっぱり仕舞わなくて正解だったでしょ?」ドヤッ

上条「……そう言われると仕舞いたくなる。なあ、インデックス?」ニヤッ

禁書「ふふ、そうかも」ニッコリ

美琴「ちょ、なに結託してんの!? 二人していじわるすんなやー!」オロオロ


幻想目録((いけないと思いつつも、つい いじめたくなるのは何故だろう?))ゾクゾク


310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/21(火) 22:22:10.53 ID:WoHWlfkn0

CASE 122 お冠


上条「おい、御坂」

美琴「…………」ツーン

禁書「すっかりお冠なんだよ」

上条「俺たちが悪かったから、拗ねないでくれよ」

美琴「…………」ツーン

禁書「もうしないから許して?」

美琴「…………」ツーン

上条「参ったなぁ……」ヤレヤレ

禁書「こんな時は気分転換にテレビをつけるんだよ」pi


テレビ『――本日限定! セブンスミストにご来店のお客様に、先着でゲコ太マスコットをプレゼント! 是非この機会に――』


上条「はは、折角の休み、しかもこのクソ寒い日に行くヤツなんていんのかよ」ヘラヘラ

美琴「行くわよっ!!」キリッ

禁書「ええーーーっ!?」


311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/21(火) 22:22:39.87 ID:WoHWlfkn0

CASE 123 兵は拙速を尊ぶ


美琴「ねぇねぇ!」

上条「いきなりテンション上げやがった……。さっきまでの不機嫌が嘘みたいだ」

美琴「細かい事は気にしない! ほらっ、さっさと準備する! 間に合わなくなってもしらないわよ!!」

禁書「うう、寒いから出たくないんだよ。二人で行ってよ」ヌクヌク

上条「俺だって嫌に決まってんだろ」ヌクヌク

美琴「限定ゲコ太なのよ!? 三人で行けば三個も貰えるのよ!?」ガァァ


幻想目録「「えー、一個でいいじゃーん」」


美琴「ダメ。観賞用、保存用、布教用に三ついるの!」

上条「鑑賞と保存は分かるけど、布教用って……」

美琴「きっとアンタたちにもゲコ太の可愛さが分かるわよ。だから一緒に来てくれる人は手を挙げて!」


幻想目録「「…………」」シーン……


美琴「それ以外は熱望とみなす!」

幻想目録「「横暴だっ!?」」ガビーン


312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/21(火) 22:24:06.86 ID:WoHWlfkn0

CASE 124 限定品


美琴「ねぇねぇ!!」

上条「はいはい、ゲコ太をゲット出来てよかったな」

美琴「うんっ♪」ニッコニコ

禁書「ふふっ、寒い思いをした甲斐があったんだよ」クスッ

上条「そうだな」

美琴「三種類もあるなんて嬉しい誤算だったわね♪」

禁書「むしろ三種類で助かったのかも。もし五種類だったりしたら、無関係の犠牲者が出てたんだよ……」

上条「限定品だからなぁ。御坂も目の色変えてたし」ヤレヤレ

美琴「ゲ~コ太ぁ~♪ うちに帰ったらすぐに飾ってあげるからね」ニコニコ


禁書「まあみことの機嫌も治ったみたいだから、結果オーライかな?」

上条「タダだもんな。これがインデックスだったら財布が軽くなるから大変ですことよ」

禁書「もう! とうまは一言多いんだよ!」プンスカ


313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/21(火) 22:25:28.22 ID:WoHWlfkn0

CASE 125 日用雑貨


美琴「ねぇねぇ!」

上条「はいはい、今度はなんだ?」

美琴「ついでに日用雑貨を買っていきましょう」

禁書「そういえば歯ブラシが痛んできてるんだよ」

上条「そうだな、洗剤と柔軟剤、あとシャンプーも買い足しておくか」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


上条「……あの、御坂さん?」

美琴「なによ」

上条「何故にシャンプーとリンス、あまつさえ歯磨き粉と歯ブラシまでゲコ太なのでせうか?」

美琴「かわいいからよ」キッパリ

上条「答えになってねえ!? インデックスからも何か…」

禁書「かわいいなら仕方ないかも」

美琴「ねー?」


上条「高校生にもなってゲコ太歯ブラシを強いられるのかよ……」ゲンナリ


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


打ち止め「うう、ミサカのには猫ちゃんが入ってない……ってミサカはミサカは意気消沈」ションボリ

一方通行「チッ、俺が分けてやるから、シケたツラしてンじゃねェ」スッ

打ち止め「わあー、ありがとう! お返しにうさぎさんをあげるね!」スッ

一方通行「うさちゃン……」ホッコリ

打ち止め「本物は目の色があなたとお揃いね、ってミサカはミサカは指摘してみたり」

一方通行「!?」ガタッ


番外個体「動物ビスケットかよ……。ああ、なんとなくヒーローさんにシンパシーを感じちゃう……」ゲンナリ


314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/21(火) 22:27:09.08 ID:WoHWlfkn0

CASE 126 パジャマ


美琴「ねぇねぇ!」

上条「はいはい、今度はなんだ?」

美琴「パジャマも買い換えない? アンタの痛んできてるでしょ?」

上条「んー、まだまだ使えそうだけどなぁ」

美琴「背だって伸びてるんだし、ちょっと余裕のあるサイズに変えたほうがいいってば」グイグイ

上条「わ、わかったから引っ張るな!」ズルズル


禁書「ん? ……いいにおい」クンクン


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


上条「無難にスウェットにするか」

美琴「よし、これがいい、これしかない、これにしなさい!」スッ

上条「なんで三段活用? ってこれゲコ太柄じゃねーか!?」ガーン

美琴「色違いもあるから、私とインデックスも買い替えちゃお♪」

上条「いやいや、ゲコ太パジャマとか無いから」

美琴「え……」

上条「うぐっ、そんな顔したってダメだからな! 上条さんは無地のスウェット(最安値)にするんです!」アセアセ

美琴「私とお揃いはイヤなの……?」ウルッ

上条「…………」

美琴「…………」ウルウル

上条「ハァ……わかったよ。もう好きにしてくれ」

美琴「うん、そうする」ケロッ

上条「ってオイ!? 嘘泣きだったのかよ!?」ガビーン


315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/21(火) 22:27:51.21 ID:WoHWlfkn0

CASE 127 試食コーナー


美琴「ねぇねぇ!」

上条「はいはい、今度はなんだ?」

美琴「インデックスが見当たらないんだけど」

上条「やけに静かだと思ったら……もしかして迷子か?」

美琴「多分、地下の食品売り場にいるんじゃないかしら」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


禁書「いいにおいはこっちから……」フラフラ

店員「新商品の試食はいかがですかー」スッ

禁書「はむっ、もぐもぐ……」パクッ

店員「おいしいでしょう?」

禁書「美味っ!! もうひとつ欲しいかも!」パァァ

店員「じゃあもう一個だけね?」スッ

禁書「はむっ、もぐもぐ……」パクッ

店員「…………」

禁書「…………」ジー

店員「もう一個?」スッ

禁書「はむっ、もぐもぐ……」パクッ

店員「……(餌をねだる雛鳥みたい……)」プルプル



美琴「案の定、餌付けされてるわね」

上条「買わなきゃ不味いよな……」ガックシ


316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/21(火) 22:29:48.01 ID:WoHWlfkn0

CASE 128 侵略


美琴「ねぇねぇ!」

上条「はいはい、今度はなんだ?」

美琴「洗面用具一式、新調してみたんだけど どう?」

上条「……三色のゲコ太歯ブラシにゲコ太コップ、ゲコ太髭剃りとゲコ太タオル。洗面所が両生類に侵略されてやがる……」

禁書「これはスゴイんだよ……」ポカーン

美琴「やっぱり好きなものは共有したいじゃない? これを機にアンタたちがゲコ太を好きになってくれたらって思うの」

禁書「う、うん。考え方は間違ってないと思うんだけど……」オズオズ

美琴「だけど?」

上条「これはないな。どう考えても逆効果だろ」キッパリ

美琴「そんな!?」ガーン


禁書「と、とうま! お風呂場とトイレも侵略されてるんだよ!?」

上条「御坂、お前……」

美琴「だ、だってぇ……寮じゃ黒子がバカにするから、使いたくても使えなかったんだもん」ショボーン

上条「わかったから!? 御坂の好きにしていいから、そんな顔しないでください!?」オロオロ

美琴「うん、そうする」ケロッ

上条「またかっ!! また嘘泣きで上条さんを騙したのか!?」ガァァ

美琴「台所も侵略完了♪」

上条「聞けよ!?」


317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/21(火) 22:32:09.80 ID:WoHWlfkn0

CASE 129 チェンジで


禁書「みことみことっ!」

美琴「どうしたの?」

禁書「ゲコ太のアニメが意外に面白かったんだよ!」

美琴「!?」

禁書「子供向けかと思えば、中々丁寧な作りで大人でも十分楽しめるかも!」

美琴「じゃ、じゃあDVD観てみる?」オズオズ

禁書「うん!」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


美琴「もしもし、黒子?」

黒子『お姉様あああああああ!! これはSOSサインですわね!? 今すぐ黒子が忌々しい類人猿の魔の手から…』ガァァ

美琴「ううん、そうじゃないの」

黒子『…ですわよね』

美琴「今日はね、新しいパートナーができたから連絡したのよ」

黒子『…………………………………………はい?』

美琴「インデックスっていうの。ちっちゃくて白いシスターなんだけど、あんたも知ってるでしょ?」

黒子『ちょちょっ!? お待ちになって!?』オロオロ

美琴「初めての同性の理解者なの。だから元パートナーの黒子には一番に報告しておきたくってさ」

黒子『元ってなんですの!? 現在過去未来、お姉様のパートナーは黒子だけですのにぃぃぃ!!!』

美琴「私は幸せ者ね。インデックスと楽しく遊んで、アイツが優しく見守ってくれる……黒子、私は今、世界一しあわせよ」

黒子『黒子は世界一不幸ですのよお姉様あああああああああああああああああああ!!??』ギャース

美琴「ふふ、大丈夫よ。いつか黒子にも自分だけの居場所が、きっと見つかるから」クスッ

黒子『たった今そのサンクチュアリを侵害されて、蹂躙されて、略奪されてますの!?』


上条「あれ? インデックスって俺のパートナーじゃなかったっけ? もしかしなくても上条さん、ソロになっちゃうの?」

禁書「ツインテールがとうまとコンビを組めば解決するのかも」シレッ

上条「……チェンジで」ゲンナリ


318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/21(火) 22:34:18.00 ID:WoHWlfkn0

CASE 130 着る毛布、それと動物ビスケット


美琴「ねぇねぇ!」

上条「はいはい、今度はなんだ?」

美琴「見て見て! ほら、着る毛布~♪」モコモコ

禁書「あったかいんだよ~♪」モコモコ


上条「……着る毛布なのはいいとして、なんで二人羽織みたいになってるんだ?」


美琴「んふふー、こうやってインデックスと一緒にくるまって寝るために決まってるでしょ」コロコロ

禁書「きゃあー♪ 目が回るからやめてー」キャッキャッ

美琴「あはははっ♪」コロコロ


上条「お前らの将来に漠然と不安を感じるのですが……」


禁書「とうまも混ぜてほしいの?」

美琴「でも残念! この毛布は二人用なのよ!」


上条「さいですか」ヤレヤレ


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


一方通行「…………」ジー

番外個体「やっほぅ、何してんの?」ヒョコ

一方通行「…………」ジー

番外個体「それって昼間の動物ビスケットじゃん。小腹が空いてるし、ミサカに半分わけてよ」パキッ

一方通行「ッ!?」

番外個体「きゃは☆ 耳からきれいに真っ二つ♪」

一方通行「う……うさちゃンが……」プルプル

番外個体「おっ、結構おいしい」モグモグ

一方通行「………ろだ」ボソッ

番外個体「ん?」

一方通行「オマエの血は何色だァァァッ!!! 愉快に素敵に真っ二つ確定だクソ野郎があああああああああああ!!!」ガシッ

番外個体「ひぃっ!? い、痛い痛い痛い、さ、裂けちゃうってぎゃああああああああああああああああああああ!!!」ギャース


打ち止め「え、えっちなのはダメだよ! ってミサカはミサカは……///」チラチラ


番外個体「バカ言ってないで助けてぇぇぇーーーーーーーー!?」ミシミシ


331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/24(金) 22:11:57.52 ID:WSmLYYCD0

CASE 131 NTR?


初春「白井さん白井さん!」

黒子「ああン!?」ギロッ

初春「ひぇ!?」ビクッ

黒子「わたくし、今むしゃくしゃしていますの。下らない用事なら石の中に跳ばしますわよ?」

初春「いくらなんでも物騒ですよぅ! あそこに御坂さんがいますよ、って言おうとしただけなのに……」

黒子「お姉様ですって!?」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


美琴「見事にはぐれちゃったわねぇ。携帯も繋がんないし……ったく、何処にいるのやら」ヤレヤレ

禁書「この人ごみなら仕方ないかも」

美琴「じゃあ私たちもはぐれないように、手を繋ぎましょ?」スッ

禁書「うん! とうまとも繋いでおけば良かったんだよ」ギュッ

美琴「み、見つけたらそうする……///」テレテレ


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


黒子「…………」プルプル

初春「誰ですかね、あのシスターさん。すごく仲がいいみたいですけど」

黒子「冗談だと思ってましたのに……わた、わたくしのポジションがががッ!?」

初春「えー、白井さんより心を許してる感じですよ?」シレッ

黒子「う……」ジワッ

初春「鵜? 長良川のですか?」

黒子「うわああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!」ダダッ


332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/24(金) 22:12:43.73 ID:WSmLYYCD0

CASE 132 類人猿


上条「くっそ、二人して迷子かよ。あいつら落ち着きないからなぁ」キョロキョロ


黒子「~~~~~~~~~ッッ」タッタッタ


上条「……白井?」

黒子「ッ!? こんの類人猿がァァァッ!!!」シュン!

上条「うわっ、テレポート!?」

黒子「あなたがお姉様を誑かしたせいで、黒子は……黒子は……」メソメソ

上条「ええっ!? 怒ってるかと思えば泣いてんのかよ!?」ガビーン


ヒソヒソ……ナニアレ? チジョウノモツレ? アノツンツンアタマ、サイテー


上条「ひいっ、なし崩しに上条さんが悪者にされてる!?」

黒子「お゛姉ざばをがえじでぐだざいまじぃぃぃぃ……」ポロポロ

チーン!

上条「こっちはこっちでお嬢様にあるまじき状態に!? つーか俺の服で鼻をかむな!!」


333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/24(金) 22:13:29.92 ID:WSmLYYCD0

CASE 133 一時休戦


黒子「あ、あの……」

上条「なんだ?」

黒子「……先ほどは見苦しいところをお見せして申し訳ありません」ションボリ

上条「ん、まあ気にすんな」

黒子「しかし……」

上条「誰にだって不安定な時くらいあるだろ? それにあの程度で騒いでたら、うちのお姫様たちのお守りは務まらないっての」

黒子「…………」

上条「んで?」

黒子「……?」

上条「白井が抱えてる悩みって御坂のことだろ? 少しは力になれるかもしれないし、話してみろよ」


334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/24(金) 22:14:33.93 ID:WSmLYYCD0

CASE 134 認識の違い


黒子「――というわけですの」

上条「あはは、あの二人は仲がいいからなぁ」

黒子「まったく、信じられませんの。 いつも気高く凛々しいお姉様が、公衆の面前であのような振る舞いを……ッ」ギリッ

上条「気高くて凛々しい? 御坂が?」

黒子「正にお姉様を表すために存在する言葉ですの」フフン

上条「そうか? 気高いっつーか人懐っこいし、凛々しいんじゃなくて無邪気だろ、あれは」

黒子「……はい?」

上条「いや昨日だってさ、インデックスと毛布にくるまって遊んでたぞ。それはもう楽しそうに」

黒子「そ、そんなバカな……」プルプル

上条「みんなで一緒に寝たいー、なんて我侭も言うし年相応……ていうか幼い感じだな。普段は取り繕ってるようだけど」

黒子「嘘おっしゃい! そのようなお姉様、見たことありませんわ!」ガァァ

上条「嘘じゃねーよ。なんなら家に来てみるか?」

黒子「んまっ!? へ、部屋に連れ込んで何をするつもりですの!?」

上条「何もしねーよ! てか何を想像しやがりましたかこの変態ジャッジメントは!?」

黒子「変態なんて失礼ですの!!」

上条「事実だろうが!」


335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/24(金) 22:16:23.61 ID:WSmLYYCD0

CASE 135 犬猿の仲


上条「ったく、心配して損した。白井が女の子の前に、変態だってのをすっかり忘れてたぜ」ヤレヤレ

黒子「で・す・か・ら! わたくしは変態などではありませんの!!」

上条「はいはい、そうですねー」

黒子「……物わかりの悪さは正しく猿並ですの。さすが類人猿」ボソッ

上条「……完全無欠の変態に言われたくねえ。つーか俺が猿ならテメェは犬だろうが。ジャッジメントですワン」ボソッ

黒子「ぬわぁんですってぇぇぇ!!!」ガァァ

上条「わんわん! 犬語ワカリマセン」

黒子「このっ! このっ!!」ポカポカ

上条「いてっ、風紀委員が一般人に暴力を振るっていいんかよ!?」

黒子「類人猿には関係ありませんの!」ポカポカ

上条「だから猿じゃねーっつの!!」

黒子「お黙りなさい! この猿っ! バカざるっ! 類人猿っ!!」プンスカ

上条「お前こそ黙れ! この犬っ! 百合属性っ! 変態ジャッジメントっ!!」プンスカ

黒子「こ、この、減らず口をッ!!」

上条「きゃー助けてー。犬のお巡りさんに襲われるー」ボーヨミ

黒子「…………」ブチッ

上条「あれ? 今何かが切れたような音が……」

黒子「堪忍袋の緒が切れましたわ!! そこになおれ類人猿ンンンーーーーーーーッ!!!」キラーン

上条「ちょっ、鉄矢は反則だろ!?」スタコラサッサー

黒子「…………」シュッ! シュッ!

上条「ぎゃああああああああああ!? 無言で攻撃すんなぁぁーーーーーーーー!!!」


336 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/24(金) 22:17:40.42 ID:WSmLYYCD0

CASE 136 ケンカするほど何とやら


上条「ハァ…ハァ……御坂よりしつこい……」

黒子「ゼェ…ゼェ……だ、伊達に風紀委員を務めておりませんので……」

上条「その割には俺より息があがってんじゃねーか」ニヤ

黒子「ハァ、ハァ……男女差、しかも高校生と中学生の差もありますのに、大人気ない猿ですの」

上条「……そういえばそうだな。悪い、白井が年下なのをすっかり忘れてたよ」

黒子「ま、まあわたくしの年上の方を敬わぬ態度にも、問題があったのは認めますが」アセアセ

上条「んじゃケンカはこれでお終いってことで、仲直りのしるしに」スッ

黒子「……仕方ありませんわね」ギュッ


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


初春「うわ、白井さんが男の人と握手してる! こ、これはスクープですよ!?」ピロリーン


337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/24(金) 22:18:51.21 ID:WSmLYYCD0

CASE 137 発覚


美琴「ねぇねぇ!」

禁書「なにかな?」

美琴「動物ビスケットが売ってる! うわー懐かしー」

禁書「かわいい形のビスケットだね」シゲシゲ

美琴「にゃんこやウサギさんのも入ってるのよ」

禁書「みこと、一つ買っていこう!」ワクワク

美琴「そうしましょうか……って、メール?」ゲコッ ゲコッ

禁書「誰から?」

美琴「んーと、友達から。初春さんっていうんだけ……ど」ピタ

禁書「どうかしたの?」

美琴「うう、うわ、ううわ……」プルプル

禁書「み、みこと……?」オロオロ

美琴「アイツが黒子と浮気してるぅぅーーーーーーーーーーー!!??」ガビーン


禁書「浮気って……。一応とうまはフリーなんだよ?」

美琴「い、いいでしょ別に!! 心はすでにこここ、恋人も同然なんだからっ!!///」カァァ

禁書「素直に甘えられるようになっても、やっぱり みことはみことなんだよ」ヤレヤレ

美琴「放っておいてよ、もう……///」モジモジ


338 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/24(金) 22:20:34.31 ID:WSmLYYCD0

CASE 138 共感


上条「――でさぁ、我が家は両生類に侵略されちまったんだよ」

黒子「まったくお姉様は……。わたくしがあれ程口をすっぱくして注意しておりましたのに」ゲンナリ

上条「やっぱ白井もおかしいと思うよな。御坂は可愛いけど、あのカエルはねーよ」

黒子「あれが許されるのは小学生までですの」ウンウン

上条「俺も注意するんだよ。『もうすぐ中三なんだから、そのカエルから卒業しろ』って」

黒子「そしてへそを曲げる、と」

上条「いいや、泣き落としにくる。第三位? なにそれおいしいの? ってな感じで」

黒子「マジですの!?」ガビーン

上条「ああ……残念ながらマジだ。さっきも言ったけど、嘘だと思うなら見に来いよ」

黒子「ではお言葉に甘えてお邪魔させていただきますの」

上条「それじゃあ家に帰るか。あいつらも帰ってるだろうし」


黒子「……上条さん」

上条「うん?」

黒子「率直に申しますが、お姉様をどう思っていますの?」

上条「前にも言った通りだよ」

黒子「御坂美琴と、その周りの世界を守る――でしたか」

上条「それと俺自身の手で御坂を幸せにする、ってのも追加しておいてくれ」シレッ

黒子「……今なんと?」

上条「そういやミカンがもう無いんだった。買って帰るかなー」

黒子「嘘だとおっしゃって!? そんなのはお姉様の妄想だと! 狂言だとおっしゃって!?」アワアワ

上条「御坂から何を聞いたのか知んないけど、妄想じゃないぞ? これは御坂と直接約束したし」

黒子「ぐっ、やはり殺すっ!! 抹殺してやりますの……って、どうして手を繋いでますの!?」ギュッ

上条「こうしてれば厄介な空間移動は使えないだろ?」

黒子「は~な~せ~! 離しやがれですのぉぉーーーーー!!」ジタバタ

上条「はいはい」

黒子「むきィィーーー!! 馬鹿にしてますわね!」プンスカ

上条「ははっ、これじゃどっちが猿だか分かんねーな」ヘラヘラ

黒子「ぐるる……わんわん!」

上条「そう切り返すの!?」ガビーン


339 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/24(金) 22:22:42.50 ID:WSmLYYCD0

CASE 139 新旧パートナー


禁書「私はインデックスっていうんだよ。仲良くしてくれると嬉しいな」ニコッ

黒子「……白井黒子と申しますの」ジー

禁書「え、えっと……」

黒子「どういう手口ですの?」

禁書「んと、何が?」オロオロ

黒子「正直におっしゃい! どのようにしてお姉様を攻略したんですのォォォ!!」ユッサユッサ

禁書「ななななな、何を言ってるのかななななな!?」クラクラ

黒子「妬ましいっ! お姉様と同衾しているなんてぇぇーーーーーー!!!」クンカクンカ

禁書「ひゃう!?」ビクッ

黒子「微かに香るこの匂いは!? お姉様の汗のにお…」


美琴「やめんかこの変態がああああああああああああああ!!!」シュッ

バキッ!!

