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岡崎泰葉「ハッピーバースデー、ほたるちゃん」

1 : ◆cgcCmk1QIM 19/12/04(水)21:19:34 ID:sPQ
【2019年12月中旬・岡崎泰葉私室】


白菊ほたる「お、お邪魔します」

岡崎泰葉「いらっしゃい。突然呼んじゃって悪かったね」

ほたる「ううん、そんなこと」

泰葉「アニバ見てたよ。凄く良かった」

ほたる「えへへ」

泰葉「かわいいなあもう」

ほたる「あの、それで今日は……?」

泰葉「うん、実はほたるちゃんに個人的にプレゼントしたいものがあって」

ほたる「プレゼント?」

泰葉「じゃーん、これです」

ほたる「これは……ケーキ!」

泰葉「その通り! 無理言って三村さんに作ってもらいました!」

ほたる「しかもロウソクが立ててあります!?」

泰葉「exactly!」




【モバマス】 颯「久川埋蔵金だよ、なー!」 凪「ほほう」

1 : ◆cgcCmk1QIM 19/11/11(月)12:59:37 ID:mAi

【某月某日夜/女子寮ロビー】

久川颯「うわー、アイドルになって初めてのお給料!」

颯「うわー、うわー、思ったよりある! すごくない!?」

颯「どうしようかなあ。何に使おうかなあ。ゆーこちゃんとの約束だから貯金分は実家に送って、ゆーこちゃんとパパにプレゼント買って、あっ、服! 服買いたい! なーとまた原宿行ってー」

颯「……あっ、寮費とレッスン料の引き落としが10日じゃない! その分はちゃんと取り置いて、えーと」

岡崎泰葉「ふふ、はしゃいでるね。初めてのお給料日だっけ?」

颯「あっ! 岡崎泰葉ちゃん!? 凄い、ホンモノだ!!」

泰葉「解かるなあ。私も初めてのお給料は舞い上がったっけ」

颯「あのっ、あの、泰葉さんの出てる番組よく見てました! 名探偵ザキちゃん、なーと一緒に、あ、なーって言うのは」

泰葉「知ってる。久川凪ちゃんだよね、双子のお姉さん」

颯「すごーい! 知っててくれたんだ!」

泰葉「そりゃね。久川凪と颯のmiroir。今話題じゃない」

颯「き、恐縮です!」




高森藍子「時間の果てで待っていて」

1 : ◆cgcCmk1QIM 19/10/10(木)22:11:42 ID:trS
●高森藍子「時間の果てで待っていて(前編)」


○プロローグ/雨を想う

 みなさんこんにちは、高森藍子です。

 皆さんは普段、折り畳み傘を持っていらっしゃいますか?

 普段は持っているけど今日は忘れちゃったって人も、いらっしゃるのではないでしょうか。

 そして、傘を忘れた日に限って雨に降られたりなんかして……ふふ。

 晴れの日が続くと、人はやがて雨の日の心配を忘れてしまいます。 

 過ぎた昨日がさして今日と変わらず、暖かい日に恵まれ続けたとしても、やがて天気はめぐり、雨は降るもの。

行く道が、思った場所に繋がっているとは限らないもの。

 それは誰もが知るあたりまえの事なのだけど、多くの人は雨に凍え、道に迷ってから初めてそれを思い知るのかもしれませんね。

 ――あの日私は、対面に座るお医者さまを見つめながら、そんなことを考えていました。

「高森藍子さん。一刻を争うことなので、単刀直入に申し上げます」
 
 お医者さまは淡々とした口調で、ずらりと数字が並んだ資料や画像を見せてくださいました。

 数字や画像の意味は半分も解りませんでしたが、それに続いたお医者さまの言葉、その意味するところは充分に理解できます。

「検査結果は陽性。貴女は、レディ・グレイ症候群と判定されました」

 高森藍子は、死病を患ったのです。

 ――それは12月も半ばをすぎた、ある日。

 冬とは思えない、陽射しの暖かな昼下がりのことでした。




砂塚あきら「餃子、ネバーエンド」

1 : ◆cgcCmk1QIM 19/05/30(木)01:24:35 ID:uXP
 デレステの夢見りあむは実家で一人ぐらし設定ですが、前作でアパート暮らしとしたのでこのシリーズではこのままアパート暮らし設定で行きます。




白菊ほたる「クチクラをみなぎらせたいです」

1 : ◆cgcCmk1QIM 19/05/21(火)20:38:09 ID:eau
【5月15日夜/女子寮・岡崎泰葉の部屋】

(谷底試聴中)

ほたる「ステキな曲でした……!」

泰葉「ステキな曲だったね。13歳のアイドルのデビュー曲としては重たすぎないかとも思うけど」

ほたる「でも、なんていうか、共感できてしまって」

泰葉「解る」

ほたる「私もこの歌の花のように、クチクラをみなぎらせてあるがままの自分で頑張っていきたい……!」

泰葉「うんうん――ところでクチクラってなに?」

ほたる「……なんでしょう?」




高森藍子「あいこでしょ」

1 : ◆cgcCmk1QIM 平成31年 04/12(金)18:37:46 ID:F25
 じゃんけんぽん、あいこでしょ。

 私、あいこは嫌いじゃありません。

 お互いに相手がどんな手を出すか考えて、何を出せばいいか考えて。

 それで出した答えが同じって、なんだか素敵じゃないですか?

