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【ぼざろSS】ふやけたページ

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1676978411/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/02/21(火) 20:20:12.87 ID:G7tB3fi30
後藤ひとりは夢を見た。

 いつだかに訪れた、どこかのカフェの夢。
 カウンターの席に、リョウ先輩と並んで座っている私。
 リョウ先輩は、私が歌詞をしたためたノートを読んでいる。
 その横顔はとても綺麗で、なんだか少しだけ嬉しそうで、満足そうでもあって。
 「やっぱりぼっちはすごい」って思ってくれているのが、目の輝きだけで伝わってくるようで。
 こてんと私の方に倒れて体重を預けてくる先輩の重みを右肩あたりに感じながら、私は優雅にカップをかたむけるのだ。

 ――そんな光景が浮かんだとき、はっと目が覚めた。

「……」

 窓からは陽の光が差し込み、外では小鳥が鳴いている。
 そう、すべては夢だった。
 だが、夢じゃないことがひとつある。
 ひとりは布団の上でもぞもぞと身体をひねり、そばに置いてあったノートを手に取った。
 一番新しいページを開き、満足気に高くかかげる。

(やっぱり……夢じゃない……)

 きらきらと宝石のように輝いて見える、一曲の歌詞。
 何日も何日も書いては消してを繰り返し、やっとの思いで書き上げた歌詞。
 感情を高めて高めて、ありったけの思いを詰め込むようにして作り上げた、渾身の歌詞。

 ひとりは昨晩、ついに傑作を書き上げた。

 大切そうにノートを胸に抱え、目を閉じてゆっくりと深呼吸する。
 こんなに素晴らしいものが私に作れたんだと誇らしくなり、自分の中に少しだけ自信が芽生え、まるで世界の全てが晴れやかに輝いて見えるようだった。
 
(喜んで……くれるかな)

 まだかすかに目蓋の裏に残っている、夢の中の光景を思い起こす。
 ふと時計の時刻を見ると、もう9時を回りそうだった。

「い、いけないっ」

 ひとりはわたわたと布団から置き、外出の準備を始めた。
 先ほどまで布団の中で見ていたあたたかな夢を、現実にするために。




[ 2023/02/21 23:05 ] その他 | TB(0) | CM(0)

虹夏「なんかぼっちちゃんウザくなってきたな…」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1675433197/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/02/03(金) 23:06:38.58 ID:MjrXae510
スタジオ

ジャラ~ン

虹夏「ふー、今日はこれぐらいでいいかな」

リョウ「郁代、随分良くなってきてるよ」

喜多「ありがとうございます!」

虹夏「この後どうする?どこかご飯食べに行こっか」

ひとり「あ、あの、申し訳ないんですけど私はこの辺で…」コソコソ

虹夏「あ、そうなんだ」

ひとり「わ、私のことはお気になさらずに行ってください、そそれでは」ヘヘ

バタン

虹夏「…」




[ 2023/02/10 13:25 ] その他 | TB(0) | CM(4)

【SS】結束バンド vs 放課後ティータイム

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1675077050/

1 : ◆t8EBwAYVrY 2023/01/30(月) 20:10:51.70 ID:B6sMWGUH0
ひとり(ぼっち)「バッ……バッ……バンドバトル……ッ!?」


虹夏「そっ。いくつかのライブハウスが合同で開催する企画でね、高校生以下限定のコンテストだよ。STARRYも共催で参加するから、私達も出場しない?」

リョウ「いいね。競い合うのはいい刺激になる。私逹の名前を売るいい機会にもなるし」

喜多「学生バンドが集まるなんて楽しみ!同じ趣味の友達が増えるかも!ねっ、ひとりちゃん」

ぼっち「  ひあ
                       うお
 へえあ
            うにえ
         えあ
                   んげ」

虹夏「ぼっちちゃんがいつものゴチャ顔に!」

リョウ「まあそうなるだろうと思った」

喜多「ひとりちゃん人間福笑いしないでー」




【ぼざろSS】あなたの温度

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1673066896/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2023/01/07(土) 13:48:17.59 ID:FRtckmfc0
[人間 凍死する温度]

(……なんで、こんなの検索してるんだろ)

