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ガヴリール「ヴィーネが刺されて死んでた」右京「警視庁の杉下です」亀山「亀山です」


1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 18:38:44.713 ID:d5Mp27WZ0.net
亀山「果物ナイフで背中を一突き…ですね」

ガヴリール「珍しくヴィーネが朝来ないもんだから、家に行ったらこの有様だ」

右京「そうですか。家の鍵はかかっていましたか?」

ガヴリール「いや。ドアノブ回したら普通に空いたけど」

亀山「しかしー…ご友人が亡くなったというのに、そこまで落ち込んではいないんですね」

ガヴリール「ヴィーネは悪魔だし地獄で手続き踏んだら蘇れるからな」

亀山「えっ」

右京「なるほど。しかし仮に彼女が蘇ったとしても殺人は罪、必ず犯人は捕まえます」

ガヴリール「よろしく頼むわ」

亀山「いやちょっと右京さん納得して良いんですか」

6 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 18:46:48.283 ID:d5Mp27WZ0.net
右京「しかしこのナイフ…右胸に刺さってますね。それも浅い」

亀山「あっ…ほんとだ。普通殺すつもりなら心臓を狙える左胸を刺しますもんね」

亀山「犯人が彼女ともみ合いになり、たまたま右胸を刺した…ということは無いでしょうか?」

右京「彼女の着衣に乱れはありません。犯人ともみ合いになったと考えるには、あまりに彼女の着こなしは完璧です」

ガヴリール「コイツ本当悪魔らしくないな」

亀山「確かにー…そうっすね。とりあえず詳しく検証してみないことにはまだ」

伊丹「おい!特命係の亀山ァ!」

亀山「げっ」

13 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 18:52:25.151 ID:d5Mp27WZ0.net
伊丹「警部さんも!勝手なことをされては困ります!」

右京「申し訳ありません、しかし通報があったものですから」

伊丹「通報…?何でお前らがそれを知ってんだよ!!」

ガヴリール「あぁ。私が直接この人達の携帯にかけた」

伊丹「はぁ?」

ガヴリール「警察に通報した後な。一応前の事件解決してくれたし、ついでに言っとこうと思って」

伊丹「このガキ…余計な真似しやがって」

ガヴリール「てかこのオッサン誰?目つきやばいんだけど」

亀山「あぁ、コイツはな。俺の同僚の」

伊丹「おい亀!黙ってろ!」

18 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 19:02:23.695 ID:d5Mp27WZ0.net
伊丹「とにかく、こっからは俺達のシマだ。引っ込んでろ」

亀山「おいおい良いのかぁ?ちゃんと犯人、捕まえれんのか?」

伊丹「うるっせーよ!それにこっちはな、もう睨みをつけてるんだ」

右京「重要参考人…ということですか」


サターニャ「ガヴリール!ヴィネットが刺されたって本当!?」ドタドタ

ラフィ「あら~…大変なことになりましたね」

ガヴリール「ん、サターニャとラフィエルか」

亀山「あれ。この子達ー…ガヴリールさんの友達?」

ガヴリール「あぁ。メールでヴィーネが刺されたって送ったから来たんだと思う」

亀山「なるほど…でもここ事件現場だしなぁ。お嬢さんたち、申し訳ないけどちょっと外で待って…」

伊丹「胡桃沢・サタニキア・マクドウェルだな」

亀山「えっ」

サターニャ「私?」

伊丹「今回の事件について聞きたいことがある。任意同行願えるか」

19 :一旦飯にいくから15分ほど空く 2017/03/26(日) 19:08:26.708 ID:d5Mp27WZ0.net
サターニャ「えっ、任意同行?何よそれ?」

