4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/29(金) 00:33:44.31 ID:
CIYkzGMlO
律子「あ、あずささんのせいですよ!」
あずさ「あら~?私、何かおかしなこといいました?」
律子「ぐ…べ、別に……」
あずさ「はいはい。では、この中から好きなカードを3枚選んで下さい」
律子「……はい。じゃあ…これとこれと…それからこれを」
あずさ「見せてもらえますか?……まぁ!」
律子「ど、どうしました?」
あずさ「律子さん…いま……」
律子「い、いま?いま何ですか?」
あずさ「恋をしてるんですね~!」
律子「…………え?ええっ!?ななな何を…あの…あ、あずささん!?」
あずさ「うふふ。また顔、赤くなってますよ?」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/29(金) 00:39:15.83 ID:
CIYkzGMlO
律子「あ、あずささんが…あずささんが変なこと言うから……」
あずさ「あら~!あらあら~!」
律子「こ、今度は何ですか……?」
あずさ「律子さんはその男性のことが……」
律子「ことが…?」
あずさ「大好きなんですね~?うふふ」
律子「あずささ~ん……もう止めましょうよ………」
あずさ「私が言ってるんじゃありませんよ?律子さんが引いたカードが教えてくれるんです」
律子「ホントですかそれ……なんか泣きそうなんですけど……」
あずさ「あらあら。可愛い律子さん、ですね?」
律子「う……またそうやってからかう……」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/29(金) 00:45:36.96 ID:
CIYkzGMlO
あずさ「いつぐらいから好きなんですか?」
律子「え?それ、占いなんですか?」
あずさ「ええっとぉ…………………占いです~!」
律子「ぜったい違いますよね……」
あずさ「占いの参考、ですね?」
律子「いや、私に聞かれても……」
あずさ「それで?いつぐらいからなんですか?」
律子「……分かりません。気付いたら、その人のことばっかり考えてました」
あずさ「あら~!本当に好きな人、いたんですね?」
律子「あ、あずささん!?」
あずさ「うふふ。お姉さんジョークです~」
律子「いじめないで下さいよぉ……」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/29(金) 00:50:34.17 ID:
CIYkzGMlO
あずさ「いつも考えてるんですか?」
律子「まぁ、だいたい……」
あずさ「お仕事のときは?」
律子「う……」
あずさ「竜宮小町のプロデュースをしているときは?」
律子「………………たまに」
あずさ「あら~。あらあら~」
律子「ごめんなさい……」
あずさ「伊織ちゃ~ん!亜美ちゃ~ん!」
律子「よ、呼ばなくていいですから!ってか、呼んじゃダメです!」
あずさ「あら~、残念」
律子「どうかご勘弁を……」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/29(金) 00:57:54.81 ID:
CIYkzGMlO
あずさ「どんなところが好きになったんですか?」
律子「えっと……何というか…放っておけないところ…かなぁ?」
あずさ「律子さん、面倒見がいいですからね」
律子「性分なんです……」
あずさ「その人のこと、何とお呼びしてるんですか?」
律子「い、言えませんよそんなの!」
あずさ「では……私、当ててみてもいいですか?」
律子「えっ!?えっと…それは……」
あずさ「プ
律子「わぁー!わぁー!!あずささんストップ!!!」
あずさ「あら~?」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/29(金) 01:07:33.20 ID:
CIYkzGMlO
律子「ホ、ホントに泣きそうになってきました……」
あずさ「私、『プライベートのことはよく分からないわよねぇ』って言おうとしたんですけど~」
律子「……あずささん?」
あずさ「はい~」
律子「ぜったい嘘ですよね!全部分かってて言ってますよね!私…私……」
あずさ「ご、ごめんなさい律子さん。私、意地悪が過ぎちゃったみたいです」
律子「うぅ……あずささんのばかぁ……」
あずさ「うふふ。赤くなった律子さんが可愛かったから、つい」
律子「私…可愛いくないです……自分で分かってます…」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/29(金) 01:15:33.01 ID:
CIYkzGMlO
あずさ「そんなことありませんよ?律子さんはとっても可愛いです。ただ、ちょっと意地っ張りで素直になれないだけ」
