5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 04:23:29.65 ID:
hclZ6l2J0
N『その後、誤解を解きスタッフが事情を説明』
D「今回、木場さんにはある企画にチャレンジしていただきたいのです」
木場「ほう、どのような企画だ?」
D「世界中の猛獣を捕獲していただきたいのです」
木場「日本のテレビ局は変わっているな。アイドルにそのようなことも要求するのか?」
N『断じてそのようなことはない』
N『だが、スタッフはある確信を得ていた』
N『これは木場の事務所の某Pが語る』
???「木場さんは我が事務所では最強です。生半可なことでは音をあげませんよ。HAHAHA」
(プライバシー保護のため音声を変えてあります)
N『ならば生半可ではない企画にチャレンジしてもらおうではないか』
D「どうです?いけそうですか?」
木場「面白い。これができれば私もアイドルとして一つの殻を破れそうだ。やってみよう」
N『言っておくがアイドルに猛獣と戦うスキルはまず必要ない』
N『こうしてアイドル木場真奈美は海を越えた』
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 04:25:29.31 ID:
hclZ6l2J0
――――――――スタジオ
N『謎とき冒険バラエティ 世界の果てまでイッテQ!』
内村「さあ、始まりましたイッテQ!今夜は猛獣ハンター木場 ワールドツアー、そして、世界で一番盛り上がるのは何祭り? IN ニュージーランド」
内村「この豪華2本立てでお送りしまーす」
宮川「ワッショーイ!」
イモト「どーもどーも」
内村「まずは猛獣ハンター木場ワールドツアーなんですが」
イモト「ちょっとおかしくないッスか?パクリじゃないっスか!おかしいでしょ!」
内村「だってお前は『珍獣』でしょ?こっちは『猛獣』。別に問題ないじゃん?」
イモト「いやいやいや!おかしいって!」
内村「それと今回行ってもらう木場さんなんですが実は今この場にはおられません」
内村「後ほど中継がつながるそうなので、そこでいろいろ聞いてみましょう」
内村「それでは、世界の果てまで!」
イモト「イッテQ!……え?なんであたし?」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 04:26:56.54 ID:
hclZ6l2J0
N『日本から遥か11600キロ。猛獣ハンター木場ワールドツアー IN タンザニア』
N『今回木場が訪れたのはタンザニアの首都ダルエスサラーム』
N『しかし、肝心の木場の姿が見えない』
木場「みなさん、ここだ。ここにいるぞ」
N『それでは行ってみよう。恒例、木場を探せ!』
イモト『やっぱパクリじゃん!』
宮川『第一回目で恒例ってなんやねん?』
3、2、1……
木場「ここだ、ここ!ここにいるぞ!」
木場「正解はイスラエル軍が開発した特殊迷彩を着用して草むらにいる、だ」
宮川『わかるか!んなもん!』
N『木場、どうやら隠れるの意味を根本から勘違いしているようだ』
D「どうしたんですか?その服?」
木場「知人の傭兵に譲ってもらったんだ。この特殊迷彩だと夜間では95%の透k」
N『ガチすぎるので割愛』
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 04:28:38.73 ID:
hclZ6l2J0
D「今回は木場さんにはハイエナと戦ってもらいます」
木場「ほう……いいチョイスだ。こちらも気合が入るな」ニヤリ
N『ハイエナ。一般的にはライオンなどの食い残した死肉を狩るイメージが強い』
N『しかし、実際はヌーなどの自身の何倍もある体格の動物も狩る獰猛さと、俊敏性を持ち合わせている』
N『少なくとも日本のアイドルが戦う相手ではない』
N『その後現地ガイドと合流』
ガイド「Oh!MANAMI!HAHAHA!」
木場「久しぶりだな」ガシッ
D「お知り合いですか?」
木場「昔、私が旅をしている頃にな、この男が別の女に手を出したのが妻にバレて私のところへ逃げ込んできたんだ」
木場「その直後にショットガンを持った妻が我々の目の前に現れて4発乱sy」
N『生々しすぎるので割愛』
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 04:30:21.91 ID:
hclZ6l2J0
N『その後、一行は車で4時間ほど行ったサバンナへと向かう』
木場「ちょっと待ってくれ。ここで一旦止めてくれ」
N『木場が突然、何かを発見し車を降りた』
N『木場が向かった先には物々しい装甲車と武装した兵士がいる』
木場「&$%#”#”#!#’’&’%$#&=’’&’%&$&」
兵士「#$”&=#&%’%&%%$%#$&%&’」
N『何やら現地の言葉で語り合っているようだ』
