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1 :
◆stww/BS79E 2016/01/03(日) 20:28:44.00 ID:
A+8yXyVa0
デレマスSSです。
注意事項としまして、このSSは百合です。
苦手な方はお気を付けください。
2 :
◆stww/BS79E 2016/01/03(日) 20:30:14.34 ID:
A+8yXyVa0
いつも通りのレッスンの後だった。
「ねぇねぇ、しぶりん♪」
いつもの明るい声で未央が話しかけてくる…でも内容はきっと…
「未央?どうしたの?」
私はその先の言葉を分かっていながら未央の言葉に付き合う。
「にっひっひー…最近、ある方とお熱い仲だと噂なのですが…真相はどうなのですかな~?」
イタズラな笑顔での質問……その内容は、ここ数日ずっと繰り返されているものだ。
私は、何度も無視をしようとしていたけど……流石にそこまで出来なくて……
「またその話?今日だけで3回目なんだけど?」
でも、やっぱり少し飽き飽きしてしまって、不機嫌だと分かるように伝える。
「ちゃんと答えてくれれば終わるんだよー!」
未央は1回目や2回目と同じように怒ったようなしぐさで答えを求めてくる。
『暖簾に腕押し』ってこういうことを言うのかな……
「そんなの私の勝手でしょ」
さっきより、少し強めに突き放そうとしてみる。
けど……
「そ・れ・に!うら若き乙女としては、コイバナは気になるものなのだよ!」
やっぱり暖簾に腕押しだった……
なら、話題を変えてみようかな?
「それより未央、次のライブの準備は大丈夫?」
「この未央さまはばっちりである!」
「追加のリクエスト曲もあるけど、そっちも?」
「そっちは……きっと大丈夫!」
何とか話題は変わったかな?
私は、その未央の返事の間に荷物をそそくさとバックに詰めて、
一気に帰り支度を終わらせる。
「じゃあ、また明日」
そして、一瞬の隙を見てレッスンルームの控え室から出て行った。
「あ、しぶりーん!逃げないでよーー!!」
何とか……今日も逃げられたかな?
そんなことを考えながら事務所の問の前まで来た。