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塩見周子「大人」

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1 : ◆U.8lOt6xMsuG 2018/08/16(木) 01:06:47.94 ID:TF1khxEw0
(周子でエロい妄想をした輩は)床にさ!頭を!擦り付けて謝れ!

2 : ◆U.8lOt6xMsuG 2018/08/16(木) 01:08:31.66 ID:TF1khxEw0

これは夢だ、とすぐに気がついた。あたしがまだアイドルになる前だ、というのもすぐに分かった。明晰夢、というやつなのだろうか。けれど、あたしの心はどこかふわふわしている感じがして、体は思うように動かない。

ああ、これは、あたしがプロデューサーさんに声をかけられた日の夢だ。家出して、持てるだけのお金を持って、東京に来た日の夢だ。

あたしがアイドルになるきっかけの夢だ。

日はもう沈みかけていて、オレンジと紫を混ぜた色が空に広がっている。そのときのあたしは、この景色を綺麗だとは思えなかったことも、強く覚えている。

いつもの駅前で座り込んでいると、空は紫から黒色へ、街灯ののせいで星が見えない真っ黒へ移り変わっていく。ただそれを、ぼーっと眺める。

ただ時間を浪費していると、あたしは、知らないおじさんに声をかけられた。どろりと、目の奥に薄汚いものを秘めているおじさんだった。

絶対にそんなコトしたくないのに、言われるがまま、そのおじさんの後をついていく。嫌だって思っても、体が勝手に動く。いろんな人とすれ違うのが嫌になってきて、顔をうつむかせようとした。

そのときだった

「―――!」

男の人とすれ違った。あの人だ。この日、あたしに声をかけてくれたあの人だ。

彼は、あたしの方なんて一切見ずに、駅のホームに消えていく。今すぐ逃げ出して、彼の所に行きたい。あの日みたいに、彼と話したい。

けれど、あたしの体は、そんなあたしの心を無視して、うつむいたまま歩きつづける。あたしがどれだけ内側で叫ぼうとも、歩みを止めてくれず、おじさんの後を、ただ従順に付いていく。


そこから先の、泣きたくなるような行為の最中で、あたしは汗だくで目を覚ました

3 : ◆U.8lOt6xMsuG 2018/08/16(木) 01:09:11.36 ID:TF1khxEw0

◆◇◆

息を荒げながら体を起こす。さぁさぁと言う音が外からしてて、雨が降っているのが分かった。

「ハァ……ハァッ……」

悪夢だ。最悪すぎる悪夢だ。心臓がバクバクとしている。単純な吐き気と、吐き気とはちょっと違う、こみ上げてくるものがある。

「……あ゛ー」

エアコンはついてるのに汗だくで、それなのに暑くない。不思議で、嫌な感触だった。

「……」

ベッドの上で少しだけ固まった後、重い体を動かす。パジャマを脱いで、いつもの私服に着替えて、寮を抜け出した。

あそこまでの道のりは、もう体が覚えてる。あたしは、傘も差さずに走っていく。雨と汗が混じった水滴が体に張り付いてくる。それがたまらなく不快だった。

靴の中がグチョグチョしだした。足を出す度に、水が靴下の中で暴れるような感覚。それでも走り続ける。

見慣れたマンションに辿り着いた。エレベーターなんてない古いマンションの、三階を目指して階段を駆け上がる。

息を切らしながら玄関の前に立ち、少し強めにインターホンを押した。廊下を歩く音がして、収まりかけていた拍動がまた激しくなり出した。

「……何時だと思ってやがる」

彼は、すぐにあたしを出迎えた。会社じゃ絶対にしないような、Tシャツとハーフパンツのラフな格好をしてる。風呂上がりなのか、髪の毛が湿っていて、シャンプーの香りが雨の匂いに交じって届いた。

出迎えてくれた彼に、何かを言おうとしても、何も言えなかった。結局黙ったままだった。

「……びしょ濡れじゃねぇか……とにかく上がれ」

いつものような、ぶっきらぼうな物言いだった。でも、その声色の奥にある暖かさが、いつも以上に感じられた。


4 : ◆U.8lOt6xMsuG 2018/08/16(木) 01:11:26.68 ID:TF1khxEw0

Pさんの家にこうして来た回数は、もう両手の指以上はあると思う。初めて会ったときもそうだし、終電がなくなったとき、Pさんの手料理を食べたくなったとき、新しいドラマを見たいとき……まあ色々と理由を付けて、あたしはここに上がり込むのだ。