黒子「あふんっ!?」パタリ

美琴「相変わらず変態なんだから、って黒子!?」

黒子「ああんっ! お姉様の麗しきおみ足……すぺすべのもっちもちですわぁ~♪」スリスリ

美琴「ちょ、ちょっと! やめなさいよ!?」ゾゾゾ



上条「うわー、変態だ……」ゲンナリ

禁書「とうまが連れてきたんでしょ! なんとかして!」プンスカ


340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/24(金) 22:24:34.55 ID:WSmLYYCD0

CASE 140 HENTAI


美琴「ねぇねぇ!」

上条「はいはい、今度はなんだ?」

美琴「なんだ? じゃないわよ!」

黒子「お姉さまぁ~ん♪ 類人猿など放っておいて、黒子と熱い夜を……ぐへへ、もう辛抱たまりませんわ~~!!」ギューッ

美琴「こらっ、黒子! あ、アンタも見てないで助けてよ!?」

上条「白井やめとけ。御坂が嫌がってるだろ」

黒子「断固拒否しま…」

上条「言っとくが、うちは変態お断りだからな?」

禁書「HENTAIさんは直ちに退出してもらうかも」

黒子「チッ」サッ


美琴「ふぅ……まったく、油断も隙もあったもんじゃないわね」ヤレヤレ

禁書「大丈夫?」

美琴「うん。インデックスは黒子に近寄っちゃダメよ?」ギューッ

禁書「わわっ!? み、みこと……お客さんの前で恥ずかしいんだよ……///」テレテレ


黒子「うがあああああああああッッ!!! なんですの!? なんなんですのォォーーーーー!?」ザクッ! グサッ!

上条「ちょ、おまっ!? なに床に鉄矢を刺してんの!?」ガビーン


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


美琴「少しは落ち着いた?」

黒子「落ち着いてられるわけありませんの! そもそも何故この殿方と同居していますの!?」ガァァ

美琴「許可なら取ってるわよ」

黒子「はぁぁ? あの寮監から? あり得ませんの」

美琴「……信じられないのも無理ないか。でも特別な事情があったから認められたの」

黒子「事情……ですの?」ハテ?

美琴「そう。……あれは年の瀬の頃、バカ母の爆弾発言から始まったのよ」


上条「何か語り始めたんですが……」

禁書「しーっ! 静かに!」


347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) 2012/02/25(土) 00:20:40.15 ID:VU+va6Ago
寮監は既婚オーラに負けそうだ

349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/26(日) 22:22:57.48 ID:PN+wAIsh0
諸般の事情により今回は地の文があります。
読みにくかったら申し訳ないっす。ではでは投下ー

350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/26(日) 22:24:15.38 ID:PN+wAIsh0

CASE 0 全てはここから始まった




美鈴「ママたち離婚するから」


御坂美琴は混乱の極みにあった。様々な事件に関わり、解決に導いた実績のある彼女をして冷静ではいられない。
それほどの破壊力を秘めた言葉が、母の口から飛び出した。


美琴「え……なに? 今日ってエイプリルフールだっけ?」

美鈴「やーねぇ、何を言ってるのよ美琴ちゃん。今は年末じゃない」


必死に現実逃避を試みる美琴に、御坂美鈴があっけらかんと現実を突きつける。母のそんな軽い態度に娘は激高する。


美琴「ちょ、ちょっと待ってよ!? 離婚するって、ええっ!?」

美鈴「美琴ちゃん、落ち着いて?」

美琴「これが落ち着いてられる状況かっ! い、いきなり離婚するなんて言われても訳分かんないわよ!」

??「まあまあ二人とも」


怒れる美琴とお気楽な美鈴のやりとりに待ったをかける第三者が現れた。誰あろう御坂旅掛その人である。


旅掛「突然の事だからね、美琴ちゃんが混乱するのも仕方ないことだと思う」

美琴「そう思うならっ!」

旅掛「だが既に決めた事なんだ。夫婦でしっかり話し合って結論を出したんだよ」

美琴「い、嫌だ。そんな……なんで? どうしてパパとママが別れなきゃいけないの!?」


諭すように語りかける旅掛を、美琴は頭を振りながら否定する。美琴は必死だった。普段は口や態度に表さないが
世間一般並みには両親を愛しているのだ。そんな娘の感情を知ってか、美鈴は美琴を優しく抱きしめる。


美鈴「大丈夫だから。ママもパパも美琴ちゃんを愛してるから」

美琴「……じゃあ離婚しないでよ」

美鈴「それは無理。ママもパパも納得してるもの」

旅掛「美琴ちゃんにはすまないと思ってる。しかし既にこの件はうちだけの問題じゃないんだ」

美琴「どういうこと……? ま、まさか誰かに脅迫されたりしてるの!?」


351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/26(日) 22:26:28.61 ID:PN+wAIsh0

旅掛の言葉に美琴は戦慄する。仲の良かった両親が突然離婚すると言い出し、それが家族内の問題に収まらないと言う。
美琴の脳裏に学園都市の闇が掠める。『妹達(シスターズ)』の件で世界の汚さと容赦の無さを知ったからこそ恐怖する。

――自分のせいで、両親が何らかの脅迫行為に晒されているのではないか、と。

そんな美琴の不安とは裏腹に、両親は一瞬顔を見合わせると盛大に笑い出した。


美琴「なっ、なに笑ってんのよ!」

美鈴「あっははは、美琴ちゃんったら漫画の読みすぎ! どんな飛躍をすれば脅迫なんて発想になるのよ」

旅掛「第一脅迫ごときに屈するパパだとでも思うのかい?」

美琴「うぐっ……」


これには美琴も黙らざるを得ない。両親は学園都市で行われた凄惨な実験など全く知らないのだ。


美琴「だ、だったら誰に迷惑がかかるのよ! その年になって運命の人に出会ったから別れますってんじゃあるまいし!」

美鈴「…………」

旅掛「…………」

美琴「どうして黙るのよ!? え、まさか本当に……?」


美琴の背中に嫌な汗が伝う。頬を桜色に染めてモジモジしている両親に、自分はとんでもない地雷を踏んだのでは? と不安が
押し寄せてくる。そこへ追い討ちをかけるように美鈴が口を開く。


美鈴「ママね……運命の人に出会っちゃったの///」

美琴「…………」

美鈴「最初は感じのいい人だなぁ~ってくらいだったのよ。でも何度も会ってるうちにね、その……///」


初心な乙女のように恥らう母を見るに耐えぬと視界から外す。これは酷い、いくらなんでもあんまりじゃないの? と頼みの綱である
父に目で訴えてみるが……。


旅掛「わっはっは、分かるぞぉ~。パパも女神に出会ってしまったからな!」

美琴「…………」

旅掛「久しく忘れていた情熱が蘇ってきたんだ。人妻なんて関係ないッ! 必ずものにしてやるってね!」

美琴「人妻って何考えてんだこらーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」


己の父によって家庭崩壊に追いやられたであろう一家に、心中で土下座をする美琴だった。


352 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/26(日) 22:28:52.89 ID:PN+wAIsh0


いくら悲観し嘆いても状況は変えられない。そう判断した美琴は、詳しい事情を聴くことにした。


美琴「離婚云々は置いといて、一体全体どういう状況なのよ」

旅掛「パパとママがお隣の上条夫妻にフォーリンラーブ! よっしゃ、略奪愛だぁぁぁ!! と乗り込んでみたら」

美鈴「刀夜さんたちもママたちにフォーリンラブでしたー♪ ってわけ」

美琴「……相手も頭がお花畑だったんかい。って、上条夫妻……?」

美鈴「そう! 美琴ちゃんの大好きな上条君のご両親よん♪」

美琴「は……はぁぁああああああああ!?」


母は今なんと言った? アイツの両親にフォーリンラブ?


美鈴「それでね? 美琴ちゃんは御坂美琴のままがいい? それとも上条美琴になりたい?」

旅掛「ちなみに当麻君は上条性のままらしいぞ」

美琴「バカ言ってんじゃないわよ! そんな漫画みたいな展開認められるわけないでしょーが!!」


罪悪感に押し潰されそうになる心を叱咤して美琴が吠える。こんなのはおかしい、世間が認めるはずがない。だから自分が止める。
何よりも、自分のヒーローである上条当麻を不幸にするわけにはいかない。そう決意した美琴に美鈴が囁く。


美鈴「いっそのこと上条美琴になればいいじゃない。そうすれば美琴ちゃんと上条君は兄妹になれるのよ?」

美琴「だから――」

美鈴「兄妹なら素直に甘えたり出来るんじゃないかしら? 今よりもっと仲良くなりたいんでしょ?」

美琴「…………」

美鈴「家庭の事情で不安定になってるから、気心のしれたお義兄ちゃんと暮らしたいって学校に申請してもいいのよ?」

美琴「アイツと一緒に暮らす……?」

美鈴「もうっ、アイツなんて他人行儀はダーメ! お兄ちゃん、兄さん、んー呼び捨てってのもありかもね」

美琴「当麻……お兄ちゃん……?」

美鈴「そうやって妹ポジションから少しずつ距離をつめていって、上条君をゲットすればいいのよ」

美琴「お兄ちゃんをゲット……」

美鈴「血の繋がりはないから将来的にも問題ナッシング! どう? 魅力的でしょう?」

美琴「うん、そうかも……ってんなわけあるかぁぁぁッ!!!」


悪魔の囁きにあっさり屈しそうな美琴だった……。


353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/26(日) 22:29:44.05 ID:PN+wAIsh0

所変わって上条家。居間はカオス空間へと変貌していた。例によって御坂夫妻と同じく、イカレたテンションで
息子に離婚を告げた上条夫妻。そのあんまりな理由に真剣にへこむ上条当麻は諦めの境地にいた。


上条「はぁ……もうお互いで話がついてるなら認めるしかないじゃねーか」

刀夜「流石は当麻! 理解があって助かるよ」

詩菜「ええ、ほんとうに」

上条「俺の事はどうでもいいんだよ。問題は御坂だ。あいつ……きっと傷ついてる」


上条の脳裏に美琴の絶望に染まった顔が浮かぶ。超能力者だの常盤台のエースだの関係ない、上条にとって美琴は
守ると誓った大切な存在だった。傷心であろう彼女を慰めるため、上条は席を立つ。


上条「んじゃ俺は部屋に戻るから」

詩菜「強行軍で疲れたでしょう? そのまま使えるようにしてあるから、ゆっくり休んでくださいね」

上条「サンキュー、母さん」


354 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/26(日) 22:31:12.73 ID:PN+wAIsh0

詩菜が言ったように、長らく主が不在だった部屋はキレイに手入れされていた。疲れきっていた上条は、ほこり一つない
ベッドに倒れこみながら携帯を取りだす。そして慣れた手つきで着信履歴を開き、御坂美琴へ発信する。


上条「……俺だって戸惑ってるんだ、女の子の御坂はきっと落ち込んでるよな」


鬱屈しそうになる気持ちをグッと押さえ込む。今は悲しんでいる場合ではない。自分よりもっと辛い思いをしている少女が
いるんだ、と上条は意識を携帯へと向ける。三度、四度とコール音が鳴り、五度目が鳴る手前で繋がった。


美琴『……もしもし?』

上条「上条だけど、今いいか?」

美琴『う、うん』


携帯から聞こえる美琴の声音にいつもの溌剌さを感じない。だがそれも当然だと上条は思う。大人びているとはいえ、美琴は
まだ中学生だ。そんな美琴に配慮して、上条は極力優しい口調を心がける。


上条「その……もう聞いたよな? 俺たちの親が、あー……別れるって、さ」

美琴『ッ……うん』

上条「明日は俺たちを含めた全員で話すらしいけど、その前にどうしても御坂と話しておきたかったんだ」

美琴『どうして……?』

上条「そんなの心配だからに決まってんだろ」


淀みない上条の返答に携帯から息を飲む気配が伝わる。


美琴『あ…あはは、アンタが私の心配なんて明日は槍でも降るのかしら?』

上条「御坂……」

美琴『気持ちはありがたいけど私なら平気よ。大体 一年中親元を離れてるんだから別に問題ないでしょ?』


355 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/26(日) 22:34:00.84 ID:PN+wAIsh0

美琴の言葉はもっともだと思う。上条も美琴も学園都市の学生だ。上条に昔の記憶は無いが、小学生から大学生まで
皆 学生寮で暮らしているのは知っている。ホームシックになる子供も存在するが、大半は親が傍にいない生活が平常なのだ。

ならば両親が離婚したとして何か問題があるのか、と御坂美琴は問う。

その問いの明確な答えを上条はもち得ない。……しかしだ、それは感情を排した論理で、感情によって動く上条を納得させる力など無い。


上条「問題ないハズあるかよ! 現にお前、落ち込んでるじゃねーか!」

美琴『ッ!?』

上条「無理に取り繕うなよ。嫌なら嫌って言えばいいんだ。溜め込んだままじゃ絶対しこりが残っちまうぞ!」

美琴「…………」

上条「あ……わ、悪い。急に怒鳴っちまって……」

美琴『……ううん、嬉しかった。そ、その……私のために怒ってくれたんでしょ?』

上条「別に御坂のためってわけじゃ……ただ俺がムカついたから、ってなんでいい訳してんだ俺は!?」

美琴『私が知るわけないでしょうが。もう、バカなんだから』


電話口からクスクスと美琴の笑い声が聞こえてくる。上条はホッと一息吐くと、気を取り直して美琴に話しかける。


上条「まああれだ、もっと落ち込んでるかと思ってたけど、いつものお前で少し安心したよ」

美琴『ふふん、美琴センセーを舐めんなっつの。両親が納得してるなら、私は祝福してあげるわよ』

上条「はは、意外と逞しいな」

美琴『まあねー。……メリットだってあるし』

上条「メリット? リンスインシャンプー?」

美琴『アンタと兄妹になるのも悪くないって思ったの!』

上条「そっか、そういうのもアリかもなぁ……って兄妹!?」

美琴『だって私が母について行ったら上条美琴になるのよ? そうしたらアンタは私のおに、お、お……お兄ちゃんになるじゃん……』


蚊の刺すような声で爆弾を投下する美琴。そして上条は混乱の極みにあった。


356 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/26(日) 22:35:31.04 ID:PN+wAIsh0

上条「た、たしかにそうだけど! え、御坂が上条さんの妹!? いやそれなら御坂当麻に俺はなる!」

美琴『ちょっと落ち着きなさいよ』

上条「なんでお前はそんなに冷静なんだよ!?」


上条はてっきり美琴は父方について行くと思い込んでいた。なのでこれは完全に想定外だ。御坂が妹ォ? としきりに首を捻っている。
美琴を元気付けるために電話したハズなのに、本末転倒だった。


美琴『私だって混乱してるわよ。でも現実を正しく認識するのも大切でしょう?』

上条「そりゃそうだが……御坂が妹とか。うわぁ……」

美琴『な、なによ! 私じゃ不満だっていうの!?』

上条「…………」


上条の脳内で御使堕し(エンゼルフォール)の時の美琴が再生される。屈託の無い笑顔で上条にじゃれつく美琴。
うん、全然ありだと思う。上条はそう結論した。


美琴『もしもーし? アンタ寝てんの?』

上条「な、なあ御坂。ちょっと頼みがあるんだけど」

美琴『は、なによ?』

上条「お兄ちゃん♪ って呼んでみてくれないか?」

美琴『…………』

いたたまれない空気が携帯を挟んで漂っていた。

上条「今の無し!? 気の迷いなので忘れてくださいぃぃぃ!!??」


あまりの痛さに上条が絶叫する。一人っ子だから兄妹に憧れがーとか、隣人の義妹萌えが感染したんだ俺は悪くないーとか
意味の分からない釈明をする上条。その言い訳の嵐を止めたのは、美琴の一言だった。


美琴『お……お兄ちゃん……?///』

上条「~~~~~~ッッ!!?」


まるで気弱な病弱系妹の囁くような『お兄ちゃん』に上条当麻は撃ち抜かれた。同時にこれは不味いと自覚した。
これは麻薬だ、味を占めたが最期、時速300kmでシスコン街道を爆走してしまう!? そう上条の本能が警告していた。


357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/26(日) 22:36:47.11 ID:PN+wAIsh0

上条「…………」

美琴『どうしたの、お兄ちゃん?』

上条「ダメだっ!! お兄ちゃん禁止! こんなんじゃ上条さんがおかしくなっちゃいます!?」

急な上条の狼狽に一瞬面食らう美琴だったが、そこは第三位。鍛え抜かれた明晰な頭脳が、ここは攻め時だと判断する。
母親譲りの悪い笑みを浮かべると、畳み掛けるべく攻勢を開始した。


美琴『ねぇねぇ! 何がダメなのお兄ちゃん?』

上条「ぐはっ!?」

美琴『ねぇってばぁー、教えてよお兄ちゃん♪』

上条「キャラ変わりすぎだろお前!? いつものビリビリは何処に行っちまったんだ!?」

美琴『ひ、酷い……私には上条美琴っていう名前があるのに……。お兄ちゃんは私のこと嫌いなの……?』

上条「ごめん、そんなつもりじゃ……って誰が上条美琴だ!? お前は御坂だろうが!!」

美琴『あははは、いいじゃん別に。つーかアンタの妹になるってのも楽しそうねえ』

上条「勘弁してくれ……」


溜息を零しながら不幸だ、と呟く上条。初めて上条をやりこめた喜びと、素直に想い人と話せている喜びとで絶好調な美琴。
二人の間には最早、両親のトンデモ離婚に対する悲壮感や憂いは無かった。

この空気がさせたのか、はたまた美琴が勇気を振り絞ったのか、または両方かは定かでないが、二人の関係を激変させる言葉を
美琴が放った。


美琴『こんな風にバカやりながら、アンタと一緒に暮らしたいなぁ……』

上条「……へ?」

美琴『ねぇねぇ、学園都市に帰ったらさ、その……アンタの部屋に行きたい』

上条「そ、それはまあ、構わないけど」

美琴『そしてね? 出来れば居候させて欲しいなぁ……なんて///』

上条「無理無理っ! 絶対無理です!! うちにはすでに二匹も居候がいるんです!」

美琴『……ダメ?』

上条「うぐぅ……だ、ダメじゃないけど無理だろ。常盤台って校則が厳しいらしいじゃねーか」


358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/26(日) 22:37:56.42 ID:PN+wAIsh0

半ば落とされかかっている上条は常識の壁に縋った。何せ常盤台はお嬢様学校だ。こういえば美琴も大人しく諦めるだろうと
上条は考えた。仮に諦めなくても校則の壁は越えられまい、そう確信した。


美琴『じゃあ学校から許可が下りたらいいの?』

上条「ああいいとも。美鈴さんや学校を説得したなら、同居だろうがなんだろうが認めますことよ」

美琴『ふっふーん、今の言葉、忘れるんじゃないわよ♪』


結果から言うと上条の目論みは外れた。家庭の事情と(上条が原因の)漏電現象を盾に、美琴は常盤台を説き伏せたのだ。
第三位を封じ込める術を持つのが、上条だけだったのも功を奏した一因だった。

上条当麻は御坂美琴の性分を見誤っていた。ハードルが高ければ高いほど、それを乗り越えようとする彼女の在り方を……。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇



美琴「――という流れで今に至るってわけ」

黒子「あり得ませんの!! そんなママレードな展開があってたまりますかっ!!」ガァァ

美琴「嘘じゃないわよ、ねぇ?」

上条「……コメントは差し控えさせていただきます」ゲンナリ

禁書「大体あってるんだよ」

黒子「マジなんですの!? 本当に上条美琴お姉様になってしまわれたんですのっ!?」

美琴「えへへ……て、照れちゃうわね///」カァァ

黒子「いやあああァァァッ!!? 後生ですから否定してくださいましぃぃぃ!!!」ギャース

禁書「じゃあ次は私とみことが仲良くなっていく過程を克明に…」

黒子「さらに追い討ちをかけるつもりですの!? 死体を蹴るが如く残酷な仕打ち!?」

美琴「最初はそりが合わなくて大変だったわよね」クスッ

黒子「聞きたくない! 聞きたくありませんのお姉様あああああああ!?」イヤイヤ


禁書「本当はまだ籍を移したりしてないから『みさか』のままなのにね?」

上条「理解してるなら白井を弄って遊ぶなよ……」


371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2012/02/28(火) 01:49:42.17 ID:BFp1RtYAO

このバカ夫婦はひどいwwwwwwwwww

374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/28(火) 19:45:32.27 ID:SLkqaKFy0

CASE 141 定期考査


美琴「ねぇねぇ!」

上条「はいはい、今度はなんだ?」

美琴「もうすぐ定期考査だけど捗ってる?」

上条「……そ、それなりに」フイッ

美琴「こら、目を逸らすな!」

上条「は…ははは、大丈夫。多分赤点は免れそうだから」

禁書「志が低すぎるんだよ」ヤレヤレ

上条「いやいやインデックスさん、人には分相応というものがありましてね?」

美琴「いい訳しないの! テストまでまだ時間があるんだから努力するのよ!」

上条「えー」

美琴「私たちが見てあげるからテキストを出しなさい」

上条「はいはい……」ガックリ


375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/28(火) 19:46:14.42 ID:SLkqaKFy0

CASE 142 現国


美琴「ねぇねぇ」

上条「はいはい、今度はなんだ?」

美琴「……アンタ真剣に考えてる?」

上条「当たり前だろ。上条さんにふざけてる余裕なんてありませんよ」

禁書「問1 はかない、を漢字に変換し例文を作成しなさい」

上条「僕の友人は健康のためにパンツを穿かない」キリッ

美琴「…………」ポカーン

禁書「問2 問1の類義語を書きなさい」

上条「脱ぐ、もしくはキャストオフ!」キリッ

美琴「……アンタがアホなのはよくわかったわ」ゲンナリ


376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/28(火) 19:46:53.06 ID:SLkqaKFy0

CASE 143 数学


美琴「ねぇねぇ」

上条「…………」

美琴「ねえってばー!」

上条「…………」

美琴「そこ間違ってるわよ!」

上条「…………」

美琴「無視しないでよ、ねえ!」ユッサユッサ

上条「サイン、コサイン、タンジェント? ワカラナイ、シラナイ、コムギコカナニカダ」プスプス


禁書「きゃあああ!? とうまの頭がショートしてるんだよ!?」ガビーン


377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/28(火) 19:48:01.44 ID:SLkqaKFy0

CASE 144 日本史


美琴「ねぇねぇ」

上条「はいはい、今度はなんだ?」

美琴「次は日本史だけど大丈夫……?」

上条「日本史には自信があるぜ!」

美琴「ほほう、それじゃ年表の語呂合わせいってみましょうか」

上条「なんと大きな平城京遷都!」

禁書「710年だね」

上条「鳴くようぐいす平安京!」

美琴「これは基本よね」

上条「いい国作ろう鎌倉幕府!」

禁書「武士の時代の幕開けなんだよ」

上条「いざ都に行かん室町幕府!」

美琴「1338年室町幕府の成立ね」

上条「いちごパンツだ☆本能寺の変態!」

美琴「1582年本能寺の……苺パンツってアホかーーーーーーー!!!///」ガァァ

上条「覚えやすいだろ?」ドヤッ

美琴「~~~~~~~~~ッッ!!///」ポカポカ

上条「いてっ、なんで叩くんだよ!?」


禁書「さすがデルタフォースの一角なんだよ……」ゲンナリ


378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/28(火) 19:49:36.13 ID:SLkqaKFy0

CASE 145 化学


美琴「ねぇねぇ」

上条「はいはい、今度はなんだ?」

美琴「元素周期表はちゃんと覚えてる?」

上条「完璧にバカにしてやがるな中学生……」

美琴「ふふん、悔しかったら答えてごらん?」ニヤニヤ

上条「えっとたしか……Hでリッチなミコっちゃん、ルビーせしめてフランスへ」

美琴「誰がえ、エッチだこらーーーー!!///」カァァ

上条「あ、K子さんだったっけ?」シレッ

美琴「わざとらしいのよ、この! このっ!!///」ポカポカ

上条「おやおや、人の寝床に潜り込んでくるのはエッチなのでは?」ニヤニヤ

美琴「そ、それは……だって……///」モジモジ

上条「だって?」

美琴「き…気持ちいいんだもん……///」

上条「ぶふっ!? お、おまっ、言い方考えろよ!?」

美琴「アンタが言わせたんでしょーが! このバカっ!!///」


禁書「これはもう赤点は免れないかも」ヤレヤレ


379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/28(火) 19:50:35.57 ID:SLkqaKFy0

CASE 146 保健・体育


美琴「この変態っ!///」

上条「いきなりなんだ?」

美琴「私とインデックスが居るんだから少しは気を遣いなさいよ!///」

上条「は……?」

禁書「保健の勉強は一人でやって欲しいかも……///」カァァ

上条「なになに、卵巣から吐き出された卵子が子宮の…」

美琴「わざとか!? わざとだろこのバカあああああああああああああ!!!///」シュッ!


