ヘッドライン

古泉「なんでしょう、嘘つくのやめてもらっていいですか?」 ハルヒ「……」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/05/22(日) 00:51:57.77 ID:QWBwkeEm0

ハルヒ「……」

古泉「ですから、宇宙人なんて存在しないんですよね」

古泉「世界中の人とか国がこれだけ長い間探しても誰も見つけていないんですよ?」

古泉「この世に存在しないものを探すって無駄じゃないですか?」

長門「……」

ハルヒ「いや、でも写真とか映像で記録に残っているし……」

古泉「うそはうそであると見抜ける人でないと(メディアを使うのは)難しい」

朝比奈「難しい……?」

古泉「ああいう写真や映像って既に大体偽物って証明されているですよね」

古泉「エイプリルフール用に作ったものとか、ただのイタズラで作ったものとか」

古泉「そういうものを本物だと信じてしまう人は情報弱者なんですよね」

ハルヒ「……」

古泉「涼宮さん実際に宇宙人見たことないですよね? 僕もありません」

長門「……」

古泉「逆に実際に見たことあるなんて言う人怪しくないですか?」

古泉「大体そういうのって勘違いなんですよね。幽霊の正体見たり枯れ尾花って言葉があるように」

古泉「昔からこういう言葉があるのに、技術や文明が発達した現代でまだ宇宙人だ何だって言うのってナンセンスじゃないですか?」

古泉「僕はそう思います」

ハルヒ「……」

朝比奈「……」

長門「……」

キョン「……」

キョン「なんだこれ」




長門有希「恥ずかしい」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1644500850/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/02/10(木) 22:47:30.57 ID:57w4T5qNO
「長門」
「何?」

いきなり何を言い出すのかと思われるかも知れないが、世の中には健康的な太ももという存在があり、それはたとえばハルヒの太ももであったり、朝比奈さんの太ももであったり、或いは鶴屋さんの太ももだったりするのだが、では不健康な太ももに魅力がないかと言えばそうでもなく、病的なまでに白い長門の太ももに俺は新たな価値を見出していた。

「いや、なんでもない」
「そう」

発作的にその儚い太ももに触れたくなった俺はなんとかその邪な煩悩を振り払い、喉元まで出かかった申し出を飲み込んだ。しかし。

「隣、いい?」
「え? あ、ああ。好きにしてくれ」

おもむろに立ち上がった長門がパイプ椅子を引きずって隣に腰掛けた。とても気まずい。

「足」
「お、俺は別に足なんか見てないぞ」
「乗せてもいい?」
「へ?」

呆気に取られた俺が返答する前に片足を上げて俺の膝に長門が足を乗せてきた。すごい。

「満足?」
「あ、ああ……ありがとよ、長門」
「いい」

文庫本を読みながら無表情で足を乗せている長門に興奮した俺は変態的な気分に陥った。




[ 2022/02/15 06:55 ] その他 | TB(0) | CM(0)

長門有希「私たちだけの、音色だから」キョン「ああ……そうだな」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1638972609/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/12/08(水) 23:10:09.92 ID:6M8v8nm7O
「長門……」

その日、いつものようにSOS団の生産性皆無で不毛な活動の後、帰り道で元文芸部室にスマホを忘れたことに気がついた俺は近頃めっきり寒くなってきた北高までの坂道をとぼとぼ歩き、部室に舞い戻ると長門有希が居た。

「まだ帰ってなかったのか? だいぶ日が短くなってきたから、早く帰ったほうがいいぞ」

たしか借りていた本を図書室へ返すと言って途中で別れたっけ。しかしよもやまだ学校に居残っているとは。ひとまず忘れ物であるスマホを手に取り、イヤホンを装着して、さて再び帰路に着こうとして、呼び留められた。

「なに、聴いてるの?」
「え?」

丁度、音楽を再生したところだったので長門の声が聞き取れなかった俺は、スマホと耳を指差すジェスチャーで質問内容を理解した。

「久石譲の『Summer』って曲だ」
「そう」

果たして長門はスタジオジブリの楽曲を手がける著名な作曲家の名前を知っているのか。
そんな疑念は失礼とばかりにスマホを操作。

「この曲?」
「マジか……」

アプリによって画面に表示された鍵盤を流暢に弾いて長門はSummerを演奏してみせた。




[ 2021/12/10 06:55 ] その他 | TB(0) | CM(0)