亀山「えーと、それはね。お嬢さん、特にこの人のはなるべく受けない方が―――」

ラフィ「待ってください。ここは私が代わりに説明します」

亀山「あっ…すんません、頼んでいいっすか?」


ラフィ「サターニャさん。任意同行というのはですね、その名の通り任意で同行するか決められるんです」

サターニャ「ふんふん。それが何よ?」

ラフィ「つまり…偉大なる大悪魔サタニキア様に、もしお時間の余裕があるのならば」

ラフィ「私達について行って、是非その御力をお貸しください…!ということなんです」

サターニャ「なーんだそういうことなのね!それならこの私の力、存分に貸してあげるわよ!」

伊丹「分かった。それじゃあ署まで来い」


亀山「あの、連れて行かれちゃいましたけど良いんすか?」

右京「確かに嘘は言っていませんねぇ」

ガヴリール「アイツ本当に馬鹿だな」

23 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 19:24:25.163 ID:d5Mp27WZ0.net
取調室

伊丹「お前は、昨日被害者と言い争っている姿が目撃されている」

伊丹「更に凶器のナイフ、あれはお前が普段使っているものらしいな。鑑識が指紋を調べているがじきに裏付けも終わる」

伊丹「今回の事件についてー…洗いざらい白状してもらおうか」

サターニャ「あっはっは!私は大悪魔、胡桃沢・サタニキア・マクドウェル!地獄を統べる者」

サターニャ「この私に上から目線で命令するとは…人間にしては良い度胸ね。気に入ったわ」

サターニャ「でも、偉大なる大悪魔であるこの私に頼みごとをするならまずはちゃんとした態度で」

伊丹「あぁ!?」ドンッ

サターニャ「ひっ!?」

伊丹「良いから!さっさと吐け!」ドンッドンッ


亀山「ちょっと覗きに来たら…まーた始まったんすね。ああいう取り調べ」

右京「そのようですねえ」

24 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 19:30:22.166 ID:d5Mp27WZ0.net
伊丹「状況からお前が犯人であることは明らかだ…さっさと白状しろっつってんだよ!」

サターニャ「ひっ…うぅ、ぐすっ……」ウルウル

伊丹「お、おいおい…泣くんじゃねえよ。何もそこまで」

サターニャ「うっ、うわああぁぁんっ!ひっぐ、ひっぐ」ポロポロ

伊丹「いや、ちょっと、あのな!泣けば良いってもんじゃねえぞ!しっかりしろ!」

亀山「おい伊丹、そんくらいにしとけ」ガチャ

伊丹「何だお前ら、邪魔しに来るんじゃねえよ!」

右京「亀山君がすみません。しかしどうしても見過ごせないというものですから」

伊丹「警部さんも!さっさと帰って…」

サターニャ「ぐすっ、えぐっ、うわああああんっ…!!」

伊丹「お前はさっさと泣き止め!!」

27 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 19:36:57.567 ID:d5Mp27WZ0.net
亀山「とにかくー、こんな状況じゃ取り調べなんて出来ないんだし…ちょっと落ち着かせようぜ、な?」

伊丹「ったく…そうするか」

ラフィ「大丈夫ですよ、サターニャさんはこう見えて立ち直りが早いですから」

伊丹「そうか、そりゃ良かった…」

伊丹「ってなんだお前は!?」

ラフィ「私ですか?サターニャさんのお友達の、ラフィエルと申します」

サターニャ「え、ラフィエル!?」ビクッ

伊丹「そういうことじゃなくて!ここは関係者以外立ち入り禁止だ、つーかどうやって入った!」

ラフィ「サターニャさんが面白…いえ、辛い目に遭っている時私がいつもそばにいる。それではいけませんか?」

伊丹「良いわけねえだろ!おい亀、こいつをつまみ出せ!」

亀山「やーだね。自分でやれよ」

28 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 19:42:29.054 ID:d5Mp27WZ0.net
ラフィ「そんな…私はただ差し入れを持って来ただけなのに」ガサゴソ

サターニャ「ふえ…差し入れ?」

ラフィ「はい♪メロンパンです!」スッ

サターニャ「あっ、それ私の好きなやつ!気が利くじゃないラフィエル!」

ラフィ「ええ。サターニャさんがいつも食べているこの甘くて美味しいメロンパンを」

ラフィ「伊丹刑事にあげちゃいます♪」

サターニャ「えっ」

伊丹「なんだ。くれんのか?」

ラフィ「はい。取り調べご苦労様です、どうぞお食べになってください」

伊丹「悪いな、んじゃありがたく頂くか」ビリ

サターニャ「 」

29 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 19:45:11.101 ID:d5Mp27WZ0.net
伊丹「むぐ、むぐ…なかなかいけるな。ケフ」モグモグ