ゴキッ!!!


上条「ごっ、がッ!?」バターン

美琴「ハァ…ハァ……///」

禁書「す、すごい音がしたけど大丈夫かな……?」オロオロ

美琴「自業自得よ! もう……///」


380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/28(火) 19:51:53.31 ID:SLkqaKFy0

CASE 147 政経


美琴「ねぇねぇ」

上条「はいはい、今度はなんだ?」

美琴「モンテスキューって可愛いと思わない?」

上条「…………」

美琴「特に語尾の『きゅー』ってのが鳴き声みたいよねー」

禁書「きゅー?」ハテ?

美琴「きゅきゅきゅー!」

禁書「きゅきゅ!?」ビクッ

美琴「きゅー!」ウンウン


上条「お前らにだけはバカって言われたくねえ」ヤレヤレ


381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/28(火) 19:53:04.77 ID:SLkqaKFy0

CASE 148 試験当日



小萌「それでは始めてくださーい」


上条(こ、これは……!?)

カリカリ

上条(分かる、分かるぞ!)

カリカリ

上条「上条さんにも問題の答えが分かる!」


小萌「しゃらーっぷですよ! 試験中はお静かに!」メッ


上条「は、はい、すみません」

カリカリ

上条(怒られてしまったが、まあいい。それより今はテストだ)

カリカリ

上条(やれる、やれるじゃないか!)

カリカリ

上条(フフ、フハハ……フーハハハハハハ!!!)ニタァァ


小萌「ひぃ!? か、上条ちゃんの顔が大変なことになってます!?」ビクビク


382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/28(火) 19:54:45.12 ID:SLkqaKFy0

CASE 149 虫食い


美琴「ねぇねぇ!」

上条「はいはい、今度はなんだ?」

美琴「テスト、どうだった?」

上条「フフフ、聞いて驚け! なんと解答欄を全て埋めてやったわ!」ドヤッ

美琴「はい……?」

禁書「すごいんだよ! いつもは虫食いだらけなのに!?」

上条「そうだろうそうだろう。上条さん自身、驚きを隠せません」

禁書「これで赤点は回避できそうだね!」

上条「ありがとう、インデックス。御坂も手伝ってくれてサンキューな!」ニコッ

美琴「え、ええ」

禁書「今日はお祝いなんだよ! とんかつが食べたいかも!」

上条「いいですとも!」


美琴(だ、大丈夫なのかしら? ……不安しか感じないんだけど)


383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/02/28(火) 19:57:17.18 ID:SLkqaKFy0

CASE 150 圧倒的な差


小萌「それではテストを返却しまーす」


上条(確かな手応えを感じた。何も不安は無いはずだ!)

小萌「上条ちゃーん」

上条「はい!」

小萌「いい返事ですねー。テストのほうは――」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


美琴「ねぇねぇ!」

上条「……なんですか」ドンヨリ

美琴「うわっ、アンタ負のオーラが出てるわよ」

上条「そりゃそうですよ。こんな結果じゃあ、ねえ?」スッ

美琴「ええっと……保健以外 全部39点!?」ガビーン

禁書「ひぃぃ!? 妖怪一足りないが大繁殖してるんだよ!?」

上条「ケアレスミスやら解答欄が一個ずれてたやら、はは、もう笑うしかねーよ……」ズーン

禁書「久しぶりに不幸体質が炸裂したんだね……」

美琴「お、落ち込まないでよ。テストなんかじゃアンタの良いトコなんて計れないんだし」

上条「御坂……」

美琴「私もインデックスも、アンタが本当は凄いヤツだって知ってるから、ね?」ニコッ

上条「……因みにお前は何点だったんだ?」


美琴「……………………………………満点」ボソッ

上条「ちっくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」ブワワ

禁書「とうま、ふぁいと!」


386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/02/28(火) 20:44:16.55 ID:QuhPEhpDO
保健は何点だったんだww

388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2012/02/28(火) 22:25:28.41 ID:BFp1RtYAO

ルルーシュかよwwwwwwww

ただルルーシュとは圧倒的に違う頭の出来wwwwww

399 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/02(金) 19:26:31.64 ID:qMLTgseZ0

CASE 151 雪


美琴「ねぇねぇ!」

上条「はいはい、今度はなんだ?」

美琴「外めっちゃ雪降ってるわよ」ワクワク

禁書「積もるかな」ワクワク

上条「えー、積もらないほうがいいだろ。歩きづらいし、野菜の値段は上がるし」

美琴「所帯じみたこと言わないでよ」ヤレヤレ

禁書「そうなんだよ。とうまはもっと情熱を持つべきかも!」

上条「……なんでボロカスに言われてんだろ、俺」

美琴「とりあえず雪だるまは作るとして、何して遊ぼっか?」

禁書「うんとね、スキーがしたいんだよ」

上条「どんだけ積もらす気だ。スキー出来ちまうくらい積もったら、そもそも外に出れないから」

禁書「じゃあ雪合戦は?」

上条「却下。お前らが上条さんをフルぼっこにする光景が鮮明に…」

美琴「それ採用っ!」

禁書「やったぁー♪ 二人でとうまをやっつけようね」キャッキャッ

美琴「雪球を超電磁砲で乱れ撃ってやるわ!」キャッキャッ


上条「なんで上条さんを倒すのが前提になってんだよ!?」ガビーン


400 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/02(金) 19:27:31.55 ID:qMLTgseZ0

CASE 152 遠足の前日


美琴「ねぇねぇ!」

上条「……んぁ? ふあぁぁーーー……なんだよ真夜中に……」ショボショボ

美琴「雪が積もるって考えてたら、興奮して寝れなくなっちゃった」ワクワク

禁書「私もー」ワクワク

上条「ガキかお前ら……いや、ガキだけど」ゲンナリ

美琴「こんなの劇場版ゲコ太の封切り前以来よ。うぅ~♪ 楽しみね~」

上条「いいから寝なさい」

電磁目録「「はぁーい♪」」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


上条「ぐぅ……ぐう……」スヤスヤ

美琴「ねぇねぇ、寝ちゃった?」

上条「すぅ……すぅ……」スヤスヤ

禁書「ぐっすり寝てるね」

美琴「もう積もったかな。……ちょっとだけベランダに出てみない?」ウズウズ

禁書「うん!」


401 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/02(金) 19:28:23.76 ID:qMLTgseZ0

CASE 153 凍える吹雪


禁書「わぁー、辺り一面が真っ白なんだよ!」

美琴「それじゃあ開けるわよ」カラカラ


ビュオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!


禁書「みみみみみみみみみみこと!?」ブルブル

美琴「ななななななななななにかしら!?」ブルブル

禁書「さささ寒すぎて、顔が痛いんだよ!?」ガタガタ

美琴「あ、あはは……ぱ、パジャマしか着てないもんね。てか吹雪いてる!?」ガビーン


上条「さむっ!?」ビクッ


402 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/02(金) 19:29:43.30 ID:qMLTgseZ0

CASE 154 おしくらまんじゅう


上条「なあ?」

美琴「んぅー、あったかぁーい///」ヌクヌク

禁書「冷えたからだに心地いいね♪」ヌクヌク

上条「何故にお二人は上条さんの布団に潜り込んでやがりますか?」

美琴「だって寒いんだもん///」

禁書「私たちのお布団がね? ベランダに出てる間に、すっかり冷えちゃったんだよ」

上条「それくらい我慢しろよ! シングルに三人って、ぎゅうぎゅうじゃねーか!?」ギュウギュウ

美琴「い、いいじゃない。アンタだって暖かいでしょ!///」ギュウギュウ

禁書「ちょっと、とうま!? もっと詰めてくれないとはみ出ちゃう!」ギュウギュウ

上条「クソッ、じゃあ俺が御坂の布団で寝ればいいんだろ!」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


美琴「すぅ……すぅ……」スヤスヤ

禁書「むにゃ……むにゃ……」スヤスヤ


上条「うう、さみぃー……風呂場よりマシかもだけど」ガクブル

スフィンクス「にゃーん」ゴソゴソ

上条「おおっ!? スフィンクス、あったけー!」モフモフ

スフィンクス「にゃあ♪」ゴロゴロ

上条「にしても雪合戦ねぇ。せめてもう一人居ればボコられずに済みそうなんだけどなぁ」フム


403 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/02(金) 19:31:22.03 ID:qMLTgseZ0

CASE 155 銀世界


美琴「ねぇねぇ!」

上条「はいはい、今度はなんだ?」

美琴「見事に積もったわねー。これが本当の銀世界ってヤツかしら」

上条「うわ、太陽の光を反射してんのか? スゲー眩しい」

禁書「スフィンクスも一緒にお出かけしよう?」

スフィンクス「にゃ!? にゃにゃにゃー!?」フルフル

上条「嫌がってるじゃねぇか。スフィンクスは留守番だ」

美琴「肉球が霜焼けになったら可哀想だもんね」

禁書「むー、そういうことなら仕方ないんだよ」

スフィンクス「にゃー」ホッ


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


打ち止め「ねぇねぇ! お外に雪が…」ワクワク

一方通行「却下」

打ち止め「もうっ!! お話は最後まで聞いて! ってミサカはミサカは憤慨してみたり!」プンスカ

一方通行「聞くまでもねェ。寒い、ダルい、めンどくせェ。外出しない三拍子が揃ってンだろうが」

打ち止め「いいもん! 番外個体に…」チラッ

番外個体「だが断る」

打ち止め「またなの!?」ガビーン

番外個体「誰が好き好んで雪中行軍すんの? そんなのアホとその保護者くらいのもんだっつの」

打ち止め「でもでも雪だるまが作れちゃうんだよ、ってミサカはミサカは必死に説得してみる!」アセアセ


番外通行「「興味ないしー」」


打ち止め「うわぁぁん、ちくしょー、もう頼まねえよぉぉ!! ってミサカはミサカは捨て台詞を吐いて飛び出してみたりぃぃ!」テッテッテ


404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/02(金) 19:32:10.66 ID:qMLTgseZ0

CASE 156 御神体


美琴「ねぇねぇ!」

上条「はいはい、今度はなんだ?」

美琴「じゃーん! 見てよ、この等身大ゲコ太像(雪だるま)」ドヤッ

上条「……無駄にクオリティーが高いな」

禁書「みことの能力を余すとこなく発揮して作ったんだよ。ほら、表面がこんなに滑らか!」

上条「チェーンソーもどきで削ったんかい。なんつー能力の無駄遣いだよ……」ゲンナリ

美琴「ふふん、どこぞの雪祭りに出展してもいい出来栄えね」

禁書「むしろ御神体として部屋に持って帰りたいかも」アリガタヤ

美琴「それ採用っ!」クワッ

上条「やめて!? お願いだからお持ち帰りは勘弁して!?」



打ち止め「あっ!」テクテク


405 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/02(金) 19:33:10.00 ID:qMLTgseZ0

CASE 157 お一人様追加


打ち止め「わあぁ、ゲコ太だぁー、ってミサカはミサカは感嘆の溜息を零してみたり」ホッコリ

美琴「あら、打ち止めじゃない」

上条「一方通行たちは一緒じゃないのか?」

打ち止め「聞いてよ、あの二人ってば寒いから外に出たくないーって引き篭もってるの! ってミサカはミサカは告げ口してみる」プンプン

上条「ああ……気持ち分かるわー。出来れば俺もそうしたかった」シミジミ

美琴「だーめ! こんなに雪が積もるなんて滅多にないんだから、今日は遊び倒すの!」

上条「はいはい、御坂はわがままだなぁ」ヤレヤレ

禁書「ふふっ、なんだかんだ言っても付き合ってくれるんだね♪」クスクス


打ち止め「いいなぁー……くしゅんっ!」

上条「寒いのか? 仕方ねーなぁ」クルクル

打ち止め「ま、マフラー? ってミサカはミサカはされるがままだったり」

上条「風邪引いたりしたら大変だからな。貸しといてやるよ」ナデナデ

打ち止め「ありがとう! 素敵なゲコ太マフラーね、ってミサカはミサカはお礼と感想を伝えてみたり♪」キャッキャ

上条「いえいえ、どういたしまして……」ゲコタテブクロ ソウビチュウ


禁書「お一人様追加なんだよ!」


406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/02(金) 19:35:52.93 ID:qMLTgseZ0

CASE 158 雪合戦


打ち止め「それっ♪」ポイッ

禁書「今までの とうまの回避パターンだと次は……そこかもっ!」ポイッ

美琴「どうかしら? 音速の三倍でかっ飛んでいく雪球の味はっ!!」バシューー!!


上条「ちょっ、三対一とか卑怯だろ!? つーか御坂は自重しろ!!」ヒラリ


禁書「一発も当たらない!?」

美琴「なんつー逃げ足よ! こっちは全力全開だっていうのに!」


上条「伊達に今日まで生き延びてねーんだよ。……ッ、今だ、打ち止め!!」


禁書「へ?」

打ち止め「チャーンス♪ ヒーローさん、今だよ、ってミサカはミサカはお姉様に抱きついて足止めしてみたり!」ギューッ

美琴「ま、まさか裏切り……!?」ギョッ


上条「ナイス打ち止め! おらぁッ、反撃開始だあああああああああ!!!」ポイッ ポイッ ポイッ ポイッ ポイッ ポイッ ポイッ


美琴「きゃふっ!? ちょっ、ぷへっ!? 顔を狙うのは反則…っぷはっ!?」ビスッ ビスッ ビスッ ビスッ ビスッ

禁書「ラストオーダーが伏兵だったなんて……!」ギリッ

打ち止め「ふっふっふ、敵は目の前だけとは限らないよ、ってミサカはミサカは勝ち誇ってみる」ドヤッ


上条「前提条件は全てクリアだ! インデックス、降伏するなら今のうちだぞ?」ポイッ ポイッ ポイッ ポイッ ポイッ ポイッ ポイッ


禁書「くぅぅ! とうまのくせに狡猾なんだよ!」プンスカ

美琴「にゃぷっ!? こ、降参するから、へぷっ!? もう許し、ひゃぁん!? 冷たぁぁーーい!?」ビスッ ビスッ ビスッ ビスッ ビスッ


407 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/02(金) 19:38:12.63 ID:qMLTgseZ0

CASE 159 激怒


番外個体「ねぇねぇ」

一方通行「ああン?」

番外個体「ゆ~き~やコンコン、あ~ら~れ~やコンコン、って歌があるでしょ?」

一方通行「あァ」

番外個体「あの歌でいうと、最終信号ってまるっきり子犬そのものだと思わない?」

一方通行「雪が積もってンのに、ちょこちょこ走り回るしなァ」ヌクヌク

番外個体「そんでもってコタツでヌクヌクしてるミサカたちは、さしずめ猫ってとこかな?」ヌクヌク


ブチッ


一方通行「……今なンつった?」ギロッ

番外個体「あ、あれ? なんでそんなにキレてるの!?」オロオロ

一方通行「俺やオマエが猫ちゃンだと……?」ワナワナ

番外個体「え、うん」

一方通行「ンなわけねェだろォがクソボケがァァァァァッ!!!!」ガァァ

番外個体「へあっ!?」ビクッ

一方通行「猫ちゃンはなァ……可愛くて、気高くて、何者にも媚びねェ……正に自由と正義の象徴なンだ!」クワッ

番外個体「へ……えぇっ!?」

一方通行「俺たちみてェな悪党と同一視してンじゃねェぞ!! 謝れっ! 全ての猫ちゃンに謝りやがれ!!」プンスカ

番外個体「み、ミサカ、わけわかんないよ!?」アウアウ

一方通行「わかンないで済ンだら風紀委員は要らねェンだよ! オラっ、スフィンクスちゃンのチャームポイントを言ってみろ」

番外個体「えっと、えっと……毛並みが綺麗なとこ?」オズオズ

一方通行「バカかオマエは! 全部だろォが、全部! ピンポイントに絞れるとか自惚れてンじゃねェ!!」

番外個体「理不尽だああああああああああああああああああ!!??」ガビーン


408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/02(金) 19:39:50.84 ID:qMLTgseZ0

CASE 160 大勝利


打ち止め「ねぇねぇ! ってミサカはミサカはヒーローさんの袖を引っ張ってみたり」クイクイ

上条「ん、なんだ?」

打ち止め「作戦通り、ミサカたちの大勝利だね、ってミサカはミサカはお姉様を破った快挙に大興奮!」

上条「たまには勝っておかないと、年上としてのメンツがあるからな」


美琴「あんな騙まし討ちで、勝ち誇ってんじゃないッくちゅん!!」ブルブル

禁書「へくちっ! うう、大人気ないんだよ……」ブルブル


上条「負け犬の遠吠えが心地いいですなー、打ち止めさん?」ニヤニヤ

打ち止め「まったくどすなぁ、ヒーローさん、ってミサカはミサカは勝利の美酒に酔ってみたり♪」ニヤニヤ


美琴「くっそー、誰が負け犬ですってぇぇぇッ!!!」ガァァ

禁書「…………」ジー

美琴「インデックス! あんたも何か言い返して……って、どうしたの?」

禁書「雪にね? カキ氷のシロップをかけたら美味しそうかも……」ジュルリ

美琴「と、唐突ね……」

禁書「みこと! シロップを買いに行こう!」グイグイ

美琴「ちょちょ、ちょっと!? アンタも見てないで止めなさいよ!?」ズルズル


打ち止め「……雪って食べれるの? ってミサカはミサカは疑問を呈してみる」

上条「さ、さあ?」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


一方通行「どうだ? 少しは猫ちゃンの可愛さが理解出来たか?」

番外個体「はい……」

一方通行「ン、ならいい」ウンウン

番外個体「……(どうして土曜日のにゃんこを三時間もぶっ通しで鑑賞させられてんだろ……? てかどんだけ撮りだめてんだよ第一位!)」


410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2012/03/02(金) 20:27:04.22 ID:MnpdHB2AO
上条さん………ブリタニアの捨てられた王子様が完全に乗り移っちまってる……

413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/03/02(金) 22:49:34.51 ID:3fy8FBfq0
一方通行、猫好きにもほどがあるw

423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/04(日) 22:41:57.01 ID:+q15P6kk0
ゲンナリ
CASE 161 過保護


番外個体「ねぇ、第一位」

一方通行「ああン?」

番外個体「さっきから上位個体がネットワークから切断されてるんだけど」

一方通行「!?」ガタッ

番外個体「自分の意志じゃないっぽいね。もしかして誘拐…」

一方通行「出かける」カツ、カツ、カツ

番外個体「あひゃ♪ 流石ロリコン! 行動がはやーい☆」ニヤニヤ


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


上条「……ったく、雪が積もってんだから、きちんと靴に防水処理しなきゃダメだろ?」

打ち止め「高いたかーい♪ ってミサカはミサカは大はしゃぎ!」キャッキャ

上条「聞いちゃいねえ……」


美琴「いいなぁ……おんぶ」

禁書「あとで頼んでみたら?」ニヤニヤ

美琴「うん、そうする」キッパリ

禁書「照れなくても……って、ええっ!?」ガビーン


打ち止め「ハイヨー、と馬ー! ってミサカはミサカは命令してみたり♪」

上条「ニュアンスがおかしい! と馬じゃなくて当麻だからな!?」


424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/04(日) 22:43:29.66 ID:+q15P6kk0

CASE 162 ひな祭り


美琴「ねぇねぇ!」

上条「はいはい、今度はなんだ?」

美琴「そういえば今日ってひな祭りよ」

禁書「とうまとうま! 雛あられが食べたいんだよ!」ジュルリ

上条「そんじゃ買って帰るか。んで、晩飯はちらし寿司にすっか」

禁書「ピンクの甘いのも入れる!?」

美琴「桜でんぶね。もちろん入れるわよ」

禁書「やったぁー♪ ラストオーダーも一緒に食べようね」ニコニコ

打ち止め「そうしたいけど、あの人に連絡しないと心配かけちゃうから、ってミサカはミサカは……」オズオズ

上条「一方通行には俺からメールしておくから心配すんな」

打ち止め「うん!」


美琴「でもおかしいわね。ミサカネットワークを使えば番外個体とも連絡とれるんでしょ?」ハテ?

