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◆K1k1KYRick 2021/10/02(土) 02:24:48.50 ID:
gC1pVX3Y0
※小松伊吹がストリップダンサーになった話です。
※本人のセリフはありません。
※全年齢です。セックスシーンとかは全くありません。
俺は重い足取りで下街の路地を一人で歩いていた。
大通りと違ってそこはどことなく静かな澱みが感じられ、それがまたこの塞いだ気分に影を差してくる。
向かう先はとある劇場。
かつての担当アイドル――小松伊吹はそこでダンサーをやっている。
それを知ったのはつい最近、偶然居酒屋で前社長と会った時だ。
「久しぶりだね」
一人で焼酎を飲んでいる時、いきなり肩を叩かれたので酷く驚いた。
その初老の男は良く知っている気さくな笑顔を見せながら隣に座った。
「しゃ、社長!?」
年齢相応の穏やかな物腰の紳士は、まさに前社長だった。
彼には入社当初から目をかけてもらっていた。
新社長が就任するまで、俺もそれに応えるように働いていた。
「君、あれからどうしてるね?」
俺の受け取ったグラスに新しく頼まれた酒が並々と注がれていく。
「はぁ……恥ずかしながら……」
……俺は恥を忍んで現状を伝えた。