 霧のように細かな冷雨が髪を濡らす、冬の夜の下北沢。
 その街中を、ギターを背負って傘もささずにあてもなくさまよう後藤ひとりは、肩をすくめてマフラーの中に顔を隠しながら、震える手で絶望的なワードをスマホに打ち込んでいた。
 ずらずらと出てくる検索候補を死んだ魚のような目で流し見する。よくわからないが、とにかく人間は寒いところに居続けると死んでしまうらしい。あまりにも過酷な現在の気候と気温は、行き場を失った女子高生一人をあの世に連れていくことくらい造作もないだろう。
 ミストの粒に光を反射させる液晶画面を服でぬぐってポケットにしまい、貴重な体温が少しでも奪われないように身を縮めて、ひとりはまたとぼとぼ歩き出した。

 どうしてこんなことになってしまったのか。
 大事な本番を間近に控える中、スタジオ練習を終えた結束バンドの面々は、いつもどおりそれぞれの帰途についた。
 本日の合わせは練習は、はっきり言って満足のいく結果ではなかった。本番に向けて四人はモチベーションを高めていたが、弱みを克服しようと焦ってはりきった結果、今までできていた部分までもがぎこちなくなり、全体としての質が落ちてしまった。
「みんなここ最近の疲れが出てきちゃったのかもしれないから、今日はこのあたりで解散しよ? 次は絶対大丈夫だって!」……そう鼓舞する虹夏の声が少し不安気だったのを、リョウも郁代もひとりも肌で感じていた。
 自分が足を引っ張っているのではないか。みんなと呼吸を合わせられるよう、もっと上手くならなくては。下北沢から遠く離れた金沢八景に住むひとりは、すぐにでも家に帰って練習しないといけないと思い、目的の電車に乗るために駅までの道を急いでいた。そのときはまだ雨は降っておらず、空気が湿っている程度だった。




[ 2023/01/08 06:55 ] その他 | TB(0) | CM(0)

岸辺露伴「ゴルゴ13、ねえ・・・」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1671642004/

1 : ◆J1T21mglUQ 2022/12/22(木) 02:00:05.64 ID:JoLb2Lfm0
(ゴルゴ13風の次回予告のつもり)

リアリティを作品の真髄と考える漫画家・岸辺露伴は特殊能力(スタンド)「ヘブンズ・ドアー」により、ある警察高官の記憶を盗み見る。
そこで彼の住む杜王町に超A級スナイパー・ゴルゴ13が来たことを知るが・・・!?
 
 
岸辺露伴「ゴルゴ13、ねえ・・・」
 
 

ぼくの名前は岸辺露伴、漫画家だ。
これから話すエピソードはぼくの作品「ピンクダークの少年」の取材のため、ある人物の記憶を読んだときのことだ。
あの傑作の読者なら知ってると思うが、ぼくの漫画に命を吹き込む要素は「リアリティ」だ。
リアリティを漫画に落とし込むには、第一義的に、そのコト・モノを知る必要がある。知らないことを描くことはできない。
だから実体験、生きた情報を得るためヘブンズ・ドアーを仕掛けた。そうしたら現実離れしたリアリティのあるプロフェッショナルに関する記憶に出会したってわけだ。
闇の世界に生きる殺し屋とでも言えばわかりやすいかな。そいつの力量はぶっとんでいたがこれっぽっちの嘘っぽさもなかった。
ま・・・ いくら殺し屋でもスタンド使いには敵わないだろ・・・ そう思った人もいると思うが、機転、強運、用心深さ、身体能力、経験知、状況・・・・ そういうのもある。
この岸辺露伴が偶然に知ってしまった超A級スナイパー『ゴルゴ13』が杜王町で何をしたのか、目的は何だったのか、ぼくは彼から何を得たのか。
彼のおかげでぼくが味わった恐怖と思いもよらぬ収穫は実際に体験したからこそ、ものになったんだ。
 

岸辺露伴は動かないシリーズ二次創作『岸辺露伴は倒さない』 / ゴルゴ13シリーズ二次創作『三者三様』




【鬼滅】天元「浮気プレイがしてぇ」嫁達「はい?」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1669546990/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2022/11/27(日) 20:03:10.96 ID:w5ufwU6Q0
天元「浮気プレイがしてぇ」

