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響「サイドストーリー」


1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/09(火) 21:48:38.85 ID:US9mEN23P
響「ついに、ここまできたぞ」

響「辛いこともいっぱいあったけど」

響「今の自分は本当の本当に完璧さー!」

響「でも、だからあの時あぁしてたらとか」

響「あの人が、あぁなってたらとか思っちゃうんだよね」

響「そうやって考えられるのって、なんだか楽しいけど」

響「もし、そうなってたら……」

>>5
安価はアイマスSSのスレタイ形式で
例)P「響がパティシエールに?」、伊織「美味しそう」など

DS組はプレイ中なので非推奨 モバは専門外
10~20レス程度でまとめて行く予定 書く側をやりたい人歓迎

一応スレタイにあるので最初の話にはできるだけ響を絡めていく予定

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/09(火) 22:00:55.58 ID:dVIU/pby0
響「なんで真はいつもいつもそうなんだ!!」

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/09(火) 22:10:24.49 ID:US9mEN23P
真「えっ?」

響「かっこいい、って言われて嫌そうな顔していいじゃないか別に」

真「だって僕は可愛いって思われたいんだ。そりゃ嬉しいけど、かっこいいって言うのはちょっと違う」

響「でも、いつもいつも言ってたらせっかく褒めてもらったのにって思わないのか!」

真「だから言ってるじゃないか!僕だって嬉しいとは思ってるって!」

雪歩「ちょ、ちょっと二人とも……」

「「雪歩は黙ってて!!」」

雪歩「あ、う、うぅ……」

真「いいよ、そこまで言うならもう響なんて知らない」

響「ふん、こっちこそ。わからずやの真なんて知らないぞ!」

雪歩「あ、あぁ、真ちゃん……それに響ちゃんも……」



雪歩「と、言うことなんです……」

律子「なるほどね……あの二人、我が強いから。でも、今回が初めてじゃないし大丈夫よ」

雪歩「そ、そうでしょうか……」

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/09(火) 22:16:16.19 ID:US9mEN23P
律子「まあ、今は触らない方がいいかもねぇ。二人のことだから、きっとそのうち仲直りするとは思うけど……」

雪歩「い、一応話してもらえませんか……?このままじゃ、私……心配で」

律子「まあそうよね。雪歩じゃあの二人を止めるのは難しいわよね、わかったわ」


響「だーかーらー!あれは真がわるいんだぞ!」

律子「わかった、わかったから……それで?」

響「今回が初めてじゃないんだ!この前だって自分のダンスがちょっとずれてたからって偉そうにして!」

律子「……今までそんなの言ったことないじゃない」

響「今までは黙ってたんだ!真があんな奴なんて、律子がなんと言おうと仲直りなんてしないからな!」

律子「はぁ……」


真「どう見ても響が悪いんです!僕は何も言ってませんから!」

律子「とは言ってもねぇ……あっちもあっちで文句があるみたいよ?」

真「はぁ!?じゃあ言わせてもらいますけど、あんなこと言っておきながら響、僕がドレス着たとき笑ってたんですよ!?」

律子「そんなの初耳で……」

真「今までは黙ってたんですよ!それなのに響のやつ……律子には悪いけど、あっちが言うまで僕は動きませんから!」

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/09(火) 22:21:02.35 ID:US9mEN23P
律子「はぁ……」

春香「あ、律子さん?どうかしたんですか?」

律子「あぁ、春香。いえ、実は……」

春香「あー……そうですね、二人とも似てるとこあるし、だからぶつかっちゃうこともあるの、かな」

律子「ホント、聞いてると笑えてくるわよ。どっちも同じこと言って、子供みたいに」

律子「まあそれがいいところでもあるんでしょうけど、どうしたものか……」

春香「……こういうときは、ベタに行くのが一番いいんですよ!」

律子「え?」

春香「えへへ、私に任せてください!」



春香「ってことだから、よろしくね?」

響「わかったぞ!あ、でも……誰かと組んだりしないよね?」

春香「あ、うん。大丈夫だと思うよ」

響「よし、それじゃこっちは任せて!」

春香「ありがとう、響ちゃん!」

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/09(火) 22:29:43.28 ID:US9mEN23P
春香「ってことなんだけど」

真「わかった。っと、そうだ。それは僕一人でやることになるのかな?」

春香「そのはずだよ」

真「よし、それじゃこっちは任せて!」

春香「ありがとう真!」


春香(仕事を変わってもらうように二人に頼む)

春香(二人は同じ場所で偶然会う)

春香(その後、仕事はなくなったと伝え、二人が話に集中できるようにする!)

春香(同じ仕事を任されたってことでなんだかんだ仲直り!)

春香(ふふふ、私だってたまにはやるんですよっ!計画は完璧!後は二人次第ってところかな)



真「確か、この辺だよね……」

響「春香が言ってたのは、このあたり……」

「「あっ」」

15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/09(火) 22:34:37.84 ID:US9mEN23P
真「……」

響「……」

真「……あーまだかなー仕事の人」

響「……んーそろそろ来ると思うけどなー」

真「別に、そっちに聞いたんじゃないけど」

響「何が?独り言だけど、自分、仕事頼まれてここにいるから」

真「へ~。偶然だね。僕も仕事、頼まれててさ」

響「……」

真「あれメール……春香?」

響「?」

真「……なんだ、全くドジなんだから。じゃ、帰ろっかな」

響「あれ?どうしたんだ?もしかして、仕事なくなっちゃった?」

真「っ。響には関係ないだろ」

響「まあそうだな~。自分は仕事あるから、関係ないさ。自分はなんたって、春香に頼まれてるからな!」

真「えっ?」

17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/09(火) 22:40:17.09 ID:US9mEN23P
響「あ、ごめん真には関係なかったな。帰るの邪魔して悪かったさー」

真「……」

真(僕も春香に頼まれてる、それで今のメールが来て……ってよく見たら響にも送られてるじゃないか)

