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キョン「手、繋ぐか?」涼宮ハルヒ「バカ。調子に乗んなっての」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1635002277/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/10/24(日) 00:17:57.55 ID:vG0bMMmYO
もしも涼宮ハルヒと長門有希のパンツが足元に落ちていたら迷わず長門のパンツを拾うことは言うまでもなく、ましてやそこに朝比奈さんのパンツまでもが加わるのならばヘッドスライディングを辞さず朝比奈さんのパンツに飛びつくに違いないことはわざわざ説明する必要が見当たらない必然であるのだが、では口頭で「パンツください」と誰に言えるかと言うとそれはハルヒ以外の選択肢がないことも、悲しい哉、また事実である。

「は?」
「いや、だからパンツを……」
「無理」

とはいえ、その願望を口にしたとしても理想通りに事が運ばないのが現実というもので、にべもなくハルヒに却下されるのもまた必然であると言えよう。ちぇっ。ケチ臭い奴め。

「……明日」
「ん? なにか言ったか?」
「明日まで待って」

しかしながら事実は小説よりも奇であるとはよく言ったもので俺は首尾良く涼宮ハルヒのパンツを譲渡して頂く確約を得たのだった。




キョン「まるで少女漫画の男の子みたいだな」佐々木「それはキミだろう?」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1633175739/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/10/02(土) 20:55:39.42 ID:0P228qqwO
「佐々木さん、これ貸してあげるー!」

中学時代に佐々木という友人が居て、同じ塾で席を並べていたこともあり、俺が塾で使う参考書などを自宅に忘れた際などはそれを取りに家に立ち寄ることもあったのだが、頑なに玄関より先に踏み入ろうとはしなかった。

「これは……?」
「すっごく面白いから読んでみて!」

そんな佐々木が今日も今日とて玄関で靴も脱がずに置物と化しているとすかさず妹が無遠慮に何やら押しつけた。愛読の少女漫画だ。

「ありがとう。大事に読ませて貰います」
「うん! 読み終わったら感想きかせてー」

何がそんなに嬉しいのか朗らかな妹に釣られたのか佐々木も珍しくシニカルでない微笑みを浮かべていて、兄として妹によくやったと褒めざるを得ない状況が生み出されていた。

「悪いな、うちの妹が」
「悪くもないのに謝罪するのは感心しないな。むしろあんなにも可愛らしい妹さんをキミはもっと誇るべきだ。それともキョンは身内を褒めるのが恥ずかしいお年頃なのかな?」

妹が可愛らしいことは俺が誰よりも熟知しているしそれを恥だなんて思ったことはない。
では何故、わざわざ謙遜したのかと言うと。

「なるほど。知り合いに妹さんを褒めて貰って悦に浸りたかったわけか。恐れ入るよ」

やれやれと首を振りながら先程の花咲くような微笑みとは似ても似つかぬシニカルな笑みを浮かべながら、佐々木はくつくつと笑った。




[ 2021/10/03 06:55 ] その他 | TB(0) | CM(0)

キョン「やっぱり佐々木は天才だよ」佐々木「キミには負けるよ、キョン」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1628780702/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/13(金) 00:05:02.00 ID:ibjZ0HLOO
「なあ、佐々木」
「なんだい、キョン」

隣の席の女子に気安く話しかけられる幸運を中学時代の俺が正しく理解していたかどうかは、進学先の北高の席順の都合により今となっては定かではないとしか言えないのだが、それでも後ろの席に鎮座する涼宮ハルヒに話しかけるよりはよっぽどハードルが低かったように記憶している。

「どうして髪を伸ばさないんだ?」

そんな俺であるが女子の髪型についてあれこれ詮索することに忌避感は覚えていなかったようで、ズケズケと図々しく年中ミディアムボブの佐々木に対してそんなことを訊ねた。

すると佐々木は困ったように眉尻を下げて。

「キョン。僕はキミとそれなりに親しいつもりだし、同じようにキミが思ってくれているからこそ、そんな風に軽々しく女の子の髪型について言及したのだということはむしろ喜ばしく思うけれど、それでも、もう少し言葉を選んで欲しかったと思わざるを得ないよ」

中学の頃の俺の語彙力など今にも増して壊滅的なことは言うまでもなく、だから言葉を選んで欲しいと言われてもそもそも選択肢すらないのだから選びようがないとしか言えん。




[ 2021/08/14 06:55 ] その他 | TB(0) | CM(0)

キョン「なんのつもりだ?」ハルヒ「……行かないで」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1625664951/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/07/07(水) 22:35:51.84 ID:rcCzl30NO
世間一般のイメージとは裏腹に、涼宮ハルヒは常時"ハレ晴レユカイ"というわけではなく、出会った当初などはいつも不機嫌そうな雰囲気を醸していて、例えるならば"ジメジメ不快"とでも表現するのが適切であった。