須磨「なんですかそれ?」


雛鶴「浮気は分かりますけど……」


まきを「そうね…」

天元「プレイってのは、英語で…『遊び』とか、『ごっこ』って言う意味だ」

天元「俺達は三人も嫁がいるんだから、浮気ごっこしたいんだ。派手に」

須磨「…」

まきを「…」

雛鶴「…」




[ 2022/12/06 14:55 ] その他 | TB(0) | CM(0)
[タグ] 鬼滅の刃 エロ

【ペルソナ】屋根裏のゴミ「ボテ腹エッチしたい」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1667648210/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2022/11/05(土) 20:36:51.15 ID:JVEgsrFW0

屋根ゴミ「ん…んっ…」

屋根ゴミ「んんっ!!んっ!!ん!」

屋根ゴミ「はぁ…っはぁ…」

 レンタルしたエロDVDを見終わり、自慰を終了する。
自慰自体久しぶりだ。いつも彼女達をセックスしている。こういうと怒られるが、自慰とセックスは別物だ。セックスで必ずしも性欲解消できるとは限らない。

屋根ゴミ「何せやりたいジャンルが彼女に合致するというわけじゃないからな」 
当然だが妻帯者や彼女持ちでも自慰はする。
いくら美人の日本人の彼女がいても、外国人とヤる場合はできないし。義理の妹とかもシチュエーションなら可能だが、本物は無理だ。
 だから男達はエロDVDを見て自慰をするのだ。
 だが、俺は十人彼女がいる。多くの男よりも大抵の欲求は叶えられる……と思っていたがこれは無理だ。
屋根ゴミ「……」
若妻欲求不満のエロ妊婦
さっき見たタイトルだ。

妊婦……。
エロかった。
子を宿すという女の本能。と仕組みからなら体の変化。
それと伴う、体に注ぎ込み、刻まれる男のDNA。それからのなる女の萌芽……。
実に、勃起する。




[ 2022/11/07 14:05 ] その他 | TB(0) | CM(0)
[タグ] ペルソナ5 エロ

【リコリス・リコイル】フキ「今日はハロウィンか」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1667216946/

1 : ◆rkJB0.oxl2 2022/10/31(月) 20:49:11.23 ID:I7PgtYjj0
フキ「なんか色々と賑わってんなぁ」

サクラ「今日はハロウィンッスからね」

フキ「あぁ?」

サクラ「先輩。ハロウィン、知らないんッスか!?」

フキ「知ってるよ、バカ」




[ 2022/11/01 01:15 ] その他 | TB(0) | CM(0)

忍野忍「そろそろ子供が欲しい」阿良々木暦「は?」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1666706880/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/10/25(火) 23:08:00.09 ID:XI5AxasUO
「ちと話があるんじゃが」
「話? なんだよ、改まって」

僕と忍の馴れ初めを、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードとの出会いを、一から十まで語ろうとするとそれだけで日が暮れて、徒労に途方に暮れてしまうので、簡単に言うと瀕死の吸血鬼に血を捧げた結果、眷属となった僕は吸血鬼が人類と敵だと思い知ることとなり、救った相手を再び瀕死の状態に戻すという栓もない話である。

「お前様は一応、社会人なんじゃろ?」
「一応じゃなく、正式に社会人だよ」
「ならばそこそこの甲斐性はあるとみた」

そんなこんなで主従関係が逆転して今や僕がこの瀕死の吸血鬼の主となり、死なない程度に血を与えて延命させているわけだけど、だからと言って僕は忍に対して主人のように振る舞うことはせず対等な関係を築いていた。

「甲斐性があったらなんだってんだよ」
「そろそろ子供が欲しい」
「は?」

そんな忍から、耳を疑うおねだりをされた僕は牙の抜けた間抜けな声を漏らして金色の瞳をじっと見つめると、吸血鬼は凄惨に笑い。

「そろそろ子供が欲しいと言うておる」

無邪気な笑顔に似合わぬ尖った八重歯を久しぶりに直視して目の前の幼女があのキスショットの成れの果てであると僕は思い出した。




[ 2022/10/30 22:55 ] その他 | TB(0) | CM(2)
[タグ] 物語シリーズ

フキ「サクラ、行くぞ」【リコリコ】

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1666964158/

1 : ◆rkJB0.oxl2 2022/10/28(金) 22:35:59.09 ID:1Fh92pbe0
 
 
「どーもー、はじめまして、乙女サクラっていうッス。よろしく、せーんぱい」
 
 




[ 2022/10/30 06:55 ] その他 | TB(0) | CM(0)
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