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【ゆるゆり】撫子「最近怖い夢を見る…」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1397810331/

1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/18(金) 17:38:52.08 ID:eV7ALrmx0
花子「さよなら撫子お姉ちゃん」

待って、行かないでと言いたいのに声が出ない。

櫻子「姉ちゃん、じゃあな」

引き留めようとしても体が動かない。

藍美穂めぐみ「バイバイ、撫子」

みんな待ってよ、お願いだから一人にしないで―――









【ゆるゆり】向日葵「愛慕」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1422030232/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 01:23:52.66 ID:y9xDVq4jO


貴女のことをこんなに愛しく思い始めたのはいつ頃からだったろう。

貴女のいない時間がこんなに寂しくなったのはいつ頃からだったろう。


「好きです」


貴女と出会ってからの13年間。
貴女に恋してからの数年間、私はずっとその一言が言えないでいた。
言えるはずがなかった。

この気持ちを伝えてしまえば、私たちは恐らく元の私たちでいられなくなってしまう。
喧嘩ばかりの幼馴染で、いられなくなってしまう。

湧き上がる瞳の滴を抑える一心で、私はおもむろに携帯電話を取り出した。
慣れた動作でササッとメール画面を開くと、ずっと下書きになったままのメールを開封する。

送信されることのない、貴女宛てのメールを開封する。




【ゆるゆり】撫子「わたしたちの同居物語」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1433940885/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/10(水) 21:54:55.09 ID:nNIvrWi7o
大室 撫子:大学生。妹二人とやかましく過ごす実家から晴れて上京してきた。抜群のルックスとクールな性格は皆から大人気。実は週に一度、実家にちゃんと連絡をとっている。

三輪 藍:大学生。撫子と同じ学部・同じ学科に通っている。朝起きてから昼ごはんを食べ夜寝るまで、ほとんど撫子と一緒にいる。家事の腕前は四人の中で一番。

八重野 美穂:ウェディングプランナー。みんなを振り回す性格だが、一足先に社会人になったので皆の中で一番偉いということになっている。部屋では薄着で過ごしがち。

園川 めぐみ:近所のケーキ屋さんで働くことになった、パティシエ見習い。みんなより数ヶ月遅れて同居を始めることになる。寝相が悪いが、本人は寝ているときの記憶が無い。





向日葵「ゆるゆり短編集ですわ」櫻子「大室家多め!」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1421908520/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/22(木) 15:35:21.11 ID:1bdY9ibeo
【なつの おおむろけ】


ミーンミーン……


櫻子「あぢぃ……」


撫子「ただいまー」ガチャ

花子「あっ、撫子お姉ちゃん」


撫子「暑そうだね櫻子」

櫻子「あっったりまえじゃん!! 誰だって暑いよこんな日は!」

撫子「そんな櫻子に良いものがあるよ」ごそごそ

櫻子「えっ! なになに!? 何か道具を出してくれるの? なでえもん!」


撫子「誰がなでえもんだよ ……はいこれ」ばさっ

花子「なんだしこれ?」


櫻子「あーー! ビニールプールだ!!」

撫子「私の友達が貰ったものらしいんたけど……その友達も使わないからって、私が貰ったんだ」

櫻子「やったーーー! プールー!!」

花子「まあビニールプール程度でも今は大助かりだし」

撫子「よし、作るか」




【ゆるゆりSS】 撫子「めぐみ遅いな……」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1489583195/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/15(水) 22:06:36.28 ID:RIuXEj2y0
めぐみ「あれ?撫子の家はここ曲がって……いやその先をまがるのかな?」

めぐみ「よく分かんないから撫子に迎えに来てもらおうかな」

めぐみ「と思ったらまさか携帯の充電切れてるとは……」

めぐみ「もしかして私……迷子?」



「お困りですかな?」



めぐみ「はい!道に迷っちゃって……」チラッ

めぐみ「きゃーー!!ばけものーーーーー!!!」ダッ




【ゆるゆり】ケーキ屋のお客さん

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1478249401/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/04(金) 17:50:01.50 ID:MnhhpV2E0


「ありがとうございましたー!」








ケーキ屋のバイトを始めてから数か月。


始めは分からないことだらけだったここでの仕事も、今ではすっかり慣れきっていた。担当が接客だけってのもあるけれど。




「ふぅー」




つかの間の休息。



数か月も同じ場所で仕事をしていれば、どの時間にどれくらいお客さんが来るかもなんとなく分かってくる。


時計の針を見るとちょうど三時半。お客さんの来るピークを超え、少しリラックスできる時間帯だ。店の中にも、さっきまでくつろいでいた最後の一人が出ていき、今は誰もいない状態になっていた。




