3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/08(火) 22:10:18.08 ID:
B7INlsz3O
真「プロデューサーにはデリカシーがないよなぁ」
響「まったくだぞ。仮にもアイドルとの打ち合わせ中に」
小鳥「こらこら。プロデューサーさんだって人間なんだからこういうことだって…」
小鳥「プロデューサーさん…今おしっこしてるのかしら…それとも…」
春香「ごくり…」
真「なんか妄想してない?」
prrrrr
小鳥「あら?電話かしら」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/08(火) 22:13:42.68 ID:
B7INlsz3O
小鳥「はい。765プロですが」
「もしもし…」
小鳥「もしもし?ご用件は…」
「…パンツ何色ですか?」
小鳥「!?」
「何色のパンツはいてるんですか?」
小鳥「」ガチャン!
響「どうしたんだぴよ子?」
小鳥「な、なんでもないわ…」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/08(火) 22:16:12.28 ID:
B7INlsz3O
春香「あれ?なんか様子が変じゃないですか?」
小鳥「あ、あなたたちは知らなくていいのよ!」
真「はぁ…」
ガチャ
小鳥「!?」ビクッ
P「ん?どうしたんですか音無さん」
小鳥「ぷ、プロデューサーさんでしたか…お帰りなさい」ドキドキ
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/08(火) 22:19:24.77 ID:
B7INlsz3O
真「なんか小鳥さんが変なんですよ」
P「ほう?しかし変なのはいつも通りじゃないか?」
小鳥「ひ、ひどいです!プロデューサーさん!」
P「ははは。冗談ですよ」
小鳥「まったくもう…プロデューサーさんったらからかって…」
P「じゃあ打ち合わせの続きだ」
春香「はーい!」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/08(火) 22:23:25.36 ID:
B7INlsz3O
翌日
小鳥(ふぅ…昨日のはなんだったんだろ…)
小鳥(やっぱり…いたずら電話なのかな…)
小鳥(アイドル事務所やってるんだからこんなこともあるか…)
貴音「どうかしたのですか?先程からぼうっとしておりますが…」
小鳥「へっ!?い、いやなんでもないのよ貴音ちゃん!」
貴音「そうでしたか。これは余計な心配をしてしまいました」
小鳥(うー…アイドルに心配かけてどうするのよあたし!)
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/08(火) 22:25:30.43 ID:
B7INlsz3O
prrrrr
貴音「あの…電話が鳴っておりますが」
小鳥「え?あ、はいはい!」ガチャ
小鳥「はい765プロですがー…」
「…………」
小鳥「……?もしもし?」
「どんなパンツはいてるんですか?」
小鳥「!!」
小鳥(昨日の…変態さん!)
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/08(火) 22:29:27.12 ID:
B7INlsz3O
小鳥「あ、あの…!」
「今はどんなパンツはいてるんですか?」
小鳥「もういたずらはやめてくださいっ!」ガチャン!
小鳥「はぁ…はぁ…」
貴音「…………」
小鳥「はっ?い、今のはなんでもないのよ貴音ちゃん!」
貴音「素晴らしい迫力でした」
小鳥「へ?」
貴音「今後の演技の参考にさせてもらいましょう…ありがとうございます」
小鳥(なんかわかんないけど感謝された)
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/08(火) 22:32:39.87 ID:
B7INlsz3O
P「お待たせ貴音!」ガチャ
小鳥「ピッ!?あ、プロデューサーさんでしたか!驚かさないでくださいっ!」
P「え?あ、すいません…」
貴音「待っておりましたあなた様」
P「今からドラマの撮影現場にいく。車にのれ」
貴音「了解致しました」
P「じゃあ音無さん、留守番お願いします」
小鳥「は、はい…」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/08(火) 22:40:08.83 ID:
B7INlsz3O
翌日
小鳥(ふぅ…昨日はちゃんと注意できたし、さすがにもう電話してこないでしょ)
亜美「でさ→」
雪歩「あははは」
美希「ぐぅ…」
小鳥(事務所に待機してるアイドルにお茶でもいれようかしら)
prrrrr
小鳥「…!」
亜美「ぴよちゃん、鳴ってるよ?」
小鳥「え、えぇ」ガチャ
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/08(火) 22:46:35.63 ID:
B7INlsz3O
小鳥「もしもし…?」
「…………」
小鳥「あの、どなたですか…?」
「今日は何色ですか?」
小鳥「…っ!」
「どんな感じのパンツはいてるんですか?」
小鳥「いい加減にしてください!!」
「……」
小鳥「何度電話してきてもアイドル達とは会話させませんから!!」ガチャン!
