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双葉杏「コーヒーが飲みたい」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1608820860/

1 : ◆xa8Vk0v4PY 2020/12/24(木) 23:41:01.21 ID:rtTJ1a3X0
雪の降る夜、街を一人歩く。
辺りには誰もいなくて、静かで、世界には杏しかいないような気分になった。
店の明かりは灯ってるから、実際そんなことはないんだけど。
マフラーで覆っていた口を曝け出し、はぁっと息を吐く。息は白く染まり、天に昇って消えていく。
両手を口の前に持っていき、もう一度息を吐いた。寒さで凍えた手は息くらいでは癒えない。
手のひらを擦って空を見る。空ではキリストの誕生日を祝うように、爛々と星が輝いていた。




[ 2020/12/25 06:55 ] モバマスSS | TB(0) | CM(4)

宮本フレデリカは如何にしてこの世を去ったのか

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1588579559/

1 : ◆xa8Vk0v4PY 2020/05/04(月) 17:05:59.44 ID:p0TmPlc30
「にゃあお」

黒猫が鳴いている。
悲しげな鳴き声が一つ、また一つふわりと飛んで消えていく。

「にゃあお」

猫は鳴くのを止めない。
体の中に溜まっていき、抑えきれなくなったものを垂れ流すように。

「にゃあお」

壁にもたれかかる女性にしきりに頭をこすりつけ、
猫はただひたすらに鳴き続けた。
痛々しい血の赤に覆われながらも、彼女はどこか満足そうに微笑んでいた。
終わりを知らせる夕焼けが女性の髪を金色に照らす。
彼女の名前は「宮本フレデリカ」だった。




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