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【シャニマス】あさひんご【モバマス】

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1556634669/

1 : ◆ikbHUwR.fw 2019/04/30(火) 23:31:09.60 ID:Wi3IMa0P0
シャニマス×モバマスのSSです。

2 : ◆ikbHUwR.fw 2019/04/30(火) 23:33:19.28 ID:Wi3IMa0P0
――オーディション会場


あさひ「おおー、右も左もアイドルばかりっすね、石を投げたらアイドルに当たるっすよ!」

P「頼むから投げないでくれよ。オーディション会場はいつもこうだろ」

あさひ「いつもより多くないすか?」

P「ああ、最近だいぶ勝ち続けてるし、今までより少し規模が大きいやつに――」


?「あ、あのっ!」


P「ん?」

あさひ「わたしたちっすかね?」

?「はい。えっと……よかったら、おひとつどうぞ」

P「……林檎?」

あさひ「おいしそうっすね! ひと切れいただくっす!」シャクッ

P「いや待て――って、もう食ってるし」

あさひ「これ、超うまいっす!」

?「!!」

あさひ「プロデューサーさんも、食べてみてくださいよ、ほら!」

P「じゃあ俺も……あ、本当だ、めっちゃ甘くてうまい。なんだこれ」シャクシャク

?「…………」パァァァ

P(すごい嬉しそう)




【モバマス】だいたいなんでも解決してくれる杏ちゃん小品集

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1546509581/

2 : ◆ikbHUwR.fw 2019/01/03(木) 19:03:32.88 ID:p8Id/7Jt0
~高垣楓編~

3 : ◆ikbHUwR.fw 2019/01/03(木) 19:04:17.83 ID:p8Id/7Jt0
――事務所内の一室



楓(……少し、時間が空いちゃいましたね)

楓「こんなときは……ふふっ」

楓(窓、カーテン、テーブル、椅子……)キョロキョロ

楓(ドア、ドア……扉、戸……蛍光灯……明かり……)

楓(…………)

楓(…………?)

楓(おかしいですね、こんなはずは……)

楓(落ち着いて、落ち着くのよ楓。ダジャレを言うのは誰じゃ。――よし)

楓「ふぅ……」

楓(…………)

楓(……お、思いつかない!?)




【モバマスSS】世にも奇妙なシンデレラ

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/08/27(日) 21:02:12.10 ID:wyIHPwzXO

これは参加型モバマスssです
よろしければ是非参加して下さい

前回
【モバマス】世にも奇妙な346プロ




白菊ほたる『災いの子』

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2 : ◆ikbHUwR.fw 2018/05/04(金) 23:08:44.73 ID:GasL4mJG0
   01.

「本日の出演者の白菊です……。みなさん、よろしくお願いします……」

 スタジオでは、テレビ局のスタッフと思わしき人々があわただしく行き交っていた。私が口にした挨拶に反応はない。喧噪にかき消されて、誰の耳にも届かなかったのかもしれない。
 邪魔にならないよう隅のほうに移動し、こそこそと辺りを見回す。
 今から収録する番組には、同じ事務所に所属しているアイドルといっしょに出演する予定で、彼女とは現地で合流する手はずとなっていた。だけど、その姿が見当たらない。
 時計を見ると、収録が開始される予定時刻の15分前だった。まだ来ていないのか、あるいは、別の場所で待機しているのかもしれない。
 しかし、それから20分経っても、30分経っても、一向に同僚のアイドルは現れず、収録が始まる気配もなかった。

「おーい、そこの……アンタ! 今日はもう帰っていいよ」

 突然スタッフのひとりからそう言われ、びくりと体が震えた。

「わ、私ですか?」

「そう、お疲れさん! おいAD、番組のプロデューサーとクソ事務所のプロデューサー呼んで! 会議するぞ!」

 スタッフはイライラした様子でどこかに歩き去っていった。
 状況はよくわからないけど、どうやら収録は中止になったらしい。スタジオからは波が引くように人が消えていき、すぐに私ひとりだけが残された。 

「あの……すみませんでした」

 誰もいなくなったスタジオに頭を下げて、そこをあとにする。自分のことながら、誰に、なにを謝っているんだろうと思った。



 建物の外に出ると、空はどんよりと曇っていて、少し肌寒かった。雨は降っていないけど、いつ降りだしてもおかしくない。降ると思っておいたほうがいいだろう。
 とぼとぼと駅に向かって歩き出す。赤信号に捕まっているあいだにいちど振り返って、出てきたばかりのビルを眺めた。