長門有希「離さない」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1626006703/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/07/11(日) 21:31:43.75 ID:0j9uV3lDO
昼休みを告げる鐘が鳴り、いつもならば谷口や国木田と昼食を共にするところではあるが、その日早弁を済ませていた俺は教室から出て真っ直ぐに元文芸部室へと向かった。

どうして普段と違う行動をしたのかについて明確な理由はなく、あえて説明するならば毎日毎日男友達と弁当をつつきあっている自分を客観視した際に絶望的なみじめさを覚えたからである。

別に男同士の友情を軽視しているわけではないが、ほどほどにしておかないとこの短い高校生活を棒に振りかねないと危惧していた。

幸いなことに狭い交友関係の中でも女子の知り合いが俺には居て、中でもハードルが高い先輩である朝比奈さんや鶴屋さんの教室に向かうことは身の程知らずもいいところなので、だからこそ元文芸部員の少女を訪ねようと、そう思い至ったわけである。

「長門、入るぞ」
「どうぞ」

常日頃の慣習に則りノックしてから声をかけると、中から長門の声が返ってきて、それだけで一段階テンションが上がったことを自覚しつつ、俺は元文芸部室の扉を開けた。




[ 2021/07/12 16:55 ] その他 | TB(0) | CM(0)

消失長門「忘れないで。」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1620008461/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/03(月) 11:21:01.92 ID:fXMEQlMj0

私の世界は、常に灰色だった。
私と、それ以外の他者。
誰とも繋がらず、繋がる勇気も持てなかった。

私の世界には、私しかいない。
だからなのか、世界は灰色に見えた。

---

高校に入学するまでの記憶は殆どない。
しかし、今と対して変わらない生活をしていたと思う。

学校に行き、
本を読み、
誰もいない家に帰り、
時々差し入れに来る朝倉さんとご飯を食べる。
それの繰り返しだ。

そんな代わり映えのない世界に、
私はどこか安堵していた。

なぜなら、その世界には他者が存在しないからだ。
私と、時々来る朝倉さんだけの世界。
肯定も否定もない、フラットな世界。

そんな世界に安堵しつつも、
私の胸には、孤独という名の、
じっとりとした寂しさがあった。


---





[ 2021/05/03 17:25 ] その他 | TB(0) | CM(0)

キョン「よう」長門有希「……やっほー」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1612793692/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/02/08(月) 23:14:52.32 ID:QpWAPgXRO
涼宮ハルヒが物憂げな表情を浮かべている時は大抵何かしらの面倒ごとを引き起こすと相場は決まっているものだが、ならば反対にやたらと上機嫌な場合はより一層の危機感を抱かざるを得なくなるなんてことは、今更忠告するまでもないことだろう。

とはいえ、そうした経験則に基づいてこちらが身構えられるという点においては、わかりやすいことはそう悪いことではないのかも知れない。

前置きが長くなってしまったが今から俺が語る話題に涼宮ハルヒは一切登場せず、まるで話のダシに使ってしまったようで僅かながらも申し訳なさを覚えるが、ダシとしてこれ以上ないくらい良い働きをしてくれた団長様に感謝しつつ、我がSOS団の無口キャラについて語らせて貰おうと思う。

それが誰か、などと今更説明は要るまい。

静かなる元文芸部員、長門有希の秘話だ。




[ 2021/02/09 11:55 ] その他 | TB(0) | CM(0)

古泉「不思議探索で朝比奈さんと長門さんの3人で回ることになりました・・・」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1606473269/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/11/27(金) 19:34:30.09 ID:OIOyL2yi0

「はい!今日の班分けはこれね!」

直観にまみれたミステリィ事件からわずかにたったある休日。
いつものように僕らSOS団は休日に喫茶店に集まり、不思議探索の班分けをしていました。
どうせ今日も、彼と涼宮さんは別々の班になるでしょう。
そう鷹をくくっていた僕にとっては、今日の結果は意外なものでした。