打ち止め「う~ん、さっきからネットワークに接続できないの、ってミサカはミサカは頭を捻ってみたり」


425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/04(日) 22:44:32.70 ID:+q15P6kk0

CASE 163 タクシー


番外個体「ねぇ、第一位」

一方通行「ああン? クソガキを見つけたのか?」

番外個体「いや、まだだけど。闇雲に探しても効率悪いじゃん? なんかいい手はないかな?」

一方通行「……タクシーを呼ぶ」pipi


結標『もしもし……? あなたから電話なんて珍しいわね』

一方通行「第七学区セブンスミスト前まで来い」

結標『はぁ?』

一方通行「いいから来い。駄賃に動物ビスケットをやるからよ」

結標『ケンカ売ってるの?』イラッ

一方通行「あァ? 俺に格下を嬲る趣味は無ェっつっただろうが。物覚えが悪すぎねェか、三下ァ?」

結標『聞いた覚えないわよ! 誰かと勘違いしてるんじゃないの?』

一方通行「三下(女)なンざ一々把握してられっか。三下(男)だけでも覚えるのがだりィってのによ」

結標『ああそう、でも生憎私も暇じゃないの。他をあたって』pi


一方通行「チッ、切りやがった」

番外個体「ミサカが言うのもアレだけどさ、切られて当たり前だと思うよ?」

犬「ワンワン!」フリフリ

一方通行「おォ、お隣さンちのポチじゃねェか。わりィな、今は食い物を持ってねェンだ」ナデナデ

ポチ「くぅーん……」

一方通行「少し待ってろ。そこのコンビニでジャーキーを買ってやるからよ」


番外個体「……その優しさを人間にも向けるべきじゃないかなぁ。まあミサカには関係ないけどさ」


426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/04(日) 22:45:16.24 ID:+q15P6kk0

CASE 164 風紀委員


番外個体「ねぇ、第一位」

一方通行「ああン? 今度こそクソガキを見つけたのか?」

番外個体「違うけど。そこの風紀委員に聞いてみたら? 写メくらい持ってるんでしょ」


黒子「お呼びになりました?」

一方通行「あァ、迷子を捜してンだ。このガキなンだが、見てないか?」スッ

黒子「ふむふむ、この女の子ですのね……って! こ、この子はっ!?」ズキューン!

番外個体「あ、すっごい嫌な予感」

黒子「ムッハァァーーーーーーッ!! まるで小さなお姉様ではありませんか!? ああっ、こちらには大きなお姉様が!?」ハァハァ

番外個体「げっ、キモっ」ゾゾゾ

黒子「これは夢にまで見たお姉様パラダイス!? まずは大きなお姉様から頂きますのォォーーーー!!!」ピョーン

番外個体「うわっ、こっちくんな!」ビリビリ!

黒子「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!? お姉様とは微妙に違う電撃がががッ!?」シビビビ

番外個体「あんまり効いてない!? 何コイツ、電撃に耐性でもあるの!?」

黒子「黒子にとって、お姉様の電撃は寧ろご褒美ですのよ」ハァハァ

番外個体「こ、これ以上近づいたら風紀委員を呼ぶよ!」

黒子「わたくしがジャッジメントですの!」キリッ

番外個体「そういえばそうだったぁぁーーーーーーーーー!?」ガビーン


一方通行「ン、上条からメール?」


427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/04(日) 22:46:38.13 ID:+q15P6kk0

CASE 165 御坂パラダイス


打ち止め「ねぇねぇ! ってミサカはミサカはヒーローさんの服を引っ張ってみたり」クイクイ

上条「はいはい、どうしたんだ」

打ち止め「部屋の中がゲコ太グッズで満ち溢れてるよ! ってミサカはミサカは驚きと興奮を抑え切れなかったり!!」キラキラ

美琴「いいでしょー?」

打ち止め「うんっ、とっても素敵! ってミサカはミサカは羨望の眼差し向けてみる」

上条「……遺伝って怖いな」

禁書「セブンスミストの雑貨屋さんに売ってるから、アクセラレータにお願いしておそろにすればいいんだよ!」

美琴「あいつは気に食わないけど、カワイイものを見る目だけは確かだもんね」ウンウン

打ち止め「なるほどー」


上条「すまん、一方通行。お前んちのカエル侵略を防げそうにねえよ……」ゲンナリ


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


番外個体「相変わらず気色悪いったらないねぇ、このキモガエル」

黒子「あら? お姉様が御執心のファンシーキャラではありませんか」

番外個体「まったく、こんなのが好きなんて趣味悪いよ」ヤレヤレ

黒子「同感ですの」ウンウン


一方通行「……(カエルに興味は無ェが、ぬいぐるみはモフモフしてやがる。やべェ、この感触、癖になる)」モフモフ


黒子「あの殿方は何をしてらっしゃいますの……?」

番外個体「ああ、気にしないで。持病みたいなもんだからさ」ゲンナリ


428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/04(日) 22:47:37.38 ID:+q15P6kk0

CASE 166 お雛様


美琴「ねぇねぇ!」

上条「はいはい、今度はなんだ?」

美琴「ほらっ、お雛様とお内裏様! カワイイでしょ?」

上条「……ゲコ太お内裏様verに2Pカラーのゲコ太お雛様」

美琴「2Pカラー言うな! この子はピョン子って名前があんのよ!」ガァァ

上条「はいはい、打ち止めたちに雛あられを出してやってくれ。俺はちらし寿司を作るからさ」


禁書「雛あられっ!?」ジュルリ

打ち止め「綺麗な色がいっぱいあったよ、ってミサカはミサカは期待を膨らませてみたり」ワクワク


美琴「もう、二人とも花より団子じゃない」クスッ

上条「花よりカエルなヤツより健全だと思いますがね」

美琴「だからカエルじゃなくてゲコ太! 何回言わせんのよ、このバカっ!!」

上条「はいはい、美琴たんはゲコ太が大好き中学二年生ですもんねー」ニヤニヤ

美琴「た、たん言うなー!///」カァァ


429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/04(日) 22:48:55.29 ID:+q15P6kk0

CASE 167 宅急便


ピンポーン

美琴「はいはーい」


ガチャ


一方通行「よォ」

美琴「あ、アンタは……ッ!!」

一方通行「白黒パンダの宅急便だ。クソガキと変態を届けに来てやりましたァ」

黒子「誰が変態ですって! あと白黒パンダとはわたくしの事ですのっ!?」プンスカ

一方通行「他に誰がいンだよ?」

黒子「真っ赤なお目々のウサギさんに言われる筋合いはありませんの!」

一方通行「うさちゃン……俺がうさちゃン……」

黒子「真っ白な髪と肌といい、服のコーディネートといいピッタリではありませんの?」フフン

一方通行「オマエ、見所あるじゃねェか。白井黒子だったな。よし、覚えた」パァァ

黒子「わかれば結構ですの」ドヤッ


美琴「……どんな組み合わせ?」ポカーン

番外個体「はぁ、ミサカが聞きたいよ」ゲンナリ


430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/04(日) 22:50:42.56 ID:+q15P6kk0

CASE 168 仲間意識


番外個体「ねぇ、ちょっといいかな?」

上条「おお」

番外個体「あなたはまともな人だよね?」



美琴「うふふ、ゲ~コ太ぁ~♪」ニッコニコ

黒子「なっ、なんですのこのカエル空間は!? お姉様っ、そのようなカエルより黒子を構ってくださいましぃぃぃ!!!」ギャース

禁書「もぐもぐ……」ポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリ


一方通行「無添加の高級かつお節だ。食べるかァ?」スッ

スフィンクス「にゃあ♪」ペロペロ

一方通行「俺の手から直接だと……!?」クラッ

打ち止め「いいないいなぁ、ってミサカはミサカは代わって欲しい気持ちを視線で送ってみたり」キラキラ

一方通行「帰りにうまい棒買ってやるから、あっち行ってろ」シッシ

打ち止め「いーやーだー! ミサカもスフィンクスに餌あげたいー! ってミサカはミサカは駄々っ子モード!」ジタバタ

一方通行「呼び捨てにすンじゃねェ! スフィンクスちゃンだろうがッ!! あと餌じゃなくてご飯だ!」ガァァ



番外個体「どっちのグループにも属せない常識人だよね!?」セツジツ

上条「もしかして……お前もなのか?」

番外個体「よかった……! ミサカがおかしいんじゃなかったんだ!」ホロリ

上条「ああ、間違ってるのは俺たちじゃない! 世界のほうだ!」


431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/04(日) 22:52:54.20 ID:+q15P6kk0

CASE 169 序列


美琴「ちょっと! 何うちのスフィンクスを誑かしてんの!」

一方通行「ちゃンを付けろよ三下ァァッ!!」ガァァ

美琴「ハッ、私とスフィンクスは呼び捨てOKな間柄なのよ」フフン

一方通行「なン……だとォ……」ギリッ

美琴「名前を呼べば飛んでくるんだから! ねー、スフィンクス?」オイデ オイデ


スフィンクス「にゃん?」ハテ?


美琴「あ、あれ?」

一方通行「なンだハッタリか……。焦らせやがって」ホッ

美琴「嘘じゃないわよ!?」オロオロ

一方通行「オマエにゃ愛が足りてねェ。なァ、スフィンクスちゃン?」オイデ オイデ

スフィンクス「にゃお♪」スリスリ

美琴「!?」ガーン

一方通行「忘れたのかァ? 俺とオマエには埋めようの無い実力差があるってことをよォ?」ニタァァ

美琴「それは能力の……」

一方通行「結果が全てだろうが。スフィンクスちゃンは俺を選ンだ。断じてオマエじゃねェ」


美琴「そんな……う……うぐっ……ひっく……」ポロポロ

禁書「わわっ、泣かないで みこと!?」アタフタ

上条「…………」ブチッ


432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/04(日) 22:54:20.43 ID:+q15P6kk0

CASE 170 大激怒


上条「なあ、一方通行」

一方通行「な、なンだ?」ビクッ

上条「どういうつもりで、うちの御坂を泣かしてくれてんだ。あァ?」ギロッ

一方通行「いや、泣かすつもりなンて…」


上条「現に泣かせてるだろうがっ!! ふざけた事抜かしてんじゃねーぞテメェ! 大体お前は女の子相手にも
  容赦がなさすぎるんだ! 打ち止めと番外個体に見せる優しさを、どうして他人にも分けてやれないんだ!
  そもそも御坂はまだ中学生なんだぞ? それなのにお前ときたら三下だの格下だの、ちゃんと名前で呼べよ。
  お前だってロリコンだのモヤシだの言われたら傷つくだろうが! そしてこれが一番重要なんだが、俺が
  滅茶苦茶ムカついてんだよ!! 人の可愛い妹分をいじめやがって……クソッ、分かってんのか!?」ガミガミ


一方通行「ハイ、ゴメンナサイ」ペコリ


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


番外個体「うわぁ……第一位が正座して謝ってる」

美琴「ふん、いい気味よ」プイッ

打ち止め「あの人も悪気は無かったと思うの、ってミサカはミサカはフォローしてみたり」

禁書「そうだね。動物に優しい人に、悪い人はいないんだよ」

美琴「分かってるわよ、そんなこと……」

禁書「じゃあ仲良くしないとね?」ニコッ

美琴「無理! 絶対にあり得ない!」

黒子「まったく……そのような狭量、お姉様らしくありませんわよ?」ヤレヤレ

禁書「みことは大体こんな感じなんだよ。とーっても手の懸かる女の子だもんね?」

美琴「ちょ、インデックス!?」ギクッ

打ち止め「えーっ、お姉様はいつもカッコいい、ってミサカはミサカはネットワークの情報を思い出してみたり」

番外個体「お姉様も大変だねえ。姉ぶったり、先輩風吹かせたりさ」ニヤニヤ

美琴「そ、そんな事ないわよ。私はいつだって…」

番外個体「――この子達は私の妹だから。ただそれだけよ」キリッ

美琴「~~~~~~ッッ///」カァァ

黒子「――アンタは私の後輩なんだから、こんな時くらい『お姉様』に頼りなさい」キリッ

美琴「ぎゃああああああ!? 他人から聞かされると死ぬほど恥ずかしいぃぃーーー!?///」イヤンイヤン


上条「――アンタと私は、同じ道を進んでいる。その事を忘れんじゃないわよ」キリッ

美琴「言ってない! そんな事言ってないもん!?///」ポカポカ


444 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/06(火) 22:02:33.12 ID:iygB/xDy0

CASE 171 風邪


美琴「ねぇねぇ……」

上条「はいはい、いいから寝てましょうね」

美琴「うう……頭が痛い……」pipipipi

上条「三十八度三分、こりゃ風邪だな」

禁書「大丈夫、みこと?」

美琴「うん、平気よッくしゅん! ……うあー、くしゃみが」グシグシ

上条「ほら、ティッシュ」スッ

美琴「ありがッちゅん!」グシグシ


幻想目録「「…………」」プルプル


美琴「なによぉ……。何がおかしいってのッくしゅ!」グシグシ

禁書「だ、だって みことが変なタイミングでくしゃみするから」プルプル

美琴「そんなの知らないッくちんっ!」グシグシ


幻想目録「「~~~~~~~ッッ」」プルプル


美琴「わ、笑うなッくしゅん!」グシグシ


445 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/06(火) 22:03:40.71 ID:iygB/xDy0

CASE 172 お薬


美琴「ねぇねぇ……」

上条「どうした、寒いのか?」

美琴「お薬なんだけど……」

上条「心配すんな。さっき薬局で買ってきたから」

美琴「……苦くない?」ボソッ

上条「え……?」

美琴「そのお薬、苦くない?」

上条「うーん、多分苦いな。顆粒タイプの風邪薬だし」

美琴「…………」フルフル

上条「飲めないのか?」

美琴「いつも飲み薬を処方してもらうから。その……甘いやつ」オズオズ

上条「よし、わかった。ちょっくら先生の病院まで処方してもらってくるわ」

美琴「……いいの?」

上条「いいも悪いもねーよ。病人が気を遣うなっての。インデックス、御坂を見ててくれ」


禁書「はぁーい」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


冥土帰し「で、僕のところに来たんだね?」ヤレヤレ

上条「はい、お子様でも安心して飲める薬をお願いします」

冥土帰し「シロップ入りのを処方しておく。毎食後30分以内に飲ませるんだよ?」

上条「わかりました」

冥土帰し「仲がいいのは結構だけど、甘やかしすぎないようにね?」




御坂妹「……妬ましい、とミサカは自身の不遇ぶりを嘆きつつお姉様に嫉妬します」


446 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/06(火) 22:05:28.17 ID:iygB/xDy0

CASE 173 面会謝絶


黒子「あら?」バッタリ

上条「ん?」

黒子「こんな所で会うとは奇遇ですわね」

上条「そうだな。白井は風紀委員の仕事か?」

黒子「ええ、見回り中ですの。ところでお姉様のお姿が見えませんが……」

上条「御坂なら風邪で寝込んでる。心配なのはわかるけど、薬もあるから大丈…」

黒子「お姉様が病気っ!? それはいけません、今すぐこの黒子が看病に参り――」クワッ

上条「ちょっと待て」ガシッ

黒子「クッ、またテレポート出来ない!?」

上条「御坂は今、変態謝絶だから遠慮してくれ」

黒子「ぐぬぬ、あなたこそ病気なのをいい事に、お姉様に狼藉を働くつもりではありませんの!?」プンスカ

上条「はぁ?」

黒子「弱っているお姉様の手を握ってさしあげたり、添い寝してさしあげたり、あまつさえお体を拭いたり……ぐはっ!?」プシュー

上条「うわっ、鼻血噴きやがった」

黒子「許せませんの……断じて許してはおけませんのォォーーーーーー!!!」

上条「妄想と現実をごっちゃにすんな。カラダを拭くのはインデックスがしてるから勘違いするなよ」ヤレヤレ

黒子「ま、まあそうですわよね」

上条「誤解も解けたようだし、帰るな」

黒子「はい、お姉様にお大事にと伝えてください」

上条「おう。白井も仕事、頑張れよ」スタスタ



黒子「……ん? 添い寝については弁解がありませんでしたわね…………ま、まさか!?」


447 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/06(火) 22:07:22.86 ID:iygB/xDy0

CASE 174 暗黒物質(ダークマター)


禁書「ねぇ、みこと」ユッサユッサ

美琴「……んぅ?」

禁書「少しは食欲出ないかな? 栄養を取らなくちゃ風邪も治らないんだよ」

美琴「あはは、そうよね。んー……お粥くらいなら食べれそうかな?」

禁書「じゃあ私が腕によりをかけて作ってあげるね♪」ニコッ


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


グツグツ

美琴「……(等と、インデックスの優しさに感動していたのもつかの間、目の前に暗黒物質が展開してるんですが)」ダラダラ

禁書「栄養価の高いものをタップリ入れたから、きっと精がつくんだよ!」

美琴「……お粥なのにど、どうして緑色なのかしら?」

禁書「水の代わりに青汁で作ったからだよ」ニコニコ

美琴「……ぷかぷか浮いてる、この赤いのは……」ガクガク

禁書「苺だよ?」

美琴「……(むりムリ無理っ!? こんなの食べれないってば!?)」ガクブル

禁書「みことが早く良くなるように、一生懸命作ったから食べてほしいな」ニッコリ

美琴「……(ああっ、そんな顔で見ないで! なんだか私が悪いみたいじゃない!?)」

禁書「もしかして美味しくなさそうだった……?」ションボリ

美琴「そそ、そんな事ないわよ!?」

禁書「……ほんと?」

美琴「もちろんよ! わ、わあー、オイシソウダナー(ええいっ、女は度胸よ!)」パクッ


448 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/06(火) 22:08:27.45 ID:iygB/xDy0

CASE 175 ダイイングメッセージ


上条「ただいまー」ガチャ


禁書「うわああーーーーん、みことぉ、死んじゃやだよぉぉ!!!」ポロポロ

上条「インデックス! 一体何があったんだ!」

禁書「と、とうま……みことが、みことがぁ……うっうっ」メソメソ

上条「とにかく落ち着け。御坂がどうしたって?」ナデナデ

禁書「……ごはんを食べてたら、みことが急に苦しみだして……へ、返事をしてくれなくなって……うぅ、どうしよう」

上条「それって……お、おい、御坂?」チラッ


美琴「」トガナクテシス


上条「み…御坂あああああああああああああああああああ!?」ガビーン


449 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/06(火) 22:11:02.74 ID:iygB/xDy0

CASE 176 三途の川


美琴「……あれ? ここは……」

ミサカ「おや、お姉様ではありませんか、とミサカは思いがけない再会に驚きます」

美琴「へ、アンタは妹達よね? 何号かしら?」ハテ?

9982号「このミサカの検体番号は9982号です、とミサカは薄情な姉に告げます」

美琴「ご、ごめん」ションボリ

9982号「フフ、冗談です、とミサカは真面目なお姉様をフォローします」

美琴「……ったく、姉をからかうんじゃないわよ」

9982号「久々の再会に嬉しくなってしまい、つい意地悪をしてしまいました、とミサカは宝物をお姉様に見せ付けます」スッ

美琴「あ……それって」

9982号「はい、お姉様から頂いたミサカだけの宝物です、とミサカは缶バッチを愛おし気に撫でます」

美琴「…………」

9982号「そんな顔をしないでください。お姉様が気に病むことなど、何一つありませんよ、とミサカはお姉様を抱きしめます」ギュッ

美琴「でも……私が……」

9982号「お姉様がいたからこそミサカは生まれて、こうして出会えたのです。悲しい結末でしたがミサカが生きた事実は誰にも否定させません」

美琴「……アンタは幸せだったの?」

9982号「もちろんです。ミサカは一であり全ですから、例えこのミサカが朽ち果ててもミサカの想いはネットワークに、他の個体に受け継がれています」

美琴「…………」

9982号「死んでしまったのは悲しいですが、決して辛くはありません、とミサカは泣き虫な姉を慰めます」ヨシヨシ

美琴「な、泣いてないわよ!」ゴシゴシ

9982号「フフ、そろそろお別れのようです、とミサカはお姉様から離れます」

美琴「もう、会えないの……?」

9982号「いつでも会えますよ。ミサカは10032号たちの中から、いつだってお姉様たちを見守っていますから……」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


美琴「う~ん、う~ん……」グッタリ

上条「しっかりしろ! 御坂っ、御坂ああああああああああああ!?」ペチペチ

禁書「すぐに回復の術式を!? ああでも私もとうまも魔術は使えないんだよ!?」アワワワ


450 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/06(火) 22:12:20.11 ID:iygB/xDy0

CASE 177 味見


禁書「ねぇねぇとうま、どうしよう!? 救急車を呼べばいいの!?」アタフタ

上条「御坂なら大丈夫だ。熱も下がってきてるし呼吸も安定してる」

禁書「で、でも!」

上条「……言い難いんだが、御坂が気絶したのってお前のお粥が原因だと思う」

禁書「え?」

上条「え、じゃねーよ! なんなんだよ、このヘドロ!? どう見たって人間の食いモンじゃねーだろ!」

禁書「酷っ!?」ガビーン

上条「クサっ!? このヘドロめっちゃクサイ!? ちゃんと味見したのかよ!?」

禁書「………………………………したよ?」

上条「あーん」スッ

禁書「…………」フルフル

上条「食べ物を粗末にするのはダメだよなぁ? 責任を持って食べやがれ!」グイグイ

禁書「ンンーーーーーー!!??」ムグムグ

上条「食材はオモチャじゃないんだ。もうテキトーに料理すん…」

禁書「あっ、意外とおいしいかも!」パァァ

上条「…なよ、って嘘だろ!?」ガビーン

禁書「ひたひたの苺がとってもジューシー♪」モグモグ



美琴「うう……きもちわるい……水……だれか、おみず……」ピクピク


451 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/06(火) 22:13:32.03 ID:iygB/xDy0

CASE 178 おうどん


美琴「ねぇねぇ」

上条「ん、どうした? 喉が渇いたならアクエリ飲むか?」

美琴「うん、それとお薬も飲みたいから、何か食べないと」

上条「んじゃ鍋焼きうどんを作ってやるよ。うどんなら食べやすくていいだろ?」

美琴「……デス・クッキングはやだよ?」チラッ


禁書「デス・クッキングって何かな!?」ガーン


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


上条「お待ちどうさん。上条さん特製鍋焼きうどんですよ」

美琴「わあ、美味しそう」

上条「あっさり風味だから胃に優しいと思うぞ」

禁書「とうまとうま! 私のは!?」キラキラ

上条「はは、心配しなくても用意してるって」


452 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/06(火) 22:14:45.21 ID:iygB/xDy0

CASE 179 ふぅーふぅー


美琴「ねぇねぇ」

上条「どうした、食べにくかったか?」

美琴「うん、ちょっと熱い……」

上条「しょーがねぇなぁ。ほら、貸してみろ」

美琴「ん」

上条「ふぅーふぅー、ほれ、あ~ん」スッ

美琴「あむっ……」モグモグ

上条「無理しないでゆっくり食えよ」

美琴「うん……」

上条「水分も取らないと良くならないからな。コップにストローを差しておいたから、飲みやすいはずだ」スッ

美琴「…………」チュー

上条「ふぅーふぅー、もう一口、あ~ん」スッ

美琴「はむっ……」モグモグ


禁書「うんしょ、うんしょ、氷枕スタンバイオッケーなんだよ」

スフィンクス「にゃあ?」ハテ?