小鳥「ふーっ…」
亜美「ぴよちゃん…?なんか怒ってるの…?」
雪歩「ふぇぇ…」ビクビク
小鳥「ち、違う違う!なんでもないからあなたたちは気にしないで!」
亜美「亜美達のファンの人からの電話?」
小鳥「う…そうだけど…」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/08(火) 22:50:26.43 ID:oQQyJlxy0
電話がかかってくる時はPがいない時
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/08(火) 22:50:26.30 ID:
B7INlsz3O
雪歩「どんな電話だったんですか…?」
小鳥「いやね…ちょっとセクハラまがいなことを言われてね…」
雪歩「えぇ~…!?」
亜美「なにそれ面白そう!」
小鳥「あなたたちはちゃんと守るから安心して!」
亜美「えー…今度電話きたら亜美に代わって代わって→」
小鳥「だめです!!」
美希「むにゃー…うるさいの…」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/08(火) 22:55:38.26 ID:
B7INlsz3O
翌日
小鳥(また電話がかかってくるんだろうか…)
小鳥(…何度電話してこようが絶対アイドル達とは関わらせないんだから!)
やよい「今日の小鳥さん…なんか怖い…」ヒソヒソ
伊織「そうね…男にでも振られたのかしら…」ヒソヒソ
小鳥(…いらいらしてたらトイレいきたくなってきた…)ガタッ
やよい「あ…どこか行っちゃった」
伊織「トイレじゃない?…もしかしたらあの日なのかしら…」
prrrrr
やよい「!」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/08(火) 22:59:48.27 ID:
B7INlsz3O
やよい「で、電話だ!小鳥さん呼んでこなきゃ!」
伊織「今はほっときなさいって!」
やよい「でもでも!電話には出ないといけないし…どうしよう伊織ちゃん!」
伊織「私たちには関係ないでしょ?出なくていいわよ」
やよい「もしもしです!?」ガチャ
伊織「ちょっとやよい…」
「…………」
やよい「…あのぉ…」
「パンツ何色ですか?」
やよい「……へ?」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/08(火) 23:05:10.26 ID:
B7INlsz3O
やよい「え、えと…あの…」フルフル
伊織「……?」
「今何色のパンツをはいているんですか?」
やよい「うぅ…ぴ、ぴんくのパンツです…///」
「……!?」
伊織「は、はぁ!?なにいってんのやよい!?」
やよい「だ、だって…パンツの色を聞かれて…」
伊織「ちょ、ちょっと貸しなさい!」グイ
伊織「どこの誰だか知らないけどあんた!やよいになんてこときいてんのよこの変態!」
「……しまった!音無さんじゃなかったのか!」
伊織「え?」
ツーツー
伊織「……きれた」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/08(火) 23:11:06.39 ID:
B7INlsz3O
小鳥「ふぅ…あら?なにやってるの二人とも」ガチャ
やよい「あ、小鳥さん…」
伊織「…今変態から電話がきたわ」
小鳥「え!?また!?」
伊織「また…?まさかいつもあんな電話がきてたわけ?」
小鳥「うぅ…あなた達には知られたくなかったんだけど…」
小鳥「で、なんか変なこと言われなかった!?」
伊織「やよいがパンツの色を聞かれたけど…」
小鳥「や、やっぱり…」
伊織「なんかこの変態…小鳥に用があったみたいよ?」
小鳥「……え?」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/08(火) 23:17:12.52 ID:
B7INlsz3O
翌日
小鳥「…………」
P「お疲れですか?音無さん」
小鳥「あ、プロデューサーさん…」
P「ちょっと一息入れたいと思いまして、なにか甘いものでも買ってきます。なにがいいですか?」
小鳥「そうですね…プリンとか好きです!あとシュークリームなんかもいいですよねぇ…」
小鳥「あ、ロールケーキも食べたい!」
P「…ははは…わかりました。全部買ってきますね…」ガチャ
小鳥「ありがとうです~」
小鳥「相変わらずプロデューサーさんは優しいなぁ…」
prrrrr
小鳥「!」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/08(火) 23:19:56.48 ID:uJ3mL2Me0
プロデューサーは変態だなぁ
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/08(火) 23:21:21.92 ID:
B7INlsz3O
小鳥「……はい」ガチャ
