http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1486634138/
1 :
◆K1k1KYRick 2017/02/09(木) 18:55:38.99 ID:
IqX/moEAo
師匠がお山に登りまくる話です
2 :
◆K1k1KYRick 2017/02/09(木) 18:56:13.79 ID:
IqX/moEAo
「うう……寒い……もう自分がどこにいるのかすら分かんないよ……」
グリーンランドの最高峰、ギュンビョルン山の中腹で
愛海は山影に隠れて吹雪く中、辛うじて生きていた。
彼女は不注意な言動で叶えられてしまったギュンビョルン山の登頂を
イヴ・サンタクロースたちと一緒に目指していた。
しかし途中で天候は大荒れとなり、彼女は
イヴや木場真奈美とはぐれてしまったのだ。
愛海は恐怖と孤独で弱弱しく呟く。
彼女が遭難した事は既に仲間や登山隊へ伝わっているだろうが
その前に愛海の小さな命の火が消えかけようとしていた。
「あー……眠たくなってきた……
死ぬ前に菜帆さんの柔らかいお山をまた登りたかったなぁ……
いや、里美さんの立派なお山を登りたかったな……
あっ、やっぱり雫さんの絶景エベレストを……
あー……考えているとみりあちゃんや光ちゃんの
成長期のお山も捨てがたい……」