サターニャ「  」

ラフィ「お口に合ったようで…何よりです♪」

サターニャ「   」

亀山「おい伊丹!何で食ったんだよ!」

伊丹「んだよ!くれるって言ったから食べただけだろ!」

亀山「いや、お前、ちょっとは状況を読めよ!放心してるだろこの子!」

サターニャ「    」

30 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 19:53:25.807 ID:d5Mp27WZ0.net
右京「それにしても、伊丹刑事ではありませんが…あなたがどうやってここに入ったかは気になりますねぇ」

ラフィ「私、ですか?」

右京「はい。差支えなければ、どのようにしてこの取調室にいつの間に姿を現したのか教えてもらえないでしょうか?」

ラフィ「それはですね。神足通…というものを使ったんですよ」

右京「神足通。それは一体?」

ラフィ「はい。行きたい場所を思い願えばいつでもその場所にいける…優秀な天使なら誰でも使える、瞬間移動みたいなものです」

右京「なるほど…現代科学ではあり得ない、ナンセンスな話です」

右京「しかしあなたが今この場にいる以上、ここは信じる他ありません」

ラフィ「あら~」


亀山「いいからこの子に謝っとけよ!」

伊丹「何に対して謝らなきゃいけねえんだよ!」

サターニャ「     」

32 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 19:59:43.325 ID:d5Mp27WZ0.net
右京「ところで伊丹刑事…彼女が容疑者であると断定したのはなぜでしょうか?」

伊丹「あぁ…。目撃証言があったんだよ、こいつと被害者が争ってるっていうな」

右京「その証言者とは、どなたですか?」

伊丹「教えると思ってるんですか!」

右京「残念です。もし教えて頂けるなら、この状況を何とかしようと思うんですけどねぇ…」

伊丹「この状況…?あっ」

サターニャ「……ぐすっ、えぐっ」

亀山「お前にゃどうしようもないだろ。頼っとけよ」

伊丹「…今回きりだぞ」

33 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 20:03:47.407 ID:d5Mp27WZ0.net
右京「なるほど。参考になりました、ありがとうございます」

伊丹「警部さん、それで…約束は果たしてくれるんでしょうね?」

右京「勿論ですよ。ちょっと、失礼します」

サターニャ「…何?」

右京「耳を貸していただけないでしょうか」

サターニャ「……いいわよ」

右京「ありがとうございます、では失礼して……ゴニョゴニョ」

サターニャ「…え。ほんと?」

右京「ええ。僕の話に嘘はありません」

サターニャ「やったぁ!ふふん、それなら機嫌を直してやってもいいわ!」

34 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 20:11:08.124 ID:d5Mp27WZ0.net
亀山「お、凄いじゃないですか右京さん!一体何をしたんですか?」

右京「まぁ、それはおいおい。それより亀山君、行きましょう」

亀山「えっ、行きましょうって…どこへ?」

右京「目撃者のところにです。急ぎますよ」


伊丹「ちっ、やっと静かになったか…」

ラフィ「大変なんですね。うふふ」

サターニャ「それにしても刑事さんって太っ腹なのね!私見直したわ!」

伊丹「あ?太っ腹ってどういうことだ」

サターニャ「あの眼鏡の人が言ってたわよ?刑事さんは根は優しいから後でメロンパンたーくさん奢ってくれるって」

伊丹「…あんの野郎ォォォォ!」

36 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 20:22:25.334 ID:d5Mp27WZ0.net
学校付近

右京「失礼します。警視庁の杉下です」

亀山「亀山です」

タプリス「ふえっ…!?なな、なんですか!?」

亀山「まあまあ、そう怖がらないで」

右京「千咲・タプリス・シュガーベルさんですね?少しお聞きしたいことが」

タプリス「は…はい」ブルブル

亀山「あのー…右京さん。大丈夫ですかね?まだ高校一年生みたいですし」

右京「警察に目撃証言を提供できるほどの精神力はあるのです。事情聴取にも難なく答えてくれるでしょう」

亀山「もう、また無茶苦茶な事を」

39 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 20:30:40.333 ID:d5Mp27WZ0.net
 
