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◆Vysj.4B9aySt 2018/09/09(日)20:53:46 ID:
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――私がまだ病弱だった頃、姉はいつも世話を焼いてくれた
――私が少しながらも自由が利くようになり、その姉がアイドルを目指すことになったのは今からほんの数年前
――アイドルになりたての姉は毎日経過報告をしてきた
ネネ「あのね、しーちゃん。今日マストレさんに歌を褒めてもらったんだ!」ウキウキ
ネネ「今日は失敗しちゃった……せっかくのバックダンスのお仕事だったのに」ドヨーン
――やがて話題は一つのことで纏まるようになった
ネネ「またプロデューサーさんってば、ゼリーとか栄養ドリンクで昼食を取っていたんだよ」
ネネ「えへへ、今日プロデューサーさんにお弁当をあげたら喜んでくれたんだ」
――私はこのとき、なんて横着な人なんだろう。アイドルにお昼をたかるだなんて
――そんな人に姉を任せていいのかと思っていた
――そう、実際に自分が出会うまでは