「取りあえず風呂入れ、着替えは置いとくからな」

彼に促されるまま、あたしはお風呂場に行く。ずっと生返事しかしないあたしと同じように、彼も口数は少なめだった

浴室の中は、屋外と同じくらい湿度が高かった。冷たくなった体を徐々に温めるように、シャワーを浴びていく。シャンプーとリンス、ボディーソープは、こないだあたしが置いていったものを使った。「置いていくなふざけるな捨てるぞ」、なんて言ってたのに、やっぱりそのままにしておいてくれてた。

体の汚れを落とした後に、湯船に浸かる。1人じゃちょっと狭いくらいだけど、膝を折りたためばちょうどいい。

浴槽で目を閉じて、さっきの夢のことを必死に忘れようと務めた。でも、嫌なところだけが、頭にこびりついて離れなかった。そして、すれ違った時に見たPさんが、どうしても忘れられなかった。あの顔も、足取りも、ネクタイの色も、全てが全てが頭から消えていかない。

また、胸の奥から何かがこみ上げる感覚がした。嫌な感覚だった。それを忘れることもできなかった。


10 : ◆U.8lOt6xMsuG 2018/08/20(月) 23:26:09.80 ID:KSXDVagw0

◆◇◆

『俺ァ熟女趣味なんだよ』

俺は野菜炒めと味噌汁を温め直しながら、周子に放った言葉を思い返していた。始めて周子と会い、行き先のないアイツを家に泊めたときに吐いた嘘だった。

周子は、俺に純血を奪われるかも知れないと思っていた。本人から「あのときは純情を汚すことになるかと思ってた」と聞いたし。いや普通、俺に言うかねそれを。

確かに、男に食事と風呂と寝床を用意された若い女が、そういう危険を想定しないわけなどないが。

だから、危害を加えるつもりなどないことを示すために、俺は周子に嘘を吐いたんだ。本当は熟女趣味なんてない。

……あの日のことが、いやに懐かしく感じられる。


11 : ◆U.8lOt6xMsuG 2018/08/20(月) 23:28:21.79 ID:KSXDVagw0
あの日以降、あいつが家に来ることも増えた。料理だって何度も振る舞った。周子がベッド、俺がソファで別れて寝ることが、月に三度はある。

正直、周子がここに来る度、心がすり減る。無防備な姿を晒し、男を勘違いさせるような言葉を吐く周子に対し、理性を保ち続けている自分を褒めたい。

「おっと」

味噌汁が沸騰しかけるよりも先に火を止めた。野菜炒めを大皿に盛り直す。そういえば、あの日周子に振る舞った料理も、野菜炒めと味噌汁、そして白米だったな。

……初めて会ったときのこと、そしてこれまでに部屋に上がり込んできたことを思い返していく。すると、やはり今日の周子がおかしいことに気がついた。傘も差さず雨に濡れ、財布もスマホも持たずに、体一つでここまで来たことなんて、これまで一度もない。

何か事情があるのだろうか。しかし、その事情を聞き出すことは、きっと俺にはできないだろう。玄関先の周子は、絵の具を全色ぐちゃぐちゃに混ぜた色水のようによどんでいた。濁っていて、灰色の髪の毛も真っ黒に錯覚するほどで。

何があったのだろうか知りたかった。でも、知ったところで、俺にできることが何かあるのだろうか。プロデューサーだからといって、俺が周子の全てに力添えできるわけではない。むしろ、嫌になるほど、できないことの方が多い

風呂場の扉が開く音がした。水音が遠く響いた。シャワーヘッドから垂れたのであろう水滴の奏でたものだろう。

ちょうどいい、と野菜炒めの載った大皿をテーブルまで運ぶ。味噌汁と白米をよそって、それも一緒にテーブルへ持って行く。

何ができるかは分からない、が、周子の腹を満たすことはできる。美味い飯を、周子に腹一杯食わせてやるくらいならお安いご用だ。

何があったのか、それは周子が言いたいときに言ってもらえれば良い。無理して訊いて、余計に傷つけるなんて真似だけはしたくないしな。

時計は、午後11時半過ぎを指している。この時間の食事は不摂生だろう。トレーナーさんに、ダンスレッスンを増やして貰うように言わないとな。

そう思っていると、足音が数秒続いて、止まって、ドアが開く。

「……上がったよ」

「おう、食え」

周子を纏っていた暗い雰囲気は、少し薄くなっているように感じられた。胸をなで下ろした。そして、安心すると共に、再び気を引き締めた。

湯上がりの周子は艶めかしい。乾ききってない髪も、水分を含んだ頬も、熱の籠もった肌も、全てが扇情的だ。そんな姿を、邪な目で見てしまわないように務める。なぁに、いつものことだ。何度も見ただろう。