「蒸し暑いわね……」

季節は梅雨真っ盛り。
朝から晩まで曇天で、雨は振ったりやんだりを繰り返し、気温の上昇に伴い不快指数は止まることを知らず鰻登りであると言えよう。

「私のことも煽ぎなさいよ」
「嫌だね」

パタパタと下敷きを団扇代わりにして少しでも肌の表面温度を下げようと風を送り続ける俺に向かって、どこかの王侯貴族が如く、扇げと催促するハルヒをあしらいながら、この団扇で扇ぐという行為は得られる風とそのために消費する労力は果たして釣り合いが取れているのだろうかと考えを巡らせていると。

「だから人に煽がせる意味があるんでしょ」

などと、身も蓋もないことを抜かすハルヒにちらと視線を送ると、心底うんざりしたような表情と、汗で頬に張り付く髪の毛がなんだか風情があるような気がして、そこに一定の価値を見出した俺はその対価として下敷きで煽いでやった。やれやれ。我ながら甘いな。

「涼しいか?」
「全然」

そうかいと嘆息しつつハルヒの頬に張り付く髪の毛を無性に取ってやりたくなる衝動を堪えながら、俺はなんとなしに既視感を覚えて記憶を探り、中学時代の一幕を思い出した。




佐々木「これがシュタインズ・ゲートの選択だよ」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1616932644/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/28(日) 20:57:24.15 ID:gYxSR/SRO
もしも佐々木にファンが存在するのだとしたら、その持ち前の聡明さや常識に則った言動、そして如何なる時でも発揮される沈着冷静ぶりを気に入ったのだろうということは想像に難くないが、とはいえ、女子の癖に自分のことを僕と言う佐々木が果たして常識に則った言動をしているかと問われれば、疑問が生じるのもまた事実である。

たしかに中学時代、それなりに親しくしていた俺の目から見ても佐々木は常識人のように映ったが、それはあくまでも主観的な話であり、客観的に見れば女子が男子に対して男のように振る舞い、そしてそいつに男友達と同じように接する俺の態度は甚だ奇異に映っていたに違いない。

しかしながらこちらとしては今更友人に対する態度を変えるつもりはなく、どれだけそれが周りから見て不自然な光景だろうと構いやしないのさと、お互い歯牙にも掛けずに俺と佐々木は帰り道を共にしていた。




[ 2021/03/29 06:55 ] その他 | TB(0) | CM(2)

佐々木「クリスマスだね」キョン「そうだな」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1608815333/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/24(木) 22:08:53.43 ID:MFd4PAJFO
「そろそろクリスマスだな」
「おや? 君がクリスマスの話題を出すとは思わなかった。どういう風の吹き回しだい?」

どういう風の吹き回しも何も、近頃めっきり冷え込んだ原因であるシベリア寒気団に俺のほうが文句を言いたいくらいだ。

「サンタクロースをいつまで信じていたかなんてそんな他愛もない世間話にもならないくらいのどうでもいい話がしたくてたまらないという顔をしているように見えるよ」

どんな顔だそれは。やれやれと口にするのも億劫である。俺は顔面を外気に晒さないようマフラーをずり上げて、ひとこと尋ねた。

「そう言うお前はいつまで信じてたんだ?」
「無論、今でも信じているとも」

正気か? いや、さすがに冗談だろう。

「世界中の子供たちにプレゼントを配ってまわるご老人が本当に存在するかについてはともかく、それを居ないと声高に主張する必要性を僕は感じない。実在しないとは限らないし、実在したほうが都合が良いからね」

それは果たして誰の都合だろうか。
少なくとも、俺にとっては困る問題だ。
もしもクリスマスの日にだけ働く赤服じいさんが実在するなら、俺だけがその恩恵に預かれていないことになってしまうではないか。




[ 2020/12/25 11:55 ] その他 | TB(0) | CM(0)

佐々木「君は優しいね」キョン「炭治郎には敵わないさ」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1604228213/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/11/01(日) 19:56:53.71 ID:eKWbNwFOO
「やぁ、キョン」

過ごしやすい秋の休日は惰眠を貪るのに最適な環境であるが、そんな日に限って来客が訪れるのがこの世の常であり、その日、寝ぼけ眼を擦りながら呼鈴に応じて玄関の扉を開けた俺は、清々しい秋晴れを背景に佇む友の姿に違和感を覚えた。

「なんだ、佐々木か」
「なんだとは随分なご挨拶だね」
「気持ちよく寝ているところを起こされたら誰だって文句のひとつくらい口にするさ」
「やれやれ。どうせそんなことだろうとは思っていたが、顔ぐらい洗ってから出迎えて欲しかったものだよ。あと、その寝癖もね」