「んー……」




腕を伸ばして軽く体をほぐす。立ち仕事って時々こうしないとすぐに疲れちゃうんだよね……







櫻子「めぐみの雨と、恋で咲く花」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1427703908/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/30(月) 17:25:08.47 ID:JxUSEnW0o
私たち四人の距離が離れだしたのは、夏休みが終わったくらいからだった。



「もう受験だし、みんなで遊ぶのも控えないとね」


この時の撫子の言葉には、確かに同意していた。夏は受験の天王山、しかしその夏休みになってもまだ割り切れず、受験勉強という名目で集まってはいつものように遊んでいた私たち。

あまり良いことをしていないとはわかっていながらも、特に私や美穂は、残り少なくなる高校生活を前にもっとたくさんの思い出を作りたくて仕方なかった。

口火を切ったのは撫子だが、藍も撫子と同じ気持ちだったことだろう。それでも私たちの無理に付き合ってくれていた彼女たちには、感謝しなければいけない。


美穂はどちらかといえば私サイドの子だと思っていたが、撫子の言葉があってから一番ストイックになったのは彼女だった。

もともと本気を出せばすごい子だというのは知っていたが、撫子や藍をも驚かせる集中力、そしてそれに見合った結果をたたき出す彼女を見て、「三人が私に付き合ってくれていたのかもしれない」と静かに思うようになった。



撫子も藍も美穂も四年生の大学を目指していた。私は県内の製菓学校に行こうと思っていたから、勉強なんて勉強は三人に比べたらやっているうちに入らず、むしろバイトが多くなった。ケーキ屋でのバイトをするほうが勉強をするよりも進路に近い行動だったからだ。

今となっては、その時の行動に後悔している。テスト勉強という名目でもよかったから、みんなと一緒に勉強する時間を作っておけばよかった。問題集と戦っているみんなを、傍で見ているだけでもよかった。


時が過ぎるにつれ、試験までの時が近づくにつれ、私たち……いや、私と三人の距離は離れていったような気がする。気がするというのは、もちろん普段の授業中は一緒だし、休み時間も、お昼を食べる時も一緒だったからだ。

それでも自分だけが離れていく気がしたのは、みんなと同じことをしていなかったからだろう。違う道を歩むことになるという意識の芽は、ここでひっそりと顔を覗かせていたのかもしれない。





撫子「こころちゃんのおまじない?」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/08(日) 03:26:22.05 ID:o9F61wBGo
撫子「どのコップにしようかな……」

撫子「……これでいいか」とくとく


日曜の昼。

今日は大室家にお客さんが来ている。妹の花子の友だち……未来ちゃん、こころちゃん、そして最近よく遊びに来るようになったみさきちゃんの三人だ。

特にやることもないため、私はお客さんをもてなす用のお菓子を皿に用意している。

プッキーやドーナツの乗ったそれと、4つのグラスとオレンジジュース。大室家ではこれが定番だ。

両手が塞がっているので、部屋の外から妹を呼ぶ。


撫子「花子ー? あけてー」

花子「あっ、撫子おねえちゃん」ガチャ


未来「おじゃましてまーす!」

こころ「やっほー」ふりふり

撫子「やっほー……ほら、お菓子持ってきたよ」

花子「わぁ、ありがとう」




撫子「私たちみんなの妹」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/06(金) 22:34:59.01 ID:536AfWNoo
休日の昼下がり。


今日の大室家はとても静かだった。なぜなら櫻子がいないからだ。

櫻子がいないことに加えて、櫻子とよく喧嘩するひま子もいなければ、櫻子とよくもめる花子もいない。中学生二人は友人の家にお呼ばれして朝から出かけているのと、花子も急な誘いがあって昼ごろに家を出た。


今日この家にいるのは、私・大室撫子と……おとなしいお客さんがもう一人。


楓「撫子お姉ちゃん、眠いの?」

撫子「ん……ああ、ごめんね」


ひま子の妹、楓が来ている。




向日葵「私がスパイに!?」

1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/23(火) 20:34:12.40 ID:P1/+EThu0
ピンポーン


向日葵「誰かしら……はーい」ガラガラ



「お邪魔しま~す♪」ずかずか

「ちょっとめぐみ押さないで……」

「だって早くしないと撫子に見つかっちゃうよ……!」


向日葵「えっ、えっ!? 誰ですの!?」


「ちょっとごめんね、すぐにわけを離すから今は大きな声を出さないで……」

向日葵「もがっ!」ばたばた

「ちょっと! これじゃあ強盗みたいじゃない……」

「落ち着いて話ができるお部屋はどこかしら?勝手に探すけどごめんなさいね」すたすた


向日葵(なんなんですの一体~~~!!)






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