7 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/19(月) 00:34:30.718 ID:
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P「いやいやいやいや、え? なんで? え? なんで俺に?」
小梅「が、我慢できないって」
P「いーやーだー! 5tトラックにいきなり轢かれる並みの理不尽じゃないか!」
小梅「ひ、轢かれたら、死んじゃうよ……? あ、でも、あの子はプロデューサーさんに惹かれてるね……え、えへへ」
P「好かれるなら生身の女の子のほうがいい! 無理! ダメ! 怖い!」
小梅「あ、だめ!」
P「ど、どうした!?」
小梅「ほ、ほかの人の体奪おうとしてる……!」
P「うわ、やっぱ、差別とかいけないよね! いいよね、霊体系女子!」
小梅「あ、とまった……」
P(やべぇよ……やべぇよ……)
8 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/19(月) 00:40:26.745 ID:
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小梅「あ、あの……プロデューサーさんはどうしたいの? あの子、本当に、プロデューサーさんのこと、そ、その、す、好き! みたい、だから……」
P「い、いやぁ……そうは言われてもな? いきなりで驚いてるし、もうちょっと時間が欲しいというか……」
小梅「え、えっと、あの子、プロデューサーさんの守護霊? の白いおヒゲのおじいさんとケンカしてるから、早くしないと……」
P「じいちゃん!? 俺の守護霊、じいちゃんなの!?」
小梅「う、うん。だんだん元気なくなってきてるけど……」
P「ストップ! ストップ! じいちゃんが! 大好きだったじいちゃんをいじめないで! 二回もじいちゃんをころさないで! まじで、ほんと、お願いします!」
小梅「あ、とまった……」
P(あ、悪霊だ……絶対に悪霊だ……)
10 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/19(月) 00:48:19.097 ID:
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P「え、えーと……とりあえず、何も知らないと話が進まないので、少しお話しましょう」
小梅「あ、正座した……あ、足ないけど……え、えへへ」
P「うん、小梅。冗談が重すぎるよ。受け止めきれないよ」
小梅「ご、ごめんなさい」
P「あー……うん、そうだな。まずは年齢……といっても直で聞くのはデリカシーがないな。18歳以上かな?」
小梅「に、23歳、だって」
P「同い年か。というか教えてくれるのか」
小梅「な、なんでも聞いて、だって」
P「そうだな、じゃあ、なんで小梅に憑いて……いや、小梅と一緒にいるんだ?」
小梅「あ、あなたに、あうためっ、だ、だって!」
P(うわー……重いわ。重すぎるわ。絶対違うじゃん。一目惚れじゃん。スイーツじゃん……どうなんのかなー……俺……)
12 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/19(月) 00:55:55.158 ID:
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P「えー……なんで今なのかな? 小梅とずっといたならわかると思うけど、結構長いこと間があったよね?」
小梅「が、我慢できなくなったって……」
P「それはどう言うことかな?」
小梅「え、えっと……ずっと変わらず、誰とも平等に接していて、だけど絶対にそういう雰囲気にはしないプロデューサーとしての超えてはいけない一線もわかっていて……」
P「あ、うん。大丈夫、ありがとう。恥ずかしくて聞いてられない……」
小梅「え、えっと……ま、まだ喋ってる……よ?」
P「あ、うん、終わるまで待とうか」
P(重いわ。すごく重いわ。ただ、よく見てくれてるんだなということも伝わった。うん、なおさらタチが悪いわ)
14 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/19(月) 01:03:17.459 ID:
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小梅「え、えっと……で、あなたに憑いてもいいかな……ってあの子が……」
P「あ、確認とってくれるんだ。できれば遠慮したいんだよねー」
小梅「つ、強いよ?」
P「いや、その、霊力的な問題じゃなくてね?」
小梅「う、運も良くなる、よ?」
P「え? どうやってやるの、それ」
小梅「ま、まわりから、吸い取る……」
P「ダメ! 絶対にダメ! やっちゃダメだからね!?」
小梅「あ、あとは……しょ、食費がかからない!」
P「逆にかかったら怖いよ。何食べるのさ」
小梅「……魂?」
P「助けてぇええええええええええ!」
小梅「ゆ、ゆーれい、じょーく……えへへ」
P「ブラックジョークはやめて!」
P(きけばきくほど、悪霊なんだよなぁ……)
15 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/19(月) 01:09:30.538 ID:
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小梅「え、えっと……こ、好みの姿になるって、言ってる……」
P「俺から見えないんだよなー……」
小梅「だ、だから、だめ!」