 ……せっかくの、テレビのお仕事だったのにな。




北条加蓮「アタシ努力とか根性とかそーゆーキャラじゃないんだよね」

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2 : ◆ikbHUwR.fw 2017/12/31(日) 21:30:00.39 ID:vyCd+JK40
「少し時間いいかな?」

 学校の帰り道、あてもなくぶらぶらと街を歩いていると、そんな声が耳に届いた。
 目を向けるとスーツ姿の男性がいた。年齢はよくわからない、20代中盤ぐらいだろうか?
 しゃれた仕立ての黒いスリーピースのスーツは、男性服にくわしくないアタシでも安いものではないとわかる。

「ナンパならどっか行ってよ。そーゆーの興味ないから」

 正直なところ、あまりいい印象は持たなかった。
 男は、いかにもお金のかかっていそうな格好をしているわりに、やたらと穏やかな顔つきをしていて、声からも妙な親しみやすさを感じた。それが、相手に警戒心を与えないよう、意識的に作っているものに思えたからだ。
 男は苦笑を浮かべて、「ナンパじゃない」と言った。

「違うの? じゃあ、どちらさま?」

 男は返事の代わり、とでもいうように上着のポケットから名刺入れを取り出し、一枚抜いてアタシに差し出してきた。
 ふだん名刺なんて目にすることはないけど、たぶんよくある一般的な形式だと思う。社名と役職と名前が載っている。『Cinderella Girls Production』、女性アイドルを専門とした大手の芸能事務所だ。

「……芸能事務所の、プロデューサー?」

「知っててくれてよかった」

 当たり前だろう、と思った。CGプロと通称されるその事務所は、芸能通でなくとも、名前ぐらいは誰でも知っている。

「そのプロデューサーさんが、アタシになんのご用?」

「アイドルにならない?」と男は言った。「君には素質がある」




小日向美穂『夢幻』

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2 : ◆ikbHUwR.fw 2017/12/21(木) 07:52:34.49 ID:WM4FKTfA0
   〇

 ミホはまず、ここはどこだろう? と思った。

 澄み切った空、青い草の匂い、穏やかな日差し。見覚えのない、だけど、どこか懐かしさを感じる景色が広がっている。
 直前までの記憶が定かではない。なぜ自分はこんなところにいるのか。
 ミホはきょろきょろと辺りを見回した。
 どの方角も、ただただ見渡す限りの草原が続いていて、村に帰ろうにもこれではどちらへ歩き出せばいいのかもわからない。

 どうしよう、と考えていると、視界の片隅に白い塊が映った。白いのは外套だ、人が倒れている。
 駆け寄ったミホが、その顔をのぞきこむ。金色の髪をした男の子だった。歳は自分と同じか、少し下ぐらいだろうか。その肌はまるで死人のように青白い。
 一瞬、悪い予感が脳裏をよぎるが、少年がかすかに身じろぎをするのを見て、ミホはほっと胸をなでおろした。

 さて、この少年は何者だろう。
 なんとなく、少し目を離したら消えてしまいそうな、はかなげな雰囲気がある。失礼かもしれないけど、本当に生きた人間だろうか、とミホは思った。
 少年のまとう白い外套は、見た目はぱりっとしているのに触れてみると驚くほどに柔らかかった。絹糸で織ったものかもしれない。すその端を手に取ると、薄手なのにそれ自体が熱を発しているかのように温かさが伝わってきた。
 貴族様だろうか。よく見れば、かたわらには細やかな装飾のほどこされた剣が落ちている。

 小さな村での閉鎖的な生活を送るミホにとって、貴族というのは噂話でしか聞くことのない、雲の上の存在だ。生まれてから一度だって見たことはない。でも、だからこそ、自分や村のみんなとは明らかに違うこの少年は、きっと貴族なのだろう、と思った。
 どなたかは知らないけど、やがて日も暮れるだろうし、こんなところで寝かせておくわけにはいかない。ミホは名も知らぬ少年の体を軽く揺さぶった。
「ううん」と小さなうなり声を上げて、少年がまぶたを開く。きれいだ、と思った。
 ミホは宝石のように輝くふたつの紫色の目を、呆けたように見つめていた。
 しばらくそうしたあと、はっと我に返る。
 目を開いたと言うことは、相手も自分を見ているのだと気付き、ミホの頬が羞恥に染まる。

