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白菊ほたる「あなたが」高森藍子「この世界から」

1 : ◆cgcCmk1QIM 2019/01/08(火)21:01:21 ID:Wm8
「――あら、ほたるちゃん。私、56分後にこの世界から消えてしまうんですって」

 藍子さんが不意にそんなことを呟いたのはフェリーの船室、夜明け前のころでした。

 私と藍子さん、二人での地方ロケからの帰路の手段として、Pさんはカーフェリーを選択したのです。

 Pさん自身は3等船室、私たちは二人部屋。

 悪いとは思ったのだけど滅多に無い船の旅に二人ではしゃいでしまって、沢山お喋りして。

 そしてぐっすり寝て起きて――まだ、夜明け前。

 眠った時間が同じだからか、起きる時間も同じでした。

 船はまだ入港前、Pさんはまだ眠っているでしょう。

 船の施設も自販機ぐらいしか動いていないはずです。

 時間をもてあまして二人で身支度したり、他愛の無い話をしたり――
 
 藍子さんの呟きは、そんなときに出てきたものでした。




【モバマス】ほたると菜々のふたりぐらし・ふゆ


1 : ◆cgcCmk1QIM 2019/01/01(火)10:25:37 ID:vws

・Twitterに投稿したデレステSSを修正、まとめたものです
・事務所が潰れて路頭に迷ったほたると地下アイドル時代の菜々さんが同居しています
・白菊ほたる、安部菜々のコミュ1以前の話として書いています

2 : ◆cgcCmk1QIM 2019/01/01(火)10:26:03 ID:vws


【ちゃるめら】

(某所のラーメン屋台)

菜々「おじさん、こんばんは。一杯おねがいします」

ほたる「あ、私も……」

屋台店主「こんばんはナナちゃん、ほたるちゃん。レッスン帰りかい?」

菜々「ナナのバイトとほたるちゃんの学校が終わってからのレッスンだと、どうしても終わりが遅くなっちゃうんですよねえ」

ほたる「そうですよね……」

菜々「でも平日この時間のレッスンは日曜のお昼とかと比べて圧倒的にお得だから遅いのは我慢です」

ほたる「そうなんですよね……!!」

屋台店主「はい、おまちどう」

菜々「いただきまーす……おいしい!」

ほたる「寒いと、よけい美味しく感じますね」

菜々「本当はこんな時間によくないんですけど、たまには自分への御褒美、いいですよね」

ほたる「菜々さん」

菜々「はい?」

ほたる「御褒美、今週三度目です……」

菜々「――ラーメン、おいしいですね」

ほたる「ラーメン、おいしいですね……」




白菊ほたる「どきどき呑み会」片桐早苗「……」

1 : ◆cgcCmk1QIM 2018/12/21(金)15:04:40 ID:Ccq

◎クリスマス後のある夜/女子寮・松尾千鶴私室前

ほたる「こんばんは、こんばんは。入れてください(ノックしてもしもし)」

千鶴「誰?(扉の中から)」

ほたる「私です、ほたるです」

千鶴「ほたるちゃん? 嘘じゃないでしょうね」

ほたる「ううん、本当にほたるです」

千鶴「ほんと?」

ほたる「ほんとですよ」

千鶴「ほんとのほたるちゃんなら、泰葉さんのモノマネが出来るはず」

ほたる「えっ」

千鶴「できないの? やっぱり偽者なんじゃ――」

ほたる「えっ、ええと――(ハイライトを消して)『命令。ソコノ市民、停止シナサイ』」

千鶴「(扉ガチャー)そのマニアックなチョイス、ほんとにほたるちゃんだ!」




松尾千鶴「ほたるちゃんが蛹になった」

1 : ◆cgcCmk1QIM 2018/12/06(木)01:51:19 ID:Qy6


岡崎泰葉「ごめん、千鶴ちゃんが何言ってるのかわからない」

千鶴「だから、ほたるちゃんが蛹になっちゃったんですよ!!」

泰葉「そんな馬鹿な」

千鶴「馬鹿なったって、ほら見てください!!」

蛹になった白菊ほたる(テテーン)