真(そうか、どうせ僕たちを……やるならもっとうまくやりなよ。……というか、響はメールに気が付いてないのか)

真「あーそっか。じゃ、帰ろうかなー」

響「~~♪」

真「……いいこと教えてあげようか」

響「~~♪」

真「仕事の人、来ないよ?」

響「……ん?」

真「僕も春香に頼まれたんだ。だから、こないよ?」

響「え?春香に?ってことは……あ、ホントだ。メールが……」

真「……僕が言わなかったら、ずっとそこで待ちぼうけ。お礼くらいしてもいいんじゃない?」

響「っ~~!!べ、別に!真に言われなくたって気が付いてた!」

真「ふーん、僕には帰れ帰れ言ってたくせに?」

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/09(火) 22:45:22.07 ID:US9mEN23P
響「真と一緒に帰るのが嫌だったんだ!」

真「何それ、せっかく仲直りしてあげようと思ったのに」

響「ふーん、まあ別にいいけど。真が謝ったら、自分も仲直り”してあげる”さー!」

真「なっ!だ、誰が響なんかと!」

響「ならいいじゃないか。一人で帰れば!」

真「言われなくても一人で帰るよ!このバカ響!!」

響「真のバーカ!!」



春香「あ、真!おかえり!!ごめんね私、うっかりしてた!えへっ!」

真「……春香」

春香「え、何?お礼なんていいよー!」

真「やるならさ、もうちょっとうまくやりなよ……気持ちはありがたかったけどね」

春香「え?あ、う、うん……あれ?一緒に帰ってきたんじゃ……」

律子「……まあ、こうなるだろうとは思ったけれど」

19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/09(火) 22:48:02.33 ID:CFHzayu50
春香さん……

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/09(火) 22:52:33.08 ID:US9mEN23P
春香「ごめんなさい……私……」

律子「いいのよ、春香にしてはよく頑張ったわ」

春香「にしては!?」

律子「じょ、冗談よ冗談!でも、いつまでもこんなにしてたら仕事にならないもの。私に任せて」


律子「というわけで、集まってもらったけど」

真「……」

響「……」

律子「あんたたちも、もう子供じゃないんだから。さっさと言いたいこと言ってすっきりさせちゃいなさい」

真「……」

響「……」

律子「あーもう!まどろっこしいわね!真!」

真「え、あ、はい」

律子「何が不満なんだっけ!」

真「えっと……響が僕のドレス姿を笑って……それで」

響「……」

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/09(火) 22:59:24.24 ID:US9mEN23P
律子「はい次。響は?」

響「え?あ、真がダンスについて言ってくるからで……」

真「……」

律子「お互いに言うことは?」

「「えっと……あ」」

響「ま、真から……」

真「い、いいよ、響からで」

律子(いい感じじゃない、この調子ね)

律子「それじゃ響、先に言いなさい」

響「あ、えっと……自分は最初見たときなんか違和感が合って、ついつい吹き出しちゃっただけなんだ。別に似合ってないとかじゃ」

真「……」

律子「うんうん、それで?真の方は?」

真「あ、えっと、響だからもっともっといいダンスができるかなって思ったからついつい」

律子「うんうん。いいじゃない。これでいいのかしら?ま、私に相談してきたことだものね」

律子「真はドレス姿をに笑われた。、響は偉そうに言われた。これは解決かしら?」

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/09(火) 23:05:51.86 ID:US9mEN23P
真「あれ?ちょっと待って……偉そうに?」

律子「え?あ、そうね、確かそんなこと言ってたわよ、ね?響?」

響「あ、うん。だって真、言ってくるとき違う!とか怒鳴ってくるじゃないか」

真「だからそれは違うよ。響がなかなか思った方向に動かないからたまに強く言っちゃうだけで」

響「それが偉そうだって言ってるんだ。真こそ、ドレスを笑ったって、そんなに気にすることじゃないぞ」

真「そんなに気にすることじゃない?響、言ったよね?僕は可愛いの似合うって。僕それを信じて着たんだよ?なのに……」

響「だから、最初はびっくりしてただけなんだって」

真「だったらそういえばいいじゃないか!そんなこと言って内心じゃ似合わないとか思ってたんでしょ!」

響「違うって言ってるだろ!だったら真こそ!」

律子「え、ちょ、ちょっと二人とも。なんでこんなことになってるのよ!ねぇ!」

真「このー!!」

響「何をー!!」

律子「も、もう……二人ともいい加減に――」


雪歩「いい加減にして!!」

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/09(火) 23:11:12.87 ID:US9mEN23P
真「……え?」

響「ゆ、雪歩……?」

律子「貴方……」

雪歩「律子さん、ごめんなさい……ねぇ、二人とも、もうやめようよ。こんなに皆協力してくれてるのにどうして?」

真「……」

響「……」

雪歩「二人とも、言いたいことがあるの、わかるよ……?でも、私は二人が一生懸命ダンスしてるのも見たし」

雪歩「真ちゃんがドレスを着たときに、響ちゃんが笑ってるのも見たよ。でも、どっちも楽しそうだった」

真「……」

響「……」

雪歩「今の二人は、そんな楽しかった思い出を使って相手を傷つけてるだけだよ……そんなの、私耐えられない」

響「雪歩……」

雪歩「……二人が仲直りしてくれないなら、私。もう……辞める」

真「なっ!!」

律子「ちょ、ちょっと雪歩?」

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/09(火) 23:18:22.86 ID:US9mEN23P
雪歩「ごめんね?私、何もできないから……こんなことじゃないと、二人のために何かしてあげられなくって……ぐすっ……」