「…………」
小鳥「…今日はどうしました?」
「今どんなパンツはいてるんですか?」
小鳥「今日はパンツはいてないんですよ」
「っ!?…え…えぇ…?」
小鳥「…ぷっ……意外と純情なんですね、ストーカーさん」
「…………」
小鳥「冗談ですよ、もちろん」
「…う……」
小鳥「そろそろ聞かせてもらえませんか?なんであたしにこんなこと聞くのか」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/08(火) 23:24:55.90 ID:
B7INlsz3O
「え、えっと…」
小鳥「毎回あたしと話すために電話してきたんですよね?」
「……は、はい…」
小鳥「あなた誰なんですか?あたしのこと知ってるんですか?」
「…………はい」
小鳥「そうだったんですか…なら本当にストーカーさんなんですね…」
「う…すいません…」
小鳥「ふふ、素直ですね。ストーカーさんってあたしのこと好きなんですか…?」
「……はい」
小鳥「!」
29 :
忍法帖【Lv=19,xxxPT】 2012/05/08(火) 23:25:56.88 ID:I05kmaCc0
プロデューサーw
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/08(火) 23:32:39.00 ID:
B7INlsz3O
小鳥「い、いつから…?」
「……ひとめ見た時から綺麗な人だな…って思ってました」
小鳥「…………」
「…目で追うたびにどんどん好きになっていって…笑顔が素敵で…」
小鳥「…………」
「…でも告白する勇気もなくて…気を引こうと思ったけど…こんな情けない真似しかできませんでした」
小鳥「…そう…だったんですか…」
「すいません…でもなんとかしてあなたの声が聞きたくて…」
小鳥「こんな真似する人、あたしが好きになると思います?」
「…!」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/08(火) 23:40:24.18 ID:
B7INlsz3O
小鳥「あたしのことが好きなら…」
「え…」
小鳥「あたしのことが好きならちゃんと正面からきてください!あたしは逃げも隠れもしませんよ!」
「…………」
小鳥「わかりました!?わかったら返事!」
「は、はいっ!」
小鳥「ふふふ…素直なところは好感がもてますよ。ストーカーさん」
「…はは…ありがとうございます」
小鳥「じゃあそろそろ切りますね?そろそろ人が帰ってきちゃうんで…」
「あ…はい」
小鳥「あ…ねぇストーカーさん」
「はい?」
小鳥「たまにこっちからも電話、かけちゃいますね!愚痴とか聞いてもらいたいんで!」
「…ははは…わかりました。まってますね…」
ガチャン
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/08(火) 23:44:43.28 ID:
B7INlsz3O
ガチャ
P「甘いもの、買ってきましたよ音無さん」
小鳥「まってましたよ!プロデューサーさん!」
小鳥「あ、今お茶いれますねっ!」
P「お願いします」
小鳥「…ねぇプロデューサーさん」
P「はい?」
小鳥「今日の夜…さっそく電話しちゃいますねっ!」
終わり
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/08(火) 23:54:27.36 ID:
B7INlsz3O
後日
prrrrr
小鳥「もしもし?え?ストーカーさん?」
「はい。ストーカーさんです」
小鳥「ちょーどよかった!今話を聞いてもらいたかったとこなんですよ~!」
「え…もしかして小鳥さん酔ってます?」
小鳥「なにいってんれすかっ!じぇんじぇん酔ってませんよ!」
「は、はぁ…で?どうしたんですか?」
小鳥「聞いてください!今日もプロデューサーさんとお店で飲んで帰ったんれすよ!それであたし、お店で酔ったふりしたんれすよ!そしたら普通勢いに任せてお持ち帰りしません!?しますよね男の方なら!」
「い、いやぁ…そんな度胸は…」
小鳥「ったく…乙女心がわかんないプロデューサーさんのばかー!」
「……すいません…」
小鳥「あら?ストーカーさんが謝ることじゃないですよ。ふふふ…」
「…ははは…すいません…」
終わり
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/08(火) 23:55:20.40 ID:
B7INlsz3O
本当に終わり
見てくれた人感謝
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/08(火) 23:56:10.98 ID:uhIgRyWm0
面白かった。おつ
元スレ:
小鳥「もしもし?え?ストーカーさん?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1336482190/