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橘ありす「その扉の向こう側へと」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1491719329/

1 : ◆kiHkJAZmtqg7 2017/04/09(日) 15:28:49.58 ID:L8J356lk0
・地の文
・主に時系列において独自の設定あり
・ほんのりと765要素

以上、ご了承のうえお読みくださいませ。

2 : ◆kiHkJAZmtqg7 2017/04/09(日) 15:30:45.70 ID:L8J356lk0
――おとなになる、ということに、私は強いあこがれを抱いている。
それはきっと、誰しもが持つ……いや、持たなくても、意識したことはあるだろうあこがれ。
私の思う大人は賢く立派で、模範的で。……だって、そうしていれば、ありすちゃんは大人だね、なんて褒められたものだから。
その実何をすれば大人になれるのか、何をもって大人は大人なのか。具体的な定義なんてわからない。
だけど、その扉を見つけた日のことは。
こんな大人になりたい、と。明確なあこがれを見つけたきっかけは、疑いようもないくらいにはっきりと覚えている。




白菊ほたる「幸せ願う」クラリス「笑顔の偶像」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1476364951/

1 : ◆kiHkJAZmtqg7 2016/10/13(木) 22:22:31.58 ID:mzegZ2Br0
このssは以下の要素を含みます
・地の文
・ほどほどにシリアス
・デレステコミュに触れた内容

以上、別段問題ないという方は是非ともお楽しみください

2 : ◆kiHkJAZmtqg7 2016/10/13(木) 22:25:24.24 ID:mzegZ2Br0
――たぶん私は、神様に祈ってはいけないんだと思います。


それは何ヶ月か前より景色が少し寂しくなって、時折吹く風が涼しくも肌寒くも感じられる、そんな季節のこと。

前の事務所から移籍して少し経ち、新しい事務所での最初のお仕事が近づいていた私の中にあるのは、どうしようもない不安だった。

いくつもの事務所にお世話になってきて、その度に初仕事を越えてきたけど、いつだってそれは消えてくれない。

もう既に、何度も移籍を重ねてきた。

そんなの普通じゃない、なんて当然なこと、今更思い返すことじゃないのに。

頭に浮かんでしまう。たくさんのアクシデント、不幸な巡り合わせ、そんな理不尽に対して怒る人、悲しむ人。

私はどうしようもなく、そういう不幸を引き寄せてしまうらしかった。

怖かった。これ以上は後がないような気がして、それなのにステージが台無しになるような不幸が訪れてしまうんじゃないかと思うと。

怖くて、怖くて。だからどんな些細な願掛けでも、それに縋りたかった。

それで私は神様にお祈りなんてしている。作法なんて知らないけど、ただただ必死に。

事務所の寮の近くにある教会に通い始めて、多分1週間くらいは経っていると思う。

何日か通っていると、教会というのは余り人が多く訪れる場所じゃなくて、まして何日も続けて来ている人は私以外に見当たらないことがわかった。

だから、不思議に思われたのかもしれない。

「こんにちは。何か、深刻なお悩みがあるのですか?」

「えっ……?」

言葉をかけてくれた人はまさしく修道女、シスターさんと呼ぶのにふさわしい女性だった。

日本人離れした色素の薄い金髪に、慈愛に満ちた優しい笑顔。

見ているだけで心が安らぐような、清らかできれいな人だ、と。その容姿と立ち振る舞いだけで、そんな風に感じた。

「……すみません、どこか変でしたか?あの、お祈りのしかたとか、よく分からなくて……」

「いえ、そのようなことはありません。ただ、ここ最近よくいらっしゃるようでしたから」

やっぱり目立っていたらしかった。

私が有名なアイドルなら、こんなことできなかったんだろうな、と。そんなことを考えてしまって、ちょっと気落ちする。完全な自爆だった。

「あの……差し支えなければ、お話を聞かせていただけませんか?」

「え、でも……ぜんぜん面白い話なんかじゃ、ないです」

「いいんですよ。話すだけでも気が楽になる、ということはよくあります。そうしてあなたが抱えているものが少しでも軽くなるのなら、それは私たちにとっても幸せですわ」

そう言って、シスターさんは私の隣に座る。

聞いてくれるという姿勢がちょっと嬉しくて、何から話したものかと言葉を探していく。

……うん、唐突な出だしになるけど、でも多分この言葉からが一番いい。

「私、アイドルなんです。駆け出しの」

「まあ、どうりで……」

「……?」

シスターさんはほんの一瞬だけ目を見開くと、すぐにその笑みを深める。

何か得心したらしい彼女の様子に、私の方が首をかしげてしまった。

「とても可憐で、華があると感じたものですから。アイドルであるなら、納得です」

「ぅ、あ、ありがとうございます。話……続けますね。お仕事が貰えて、本番ももうすぐなんです。でも……」

普段なら不安なんて、考えても口に出しても重くのしかかる一方だったのに、どうしてだろう?