真「……響」

響「……」

真「その……ごめん。雪歩の言う通りだったよ。僕、ただ響の不満をただぶつけてるだけだった……自分のこと棚に上げて」

響「……自分もその……悪かった、ぞ」

真「……うん」

響「なんていうか……真がうらやましくて、かっこいいって言われる真が……ごめん」

真「こっちこそ……」

律子「……一件落着、なのかしらね?……いえ、まだ残ってるでしょ?二人とも」

真「あ……」

響「うん……真」

真「そうだね……」

「「ごめん(なさい)!!雪歩!!」」

雪歩「えっ……?」

真「止めてくれてたもんね。ごめん、でもおかげで仲直りできたから」

32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/09(火) 23:24:58.77 ID:US9mEN23P
響「ありがとう、雪歩。やっぱり自分たちには雪歩が必要だってわかったぞ!」

雪歩「響ちゃん……真ちゃん……うん、ありがとう……!」

律子「うんうん……よかったじゃない」

真「あれ?律子、泣いてる?」

律子「え?そ、そんなわけないでしょ!」

響「感動の仲直りシーンだったからな!」

律子「自分たちで言ってどうするのよ!全く、どれだけ大変だったと思って……最初からこうなるってわかってたら……」

真「えーひどいなー」

雪歩「ちょっと二人とも!律子さんも二人のこと心配してくれてたんだから」

響「あ、そうだったな。ありがとな、律子!」

真「うん、そうだね。ありがと、律子!」

律子「……わかったならいいのよ。よし!そうと決まったら仕事よ仕事!!今までの分倍、いえ3倍働いてもらうわよ!!」

真「え、えぇー!?それはないよ律子……」

響「うぎゃー!律子の鬼軍曹っぷりが戻ったぞ……自分はプロデューサーのところに……」

雪歩「ふふっ……よかった」

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/09(火) 23:28:45.28 ID:US9mEN23P
――
律子「……ねぇ、雪歩」

雪歩「はい?」

律子「あの時のやめる、って言うのは。何に対して?それと、本気だったのかと思って」

雪歩「……」

律子「あの場を鎮めるための、よね?」

雪歩「わからないです……でもとっさに出たというか、やっぱり辛かったので。二人がいがみ合ってるのを見るの」

律子「……」

雪歩「あ、で、でも今は大丈夫なので!し、しっかり頑張りますぅ!」

律子「だったらいいんだけど……今度はこっちがまた……」


真「だからさ、ここはもっとテンポよく!」

響「それじゃリズムがズレるんだってば!」

真「あーもうどうしてわかんないかなー!」

響「真こそ!」

35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/09(火) 23:31:21.43 ID:US9mEN23P
雪歩「あ、あはは……」

律子「……確かに、私も辞めたくなってきたわ」

雪歩「……」

律子「……なんて、冗談よ、冗談。……止めに行きましょうか」

雪歩「そうですね……ふふっ」

律子「……ふふっ」

雪歩「……でも、やっぱりいいな。こういうの」

律子「え?」

雪歩「あ、いえ!なんでもないです」

律子「……そう。……こら、あんたたち!いい加減にしなさい!!」

響「わ、わ!今のは真が!!」

真「えぇ!?ち、違うよ響だよ!!」


雪歩「あはは……喧嘩するほど、仲がいい、んだよね?」


37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/09(火) 23:34:02.96 ID:US9mEN23P
ベタベタな展開で失礼
>>42

42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/09(火) 23:37:15.60 ID:2KmLcqg+0
貴音「メイドと」やよい「姫、ですか?」

47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/09(火) 23:44:36.38 ID:US9mEN23P
P「そうだ。演劇やらドラマというと雪歩やら真やら。まあ貴音は常連組に入ると思うが」

貴音「一応そうですね、ですがやよい、というのは」

P「そうなんだ。今回のオファーが貴音とやよい。それもやよいが主役だ」

やよい「わ、私がですか!?」

P「ちょこちょこお世話になってるところだ。でもあっちもこういうのは初めてだと言っていたから比較的気持ちは楽だが……」

貴音「その反面、私たちが成功するかどうかであちらの今後にもかかわってくる、と」

P「まあ、形式的にはそうだな。一応計画段階、とは言っていたが実際は期待されてるはずだ」

やよい「でも、お芝居なんて私やったことないですよ……?」

P「いつものやよいで大丈夫じゃないか?まあ貴音がいるし少しずつ慣れていこう」

貴音「それで役が……めいど、とは家政婦のような認識でよいのでしょうか?」

P「まあそうだな。で、やよいの姫なんだが……」

やよい「……」

P「やよいに任せる、そうだ。貴音も任せる。監督の指示だ。まあこの際、ノリでやってみてくれ!以上だ!」


貴音「とは言われたものの……」

やよい「難しそうですね……」

49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/09(火) 23:49:37.62 ID:US9mEN23P
貴音「やよいの中の姫、とはどのような感じでしょうか」

やよい「私、ですかぁ……王子様が助けに来てくれて、それで……そうです!貴音さんみたいな!」

貴音「わ、わたくしですか?」

やよい「はい!貴音さんは雰囲気がお姫様、王女様って感じです!」

貴音「ですが、配役はやよい。やよいが私のように、となるとまた難しくなる気もしますが」

やよい「そうですよね……私じゃ貴音さんみたいには……」

貴音「そ、そういう意味ではないのですよ?あの方もおっしゃってました、やよいらしくやればよいと」

やよい「私らしい、お姫様……」

貴音「かくいう私も、めいどというものが曖昧です。どうしたものでしょうか」

やよい「それじゃ、お互いにしばらくその役でおしゃべりするって言うのはどうですかー?」

貴音「なんと、確かにそれはいいかもしれませんね。やってみる価値はありそうです」

やよい「えっと、それじゃ……た、貴音」

貴音「……はい、なんでしょうやよい姫」

やよい(や、やよい姫!?た、貴音さんのことも呼び捨てにしちゃったし、なんか変な感じです……)

やよい「の、のどが渇いた。何かもってきなさい!」

50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/09(火) 23:54:52.10 ID:US9mEN23P
貴音「かしこまりました。……こちら、お飲み物でございます」

