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【アイマス】 琴葉「学園ホラー」 【ミリオン】

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1474475619/

1 : ◆E1jyq2RFLo 2016/09/22(木) 01:33:40.32 ID:svtLV5PN0
※ゲーム内のドラマCD投票イベントで、暫定2位のアイドルが出演しております。

※「アイドルたちが出演している映画」という設定です。

※「普通の子」については、諸事情によりキャストを変更してお送りいたします。演者さんの復調を祈ります。

※後ほどpixivにも同作品を投稿する予定です。同じようなものがあっても、パクリとかじゃないです><

2 : ◆E1jyq2RFLo 2016/09/22(木) 01:36:01.13 ID:svtLV5PN0
【6月18日:恵美】

 夏の入り口に立ったあたりのことだった。少し湿っぽい空気に包まれた化学室の底に、私、所恵美を含む女子高生4人が沈んでいた。

「先月の頭はいろいろ楽しかったわね・・・ゴールデンウィークよもう一度!」

 我らがオカルト研の会長、馬場このみは祝日の無い6月を嘆く。その場の全員もおそらく同意見だった。

「お泊まり会のときの映画、面白かったですよね。」同じようなテンションで田中琴葉が続く。「ゾンビと鮫が出てくる海賊船のやつ。」

「いやー、あの手のホラーを面白がる女子高生はどうかと思うよ、琴葉ちゃーん。」

 彼女とはそれなりの付き合いだが、その妙な趣味は小学生の頃からまるで変っていない。おそらくはそのC級ゾンビ映画も本気で面白いと思ったのだろう。その感性が時折羨ましい。

 先月の連休は"部活"と称し、みんなでお泊り会がてらホラー映画をみる企画を行った。映画は正直イマイチだったが、新しい部員たちと打ち解けられたのはよかった。

「うん、とても楽しかった!サヨコの顔とカ!」

「そうねぇ。思ったよりリアクション良くって、企画した甲斐があったってもんだわ。」

 4月に転校してきた島原エレナは、なんと海外からの転校生。こういうの、本当にあるんだなぁ、と感心した。そして今年入学してきた高山紗代子は、マジメというか堅いというか、とにかくアタシとは真逆の子、って感じ。

「ウワサの紗代子は・・・今日もテスト勉強で欠席?」

「まぁ正しくは活動日じゃないから欠席じゃないんだけど・・・」先輩は私の方に目だけを向けて答える。「まだ一か月はあるのに感心よね、ホントに。」

「アタシにはちょっと理解できないっスね。ってか先輩は受験勉強とか大丈夫なんスか?」

「ちゃんと予定通り進めてるし、いざとなったら受験会場でこっくりさんでもやってみるわ。恵美ちゃんは楽勝って感じ?」

 センパイとは1年弱の付き合いになる。柔らかい雰囲気の持ち主だが抜け目がない、という印象だ。彼女がそういうなら、受験対策はバッチリなのだろう。

「恵美こそ、テスト大丈夫なの?」琴葉先生のご指摘が飛んでくる。

「いやー、きついッス。また先生のお世話になるッス。」

「最初っからそのつもりだったんでしょ。」

「にゃははは、バレてたかー」

「よし、琴葉ちゃんに任せっきりもアレだし、今日の活動は恵美ちゃんのテスト対策にしましょうか。」

「メグミ!英語ならとっても任せてヨ!」

 この一か月弱でエレナの日本語もずいぶんと上達したと思う。しかし、この流れはいけない。話題をなんとか逸らさなければ。

「テストはまぁ、来週あたりからでもなんとかなりますって。」ここでわざとらしく椅子から立ち上がり、机に両手をつく。「それよりテスト明けたら夏休みですよ、夏休み!夏は何もやらないんスか先輩!?」

「もちろん、企画はあるわよ!」

「海ですか?それとも山ですか?」

「うーん・・・山ね!」

「わ、キャンプですか!」

「ワタシ、スイカ割りっていうのをやってみたいヨ!」

 テンションを上げて畳み掛けると、琴葉もエレナも食いついてきた。これでテスト勉強の話は無くなりそうだ。





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