禁書「お、重い……ちょっと氷を入れすぎたかも」ヨロヨロ


453 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/06(火) 22:16:56.61 ID:iygB/xDy0

CASE 180 看病


禁書「ねぇ、とうま」

上条「どうしたんだ、眠れないのか?」

禁書「みこと、明日には治ってるかな?」

上条「ああ、多分治ってると思うぞ。先生が処方した薬を飲んだからな」

禁書「ふふっ、じゃあ安心だね」ニコッ


美琴「う…う~ん……」


上条「結構汗をかいてるな。熱が下がってきてる証拠だ」フキフキ

禁書「とうまも寝ないとダメだよ。みことが良くなっても、とうまが寝込んじゃ本末転倒だから」

上条「上条さんは平気ですよ。バカは風邪を引かないって言うだろ?」

禁書「あはっ、たしかにそうかも♪」クスクス

上条「だからインデックスは先に寝てな。御坂は俺が看てるからさ」

禁書「はぁーい」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


美琴「……ん…う?」

上条「目が覚めたのか。具合はどんな感じだ?」

美琴「んー……うん、もう大丈夫みたい」

上条「おお、流石先生の薬は良く効くなぁ」ウンウン

美琴「……きっとそれだけじゃない。インデックスとアンタの看病のおかげよ」ボソッ

上条「ん、なんだって?」ハテ?

美琴「お……おに///」モジモジ

上条「鬼?」

美琴「お兄ちゃんのお陰だって言ったの!///」カァァ

上条「…………ッ!?」ズキューン!!

美琴「そんなに驚かないでよ。来年には、その……兄妹になってるんだし、今からお兄ちゃんって呼んだっていいじゃん///」

上条「みみみ、御坂さん!? その呼び名は禁止だといいましたよねぇ!?」ガクガク

美琴「お兄ちゃん?」ハテ?

上条「グハッ!?」

美琴「な、名前は無理でも、お兄ちゃんなら普通に呼べそうかも……うん///」テレテレ

上条「嫌だ……土御門の同類になるなんて、絶対に嫌だああああああああああああああああああッッ!!!」ギャース


禁書「……(アンタとかこのバカなんて呼ばれるよりは、ずっと良いと思うのにね)」ヤレヤレ


460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/07(水) 05:53:53.58 ID:EM/UGPcB0
不意打ちで来た9982号ネタに不覚にも涙腺が

468 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/11(日) 22:02:38.26 ID:5nhXKc3V0

CASE 181 兄レベル


禁書「ねぇねぇ、とうま」

上条「なんだ?」

禁書「美琴の風邪が治ってよかったね」

上条「だな。すっかり元気になって、今日は白井たちと遊んでるし、一安心だ」ウンウン

禁書「病み上がりだから、まだちょっと心配かも」

上条「大丈夫だろ。フルアーマー御坂に換装してやったし」

禁書「ふるあーまー?」

上条「常盤台指定コートに各種ゲコ太防寒具(帽子、マフラー、手袋)を装備。ついでにカイロを三つ持たせてある」

禁書「……シスコン」ボソッ

上条「んなっ!? 誰がシスコンだ!」ガァァ

禁書「ふぅーふぅーしてアーンしたり、寝ずの看病をナチュラルにしちゃう とうまの事だよ?」ジトー

上条「……あれ?」

禁書「自覚なしにやってるんだから、真性のシスコンといっても過言ではないかも」

上条「な、何やってんだ俺……///」カァァ

禁書「恥ずかしがる事ないんだよ。みことが素直に甘えられる場所を作るのが、とうまの最優先事項でしょ?」

上条「……そうだな。うん、確かにそうだ」

禁書「だったらシスコンは褒め言葉なんじゃないかな? それだけみことを大事にしてる証拠だもん」

上条「インデックスの言う通りだ! そうだよ、妹を大切にして悪いわけないじゃないか!」

禁書「これからは気合を入れて兄レベルを上げるんだよ。みことの為に」

上条「おう!」


上条さんの兄レベルが1に上昇した!!


※兄レベル1=標準的なシスコン兄貴。公衆の面前だろうが構わず甘やかしまくる。


469 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/11(日) 22:03:25.66 ID:5nhXKc3V0

CASE 182 快癒


佐天「御坂さん御坂さん、もう風邪はいいんですか?」

美琴「うん、もうすっかり」

黒子「大事無くて安心しましたわ。類人え…もとい、上条さんに伺った時は、それはもう心配で堪りませんでしたのよ」

初春「あはは、支部で意味も無くブリッジしたりしてましたもんね♪」ニコニコ

美琴「心配かけてごめんね」

黒子「お気になさらずに。それよりもお姉様、上条さんに不埒な真似はされませんでした? 添い寝されたり、ペロペロされたり!!」クワッ

佐天「なんですかペロペロって……。そんな事するの白井さんだけですってば」ヤレヤレ

美琴「普通に看病してもらっただけよ」

初春「看病!? どんな風に看病してもらったんですか!?」クワッ

佐天「あ、それ私も気になる!」キラキラ

美琴「え、ええっと……」タジタジ

初春「定番のアーンはしてもらいました!?」

美琴「うん……おうどんをね? ふぅーって冷ましてくれて、それからアーンって……///」テレテレ


初春佐天「「きゃーーーーーーー!!!」」キタワァ

黒子「がああァァァーーー!? それは本来わたくしの役目でしたのにぃぃぃ!!!」グギギ


美琴「インデックスにも色々してもらったし、ほんと家族のありがたみが身に沁みたわ」シミジミ

佐天「わかるなぁ。私も経験あるから」ウンウン

初春「いいなー御坂さん」

黒子「そんなに羨ましいならタダで差し上げますわよ? 上条さんにお姉様はもったいなさすぎますの」

美琴「だ、ダメよっ!! お兄ちゃんは私のなんだから!」ガァァ


初春佐天「「……はい?」」ポカーン

黒子「チッ」


美琴「ハッ!? い、今の無し!///」カァァ

470 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/11(日) 22:04:42.33 ID:5nhXKc3V0

CASE 183 普通はケンカばっかり


佐天「ねぇねぇ! お兄ちゃんって何!?」ズズイ

美琴「え、えっと、その……」オロオロ

黒子「言葉通りの意味ですの」シレッ

初春「ええっ!? 上条さんって御坂さんのお兄ちゃんだったんですか!?」ガビーン

佐天「まさか生き別れの兄弟だったとか!?」

美琴「……色々あったのよ。はは、色々と……ね?」ドンヨリ

初春「そ、そうなんですか」

黒子「ケッ、深刻ぶっても無駄ですの。その恩恵を遺憾なく享受しているくせに!」ムキー!

美琴「あ、あはは」

初春「まあまあ、それよりどうなんですか?」

美琴「どうって?」ハテ?

初春「噂のお兄さんに決まってます! やっぱり優しかったりするんですか!?」キラキラ

佐天「初春は兄弟に幻想を持ちすぎ。兄弟なんて普通ケンカばっかりだよ」ヤレヤレ


美琴「え?」

佐天「ん?」


471 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/11(日) 22:06:08.86 ID:5nhXKc3V0

CASE 184 逆上


美琴「ね、ねぇ佐天さん」

佐天「なんですか?」

美琴「兄妹ってケンカばかりするものなの……?」

佐天「そりゃそうですって。テレビのチャンネル争いなんて当たり前だし、ホント下らないケンカが絶えないのよねぇ」

美琴「…………」

佐天「離れてる今だからこそ、弟たちのありがたみが分かるけど、一緒に暮らしてたら鬱陶しいだけだよ」

黒子「そういうものですの?」

佐天「ですです」ウンウン


美琴「そんな事ないわよッ!!!」クワッ!


黒子初春佐天「「「!?」」」


美琴「アイツはいつだって私の我侭を聞いてくれるもん!」

黒子「お、お姉様?」

美琴「レベルとか常盤台とか関係なくて、ありのままの私をちゃんと見てくれてるもん!」

初春「え、え?」オロオロ

美琴「たまに意地悪もするけど、鬱陶しいわけない! だって、私はお兄ちゃんの事が大好きなんだから!!」

佐天「大好きなのかぁ……」ホッコリ

美琴「大好きよ!」


472 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/11(日) 22:07:51.84 ID:5nhXKc3V0

CASE 185 妹レベル


初春「ねぇねぇ、白井さん」ヒソヒソ

黒子「……なんですの?」ゲンナリ

初春「あれっていつまで続くんですかね?」チラッ


佐天「それでそれで? お兄さんはどうしたんですか?」ニヤニヤ

美琴「全然怒ってなかったのよ。それどころか私を優しく慰めてくれたの///」テレテレ

佐天「へぇー、優しいんだ」ニヤニヤ

美琴「それにね? 私のチョコ以外はいらないって言ってくれたんだ……///」モジモジ

佐天「愛されてるんだぁ」ニマニマ

美琴「うん……///」


黒子「ぐぎぎぎ……ッ!! わたくしの愛のほうが深いに決まっていますのにぃぃ!」ギリッ

初春「白井さんのは愛じゃなくって、偏愛っていうんですよ」シレッ

黒子「……初春ぅ~?」ギロッ

初春「もういい加減に卒業しましょうよ。同性愛なんて非生産的です」

黒子「ほ、放っておいてくださいまし!!」プイッ



ミコっちゃんの妹レベルが2に上昇した!


※妹レベル2=抜きん出たブラコン。一歩間違えばヤンデレになっちゃうレベル。


473 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/11(日) 22:09:25.85 ID:5nhXKc3V0

CASE 186 悲しい現実


打ち止め「ねぇねぇ、なんの番組をみてるの? ってミサカはミサカは質問してみたり」

一方通行「ドキュメンタリーだ」

打ち止め「あなたがドキュメンタリー番組なんて珍しい、ってミサカはミサカは腑に落ちなかったり」ハテ?

一方通行「クソガキが見ろ見ろうるせェからな。仕方なく見てンだ」


番外個体(ひひっ、お優しい第一位にはちょーっと刺激が強いかもね☆)ニヤニヤ


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


テレビ『毎年約50万匹の犬猫が保健所で殺処分されています』

通行止め「「ッ!?」」ガタッ

テレビ『その事に反対する人も少なからず存在しますが、どうにも出来ない現実の壁もまた存在します』

通行止め「「…………」」プルプル

テレビ『ここで専門家の――教授にお話を伺ってみます』

打ち止め「どうして……? どうしてわんちゃんや猫ちゃんが殺されなくちゃいけないの?」ポロポロ

テレビ『これは感情論の問題ではないのです。いわば必要悪といえ――』

一方通行「ふっざけンなああああァァァ!!!」ブオッ!!


ズガガガガガガガッッ!!!


テレビだったもの『』プスプス


一方通行「認めねェ……絶対に認めねェぞ、こンなクソッタレな現実はよォォ!!!」


474 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/11(日) 22:11:35.38 ID:5nhXKc3V0

CASE 187 カルマ


打ち止め「ひっく……ぐすっ、こんなの酷いよ……。必要だから殺すなんて……」ポロポロ

一方通行「これ以上はやらせねェ。だがどうすればいい? 闇雲にぶっ潰しても問題の解決にはならねェし……」ブツブツ


芳川「スゴイ音がしたけど、隕石でも落ちたのかしら?」スタスタ


一方通行「芳川……」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


芳川「なるほど。絶対能力進化と重ねているなら、あなたもつくづく業が深いわね」

一方通行「チッ……」ムスッ

打ち止め「ねぇ、ヨシカワ。猫ちゃんたちを助けられないの……? ってミサカはミサカは藁にもすがる思いで聞いてみる」ウルウル

芳川「個人の力ではどうしようもないわ」キッパリ

打ち止め「そんなぁ……」グッスン

芳川「でも可能性はある。長く険しい道になるでしょうけどね」

一方通行「ッ!? ……教えろ」ピク

芳川「偉くなればいいのよ。大勢の想いを背負って立つ……政治家なら理不尽な現実を覆す可能性があるかもしれない」

一方通行「シンプルな答えだな。時間はかかるがそれしかねェか……」

芳川「千里の道も一歩からよ。まずは必要最低限の学歴を得るためにも、学校に通いなさい」

一方通行「黄泉川ァァァッ!!! 学校に通うことにしたから手続きしてくれ!!」ビュン!


番外個体(あ、あれ? なんだか大事になってる……?)


475 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/11(日) 22:13:43.66 ID:5nhXKc3V0

CASE 188 復学


小萌「転校生の一方通行ちゃんと番外個体ちゃんでーす。みなさん、仲良くしてあげてくださいねー」

一方通行「どォも」

番外個体「あ、あれー? なんでミサカも通う事になってるのかな!?」ガビーン


青ピ「おおーーっ!! 美少女キターーーーーーーーーーーーー!!!」クワッ!

姫神「私。唯一のパーソナリティーががが……」ワナワナ

上条「…………」ポカーン

土御門「……(何故ここに一方通行が? 何が始まるってんだ?)」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


上条「な、なあ一方通行」

一方通行「ああン?」

上条「どうしてここに居るのでせうか?」

一方通行「くだらねェ世界をぶっ壊すためだ」キッパリ

上条「へ……?」

番外個体「ちょちょ、ちょっとこっちに来て!」グイグイ

上条「お、おう」ズルズル


青ピ「またかっ!? またカミやん病患者なんかっ!?」ギャース


476 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/11(日) 22:16:13.22 ID:5nhXKc3V0

CASE 189 スクールデイズ


番外個体「――ってなわけで、復学するハメになったんだよ」

上条「復学するのはいい事だと思うけど、動機が凄まじいな……。つーかあり得ねえ」ゲンナリ

番外個体「でしょ!? 良かった、やっぱりあなたはまともだった!」パァァ

上条「でも何でうちの高校にしたんだ? お前らなら長点上機も楽勝だろ?」

番外個体「黄泉川曰く、重要なのは最終学歴なんだってさ。だから高校は自由度の高いトコにするべきとかなんとか」

上条「ふーん、そういうもんか」フムフム

番外個体「……最近鬱憤が溜まってたから、ちょっとした意趣返しのつもりだったんだけどなぁ」

上条「はは、まあいいじゃねーか。折角だしスクールライフを満喫すんのも悪くないだろ?」

番外個体「能天気だねぇ」クスッ

上条「せめてポジティブと言ってもらえませんかね!?」ガーン

番外個体「あっはは、そうだよこういう反応が見たかった! きゃは☆これは存外楽しめそう♪」ニタァァ

上条「やぶ蛇だった!?」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


青ピ「なぁなぁ、君って実は女の子でしたー! ってことあらへん?」

一方通行「ねェよ」

青ピ「じゃあ実は男の娘でしたー! ってのはないん?」

一方通行「ねェな」

青ピ「じゃあ水を被ると女の子になります! ってな設定は?」

一方通行「そンな愉快な設定はねェよ」

青ピ「じゃあなんならあるん?」

一方通行「動物ビスケット、食うか?」スッ

青ピ「あ、うん」


吹寄「ちょっといいかしら?」

一方通行「あァ、何か用か?」

吹寄「委員会についてのプリントを渡しておくわ。何かしら委員に所属する決まりだから、よく読んでおいてちょうだい」スッ

一方通行「おォ」

青ピ「僕はクラス委員やけど、君はどの委員がいいん?」

一方通行「なるべく楽なのが…………ッ! おい、この飼育委員ってのはなんだ?」ヨミヨミ

青ピ「不人気な委員やね。たしか校舎裏にある飼育小屋の動物を世話するんや。ウサギやら鶏とかなー」

一方通行「…………」ニッコリ

青ピ「ッ!?///」ズキューン!


477 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/11(日) 22:18:52.12 ID:5nhXKc3V0

CASE 190 ズルイ


美琴「ねぇねぇ!」

上条「はいはい、今度はなんだ?」

美琴「番外個体たちがアンタの高校に転校したって本当なの!?」

上条「あー、うん、転校してきた」

美琴「そんなのズルイ!」

上条「……?」

美琴「私だってお、お兄ちゃんと一緒の学校に通いたいのにズルイわよ!!」プンスカ

上条「んなこと言ったって、お前はまだ中学生なんだから仕方ないだろ」ナデナデ

美琴「番外個体なんてまだ0才なのに! なんで私はダメなのよ!」ガァァ

上条「我侭言うなよ」メッ

美琴「うぅ~、お兄ちゃんのバカ!」プイッ

上条「!?」ガーン


禁書「学校かぁー……。なんだかひょうかに会いたくなっちゃった」

風斬「呼びました?」シュン!

スフィンクス「にゃあ!?」ビクッ

禁書「どどど、何処から出てきたの!?」ガビーン


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


打ち止め「ねぇねぇ! ってミサカはミサカは学校のお話をおねだりしてみたり」

一方通行「飼育委員になった」

打ち止め「飼育委員?」ハテ?

一方通行「うさちゃンたちの世話をすンだ。やりがいのある仕事だぜ」ニッコォォ

打ち止め「わあー、いいなぁ、ってミサカはミサカは羨望の眼差しをむけてみたり!」キラキラ

一方通行「今度連れていってやる。みンな可愛いから期待しとけ」

打ち止め「わぁーい♪ 約束だからね、ってミサカはミサカは嬉しさのあまり小躍りしてみたり♪」キャッホゥ

一方通行「俺も楽しみで仕方ねェ。早く明日になンねェかなァ」ウズウズ


黄泉川「番外個体はどうだった?」

番外個体「……この疎外感から逃れられるだけでも、学校に通えて良かったのかも」ゲンナリ

黄泉川「しっかり青春を満喫するじゃんよ!」ケラケラ


483 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/11(日) 22:47:54.28 ID:X1VJfa9Qo
やだ……
この一方さんかわいい(*´д`*)

489 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/14(水) 19:50:43.59 ID:uXAp7w0q0

CASE 191 英国紳士


ステイル「神裂、少しいいかい?」

神裂「はい、なんですか?」

ステイル「参考までに聞きたいんだが、女性に好まれる贈り物を教えて欲しいのだが……」

神裂「……はい?」

ステイル「恥ずかしい話だが、僕は今まで魔術一筋で生きてきたからね。そういった機微に疎いと自覚している」

神裂「は、はぁ」

ステイル「だからと言って、そこに甘んじるのは英国紳士の名折れだ。だから頼む! プレゼント選びに付き合ってくれ!」ペコリ

神裂「……要はあの子へのホワイトデーの御返し、というわけですか」ヤレヤレ

ステイル「身も蓋もないね……」

神裂「彼女も一応魔術師ですから、それなりの霊装を贈ればいいのでは?」

ステイル「…………」ジー

神裂「ステイル? 私の顔に何かついてるのですか?」

ステイル「……これだから脳筋は。人選を間違えたか」ボソッ

神裂「聞こえてますよ!? し、失礼ですね、誰が脳筋ですか!」プンスカ


490 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/14(水) 19:52:53.54 ID:uXAp7w0q0

CASE 192 助言


オルソラ『まあ、贈り物でございますか? それは大層喜ばしい事ですわ』ポワポワ

アニェーゼ『贈り物? そんなモン、適当に食い物でも送っておけば問題ないでしょう』

五和『贈り物ですか……。やはり手作りの品が嬉しいと思いますけど……上条さんが選んだものなら何でも……///』ゴニョゴニョ

アックア『贈り物であるか。何を贈るかより誠意……気持ちが大切なのではないか?』

建宮『贈り物ねぇ。……ははん、ついに禁書目録を攻略する気に、うわっち!? こ、こら、イノケンティウスは反則なのよな!?』


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


ステイル「ダメだ……誰も頼りにならない」

ローラ「ステイル」

ステイル「いっそ上条当麻にも相談してみるか? ……いや、それは僕のプライドが」ブツブツ

ローラ「ちょっと聞いているの?」

ステイル「……待てよ。彼女の同居人……たしか御坂美琴だったか。そうだ、彼女なら的確な助言を期待できる!」

ローラ「こ、このっ!! 最大主教を無視するとは許し難し!」プンスカ

ステイル「ん? なんだ、居たんですか」

ローラ「なんという横柄な態度! 覚悟は出来とろうかしらー!?」ガァァ

ステイル「あ?」ボゥッ!!