いつものように男みたいな口調で俺に接する佐々木であったが、その装いは近頃めっきり涼しくなってきた気候に合わせて、柔らかなアイボリーの色合いの少し丈の長いワンピースの上に、茶色いカシミヤのカーディガンを羽織っていて、なんだか大人びて見えた。

「とりあえず、上がれよ」
「おっと。その前に、今日の僕を見て何か思うところはないかい? よく観察したまえ」

立ち話もなんだから家に上がるように促すと待ったがかかった。たしかに違和感はあった。
大人びた私服は常日頃の落ち着いた佐々木のイメージとマッチしている。では、なんだ。

「うーむ……さっぱりわからん」
「まったく、君は本当に女泣かせだね」

そう言う佐々木であったがさほど傷ついた様子が見受けられなかったので別に聞き流しても良かったのだが、一応、こう返しておく。

「前髪上げて丸見えのおでこが、見ていてとても寒そうだ。風邪を引いちまうぜ?」

すると佐々木は上げた前髪の髪留めを弄りつつ、くつくつと喉の奥を鳴らして嬉しそうに笑った。やれやれ。嬉しそうでなによりだ。




[ 2020/11/01 20:55 ] その他 | TB(0) | CM(0)

キョン「俺だって嫌われたくないさ」佐々木「へ? じゃあ、キミは僕のことが……」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1599222603/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/09/04(金) 21:30:03.41 ID:PmfM16hRO
約9年半ぶりの新刊、『涼宮ハルヒの直感』の発売決定、誠におめでとうございます!

本作品はその嬉しいニュースとは全く関連性がなく、主に平成ガメラ・シリーズの3作品ついての考察がメインであり、落語家の林家しん平が自主制作した『ガメラ 4 真実』並びに、角川が2015年に制作した全編フルCGで構成された『GAMERA』の内容は含まれておりませんので、その点をどうかご理解頂ければ有り難いです。

それでは以下、本編です。




[ 2020/09/04 22:55 ] その他 | TB(0) | CM(2)

佐々木「今度、洗いっこしようか?」キョン「は?」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1595764189/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/26(日) 20:49:49.78 ID:I1wck53cO
「やぁ、キョン」

午前の授業を終えて、お袋謹製の弁当を食いながら窓の外を眺めていた俺の元に、既に自前の昼食を食べ終えたと思しき佐々木が寄って来て尋ねた。

「何を眺めているんだい?」

教室の窓から見える風景はいつもと変わらず、別段空に未確認飛行物体が浮いているわけでもましてや超人が飛翔しているわけでもなく、ただひたすらに雨が降り注いでいる。

「ああ、雨を見ていたのか。不思議だよね」

はて、雨が不思議とはどういう意味だろう。
この地球上において降雨など珍しいことではなくありきたりな自然現象に過ぎないのに。

「地上、または海上で蒸発して気化した水分が上空で冷やされて雲となり、再び液化して雨となって降り注ぐ。そんな風に科学的に説明すれば簡単に感じられるかも知れないけれど、それらのサイクルは極めて絶妙なバランスの上に成り立っている。だから僕は、自分が生まれた惑星がたまたまそのような仕組みを備えていることを不思議に思うのさ」

長々と解説ご苦労さん。流石は薀蓄博士だ。
一介の中坊に過ぎない俺はその仕組みとやらについて専門的な知識など持ち合わせてはいないが、この惑星に生きるひとつの生命体として本能的にこれだけはわかる。必然だ。

「俺たちが生きてるんだから当たり前だろ」

俺たちが今この惑星で生存していること。
それこそが不思議を解明するに足る根拠。
雨が降るからこそ、俺たちは生きている。




[ 2020/07/27 09:55 ] その他 | TB(0) | CM(2)

キョン「佐々木をおかずに抜いたらすんごい出たんだよ」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/14(日) 22:31:56.85 ID:p9uJJfLz0
・文芸部室

古泉「…なるほど。いや、確かに友人女性の痴態を想像するというのはいささか興奮するものですよね」パチン

キョン「だろう?いやあ、俺もあんなに出るとは思わなかった」パチン

古泉「それで?」

キョン「ん?」

古泉「あなたは、佐々木さんをおかずにどのようなシチュエーションを想像されたのでしょうか?」パチン

キョン「おいおい、そこまで赤裸々に話さなきゃならんのか?」パチン

古泉「これは失礼。あなたがどのような性的嗜好を持っているのか、幾分興味が沸いてまいりまして」

キョン「まったく…まぁ、話を振ったのも俺だしな。仕方ない、話してやるよ」パチン

古泉「ふふ、ご厚情賜りましてありがとうございます」

長門「…」ペラ




[ 2020/06/23 13:25 ] その他 | TB(0) | CM(4)
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