泰葉「うわあ本当だ」




安部菜々「きっとみんな、みんな」


1 : ◆cgcCmk1QIM 2018/12/03(月)18:44:36 ID:4Cr
・アイドルマスターシンデレラガールズの二次創作です。
・菜々さんシンデレラガールおめでとう(今更) 
・拙作「ほたると菜々のふたりぐらし」から直接繋がった話になっています。
・また、過去に安部菜々と白菊ほたるがアパートで同居していたことがある、という設定を引き継いでいます。

2 : ◆cgcCmk1QIM 2018/12/03(月)18:45:48 ID:4Cr
◎ある夜/某芸能事務所女子寮ロビー

 寮の消灯時間なんかとっくに過ぎた午前3時に、私はときどき寮のロビーを訪れます。

 そこの自販機で冷たいコーヒーを買って、真っ暗な外をぼんやり眺めて、色々な事を考えるのです。

 そうしていると時々、私と同じように寮生活している事務所所属のアイドルの子に出会うことがあります。

「あれっ、ほたるちゃん?」

「ああ、千鶴ちゃん――」

 この日はちあわせしたのは、同じユニットのお姉さんである松尾千鶴ちゃん。

「こんな時間だから、誰も起きていないと思っていました」

「――まあ、今日はちょっと。勉強してたら目が冴えてきちゃって」

 首を傾げる私に困ったみたいに笑って、千鶴ちゃんもコーヒーを一本買いました。

 こんな時間ですから、甘くないブラックコーヒーです。




[ 2018/12/03 20:55 ] モバマスSS | TB(0) | CM(0)

【モバマス】名前をなくした日

1 : ◆cgcCmk1QIM 2018/11/07(水)01:06:54 ID:mk9
 私が事務所を辞めようと決意したのは、工藤忍と綾瀬穂乃香の二人ユニット『フリルドスクエア』の結成が決まった、その次の日の朝だった。

 普通に女子寮で朝ごはんを食べて、学校も普通の顔で過ごして、夕方事務所に顔を出してからPさんとちひろさんに意志を伝える。

 『残念だよ』とPさんは言った。

 だけど、引きとめてはくれなかった。

 ちひろさんが淡々と、契約を中途終了するにあたっての手続きを教えてくれて、親に書いてもらわなくちゃいけない書類とかを渡してくれた。

「週末、実家に戻って書いてもらいます」

「急がなくてもいいですよ」

 ちひろさんは、少し名残惜しそうにしてくれた。

 だけど、引きとめては、くれない。
 
 多分私みたいに途中でアイドルの道を諦めちゃう子はたくさん居て、引き止めても仕方ないことだって、二人ともよく知ってるんだ。

 ううん、もしかしたら。

 その子たちと同じように私も続かないだろうって、二人はとっくに気がついていたのかも――。




[ 2018/11/07 18:55 ] モバマスSS | TB(0) | CM(1)