ローラ「な、なに!? 炎なんて出して、この私を恫喝したもうつもり!?」ビクッ


491 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/14(水) 19:53:42.33 ID:uXAp7w0q0

CASE 193 出張


ローラ「ね、ねぇ、ステイル」

ステイル「なんです、最大主教?」

ローラ「一仕事頼みたいのだけど……」

ステイル「そういう事なら早く言ってくれませんか。僕も暇ではないので」

ローラ「うう、部下が反抗的すぎて胃に穴が開きそう……。折角、禁書目録関連の仕事を回しけるのにぃぃ……」イジイジ

ステイル「なんなりとご用命を!」キリッ

ローラ「……お前もいい性格になりしものね」ゲンナリ

ステイル「それで具体的に何をすればよろしいので?」

ローラ「機密文書の護送よ。学園都市の土御門まで届けるだけの簡単なお仕事」

ステイル「……土御門に?」

ローラ「詮索は無用なりよ」

ステイル「わかりました。拝命しましょう」



ローラ「…………」クスッ


492 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/14(水) 19:55:18.17 ID:uXAp7w0q0

CASE 194 付き合う


美琴「ねぇねぇ!」

上条「はいはい、今度はなんだ?」

美琴「ステイルさんが付き合って欲しいんだって」

上条「……………………なんだって?」ギギギ

美琴「だからステイルさんが、私に付き合ってほしい…」

上条「ダメだダメですダメに決まってんだろの三段活用ッ!! お兄ちゃんはぜーーーったいに許しませんことよ!?」ギャース

美琴「え、ええっ?」

上条「魔術師なんてヤクザな野郎に、うちの可愛い妹を任せられるかっ!!」ガァァ

美琴「かか、カワイイ!?///」カァァ

上条「当たり前だ、目に入れても痛くねーよ」

美琴「ふ、ふにゃー///」クテン


禁書「魔術師ってヤクザな職業だったの!?」ガビーン


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


上条「え、ホワイトデーのお返しの相談?」

美琴「女性の意見を知りたいそうなのよ。……インデックスには内緒ね」ヒソヒソ

上条「……付き合うってそういう事だったのか。ハァ、心配させんなよ」ホッ

美琴「ふぅ~ん、何を心配したのかなー、お兄ちゃん?」ニヤニヤ

上条「…………///」プルプル

美琴「あれー? この間みたいに、お兄ちゃん禁止ーとか言わないの?」ニヨニヨ

プチン

上条「お兄ちゃんをからかうんじゃありませんーーーー!!!」グリグリ

美琴「痛いイタイいたい!? ごめん、謝るからぐりぐりしないでぇぇーーー!!??」ギャース



禁書「私はシスターだもん……聖職者だよ……ヤクザじゃないもん」グッスン

スフィンクス「にゃー……」スリスリ


493 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/14(水) 19:57:03.88 ID:uXAp7w0q0

CASE 195 センス


ステイル「今日は都合を聞いてくれて助かる」

美琴「いえいえ、インデックスのためなんでしょ?」

ステイル「……まあ、そうなるのかな」プイッ

美琴「ふふ、じゃあ何か形に残るものがいいわね。高価すぎないアクセサリーとか小物とか」

ステイル「なるほど」フムフム

美琴「んじゃ早速、お店に行きましょ」

ステイル「……ところで、どうして君がここにいる?」ジロッ

上条「付き添いだ」デデン


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


美琴「指輪はちょっと重いから、ここら辺のネックレスなんかが…」

ステイル「このシルバースカルの指輪なんてどうだろう?」

美琴「…………」

ステイル「十字架付きのチョーカーもクールでいいね」

上条「…………」

ステイル「意表をついてドクロネックレスも…」

美琴「ストーーーップ!」

ステイル「なんだい?」

美琴「あり得ないでしょ! インデックスに贈るのに、なんでパンクでロックなチョイスなのよ!?」

ステイル「だ、ダメなのかい?」タジタジ

美琴「ダメに決まってるでしょーが! こっちの普通のでいいのよ!」ガァァ


上条「……(ふむふむ、三千円もしないのばっかだな。これなら買えそうだ)」


494 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/14(水) 19:58:31.66 ID:uXAp7w0q0

CASE 196 クレープ


美琴「ねぇねぇ!」

上条「はいはい、今度はなんだ?」

美琴「そろそろお腹が空かない?」

上条「たしかにもういい時間だな。テキトーになんか食っとくか」

ステイル「僕も異論はない」

美琴「じゃあねじゃあね、駅前のクレープ屋に行きましょ?」グイグイ

上条「駅前って結構遠いぞ? そこのファミレスでいいだろ」ズルズル

美琴「だーめ! 今あそこのクレープ屋で、ラブリーミトンの協賛フェアをやってるの!」

上条「まーたゲコ太かよ。この前、セブンスミストで貰ったばっかじゃねーか」ヤレヤレ

美琴「それはそれ、これはこれよ!」

上条「別にフェアは今日まで、とかじゃないんだろ? だったら日を改めて白井たちと行けよ」

美琴「イヤ! 今日行きたいの! ねぇ、いいでしょう?」

上条「けどなぁ……」チラッ

ステイル「僕に気を遣う必要はないよ」

美琴「ステイルさんもオッケーだって! だから行こうよ、ねえってばー」ユッサユッサ

上条「はいはい、わかったから揺らすな」


ステイル「…………」


496 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/14(水) 20:00:42.31 ID:uXAp7w0q0

CASE 197 俗に言う若い二人に任せる


上琴「「ただいまー」」ガチャ


禁書「おかえりなさい」


上条「今日はお客さんが来てるんだ」

ステイル「やあ、お邪魔するよ」ヌッ


禁書「いらっしゃい。久しぶりだね」ニコッ

ステイル「ああ、久しぶりだ」


美琴「……ちょろっと出るわよ」ヒソヒソ

上条「ん?」

美琴「ちょっとそこのコンビニに行ってくるから、ステイルさんのお相手よろしくね、インデックス♪」


禁書「ちょ、みこと!?」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


禁書「もうっ、お客さんが来てるのに何処か行っちゃうなんて、とうまもみことも酷いんだよ」プンスカ

ステイル「……(彼女の気遣いを無駄には出来ないな)」

禁書「ごめんね、せっかく遊びに来てくれたのに」

ステイル「いや、一度君とゆっくり話してみたかったから問題ないよ」

禁書「お話?」

ステイル「君とは反目してばかりだったからね。まずは誤解を解いておきたかったんだ」

禁書「何も誤解なんてしてないよ?」ハテ?

ステイル「ケジメみたいなものかな。とにかく、君や上条当麻を不快にさせる言動をとってきた事を謝罪する。すまない」ペコリ

禁書「ええっ!? いきなり謝られても困るんだよ!?」アセアセ

ステイル「そして誤解しないでほしいのは、僕は決して君が嫌いじゃないって事だ」

禁書「当たり前だよ。私だって嫌ってなんかないもん。だってあなたは私の仲間で同僚でしょう?」ニコッ

ステイル「……同僚、ね」ズキッ


497 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/14(水) 20:02:42.10 ID:uXAp7w0q0

CASE 198 一歩前へ


禁書「ねぇ、どうしたの? なんだか辛そうだよ」

ステイル「……気のせいさ。それよりバレンタインチョコ、とても嬉しかった」

禁書「ふふっ、よかった。デパートで一生懸命選んだんだよ」ニコニコ

ステイル「欲を言えば手作りが最上なんだけどね」

禁書「……デス・クッキングでも?」ウルッ

ステイル「ああ、例え豚の餌であろうとも、君が作ってくれたなら嬉しいよ」キリッ

禁書「豚の餌は酷すぎるかも!?」ガビーン

ステイル「上条当麻から聞いたよ。御坂美琴を三途の川に送ったんだって?」クスクス

禁書「と……とうまのスカポンタンーーーー!!!」プンスカ

ステイル「そう、それだ」

禁書「ふぇ?」キョトン

ステイル「僕のこともファーストネームで呼んでくれないか?」

禁書「……ステイル?」

ステイル「うん、インデックス」ニコッ


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


上条「どうしたんだよ。あいつ等をほったらかしにしたら不味いだろ」

美琴「ハァ、アンタは相変わらずか。少しは気を利かせなさいよね」ヤレヤレ

上条「気を利かせる? ……そうだな、そうさせて貰うか」

美琴「何言ってんの?」ハテ?

上条「ほら、バレンタインのお返し。お菓子より形に残るものがいいんだろ?」スッ

美琴「え……ええーーーっ!?///」カァァ

上条「さっきセブンスミストでこっそり買ったんだ」

美琴「開けていい……?///」

上条「もちろん」

美琴「……わぁ、ネックレスだ」パァァ

上条「ハートの中に猫の足跡ってデザインが、なんとなく御坂に似合うかなーって思ったんだ」ポリポリ

美琴「ありがと、大切にするね」ニコッ

上条「う、……喜んでくれたなら上条さんは満足です///」テレテレ


498 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/14(水) 20:05:40.77 ID:uXAp7w0q0

CASE 199 ホワイトデー


禁書「ッ!? ねぇねぇ、ステイル!」

ステイル「なんだい?」

禁書「そ、そのポケットからはみ出してるのは、まさか!?」プルプル

ステイル「え゛!?(ななな、なんだ!? 一体何がはみ出している!? 婦女子を困惑させるような物は何も持ってないはずだが……)」

禁書「ゲコ太じゃないのかな!」

ステイル「は……ああ、クレープ屋で貰ったキーホルダーか」

禁書「いいなぁ……」ジー

ステイル「欲しいならあげるよ」スッ

禁書「いいの!?」パァァ

ステイル「僕には価値を見出せないからね。欲しい人が持つべきだろう」

禁書「ありがとう、ステイル!」ニッコリ

ステイル「……どういたしまして///」プイッ

禁書「あ、そういえば今日はホワイトデーだったんだね」

ステイル「あ、ああ、そうだね」ソワソワ

禁書「じゃあこのゲコ太キーホルダーは、ホワイトデーの贈り物だったのかな?」

ステイル「いや、それじゃな…」アセアセ

禁書「さり気なく私の欲しいものをプレゼントするなんて、さすが英国紳士なんだよ!」キラキラ

ステイル「ハ、ハハハ、それほどでもないさ」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


美琴「で、結局渡せなかったと」

ステイル「手伝ってもらっておいて、面目ない……」ションボリ

美琴「私たちの事は気にしないでよ。それに」チラッ


禁書「見て見てとうま! ステイルにゲコ太を貰ったんだよ」ニコニコ

上条「おっ、そりゃよかったな(俺の分は打ち止めにでもやるかな?)」

禁書「ホワイトデーなのに、とうまは何もないのかな?」

上条「はいはい、ちゃんと用意してるっての。ほれ」スッ

禁書「ありがとう! 何かな何かなー、って! お食事券!?」ガビーン

上条「俺たちが学校に行ってる間ひまだろ? その時にでも使ってくれよ」

禁書「……嬉しいけど、女心を全く理解してないんだよ」ジトー

上条「食欲魔神のお言葉とは思えませんな」ニヤニヤ

禁書「とうまはそんなに噛み砕かれたいのかな? それとも肉体言語でお説教がお好み?」ニッコリ

上条「ひっ、暴力反対!?」ビクッ


美琴「インデックスを笑顔にしたのは、紛れも無くステイルさんの力でしょ?」

ステイル「……若干不本意だが、まあ よしとするか」ヤレヤレ


499 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/14(水) 20:08:56.08 ID:uXAp7w0q0

CASE 200 任務


美琴「ねぇねぇ!」

上条「はいはい、今度はなんだ?」

美琴「いつかステイルさんが報われる日が来るといいわね」

上条「……ノーコメントです」ムムム

美琴「娘を取られる父親の心境ってヤツ?」ニヤニヤ

上条「だれが父親だ! つーか俺ってそんなに老けて見えんの!?」ガーン

美琴「あはは、言葉の綾じゃない」ケラケラ

上条「……ったく、お兄ちゃんをからかうんじゃありません」ヤレヤレ


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


土御門「禁書目録関連でオレに機密文書を運んで来た?」

ステイル「最大主教、直々の任務だ。キナ臭い事この上ない」

禁書「……帰ってこい、って事なのかな?」ショボーン

ステイル「だとしたら無視すればいい。その間に僕がなんとかしてみせるさ」

禁書「ステイル……」

土御門「まあまあ、そうと決まったわけじゃないぜよ。とにかく読んでみないことには……ってなんじゃこりゃあああああ!?」ヨミヨミ


ステイン「「!?」」ビクッ


土御門「お、オレと舞夏のサンクチュアリが……あの雌狐めぇぇぇッ!!!」ガァァ

ステイル「どうしたんだ土御門」オズオズ

土御門「……これを読んでみろ」

ステイル「なになに、『ステイル=マグヌスに禁書目録護衛の任務を命ず。活動拠点は土御門宅とする。拒否権は無きことよ?』」

禁書「え、ええーーーっ!?」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


アレイ☆「やれやれ、必要悪の教会の、しかも正規の魔術師を常駐させるとは正気の沙汰ではないな」

ローラ『これはお互いにとってプラスではなくって?』

アレイ☆「それは戦力として数えても構わない、と?」

ローラ『使いこなせるならね。私としては、禁書目録の心をこちら側に戻せればそれで良きにつき』

アレイ☆「その折衷案が、ステイル=マグヌスを土御門の監視下に置くという訳か」

ローラ『それならば誰も下手を打てない。あのムッツリ思春期の悪戦苦闘を楽しむ余裕もありけるものよ』ニッコリ

アレイ☆「……それが本音か」ゲンナリ

ローラ『他人の色恋沙汰に勝る娯楽なんて無かろうでしょう♪』


508 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/17(土) 23:41:49.55 ID:3dd6hRnB0

CASE 201 お隣さん


土御門「……なあ、ステイル」

ステイル「なんだい?」

土御門「これだけは言っておくぞ。……舞夏に手を出したらコロス」ギロッ

ステイル「心配は無用だ。興味の欠片も無い」キッパリ

土御門「なんだと!? 貴様ッ、舞夏に魅力が無いとでも言うつもりか!!」ガァァ

ステイル「手を出したほうがいいのかい?」

土御門「Fallere825!」チャキ

ステイル「僕に銃を向けるとはいい度胸だ。Fortis931、イノケンティウスッ!!」ボボボボゥ!!


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


パン! パン! メラメラ!! ギャアアアア!? スプリンクラーガ!?


上条「……うるせえ」イラッ

美琴「超電磁砲ぶち込んでやろうかしら……」イライラ

禁書「二人とも落ち着いて!? 短気は損気なんだよ!」アセアセ


上琴「「インデックスがそういうのなら」」


禁書「……似たもの兄妹を止めるのも一苦労なんだよ」ゲンナリ


509 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/17(土) 23:43:12.01 ID:3dd6hRnB0

CASE 202 苦情


禁書「ねぇねぇ!」

ステイル「なんだい?」

禁書「ケンカするのは自重して欲しいかも! 毎朝迷惑してるんだよ」プンスカ

ステイル「え?」

禁書「何それ意外……みたいな顔しないで! この前なんて銃弾が壁を突き抜けて、とうまのお尻を掠めたんだよ!?」

ステイル「……チッ、掠めただけか」ボソッ

禁書「聞こえてるよ!?」ガビーン

ステイル「冗談さ」ニッコリ

禁書「仮にも神父ともあろう人が、不謹慎すぎるんだよ!」プンプン

ステイル「怒りすぎは健康に良くない。飴をあげるから、糖分を補給するといい」スッ

禁書「こ、こんな物に釣られないんだからね!」

ステイル「いらないのかい?」

禁書「………………………………いる」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


ステイル「おいしいかい?」

禁書「うん!」ペロペロ

ステイル「それで何か用事があったみたいだけど」

禁書「……あれ? 私、何しに来たんだっけ?」ハテ?

ステイル「忘れるくらいだから、大した事じゃないんだろう」ウンウン

禁書「そうかも……なんて言うわけないんだよ! 私の完全記憶能力は健在なんだから!」

ステイル「……ああ! あったね、確かそんな能力が」

禁書「忘れないでほしいかも!?」ガビーン


510 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/17(土) 23:44:35.36 ID:3dd6hRnB0

CASE 203 飼育委員


番外個体「……ねぇ、第一位」

一方通行「ぴょンぴょこ跳ねるよ うさ太郎~♪ 必死に食べるよ うさ太郎~♪ 大好きなのは~ 新鮮なセロリ~♪」

うさ太郎「~~~~~♪」シャクシャク

一方通行「いっぱい食って、大きくなれよ」ニコニコ

番外個体「きゃは☆ ミサカを華麗にスルーしてウサギと喋ってるよ、このクソヤロウ」イラッ

一方通行「ウサギじゃねェ。こいつにはうさ太郎っつゥ立派な名前があンだろうが!」ガァァ

番外個体「第一位が勝手にそう呼んでるだけじゃん!」ガァァ

うさ太郎「…………」ジー

一方通行「なンだ? セロリ、もう一本欲しいのか?」スッ

うさ太郎「~~~~~♪」シャクシャク

一方通行「カワイイなァ……。猫ちゃンとはまた別種の可愛さだ」ホッコリ

番外個体「だからミサカを無視すんな!」

一方通行「ああン? 暇なら向こうのコッコたちに飼料をやれよ。オマエも飼育委員だろうが」

番外個体「誰かさんが勝手に決めたせいでね!」

一方通行「よし、うさ太郎はこのくらいで十分だろ。次はコッコたちだな」カツ、カツ、カツ


番外個体「うう、どうしてミサカがこんな目に……。早起きして動物の世話とか何の罰ゲームだよ」ガックリ


511 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/17(土) 23:46:46.47 ID:3dd6hRnB0

CASE 204 動物奇想天☆GUY


番外個体「ねぇねぇ、上条当麻」

上条「お、ようやくヒーロー呼ばわりをやめてくれたのか。でもなんでフルネーム?」

番外個体「そんなことより、あれは何?」クイッ


一方通行「この可愛らしい三毛ちゃンが、上条ンちのスフィンクスちゃンだ」

吹寄「ほう、たしかに綺麗な毛並みのにゃんこね」ホッコリ

姫神「何度見ても。まごうことなき美猫ちゃん」ホッコリ

一方通行「だろォ?」

吹寄「にゃんこもいいけど、わんこの写真は無いの?」

一方通行「抜かりねェよ。わんちゃンの貯蔵も十分だ」ドヤッ


上条「……違和感なく溶け込んでるのが、逆に違和感を醸してやがる」

番外個体「クラスのみんなは第一位のアハギャハ言ってる姿なんて知らないもんね」

上条「でもいい事じゃねーか。誰にも迷惑かけてないんだしさ」

番外個体「かかりまくってるよ!? ミサカがどんだけペースを乱されてるか分かってるの!?」

上条「ほとんどお前の自業自得じゃねーか。いい加減、一方通行に嫌がらせすんのやめてやれよ」ヤレヤレ

番外個体「ふ~ん、そういう態度とっちゃうんだ?」ニヤリ

上条「な、なんだよ」

番外個体「あなたの不幸を加速させてあげるだけだよ♪」ギューッ

上条「ちょ、おまっ!?」


土御門「にゃー!? カミやんが番外個体を抱きしめてるぜよ!!」※逆です

クラス一同「「「「「「なんだってーーーーー!?」」」」」」


512 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/17(土) 23:48:26.29 ID:3dd6hRnB0

CASE 205 四面楚歌


番外個体「ねぇねぇ、今どんな気持ち? ねぇどんな気持ち?」ニヤニヤ タッタッタ

上条「お前ぇぇ!! マジふざけんなっ!?」タッタッタ


土御門「あの節操無しを捕まえるにゃー!」ドドドドド

吹寄「上条当麻! 貴様というヤツはっ!!」ドドドドド

姫神「君のような節操無しには。この魔法のステッキで。おしおきする」ドドドドド


上条「誤解だぁぁーーーー!! 全部、番外個体の自作自演なんだーーーーー!!!」タッタッタ

番外個体「ぶひゃひゃひゃ! そんなの誰も信じないってば♪」タッタッタ

上条「お前が言うな!!」タッタッタ

番外個体「この感じ、この感触こそミサカの本懐だよ。これから毎日からかってあげるね☆」タッタッタ

上条「全力でお断りだあああああああああああ!?」


クラス一同「「「「「「逃げながらイチャつきやがってぇぇーーーーーー!!!」」」」」」ドドドドド


上条「ああもうっ、不幸だーーーーーーーー!!!!」ギャース

番外個体「きゃは☆いい感じ♪」ニコニコ


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


一方通行「何やってンだろうな」ヤレヤレ

青ピ「せ、せやね」ソワソワ

一方通行「オマエは上条を追わねェのか?」

青ピ「そういう君はどうなん?」

一方通行「俺にとっちゃ上条様々だぜ。クソガキの面倒を見てくれてンだからなァ」クックック

青ピ「……君も大概変わってるんやね」


513 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/17(土) 23:49:59.61 ID:3dd6hRnB0

CASE 206 天使


美琴「ねぇねぇ!」

上条「…………」シーン……

美琴「返事が無い、ただのしかばねのようだ」

上条「……勝手に殺すなよ」ボロボロ

美琴「あはは、こっぴどくやられちゃたわね」

上条「うう、みんなしてボコりやがって……。上条さんには味方はいないんですか……?」

美琴「いるじゃない」

上条「……?」ハテ?

美琴「私はいつだって、お兄ちゃんの味方だよ?」ニコッ

上条「…………」プルプル

美琴「御坂が味方? 味方が御坂……ふふっ、御坂と味方って韻を踏んでる」クスクス

上条「妹のあまりの健気さに、お兄ちゃん感激っ!」ギューッ

美琴「え、ちょ、ええっ!?///」ボンッ

上条「御坂は優しいなぁー。まるで天使みたいだ」ナデナデ

美琴「……///」テレテレ


チャラララチャチャチャーーン♪


上条さんの兄レベルが2に上昇した!!


※兄レベル2=傑出したシスコン兄貴。妹に関する事なら、普段の三倍の力を発揮できる。ただし、妹相手には必ず負ける。



514 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/17(土) 23:51:14.85 ID:3dd6hRnB0

CASE 207 ドレミの歌


上条「ド~は竜王の顎(ドラゴンストライク)の~ド~♪」

美琴「レ~は超電磁砲(レールガン)のレ~♪」

番外個体「ミ~はミサカの~ミ~♪」

一方通行「ファ~はファイブオーバーのファ~♪」

禁書「ソ~は空から落ちてくる系のヒロイン~♪」

打ち止め「ラ~は打ち止め(ラストオーダー)のラ~♪」

土御門「シ~はシスコンを~♪」


ステイル「さあ、う・た・い・ま……って、どうして僕が歌う必要があるんだ!?///」カァァ


一方通行「クソガキの情操教育のためだ」

打ち止め「教育番組でやってたよ、ってミサカはミサカは歌のお兄さんを思い浮かべたり♪」

美琴「楽しければいいじゃない。ねー♪」

禁書「うん!」


ステイル「意味がわからないよ……」ガックリ

土御門「郷に入れば郷に従え。人間諦めが肝心だにゃー」

上条「……この年でお遊戯は辛いのですが」ゲンナリ

番外個体「……ミサカも同感」ゲンナリ


515 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/17(土) 23:52:20.47 ID:3dd6hRnB0

CASE 208 ねこじゃらし


打ち止め「ねぇねぇ、何してるの? ってミサカはミサカは尋ねてみたり」

一方通行「…………」フリフリ

スフィンクス「にゃっ! にゃにゃっ!!」ピョン ピョン

一方通行「…………」フリフリ

スフィンクス「にゃお!」ネコパンチ

一方通行「ナイスパンチ」ニコニコ


打ち止め「むぅ~~! ミサカも猫ちゃンと遊びたいぃぃ!!」ダダコネ


一方通行「これは別に遊ンでるわけじゃねェ。適度な運動とストレス発散も、猫ちゃンの健康を保つ秘訣なンだ」フリフリ

スフィンクス「……ッ、にゃん!」キャッチ

一方通行「ナイスキャッチ。スフィンクスちゃンはカワイイなァ」ナデナデ

スフィンクス「にゃ~♪」ゴロゴロ


打ち止め「わかったからミサカにもやらせて! ってミサカはミサカは猫じゃらしの引渡しを要求してみる!」

一方通行「まァいいけどよ」スッ

打ち止め「ありがとう! ほら、猫じゃらしだよ♪ ってミサカはミサカは見よう見まねで猫じゃらしを振ってみたり」フリフリ

スフィンクス「にゃ! にゃー!」ピョン ピョン

打ち止め「一生懸命ジャンプしてカワイイ♪ ってミサカはミサカはご満悦」ホッコリ


一方通行「……(最っ高の絵が撮れそうだぜェ……ってヤベェ!? 携帯のバッテリーがもう無いだと……ッ!?)」ニコニコ ガビーン


ステイル「聖者のような微笑から、この世の終わりみたいな表情。何か悩みでもあるのかな?」

禁書「きっと私たちには理解出来ないくらい、難しい事を考えてるんだよ」


516 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/17(土) 23:53:17.57 ID:3dd6hRnB0

CASE 209 充電


一方通行「オイ!」

美琴「な、なによ」ビクッ

一方通行「この携帯を充電してくれ。オマエの能力なら一瞬だろ! 頼む!」ペコリ

美琴「…………はい?」ハテ?


上条「……なあ?」

番外個体「……なにかな」

上条「一方通行って家でもこんな感じなのか?」

番外個体「……まあ、ね」

上条「それでストレスが溜まるのは理解できるのですが、上条さんで発散するのは止めて貰えませんでしょうか……」

番外個体「断固☆拒否」ニタァァ

上条「不幸だ……」ガックリ


ボンッ!

美琴「あ、力加減ミスっちゃった」

一方通行「あああああァァァァァッッ!?!?」ガビーン

美琴「ひっ!?」

一方通行「俺の天使たちのメモリー(今日の分)がァァ!? オマエッ!! どォしてくれihbf殺wq――ッ!?」ドバァァ!!