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 04:32:06.05 ID:
hclZ6l2J0
木場「HAHAHA」
兵士「HAHAHA」
N『どうやら歓談している。やがて車に戻る木場』
D「何かあったんですか?」
木場「昔の傭兵仲間だ。どうやらこの近くに反政府ゲリラが潜んでいるらしい」
D「むちゃくちゃ危険じゃないですか!笑ってましたよね?!」
木場「心配ない。よほどのことがない限り、我々に襲いかかってくることはないだろう」
D「それって、どれぐらいの確率ですか?」
木場「60%といったところか?比較的高い生存確率だ」
N『この女、やはりどこかズレている』
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 04:34:39.89 ID:
hclZ6l2J0
N『目的の場所へ到着する』
ガイド「ハイエナは夜行性だ。まだ時間はある。夜まで休んだほうがいい」
N『スタッフが早速休憩用のテントを作成していると木場が声をかけた』
木場「何をしているんだ?」
D「木場さんが休むためのテントを作ってるんです」
木場「無用だ。テントを作ればその明かりからゲリラのターゲットになる」
D「えっ?じゃあ、どうすれば?」
木場「私は寝袋さえあれば十分だ」
N『なんと木場、寝袋だけを要求。しかし、この地は日中の寒暖差が激しくその差はおよそ40度にも及ぶ』
D「さすがにそれはマズいですよ。風邪ひくどころじゃないですよ?」
木場「問題ない。アラスカ北部でも寝袋のまま野宿したことはある。死にはしない」
D「ホントですか?……」
木場「それにこの方がかえって敵を視認しやすい。いざという時の対応も早くなる」
N『もはや敵が誰を指すのかは定かではないが……木場真奈美、やはり只者ではない』
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 04:36:36.38 ID:
hclZ6l2J0
N『一時間後、スタッフは木場に気になっていた質問を投げかけた』
D「今回、このロケはかなり危険ですが、堂々としてらっしゃいますね」
木場「そうか?考えたこともないな。むしろアイドルで歌うことのほうが緊張するかもしれない」
D「どうして日本でアイドルになろうと?」
木場「もともと、欧州でスタジオボーカルをやっていたこともあり、歌は得意だったしな。故郷でどこまでやれるか試してみたくなった」
D「なるほど」
木場「あと、旅をしていく中で様々な家族と出会い、その中心には必ず歌やダンスなどの音楽が必ずあった」
D「ほう」
木場「私の歌によって多くの家族が幸せになれるのであればそれ以上の喜びはない」
N『木場、アイドルに関しては意外にもしっかりとした目標を持っていた』
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 04:39:10.59 ID:
hclZ6l2J0
D「ちなみに、今までで怖いと感じたことはないんですか?」
木場「私だって女だ。恐怖を感じることはある」
N『今更になって乙女な部分をアピールする木場』
木場「ルワンダの国境を丸腰で歩いて渡った時には恐怖を感じた。飛んできたRPGが地雷原で破裂して15mくらい吹き飛b」
N『ガチすぎるので割愛』
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 04:41:59.35 ID:
hclZ6l2J0
N『2時間後、目を覚ましたのは木場だった』
木場「……来たぞ」
D「えっ?……」
N『慌てて飛び起きるスタッフ。目を凝らすとそこには一匹のハイエナがいる』
N『通常、ハイエナは群れで行動する。単独で現れることはほぼない。これはチャンスだ』
木場「お前たちはここにいろ。大勢で行くと余計に警戒される」
N『そう言ってじわじわとハイエナに近づく木場』
ハイエナ「GRRRRRRRRR……」
木場「……」
N『低い唸り声をあげて威嚇するハイエナ。木場は悠然と立ちふさがる』
N『だが、次の瞬間』
ハイエナ『グワォオオオオッ!』
木場「!」
N『ハイエナが木場に向かって飛びかかってきた!』
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 04:43:53.95 ID:
hclZ6l2J0
木場「ぐっ!……」
N『寸前でハイエナの口を受け止めたものの、その場に押し倒されてしまった』
D「おい!やべーよ!撮影中止!麻酔銃!」
N『慌てふためくスタッフ。その時だった』
ハイエナ「キャインッ!」ドサッ
N『崩れ落ちるハイエナ。木場がゆっくりと立ち上がる』
D「大丈夫ですか!木場さん!」
木場「ああ、問題ない。首筋に当て身をしておいた。しばらくは眠っているだろう」
D「……」
