http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1492533237/
1 :
◆P4gW9oKees 2017/04/19(水) 01:33:58.13 ID:
Gvx3iZo50
白菊ほたるちゃんの誕生日記念&総選挙応援SSとして書きました。
こちらで書かせていただくのは初めてですがよろしくお願いいたします。
独自解釈・独自設定・コレジャナイ感等々ありますのでご注意ください。
2 :
◆P4gW9oKees 2017/04/19(水) 01:37:13.61 ID:
Gvx3iZo50
「はぁ……」
今日もオーディションに落ちてしまいました。
所属していたプロダクションはいくつも倒産し、今のプロダクションに所属させていただいてから早数ヶ月。
レッスンと平行しながらいくつかのオーディションも受けさせてもらっていますが、まだ良い結果はありません。
ふと見つけた公園に入り、ベンチに座ります。
空を仰いでみると、太陽がこれでもか、というくらいに輝いています。
それは、私にはとてもまぶしすぎて……。
腕を伸ばし、手のひらでそれを遮ります。
その手を握ってみても、掴めるものは何もありません。
この日、私のプロデューサーさんは他に担当しているアイドルの付き添いをしているため、オーディション会場が近かった私は一人で事務所に帰ってきました。
「ただいま戻りました」
「あ、ほたるちゃん。おかえりなさい」
事務所にはちひろさんがいました。
「ほたるちゃん、悪いんですけれど、今からお留守番頼めますか?ちょっと出かけなければいけなくなってしまって」
「は、はい。大丈夫です」
「ありがとうございます。じゃあ、よろしくお願いしますね」
また、一人になってしまいました。