http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1486477160/
1 :
◆kqD/54aJTU 2017/02/07(火) 23:19:20.59 ID:
aUHDpA+70
モバマスSSです。字の文(ただし会話多め)、短いです。
U149の設定を少し使ってます。
よろしければどうぞ。
2 :
◆kqD/54aJTU 2017/02/07(火) 23:19:45.04 ID:
aUHDpA+70
河原。サキソフォンが高らかに歌う。ジャズの名曲「枯葉」の旋律だ。冬の早い夕暮れにそれは凛と響く。近くで憩う人々はみな、その音に聴き入っていた。
「あっ、あいおねーちゃんだ!」
プロデューサーと一緒に散歩をしていたうちの一人、龍崎薫がその音の源に駆け寄る。
「ああ、薫じゃないか。どうした?」
旋律を吹き終えた音の主は、東郷あい。そのままかがんで、駆け寄ってきた薫の高さに目線を合わせる。
「うん、かおるね、せんせぇたちと一緒におさんぽしてたの! そしたら、あいおねーちゃんが吹いててね! かっこよかったぁー」
「ふふ、ありがとう。プロデューサーたちとみんなで散歩か、いいな」
そうしてあいはプロデューサーたちに目線を寄越す。子供たちが手を振っているのが見える。