周子が椅子に腰掛けて、箸を手に取る。いつものように、その対面に座ろうとしたところで、麦茶を持ってき忘れていたことに気がついた。座りかけていた足を伸ばし、向きを変え、冷蔵庫に向かう。

背後でシャキ、シャキと、キャベツを噛む音がした。


12 : ◆U.8lOt6xMsuG 2018/08/20(月) 23:30:13.12 ID:KSXDVagw0

◆◇◆

野菜炒め、味噌汁、白米。Pさんに拾われた夜と、同じメニューだった。

味噌味がベースの野菜炒めは、ご飯によく合う。野菜炒めを口に入れて、数度咀嚼すると、しょっぱさのせいでお米の味が恋しくなる。箸が勝手にお椀に向いて、白米をすくい上げる。お米の持つ甘さが、口の中に広がる。

味噌汁は白味噌ベースで、具も玉葱、豆腐、わかめ、油揚げとシンプルなもの。豆腐を徒労と箸を入れると、わかめも一緒に掴んでしまう。構わず口に入れる。豆腐がちょっと熱くて、火傷しちゃいそう

「ん」

Pさんが、あたしの前にコップを置いて、麦茶を注いだ。ちょうど口の中が熱く、塩気が強くなっていたので、それを手に取り、流し込む。

「周子はほんと美味そうに食うよな」

そんなことを言いながら、Pさんは自分用のコップに麦茶を注いでいた。

だって、しょうがないじゃん。Pさんの手料理美味しいし。

Pさんは頬杖ついてあたしを見つめる。ただ食事するあたしを見つめて何が面白いんだろうか。

あのときと同じメニュー、同じ味のものを、私はどんどん食べていく。雨の音は、キャベツ音がかき消した。

13 : ◆U.8lOt6xMsuG 2018/08/20(月) 23:31:48.95 ID:KSXDVagw0

「……ごちそうさまでした」

「ほい」

食べ終わった食器を持って、Pさんは台所へ向かう。食器同士がぶつかる音と、スポンジのこすれる音がした。

しばらくすると、今度はホットココアを手に戻ってきた。彼のではないマグカップから、甘い香りがする。このマグカップもあたしが置いていったものだ。

ココアを差し出されるままに飲んでいく。出来合の甘ったるい味が、嫌いになれない。

「……」

いつもだったら、「何で私がここに来たか」を彼は訊く。玄関先でだったり、風呂に入る前だったり、ご飯中だったり。

でも、今日は何も訊いてこなかった。代わりに、いつもより至れり尽くせりだ。ココアなんて淹れてもらったの初めてだよ。

「じゃ、俺ァ寝るからよ。カップはシンクにやっといてくれよな」

Pさんはいつものように、あたしに背を向けてソファに寝転がった。

あたしは、ぬるくなったココアを一気に飲み干した

14 : ◆U.8lOt6xMsuG 2018/08/20(月) 23:32:26.74 ID:KSXDVagw0

寝ているPさんを一瞥して、飲み干したカップをシンクに持って行く。さっきまで使っていた箸や皿にはまだ水滴が付いていた。せめてこのカップは洗おうと、スポンジを手にとって、泡立てて、汚れを落としていく。

