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真希波・マリ・イラストリアス「それにしてもこれで何度目の浮気?」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1647520967/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/03/17(木) 21:42:47.88 ID:+aRDnuw3O
"Love fed fat soon turns to boredom."
(満ち足りた恋はすぐ退屈になってしまう)

プーブリウス・オウィディウス・ナーソー




[ 2022/03/18 06:55 ] その他 | TB(0) | CM(2)

式波・アスカ・ラングレー「愛してる」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1645797172/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/02/25(金) 22:52:52.53 ID:DZbW6XUkO
「……バカシンジ」

睡眠は人間にとって三代欲求のひとつに数えられるほど必要不可欠なもので大多数の人は夜眠ることに困る必要はない。それなのに。

(どうしてあんたが居ないと寝れないのよ)

寝返りを打った拍子に目が覚めて寝ぼけ眼にシンジの寝顔が映り何故か多幸感を覚える。

「……ほんとに寝てる?」

一応訊ねるも、返ってくるのは寝息だけで。

「絶対起きないでよ。わかった?」

寝ているシンジに念を押してから、囁いた。

「……愛してる」

紡がれた言葉がなんだか薄っぺらく感じて。

「私はあんたのことを、愛してる」

確かめるように、自分とシンジに言い聞かせるように、想いと感情が一致するように。

「愛してるわ……シンジ」
「むにゃ……臭い足で踏まないでよアスカ」

こ、こいつ!? 思わずキレかけるも、我慢。




[ 2022/03/02 18:15 ] その他 | TB(0) | CM(0)

真希波・マリ・イラストリアス「If you would be loved, love and be lovable.」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1642084182/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2022/01/13(木) 23:29:42.09 ID:uMlJm/KKO
"He liked to like people, therefore people liked him. (彼は人を好きになることが好きだった。だから人は彼を好きになった)"

マーク・トウェイン




[ 2022/01/14 15:55 ] その他 | TB(0) | CM(1)

式波・アスカ・ラングレー「Hallo / Wie geht's?」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1639230365/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/12/11(土) 22:46:05.37 ID:jv3ea82OO
「式波、朝だよ」

終劇後。エヴァの存在しない現実世界。
そこは極めて普通で平凡で退屈な世界。
東の空に昇る太陽が朝の到来を告げる。

「うっさいわね……だから何よ」
「起きないと遅刻するよ?」

遅刻。遅刻ってなんだっけ。どうでもいい。

「シンジ、あんた有給まだあるでしょ?」
「え? あるけど、それがどうかした?」
「だったら今日は休みなさいよ」
「な、何を言ってるのさ!?」

今さっき言ったことを繰り返すのは面倒だ。

「あんたバカァ?」
「馬鹿なことを言ってるのは式波だろ」
「いいから早く布団に戻りなさいよ」

ほんと、シンジには困ったものだ。どうして言葉にしないとわからないのか。エヴァの存在しない世界では当然、セカンドインパクトが起こっていなくてこの狭くて窮屈な日本には四季があり冬場はそれなりに冷えるのに。

「あんたが居ないと寝れないでしょうが」
「だから起きないとって……うわぁっ!?」
「だから起きないって言ってんでしょ!?」

有給決定。理由は朝が寒いから。文句ある?




[ 2021/12/12 14:55 ] その他 | TB(0) | CM(3)

真希波・マリ・イラストリアス「あーあと30歳若かったらなぁ!!」碇シンジ「えっ?」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1633444543/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/10/05(火) 23:35:43.84 ID:IKZD7REdO
「碇シンジくん」

彼との出会いは学校の屋上だった。
少なくとも、彼にとってはそうだろう。
よもや私が自分の父親や母親と同じ時期に同じ大学に通っていて、シンジくんが誕生した時にその幼いほっぺを突いたことがあるなど思いもしなかったことだろう。

そう。私は君のことを昔から知っている。

「君は私を知っているかにゃ?」
「たしか、フルネームは真希波・マリ・イラストリアスさん……ですよね?」
「長ったらしくてごめんね。マリでいいよ」
「じゃあ、マリさんで」

照れ臭そうに鼻を掻きながら、遠慮がちに名前を呼ぶその仕草が可愛くて好みだった。

「マリさんは何故エヴァに乗るんですか?」
「おおっと。いきなり核心をつくねぇ」

物心を性急に運ぼうとするのはせっかちなお父さん譲りだろうか。出来ればお母さんのようにのんびりほんわかしていて欲しいな。




[ 2021/10/06 06:55 ] その他 | TB(0) | CM(1)

めぐみん「やっぱり気になりますよね」ダクネス「気にならないと言えば嘘になるな」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1618486601/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/04/15(木) 20:36:41.79 ID:ww8ofml6O
「ダクネス……起きてますか?」

