http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1482581838/
1 :
◆WZ.cGtUvzg 2016/12/24(土) 21:17:18.56 ID:
bC5ZpAhG0
・シンデレラガールズのSSです
・地の文があります
・妄想注意!
喜多日菜子と星輝子のぷちデレラ
2 :
◆WZ.cGtUvzg 2016/12/24(土) 21:19:40.78 ID:
bC5ZpAhG0
初冬、天高く晴れた鮮やかな青空が窓ガラスに映し出されている。
時折寒風が窓を揺らすが、室内はとても暖かい。
暖房が付いているのもあるが、そこには温度には表れない、熱気の源があった。
「ずっと、お待ちしておりました」
ショートヘアの少女は虚空に手を伸ばしながら、戸惑いと喜びの入り混じった笑顔を浮かべる。
「貴方と出逢えることを。貴方が、私を迎えに来てくれることを」
宙に浮いた手は、何かを掴んだような形になったかと思うと、そっと胸の前に引き寄せられる。
「さあ、行きましょう」
少女は一瞬だけ瞳を閉じ、
「どこまでも付いていきます。たとえこの身が……夢幻(ゆめまぼろし)のごとく消えようとも……」
揺らぎえぬ決意だけを残した笑顔を浮かべたのだった。