 
右京「なるほど、昨晩遅くに月乃瀬さんと別れてから、罵声が聞こえてきた」

亀山「様子を見に行ったら月乃瀬さんと胡桃沢さんが激しく言い争っていた…。そうですね?」

タプリス「はい…。それはもう、悪魔のような形相で食ってかかっていて」

タプリス「しまいには殺してやるとかなんとか…聞いていてとても怖かったです」

右京「それで、胡桃沢さんが月乃瀬さんを衝動的に殺めたのでは…と?」

タプリス「私は、そう思いました」

亀山「それで殺しになってたら、俺と伊丹は命がいくつあっても足りませんよねえ」

右京「亀山君」

亀山「あっ、はい」

44 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 20:37:19.260 ID:d5Mp27WZ0.net
右京「殺された月乃瀬さんとは、どういうご関係だったのですか?」

タプリス「月乃瀬先輩は…正体が悪魔って聞いた時は怖かったんですけど」

タプリス「それでも根は優しくて、次第に一緒にご飯を食べたりお家に遊びに行ったりするようになったんです」

タプリス「特に、天真先輩のことについて話し合うことが多くて…天真先輩への想いを私に打ち明けてくれたこともありました」

亀山「天真先輩っていうとー…あの、ガヴリールさんですよね」

右京「なるほど。彼女の存在によってあなたと月乃瀬さんは繋がっていた、ということですね?」

タプリス「はっ、はい…。そうなります」

右京「ご協力、ありがとうござました」

45 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 20:49:22.249 ID:d5Mp27WZ0.net
警視庁

亀山「うーん…何か良い子達ばかりっすねえ。とても人殺しなんて出来るようには見えませんけど」

ガヴリール「あれが良い子達に見えるって相当だと思うんだけど」

亀山「いや、でも…ってなんでガヴリールさんがここにいるんですかね?」

ガヴリール「エアコン壊れたから。事件の第一発見者って言ったら通してくれたし」

亀山「良いんすか、右京さん?」

右京「以前美和子さんの伯母をお招きしたこともあったではありませんか。良いと思いますよ?」

亀山「そういう問題なんっすかねえ…」

46 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 20:56:51.259 ID:d5Mp27WZ0.net
亀山「それで、本題に入りますけど。もしかしたら強盗みたいのが入ってそのままブスリ…とか」

右京「それはありえません。鑑識の結果あのナイフからは胡桃沢さんの指紋が検出されました」

亀山「えっ、じゃあ…犯人はあの、サターニャって子になるんですか?」

ガヴリール「あいつじゃヴィーネを殺そうとしたら殺し返されると思うんだけど」

右京「もう1つ。鑑識から司法解剖の結果が届いたのですが」

右京「胃の中を調べてみたところ、毒物が検出されました。他に食べ物や飲み物の痕跡は見つかりませんでしたが」

右京「つまり、月乃瀬さんの死因は出血多量ではありません。中毒死ですよ」

右京「胃や心臓の周りを切開して調査したそうですから。明らかです」

ガヴリール「死体滅茶苦茶にされてるけどアイツちゃんと生きて返れるのか?」

右京「悪魔の生態に関しては詳しくないのでそれに関しては保証できかねます」

ガヴリール「そうか」

48 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 20:58:58.572 ID:4kwDVknz0.net
そうかじゃねーよw

53 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 21:10:32.379 ID:d5Mp27WZ0.net
亀山「毒を飲み物や食べ物に混入させず、直接飲ませるってなると…確かに知り合いでなくては難しそうですね」