濡手をタオルで拭い、再びリビングへ。このままここを通り過ぎて寝室に行けば、いつもどおりふかふかのベッドで眠ることができる。

でも、あたしはここで足を止めた。

「プロデューサー」

寝息は聞こえなかった。静かなソファに向かって、もう一度声をかける。

「プロデューサー、寝てる?」

そんなわけないか。今、体がビクって動いたし。

一歩、二歩とそこへ近づく。まだ狸寝入りを続けるPさんに声をかけた。

「ちょっとだけ、話してええ?」


19 : ◆U.8lOt6xMsuG 2018/08/23(木) 02:35:29.55 ID:JSsbPllS0

◆◇◆

明日のことを考えた。お前はオフかも知れないが、俺は仕事なんだよ。

でも、話をしてくれるかも知れない。今日、周子がここに来た理由を教えてくれるかも知れない。そう思い、寝たふりをやめて、ソファの上で体の向きを変える

―――その途中で、唇に柔らかいものが触れた。

柔らかく、少しだけ湿っていた。ほのかにココアの香りが漂った。触れたものが、周子の唇であると気がついたのは、その少し後だった。

周子が腹の上に座り込んでくる。嫌な重さと暖かさが、そこから伝わってくる。

「プロデューサー」

周子は、真っ直ぐ、一切反らすことなく俺に視線を投げている。やめろ、降りろと、そう吐き捨て、抵抗しようとしても、どうしてか力が入らない。

戸惑っていると、再び唇を奪われた。さっきとは違う、舌を入れられ口の中をなめ回される様なキスだった

「今晩だけで良いから」

ポツリと呟かれたその言葉に、俺は決死の抵抗をするべきだった。大人として、塩見周子のプロデューサーとして、固辞しなければならなかった。

けれど、俺は何かをいうことも、何か動くこともできなかった。結局の所、俺が保ち続けていた理性なんて、もう決壊寸前だったのだろう。


20 : ◆U.8lOt6xMsuG 2018/08/23(木) 02:36:17.82 ID:JSsbPllS0

◆◇◆

多分、拾ってもらったあの日から、あたしはずっとこうだったんだ。そして、多分、ずっと怖かったんだ。プロデューサーと離れてしまうことが。プロデューサーに離れられてしまうことが。

飄々とした態度をとっていても、あたしの内面はもろくて。あなたに捨てられてしまうと、なんて考えるだけで苦しくなる。

ああ、あたしって、こんなに弱くて、そして、こんなにあなたに依存してたんだ。

口が悪くて、真面目で、優しくて、料理上手で、真っ直ぐにあたしのことをみてくれるあなたが、心の中でこんなにも大きくなってたなんて。

『終電がなくなったから』、『手料理を食べたくなったから』、『新しいドラマを見たいから』なんて理由は、ただの建前。『会いたかったから』と言わないためのただの言い訳。

でも、そうやってあたしが無防備晒して、あたしがどれだけ誘惑しても、あなたは絶対に手を出さない。そういう所も好きなんだけど。

ごめんね、もう耐えきれない。我慢できないんだ。

あんな夢を見た後だからか、思いが一層強くなる。捨てられたくない、離れて欲しくない。それ以上に、あなたを自分だけのものにしたい。一緒にいたい。

だから、あたしからこうするね。

どうか、今晩だけで良いから、あたしを女として見てほしい。できるなら、あたしを大人にして欲しい

21 : ◆U.8lOt6xMsuG 2018/08/23(木) 02:37:16.77 ID:JSsbPllS0

「周子……」

あたしはプロデューサーさんを見下ろす。どんな表情なんだろう、あたしが影になっているせいでよく見えないや。あたしを呼ぶ彼の声は、いつもより苦しそう。

「……あたしとこういうことを、これ以上したくなかったら、今すぐ突き飛ばして」

あたしは、目の前の男に選択を投げかける。あたしはアイドルで、この人はプロデューサーだ。こんな関係、あたしが望んでも彼は望まないだろう。

だから、これは選択にも似たお願い。熟女趣味で、あたしに興奮できないってのならいますぐやめる。嫌いなら、諦める。突き飛ばしてくれたなら、拒否してくれたなら、この思いはもう二度と表に出さないから。

雷がどこかに落ちた。一瞬だけ、部屋の中に閃光が満ちる。その後に轟音が響いて、体の芯まで揺さぶられた。

彼は、あたしの質問に対して何も言わず、ただ、あたし抱き寄せられた。「ごめん」と呟いてから、あたしの髪の毛を撫でた。

優しく撫でるだけで、彼はあたしを突き飛ばすことも、拒否することもなかった。答えはきっと、そういうことなのだろう。

22 : ◆U.8lOt6xMsuG 2018/08/23(木) 02:38:16.30 ID:JSsbPllS0

「……熟女趣味じゃなかったの?」

「……ありゃ嘘だ」

そっか。そうだったんだ。何か安心した。

「じゃあさ……」

もう、何にも気にしなくてええよね?