律子「だって……恥ずかしいから……」
あずさ「素直になるのが、ですか?」
律子「はい……」
あずさ「う~ん…難しいわね~」
律子「それに…寸胴だし、メガネだし、パイナップルだし………」
あずさ「そ、それはあんまり関係が……」
律子「可愛くなんてなれないですよぉ……」
あずさ「あ、あら~。どうしましょう…」」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/29(金) 01:22:45.46 ID:
CIYkzGMlO
律子「あずささんは……」
あずさ「私?私が、どうかしましたか?」
律子「好きな人いますか?」
あずさ「……はい」
律子「たぶんですけど…私の知ってる人」
あずさ「……はい。たぶん」
律子「たぶんですけど、その人が大好き」
あずさ「はい。たぶん」
律子「それから…たぶんですけど、私と同じ人」
あずさ「はい」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/29(金) 01:42:04.10 ID:
CIYkzGMlO
律子「ズルいですよ、あずささん」
あずさ「どうしてですか?」
律子「私とその人をくっつけて、自分は身を引こうとしたんでしょ?」
あずさ「私は……」
律子「そういうのは嫌です…」
あずさ「……ごめんなさい」
律子「……あずささんも素直じゃないですね」
あずさ「……知ってます。よ~く」
律子「ふふ……」
あずさ「うふふ……」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/29(金) 01:48:50.01 ID:
CIYkzGMlO
律子「プロデューサーとしては、アイドルに恋愛を推奨するわけにはいきませんけど……」
あずさ「けど?」
律子「私が好きになったのもアイドル時代でしたから」
あずさ「うふふ。それも知ってました」
律子「えっ!ホントに!?」
あずさ「律子さん、意外と分かりやすいんですよ?」
律子「むぅ……お恥ずかしい……」
あずさ「あらあら~。またまた顔が真っ赤に」
律子「良いですもん!女の子ですもん!」
あずさ「はい。とっても可愛い」
律子「そういうことにしておきましょうか」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/29(金) 01:57:50.73 ID:
CIYkzGMlO
あずさ「なんだか、中学生くらいのころを思い出しちゃいますね?」
律子「ふふ。同じ人を好きになって」
あずさ「抜け駆けしないって約束して」
律子「抜け駆けされちゃう!」
あずさ「はい~!」
律子「あずささんもそうでした?」
あずさ「奥手なので……」
律子「あずささんから告白されたら、ぜったいオッケーしちゃうと思いますけどね」
あずさ「律子さんだって、ですよ?」
律子「自分が告白してる場面が想像できません……」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/29(金) 02:09:33.33 ID:
CIYkzGMlO
あずさ「今回はどうでしょう?」
律子「うーん……何やら、倍率が高そうな気もしますけど」
あずさ「うふふ。あんな人なのに」
律子「まったくです。あんな人なのに」
あずさ「いまごろクシャミしているかもしれませんよ?」
律子「営業中、かな?いまは」
あずさ「頑張っているんでしょうか?」
律子「頑張ってもらわないと。私たち、惚れ損になっちゃいます」
あずさ「うふふ。そうですね」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/29(金) 02:16:19.53 ID:
CIYkzGMlO
律子「仕事に戻りましょうか」
あずさ「はい。私たちも頑張らないと、ですね?」
律子「ですね。頑張れなくなったら、また占ってもらいます」
あずさ「占い、お好きなんですか?」
律子「うーん……」
あずさ「あら~?」
律子「ふふ。あずささんの占いは、ね?」
あずさ「……うふふ。はい~!」
お し ま い
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/29(金) 02:17:12.87 ID:
CIYkzGMlO
終わり
律子さん可愛いです
読み返してきます
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/29(金) 02:18:14.56 ID:50DhiQ640
乙 たまにはいじられるりっちゃんも良い
元スレ:
あずさ「律子さんの、占いはお好きですか?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1340897383/