亀山「前にあった…ほら、カバンの中のビタミン剤の1つを毒薬にすり替えるとか」

亀山「気の知れた相手じゃなきゃカバンの中漁らせる隙も作らせないでしょうし、やっぱり知り合いの犯行…なんですかね」

右京「僕もそう思います。しかし月乃瀬さんの体は健康そのもの、それにまだ高校生ですし普段から薬を服用していることはないようです」

右京「つまり、すり替える薬もない…犯人はどのようにして毒だけを月乃瀬さんに飲ませたのでしょう」

ガヴリール「それにしてもヴィーネって…私の履いた後の下着舐めても平気な顔してたのに毒には普通にやられるなんて」

ガヴリール「あいつ意外と病気とかに弱いのかなぁ…」

右京「…!」

右京「ガヴリールさん。それですよ、それ!」

ガヴリール「は?」

54 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 21:14:29.686 ID:d5Mp27WZ0.net
亀山「右京さん、何か分かったんですか?」

右京「ええ。もう一度、鑑識に掛け合ってみます」prr

右京「もしもし、米沢さん。ええ、はい、教えてほしいことが……なるほど、わかりました。ありがとうございます」プツン

右京「なるほど。これですべての謎が繋がりました」

亀山「えっ、え…どういうことっすか?今の会話の流れでどうやって」

右京「細かいことは後で説明します。行きますよ、亀山君」

亀山「あっ、はい、うっす!」

右京「それと、ガヴリールさんも重要な証人です。同行願えますか?」

ガヴリール「やだ。歩くのめんどくさい」

右京「同行。願えますか?」

ガヴリール「…はい」ガタガタ

55 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 21:19:28.244 ID:d5Mp27WZ0.net
学校周辺

タプリス「…」ソワソワ

右京「失礼します。千咲さん」

タプリス「きゃぁっ!?」ビクッ

亀山「だから、そんな恐がらないでくださいって」

ガヴリール「そうだぞタプリス。こいつら怒らせなきゃ何ともないから」

タプリス「あれ…。天真先輩?」

ガヴリール「なんかお前に聞きたいことがあるんだってさ。正直に答えとけ」

56 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 21:23:33.356 ID:d5Mp27WZ0.net
タプリス「天真先輩がそうおっしゃるなら…はいっ、何でも聞いてください!」

右京「では、失礼ですがご質問します…」

右京「あなたの家に。ガヴリールさんの下着が1枚、ございませんか?」

タプリス「!?」

ガヴリール「うえっ……」ゾゾゾ

右京「もしよろしければこの後お宅に訪問させて頂こうと思いまして。持ち主である彼女が見れば、すぐにわかると思いますよ」

ガヴリール「この為に私を呼んだのか……」ブルブル

59 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 21:30:27.584 ID:d5Mp27WZ0.net
タプリス「…そ、そんなことないです!あるわけないじゃないですか!」

亀山「そうですよ、右京さん…こんな可愛い女子高生が下着泥棒なんて…いや、前はありましたけどね?一応」

右京「いいえ。それが…あるんですよ」

右京「鑑識に尋ねてみたところ、月乃瀬さんの歯に…繊維が引っかかっていたそうなのです」

亀山「繊維…。布か何かを口に含んだ、ってことですか?」

右京「はい。その繊維についても調べてみてもらったところ…」

右京「以前ガヴリールさんが下着の盗難にあっていた時、拝見させて頂いたある下着の繊維と一致したのです」

亀山「なるほど…よくそんな細かいことまで覚えていますね、右京さん」

ガヴリール「この警部なんで捕まらないんだよ」

60 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 21:39:09.488 ID:d5Mp27WZ0.net
タプリス「うぅ…、でも、下着があったら、なんだって言うんです?」

右京「毒を飲ませることが出来るんですよ。それも、胃の中に他の証拠を残さず」

右京「以前私がお会いした月乃瀬さんはガヴリールさんに対してかなりの変質者でした」

右京「もしガヴリールさんの下着であれば、舐めることだけではなく…食べることさえ厭わないはず」

右京「勿論食べる、というのは比喩的な表現に過ぎません。実際は、しばらく口の中に含んで楽しんだ後下着を吐き出すでしょう」

右京「つまりこうです。千咲さんはあらかじめ準備したガヴリールさんの下着に毒を染み込ませ、それを月乃瀬さんに渡した」

右京「月乃瀬さんはそれを口に含んだ…すると毒が唾液と共に体内へ入り込む」

右京「下着は勿論最後には吐き出しますから、それさえ回収してしまえば毒だけを盛ることが出来るんです」

ガヴリール「私気分が悪くなってきたんだけど帰って良いか」

亀山「もうちょっとだけ、多分もうちょっとで済むから。辛抱しような?」

61 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 21:40:18.402 ID:cWgDSxKWK.net
これはひどい