この人の前だと、話した分だけ楽になるような気がした。

不幸を引き寄せるような体質、仕事への不安、アイドルへの憧れ。

つい色んなことを話してしまう。だって、つながりなんてない話題のどれもを優しい笑顔で受け止めるように聞いてくれるんだ。

そんな風に話を聞いてもらう経験なんて、ほとんどなかった。





二宮飛鳥「エデンの記憶」乙倉悠貴「思い出を胸にっ」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1475163502/

1 : ◆kiHkJAZmtqg7 2016/09/30(金) 00:38:23.18 ID:uuFYzEsI0
このssは以下の要素を含みます

・地の文

・若干のシリアス


また、2016年8月31日~9月8日に開催されたアイドルプロデュース アロハ!常夏の楽園 の内容に
多く触れたものとなっています。

イベント中のコミュの内容や思い出エピソード、報酬アイドルの台詞について
ある程度の予備知識があると、より楽しめるかもしれません。

2 : ◆kiHkJAZmtqg7 2016/09/30(金) 00:39:58.63 ID:uuFYzEsI0
「ステージイベントのお仕事、ですかっ!?」

「ハワイから帰ってきて早々だね」

「ああ。今回のハワイ特番の宣伝も兼ねて、だ」

悠貴は目を輝かせ、飛鳥は思案するように口元に手を当てる。

プロデューサーの言葉を受けた二人の反応は一見正反対だった。

「フム……しかし、頼子さんとあやめは不在のようだけど?彼女たちだって共にあの場所に行った仲間だ」

飛鳥が気にかけていることと言えば単純で、要するにここには居ないもう二人のこと。

悠貴もそういえば、と改めて辺りを見回す。

「二人には別方面からのアプローチを頼んでいる。あやめはトークバラエティの番組に出て、そっちで番宣を。頼子には雑誌のインタビューを中心に、ハワイの文化にも深く触れた内容であることをアピールしてもらう予定だ」

「なるほど……それで、私たちはステージでのイベントなんですねっ」

「適材適所、いい響きじゃないか」

二人もまた、異なる場所でそれぞれに活躍している。

それを聞いただけで飛鳥と悠貴の目にじわりと闘志が宿る。

それを見て、プロデューサーも言葉を続けた。

「今回、規模はそこまで大きくはないが、いくつかの会場を回ってもらうことになる。内容はトークショーと、出来合いだけど歌を一曲だな」

「歌……ということはレッスンも必要になるんですか?」

「二人とも歌ったことがある曲だから、そこまで厳しいスケジュールじゃないさ。合わせのために時間も取ってある」

間に合うでしょうか、言葉とともに少し不安げに瞳を揺らす悠貴に、心配するなとプロデューサーは言う。

告げられた曲名に悠貴も、飛鳥もまた納得を得たようだった。

「ふむ、把握したよ。トークの方はやっぱりハワイの話かい?」

「そうなるな。ネタバレは程々に、土産話でオーディエンスを楽しませてくれ。さて、概要は以上だ。やれるな?」

「はいっ!アイドルユウキ、プロデューサーさんの期待に応えてみせますっ!」

「フフッ、気合十分のようだね。勿論、ボクだって悠貴に負けるつもりはないさ」

まるで鼓舞するかのような問いに、二人はしっかりと頷く。

悠貴はひたすらに元気よく、飛鳥はそんな悠貴に笑みを漏らしながら。




大石泉「携帯が壊れた」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1471600695/

1 : ◆kiHkJAZmtqg7 2016/08/19(金) 18:58:15.36 ID:WcfCRyqL0
まえがき

このssには以下の成分が含まれております

・地の文
・申し訳程度のシリアス
・アイドルたちがアイドルになる前のお話

以上の要素がアレだなー、という人はブラウザバック推奨です。




二宮飛鳥「彼女はまるで」相葉夕美「お花のようでした」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1466944885/

1 : ◆kiHkJAZmtqg7 2016/06/26(日) 21:41:26.30 ID:VOfVP3iH0
・ちょっと長め
・地の文系
・多分シリアス
・ちょっとキャラ濃いめのプロデューサー

この辺りが駄目そうな方にはあんまりお勧めできないかもしれません




「二宮飛鳥は孤独を忘れてしまった」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1465047858/

1 : ◆kiHkJAZmtqg7 2016/06/04(土) 22:44:18.60 ID://1N5xrh0
二宮飛鳥は孤独を忘れてしまった。

偶像となることを選んだその瞬間から、観測者を得て、同じ志を持つ仲間を得て、気の置けない友人を得た。

レッスンの時にはトレーナーが厳しくも優しく指導してくれた。

ステージでは、まだ駆け出しのボクの輝きにも、魅せられてくれるファンの姿があった。

そうして緩やかに、ボクはその寒さを忘却の彼方へ押し流してきたのだ。

―――故に。

「……寂しいなんて、そんなこと。昔は思わなかったのにな」

望まぬ独りの時間に心を蝕まれる程には、弱くなってしまっていた。





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