P「あーもう、解っちゃったもん。またほかの人の体乗っ取ろうとしてるんだろ! だめ、絶対ダメ!」
小梅「あ、とまった……」
P「あー……なんか、この感じ、元カノ思い出すよ……」
小梅「……え? プロディーサーさん、かのじょいっひうっ!?」
P「ど、どうした、小梅!」
小梅「な、なんか、あの子が見たこともないほど、こ、興奮して、る?」
P「……んん?」
17 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/19(月) 01:16:00.990 ID:
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P「小梅サン……あの子って黒髪ロング?」
小梅「え? う、うん」
P「こう、なんというか、表情は柔らかくて、背は俺の首くらいの高さ?」
小梅「す、すごい! プロデューサーさん、み、みえるの!?」
P「あぁ……まじか、嘘だといって、まじで? まじか……うわぁ……聞きたくねぇ、聞きたくねぇけど……あの子、手首にいっぱい線が入ってたりしない?」
小梅「え、えーっと……す、すごい、すごい、よ。プロデューサーさん! あ、ある、よ?」
P「……ふぅ」
P(それ、俺の元カノだぁあああああああああああああああああああ! え、なんで? いや、それよりもしんでたことに驚きなんだけど。え、なにがあったの?)
19 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/19(月) 01:27:20.002 ID:
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P「え、えーと、その、なんだ、元気だった?」
小梅「わ、私といると、た、楽しいって」
P「そっかー……あれから、どうしてたんだ?」
小梅「? え、えっと、Pくんだけをずっと見守っていた、っていってる」
P「ああ、どおりで別れてから1年間は盗聴器が部屋から見つかってたんだな」
小梅「で、でも、このままじゃいけないと、おもって、離れようとしたんだけど、いつも目で追っちゃってて……?」
P「そうだな、小梅。目で追うってことは近くにいるってことだからな。不思議だよなー」
小梅「え、えっと、Pくんを見てばかりいたら、重要なことに気が付けないってことに気がついたの」
P「ああ、1年か……長かったな気がつくまで」
小梅「よ、横から迫る5tトラックに……」
P「それは気が付けよ! 周り見ろよ! 何してんの!?」
20 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/19(月) 01:38:30.488 ID:
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小梅「え、えっと……そ、それで、こうなったって」
P「バカナノ?」
小梅「で、でもこの体になったから、もう我慢しなくてもいいよね?」
P「んん?」
小梅「い、いままで、ずっと我慢して、こ、この体になったってことは、ずっと一緒にいていいってことだよ、ね?」
P「ははは、すこし、まて、話をしようじゃないか」
小梅「も、もう、邪魔するものは、なにもない、よ、だって、ぜ、ぜんぶかんけいないんだから……」
P「や、やめ、た、たすけ、い、いやぁあああああああああああああ!」
21 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/19(月) 01:45:55.785 ID:
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小梅「って、いうドッキリを、し、したんだけど、Pさん、怖がっちゃって……」
P「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ、女性コワイコワイコワイ……」ガクガク
ちひろ「」
小梅「ど、どうしよ、っか?」
ちひろ「いやいやいやいやいや!? 怖すぎますって! なんですか、それ、どっきりってレベルじゃないですよ!? それに、あの子ってなんですか!」
小梅「こ、こわがってるプロデューサーさんを、みて、き、きえちゃ、った」
ちひろ「え、えっと……どっきり、ですよね?」
小梅「そうだ、よ?」
ちひろ「と、とにかく、どうするんですか、これ!」
小梅「ど、どうしよっ、か?」
ちひろ「仕事が山済みなのにーーーーーーー!」
おわり
22 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/19(月) 01:47:38.745 ID:
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ホントはここから安価でアイドルたちに甘えるようなSSをかくつもりだったが思った以上に前置きが長くなり
そして人がいないので、続行は無理と判断し、ここで終わります
お付き合いくださった方、小梅の画像を貼った頂いた方、ありがとうございました!
23 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/19(月) 01:49:54.803 ID:muPmqSPv0.net
乙
元スレ:
小梅「あ、あの……」P「なんだ?」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1445182020/
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