65 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 21:47:06.351 ID:d5Mp27WZ0.net
右京「しかしもし毒殺すれば関係者全員に疑いの目がかかる…あなたもそれは避けたかったはずです」

亀山「毒殺は証拠が残りづらい、だから全員が容疑者たりうる…。浅倉のやつもそう言ってましたね」

右京「ですからあなたは毒を飲ませた後、別の方法で殺害するように見せかけることを考えた」

右京「丁度月乃瀬さんと言い争う胡桃沢さんを見たあなたは…胡桃沢さんの家から果物ナイフを持ち出し」

右京「家に帰って、毒が回って倒れた月乃瀬さんを刺し、濡れ衣を被せようとした。違いますか?」

タプリス「…そ、そんなことしたらバレるに決まってるじゃないですか!色んな家に何度も出入りしたら姿を見られてるはずです!」

右京「神足通ですよ。どこにでも行きたい場所に自在に移動できる…それを使えば可能です」

右京「聞けば、あなたは学園の首席に憧れて猛勉強した優秀な天使だとか…優秀な天使なら誰だって使えると白羽さんは仰っていましたよ」

ガヴリール「私に対するあてつけか?」

66 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 21:55:38.796 ID:d5Mp27WZ0.net
右京「勿論それは殺す為ではなく、別の死因だと勘違いさせるため。だからあそこまで殺意の足りていない刺し方だった」

右京「そうですよね?タプリスさん」

亀山「俺も複雑な気分ですけど…。話してください、本当のことを」

タプリス「…。何で分かったんですか?」

右京「あなたは言っていました。月乃瀬先輩と天真先輩のことで話したりもした…と」

右京「だから、あなたは月乃瀬さんのことをよく知っていた…毒殺する方法も思いつきますし」

右京「あなたのガヴリールさんへの愛情が本物なら、以前月乃瀬さんが歪んだ愛情ゆえに起こした盗難事件は動機としても十分なんですよ」

ガヴリール「ごめんどっちの愛情も受けたくない」

68 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 22:07:47.536 ID:d5Mp27WZ0.net
タプリス「…羨ましかったんです。あんなことをしても、天真先輩に許してもらえる月乃瀬先輩や」

タプリス「毎日憎まれ口を叩き合っても友達でいられる胡桃沢先輩が」

右京「殺害したり、濡れ衣を着せようとした理由は嫉妬…。ただそれだけなのですね?」

亀山「でも…こんなやり方で気持ちを表すのって、おかしいじゃないですか!」

タプリス「分かってたんです!でも…」

ガヴリール「…なぁ。タプリス」

タプリス「…天真先輩?」

ガヴリール「別にこんなことしなくても一応大切な後輩だからな。刑務所から出れたら…ちゃんと普通の後輩として接してくれ」

タプリス「…。はいっ、天真先輩」

ガヴリール「いやでも二度と私の下着を使って毒殺とかするなよ」

70 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 22:13:56.418 ID:cNVsJ1qt0.net
ガヴちゃんマジ天使

72 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 22:17:24.292 ID:d5Mp27WZ0.net
警視庁前


亀山「これで一件落着…ってことで良いんですかね」

右京「ええ。事件は解決しました、後は服役後の彼女次第です」

亀山「根は悪い子じゃなさそうでしたもんね。うまくやってけると良いんっすけど…」

伊丹「おい!特命係の亀山ァ!」

亀山「特命係は余計だろ!……なんだよ!」

伊丹「これ持て」

亀山「持てって…何だよこの手提げ袋。中身何だ?」

伊丹「メロンパンだよ!良いから持て!」

亀山「は?メロンパン?」

73 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 22:18:47.257 ID:LE3FLN5v0.net
イタミン優しい