これはこれは。
思わず僕は顎を撫でてしまいました。
この動作をやる僕は少し緊張している証拠だな、と人ごとのように思っていました。

「わぁ・・・!」
わずかに驚く朝比奈さん。
「・・・・・・」
いつもの長門さん。
「今日の班分けはあたしとキョン、古泉くんと有希とみくるちゃんねっ」
涼宮さんが少し早い夏の到来を表してくれるような笑顔でそう言いました。


なんともまぁ。
と思って前を向くと、
苦虫を噛み潰した人として辞書に載れるような顔をしている彼と目が合いました。

そこで2人揃っていつものセリフ吐いて店を後にしました。
「「やれやれ」」





キョン「一緒に風呂でも入るか?」長門「……入る」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1600954712/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/09/24(木) 22:38:32.43 ID:wccLzonZO
長門有希に対して特別な感情を抱いているかと問われれば、答えは特に考えるまでもなく"YES"である。

とはいえ、それだけだと多大な語弊や誤解を招きかねないので、少々補足しておこう。

もはや今更言うまでもないが、俺にとって長門は恩人であり、それもただの恩人ではなく命の恩人である。

命の恩人。
そんな大層な存在がそんじょそこらに転がっている筈もなく、事実、俺は頭のイかれた優等生の朝倉涼子の凶刃から命を救われた。

つまり、長門は狂人の凶刃から身を呈して守ってくれたわけで、そう書けばなんだか笑い話や駄洒落のように聞こえるかも知れないが、当事者にとっては笑い話などでは済まされず、当然、洒落になっていなかった。

命の危機なんてものは普通に暮らしていればまず感じることはなく、無論、俺も生まれてこの方経験がなかったため、そんな絶対絶命の窮地を打破する術など持ち合わせてはいなかった。

そんな中、颯爽と現れた長門に救われた。
長門が居なかったら、俺はお陀仏だった。
今の俺がこうして呑気に息を吸い、そして吐いているのはひとえに、長門のおかげだ。

「頼みとやらを聞かせてくれ」

そんな恩人に頼まれ事をされたならば、ひと肌と言わずふた肌だって脱いでやりたいと思うのは人として当然の帰結だと、俺は思う。




[ 2020/09/25 11:55 ] その他 | TB(0) | CM(2)

長門「私と居ると、退屈?」キョン「いいや。そんなことはないさ」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1590240341/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/23(土) 22:25:41.44 ID:1JdiF+qJO
「待った?」
「え? あー……いま来たところだ」

不覚というのはこのことだろう。
振り返るとそこには長門有希が佇んでおり。
そしてなんと、私服姿であった。

「長門、その服……」
「変?」
「いや、意外だと思ってさ」
「昨日、朝倉さんが選んでくれた」

朝倉の差し金と聞いて、納得する。
やはりあいつは俺の命を狙ってやがる。
グレーを基調としたコーディネートは所謂ガーリー系で構成されており、ビスチェ風のブラウスと膝丈スカートの組み合わせはまるでひと昔前の良家のお嬢様然としており、素朴な長門の魅力を存分に引き立てていた。

「似合わない?」

いかに口下手な俺とて、似合っているか似合わないかの二択ならばすんなり解を出せる。

「似合ってる……と、言えなくもないな」
「良かった」

土壇場になってチキった自分の後頭部をぶん殴りたい衝動に駆られるが、平常心を保つ。
畜生。朝倉。良い仕事しやがる。完敗だぜ。




[ 2020/05/24 09:55 ] その他 | TB(0) | CM(2)

キョン「ハルヒのうんこで世界がやばい?」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1426160483/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/12(木) 20:41:23.84 ID:GhlyCCfQ0

 長門「そう。涼宮ハルヒは今現在便秘により多大なるストレスを感じている」

 長門「このままいけば、明日の23時49分17秒に世界は消滅し、作り替えられてしまう」

 長門「なんとしてでも阻止する必要がある。あなたの力を借りたい」

 キョン「しかしな。いきなりそんなことを言われても到底信じられないんだが」





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