やよい「あ、ありが……ご、ごくろうであった!!さがってよいぞ!!」

貴音「はい、それでは」

やよい「……」

やよい「……そ、その貴音さん?」

貴音「なんでしょう、やよい姫」

やよい「あ、あわわ!今は一旦やめです!ストップです!」

貴音「あ、はい。それではなんでしょうかやよい」

やよい「その……今のお姫様、どうでしたか……?」

貴音「特に悪いところはなかったと思いますが」

やよい「そう、ですかー……」

貴音「何やら引っかかっている様子ですね」

やよい「うーん……ちょっと役に慣れてないっていうか……」

貴音「そうでしょうか。では、もっと優しい姫、を演じてみては」

やよい「優しい……」

52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/09(火) 23:59:56.05 ID:US9mEN23P
やよい「貴音、貴音はいますか?」

貴音「こちらに」

やよい「すみませんが、えっと……り、リモコンをとってもらえる?」

貴音「はい、こちらです」

やよい「ありがとう……もう、大丈夫ですよ?」

貴音「はい、では」

やよい「……うー、なんか違います……」

貴音「ふむ、そもそもメイドと姫が何をしたらいいか想像しがたいと言いますか」

やよい「そうなんです……メイドさんにって言ったら、お願いごとをするくらいしか……」

亜美「おっ、お姫ちんとやよいっちではないかー!何やら楽しそうなことをしているねぇ」

やよい「亜美!いいところに!」

亜美「え?何何?」

貴音「姫とメイドの役をそれぞれやることになりまして」

亜美「へーやよいっちがメイドかーなんとなくわかる気がするけど」

やよい「その……私がお姫様、なんだけど」

55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 00:03:39.49 ID:5ksE0k3uP
亜美「え?じゃあお姫チンがメイドで、やよいっちがお姫様?……ぶふっ!」

やよい「あーちょっと亜美!」

亜美「あはは、ごめんごめん。でも、意外だねーなんでわざわざそんな」

貴音「そういう依頼だそうで」

亜美「ふーん、それで?やよいっちはお姫様になりきれてないと」

やよい「そうなの……亜美、何か方法ある?」

亜美「んっふっふ~この亜美様に不可能はない!んじゃ、ちょっとお姫ちんメイドやって!」

貴音「わかりました」


亜美「あーメイド、メイドはいるか?」

貴音「こちらに」

亜美「喉が渇いた」

貴音「ただいま、こちらになります」

亜美「……なんだこれ、オレンジジュース?」

貴音「はい、お気に召しませんでしたか?」

亜美「持ってくるなら普通100%でしょ!何考えてんの!」

56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 00:06:44.25 ID:5ksE0k3uP
貴音「失礼いたしました……それではこちらで」

亜美「もういいや、なんか。そしたらおなかすいた」

貴音「かしこまりました、何に致しましょう」

亜美「んー亜美、肉が食べたいなお肉」

貴音「では、少々お待ちください……お待たせいたしました。ステーキになります」

亜美「……何これ、牛じゃん」

貴音「はい、一番よい牛を」

亜美「もー!亜美が食べたかったのはとーりー!こんなのもわかんないの?」

貴音「申し訳……」

亜美「あーもういいや。首首」

貴音「え……」

やよい「ちょ、ちょっと亜美!!」

亜美「ありゃ?ちょっとやりすぎたかな?」

やよい「ただのわがままだよあれじゃ!でも、やっぱり貴音さんはすごいです……」

亜美「確かに。亜美の無茶ブリにことごとくついてきたのは流石だね……」

58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 00:10:10.74 ID:5ksE0k3uP
貴音「いえ、そんなことは。ですが、亜美。あれは姫とは違いましょう」

亜美「あ、あはは……」

やよい「うー……亜美のせいで余計わかんなく……」

亜美「ちょっとーそれはやよいっちのせいでしょー!」

貴音「まあまあ……亜美も亜美なりに考えたのでしょう」

やよい「むー……」

亜美「さっすがお姫ちん!話がわっかるー!あ、じゃそろそろお仕事だから!」

やよい「いってらっしゃーい。……ふぅ、疲れちゃった」

貴音「少々休みましょうか」

真「何してるの?珍しい二人だね」

やよい「あ、真さん!」

貴音「姫とメイド、という役について練習を」

真「わーお姫様やるんだ!流石貴音だなぁ……」

やよい「……」

貴音「あ、その……姫役はやよい、でして」

60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 00:14:11.81 ID:5ksE0k3uP
真「え?ご、ごめんやよい!」

やよい「いいんです……私より貴音さんの方がお姫様らしいですし……」

真「ご、ごめんって……でも、やよいがなんて。別に悪い意味じゃないけど、想像できないなぁ」

やよい「そうなんです……だから困ってて」

真「うーん、それじゃ僕の思うお姫様、やってみてもいいかな?どうしても王子様役になっちゃうからさ、僕」

やよい「あ、はい!ぜひお願いします!貴音さんも、お願いしていいですか?」

貴音「はい、それはもちろんです」


真「……貴音、貴音はいますか?」

貴音「はい、こちらに」

真「あの方から手紙は……」

貴音「来ておりました。こちらです」

真「……やった!舞踏会に誘われたよ!貴音!!」

貴音「それはよかったです真姫」

真「これでぼ、私も王子様と……」

貴音「それではお召し物を」

62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 00:17:45.57 ID:5ksE0k3uP
真「どっちが似合うかな、ね貴音」

貴音「そうですね、わたくしとしましては右の方がよろしいかと」

真「えー!絶対左の方がいいって!」

貴音「さようですか、確かに付けてみたときは左の方が見栄えはよいですね」

真「うん!そうだよね!流石貴音!」

貴音「これで舞踏会は間違いないでしょう」

真「ありがと、貴音!」

やよい「わー!すごいです!流石真さんです!」

真「えへへ……本当はもっとお姫様っぽいことしたかったけど、メイドさんとっていうの難しいよね」

貴音「真はこちらに質問をしてくるので演技としてはやりやすかったですね。流石は真です」

真「そんな貴音まで……」

やよい「よし、なんとなくわかってきました!」

真「うん!あ、僕はそろそろ行かなきゃ!頑張ってね!」

やよい「はい!……それじゃもう一回、やってみます!お願いします!」

貴音「はい、こちらこそ」

63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 00:22:07.90 ID:5ksE0k3uP
やよい「ねぇねぇ貴音」