74 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 22:22:52.161 ID:d5Mp27WZ0.net
サターニャ「あ、刑事さんいたいた!」

ラフィ「こんにいは~♪」

伊丹「げっ…見つかっちまった!」

亀山「あ、お嬢さん方久しぶり…ってあれ」

亀山「伊丹、オイ。お前もしかして、あの子の為に買ったのか?オイ?」

伊丹「…うるっせえ!ぶっころすぞ!」

伊丹「大体!警部さんがあんなこと言うから話が膨らんでこんなことになったんですよ!」

右京「はて、何のことですかねえ」

サターニャ「何言ってるのか知らないけど約束のメロンパン早く寄越しなさいよ」

伊丹「ちっくしょう…分かったよ!」

77 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 22:28:21.772 ID:d5Mp27WZ0.net
公園
 
サターニャ「いや~…こんな沢山、あむ。メロンパン買ってくれるなんて、はむ」

サターニャ「刑事さん、気が利くわね。はむ、大悪魔サタニキア様の使い魔にしてやっても、いいわよ?もぐもぐ」

伊丹「ふざけんじゃねえ、食ったらとっとと散れ!」

ラフィ「ですけど…伊丹刑事」

伊丹「あ、なんだ?」

ラフィ「これって、利益誘導になる恐れもあるんですよ」

伊丹「…は?」

ラフィ「聞いたことありませんか?取調室でカツ丼やタバコを出すのは実は違法捜査だってこと」

亀山「あ、それ俺も昔知り合いの弁護士に聞いたことあります」

78 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 22:31:33.222 ID:d5Mp27WZ0.net
サターニャ「あぁ~…こんな沢山あったら犬に取られる心配もないし幸せだわ…♪」

伊丹「おい。オイ。何が言いたい」

ラフィ「つまり…サターニャさんをメロンパンで釣って自白を取ろうとした…こんな違法捜査が告発されたら伊丹刑事はどうなってしまうのでしょう…!」

右京「明るみに出れば警察の信用失墜は避けられない。となると警察内部でもみ消されることなりますが」

亀山「勿論その時に、伊丹本人は痛い目見るってことっすね。俺みたいに」

伊丹「…おいてめえ!まさかこのこと言うつもりじゃないだろうな!」ガシッ

ラフィ「胸ぐらを掴まないでください。通報しますよ?」

伊丹「あっ、…悪い」

80 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 22:37:37.910 ID:d5Mp27WZ0.net
ラフィ「まぁ私は言うつもりはないですけど…当の本人であるサターニャさんがどうするか…」

伊丹「っ!おい、胡桃沢」

サターニャ「もぐもぐ…ん?何よ」

伊丹「絶対に。このメロンパンのことは言うんじゃねえぞ、分かったな?」

サターニャ「ほう…。偉大なる大悪魔が人間から供え物を授かった」

サターニャ「光栄なことだわ。どうしてそれを黙ってなくちゃいけないのかしら?」

伊丹「良いから言うなって言ってんだろ!」

サターニャ「偉大なる大悪魔であるこの私に頼みごとをするならまずはちゃんとした態度で」

伊丹「あぁ!?」ドンッ

サターニャ「ひっ!?」


右京「しかしもう事件は解決していますし取調室の外での出来事です。自白の強要を狙った違法捜査として告発されることはないでしょう」

亀山「あいつこういうところ不勉強ですからね。でも教えてあげなくて良いんっすか?」

右京「しばらく黙っておきましょう」

ラフィ「あら~♪」


~この物語はフィクションです~

82 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 22:39:54.695 ID:FuW1ws6Q0.net
バカコンビいいね

84 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 22:40:30.966 ID:AHPU8Y8Q0.net
ワロタ

85 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/26(日) 22:41:34.732 ID:J3yD1u5P0.net

ヴィーネどうなった



元スレ: ガヴリール「ヴィーネが刺されて死んでた」右京「警視庁の杉下です」亀山「亀山です」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1490521124/


コメント
7050: 2017/03/31(金) 17:53
そういやガヴドロと相棒って聖地違うけどどういう設定なの?
もしかして相棒出演者全員が浜松に左遷されたとか?
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