美琴「あ、あ……」ガクブル


番外個体「うおぅ、第一位がブチ切れてる♪」

上条「ぎゃあああ!? 御坂が殺され……って、させるかああああああああああ!!!」ダダッ


517 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/17(土) 23:57:16.37 ID:3dd6hRnB0

CASE 210 ホームステイ


美琴「う…うぐっ、えぐっ、……怖かったよぅ」メソメソ

上条「な、泣くなよ御坂。もう怖いことはないからさ」オロオロ

禁書「そうなんだよ! とうまがちゃんと守ってくれたから心配ないよ!?」オロオロ

美琴「~~~~~ッッ」ギューッ

上条「あー……トラウマを抉られたんだよな。でも大丈夫だぞ。お兄ちゃんもインデックスも傍にいて、御坂を守るから」ナデナデ

禁書「みことを怖がらせる人は、みーんな私たちがやっつけちゃうんだよ」ギュッ

美琴「……ありがと。でも、アイツの宝物を壊しちゃったのも事実なのよね」ションボリ

禁書「みことは何も気にする必要ないかも」

上条「アフターケアまでこなしてこそだろ? 一方通行にはちゃんとフォロー入れといたから」

美琴「……?」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


番外個体「で、全力でそげぶされた第一位なんだけど……」


黄泉川「おっ、その猫ちゃんどうしたんじゃん?」

打ち止め「えっとね、ヒーローさんちからホームステイに来たの! ってミサカはミサカは撫で回してみたり」ナデナデ

スフィンクス「にゃあ♪」ゴロゴロ

一方通行「…………」ニッコォォ

黄泉川「カワイイな。なんて名前なんだ?」

一方通行「スフィンクスちゃンだ」ドヤッ

黄泉川「いい名前じゃん。まあ世話さえしっかりしてくれれば、私からいう事はないじゃん」

芳川「あら、可愛らしい猫ちゃんね?」スタスタ

打ち止め「スフィンクスっていうの。すっごく賢くて大人しいにゃんこだよ♪ ってミサカはミサカは紹介してみたり」

芳川「君、スフィンクスっていうの?」ナデナデ

スフィンクス「にゃお!」

芳川「ふふ、おりこうさん。それにこのモフモフした毛並み……まさにリア獣ね」クスッ

一方通行「ホームステイ記念に全員で写真撮ろうぜ」

黄泉川「名案じゃん! ちょっと待ってろ、昔買った一眼レフが確か……」イソイソ


番外個体「寧ろミサカの中の、第一位のイメージがマッハでそげぶされてるんだよね……」ゲンナリ


522 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) 2012/03/18(日) 03:23:43.40 ID:qS/BZIebo
一方さんソワソワしながらお泊りに来ちゃいなよ!

528 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/24(土) 00:45:17.63 ID:fYkkxghn0

CASE 211 目撃


美琴「ねぇねぇ!」

上条「はいはい、今度はなんだ?」

美琴「晩ご飯なにがいい?」

禁書「オムライス!」

上条「オムライスかぁ……いいな」

禁書「チキンとグリンピースをたっぷり入れて、ケチャップだけで味付けしたのが食べたいかも!」

上条「あーわかるわかる。デミグラスソースとか邪道だよなー」ウンウン

美琴「おっけー、それなら買出しせずに帰っても作れそうね」

上条「俺も手伝うな」

美琴「えへへ、兄妹でお料理だ♪」ニコニコ

禁書「私も何か手伝…」

上条「インデックスにはお風呂の掃除を頼みたいんだが!」アセアセ

美琴「そそそ、そうね!? うん、ソレガイイトオモウナー」アセアセ

禁書「あからさまに遠ざけられてる!?」ガビーン



御坂妹「…………」プルプル


529 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/24(土) 00:45:56.32 ID:fYkkxghn0

CASE 212 アイデンティティ


御坂妹「お姉様! とミサカは語気を荒げて呼び止めます」

美琴「あら、アンタは……」

上条「おっす、そのペンダントは御坂妹だよな」

禁書「久しぶりだね、クールビューティー」

御坂妹「お久しぶりです……などと悠長に構えている余裕はない、とミサカはお姉様に掴みかかります」グイッ

美琴「きゃっ、な…なに!?」

上条「おい、落ち着けよ! 何があったのかは知らねーが、御坂に……俺の妹に乱暴するのはやめてくれ」ズイッ

美琴「お、お兄ちゃん……///」モジモジ

御坂妹「そう、それです! お姉様が妹キャラだなんて、一体全体どういう事ですか!? とミサカは説明を求めます」イライラ

上条「あー……それはだな」カクカクシカジカ


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


上条「――ってなわけで上条さんと御坂は兄妹になる予定……っつーかもう兄妹なんだよ」ナデナデ

美琴「もう……恥ずかしいから頭撫でないでよ///」カァァ

上条「おお、悪い。なんか撫で心地が良くってつい」

美琴「べ、別に嫌ってわけじゃないのよ。……私も気持ち良かったし///」

御坂妹「…………」ワナワナ

禁書「クールビューティー?」ハテ?

御坂妹「お、お姉様でありながら妹属性……? まさかのハイブリッドというヤツですか……?」プルプル

美琴「……お兄ちゃんはとっても優しいし、妹も悪くないのよね///」テレテレ

御坂妹「この泥棒猫! とミサカは自身のアイデンティティを奪った鬼畜姉に猛抗議します」プンスカ

美琴「へ……?」


530 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/24(土) 00:46:52.12 ID:fYkkxghn0

CASE 213 茶番


御坂妹「…………」クイクイ

上条「なんだよ。服の裾を引っ張ったりして」

御坂妹「妹はミサカの個性を示す、いわば自己証明です、とミサカはあなたに目で訴えてみます」ジー

上条「え、えーっと」オロオロ

御坂妹「お姉様は既に姉でありツンデレなのです。それに加えて妹属性までなんて理不尽です、欲張りです、ズルっ子です」

美琴「なっ!? 私はツンデレじゃないわよ!」ガァァ

御坂妹「…………」シラー

美琴「あー! 信じてないわね!」プンスカ

御坂妹「ツンデレなお姉様では、素直になる事など出来ないはず、とミサカは鼻で笑います」プークスクス

美琴「フフン、それはどうかしら?」

禁書「情報が古いんだよ。今じゃすっかり甘えん坊さんだもんね、みことは」ヤレヤレ

美琴「なによー、そんな風になったのは甘やかしん坊なお兄ちゃんのせいだもん」プイッ

禁書「だってとうま? ここはみことの兄離れの為にも、少し距離を取ったらどうかな?」

美琴「えっ?」

禁書「あんまり兄妹でベタベタしてると、世間体が悪くなるのは避けられないかも」

上条「そっか……御坂のためならこの上条当麻! 涙を呑んで妹離れも辞さない所存!」

美琴「嫌よそんなの!?」ギューッ

上条「くっ、俺だって御坂を突き放すなんて嫌だ。けどな…」

美琴「妹がお兄ちゃんに甘えて何がいけないのよ!」ドドン

上条「!」ピシャーン!

美琴「誰がなんと言おうが、私はお兄ちゃんの傍にいるんだから!」

上条「……そうだな、御坂の言う通りだ。兄が妹を甘やかして何が悪い!」クワッ

美琴「お兄ちゃん……!」パァァ

上条「ごめんな? 世間体とかお前のためなんて綺麗事に拘って、本当に大切な事を忘れちまうとこだった」ナデナデ

美琴「もう、バカなんだから……///」テレテレ



御坂妹「な…なんですか、この茶番は? とミサカは目の前で繰り広げられるアホなやり取りに絶句します」プルプル

禁書「傍から見ればアホでも、当人たちが幸せなら それでいいんだよ♪」ニコニコ


531 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/24(土) 00:47:34.20 ID:fYkkxghn0

CASE 214 ナチュラル


美琴「ねぇねぇ!」

上条「はいはい、今度はなんだ?」

美琴「お花見したい!」

上条「ああ、いいぞ。今度みんなを誘ってやろうな。弁当とお菓子にジュースを用意してさ」ナデナデ

美琴「うん!」ニッコリ


御坂妹「……ナチュラルにおねだりしてますね、とミサカは虚ろな眼差しで二人を見やります」ドヨーン

禁書「ふふっ、桜を見るのは初めてだから楽しみなんだよ」

御坂妹「あなたは彼を取られて悔しくないのですか……? とミサカは躊躇いがちに質問します」

禁書「取られてなんかないよ?」ハテ?

御坂妹「ですが……」

禁書「私と とうまにスフィンクスが居て、その輪にみことが混ざっただけ」

御坂妹「…………」

禁書「みことのお陰で、私もとうまも笑顔がグッと増えたんだ。だから奪われるどころか、たくさんの幸せを貰ってるんだよ」ニコッ


美琴「インデックスー! お花見に持っていきたいお菓子を教えて」フリフリ

上条「お、おい。インデックスのリクエストを聞いてたら財布が……」オロオロ

美琴「やーねぇ、お菓子は300円までに決まってるじゃない」

上条「遠足かよ!?」


禁書「ね?」

御坂妹「……それはそれで妬ましい、とミサカは嫉妬の心を隠しきれません」


532 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/24(土) 00:49:01.67 ID:fYkkxghn0

CASE 215 とばっちり


番外個体「ねぇ、第一位」

一方通行「ああン?」

番外個体「最終信号が見当たらないけど、何か知らない?」

一方通行「俺のベッドでスフィンクスちゃンと昼寝中だ」

番外個体「ふーん……ッ!? ぎゃああああああああああああああ!?」ピロリーン

一方通行「……?」

番外個体「妬ましいぃぃ!! ミサカを差し置いて独り占めなんて許せないッ!!」イライライライラ

一方通行「まァ落ち着け。確かにスフィンクスちゃンと昼寝は羨ましいが…」

番外個体「ちっげええええええ!! ああもう! 全ミサカの嫉妬の念がミサカにぃぃ!?」ギャース

一方通行「妹達にも圧倒的な人気なのかよ。流石だなァ」ホッコリ

番外個体「だから猫じゃないっつってんだろ、このアホ!」

一方通行「ハイハイ、今日は機嫌がいいからオマエの暴言も気になンねェよ」

番外個体「くっそぉー! 誰だよ、あの人とお姉様のアホ動画をネットワークにアップしたヤツは!!」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


御坂妹「フフフ……順調に情報が伝達されています。ネットワークが嫉妬一色に染まるのも時間の問題です」ニヤ

禁書「……悪い顔をしてるんだよ」


533 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/24(土) 00:50:36.48 ID:fYkkxghn0

CASE 216 入れ替わり


御坂妹「お姉様」

美琴「何かしら?」

御坂妹「一生のお願いがあるのですが聞いてもらえますか? とミサカは必死に懇願してみます」

美琴「ええ、いいわよ。私に出来ることなら聞いてあげる」

御坂妹「では今日一日だけで結構なので、ミサカと入れ替わって頂けませんか?」

美琴「……は?」

御坂妹「ミサカもお兄様に甘えてみたいです、とミサカはぶっちゃけます」

美琴「だ、ダメっ!! つーか誰がお兄様よ!?」アセアセ

御坂妹「…………」ジー

美琴「そんな目で見つめてもダメだからね! お兄ちゃんは私のなんだから!」ガァァ

御坂妹「ちょっとだけ」

美琴「一口だけ、みたいに言うな!」

御坂妹「ケチですね、とミサカは狭量な姉に少し失望します」ヤレヤレ

美琴「ケチでいいもん! わ、私はお兄ちゃんとインデックスに挟まれてないと、安眠できないんだもん!」

御坂妹「添い寝、ですか……。それは家庭訪問の必要がありますね、とミサカは混ぜて貰う気満々で言い放ちます」イラッ

美琴「来なくていい!」


上条「ハハ、これじゃどっちが姉か分からないな」

禁書「みことがいないと寂しいよ?」

上条「一日くらい我慢出来…………ないかもしれない」ガクガク

禁書「でしょ?」


534 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/24(土) 00:51:55.49 ID:fYkkxghn0

CASE 217 真・いもうと


美琴「ねぇねぇ!」

上条「はいはい、今度はなんだ?」

美琴「妹がいじめる……」ウルウル


禁書「告げ口してるんだよ……」ゲンナリ


上条「いじめるっつってもなぁ。御坂妹はお前の妹だろ?」

御坂妹「はい、ミサカはお姉様の妹です。そしてあなたはお姉様の兄ですよね? とミサカは確認します」

上条「ああ」

御坂妹「つまりミサカにとっても、あなたはお兄様なのです、とミサカは一部の隙も無い論理を披露しました」ドヤッ

上条「……ッ!?」

美琴「ちょ、ちょっと!? 何丸め込まれてんのよ!」

上条「いや、一理あるかも……」ムムム

御坂妹「一理ではなく真理です。ミサカが天然の妹キャラだとすると、お姉様は後付けの養殖モノにすぎません、とミサカは力説します」

美琴「養殖ってなんだこらーー!!」ガァァ

上条「でも鯛とかは天然より養殖の方が美味しいんだよなー」

美琴「お、おいしいって……何バカな事言ってんの!?///」カァァ

御坂妹「……ミサカを魚類と同列にしないでください、とミサカは溜息を吐きます」ヤレヤレ


禁書「鯛……お刺身、塩焼き、煮付け、しゃぶしゃぶ、お茶漬け……」ジュルリ


535 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/24(土) 00:52:42.62 ID:fYkkxghn0

CASE 218 姉妹


美琴「ちょっと! アンタは妹なんだから少しは遠慮しなさいよ!」プンスカ

御坂妹「お姉様こそ年長者の余裕が足りないのでは? とミサカは反論します」

美琴「そんな事言って、余裕なんて見せたらお兄ちゃんを取っちゃうつもりでしょ!」

御坂妹「…………」ニヘラ

美琴「こらー! なんとか言いなさいよ!」


禁書「このままじゃキリがないんだよ。ここはとうまがビシッと……って、とうま?」

上条「ムキになってる御坂もカワイイなぁ」ニコニコ

禁書「……痘痕も笑窪ってレベルじゃないかも」

上条「そういうなって。一人っ子の上条さんには何もかもが新鮮なんですよ」

禁書「この半年は私も一緒だったのに?」

上条「お前とは兄妹ってガラじゃないし、友達ってのも何か違うよな」

禁書「前にみことが言ってたみたいに、パートナーが一番しっくりくるかもね」

上条「んー、やっぱペットってのが一番馴染むよな。餌やって遊んでの繰り返しだし、気に入らないとすぐに噛むし」

禁書「と~う~まぁ~?」シャキーン!

上条「い、インデックスさん!? ここで噛み付けば、自分の非を証明することに…」

禁書「噛まれるような事を言う、とうまが悪いんだよーー!!」

ガブッ

上条「ぎゃあああっ!! 最近噛まれてなかったのに不幸だーーーー!!??」


536 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/24(土) 00:53:23.60 ID:fYkkxghn0

CASE 219 ドッペルゲンガー


御坂妹「お姉様、ドッペルゲンガーをご存知ですか? とミサカは意味深に問いかけます」

美琴「知ってるわよ。ゴーストの進化系でしょ。……友達いなかったから図鑑を埋められなかったけど」ションボリ

禁書「それはゲンガー違いなんだよ。ドッペルゲンガーは死期の近い人が目撃する、自分にそっくりな偽者の事」

美琴「へぇー、そうなんだ」フムフム

上条「そっくりさんねえ……。今更だけどお前ら見た目はそっくりだよな」

御坂妹「……案外、ミサカはドッペルゲンガーなのかもしれませんよ? とミサカはお姉様に揺さぶりをかけます」ニヤリ

美琴「ちょ、怖い事いわないでよ!?」


禁書「…………」ササッ

上条「…………」ササッ


美琴「どうして二人とも距離を取るの!?」

御坂妹「さあ、世にも奇妙な物語の開幕です、とミサカはお姉様に にじり寄ります」ユラァ

美琴「え、え? アンタは妹達でしょ……?」オロオロ

御坂妹「なに言ってんの? 私は御坂美琴よ」

美琴「御坂美琴は私よ! てかいつものヘンテコな口調はどうしたのよ!?」

御坂妹「…………」ジリジリ

美琴「無言で近寄るな! こ、怖いでしょーが!」ビクビク

御坂妹「ダイジョウブ、スグにコワくなくナルヨ?」ニタァァ

美琴「ひぅ!?」ビクッ


幻想目録「「……(助けたいけど、怖がってる姿も見ていたいッ! なんという二律背反!)」」プルプル


537 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/24(土) 00:54:14.50 ID:fYkkxghn0

CASE 220 幽霊


美琴「ねぇねぇ!」

上条「はいはい、今度はなんだ?」

美琴「あの子は妹達で、ただの10032号なのよね!?」ユッサユッサ

上条「当たり前だろ。ほれ、右手で触ってもなんともない」ナデナデ

御坂妹「……///」テレテレ

禁書「でもドッペルゲンガーは割りとポピュラーな怪異だから、みことの恐怖心が本物を引き寄せる可能性もあるんだよ」

美琴「じょじょ冗談でしょ!?」

禁書「嘘じゃないよ。怪談をすると霊が寄ってくるっていうでしょう?」

上条「へえー、んじゃ試しに百物語でもやってみるか。土御門たちも誘えば出来そうだし」

美琴「なんで試すのよ!?」

上条「天使が居たから幽霊もいるのかなー、って思ってさ」

美琴「そんな非科学的なもの いるわけないじゃない!」アセアセ

御坂妹「いますよ、とミサカは驚愕の事実を伝えます」

美琴「う、うそよ! 騙そうったって、そうはいかないんだから!」

御坂妹「死んでいったミサカが夜な夜な語りかけてくるのです……」

美琴「な…なんて?」ガクブル

御坂妹「上条当麻をものにしろ。お姉様に遠慮する必要はない、とミサカは自分の都合のいいように意訳します」シレッ

美琴「…………」

御坂妹「というわけで、今日一日お姉様は病院で寝泊りしてください、とミサカは確固たる意志を持ってお泊りに望みます」

美琴「望むなっ!」ガァァ

御坂妹「夜の病院は怖いですよ? 廊下から聞こえる足音や謎の呻き声、果ては…」

美琴「いやああああ!? 聞きたくない! 聞かせないでぇぇーーー!?」イヤイヤ


上条「よくよく考えたら御坂妹が普通に一泊すればいいんじゃねーか? 手狭になるけど問題ないだろ」ハテ?

禁書「乙女心はフクザツなんだよ」ヤレヤレ


543 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/30(金) 22:26:55.38 ID:uaF3Zt6m0

CASE 221 腹ペコ


ステイル「土御門、一応確認したいのだが、僕におかしな所はないだろうか?」イソイソ

土御門「特にないぜよ。柄にもなく鏡と睨めっこしているかと思えば、もしかしなくても禁書目録とデートなのかにゃー?」ニヤニヤ

ステイル「違う! ただ昼食に誘うだけだ!」ガァァ

土御門「世間一般じゃそれはデートのお誘いって言うんだぜい?」

ステイル「そ、そうなのかい!?」ガーン

土御門「ま、精々嫌われない程度に頑張るんだにゃー」

ステイル「言われずとも……というか学校はいいのか? 上条当麻たちは朝早くに登校していたようだが」ハテ?

土御門「多重スパイも色々と辛いんですたい。たまにはリフレッシュ休暇が必要ぜよ」グッタリ


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


禁書「暇だったからお外に出ちゃったけど、なんだかお腹がペコちゃんなんだよ……」グキュルルル

禁書「……そうだ! 今こそとうまから貰ったお食事券を使う時かも!」キュピーン

禁書「そうと決まればお店を求めてレッツゴー♪」


544 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/30(金) 22:27:35.08 ID:uaF3Zt6m0

CASE 222 何腹?


ステイル「…………」ドキドキ

ピンポーン

ステイル「…………」ワクワク

シーン……

ステイル「出ない。おかしいな……」

ピンポーン

ステイル「…………」ドキドキ

シーン……

ステイル「留守なのか……」ガックリ


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


禁書「繁華街には美味しそうなお店がいっぱいあるんだよ」キョロキョロ

禁書「でも今の私は一体何腹なんだろう?」

禁書「中華、イタリアン、お寿司、カレー、ラーメン……私の胃袋は何処に行きたいのかな?」

禁書「…………」クンクン

禁書「風に乗って漂うこのいい匂いは……焼肉! 今日のランチは一人焼肉にするんだよ!」


545 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/30(金) 22:28:45.82 ID:uaF3Zt6m0

CASE 223 孤独のグルメ


店員「らっしゃっせー、一名様ですか?」

禁書「うん」

店員「では、こちらの席にどうぞー」


禁書「……(ちょっと汚い店内が、いかにも隠れた名店って感じかも)」

店員「お冷とおしぼりです」スッ

禁書「……(ロースターも鉄板もいい感じ。ホットプレートじゃ出せない火力がいいんだよね♪)」

店員「ご注文はお決まりですか?」

禁書「う~ん……とりあえずカルビに丸腸、焼野菜に……あとご飯を大盛りでお願いするんだよ」

店員「お飲み物は?」

禁書「ウーロン茶がいいかも」

店員「はい、少々お待ちください」


禁書「……(ランチタイムなせいか、お店は満員、食欲をそそる香りが充満してる)」

ジュージュー

禁書「……(お肉の焼ける音が私の胃を刺激するんだよ!? 店員さーん、早くお肉を持ってきて欲しいかもー!?)」ジュルリ


546 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/30(金) 22:29:41.30 ID:uaF3Zt6m0

CASE 224 一人焼肉


店員「お待たせしました。カルビと丸腸です」

禁書「わあ、とっても美味しそう♪」キラキラ

店員「すぐにご飯もお持ちしますね」クスッ


禁書「さて、早速焼いてみるんだよ!」

ジュージュー

禁書「これこれ! この音が絶対美味しいから期待してって言ってるみたい♪」

ジュージュー

禁書「もう食べ頃かな?」パクッ

モグモグ

禁書「ッ!? おいしー♪」パァァ

禁書「脂身が少ない割りにジューシーで歯ごたえがある、いかにも肉って肉なんだよ♪」

ジュージュー

禁書「タレとの相性も抜群! 甘辛で肉の味を引き立ててる! これはご飯が欲しくなる味かも」

店員「ご飯の大盛りです」スッ

禁書「待ってたんだよ♪ ……んー♪ やっぱり焼肉には白いご飯が一番合うんだよ」


店員「……(美味しそうに食べるお客さんだなぁ)」


547 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/30(金) 22:30:40.02 ID:uaF3Zt6m0

CASE 225 おかわり


禁書「……(丸腸も脂のしつこさが無くて、口の中でジュワっと蕩けるんだよ)」モグモグ

禁書「……(この店にして大正解! ……って、もうお肉が無くなっちゃった)」

ピンポン

店員「はい」

禁書「えーっと追加で、カルビとロース、あとご飯もおかわり!」

店員「少々お待ちください」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


禁書「……(あ、お肉にばかり気をとられてたら、お野菜焦がしちゃった……。一人焼肉って意外と忙しいかも)」

ジュージュー

禁書「うう、苦い……。これが失敗の味なのかな?」モグモグ

ジュージュー

禁書「失敗は次に活かすんだよ。よーし、ペースを上げていこう!」

ジュージュー

禁書「……(お肉とタレとご飯が奏でる見事なまでの三重奏! 全部がハイレベル且つ、同レベルだからこそ実現している奇跡!)」ムシャムシャ

ジュージュー

禁書「……(か、カラダが熱い……ッ!! 今の私はまるで人間火力発電所なんだよ! まるでみことみたい!)」ウオォォーン

店員「こちら、ウーロン茶です」スッ

禁書「次はハラミとサガリ肉を頼むんだよ!」

店員「かしこまりましたー」


548 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/30(金) 22:31:48.19 ID:uaF3Zt6m0

CASE 226 お会計


禁書「食べた……もう何も入らないかも」ケプッ

店員「お会計ですね。一万五千円になりまーす」

禁書「このお食事券でお願いするんだよ」スッ

店員「はい、三千円分ですね。残り一万二千円ですが現金でお支払いですか?」

禁書「え……」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


教師「――であるからして」

美琴「はぁ、退屈ねぇ。授業早く終わんないかなー」ポケー

教師「……御坂、思いっきり本音が漏れているぞ」ゲンナリ

美琴「ええっ!?」


クスクス ミサカサマッタラ


美琴「す、すみません……///」カァァ

教師「以後気をつけるように」

美琴「はい……///」

ゲコッ

美琴「……(メール……インデックスから? なになに、『たすけて』……ッ!?)」ガタッ

教師「急に席を立ったりしてどうした?」

美琴「早退しますっ!!」タッタッタ


教師「理由は、ってもう居ない……」


549 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/30(金) 22:33:07.86 ID:uaF3Zt6m0

CASE 227 カラダで払う


店員「持ち合わせが無いなんて、困ったねぇ」

禁書「い、今家族に連絡したから少しだけ待ってください……」シオシオ

店員「お代さえ用意できるなら、うちとしても文句は無いよ。出来ないなら身体で払って貰うけどね♪」

禁書「かか、カラダっ!? いいい、インデックスを食べたっておっ、おいしくないんだよ!?」アタフタ

店員「いや、そういう意味じゃないんだけど」ヤレヤレ

バンッ!