貴音「なんでしょう、やよい姫」

やよい「朝ごはんは何がいいかしら」

貴音「いつも通りでいきますと、パンと卵になります」

やよい「たまには気分を変えたいと思わない?」

貴音「……そうですね、それではお米を用意いたしましょう」

やよい「ありがとう……でも、やっぱりいいわ」

貴音「さようでございますか」

やよい「……私、お米は食べられないの」

貴音「……わかりました」

やよい「うー……」

貴音「や、やよい……そんなに悩まなくとも、自然と良くなってきます。今のもよかったですよ?」

やよい「うっうー……」

貴音「どうでしょう、気分転換に一度役を交換してみるというのは」

やよい「……やってみます」

64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 00:24:55.78 ID:5ksE0k3uP
貴音「やよい」

やよい「はい!なんでしょうか貴音姫!」

貴音「……今日は、よい日ですね」

やよい「はい?」

貴音「誠、静かな夜です」

やよい「……」

貴音「おっと失礼。何か飲み物をもらえますか」

やよい「あ、はい!ただいま!」

貴音「よかったら、やよいも飲みましょう」

やよい「え!いいんですか!」

貴音「えぇ、月夜に乾杯を」

やよい「えへへ……それじゃ、お姫様に乾杯!」

貴音「……姫、と言う感じではなかったですかね」

やよい「そんなことないです!もう、すっごくお姫様でした!」

貴音「それはそれは、ありがとうございます」

66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 00:28:48.69 ID:5ksE0k3uP
やよい「でも、やっぱり私はメイドの方が似合ってますよね……」

貴音「やよい?」

やよい「私、やっぱりプロデューサーに言ってきます!絶対逆の方がうまくいくって!」

貴音「いえ、大丈夫ですよやよい」

やよい「え?」

貴音「今交代したのは、決してこの方がいいと言うのを見せるためではありません」

貴音「確かに私も、今までの経験上こちらの役の方が慣れておりますが」

貴音「プロデューサーを含め、私たちの演技として見たいと言われているのは、完璧な演技ではありません」

貴音「姫としてのやよい、ではありませんか?」

やよい「貴音、さん……」

貴音「……少々熱くなってしまいましたね。私も疲れてきたようです。今日はこれくらいに致しましょう」

やよい「……はい」

貴音「やよいらしい、お姫様。期待しておりますよ」

やよい「……」

69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 00:39:21.84 ID:5ksE0k3uP
やよい「おはようございます!!」

貴音「おはようございます、やよい」

やよい「私、貴音さんに言われて昨日、考えたんです。私らしいお姫様って」

貴音「はい」

やよい「でもそれって、私だけじゃ無理だったんです」

貴音「……といいますと」

やよい「私は、できるだけみんなに楽しんでもらいたいんです!だから、昨日やったみたいなメイドさんじゃダメなんです!」

貴音「……?」

やよい「だから貴音さんの役、すこし私の希望通りにしてもらってもいいですか?」

貴音「構いませんが……一体」

やよい「えへへ!」


――

P「さて、あっという間だったな……貴音はともかくやよいの演技に期待だ」

パチパチパチ

70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 00:43:56.81 ID:5ksE0k3uP
やよい「ふあー……ん!気持ちのいい朝だー!」

貴音「おはようございます、やよい姫」

やよい「あ!もう、貴音さん!姫は付けないって約束したじゃないですか!」

貴音「おっと失礼しました。ですが、やよいひ……やよいの方こそ敬語はやめてと言ったはず」

やよい「そんなのいいんです!貴音さんの方が年上なんだし、いろいろやってもらってるんですから!」

貴音「わかりました……それではやよい、今日の朝食はいかがしましょう」

やよい「今日はお味噌汁と、お魚と、それから……」

貴音「別にいいのですが、そこまで細かい献立を?」

やよい「はい!だって、私が作りますから!」

貴音「なんと!それはいけません、私が」

やよい「いいんです!私が作りたいんですから」

貴音「ですが……」

やよい「それじゃ、一緒に作りましょう?ね?」

貴音「……わかりました」

71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 00:47:54.99 ID:5ksE0k3uP
やよい「ごちそうさまでした!」

貴音「お粗末さ……いえ、これは二人で作ったのでしたね。ごちそうさまでした」

やよい「それじゃ、今日も一日頑張りましょう!」

貴音「元気で何よりです。今日は特に何もありませんが、何を致しましょうか」

やよい「そうですねー」

貴音「やよいの行きたいところであればなんなく」

やよい「それじゃお散歩に行きましょうか!」

貴音「かしこまりました」


やよい「うわー!綺麗な河ですね!」

貴音「やよい、あまり覗き込むと落っこちてしまいますよ?」

やよい「あ、そうですね。ありがとうございます!」

貴音「あ、いえ。生意気でしたね」

やよい「そんなことないですよ!貴音さんは優しいですから!」

貴音「……いえ、そんなことは」

72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 00:50:47.61 ID:5ksE0k3uP
やよい「ふー楽しかったですね!」

貴音「たまには散歩と言うのもいいものです」

やよい「それじゃ次は貴音さんの行きたいところに行きましょう!」

貴音「え?私ですか?」

やよい「はい!せっかくの休みです!」

貴音「そうですね……特には」

やよい「えー!いいんですよ?遠慮しなくて」

貴音「いえ、しいて言うならここでやよいと話をしていた方が楽しいかと」

やよい「え?そ、そんな……でも、そういうことなら!」


やよい「……あっという間に夜になっちゃいましたね」

貴音「えぇ、月が綺麗です」

やよい「ホントですねー」

貴音「やよい?」

やよい「はい?」

貴音「私は本当にメイドでよかったのでしょうか?」

75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 00:57:11.43 ID:5ksE0k3uP
やよい「どういうことですか?」

