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◆a/CmvfV8ng 2015/12/19(土) 17:39:12.04 ID:
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事務所のソファに座って本を読んでいた私はありすちゃんから声をかけられ本から目を離してありすちゃんの方へ向き直ります。
文香「もうそんな季節ですか...」
ありす「クリスマスって少しウキウキしませんか?」
文香「そうなのでしょうか...私は季節のイベントごとに疎く、クリスマスも家族と過ごしたことしかありませんので」
ありす「文香さんは勿体ないと思います。そんなに綺麗なんですから外に出ないと」
綺麗、と言われると困ってしまいますが12歳の女の子に褒められて照れていては示しがつかないので少しいじわるをすることにしました。
文香「ありすちゃんもプロデューサーと同じことを言うのですね...でもありすちゃんも可愛いですよ」
ありす「そういうのは聞いてません!文香さんの話です!!」
頬を朱に染めたありすちゃんが凄い剣幕で私に詰め寄ります。
文香「ふふっ...では、クリスマスは二人でパーティをしませんか?」
ありす「はい!是非!」
パァァという音が聞こえてきそうな満面の笑みで答えるありすちゃん...かわいいなぁ。
ですが困りました、何分私もクリスマスを誰かと二人きりで過ごしたことがありません。
文香「すみません。誘っておいてお恥ずかしいのですが...クリスマスについてよくしらないもので...」
ありす「なんですか。そんなことでしたら私に任せてください!」
文香「では、ありすちゃんに任せますね」
ありす「はい!じゃあまた連絡しますね!」
文香「はい。ではまた、クリスマスに」
誰かとクリスマスに過ごす予定があるというのは例え同性であっても心躍るものなのですね。
7歳も下の子に教えられてしまうとは思いもしませんでした。
ですがこの高鳴りは隠しようがありません。どうやら私はクリスマスをありすちゃんと過ごせることが嬉しいようです。