美琴「インデックス!」

禁書「ッ、み、みことぉ……」ウルッ

美琴「アンタ泣いて……ッ、……一体これはどういう状況かしら?」バチバチッ!

店員「どうもこうも其方のシスターさんが無銭飲食をしちゃったんですよ」ニコニコ

美琴「……………………………………うちの馬鹿シスターがご迷惑をお掛けして、本当に申し訳ありません」ペコリ

禁書「うう、ごめんなさい。でも馬鹿シスターはあんまりかも」グッスン


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


禁書「ねぇねぇ、みこと」

美琴「口を動かす暇があるなら手を動かしなさい」バシャバシャ

禁書「どうして私たちはお皿を洗ってるんだろう……」バシャバシャ

美琴「無銭飲食なんてするからでしょーが!」

禁書「うう、立て替えてくれれば良かったのに」

美琴「だーめ、そんなのインデックスの為にならないでしょ。ちゃんと食べた分は働いて返すのよ」メッ

禁書「みことが厳しい……」ションボリ

美琴「手伝ってあげてるんだから文句言わないの!」


店員「皿洗いが終わったら店先の掃除をお願ーい」


電磁目録「「は、はぁーい!」」


550 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/30(金) 22:36:09.43 ID:uaF3Zt6m0

CASE 228 行方不明


ドカーン!!

ステイル「上条当麻!」

上条「ちょ、おまっ!? 何玄関吹っ飛ばしてんだよ!?」ガビーン

ステイル「そんな事よりインデックスは何処に居る!」

上条「家に居ないから、外で御坂と遊んでるんだろ」

ステイル「その二人と連絡が取れないんだ。一体どうなっている!?」

上条「夢中で遊んでて着信に気付かないだけじゃないのか? よくゲーセンとか行くし」

ステイル「何を悠長な! この街の治安は最悪だと言うのに!」

上条「大袈裟だなぁ」ヘラヘラ

ステイル「ああ……ッ、こうしている間にも彼女が」オロオロ

上条「そんなに慌てんなって。俺たちの携帯は お互いを追跡出来るように設定してあるから、すぐに見つかるさ」



土御門「……んな機能をつけてる段階で、過保護全開なんだけどにゃー」ヤレヤレ


551 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/30(金) 22:37:19.56 ID:uaF3Zt6m0

CASE 229 アルバイト


ステイル「上条当麻、ここで合っているのか? ……ただの焼肉屋に見えるんだが」

上条「ハハ、大方インデックスが無銭飲食でもして御坂にSOS。御坂に怒られながらバイトしてお金を返してるんだろ」

ステイル「……やけに具体的だね」

上条「保護者ですから!」ドヤッ

ステイル「君の苦労が忍ばれるね……」ゲンナリ


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


禁書「いらっしゃいませー、ってとうま!?」

上条「ほら、予想通りだろ?」

ステイル「インデックス……まさか本当に食い逃げを……」プルプル

禁書「ひ、人聞きが悪いかも!?」ガーン

上条「そうそう、逃げたりする様な卑怯者じゃないもんな、インデックスは」

禁書「もちろんなんだよ!」エッヘン

ステイル「アバウトというか、大らかというか、問題はそこではないだろう。僕の感性がおかしいのか……?」

上条「ところで御坂は?」

禁書「あっちで接客してるよ」


店員「中々筋がいいじゃない。このままうちでバイト続けない?」

美琴「あ、あはは、買いかぶりですってば///」テレテレ


上条「誉められてる! 御坂が誉められてるぞインデックス!!」パァァ

禁書「流石みことなんだよ」ウンウン


552 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/03/30(金) 22:40:26.74 ID:uaF3Zt6m0

CASE 230 ご馳走


美琴「ねぇねぇ!」

上条「はいはい、今度はなんだ?」

美琴「ここのお肉、すっごく美味しいわね♪」モグモグ

上条「御坂とインデックスがご馳走してくれるから尚更な」モグモグ

禁書「いつもご飯を作ってくれる とうまに自分で稼いだお金でご馳走したかったんだよ」ニコッ

上条「インデックス……」ジーン

美琴「張り切ってバイトしたせいか、不足分を払っても余りが出ちゃったのよ。受け取るのも何だか悪いし、折角だからみんなで使っちゃおってね」クスクス

ステイル「僕も一緒して良かったのかい?」

禁書「うん! 一人で食べ歩きも楽しいけど、ご飯はみんなで食べたほうが美味しいんだよ」

上条「あ、ステイルの前の肉がいい感じに焼けてるぞ」

禁書「むむっ、ベストな焼き具合かも! 焦げないうちに……はい、あ~ん♪」スッ

ステイル「……は?」

禁書「これはステイルが焼いてたお肉でしょう? だからあ~ん♪」

ステイル「……オーケー、これは僕の願望を読み取った敵性組織の精神攻撃だな」

禁書「何を言ってるの? 今が一番おいしいんだから早くー」

ステイル「上条当麻。右手で僕の頭を――」チラッ


上条「さっさと食ってやれよ。インデックスが困ってるじゃねーか」ニヤニヤ

美琴「……///(風邪引いたとき、私もして貰ったのよね……///)」モジモジ


ステイル「なんの羞恥プレイだ!///」ガァァ

禁書「え、嫌だった……?」ガーン

ステイル「~~~~~ッッ!? わかった、食べればいいんだろう!?///」

禁書「あ~ん♪」スッ

ステイル「……///(ああ、彼女にアーンして貰えるなんて最高じゃないか! ……なんて流されるなステイル=マグヌス!
お前は誇り高い英国紳士だろう!? ここは柔らかく断って……でもこんなチャンス滅多に、いやもう二度と
無いかもしれない……どうする……一体僕はどうすればいいんだッ!?)」



この後 散々悩んだ挙句、ちゃっかり役得を堪能したステイル少年なのでした。


557 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/31(土) 03:43:56.23 ID:IeptDl+AO
食事券で賄えるかと疑問に思ってたら予想通りだったww
面白いよー

ステイルも報われて俺得

566 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/04/11(水) 21:24:56.24 ID:viqfzoZM0

CASE 231 春休み


美琴「ねぇねぇ!」

上条「はいはい、今度はなんだ?」

美琴「せっかくの春休みなんだし、どこか出かけようよ」

禁書「さんせー!」

上条「ダメだ」キッパリ


電磁目録「「ええ~~~~~っ!!!」」ギャース


上条「うわっ、いきなり大声出すなよ」キーン

美琴「なんでダメなのよ! 宿題も補習もないんだからいいでしょ!」ガァァ

禁書「そうなんだよ! 駅ビルでやってる北海道物産展に行きたいー!」ガァァ

美琴「そのあとラブリーミトンの新作を買いに行くって、インデックスと話してたのに!」

上条「あー、わかった。明日連れて行くから今日は勘弁してくれ」


電磁目録「「イヤだっ!! 今日行きたいの!」」


上条「はぁ……。上条さんも意地悪で言ってるんじゃないんだぞ?」ヤレヤレ

テレビ『午前から午後にかけて、学園都市全域に春の嵐が吹き荒れています。学生のみなさんは外出の自粛をお願いします』

上条「ほらテレビでも警報が出てるだろ」

禁書「ヤダヤダ! 物産展は今日までなんだよ!? カニとイクラとウニが私を呼んでるのにぃぃ~~~~!」ジタバタ

上条「駄々こねるなよ。危ないから今回は我慢…」

クイクイ

美琴「……ダメ?」ウルッ

上条「ぐふっ!? みみ、御坂さん!? お兄ちゃんはお前たちの安全を第一に考えてですね…」オロオロ

美琴「…………」ウルウル

上条「…………ああもうわかったよ! 連れて行けばいいんだろ!?」


電磁目録「「うんっ!!」」ニッコリ


上条「ちくしょう、コイツら確信犯だよ……」ゲンナリ


567 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/04/11(水) 21:25:39.14 ID:viqfzoZM0

CASE 232 強風ハロー注意報


美琴「ねぇねぇ!」

上条「はいはい、今度はなんだ?」

美琴「風が強すぎてドアが開かないんだけど!?」

禁書「私たちを部屋に閉じ込めてしまうなんて、さすが強風ハロー注意報なんだよ……」ゾクッ

上条「やっぱり外出は控えるか?」

禁書「そんなっ!?」ガビーン

美琴「うぐぐ、負けてたまるかぁぁーーーー!!!」グググ

禁書「みこと、ふぁいと!」

美琴「風如きに! 私のゲコ太愛を止められると思うなああああああああああああ!!!」グググ

禁書「こうなったら私も手伝うんだよ!」


電磁目録「「せーの! 開けええぇぇーーーーーーーーーーー!!!」」グググ


上条「頑張るなぁ」ホッコリ


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


美琴「はぁ……はぁ……び、ビクともしない……」グッタリ

禁書「うう、これ以上力が入らないかも……」ヘロヘロ

上条「んじゃそろそろ出かけるか」ガチャ

美琴「えっ、あっさり!?」ガーン


ビュオオオオオオオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!


電磁目録「「きゃあああーーーー!? と、飛ばされるぅぅ!?」」ギューッ

上条「うお、スゲー風だ」


568 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/04/11(水) 21:28:05.98 ID:viqfzoZM0

CASE 233 戦略的撤退


美琴「ねぇねぇ!」

上条「はいはい、今度はなんだ?」

美琴「もう一回挑戦よ!」

上条「何言ってんだ。まともに立ってられなくて、部屋に逃げ帰ったのは誰だよ」ヤレヤレ

美琴「に、逃げてないわよ! あれは……そう、戦術的撤退だったのよ!」

禁書「後ろに向かって全力前進したんだよ!」

上条「あはは、それなら仕方ないな」

美琴「でも負けたままじゃ済まさないわ。絶対に新作ゲコ太グッズを手に入れてみせるんだから!」

禁書「海の幸は譲れないんだよ!」

上条「まあ、あれだ。要はカニと新作ゲコ太グッズが今日中に手に入れば満足なんだろ?」

禁書「ただのカニじゃなくって、特選カニ飯が食べたいんだよ!」

美琴「私は特に目当てのグッズは無いかな。発売日の今日ゲットすることに意味があるのよ」

上条「そっか」


上条「……(下手な台風より危険な風が吹いてんだ。危ないから外出なんてさせられないよな。ここは上条さんが一肌脱ぎますか)」キリッ


569 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/04/11(水) 21:28:36.01 ID:viqfzoZM0

CASE 234 決死隊


上条「ステイル、行くぞ」

ステイル「いきなりやって来てなんだい?」

上条「とある最重要ミッションをこなさなきゃなんねーんだ。手を貸してくれ」

ステイル「はあ?」

上条「本当なら俺一人でやり遂げるべきなんだが、ブツを安全確実に持ち帰るにはステイル、お前の協力が必要なんだ!」

ステイル「話が見えないんだが……」

上条「来ればわかる。いいから来てくれ!」グイグイ

ステイル「は、離せっ!! 馴れ馴れしく触るんじゃない!!」ズルズル


土御門「逝ってらっしゃーい♪」

舞夏「こんな日に出歩くなんて、あいつら何考えてるんだー?」ハテ?

土御門「同じ魂の色を持つ、ソウルブラザーのオレには解るぜい。義妹のためなら嵐なんざ屁のかっぱですたい!」


570 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/04/11(水) 21:30:02.26 ID:viqfzoZM0

CASE 235 熱風 疾風 イノケンティウス


ステイル「上条ォォ当麻ァァァーーー!!!」

上条「ああっ!? 何か言ったかァァ!?」

ステイル「何が悲しくてこの強風の中、お遣いなんてさせられてるんだァァ!!」


ビュオオオオオオオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!


上条「はァ!? 何言ってんのか聞こえねーよ!?」

ステイル「もういい! 僕は帰らせてもらうッ!!」

上条「なにぃぃ!? テメェはインデックスのお願いひとつ叶えてやれないへタレなのかよ!?」

ステイル「何故彼女の名が出てくる!?」

上条「今日までしか買えないカニ飯をッ!! インデックスが食いたがってんだよォォ!!」

ステイル「ッッ!?」

上条「だったら! この程度の風で! 一々立ち止まってられるかってんだ!!」

ステイル「うおおおおおおっ!! イノケンティウスッッ!!!」


イノケンティウス「…………」ユラァ


ステイル「今こそ我らの力を示す時! 我が炎が無敵である事を証明して見せろ!!」

イノケンティウス「GAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!」グオッ!


上条「イノケンティウスが風を押し返してる……!」スゲェ


571 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/04/11(水) 21:30:35.26 ID:viqfzoZM0

CASE 236 共闘


ステイル「上条当麻ッ!!」

上条「なんだッ!!」

ステイル「カニ飯は僕が責任を持って確保するッ! だから君は君の成すべきを成せッ!!」

上条「へっ……上等ッ!!」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


打ち止め「うわぁー、窓がミシミシ音を立ててるよ、ってミサカはミサカは戦慄してみたり」

番外個体「台風並みらしいからねぇ」

打ち止め「ちょっとお外に出てみたい! ってミサカはミサカは…」ワクワク

番外個体「却下」

打ち止め「うわーい、速攻即答大否定ー!?」ガビーン


一方通行「…………」スヤスヤ

スフィンクス「…………」スヤスヤ


572 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/04/11(水) 21:31:19.78 ID:viqfzoZM0

CASE 237 残念だが当然


店員「いらっしゃっせー」

ステイル「ハァ、ハァ……か、カニ飯を六つ……」フラフラ

店員「九千円になります。お支払いは現金とニャオンが使えますが」

ステイル「にゃ、ニャオンで」スッ

ニャオン!

店員「商品とレシートです。ありがとうございましたー」


ステイル「さて……あとは来た道を帰るだけだが」チラッ


ビュオオオオオオオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!


ステイル「正直気が滅入るね。だが……今一度奮い立てッ! イノケンティウス!!」クワッ

シーン……

ステイル「……なるほど、魔力切れか。しかし、諦めるわけにはいかない……! インデックスの願いを叶えるまでは!!」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


ビュオオオオオオオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!


上条「なん……だと……?」


張り紙『本日は強風のため閉店させていただきます』デデン


573 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/04/11(水) 21:33:26.15 ID:viqfzoZM0

CASE 238 スキル発動


上条「……(閉店だと!? ふざけんなっ! 御坂があんなに楽しみにしてるってのに手に入りませんでしたで済まされるか!!)」

上条「……(これも俺の不幸体質のせいだってのか!? ……違うな、間違ってる! そんな甘ったれた考えは、テメエの不幸に酔ってるだけだ!)」

上条「……(考えろ! 何か手はあるはずだ…………ッ、そうだ! ラブリーミトンのショップは学園都市内に全部で三店舗)」

上条「……(内二店舗は繁華街に独立して出店しているが、最後の一店は第三学区にあるホテルに出店していたはずだ!!)」

上条「……(ホテル内なら風の影響を受けない。かなり距離があるけどこの際しょうがないと割り切る!)」

上条「……(少しばかり金はかかるがモノレールを使えば問題ない。フフ、勝利条件は見えた!)」※ここまで0.01秒

上条「フフ……ハハ、フフハハハ!! なんだ簡単じゃないか! 焦らせやがって…」


ピンポンパンポーン♪

アナウンス『強風のため、モノレールは一時運行見合わせになりました』


上条「……歩いて行けば問題ないだろ。まだ致命的なミスは…」


黄泉川「あ、お前は小萌先生んとこの上条じゃん!」

上条「げっ!?」ギクッ

黄泉川「こんな場所で何をやってるんだ。今日は外出禁止だと放送してただろう!」

上条「い、いえ……その、新発売のカエルグッズを捜索中でして」アセアセ

黄泉川「訳がわからないじゃん。何にしても外は危険だ。車で寮まで送るから、さっさと乗れ」ヤレヤレ

上条「ちぃッ! 今捕まるわけには……!」ダダッ

黄泉川「こらっ!! ちょっと待つじゃんよ、って速っ!?」


574 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/04/11(水) 21:35:37.46 ID:viqfzoZM0

CASE 239 カニ飯


禁書「ねぇねぇ!」

ステイル「……なんだい?」グッタリ

禁書「このカニ飯、ほんとに食べていいの!?」

ステイル「……ああ」

禁書「わぁーい! いただきまーす♪」モグモグ

美琴「少し落ち着きなさい。ほら、ほっぺにご飯がついてるわよ」クスクス

禁書「え、ど、どこ!?///」カァァ

美琴「右側のほっぺよ。……せっかくだからステイルさんに取ってもらえば?」ニヤニヤ

ステイル「なっ!?」

禁書「うう~、恥ずかしいから早く取ってほしいかも///」モジモジ

ステイル「いや、僕が取るほうが恥ずかしくないか……?///」テレテレ

美琴「じゃあ私が取ってあげよっか?」

ステイル「待ってくれ! 三分でいい、決断する時間が欲しい!」

美琴「よろしい」ウム


禁書「全然よろしくないんだよ!? ちょっと洗面所に…」


美琴「ダーメ♪」ギューッ

禁書「ちょ、みこと!?」

ステイル「……(クソッ、僕はどうすればいいんだ!? 前回とは違い、今回は彼女が恥ずかしがっている。アーンがよくてこれはダメなのか!?)」

禁書「は、離してー!?」ジタバタ


575 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/04/11(水) 21:38:14.76 ID:viqfzoZM0

CASE 240 二階級特進


美琴「ねぇ、インデックス」

禁書「なぁに?」

美琴「風、止まないわね」

禁書「うん」

美琴「アイツ、遅いね……」

禁書「どこで道草を食ってるんだろうね。途中までステイルと一緒だったらしいけど」

美琴「……もしかして、私がわがまま言ったから無茶してるのかな?」ションボリ

禁書「シスコンだもんね」クスッ

美琴「笑い事じゃないわよ、もう……。心配するほうの身にもなれっつの」

禁書「ブラコンだもんね」クスクス

美琴「…………いいでしょ別に、ブラコンだってさ」プイッ


ガチャ


上条「た…ただいま~……」フラフラ


美琴「ッ!」

禁書「おかえりなさい、とうま」

上条「遅くなってわりぃ。けど晩飯はステイルに頼んでたから大丈夫だったろ?」

禁書「うん! とっても美味しかったんだよ」ホッコリ

上条「そりゃ良かった。ステイルにお礼を言っとかないとな……って、どうかしたのか御坂?」ハテ?

美琴「……こんな日に出歩いて、心配させんな……ばか」

上条「はいはい、わかってますことよ」

美琴「ッ、私は怒ってるんだからね!」プンスカ

上条「んじゃお詫びのしるしに、これをお納めください姫」スッ

美琴「あ……これって」

上条「桜色のカエル、えー、なんだったけ……ピョン吉?」

美琴「ピョン子! わぁー、新作のぬいぐるみだ」モフモフ

上条「それでよかったんだよな?」

美琴「うん♪ あ、でも無茶はダメなんだからね!」ビシッ

上条「……ったく、元はと言えば お前が無茶を言い出したんだろうが」ボソッ

美琴「あとその……あ、ありがと、お兄ちゃん///」モジモジ

上条「お、おう。こんなのお安い御用だ」ズキューン!


禁書「ふふ、よかったね みこと」ニコニコ


チャラララチャチャチャー♪

上条さんの兄レベルが4に上昇した! ミコっちゃんの妹レベルが3に上昇した!

※兄レベル4=革新的なシスコン兄貴。妹のためなら、自分も世界さえも変えてしまえそうなレベル。

 妹レベル3=理想的なブラコン妹。臆面もなく、私のお兄ちゃんはこんなにもカッコいい! と公言して憚らないレベル。


576 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) 2012/04/11(水) 21:38:48.66 ID:viqfzoZM0
といったところで今回は終了
なんだか忙しくなってきたので更新頻度が低下しそうです
このSS自体は細々と続けていくので、よろしければ今後ともお付き合いくださいませー

577 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/04/11(水) 22:09:17.07 ID:cDWBJEo30

美琴のほうが元々レベル高かったはずなのに、上条さんの兄レベルが美琴の妹レベルを超えやがったw
自分のペースでゆっくりがんばってくださいな

579 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/04/11(水) 22:58:38.57 ID:bDWCk4JZ0
飛び越した兄レベル3てどんな判定基準だったんだろ

582 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/04/12(木) 00:50:42.55 ID:peJ0BbXqo

今回も面白かった

584 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2012/04/15(日) 10:21:57.53 ID:2lLD7IHwo
性的な欲求を求め始めるのはレベルいくつから?

586 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川) 2012/04/16(月) 19:05:51.90 ID:6NL8A+p60
兄レベル6と妹レベル6はいったい何になるんでせうか

587 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) 2012/04/16(月) 19:55:13.90 ID:5LXdk4mAO
そりゃお前アレだよ
世界一幸せになるんだよ



元スレ: http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1326123565/

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