貴音「いえ、主にあたる姫、やよいを呼び捨てにし、平等な暮らしを受けております。それでいいのでしょうか?」

やよい「……私も、わかりません。だって、私もなんでお姫様かわからないですから!」

貴音「……」

やよい「でも、もし私と貴音さんが逆だとしても。私は、全然いいですよ!」

貴音「やよい……」

やよい「どんな立場でも、私は、私らしく!そう決めたんです!」

貴音「……真、やよいらしいですね」

やよい「……それじゃ、最後にあれ、お願いします!姫として、最後のお願いですよ!」

貴音「……ふふっ、姫のお申し付けとあらば」

「「ハイ!ターッチ!いぇい!!」」

やよい「これで、貴音さんはもうメイドじゃなくなりました!」

貴音「はい、わたくしたちはもう、主従の関係ではない。平等にして、最高の仲間」

やよい「うっうー!これが、私の”お姫様”です!!」

貴音「そして、それに従う、メイドの物語でございました」

76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 01:00:37.26 ID:5ksE0k3uP
パチパチパチ

P「……終わった、のか?」

P「姫と、メイド……確かにパッとイメージでは逆だが、あれじゃそれどころかいつもの二人じゃないか」

P「こんなので先方が喜んでくれるのか……?」


P「と、いうのは杞憂だったようで」

P「主従関係を友情にしてしまうという無茶苦茶な話は、やよいというキャラクターにかかりたちまち話題を呼んだ」

P「先方はやよいのイメージを大事にしたかったということで、これも大うけ」

P「流石はやよい、そして貴音だ。やってくれたな……」

P「おっ、と言ってたら」

やよい「あ、プロデューサー!」

貴音「貴方様、お疲れ様でございました」

P「流石だったな貴音。そしてやよい、初めてとは思えない出来栄えだったよ!」

やよい「えへへ……演技するより、私らしくやった方がうまくいくって思ったんです!」

貴音「ですから、多少の話し合いはともかく今回打ち合わせはしておりませんでした」

P「え?何、あれぶっつけ本番?」

77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 01:04:20.21 ID:5ksE0k3uP
やよい「だからあんなこと最初に言っちゃったんですけど、大丈夫かな……」

P「あぁ、それは心配ない。むしろ評判は上々だ」

貴音「それはそれはよかったですね、やよい」

やよい「ホントですか!うっうー!よかったです!!」

貴音「ふふっ、これでやよいも演技派の一人ですね」

やよい「そ、そんな!貴音さんたちみたいになるにはまだまだです!」

P「あはは、なかなか絡みがない二人だが、仲良くなったみたいでよかったな」

やよい「はい!だって私たち!」

貴音「はいたっちを交わした、仲ですから」

P「お、おう……(どういう仲なのかわからんが)」

やよい「それじゃ、お疲れ様でした、の意味を込めて!」

貴音「そうですね、では!」

「「ハイターッチ!いぇい!!」」


78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 01:05:35.34 ID:5ksE0k3uP
やよたか難しいですはい
次一応最後で>>85

85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 01:26:26.14 ID:uG2UN8IZ0
千早「亜美と喧嘩したから私の家に泊まりたい?」真美「うん・・・」

90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 01:32:08.08 ID:5ksE0k3uP
千早「なんでまた……」

真美「だって……」

――
亜美「なんか真美胸おっきくなってない?」

真美「え?」

亜美「うん、絶対おっきくなってるって!」

真美「そ、そんなわけ……あるかなぁ」

亜美「うんうん!絶対そうだよ!何、何~?亜美に隠れてマッサージでもしてるの~?」

真美「ち、違っ!してないってば!まっ、姉の余裕ってやつかな」

亜美「ふーん……ま、確かに兄ちゃんは胸がでっかい方が好きだと思うし?」

真美「へ、へぇ。別に真美は関係ないけどね」

亜美「でもおっかしいなぁ……亜美はマッサージしてるのに、おっきくならないし……」

真美「え?」

亜美「真美もやってもらえば?兄ちゃんに頼んで」

真美「え、えぇ!?」

亜美「胸揉んで!って言えば通じるよ?まさか兄ちゃんも変態じゃないしさ」

91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 01:36:12.56 ID:5ksE0k3uP
真美「……ふ、ふーん。ま、暇ができたらね」

亜美「そだねーあ、そろそろだ。じゃまたあとでねー」「

真美「いてらー……」

P「っと、亜美が行ったか。ちょうど入れ違い、おぉ、真美おはよう」

真美「っ!に、兄ちゃんおはよ!」

P「……ん?どうかしたか?」

真美「……に、兄ちゃん!」

P「なんだ?」

真美「胸揉んで!!」

P「……ん?」

――
千早「……それが亜美の嘘だったと」

真美「サイテーっしょ……亜美は『まさか本気にするとは思わなかったー!』とか、『どんだけ兄ちゃんのこと好きなのさ!』とか全然はんせーしてないし」

千早「……」

真美「それで真美がもう亜美なんて知らない!って言ったら『変態は兄ちゃんとイチャイチャしてろ!』だって……もう亜美なんて」

千早「……それはまあ、亜美が悪いわね」

93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 01:41:24.62 ID:5ksE0k3uP
千早(というかどうしてその喧嘩で私にくるのかしら……いえ、考え過ぎよね)

千早「それで?どうしてうちに来たのかしら」

真美「千早お姉ちゃんなら、このことについてわかってくれるってなんとなく思ったから……」

千早「くっ……!」

千早(甘かった!やはり双子は双子だった!……でもまあ)