彼の頬を両手で挟んで、もう一度キスをする。数度、啄むように唇を重ね合わせた後、どちらともなく舌を出し、ねぶりあう。

「ちゅっ……んぅ……」

骨張った腕が、あたしの背中に回る。抱き締められると、挟まれたおっぱいが形を変えて少し息苦しい

「……?」

お尻の辺りに、棒状のなにかが当たる。右手をそこまで伸ばし触ると、AVとか授業でしか見たことのないそれが、布を隔てて存在していることがわかった。熱く、固く、触ってるだけでどうしてか興奮する

何度かズボンの上から触ると、たまピクピクと動いて、更に固くなる。彼の舌から力が抜けて、あたしの口から出ていく。唇で舌を挟んで、ジュルジュルと音を立ててながら吸い、舐める。またおっきくなった。

キスをやめて、シャツを脱ぐ。雨に濡れ、まだ乾いてないからブラは着けてなかった。少し体の位置を変えて、おっぱいが彼の顔の上に来るようにする。AVで覚えたプレイだけど、こういうのは好み?

「……あたしのおっぱい、好きにしてよ」

これも、AVからの受け売り。画面の向こうのから借りてきたセリフの一つだ。これが案外効果的だったみたいで、彼はあたしの胸に吸い付いてきた。

乳首を舌先で転がされて、唇で挟まれて吸われる。くすぐったさと、恥ずかしさが襲ってくる。同時に、興奮も。好きな人におっぱい吸われるのって、気持ちよくはないけど興奮するんやね


23 : ◆U.8lOt6xMsuG 2018/08/23(木) 02:38:47.64 ID:JSsbPllS0

とはいえ、腕を伸ばしてずっと耐えるのは案外キツい。一度体を起こして、再び彼を見下ろす形になる。もう目が暗闇になれていて、彼がどんな顔をしているのか、どんな表情を浮かべているのかが見える。上せてて、真っ赤で、多分あたしと同じ。

「ねぇ」

「何だ」

「何か……慣れてない?」

キスも、おっぱいを舐められているときも、彼からは余裕のようなものが感じられた。コッチは舌をからめるようなキスなんて始めてだし、父親以外におっぱいを見せたのも、まして乳首を舐められるのも初めてなんだけど

「こういうコト、経験あるんだ」

「まぁ……何度かは」

へぇ……妬けちゃうね。あたしは初めてなのに、そっちはあたしが知らない誰かと肌を重ねて、愛を囁いたことがあるんだ。そう思うと、より一層「自分だけのものにしたい」って独占欲が強くなる。

誰だかが「男は女の最初の恋人になりたがり、女は男の最後の恋人になりたがる」って入ってたけど、あたしは違った。

あなたの、最初で最後の女でありたい。始めから終わりまで、あたしだけしか見て欲しくない。でも、それはすでに無理な願いだったんだ。

また体を倒して、今度はキス。唇だけじゃなくて、頬にも、首下にもキスをする。あたしの髪の毛を、Pさんの吐息が揺らす。耳にかかるそれがこそばゆい。

もう無理なら、せめてここから先はあたしだけを見てよ。あたしだけのものになってよ。

そんな醜い思いを込めながら、唇を彼の体に押しつけていく。しょっぱい彼の味が、クセになりそうだ


24 : ◆U.8lOt6xMsuG 2018/08/23(木) 02:40:01.60 ID:JSsbPllS0

「ひゃうっ」

ちゅぱちゅぱと音を立てながらキスを続けていると、彼の手が、あたしのお尻を掴んだ。なで回し、揉むようないやらしい手つきで、手のひらでこねくり回されてるみたい

アソコには、固くなったオチンチンが押しつけられていた。あたしもオナニーするみたいに、腰をすりつけて気持ちよくなろうとする。素股って言うんだっけ、こういうの。

ショーツに愛液が染みついていてもうビチャビチャ。キスして、オチンチンを筋にすりつけてるだけなのに気持いい。

「はぁっ、ふぅ……ねぇ、そろそろさ……」

唇をもう一度だけ重ね合って、あたしはお尻を上げて身に着けているものを取り払い、彼の上で全てを晒す。動く度に「うぉ」って言われた。降りてから脱げばよかった。でも許してよ、こっちはもうテンパってるんだし