木場「これで目標は達成したな。このハイエナをどうするんだ?」
D「と……とりあえず、当局に渡して国立公園内で保護します」
木場「そうか。では終わらせて日本に帰……!」
N『木場の表情が変わる……草むらから何かが飛び出してきた』
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 04:46:09.26 ID:
hclZ6l2J0
子ハイエナ「にー……にゃー」
木場「!!」
N『一匹の子供のハイエナが我々の前に現れた。先ほどのハイエナの子供のようだ』
子ハイエナ「にゃー」ペロペロ
木場「……」
D「木場さん?……何を?」
N『木場、倒れているハイエナに近づき軽く手刀を入れる』
ハイエナ「……ガウッ?」
木場「もうここには来るなよ。早く行くんだ」
ハイエナ「………」タタタッ
N『ハイエナたちはどこかへと去っていってしまった』
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 04:48:43.49 ID:
hclZ6l2J0
D「どうしたんですか?せっかく目的を達成したのに」
木場「さっきも言っただろ?家族の真ん中に私の歌がありたいと」
D「ええ……」
木場「たとえ野生の獣であっても、家族の絆を私が断ち切ることはできない」
D「……」
木場「企画を台無しにしたことについては謝罪する。後日、改めて連絡させてくれ」
D「……わかりました」
N『こうして木場のハンターとしての初仕事は失敗に終わった』
N『だが、木場の戦いはこれからも続く……』
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 04:50:32.43 ID:
hclZ6l2J0
――――――――スタジオ
内村「……手越くん、どうだった?」
手越「なんか……ヤバいッスね。ガチすぎるでしょ?」
内村「なんかわかる」
手越「今までイッテQって、大輔さんみたいにヌルい感じで終わるじゃないじゃないっすか?」
宮川「ヌルい言うなや!」
手越「ちょっと、このシリーズはまだ見たい気になりますね」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 04:52:31.75 ID:
hclZ6l2J0
内村「えっと、ここで木場さんと中継が繋がったみたいです。木場さーん?」
木場「はい。どうも初めまして」
内村「どうも。今どこにいらっしゃるんですか?」
木場「私は今、カリブ海に来ている。次の獲物と戦うためだ」
内村「次の獲物?もう相手が決まってるんですか?」
木場「次はな、ホオオジロザメだ。水中では思ったように身動きが取れないもんだな。ははは」
内村「……えっと、肩にすごい包帯巻いてるようですが、大丈夫ですか?」
木場「これか?問題ない。捕獲の際に少々噛み付かれただけだ」
内村「……」
木場「私の事務所にな、動物の着ぐるみが好きな子がいるんだ。その子のためにこの皮を剥いd」
内村「ありがとうございました!」
N『猛獣ハンター木場、ガチ過ぎて2カ国目で終了!』
おしまい
↓おまけ
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 04:54:29.34 ID:
hclZ6l2J0
おまけ
――――――――事務所
P「……」
TOKIO『いっまあふれだーす♪おっもいとd』ピッ
P「木場さん……………やりすぎ」
ちひろ「大変です!プロデューサー!木場さんのことで電話が!」
P「さっそくクレームか……土下座ですむかな……」
ちひろ「是非、番組に起用したいとオファーの電話が殺到してます!」
P「うそお!?」
木場真奈美オファーシリーズ
つづく……?
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 04:56:19.38 ID:
hclZ6l2J0
以上です。
気分を悪くされたPはごめんなさい。
次回はまた別のほのぼの系出します
読んでくれてありがとうございました
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 04:57:25.53 ID:f6F1+oLr0
木場さんすき
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 05:01:03.31 ID:eFVd2UEj0
おっつおっつ
木場さんかこいい!けど料理も出来るのが木場さんだよなわかるわ
元スレ:
【モバマス】P「木場さんがイッテQに出演!?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1355253490/
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