千早「……まあそういうことならいいわよ。一日くらい」

真美「い、一日だけなの……?」

千早「そんな毎日いられても……というか、仲直りする気はないの?」

真美「絶対やだ。亜美が同じくらいひどい目に合うか泣いて謝るまで帰らないもん」

千早「……はぁ」

真美「……千早お姉ちゃん、迷惑だよね」

千早「まあ、そうね」

真美「……ごめんね?」

千早「いいのよ、どうせうちは空いてるんだし。まあ、わからなくもないし……」

真美「千早お姉ちゃんも、喧嘩とかするの?」

94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 01:45:13.58 ID:5ksE0k3uP
千早「喧嘩はない……あぁ」

真美「?」

千早「……一度だけ、ね」

真美「一回だけかーいいなー。真美なんてしょっちゅう亜美と喧嘩してる」

千早「いいじゃない、喧嘩するほどって言うし」

真美「……」

千早「……私は、弟だったから。その、趣味とかそういうもので喧嘩にはならなかったけど」

――
千早(毎日毎日、歌を聞いてくれてた。だから嬉しくなってどんどんいろんな歌を覚えて。でも、ある日)

優「あれ?お姉ちゃん、その曲なんか変じゃない?」

千早「え?」

優「なんか……音が変」

千早「そんなはず、ないわ……だって優のために練習して……」

優「……」

千早「もう、いい」

千早(勝手に、自分の中で終わらせて。後で聞いてみたら確かに一か所音を勘違いしてた)

95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 01:51:05.19 ID:5ksE0k3uP
千早(もう、優の前で歌を歌えない、そこまで落ち込んだ。顔も見れなかった。でも優の方から言ってくれた)

優「また、何か歌ってよ」

千早(私は、何も言えなかった。ただ新しい歌を、優の前で完璧に披露した。優は笑顔で拍手してくれた)

千早(プライドを一度傷つけられただけで逃げて、優は受け入れてくれたのに)

千早(それが私の一度だけの喧嘩。喧嘩とも言えないけれど、私の中では大きな傷)

千早(でも、だからこそ今の私がある。できるだけ完璧に、より完成度を高める努力)

千早(むしろ、言葉をぶつけ合う喧嘩だったらどれだけ楽だったかしら……)

――
真美「千早おねーちゃん!」

千早「……あ!ご、ごめんなさい……」

真美「途中だけど……いいよ、無理しなくて。弟君のことなんでしょ?」

千早「……えぇ」

真美「それより真美お腹空いちゃったから、何かない?」

千早「あ、そうね……ごめんなさい、私料理しないから」

真美「あーそっか。ってそれじゃいつもどうしてるの?」

千早「できてるものを買うとか……簡単に作れるもので済ませてるけれど」

96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 01:56:32.47 ID:5ksE0k3uP
真美「じゃ、何か買いにいこーよ!真美、ちょっとしたものなら作れるよ!」

千早「え?ホント?」

真美「んっふっふ~今時のJCをなめないほうがいいぜ千早お姉ちゃん……」

千早「JCって……まあ、私よりは器用だものね、期待していいのかしら」

真美「んー期待はしない方がいいかもね……で、でもそんなの気にしてたら前に進めないよ!」

千早「喧嘩中のあなたに言われたくないんだけれど……」

真美「ぐっ……と、とにかく行くの!ほらほら!」

千早「わ、わかったから押さないで……はぁ、やっぱり大変そうね」


真美「んで、何を作るかなんだけど」

千早「真美は何が作れるの?」

真美「んーっと、わかんない」

千早「……レシピを見ればつくれる、とか言うのかしら」

真美「そんな感じ!」

千早「……できてるものでいいかしら」

真美「……そだね」

98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 02:00:19.28 ID:5ksE0k3uP
真美「ふー……ごちそうさま!」

千早「ごちそうさま」

真美「それで?あと何かすることある?」

千早「あとって、お風呂に入って寝るだけじゃない?」

真美「えーそれだけー!?もっとこー女子っぽいこう、話とかさー!」

千早「私がどういう人か、知ってるでしょう?」

真美「……まあ、うん」

千早「とりあえず、先に入っていいわよ、真美」

真美「え?いやいや、一緒に入るでしょ」

千早「え?だってそんな、狭いじゃない」

真美「もー!こういう時は一緒に入るってのが基本っしょー!」

千早「わ、わかったわよ……もう……」


真美「ふー……あったまるー」

千早「……」

真美「ん?どしたの千早お姉ちゃん」

100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 02:04:58.92 ID:5ksE0k3uP
千早真美「くっ……!」

千早「えっ!?」

真美「あはは!絶対やると思ったもん!」

千早「……もう上がるわ」

真美「あー嘘嘘!ごめんってば千早お姉ちゃんー!」

千早「そっちがその気なら、こっちにだって考えがあるわよ……」

真美「ほー!やってみんしゃーい!」

千早「……胸揉んで!!」

真美「……」

千早「あ、い、いやその……悪かったわ」

真美「……」

千早「だ、だってその、真美だってふざけるから……ごめんなさい」

真美「それはいいけど……」

千早「亜美のこと気になる?……というか、ここに来ることは伝えてあるの?」

真美「……何も」

101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 02:09:02.72 ID:5ksE0k3uP
千早「ちょ、ちょっとそれは……亜美だけじゃなくて親御さんだって気にするでしょう?」

真美「知らないもん……・亜美のせいだし」

千早「はぁ……重症ね」

真美「……」

千早「明日、私が付いてあげるから。二人で話しなさい」

真美「えー……」

千早「そうじゃなきゃ、今日は床に寝ることになるわ」

真美「……」

千早「……無理なら無理でいいから、何もしないとこのままじゃない。一生うちにいるつもり?」

真美「うん……」

千早「はぁ……」

真美「……わかった、話だけする」

千早「……えぇ」

真美「でも、ちゃんと千早お姉ちゃん、助けてよ?」

千早「わかってるわ。……ほら、そろそろ上がりましょう」

102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 02:12:09.62 ID:5ksE0k3uP
真美「ふーさっぱりさっぱりー!千早お姉ちゃん、飲み物もらうよー!」

