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◆K1k1KYRick 2021/11/12(金) 19:23:43.88 ID:
EP5L6eSR0
逃げ若の風間玄蕃×諏訪雫のR18SSです。
以前書いた【R18逃げ上手の若君】北条時行「中先代春情秘史」【尊氏×時行】(ショタエロ注意)
のアナザーストーリーになっていて、影武者になった玄蕃視点でのif展開になっています。
※冒頭部は同じですが、こっちのSSは男女ノーマルエロです
※破瓜・レイプ・ロリ・ごっくん要素あり
鎌倉の至る所で戦火が揺らいだ夏の夜の事、諏訪神党らが身を寄せる南御堂の一角に玄蕃は呼び出された。
灯火一つ点っているのみの薄暗い堂の真ん中に頼重が一人鎮座している。
いつもの捉え所のない様は影を潜めていて、至って神妙な視線を彼はこの狐面の間者に向けていた。
「――相談ってのは何だよ、頼重」
「玄蕃」そう言うと頼重はスッと頭を下げた「頼む。お前のその命を……この頼重にくれ」
「待て待て、一体何の話だ」
玄蕃は慌てて片膝を立て、その礼を制した。
「明神様なんだろ。シンパの大勢いるここで、簡単に下げていい頭じゃねぇはずだ」
やや顔を上げた頼重に玄蕃は単刀直入に尋ねた。
「……話というのは坊々の事だろ」
後醍醐天皇の許可を待つ事無く京から神速で進軍してきた尊氏軍に、鎌倉に在留していた時行軍はあっけなく蹂躙された。
流石は天下に轟く戦上手である。時行軍は鎌倉に根を下ろす間も碌に与えられず駆逐される形となった。
その戦乱の最中に主君・北条時行が行方不明になって、はや数日が経過していた。
玄蕃も日夜問わず四方奔走してはいるものの、至る所に尊氏側の精鋭がはびこっていて、捜索は難航を極めていた。
この様子ではとっくに敵方の手に落ちたと見なしても、そう不思議ではない。
ただでさえ負け戦に負け戦を重ね続けている時行軍。
この上大将が不在となれば形勢不利と見て離反する輩も止まらなくなるだろう。