5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/12(火) 07:26:38.11 ID:
Ik8eMxbRi
P「すまんすまん」
真「まったく…」
真「コレは口を縛って…えいっ」
P「ナイスコントロール」
真「やーりぃ!」
真「それにしても、すごい量でしたね」
P「まぁ、ご無沙汰だったからな」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/12(火) 07:30:02.91 ID:
Ik8eMxbRi
真「物足りなくないですか?」
P「いや、大丈夫だぞ」
真「我慢はしないでくださね」
P「してないさ…それよりも」
真「わっ!?」
P「こうしてた方が幸せだしな」
真「プロデューサー…」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/12(火) 07:35:50.09 ID:
Ik8eMxbRi
P「苦しくないか?」
真「もう少し強く、抱きしめて下さい」
P「はいはい」
真「雨、止みませんね」
P「せっかくの休日だってのにな」
真「やっぱり、てるてる坊主作りましょう」
P「うし、じゃあ作るか」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/12(火) 07:40:42.89 ID:
Ik8eMxbRi
真「…出来た!」
P「やけに可愛らしい奴が出来たな」
真「やっぱり可愛くないと!」
P「そうなのか」
真「プロデューサーのはシンプルですね」
P「シンプルイズベスト、という事だよ」
真「そうなんですかねー?」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/12(火) 07:45:40.15 ID:
Ik8eMxbRi
P「まぁとにかく飾り付けますか」
真「ボクに任せて下さい」
P「いやちょっと待って?落ち着こう?」
真「何ですか?」
P「自分の格好…わかってる?」
真「………!!」
真(まだ服着てなかった…)
P「窓辺に立つのは良くない」
真「うぅ、そうですね…」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/12(火) 07:51:44.31 ID:
Ik8eMxbRi
P「……これで良し、と」
真「おー」
P「晴れるといいな」
真「晴れますよ、きっと」
P「もし、止まなくても…」
P「俺は真と一緒に居るだけで幸せだしな」
真「ボクも…プロデューサーと一緒なら」
真「幸せですからね?」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/12(火) 08:00:19.55 ID:
Ik8eMxbRi
P「真……」
真「プロデューサー……」
真「……んっ、あっ……」
真「……結局、しちゃいましたね」
P「何というか、すまん」
真「やっぱり我慢してたんじゃないですか」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/12(火) 08:08:11.66 ID:
Ik8eMxbRi
P「がっつき過ぎも良くないと思ってな」
真「それだけ、ボクに興奮してくれている…つまり『女』として見られてるって事ですから」
真「ボクは嬉しいんですよ?」
P「真…」
真「だから、ボクなんかで良ければいつでもいいんですよ?」
真「最後に抱きしめてくれて、優しくキスしてくれるなら」
真「どんな事でも、受け入れられます」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/12(火) 08:16:36.51 ID:
Ik8eMxbRi
P「ありがとう…」
P「真を好きになって、本当に良かった」
真「何だか、照れちゃいますね」
P「良いんだよ、照れた顔も可愛いから」
真「なっ……茶化さないで下さい!」
P「ははっ」
真「はぁ、やっぱり敵いませんね」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/12(火) 08:23:06.22 ID:
Ik8eMxbRi
真「ふわぁ…ぁ」
P「一度寝るか?」
真「はい、ちょっと眠くなっちゃいました」
P「じゃあ、晴れてる事を願って」
真「そうですね」
P「お休み、真」
真「お休みなさい、プロデューサー」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/12(火) 08:29:01.88 ID:
Ik8eMxbRi
真「…あ!」
P「どうした?」
真「大事なこと忘れてましたよ」
P「なんだ?」
真「お休みの、キス…」
P「はいはい」
真「……ん」
真「えへへ、お休みなさいっ」
P「あぁ、お休み」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/12(火) 08:38:04.40 ID:
Ik8eMxbRi
真「…プロデューサー、起きて下さい」
P「うん…?」
真「外、晴れてますよ」
P「おぉ、本当だ」
真「てるてる坊主のお陰ですね」
P「そうだな」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/12(火) 08:47:23.22 ID:
Ik8eMxbRi
真「よし、出掛けましょ……?」
P「あー、これはだな…生理現象だ」
真「そうですか……はむっ」
P「ちょっ……」
真「何度飲んでも苦い……」
P「すまんな、度々」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/12(火) 08:55:20.66 ID:
Ik8eMxbRi
真「ボクがしてあげたかっただけですから」
真「気にしないで下さい」
真「そうだ、シャワー浴びて来ますね」
P「はいはい」
真「それとも…一緒に浴びます?」
P「いや、色んな意味で本格的に出掛けられなくなる」
真「むぅ、そうですか…」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/12(火) 09:07:20.35 ID:
Ik8eMxbRi
真「ふぃ~サッパリした」
P「よし、俺も浴びて来るよ」
真「はい」
真「そうだ、てるてる坊主」
真「もう晴れちゃったからね、お役御免だよ」
真「…ありがとう」
~外~
貴音「あれは…真?」
貴音「何故ぷろでゅうさぁのお部屋に?」
貴音「……面妖な」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/12(火) 09:11:25.31 ID:
Ik8eMxbRi
P「サッパリした~」
P「ん?てるてる坊主片付けたのか」
真「はい」
P「まぁ役目は終えたからな」
真「せっかく晴れてくれたんですから」
真「着替えたら行きましょう!」
P「そうだな」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/12(火) 09:16:58.98 ID:
Ik8eMxbRi
P「お待たせ」
真「よーし、行きましょー!」
P「こらこら、落ち着きなさい」
真「うっ、すいません」
貴音「ごきげんよう」
真「」
P「」
貴音「手を繋いで……仲が宜しいようですね?」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/12(火) 09:20:42.04 ID:
Ik8eMxbRi
P(その笑顔が怖いです、貴音さん)
真「えっと、黙っててゴメン」
貴音「全くです」
貴音「いつから、なのですか?」
P「3ヶ月くらい前からだよ」
真「ボクからプロデューサーに…その、告白したんだ」
貴音「そうだったのですか」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/12(火) 09:27:03.03 ID:
Ik8eMxbRi
貴音「あなた様?」
P「ん?なんだ」
貴音「告白されたから、という理由で承諾した訳ではないですよね?」
P「ああ、俺もずっと真の事が好きだったから」
真「プロデューサー……」
貴音「ふぅ、敵いませんね」
貴音「では、この事は事務所の皆には伏せておきましょう」
P「助かるよ」
貴音「らぁめん五杯で、手を打ちます」
真「わかったよ、今度ご馳走するさ」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/12(火) 09:33:33.51 ID:
Ik8eMxbRi
貴音「でぇとの邪魔になるので…これにて」
P「ああ、また事務所で会おう」
貴音「真…幸せになるのですよ?」
真「うん、誓うよ」
貴音「ふふっ、良い返事です」
貴音「では、ごきげんよう」
P「心臓が止まるかと思った」
真「貴音だったから良かったけど」
真「伊織か美希だったら死んでたよ?」
P「全くだ」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/12(火) 09:40:18.66 ID:
Ik8eMxbRi
P「気を取り直して、今日は精一杯楽しもうな」
真「楽しみにしてますからね」
真「エスコート、お願いします!」
P「うし、任せとけ」
真「……幸せにして下さいね?……」
P「うん?何か言ったか?」
真「いいえ、何も言ってませんよ?」
真「それよりも、早く早く!」
P「はいはい」
END
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/12(火) 13:03:04.80 ID:mumgPRhC0
乙
良いダラダラ感
元スレ:
真「雨か…」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1339453409/
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