千早「えぇ……はい、そういうわけで……すみません、お借りします。ご迷惑をかけて……いえいえとんでもないです」

千早「そうですね、結構落ち着いてきたみたいなので、明日にはきっと……はい、夜分遅くにすみませんでした。それでは」

真美「あれ?千早お姉ちゃん何してんの?」

千早「貴方の親御さんに連絡しておいたの。心配してらしたわ」

真美「……そんなのしなくていいのに」

千早「亜美だって心配してたそうよ?やりすぎた、とか。お父様にこっぴどく絞られたみたいで」

真美「……」

千早「まあいいわ。今日一日は忘れて。どうせもう残り数時間だもの」

真美「うん……ねぇ千早お姉ちゃん?」

千早「何?」

真美「一緒に寝ていい?」

千早「え?こんなに場所があるのに……?」

真美「うん……せっかくだし」

千早「……嫌っていってもどうせ来るんでしょう?」

104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 02:15:48.04 ID:5ksE0k3uP
真美「……」

千早「眠れないの?」

真美「ねぇ、千早お姉ちゃん……」

千早「何?」

真美「真美ね、亜美の言ったことが全部悪いって思ってた」

千早「……」

真美「でも、いつもなら冗談で済むことなのに、本気で怒っちゃって。亜美もきっとびっくりしてた」

真美「だから、亜美もきっとあんなこと言って……」

千早「……」

真美「だから、亜美とちゃんと話すね?」

千早「……そうね。それがいいわ、絶対」

真美「……千早お姉ちゃん?」

千早「忘れたとしても、そういうことはいつか必ず、思い出すものよ。だから、残しちゃダメ。ちゃんと終わらせないとね」

真美「……うん。真美も、いつまでもこんなの嫌だから」

千早「……そうね。もう、寝ましょう。おやすみ」

106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 02:20:02.39 ID:5ksE0k3uP
真美「んー……あ、あれ?」

真美「ここは……そっか、千早お姉ちゃんの家」

真美「ということは、この目の前にある壁は……って!!」

千早「聞こえてるわ」

真美「もー!ぶたなくてもいいじゃんー……」

千早「おはよう真美。目覚ましだと思えばいいわ」


真美「んー……」

千早「まあ仲直り前なんてそんなものよ」

真美「ど、どうしてわかったの!?」

千早「なんとなくよ。って、そんな難しい顔してたらわかるわよ。何か企んでる顔、とかね」

真美「流石は千早お姉ちゃんだね……事務所ついちゃった」

千早「……おはようございます」

P「おぉ、千早おはよう、っと。真美も一緒か」

真美「兄ちゃん……」

千早「おはようございますプロデューサー。それと、亜美」

108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 02:24:14.63 ID:5ksE0k3uP
亜美「おはよう、千早お姉ちゃん。……それと、真美」

真美「……」

P「まあ、なんだ。一応話は聞いたけど、二人で話し合うんだろ?」

亜美「……うん」

真美「うん……」



千早「さてと……どっちから?」

亜美「……真美」

真美「何?」

亜美「その……ごめんね?亜美、昨日ずっと考えてた。ひどいことしたなって。ひどいことも言っちゃったなって」

真美「ううん、真美だって。最初の冗談でもっと話ちゃんと聞いてれば。ごめん」

亜美「えへへ、パパに怒られちゃった。その話したら」

真美「えっ!?あ、あの話したの?」

亜美「違うよーちょっとイタズラしたら~って言ったら、どうやったらそんなことができるんだーってね」

真美「あはは、そういうことか!……でも、真美としてはまだちょっと許せないかなー」

112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 03:00:10.49 ID:5ksE0k3uP
亜美「え?」

真美「ねぇねぇ知ってる?亜美……」

亜美「……へぇ~」


P「お、終わったか?」

亜美「ねぇねぇ兄ちゃん」

P「なんだ?」

亜美「胸揉んで!!」

P「ぶっ!!」

亜美「ねーはやくー!」

P「だ、だからなんなんだそれは……」

真美「兄ちゃん、亜美から話聞いたんじゃないの?」

P「お、俺は亜美から、あの胸揉んでは真美が俺のことを好きだうんぬんとか話を……って!」

真美「え?……亜美?」

亜美「あっ、あははー……逃げろー!!!」

真美「ま、待て!!亜美ぃ~~!!!」

113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 03:04:39.28 ID:5ksE0k3uP
千早「これは一件落着なのかしらね……結局、あの二人の絆は予想以上、というか」

P「千早も一日お疲れ様。真美の子守りは大変だっただろう?」

千早「まあ、予想以上に……」

P「……さっきからあの、真美達がやってるけどさ」

千早「はい?」

P「もしかして、千早も胸揉んで欲しかったりしなぐっほぉ!!!」

千早「何馬鹿な事言ってるんですかこの変態プロデューサー!!元はと言えばあなたが……」

P「そ、そんな……俺はただ言われたままに……」

真美「待て亜美ー!」

亜美「えっへへー!やだよー!」

千早「……でも、やっぱりいいわね。双子って。あなたもそう思うでしょう?」

千早「……あの時はごめんなさい、なんて。あの子たちに免じて、許したりしてくれないかしら」

千早「許してくれなくてもいいわ。いつまでも、見守っていてね」


真美「もー!今度こそゆるさないっしょー!!待て待て~!!」


115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 03:06:35.29 ID:5ksE0k3uP
さるさんのせいで遅くなったけどこれは言いたかった響誕生日おめでとう!
そういうわけでタイトルが響だったわけだけどタイミングが悪かった
毎度毎度付き合っていただきありがとございました またよろしゅう



元スレ: 響「サイドストーリー」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1349786918/

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