「ご、ごめんなさい! 倒れていたから起こそうと思ったんだけど。あの、私はミホって言います。あなたは?」

 ミホは慌てて跳びすさり、深々と頭を下げた。

「ボクは……」

 少年が体を起こしながら、鈴の音のような透き通った声をもらす。
 ミホは胸に手を当てて、続きの言葉を待った。




幸子「うおおおおお!!!」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1511582676/

1 : ◆ikbHUwR.fw 2017/11/25(土) 13:04:36.30 ID:Yx7jb8M00
モバマスSSです。

夕美「うおおおおお!!!」

未央「うおおおおお!!!」

と若干の繋がりがあります。

2 : ◆ikbHUwR.fw 2017/11/25(土) 13:05:58.12 ID:Yx7jb8M00
――トレーニングルーム



幸子「おはようございまーす……」

拓海「おっ、来たか。プロデューサーから話は聞いてるぜ」

幸子「あ、どうも。よろしくお願いします。あの……ちなみに拓海さんはどんなふうに聞いてます?」

拓海「幸子にケンカの仕方を教えろってことだろ? そーいや理由は聞いてねえな、護身用か?」

幸子「うーん……少し誤解があるようですね」

拓海「あん?」

幸子「ええとですね……まずボクのプロデューサーさんが、ひとつ企画を通したんですよ。テレビ番組の企画なんですが」

拓海「へえ、テレビか。すげーじゃねえか」

幸子「ボクがよその事務所のアイドルとボクシング対決をする、という内容で」

拓海「……おう」

幸子「収録はもう1週間後なんですが、『やるからには勝たねばならない、特訓してくるんだ幸子!』とプロデューサーさんが言いまして」

拓海「なるほど……」

幸子「…………」

拓海「……なあ、こんなこと言っていいのかわかんねえけど」

幸子「言わないでください、わかってますから! もう決まっちゃってるんですよ! 仕方がないんです!」

拓海「アタシはそれでも構わねえが、アタシでよかったのか? そういうのは亜季の役目じゃなかったか?」

幸子「亜季さんは地方でのお仕事でしばらく留守にしているそうで」

拓海「そういやそんなこと言ってたっけか……、まあボクシングならちょうどいいわな、ここならひと通りの道具はそろってるし」

幸子「噂には聞いてましたが、本当にリングがあるんですね」

拓海「ああ、しかもだんだん設備が充実してってんだよな、いつの間にかサンドバッグふたつになってやがる」

幸子「はあ……」

拓海「今は両方とも使われてっから、とりあえず軽くスパーでもやってみるか?」

幸子「え……スパーってスパーリングですよね? いきなり拓海さんとですか?」

拓海「なんだよ? アタシじゃ不満か?」

幸子「いえ、その……ちゃんと手加減してくれるんですよね?」

拓海「安心しろよ、一発で気持ちよく沈めてやんぜ」

幸子「遠慮しておきます!!」

拓海「冗談だって……まあ、他のヤツがいいってんならそれでもいいけどよ、そこらに暇そうなのがゴロゴロいるし、適当に頼んでみたらどうだ?」

幸子「そ、そうしましょうかね」




【モバマス】杏「杏は天才だぜい」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1499136917/

2 : ◆ikbHUwR.fw 2017/07/04(火) 11:55:55.42 ID:F6tUihmD0
 その日、私――双葉杏は出席日数稼ぎのために学校へ行き、仕事の予定もレッスンの予定もなかったのでまっすぐに家に帰った。

 カバンを放り出し、楽な格好に着替えて、さて昼寝の一発でも決めようかという矢先、スマートフォンが着信を知らせる。発信元は千川ちひろさん、私の所属事務所である346プロダクションの事務員さんだ。

『これから健康診断に行ってもらえませんか?』

 とちひろさんは言った。
 しかし健康診断だったら、346プロのアイドルはみんな定期的に受けている。私が前回強制連行に近い形でひきずられていったのも、ほんの2ヶ月前かそこらの話だ。
 つまり緊急の健康診断を受けろということになる。それもちひろさんからの指示ということは、

「プロデューサーが倒れたの?」

『……現在、自宅療養中です』

「理由は?」

『インフルエンザです』

 まあ予想通り。そういえば、最近外国で新型が猛威を振るってるとかネットニュースで見た覚えがある。

「プロデューサーだけ?」

『いえ、他の社員やアイドルの子も、確認できているだけで合わせて10人以上が発症しています。予約はこちらで取ってありますので、身ひとつで行っていただければけっこうです』

「しょうがないな……予約何時で取ってるの?」






[ 2017/07/04 18:55 ] モバマスSS | TB(0) | CM(3)
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