 差し入れのケーキを選ぶ順番をかけて、じゃんけんぽん。

 あいこが3回続いたとき、私はそんなことを言いました。

 未央ちゃんは『へえ、ちょっと面白いね』と笑いました。

 プロデューサーさんは『優しい藍子らしいかもしれないな』と微笑みました。

 プロデューサーさんの言葉を聴いて、私はあいまいに笑いました。

 たぶん、プロデューサーさんは、私の思っていることを少し勘違いなさっているのです。

 じゃんけんぽん、あいこでしょ。

 勝負はなかなかつきません。

「じゃあ、3つのケーキを3等分して食べませんか? 沢山の味が楽しめて、みんな楽しいと思います」

 なるほどそれもいいか、と2人がわらいました。

 こういうあいこも、好きは好き。

 誰かが勝つより楽しくなるあいこなら、それは素敵じゃないですか?

 でも――




【モバマス】ほたる・デラックス

1 : ◆cgcCmk1QIM 平成31年 04/11(木)01:02:19 ID:td4
白菊ほたる「ぐすっ……ごめんなさい……ごめんなさい……!!」

プロデューサー「泣くんじゃない、ほたる。多分お前が悪いんじゃないということは、よく解っているから」

ほたる「でも……!」

愛海「そうそう。あたしたちは大丈夫だからね? だから、何故こんなことになったのか、落ち着いてはじめから説明してくれる?」

ほたる「ぐすっ……は、はい!」

P「ほたるはいい子だなあ。今すぐ頭を撫でて上げられないのが残念だ」

ほたる(////)

棟方愛海「照れた顔もかわいいよねえ」

P「ほんとになあ」

ほたる「と、とにかくですね」

P「うん」




夢見りあむ「タレのレシピは酢1、ラー油2、醤油7」

1 : ◆cgcCmk1QIM 2019/03/29(金)22:59:47 ID:C4G

○19時/某芸能事務所レッスンスタジオ

マストレ「よし、今日のレッスンはここまで。今日のステップは今度のレッスンまでに各自練習しておくこと――以上、解散」

辻野あかり(以下あかりんご)「ありがとうございました!」

砂塚あきら「ありがとう、ございました」

あかりんご「……はー、今日もレッスンきつかったねえ」

あきら「でも、だいぶ頑張れるようになったんじゃないかな。レッスンした後、こうやってお喋りできてるし」

あかりんご「あー、言われて見れば。前は余裕なかったよねえ」

あきら「あかりチャン、レッスンの後生まれたての小鹿みたいだったもんね」

あかりんご「あきらちゃんだっていつもレッスン終わったら浜辺に打ち上げられたお魚さんみたいだったよ」

あきら「……へへー」

あかりんご「あはっ。これからも一緒に頑張るんご!(着替え着替え)」

あきら「頑張るけど、レッスン終わりがもうちょっとだけ早いといいのになあ……おなかすいた(着替え着替え)」

あかりんご「あー、それは言える。ウチ晩御飯の時間早かったんご」

あきら「その語尾どうかと思うんだけどなあ――寮まで戻ったら晩御飯タダだけど、どうする? あかりちゃんは寮まで持ちそう?」

あかりんご「うーん、ちょっと無理っぽい……あれ」

<らいーん、らいーん>

あかりんご「あきらちゃん、なんかスマホ鳴ってる」

あきら「あれっ本当だ。えーと、夢見サンから?(ぽちぽち)」

夢見りあむ:<助けて>




【モバマス】あの歌が聞こえる

1 : ◆cgcCmk1QIM 2019/02/17(日)22:36:12 ID:rBb
デレステのストーリーコミュ55話を前提にしたお話です。

2 : ◆cgcCmk1QIM 2019/02/17(日)22:37:12 ID:rBb

○白菊ほたる「あの歌を歌う」

 アイドルを目指して鳥取から出てきて、どれぐらいになるでしょう。

 アイドルを目指す夢はまだ果たせないままだけど、東京での暮らしが長くなるうちに、私――白菊ほたるの生活には、いくつもの習慣ができました。

 夜明け前の、人があまり居ない時間にランニングをすること。

 学校帰り、川沿いの高架下で発生練習をすること。

 少し無理して買った姿見の前で、笑顔を作る練習をすること。

 ――そして辛いとき、公園に行くこと。

 その公園は、私がお世話になっている下宿の最寄り駅近くにあります。

 少しの遊具と緑、そしてベンチがあるだけの、何の変哲もない公園。

 鳥取を思い出す山茶花の影に隠れた、誰も座らないベンチが私の指定席。

 つらい気持ちがあふれそうになって、私は今日もこのベンチに腰掛けて、じっと目を閉じるのです。

 アイドルになるのに苦労があることも、自分の不幸も、覚悟していたことでした。

 ――だけど。




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