彼のズボンに手をかける。この下で、痛ましいほどの主張をしているそれを晒すように、ズボンとパンツを一気に下ろした。

「うわぁ……」

「『うわぁ』ってなんだよ」

初めて生で見るオチンチンは、思った以上に大きかった。赤色にも青色にも見える血管が浮き出ていて、画面越しで見るよりもグロテスク。先っぽからは透明な液体が垂れている。カウパーだっけ、そこからする据えた匂いは、決して良いものじゃないのに嫌いになれない。むしろ好きかも。「トリップしちゃう」ってのが分かった気がする。

おそるおそる手を伸ばし、指を絡める。オチンチンがまたピクリと動いて、透明な液体が垂れて指の付け根に付いた。見よう見まねでそこから扱くように手を上下させると、透明な液体はどんどんあふれ出して、あたしの手を汚していく。

これって、興奮したら出てくるヤツだよね? あたしの体に興奮して、あたしが手でいじって気持ちよくなってるって証拠かな。だったら何か嬉しい。満たされるような感じもする。

オチンチンから手を離して、汚れたそれを見つめる。ベタついてて、すごい匂いだ。

舌先でそれを舐めとる。しょっぱくて、忘れられない味だった。


25 : ◆U.8lOt6xMsuG 2018/08/23(木) 02:40:58.90 ID:JSsbPllS0

フェラとか……したほうがいいのかな? でも、やり方なんて分からないし。ちゃんとPさんを気持ちよくできるかも分からない。

そもそも、ここからどうやってセックスまで行けば良いの? ノリでここまで来たけど分からないよ。あたしなんて処女だし。

「……あのさ」

でも、それじゃ締まらないよね。せっかく作ったムードみたいなものがあるからさ。

恥ずかしいけど、暗がりでよく見えてないと思う。だから、彼に、私のアソコを指で広げて見せつけてから、

「もう……シてよ」

って、誘うように言った。指の先で愛液とカウパーが混ざる。広げられたアソコは、自分でも分かるくらいにひくひくとして、欲しがっていた。

彼は、体を起き上がらせて、抱きついて、あたしを押し倒す。体勢が逆転して、彼の顔が上に来る。

「初めてだからさ……優しくシてよ」

また、誘うような言葉を吐く。するとまた、唇を奪われた。


26 : ◆U.8lOt6xMsuG 2018/08/23(木) 02:41:46.62 ID:JSsbPllS0

すっかり濡れ切ってドロドロになったあそこへ、Pさんのオチンチンがあてがわれる。自分以外が触れたことのない場所に、Pさんが触れている。

そのまま、腰を押し進められる。細いあたし指じゃ感じられない圧迫感と、自分の中で何かが裂けるような痛みが襲ってくる

「い゛っ……!」

痛さに耐えきれなくなって、目と口を強く閉じてしまう。痛い。本音を言うなら今すぐやめたい。

「周子……」

「っん……大、丈夫っ……だから」

でも、やめないで。このまま続けて。この痛みは、あなたと繋がれた証だから。そんな心配そうに見ないでよ、最後まで、お願いだから。

少しずつ、少しずつ、彼は私の中にオチンチンを挿れていく。彼が私の中に入っていく感覚が心地良い。

目尻には、いつの間にか涙がたまっていた。それを、指先で拭われる。汗ばんだ髪の毛をくしゃりと撫でられると、心の中が暖まった。

「……まだ痛いか?」

「……ううん、平気」

腰と腰が合わさり合って、あたしの中が全部彼で満たされる。手を伸ばして、彼の背に回して、抱き寄せる。

熱くて、暖かくて、気持いい。


27 : ◆U.8lOt6xMsuG 2018/08/23(木) 02:42:31.59 ID:JSsbPllS0

「そろそろ……動くぞ」

「うん……あっ♡」

つながり合ったまましばらく動かなかったおかげか、痛みは大分マシになっている。彼はゆっくり、ゆっくりと腰を引いてから、また打ち付けてくる。

「んっ♡っぅん♡」

一突きされる度に変な声が出ちゃう。フワフワとした感覚が全身を包み込んでいく。押し広げられて、中に入れられるのが気持いい。

「Pさっ……!Pさんっ……!」

だらしなく口を開けて、つながり合っている人の名前を呼ぶ。今まで素直に気持ちを言えなかった分と、これからも言えないだろう分を合わせて、愛を乗せて、名前を呼ぶ。

「周子っ……!」

彼も、あたしの名前を呼んでくれる。腰を使ってあたしを味わいながら、あたしを求めてくる。顔をちょっと上げて近づけると、どちらともなくキスをし出す。重なり合った唇の隙間から、名前を呼ぶ声と吐息だけが出て行く。