小雨がぱらつく、静かな夜のことだ。
髪を梳かし終えて、そろそろ寝ようとベッドに横になると、コンコンと控えめなノックの後、めぐみんの小さな声がドアの向こうから聞こえてきた。

「どうしたんだ、めぐみん」
「その……ちょっとダクネスに相談が……」
「めぐみんが私に相談なんて珍しいな。力になれるかはわからないが、話してみろ」
「それが、その……」

ドアを開けて要件を尋ねても、めぐみんはなかなか話そうとはしない。どうやら言いづらいようなことだと察した私は部屋に招いた。

「どうした、めぐみん。話してみろ」

ベッドに横並びに腰掛けて促すも、めぐみんはなかなか本題に入らない。そんな彼女の様子から、なんとなくこれはあの男についての相談かと思い、口に出して反応を伺った。

「カズマのことか?」
「はい……カズマのことです」

やっぱりそうかと納得して、あの男がいったい何をしでかしたのかをめぐみんに尋ねた。




式波・アスカ・ラングレー「またね、シンジ」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1617451951/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/04/03(土) 21:12:31.16 ID:4B3dgK4pO
「なんとかしなさいよ! バカシンジ!!」

衛生軌道上に安置された初号機奪還を目的としたUS作戦で、Code.4Bに苦戦を強いられた私は咄嗟にその名前を叫んでいた。

それに応えるように初号機が格納されていた黒い箱に亀裂が生じ、中から光が照射されて4Bを追跡し、そのコアを破壊して撃破した。

ほんの12秒ほどの、出来事だった。

その光景を間近で目撃した私は、目の前の現実を認識出来ず、情けないことに惚けた。
見惚れてしまったのだと、あとから気づく。

心臓の音だけがやたらうるさく響いて、やかましいことこの上ない。ほんと、嫌になる。
コネメガネに3秒早いと指摘された時から薄々気づいてはいたけど、私は、やっぱり。

自覚した思いは質量を得て、赤くコア化した地球の重量に引かれ、大気圏に再突入する。

初号機と共に、真っ逆さまに空へと落ちる。

もう離さないように。離れたくないように。

回収地点に着陸し、回収班を待つ時間が、途方もなく長く感じて、はしたないと思った。




[ 2021/04/04 06:55 ] その他 | TB(0) | CM(0)

碇ゲンドウ「水を」冬月コウゾウ「お前は私のおしっこを飲むつもりか?」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1617279682/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/04/01(木) 21:21:22.06 ID:9zOjMDSHO
本作品には性転換要素が含まれています。
苦手な方は、くれぐれもご注意ください。
それでは以下、本編です。




[ 2021/04/03 16:55 ] その他 | TB(0) | CM(0)

式波・アスカ・ラングレー「忘れられない人」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1617109604/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/30(火) 22:06:44.99 ID:sYBNk+YYO
無人駅を利用したセルフ・ビルド・ハウスに帰ると、式波がそこに居て、彼女は年代物のワンダー・スワンでゲームに没頭していた。

「なんだ、来てたのか」
「来ちゃ悪いっての?」
「いいや。いつでも歓迎するよ」

式波が何故俺に懐いてくれたのかは実際のところよくわかっていないけど、彼女にはきっと寄り添ってくれる人が必要で、それがたまたま自分だったのだろうと推察している。

俺は式波を怒らないし、小言を言ったりもしない。けれど、過度に甘やかすことはせずに、適度な距離を置いて接している。

式波はまるで猫みたいなやつで、基本的に他人には無関心な癖に、たまに甘えたがる。
そんな時に拠り所になる存在が必要だった。

「やっぱり眠れないのか?」
「たまに、思うのよ」

ニアサーから一切歳を取らない式波は睡眠を必要とせず、一晩中ゲームをしていて、画面から顔を上げることなく、こう語った。

「もしかしたらずっと夢を見ているんじゃないかって。私はエントリー・プラグの中にずっと閉じ込められたままなのかもって」

使徒に取り込まれ、寄生された式波は長い間エントリー・プラグごと封印されていた。
今は右目に使徒を封じ込めることで、こうしてひとりの人間として生きている。そう、生きてるんだ。




[ 2021/03/31 06:55 ] その他 | TB(0) | CM(2)

真希波・マリ・イラストリアス「そろそろ可愛い子犬が欲しいにゃん」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1615548543/

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/12(金) 20:29:03.89 ID:yKh6yDi7O
本作品には現在公開中の『シン・エヴァンゲリヲン』に関するネタバレが含まれております。
まだ観ていない方はくれぐれもご注意ください。

それでは以下、本編です。




[ 2021/03/12 23:15 ] その他 | TB(0) | CM(3)
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