【モバマス】白菊ほたるの逃避行

1 : ◆cgcCmk1QIM 2018/10/08(月)23:46:58 ID:qzl


◎事の発端


 冬休みのある日、白菊ほたるはついに何もかもが嫌になった。

 昨日まで耐えられていたのが嘘のように我慢が効かなかった。

 頭は沸騰し、涙は止まらない。

 グシャグシャに泣きながら、とにかく自分を取り巻く全てを捨てて逃げ出してしまおうと決心する。

 切欠はなんだったろうか。

 こんどこそはとアイドルになる夢を賭けてオーディションを受け、やっと所属できた三軒目の事務所も倒産したからか。

 しょげかえって鳥取に戻って久々に顔を合わせた家族と喧嘩をしてしまったからか。

 自分の不幸をよく知る故郷の人々が、自分の挑戦について口さがない噂をしていると知ってしまったからか。

 いや、もうそんなことはどうでもいい。

 とにかくもういい。

 ほたるの中で大事な何かが決壊していた。

 それが何なのかは、沸騰した頭ではまともに考えられなかった。

 だけどとにかく、もう、嫌になったのだ。

 ほたるは泣きながら貯金を全て引き出し、小さな鞄をひとつ持って列車に飛び乗った。

 自分に指される無数の後ろ指、両親にかける心配、物心ついた日からつきまとう不幸、無数の苦しい思い出。

 アイドルに見た希望、僅かながらにかけられた期待、頑張り続けてきたこと、人をしあわせにしたいと夢見た事。

 そしてこの期に及んでもなお、声を殺して泣こうとする自分。

 それら全て、何もかもから逃げ出すために。




白菊ほたる「艦隊」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1534522547/

1 : ◆cgcCmk1QIM 2018/08/18(土) 01:15:47.43 ID:fQiQAiWa0
(注意・シリアスな話ではありません)

P「ほたる。お前はこれまでうちのフロントメンバーとしてがんばってくれた」

ほたる「……」


P「苦しいときも大変なときも、文句ひとつ言わずライブバトルを戦ってくれたな」

ほたる「そんなの、当たり前です。ここで頑張りたいって、私、本当に」

P「本当に感謝してる。だが、それでも俺はお前に、残酷な通達をしなくてはならない」

ほたる「……言ってください。じつは、薄々もうわかってるんです」




白菊ほたる「あの日の写真」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1532106046/

1 : ◆cgcCmk1QIM 2018/07/21(土) 02:00:46.68 ID:iF9TJVEt0

 鏡に映るのはいつだって暗い色の服、竦んだ肩、俯きがちな青白い顔におどおどした目の私自身。

 私はそんな陰気な自分の姿を見るのが嫌だったんです。

 だって、暗く縮こまった自分の姿を見ていると、ああ、やっぱりみんなの言うことは本当なんだ、って思ってしまうから。

 白菊ほたるは不幸を呼ぶ、縁起の悪い子。

 そういわれるにふさわしい姿をしているって納得してしまうからです。

 鏡を見るのがいやで、人に顔を見られるのがいやで、私はいつも俯いていました。

 私の顔を見たい人なんてきっといないから、それでいいんだって思っていました。

 私は自分の外見に、すこしも自信を持っていなかったのです。




【モバマス】響子「混ぜる」ほたる「混ざる」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1524188621/

1 : ◆cgcCmk1QIM 2018/04/20(金) 10:43:41.61 ID:m59wORgB0
・アイドルマスターシンデレラガールズの二次創作です。
・白菊ほたるが同郷の五十嵐響子にちょっとした相談をするお話です。
・混ざるために混ぜます。


2 : ◆cgcCmk1QIM 2018/04/20(金) 10:44:07.48 ID:m59wORgB0

●日曜日のお昼時

白菊ほたる(うん、午前のレッスンは頑張れたと思う。午後もがんばらなきゃ……)

関裕美「ほたるちゃん、お疲れ様」

ほたる「あ、裕美ちゃんこそ。今日のレッスンは大変でしたよね」

裕美「うん、もうお腹ぺこぺこ……ね、お昼一緒にどう? 私、お弁当作って来たんだ」

ほたる「えっ」

裕美「今『え』って言った?(装備/かわいいおべんとうばこ)」

ほたる「き、気のせいです」

裕美「あ、ひょっとして今日は食堂で食べるつもりだったとか……」

ほたる「い、いえ。 私も一応お昼持って来ているんですが、ですが(装備/かみぶくろ)」

裕美「よかった、じゃ、一緒に食べられるね!(パァァ)」

ほたる「は、はい……」

裕美「ふん、ふん、ふん……♪(裕美はおべんとうばこを開いた!)(中にはかわいい手作り料理が詰まっていた!!)」

ほたる「……」

ほたる「……」





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