セックスってこんなにも満たされて、こんなにも気持ちいいんだ。オチンチンで内側を擦られるのが好き。体を打ち付けられるのがすき。キスしながらピストンされるのがきもちいい。

ぐちゃぐちゃという水音に、互いを呼ぶ声がまざる。だんだん激しくなる水音と比例するように、あたしたちは更に呼び合う。それはまるで、はなれないようするため、いっしょにいるためのような行為だった。

オチンチンが引き抜かれる度に、あたしのアソコは締め付けてはなさないようにする。内側をゴリゴリってえぐるようにされると、全身の筋肉がけいれんしちゃう。

「Pひゃっ……♡P……ひゃ……♡♡」

いつもオナニーしてる時よりも、もっとおおきな何かが来る感覚。どうにかなっちゃいそうで、たまらず腕を伸ばして抱き締める。その腕に力はあまり入ってないのに、固まって、動けない。足も伸びきって、つま先までピンとしちゃった

彼の動きは、どんどん強くはげしくなる。オチンチンがあたしのなかでさらに固くなって、ピクピクしていく。イきそうなのかな、このまま射精するのかな

必死に腰を振りながら、彼はあたしを見おろす。そのひょうじょうは、あたしが初めて見るものだった。

「周子、このまま……!」

「ぅん……きてっ……! このまま……中、で……♡♡」

腕の中で、彼の体が強ばる。それと同時にオチンチンが跳ねて、あたしのなかにあついものをはきだした。それを感じながら、あたしも絶頂する。一瞬だけ全身の筋肉が固まって、すぐに力が抜けてグッタリとしちゃう。伸びきった足はだらしなくそのままにして、ただ腕だけは彼を離さないままにしていた。

肩で息をしていると、またPさんに髪の毛を撫でられた。背中に伸ばしていた腕を、彼の頬まで移動させる。まだ力が入りにくし、全身が震えちゃって何も言えてないけど、彼はあたしが何をしたいのか読み取ってくれた。

何度目かの口づけでもあり、あなたが大人にしたあたしがする初めてのキス。

雨音なんか耳に入らないくらいに、ただあたしたちは求め合った。


31 : ◆U.8lOt6xMsuG 2018/08/23(木) 23:06:54.79 ID:ZE9I6f+f0

◆◇◆

これは夢だ、とすぐに気がついた。日だまりが差し込む、広くて暖かい部屋。ソファにあたし達は並んで座って、肩を寄せ合っている。左手の薬指には、隣の人とおそろいの指輪が着けられていた。体も心もふわふわとして心地よかった

隣の人に笑いかけると、同じように笑顔を向けてくれる。手を握ると、握り返してくれる。

暖かくて、優しくて、叶えば良いなって思うような未来の夢だった。


32 : ◆U.8lOt6xMsuG 2018/08/23(木) 23:07:24.96 ID:ZE9I6f+f0

◆◇◆

まだ眠っている周子に置き手紙を書いて、メシを用意して、家を出た。起こしてやろうか友考えたが、ずいぶんと幸せそうな寝顔だったので起こすのがはばかれた。

雨は夜明け前には上がっていたのか、乾きかけの水溜まりがちらほら見えるだけだった。

「あっ、おはようございます」

先に出社していたちひろさんと挨拶を交わす。

「寝不足ですか?」

「……ええ、まぁ。色々ありまして」

本当に、色々と。

今日、周子はオフだ。アイツのことだから、きっと休日の間は家に居座るだろう。

まだ、周子が訪れてきた理由を聞けてない。家に帰ってから、語ってくれるだろうか。

眠気で回りにくい頭の中は、周子のことと、周子に今晩何を食わせてやろうか、その二つだけを考えていた

33 : ◆U.8lOt6xMsuG 2018/08/23(木) 23:10:39.96 ID:ZE9I6f+f0
ここまでです、ありがとうございました

(周子でエロい妄想したけど)ちょ、ちょ、ちょっと待って下さい!待って!助けて!待って下さい!お願いします!アアアアアアアア!



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元スレ: 塩見周子「大人」
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